JP2012514357A - Ofdm通信システムにおいて、初期キャリア周波数オフセットを実行する方法及び装置 - Google Patents

Ofdm通信システムにおいて、初期キャリア周波数オフセットを実行する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

直交周波数分割多重(OFDM)通信システムのキャリア周波数オフセット(CFO)の推定方法であって、方法は、パイロット・シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1を受信する受信機で実行され、式(式1)を最大化するθの値を判定するステップを含み、ここで(式2、3)であり、Yは主対角線がベクトルyの対角行列であり、σ雑音電力であり、Qは(1/L)Iに等しいチャネル時間共分散行列であり、IはL行L列の単位行列であり、Lはチャネルの推定長さに対応する。

Description

本発明は、無線デジタル通信に関し、特に、初期同期ステップ中(つまり、チャネル推定前)に、OFDM通信システムのキャリア周波数オフセットの推定を実行する方法に関する。
直交周波数分割多重(OFDM)変調は、離散フーリエ変換の計算に基づく簡易なデジタル信号処理により提供される高い実現性により、無線デジタル通信分野において、広く発展している技術である。
しかしながら、ユーザ装置(UE)が信号を受信する前に、適切に処理される、予備的でクリティカルな同期ステップを行わなければならず、同期ステップは、いわゆる、キャリア周波数オフセット(CFO)の推定を含んでいる。実際、内部発振器の相違や、移動通信で生じるドップラ効果により、基地局(eNodB)と受信端末(UE)との周波数は異なり、その相違は、目標とする伝送レートに有害となる。特に、CFOの問題を適切に補正できなければ、受信機での離散フーリエ変換の実行が危険になる。3GPP−LTEの様な、多くのシステムにおいて、最初の粗い同期ステップは、プライマリ同期シーケンス(PSS)により実行され、この時点において、受信機は、公知のパイロット・シーケンスにのみアクセス可能である。
受信側において、DFTブロックを使用する必要がある、次の同期ステップを実行する前に、良好なCFOの推定を行うことが必要であり、さもなければ、続く同期ステップのパフォーマンスは、ひどく悪化することになる。
非特許文献1は、CFOを推定する良く知られた技術を開示している。この技術は、2つの理想的なベクトルで構成されるパイロットOFDMシンボルといった、特定のパイロット・シーケンスの利用に基づくものである。
P.H.Moose,"A technique for orthogonal frequency−division multiplexing frequency offset correction",IEEE Trans.on Communications,Vol.42,no.10,pp.2908−2914,1994年10月
その様な技術は、チャネル特性の知識無しに動作するので大変有利であり、よって、受信機が利用可能な情報が限られている時に行う、最初の又は粗い同期処理において大変有用である。この公知の技術の明らかな欠点は、ムース(Moose)・シーケンスは、一般的に、他の同期目的で再利用できないため、ムース・シーケンスの繰り返しの伝送は、スペクトラム効率の点で無駄が多いということである。
特にその様な理由により、ムース・シーケンスの利用は、例えば、3GPP−LTEの様な幾つかの標準においては除外され、CFOの推定を行うために、いわゆる、プライマリ同期シーケンス(PSS)と呼ばれるもののみが提供されている。理論的には、可能な離散的な中心周波数を密度濃く含むセットの規則正しい走査により、PSSの検出からCFOを推定できるが、その様な規則正しい走査は、膨大な量のデジタル処理資源を必要とし、受信機の処理コストが増加する。
よって、限られたデジタル処理資源でCFOの推定を達成できる代替技術が望まれている。
本発明の目的は、OFDM通信システムの受信機と送信機間でキャリア周波数オフセット(CFO)を推定する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、任意の予め定めたパイロット・シーケンスに基づきCFO推定を達成する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、いわゆる、プライマリ同期シーケンス(PSS)に基づきCFO推定を行う方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ロング・ターム・エボリューション(LTE)通信システムのためのCFO推定を行う方法及び装置を提供することにある。
それらの目的及び他の目的は、長さNの公知の(パイロット)シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1を受信する通信装置内で実行される本発明による方法により達成される。
方法は、計算式、
Figure 2012514357
を最大化するθの値の決定を含み、
ここで、
Figure 2012514357
一実施形態において、行列Qは、(1/L)Iに等しく設定され、ここで、Iは、L行L列の単位行列であり、Lはチャネルの推定長(つまり、チャネルの時間サンプルの凡その数)である。
好ましくは、C(θ)を最大化するθの値を推定するために、最急降下アルゴリズムといった、2分法が使用される。
一実施形態において、方法は、
入力信号y=(y,・・・,yN−1を受信するステップと、
パイロット信号を検出するステップと、
雑音の分散σの推定値を計算するステップと、
例えば、(1/L)Iに等しい、チャネル時間共分散行列Qの推定を行うステップと、
行列Aを、
Figure 2012514357
として計算するステップであって、Xは、パイロット信号x=(x,x,x,・・・,xN−1から定義される擬似巡回行列であり、
Figure 2012514357
で表され、ここで、Yは主対角線がベクトルyの対角行列であり、σは雑音電力である、ステップと、
Figure 2012514357
のN−1個の値を、行列Aの要素をAijとして、
Figure 2012514357
により計算するステップと、
ベクトルを、
Figure 2012514357
により計算するステップと、
2つの変数θmin=−1/2及びθmax=1/2でループを初期化するステップと、
Figure 2012514357
を計算するステップと、
dの符号を検査するステップと、
dが正であると、θmin=(θmin+θmax)/2に更新するステップと、
dが負であると、θmax=(θmin+θmax)/2に更新するステップと、
ループが完了するまで上記ステップを繰り返すステップと、
ループが完了すると、以下の式
Figure 2012514357
に従いCFOの推定値を出力するステップと、
を含んでいる。
本発明は、OFDM通信システムのために、CFOを推定する受信機を含む通信装置を提供し、通信装置は、パイロット・シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1を含む入力信号を受信する受信機と、
Figure 2012514357
を最大化するθの値の決定する手段と、を含み、
ここで、
Figure 2012514357
本発明は、3GPP−LTE通信ネットワーク及びCFO専用の同期シーケンスを持たない任意のOFDMに基づく移動ネットワークのための、CFOの推定に特に適している。
本発明の1つ以上の実施形態の他の特徴は、図を用いて説明する、以下の詳細な説明により良く理解されるであろう。
本発明による方法の第一実施形態を示す図。 本発明による方法の第二実施形態を示す図。 従来のムースによる技術と、提案する発明でのCFO推定を、N=128、L=3及びLassumed∈[3,9]で比較した図。 N=128、L=3で本発明の最急降下アルゴリズムを使用した結果を、3から50回の繰り返しで比較した図。 N=128、L=3で本発明の最急降下アルゴリズムを使用した結果を、3から50回の繰り返しで比較した図。 N=128、L=3で本発明の最急降下アルゴリズムを使用した結果を、3から50回の繰り返しで比較した図。 本発明の方法を実行するための特定のパイロット・シーケンスの選択のインパクトを示す図。
任意の予め定めたパイロット・シーケンス、たとえば、プライマリ同期信号(PSS)と呼ばれる信号のみからCFOをどの様に推定するかについて説明する。PSSのみを例として示すが、他のパイロット・シーケンスも当業者は考慮できる。
以下の説明において、ベクトルを小文字で、行列を大文字(IはN行N列の単位行列)で示す。エルミート変換を(・)で示す。代数Aに渡るN行M列の行列の集合をM(A,N,M)で示す。演算子det(X)及びtr(X)は、行列Xの行列式及びトレースを示す。シンボルE[・]は期待値を示す。
雑音の多いチャネル経由で通信する一組の送信機と受信機を考える。送信機は、データ列xを送信し、受信機はデータ列yとして受信する。送信ベクトル・チャネルをhで示す。雑音は、加法性ホワイトガウス雑音(AWGN)シーケンスwとしてモデル化される。データ伝送前の受信機の知識をIで示す。特に、受信機の基準周波数は、送信機の基準周波数とは完全にあっていない。これは、周波数オフセットθをもたらし、受信機における周波数オフセットに関する知識は、密度関数p(θ|I)として要約される。帰納的な理由により、受信機で行う適切な推定として(θ|y,I)を提示し、これを、OFDMのデータ補助CFO推定の例として適用する。
サブキャリア数NのOFDMシンボルを考える。送信機は、時間ドメインのパイロット・シーケンスx=(x,・・・,xN−1(サイクリック・プレフィクスを除く)を送信し、これは、シーケンスy=(y,・・・,yN−1(サイクリック・プレフィクスは除去)として受信される。送信チャネルは、Lタップのh=(h,・・・,hL−1で離散化され、AWGNを示すw=(w,・・・,wN−1は、分散E[|W]=σの要素を有している。簡略化のため、サイクリック・プレフィクスに含まれる情報は考慮しない。θは、受信機でのサブキャリア間隔で正規化した推定されるCFOを表現、つまり、θ=1は、1サブキャリア間隔の周波数ミスマッチを表現しているものとする。
CFOは、OFDMにおいて、総ての伝送される時間ドメインのシンボルxに、角度2πkθ/Nの単純な位相回転を生じさせる。伝送されるパイロット・シーケンスx、例えばPSSが、公知であるとすると、時間ドメインでCFOを追跡することも可能であると思われるが、初期の同期ステップの間、UEはチャネル推定にアクセスできず、これは、時間ドメイン・シンボル上でチャネルの影響を直接判別することを阻むことに注意すべきである。
y=Hx+n (1)
で定義される受信信号yを仮定し、θの最大事後値を検討することを提案する。なお、Hは、時間ドメインOFDMチャネルの巡回行列(その最初の行はh)であり、nはホワイトガウス雑音を示すベクトルである。この古典的なモデルは、
y=Xh+n (2)
と書き換えることができる。ここで、ベクトルhは、チャネル応答のL時間ドメイン・タップで構成され、Xは以下の式で定義される擬似巡回行列である。
Figure 2012514357
CFOは、集合θ∈[−1/2,1/2]、ここで、θはサブキャリア間隔で正規化、の範囲内であることが知られていると仮定する。確率p(θ|y)を最大化することが目的となる。集合θ∈[−1/2,1/2]における一様な事前分布p(θ)を想定すると、変数θで窪むので、最大化問題は最急降下アルゴリズムで解くことができる。計算後、p(θ|y)の最大化は、
Figure 2012514357
として定義される関数C(θ)の最大化と等価である。ここで、
Figure 2012514357
Xは、上述した擬似巡回行列であり、第1列は、任意のパイロット・シーケンスx=(x,・・・,xN−1(例えば、PSS)を含み、次の列は、ベクトルxの要素の円順列、つまり、ベクトル(xN−1,x,x,・・・,xN−2であり、その次の列は、次の連続する円順列(xN−2,xN−1,x,・・・,xN−3である。
行列Qは、公知のチャネル時間共分散行列である。ある実施形態において、Q=(1/L)Iに設定し、ここで、IはL行L列の単位行列であり、Lはチャネルの想定される長さに対応する。一般的に、Lは事前に知られていないが、任意の自明でない事前に選択したL(間違っている可能性が高い)は、結果及びCFO推定処理の効率を大きく変えないことが、ある程度観察されている。よって、事前解決は、C(θ)を最大化する値θを単に見つけることとなる。
(1:実施形態の記述)図1に関し、本発明によるCFO推定方法の基本ステップについて説明する。方法は、OFDM通信システムの任意の受信機で実行され、ステップ11において、入力信号y=(y,・・・,yN−1を受信する。その後、ステップ12に進み、PSSパイロット信号を検出する。ステップ13において、信号対雑音比(SNR)の推定値を計算し、よって、雑音の分散σの推定値を計算する。推定は、当業者には公知の技術及びアルゴリズムで行われ、ここでは詳細を述べない。例えば、パイロット・シーケンスがその様な推定を実行するために利用され得る。
ステップ14において、
Figure 2012514357
ここで、
Figure 2012514357
を計算し、C(θ)を最大化するθの値を特定する。
ある実施形態において、異なるθの値を検査するために、ループ処理が開始され、C(θ)を最大化する値を特定する。
あるいは、C(θ)が窪みを有することが観察され、よって、2分アルゴリズムを、CFO推定の素早い計算を達成するために有利に使用できる。
一旦決定すると、処理はステップ15に進み、ステップ14で特定された値が、CFOの推定値となる。
当業者には明らかな様に、上述した方法は、種々の多くのアルゴリズムにより具体化できる。さらに、上記計算式は、同じ計算を行う種々の表現があることも当業者には明らかである。
デジタル処理のための資源が制限されている場合の、本発明の第二実施形態について図2を用いて説明する。第二実施形態は、図1のステップ11から13と同じ、ステップ21から23を含んでいる。よって、σの値の計算後、方法は、ステップ24に進み、チャネル時間共分散行列Qの値を設定する。一実施形態において、行列Qは事前に決定しておく。明らかに、図1と同じ想定が適用でき、例えば、Q=(1/L)Iである。行列Qを想定して、ステップ25に進み、以下の行列A(要素an,mを含む)を計算する。
Figure 2012514357
ここで、
Figure 2012514357
である。なお、Xは、上述した擬似巡回行列であり、Yは主対角線がベクトルyの対角行列であり、σは雑音電力である。LTEのPSSの場合、行列Aの大きさは、64行64列となる。
一実施形態において、以下の説明で明らかな様に、上部右側の係数An,mのみ、ここで、n>m、を知ることで、行列Aの残りの部分が分かるので、行列Aの半分のみを計算する。ステップ26において、以下の計算式
Figure 2012514357
により、N−1個の
Figure 2012514357
の値を計算する。
ステップ27において、2つのベクトルを以下の通り計算する。
Figure 2012514357
ステップ28において、ループ処理に入り、ステップ29において、2つの変数θmin=−1/2及びθmax=1/2に初期化する。ステップ30において、dの値(値θにおけるC(θ)から得られる値)が以下の式で計算される。
Figure 2012514357
である。
その後、ステップ31において、dが正であるか負であるかの簡単な検査を行う。関数C(θ)が(−1/2,1/2)間で窪んでいる場合、dの符号の簡易な試験でC(θ)の最大値を判定することができる。dが正であれば、ステップ32において、θminを、
θmin=(θmin+θmax)/2
と更新し、ステップ34に進む。一方、dが負であれば、ステップ33において、θmaxを、
θmax=(θmin+θmax)/2
と更新する。ステップ34は、ループの最終段での新たな検査を行う。ループが終了しない場合、ステップ28に戻る。ループから抜けると、ステップ35において、CFOの推定値を、
Figure 2012514357
と計算する。方法は、これで終了する。
(シミュレーション結果)以下では、N=128サブキャリアでのOFDM送信を想定する。基地局と受信端末間の完全なオフセットのアライメントを想定する。CFOのミスマッチθを導入する。受信機は、θ∈[−1/2,1/2]であることのみを知っている。
図3は、N=128、L=3、Lasuumed=[3,9]でのCFO推定について、従来のムースによる方法と本発明での結果を比較している。ムースにより提案されたダブル−ハーフ(double−half)シーケンスと提案する方法が、20000チャネルでのムースの相関アルゴリズムと比較され、CFOが推定された(θは、[−1/2,1/2]で一様に分布)。チャネル長はL=3に設定し、チャネル長は、事前に知られている、つまり、Lasuumed=3か、間違って推定されているもの、つまり、Lasuumed=9とした。各結果は、平均2乗誤差
Figure 2012514357
で分析した。
本発明により、パフォーマンスが、特に低いSNRにおいて大きく改善されることが分かる。本発明は、ムースのアルゴリズムより、より良くモデル化して雑音による妨害に対してより良く対処することができる。チャネルに事前に割り当てた、間違ったp(θ|I)は、パフォーマスに大きな影響を与えていないことに留意すべきである。SNRの高い領域は、重要ではない。
図4から6は、上述した最急降下アルゴリズムでのパフォーマンスを示している。システム・パラメータは、図3のシミュレーションと同じであり、受信機でのチャネル長の推定値は、正しくLasuumed=3とした。内部ループは、k回の反復で抜けるものとし、k=3、5、10、50を使用した。内部ループの最小ステップ・サイズ2−kにより導入されるシステマティック・エラーと説明されるk<∞での飽和が観測された。k>10でプロットは、−15dBから10dBの範囲においてk=50のプロットに一致した(明確には表示されていない)。k=5での飽和した標準偏差
Figure 2012514357
は、サブキャリア間隔の1%であり、多くのOFDMシステムにおける最大許容可能CFOミスマッチに対応する。よって、CFOの信頼できる推定を確実に行うためには5回の反復で十分である。
図7は、本発明の方法を実行する際の、特定のパイロット・シーケンスの選択の影響を示している。ムースのランダムに生成するダブル−ハーフ・パイロット・シーケンスは、QPSKのランダム・シーケンスと同様、3GPPのLTE標準のプライマリ及びセカンダリ同期シーケンス(PSS,SSS)と比較した。2種類のパイロット間では、パフォーマンスに大きな差があることが観察された。これは、単に、PSS及びSSSは、時間に渡り一定ではないからであり、それにより信号のある部分が雑音に影響され易く、ある部分は雑音に影響されにくくなるが、平均的には、CFO推定の点では効果的なパイロットではなくなる。ムースのシーケンスは、任意のランダム生成シーケンスより良くないが、ランダム生成シーケンスは、ムースの元の洞察に満ちたアイデアを取り除く。
(本発明の応用)本発明は、典型的には、CFO推定の専用シーケンスを提供していない、3GPP−LTE標準の必要性に適合する。一般化により、本方法は、チャネル情報にアクセスする前に、CFO推定を行う多くのOFDMシステムに適用できる。この方法は、アルゴリズムの反復回数で変化する複雑さをもち、受信機での低い複雑度での粗い推定や、基地局での高い複雑度での細かい推定に適用できる。
本発明は、特に、PSSからSSS同期フェーズの間のLTE標準に適用される。
本発明は、任意の利用可能なパイロット・シーケンスでOFDMのチャネル推定前のCFO推定方法を提供する。これは、通常、専用シーケンスと共に行うCFO技術である従来技術では知られていない有利な効果をもたらす。提案する新しい技術では、特定のシーケンスの必要性はない。さらに、シーケンスが、一定振幅のシンボルで構成されているとき、特に効果的であることが観察された。よって、この方法を、適切なパイロットに適用することがより有利である。
本発明は、チャネル推定前の初期同期の問題を除去する。チャネル推定が行われていない、基地局からの干渉を受けている信号より、CFOを推定することを助ける。OFDMにおいて、その様な、一般的なパイロットとは無関係な方法は提案されていない。
さらに、ムースの最初の派生物に基づく古典的なアドホック技術より、上述した本発明の技術はより良いパファーマンスを示す。事後的な最大パフォーマンスから、技術が最適であることが確認された。

Claims (14)

  1. 直交周波数分割多重(OFDM)通信システムのキャリア周波数オフセット(CFO)の推定方法であって、
    前記方法は、パイロット・シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1を受信する受信機で実行され、以下の式
    Figure 2012514357
    ここで、
    Figure 2012514357
    を最大化するθの値を判定するステップを含む、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記行列Qは、(1/L)Iに等しく設定され、ここで、Iは、L行L列の単位行列であり、Lはチャネルの推定長に対応する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 2分法が前記C(θ)を最大化するθの値を推定するために利用される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記行列Qは、前記受信機の物理位置から決定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 入力信号y=(y,・・・,yN−1を受信するステップ(21)と、
    前記パイロット・シーケンスを検出するステップ(22)と、
    雑音の分散である前記σの推定値を計算するステップ(23)と、
    前記チャネル時間共分散行列Qを推定するステップ(24)と、
    Figure 2012514357
    で定義される行列Aの要素An,mを計算するステップであって、
    Xは前記パイロット・シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1から、
    Figure 2012514357
    と定義される擬似巡回行列であり、Yは主対角線が入力信号yである対角行列であり、σは雑音電力である、ステップと、
    Figure 2012514357
    に従い、N−1個の
    Figure 2012514357
    の値を計算するステップ(26)と、
    以下のベクトル
    Figure 2012514357
    を計算するステップ(27)と、
    2つの変数θmin=−1/2及びθmax=1/2でループを初期化するステップ(29)と、
    dの値を、
    Figure 2012514357
    により計算するステップ(30)と、
    dの符号を検査するステップ(31)と、
    dが正であると、θminの値を、θmin=(θmin+θmax)/2に更新するステップ(32)と、
    dが負であると、θmaxの値を、θmax=(θmin+θmax)/2に更新するステップ(33)と、
    予め定めた停止条件により判定される前記ループの完了まで上記ステップ29から33を繰り返すステップと、
    前記CFOの推定値を、以下の式
    Figure 2012514357
    に従い出力して、前記方法を終了する(35)ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ステップ26の間、上右側の要素An,m、ここでn>mのみが計算される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記パイロット・シーケンスは、プライマリ同期信号である、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記受信機は、3GPP−LTE通信システムの受信機である、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 直交周波数分割多重通信システムのための装置であって、
    パイロット・シーケンスx=(x,x,x,・・・,xN−1を含む入力信号を受信する受信機と、
    以下の式
    Figure 2012514357
    ここで、
    Figure 2012514357
    を最大化するθの値を判定する手段と、
    を備えていることを特徴とする装置。
  10. 前記行列Qは、(1/L)Iに等しく設定され、ここで、Iは、L行L列の単位行列であり、Lはチャネルの推定長に対応する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記C(θ)を最大化するθの値の2分計算を実行する手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の装置。
  12. 前記パイロット・シーケンスは、プライマリ同期信号である、
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記受信機は、3GPP−LTE通信システムの受信機である、
    ことを特徴とする請求項9から12いずれか1項に記載の装置。
  14. 請求項1から8のいずれか1項に記載の方法を実行する手段を備えていることを特徴とするユーザ装置。
JP2011542727A 2008-12-31 2009-12-29 Ofdm通信システムにおいて、初期キャリア周波数オフセットを実行する方法及び装置 Expired - Fee Related JP5484486B2 (ja)

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