JP2012514103A - ヒドロキシル官能性ポリエーテル及びその製造方法 - Google Patents

ヒドロキシル官能性ポリエーテル及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

新規のヒドロキシル官能性ポリエーテルは(a)ジビニルアレーンジオキサイド、特にジビニルベンゼンジオキサイド(DVBDO)等のジビニルベンゼンから由来するジビニルアレーンジオキサイド及び(b)ジフェノールの反応に由来し、ここでの反応生成物は、熱的に安定であり、且つ上昇した温度での加熱で自己重合(架橋結合又はゲル化)の不存在を示す。この新規ヒドロキシル官能性ポリエーテルは、固体エポキシ樹脂、フェノール性エポキシ樹脂(硬化剤)及びポリ(ヒドロキシルエーテル)等の公知のヒドロキシル官能性ポリエーテルと比較して、改良された特質を示す。

Description

本発明は、ジビニルアレーンジオキサイドに基づく新規のヒドロキシル官能性ポリエーテル及び前記新規ヒドロキシル官能性ポリエーテルを製造する方法に関する。
ヒドロキシル官能性ポリエーテルは、多様な熱可塑性及び熱硬化性配合物において使用される成分であり、かかる配合物は、熱可塑性及び熱硬化性組成物及び品目等の多種多様な用途に、同様に有用である。典型的には、公知のヒドロキシル官能性ポリエーテルは、慣用のエポキシ樹脂及びジフェノールを反応させることによって製造される。例えばジフェノールと共に当量過剰のエポキシ樹脂を用いて製造されるポリエーテルは特許文献1において発表されたそれらのSER等の固体エポキシ樹脂(SER)として公知であり;エポキシ樹脂と共に当量過剰のジフェノールにより製造されるポリエーテルは、非特許文献1において発表されたそれらのPER等のフェノール性エポキシ樹脂(PER)として公知であり、並びにほぼ同当量のエポキシ樹脂及びジフェノールを用いて製造されるポリエーテルは、特許文献2において発表されるそれらのPHE等のポリ(ヒドロキシルエーテル)(PHE)として公知である。
米国特許第2,456,408号 英国特許第980509号
"Epoxy Resins"、H. Q. Pham及びM. J. Marks、Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry、2005、45頁
より高い耐熱性等の改良された特質を提供し、且つ多種多様な用途において使用され得るヒドロキシル官能性ポリエーテルを開発することは、常に当分野における挑戦である。従って、改良された耐熱性を有するが、同一の分子量のポリエーテル生成物を維持する等の改良された特質を有するヒドロキシル官能性ポリエーテルを提供することが所望され、そして/又はかかるポリエーテルの公知の類似物と比較する場合、より低い粘度を有するが、同一のポリエーテル生成物の耐熱性を維持するヒドロキシル官能性ポリエーテルを提供することが所望されるだろう。
本発明の一つの態様は、(a)コモノマーとしてのジビニルアレーンジオキサイド(例えばジビニルベンゼンジオキサイド (DVBDO))及び(b)他のコモノマーとしてのジフェノール(例えばビスフェノールA)の反応生成物であるヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物に関する。本発明の新規のヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物は、公知のヒドロキシル官能性ポリエーテルと比較して、改良された特質を提供する。
本発明の別の態様は、(a)コモノマーとしてのジビニルアレーンジオキサイド(例えばDVBDO)及び(b)他のコモノマーとしてのジフェノール(例えばビスフェノールA)を反応させることによるヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物の製造方法に関する。
本発明は、後述の特定の態様に限定されず、むしろ本発明は、全ての代替、改良及び添付の特許請求の範囲の真の範囲内にある均等物を包含する。
本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物は、一般に、(a)ジビニルアレーンジオキサイド及び(b)ジフェノールの反応生成物を含む。
本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物は、一般に、以下の一般化学構造Iによって示すことができる。
Figure 2012514103
(式中Arは、例えばベンゼン、ナフタレン、ジヒドロナフタレン、テトラヒドロナフタレン、ビフェニル及びジフェニルエーテルから由来するものを含むアレーンフラグメントであり;Ar’は、例えばベンゼン、ナフタレン、ビフェニル、メチレンジフェニル及びイソプロピリデンジフェニルから由来するものを含む芳香族フラグメントであり;Zは酸素であり、X及びYは化学量論及び後述するような任意の単官能性共反応物の存在に依存する末端基であり;そして“n"は、ポリエーテルの重合度であり、且つ約1〜約1000、好ましくは約1〜約100及び最も好ましくは約1〜約50の範囲にある。)
本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物は、例えば固体エポキシ樹脂(SER)、フェノール性エポキシ樹脂(PER)及びポリ(ヒドロキシルエーテル)(PHE)を含むポリマー組成物を含むことができる。一つの態様では、例えば上記の構造Iにおいて説明されるような本発明のSERはX及びYが部分的に反応したジビニルアレーンジオキサイドからのエポキシ官能性残基である組成物を包含する。
別の態様では、例えば上記の構造Iにおいて説明されるような本発明のPERは、X及びYが部分的に反応したジフェノールからのフェノール官能性残基である組成物を包含する。
さらに別の態様では、例えば上記の構造Iにおいて説明されるような本発明のPHEは、X及びYがSER及び/又はPERのために既に上で述べた残基のいずれかを表すことができる組成物を包含する。
単官能性成分が、上記の任意のSER、PER及び/又はPHE組成物の製造に付加される場合、X及びYは、反応した単官能性成分の残基である。単官能性成分が結果として得られるポリマーを部分的にキャップするのみである場合、その結果、構造IのX又はYは、エポキシ官能性及び/又はフェノール官能性残基のいずれかを表す。
ジビニルアレーンジオキサイド、特に例えばジビニルベンゼンジオキサイド(DVBDO)等のジビニルベンゼンから由来するものは、慣用のエポキシ樹脂よりも比較的に低い液体粘度を有するが、より高い剛性を有するジエポキシドのクラスである。
本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイドは、例えば任意の環位に2つのビニル基を有する任意の置換又は非置換のアレーン環を含むことができる。ジビニルアレーンジオキサイドのアレーン部分は、ベンゼン、置換されたベンゼン、(置換された)環付加された(ring-annulated) ベンゼン又は相同的に(homologously)結合された(置換された)ベンゼン、或いはその混合物から構成することができる。ジビニルアレーンジオキサイドのジビニルベンゼン部分はオルト、メタ又はパラ異性体、或いはその任意の混合物であることができる。追加の置換基は、飽和アルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、イソシアネート又はRO−(式中Rは飽和アルキル又はアリールとすることができる)を含むH22-抵抗基から構成することができる。環付加されたベンゼンはナフタレン、テトラヒドロナフタレン等から構成することができる。相同的に結合された(置換された)ベンゼンはビフェニル、ジフェニルエーテル等から構成することができる。
一つの態様では、本発明において使用されるジビニルアレーンジオキサイドは、例えば参照により本明細書に組み入れられるMarks等により本願と同日に出願された米国特許出願第61/141,457号(代理人整理番号67459)に記述された方法によって生成させることができる。
本発明の組成物を製造するのに使用されるジビニルアレーンジオキサイドは、一般的に以下のような一般化学構造II〜Vによって示すことができる。
Figure 2012514103
本発明のジビニルアレーンジオキサイドコモノマーの上記の構造II、III 、IV及びVにおいて、各R1、R2、R3及びR4は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリールもしくはアラルキル基又は例えばハロゲン、ニトロ、イソシアネートもしくはRO基(式中、Rはアルキル、アリール又はアラルキルとすることができる)を含むH22-抵抗基であってよく、xは0〜4の整数であってよく、yは2又はそれ以上の整数であってよく、x+yは6又はそれ以下の整数であってよく、zは0〜6の整数であってよく、そしてz+yは8又はそれ以下の整数であってよく、そしてArは、例えば1,3−フェニレン基を含むアレーンフラグメントである。
本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイド成分は、例えばジビニルベンゼンジオキサイド、ジビニルナフタレンジオキサイド、ジビニルビフェニルジオキサイド、ジビニルジフェニルエーテルジオキサイド及びその混合物を含むことができる。
以下の構造VIは、本発明において有用なDVBDOの好ましい化学構造の態様を示す。
Figure 2012514103
以下の構造VII は、本発明において有用なDVBDOの好ましい他の化学構造の態様を示す。
Figure 2012514103
DVBDOが当業界において公知の方法によって製造される場合、3つの可能な異性体であるオルト、メタ及びパラの1つを得ることができる。従って、本発明は、任意の1つの上記構造を、単独又はその混合物として示されるDVBDOを包含する。上記の構造V及びVII は、それぞれ、DVBDOのメタ(1,3−DVBDO)及びパラ異性体を示す。オルト異性体は稀れであり、且つ通常DVBDOは、約9:1〜約1:9の範囲のメタ(構造VI)対パラ(構造VII )異性体の比率で最も一般に製造される。本発明は、好ましくは1つの態様として約6:1〜約1:6の範囲の構造VI対構造VII の比率を包含し、そして他の態様では構造VI対構造VII の比率は約4:1〜約1:4又は約2:1〜約1:2とすることができる。
本発明の更に別の態様では、ジビニルアレーンジオキサイドは、大量(例えば約20重量%未満等)の置換されたアレーンを含むことができる。置換されたアレーンの量及び構造は、ジビニルアレーンジオキサイドへのジビニルアレーン前駆体の製造において使用される方法によって決まる。例えばジエチルベンゼン(DEB)の脱水素化によって製造されるジビニルベンゼンは大量のエチルビニルベンゼン(EVB)及びDEBを含むことができる。過酸化水素との反応でEVBは、エチルビニルベンゼンモノオキサイドが製造されるが、DEBは変化せずにそのまま残る。これらの化合物の存在は、純粋な化合物よりも大きな値までジビニルアレーンジオキサイドのエポキシド当量を増やすことができる。
一つの態様では、本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイド、例えばジビニルベンゼンジオキサイド(DVBDO)は低い粘度の液体エポキシ樹脂を含む。本発明の方法において使用されるジビニルアレーンジオキサイドの粘度は、一般に25℃で約10センチポイズ(mPa−s)〜約100 mPa−s、好ましくは約10mPa−s〜約50mPa−s、そして更に好ましくは約10 mPa−s〜約25mPa−sの範囲にある。
本発明において使用されるジビニルアレーンオキサイドの濃度は、一般に約1重量パーセント(重量%)〜約99重量%、好ましくは約2重量%〜約98重量%、そしてより好ましくは約5重量%〜約95重量%の範囲とすることができる。
本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイドの1つの好都合な特質は、オリゴマー化又は単独重合せずに、適度な温度(例えば約100℃〜約200℃で)で、数時間(例えば少なくとも2時間)までの配合物化又は処理において、それらの使用を可能にするそれらの熱安定性である。配合物化又は処理の間のオリゴマー化又は単独重合は、粘度における実質的な増加又はゲル化(架橋結合)によって明白である。本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイドは、ジビニルアレーンジオキサイドが適度な温度での配合物化又は処理の間に、粘度における実質的な増加又はゲル化を経験しないような充分な熱安定性を有する。
本発明において有用なジビニルアレーンジオキサイドの別の一つの好都合な特質はその剛性(rigidity)である。ジビニルアレーンジオキサイドの剛性特質はPrediction of Polymer Properties,Dekker,New York,1993において発表されたBiceranoの方法を用いて、側鎖を除いたジオキサイドの回転自由度の数を計算することによって測定される。本発明において使用されるジビニルアレーンジオキサイドの剛性は一般に約6〜約10、好ましくは約6〜約9そしてより好ましくは約6〜約8回転自由度の範囲とすることができる。
本発明において有用なジフェノールはビスフェノールA、ビスフェノールF、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール、ビフェノール、チオジフェノール、ジナフトール及びその混合物等の当業界において周知の任意のジフェノールを含むことができる。好ましくは、本発明において使用されるジフェノールはビスフェノールA,ビスフェノールF、テトラブロモビスフェノール等のハロゲン化ビスフェノール及びその混合物を含むことができる。
本発明において使用されるジフェノールの濃度は、一般に約99重量%〜約1重量%、好ましくは約98重量%〜約2重量%、そしてより好ましくは約95重量%〜約5重量%の範囲であることができる。一つの態様では、ジフェノールの濃度は、フェノールに対するエポキシの化学量論比で、1.0未満、好ましくは0.99未満、そしてより好ましくは0.9未満、また他の態様では、0.01超、好ましくは0.02超、そしてより好ましくは0.1超の化学量論比において組成物中に存在する。一般に、本発明の組成物のフェノールに対するエポキシの比率は、約0.01超〜約1.0未満、好ましくは約0.02超〜約0.99未満、そしてより好ましくは約0.1超〜約0.9未満であることができる。一つの態様では、フェノールに対するエポキシの当量の比率は約0.3〜約0.7である。
本発明の組成物の製造においては、任意的に触媒を使用することができる。本発明の組成物を製造するのに使用される触媒は、例えば1つ又はそれ以上のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、第3級アミン、第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩等及びその混合物から選定される。好ましくは本発明において使用される触媒はエチルトリフェニルホスホニウムアセテート-酢酸複合体又は2−フェニルイミダゾール或いはその混合物である。
本発明において使用される任意の触媒の濃度は、一般に0重量%〜約20重量%、好ましくは約0.01重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.02重量%〜約10重量%そして最も好ましくは約0.05重量%〜約5重量%の範囲とすることができる。
本発明の組成物の製造における一つの態様では、組成物中に単官能性成分を任意的に含むことができる。例えば本発明の組成物の任意の単官能性成分は、上記のジビニルアレーンジオキサイドとは異なるエポキシ樹脂を含むことができる。本発明の配合物において使用される任意的なエポキシ樹脂は、例えばフェニルグリシジルエーテル、クレシルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル及びドデシルグリシジルエーテル等のモノエポキシド並びにその混合物を包含することができる。本発明において任意的に使用される単官能性成分は、例えばフェノール、クレゾール、p.−t−ブチルフェノール、ノニルフェノール及びペンタデシルフェノール等のモノフェノール並びにその混合物を更に含むことができる。
本発明において使用される任意的な単官能性成分の濃度は、一般に0重量%〜約50重量%、好ましくは約0重量%〜約25重量%、より好ましくは約0重量%〜約10重量%、そして最も好ましくは約0重量%〜約5重量%の範囲とすることができる。そして別の態様では、単官能性成分は約0.01重量%〜約50重量%の範囲であることができる。
本発明の別の態様の説明として、ビスフェノールA又はビスフェノールF等のジフェノール、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール、ビフェノール、チオジフェノール及びジナフトール等のジフェノールから由来するもの、並びに/或いはブタンジール又はポリプロピレングリコール等のアルコール、又はその混合物から由来するものを含む1つ又はそれ以上のエポキシ樹脂は、任意的に本発明の組成物中にコモノマー、反応後添加剤、又は両方として含むことができる。
本発明において使用される任意的なエポキシ樹脂成分の濃度は、一般に0重量%〜約99重量%、好ましくは約0重量%〜約90重量%、より好ましくは約0重量%〜約75重量%、そして最も好ましくは約0重量%〜約50重量%の範囲であることができる。別の態様ではエポキシ樹脂成分は約0.1重量%〜約99重量%の範囲であることができる。
別の態様では、本発明の組成物は、架橋結合していない分岐を導入する多官能性成分を含むことができる。例えば任意的な多官能性成分はポリエポキシド、ポリフェノール又はその混合物を含むことができる。より詳細には、ポリフェノールは、例えばREZICURE 3000(SI Group、Inc.の商標)等のフェノールノボラック等であり、またポリエポキシドは、例えばD.E.N. 438(The Dow Chemical Companyの商標)等エポキシノボラック等であることができる。架橋結合していない分岐は有限な溶融粘度の測定及び分岐組成物の完全な有機溶媒溶解性により明白である。
本発明の更なる別の態様では、キシレン等の芳香族化合物、メチルエーテルケトン等のケトン及びl−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール並びにその混合物を含む1つ又はそれ以上の任意の有機溶媒も本発明において使用することができる。
本発明において使用される任意の溶媒の濃度は、一般に0重量%〜約95重量%、好ましくは約0重量%〜約80重量%、より好ましくは約0重量%〜約60重量%、そして最も好ましくは約0重量%〜約50重量%の範囲であることができる。別の態様では、溶媒は約0.01重量%〜約99重量%とすることができる。
本発明の組成物に添加することができる各種添加剤は、例えば他の樹脂、安定剤、充填剤、可塑剤、触媒不活性化剤等及びその混合物を含む。
本発明において使用される添加剤の濃度は、一般に0重量%〜約99.9重量%、好適には約0.1重量%〜約99.9重量%、より好適には約1重量%〜約99重量%、そして最適には約2重量%〜約98重量%の範囲であることができる。
本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物の製造は、ジビニルアレーンジオキサイド、ジフェノール、任意的に触媒、そして任意的に不活性有機溶媒を反応器に添加し、そしてその後に成分を反応条件下で反応させて、ヒドロキシル官能性ポリエーテルを生成させることによって達成される。本発明の反応混合物は、成分を一緒に混合することによって製造される。混合の順番は臨界的ではない。上記の安定剤、可塑剤及び充填剤等の任意の各種取り揃えられた配合添加剤も、反応の間に、又は生成物の回収に先立ち、生成物に添加することができる。
反応器中の成分は、所望される反応の程度が達成されるまで加熱される。任意的に触媒不活性化剤は、任意の所望される変換程度で、更なる反応を遅らせるために付加され得る。得られた生成物は、単離に先立ち、又は単離の間に冷却され、そして熱硬化性又は熱可塑性配合物において直ちに使用可能となる。
前記反応条件は、一般に約50℃〜約300℃、好ましくは約75℃〜約250℃、そしてより好ましくは約100℃〜約200℃の範囲内の温度下で反応を実施することを含む。
反応の圧力は約0.01〜約100、好ましくは約0.1〜約50、そしてより好ましくは約0.5〜約10barとすることができる。
本発明の反応方法は、バッチ又は連続とすることができる。本発明の方法において使用される反応器は、当業者に周知の任意の反応器及び補助装置とすることができる。
ジビニルアレーンジオキサイドから製造される本発明の新規なヒドロキシル官能性ポリエーテルは、公知の類似物と比較して、同一の分子量で、改良された耐熱性又は同一の耐熱性でより低い粘度を有する。例えばD.E.H. 87及びD.E.H. 85(The Dow Chemical Companyの商標)エポキシ硬化剤は、更に以下に説明するように、適度な耐熱性及び比較的に高い溶融粘度を有する。
本発明の方法によって製造されたヒドロキシル官能性ポリエーテルの粘度は、200℃で、一般に約10mPa−s〜約1000mPa−s、好ましくは約15mPa−s〜約750mPa−s、そしてより好ましくは約20mPa−s〜約500mPa−sの範囲にある。
本発明の方法によって製造されたヒドロキシル官能性ポリエーテルの数平均分子量は、一般に約200〜約100,000、好ましくは約200〜約50,000、そしてより好ましくは約200〜約25,000の範囲にある。
示差走査熱量測定法(DSC)を用いた、ガラス転移温度(Tg)で測定された本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテルの耐熱性は、一般に約−50℃〜約300℃、好ましくは約0℃〜約250℃、そしてより好ましくは約50℃〜約200℃の範囲にある。
従来技術のヒドロキシル官能性ポリエーテルと比較して、本発明の組成物は、非芳香族環原子につき、より高濃度の側鎖(pendant)ヒドロキシル基を有することによって、バリア特質、接着及び耐熱性等のより良好な特質のバランスを有する。
本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテルは、そのままでも、又は反応配合物における成分としても、有用である。例えば本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテルは、熱硬化性配合物における反応成分として、又はフィルム及びコーティングとして有用である。本発明のヒドロキシル官能性ポリエーテルの第1の用途は、エポキシ熱硬化性配合物における成分としてである。
例えば一つの態様では、本発明のPHEはコーティング、フィルム及び発泡体として、そして熱可塑性及び熱硬化性配合物における添加剤として有用である。
別の態様では、本発明のSERは、末端エポキシド基、側鎖ヒドロキシル基又は両方のいずれかと反応する官能基を有する触媒又はコモノマーと反応することができる。かかる触媒は、第3級アミン等のルイス塩基、三フッ化ホウ素等のルイス酸及び第4級アンモニウム又はホスホニウム塩を含む。かかるコモノマーはアミン、フェノール、硫化物、カルボン酸及び無水物並びにフェノールレゾールを含む。
本発明の新規のSERは、例えばハロゲン化ポリマーのための酸スカベンジャーとしても使用することができる。例えば、SERは、溶融処理に先立ちポリ塩化ビニルに付加され、初期のHClと反応して、クロロヒドリンを形成することによって、腐食を減らすことができる。
さらに別の態様では、本発明のPERは、末端フェノール基、ペンダントヒドロキシル基又は両方のいずれかと反応する官能基を有するコモノマーと反応することができる。かかるコモノマーはエポキシド、エーテル、無水物、並びにフェノールレゾールを包含する。
以下の実施例及び比較例は本発明を更に詳細に説明するが、その範囲を制限して解釈されるものではない。
以下の実施例で使用される多様な用語及び記号表示は本明細書において以下に説明する。
A−I触媒は、メタノール中で70重量%のエチルトリフェニルホスホニウムアセテート−酢酸複合体であり、且つMorton Internationalから商業的に入手可能である。
DVBDOはジビニルベンゼンジオキサイドを表す。
PERはフェノール性エポキシ樹脂を表す。
DSCは示差走査熱量測定法を表す。
Tgはガラス転移温度を表す。
GPCはゲル浸透クロマトグラフィーを表す。
nは数平均分子量を表す。
wは重量平均分子量を表す。
η* (150 0C)は150℃で測定した複素粘度(complex viscosity)を表す。
以下の標準の分析装置及び方法を実施例において使用する。
gは10℃/分の温度掃引速度を用いてDSCによって測定する。
GPCは屈折率、直角レーザー光散乱及び差圧検出器を取り付けたViscotek液体クロマトグラフィーシステムを用いて測定する。
複素粘度は、平行版固定物を取り付けたARESレオメータを用いて、且つ10s-1の頻度で操作して測定する。
実施例1〜3及び比較例:DVBDO及びビスフェノールA由来のA及びB−PER
反応器に表Iに挙げた量の試薬を添加した。混合物を約90℃〜約200℃で、反応が完了するまで3時間かけて撹拌しながら加熱し、そしてその後に室温(約25℃)まで冷却した。表Iは、上記の方法によって測定された特質の結果も含む。
Figure 2012514103
表Iの結果は、従来品を凌ぐ本発明の組成物の利点を説明する。例えば実施例3はD.E.H. 87エポキシ硬化剤と類似するTgを有するが、その溶融粘度は3倍超低い。
本発明の範囲から逸脱せずに、上記の方法において特定の変更をなし得るとういことは、当業者に明らかであるだろう。従って、本明細書において開示されたすべての事項は、例示となることのみであって、求められる保護の範囲を制限するものではないと解釈させることを意図するものである。更に本発明の方法は、参照となる表を含み上記に開示された特定の実施例によって制限されない。むしろこれらの実施例及び参照となる表は本発明の方法の説明に役立つものである。

Claims (18)

  1. (a)ジビニルアレーンジオキサイド及び(b)ジフェノールの反応生成物を含んで成り、フェノール官能性を有する反応中間体を生成するヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物。
  2. 前記ジビニルアレーンジオキサイドがジビニルベンゼンジオキサイドである請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ジフェノールがビスフェノールA,ビスフェノールF、テトラブロモビスフェノールA、ビフェノール、チオジフェノール、ジナフトール及びその混合物を含んで成る群から選定される請求項1に記載の組成物。
  4. 熱可塑性又は熱硬化性配合物中で混合される請求項1に記載された組成物。
  5. 単官能性成分を含む請求項1に記載の組成物であって、前記単官能性成分がモノエポキシド又はモノフェノールである組成物。
  6. 多官能性成分を含む請求項1に記載の組成物であって、前記多官能性成分が架橋結合せずに分岐を導入する組成物。
  7. 前記多官能性成分がポリエポキシド、ポリフェノール又はその混合物を含む請求項6に記載の組成物。
  8. 前記ポリエポキシドがエポキシノボラックを含んで成るか、又は前記ポリフェノールがフェノールノボラックを含んで成る請求項7に記載の組成物。
  9. 前記ジフェノールが化学量論過剰において使用される請求項1に記載の組成物。
  10. 前記エポキシ対フェノール当量に関する比率が約0.01超〜約1.0未満である、請求項1に記載の組成物。
  11. (a)ジビニルアレーンジオキサイド及び(b)ジフェノールを反応させることを含んで成るヒドロキシル官能性ポリエーテル組成物の製造方法。
  12. 前記ジビニルアレーンジオキサイドがジビニルベンゼンジオキサイドである請求項11に記載の方法。
  13. 前記ジフェノールがビスフェノールA,ビスフェノールF、テトラブロモビスフェノールA,ビフェノール、チオジフェノール、ジナフトール及びその混合物を含んで成る群から選定され、且つ前記ジフェノールの濃度が、フェノールに対するエポキシの化学量論比で、1.0未満で存在する請求項11に記載の方法。
  14. 前記方法が約50℃〜約300℃の範囲内の温度で実施される請求項11に記載の方法。
  15. 単官能性成分を含む請求項11に記載の方法であって、且つ前記単官能性成分がモノエポキシド又はモノフェノールである方法。
  16. 多官能性成分を含む請求項11に記載の方法であって、前記多官能性成分が架橋結合せずに分岐を導入する方法。
  17. 前記多官能性成分がポリエポキシド、ポリフェノール又はその混合物を含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記ポリエトキシドがエポキシノボラックを含んで成るか、又は前記ポリフェノールがフェノールノボラックを含んで成る請求項17に記載の方法。
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