JP2012514081A5

JP2012514081A5 -

Info

Publication number: JP2012514081A5
Application number: JP2011543628A
Authority: JP
Filing date: 2009-12-22
Publication date: 2012-08-02

Claims

不活性雰囲気下の第１の温度および少なくとも１０１ｋＰａの第１の圧力で、シクロヘキサンジメタノールと、ポリエチレンテレフタレートおよびポリエチレンテレフタレート共重合体から構成される群から選択されるポリエチレンテレフタレート成分と、を加熱して、エチレンテレフタレート基を含有するオリゴマ、エチレンイソフタレート基を含有するオリゴマ、ジエチレングリコールテレフタレート基を含有するオリゴマ、ジエチレングリコールイソフタレート基を含有するオリゴマ、シクロヘキサンジメチレンテレフタレート基を含有するオリゴマ、シクロヘキサンジメチレンイソフタレート基を含有するオリゴマ、前述の基の少なくとも２つを含む共有結合オリゴマ部分、シクロヘキサンジメタノール、エチレングリコールおよびこれらの組み合わせから構成される群から選択される成分を含む溶融混合物を形成するステップと；
前記第１の温度より高い第２の温度およびある期間第２の減圧条件下で、また下記の共重合体の形成に有効な条件下で、前記溶融混合物を攪拌しながら加熱して、前記ポリエチレンテレフタレート成分から誘導された残基を少なくとも１つ含む変性ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート共重合体を形成するステップと、
を含み、
前記変性ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート共重合体は、前記変性ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート共重合体中のジオール基１００モル％に対して、９５〜９９．８モル％のシクロヘキサンジメタノール基を含み、
前記変性ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート共重合体は、フェノール６０質量％と１，１，２，２−テトラクロロエタン４０質量％の溶液中、温度２５℃で測定して、少なくとも０．４〜１．２ｄＬ／ｇの固有粘度を有することを特徴とするプロセス。
前記第１の温度は、２１０℃〜２８０℃であり、前記第２の温度は、２８０℃〜３１０℃であり、前記第２の減圧条件は、９９ｋＰａ〜０．０１３ｋＰａである請求項１に記載のプロセス。
前記シクロヘキサンジメタノールは、前記ポリエチレンテレフタレート成分中のポリエチレンテレフタレート繰り返し単位のモル数に対して、１．０５〜２の過剰モル量である請求項１または２に記載のプロセス。
シクロヘキサンジメタノールは、前記第１の温度での加熱の間、前記リアクタ内に還流され、過剰のシクロヘキサンジメタノールとエチレングリコールは、前記第２の温度での加熱の間に除去される請求項１乃至３のいずれか１項に記載のプロセス。
該プロセスは、前記変性ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート共重合体を固相重合させてその分子量を増加させるステップをさらに含む請求項１乃至４のいずれか１項に記載のプロセス。
請求項１乃至５のいずれか１項に記載の方法で製造されたことを特徴とする組成物。
前記組成物は、ＡＳＴＭＤ３４１８に準拠して測定して、２２５℃〜２５５℃の結晶化温度、および、ＡＳＴＭＥ１３５６に準拠して測定して、２８０℃〜２９４℃の溶融温度の少なくとも一方を有する請求項６に記載の組成物。
前記共重合体の合計質量に対して、０質量％超で５質量％未満のエチレングリコールをさらに含む請求項６または７に記載の組成物。
前記組成物は、１．０４ｋｇ〜１．９９ｋｇのＣＯ _２排出低減指数を有する請求項６乃至８のいずれか１項に記載の組成物。
請求項６乃至９のいずれか１項に記載の組成物を含むことを特徴とする物品。