JP2012512708A - スライドカッターカバーを備えた生検装置 - Google Patents

スライドカッターカバーを備えた生検装置 Download PDF

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Abstract

生検装置は、標的化セット(22)、プローブ組立体(14)、およびホルスター組立体(16)を含み、これらは互いに分離可能である。標的化セットは、組織貫通先端部(212)および組織受容孔(278)を有する針組立体(28)を含む。プローブ組立体は、組織カッター(106)、本体、カッター駆動機構構成要素、およびスライドカッターカバー(244)を含む。カッターは、プローブ組立体の遠位部分から延びる。スライドカッターカバーは、プローブ組立体が標的化セット組立体の針組立体から分離すると、プローブ組立体の遠位部分から延びる。スライドカッターカバーのこの延出により、生検装置の使用者は鋭利なカッターから保護される。スライドカッターカバーは、プローブ組立体が標的化セット組立体の針組立体と連結されると、プローブ組立体の中にさらに後退する。カバーは、プローブ組立体から遠位に延びるよう弾性的に付勢され得る。

Description

開示の内容
〔背景〕
生検サンプルは、さまざまな装置を使用して、さまざまな医療処置において、さまざまな方法で入手されてきた。生検装置は、定位誘導、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導、その他の下、使用されることができる。単に例示的な生検装置が、「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」という名称の、1996年6月18日発行の米国特許第5,526,822号;「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」という名称の、2000年7月11日発行の米国特許第6,086,544号;「MRI Compatible Surgical Biopsy Device」という名称の、2003年6月12日公開の米国特許出願公開第2003/0109803号;「Remote Thumbwheel for a Surgical Biopsy Device」という名称の、2007年5月24日公開の米国特許出願公開第2007/0118048号;「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」という名称の、2008年9月4日公開の米国特許出願公開第2008/0214955号;「Biopsy System」という名称の、2006年12月13日出願の、米国仮特許出願第60/869,736号;「Biopsy Sample Storage」という名称の、2006年12月13日出願の米国仮特許出願第60/874,792号に開示されている。前記の米国特許、米国特許出願公開、および米国仮特許出願それぞれの開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの生検システムは、取り付けられた針を有するプローブ組立体を提供することができる。このような生検システムは、所望の生検部位まで組織を通じるチャネルを作るのに使用される、カニューレおよび閉塞具と共に使用されることもできる。いくつかのそのような生検システムでは、閉塞具は、カニューレがいったん位置付けられたら除去されてよく、プローブ組立体の針が、カニューレを通して挿入されて生検部位に到達することができる。組織サンプルが次に、カニューレおよび針の整列した孔を通って、針の軸方向内腔の中まで引っ張られ得る。次に、カッターが軸方向内腔の中を移動して、組織サンプルを切断できる。場合によっては、生検処置中に患者の組織の中に入る構成要素のうち1つまたは複数を除去することが望ましいであろう。ある状況は、カッターを含むプローブ組立体と、針を含む別個の標的化セット組立体とを有する生検システムを用いることで、外側カニューレを除去するものであってよい。針が標的組織に隣接して、標的化セット組立体がいったん位置付けられたら、プローブ組立体は、標的組織を切断し除去するために標的化セット組立体に取り付けられることができる。
生検サンプルを入手するため、いくつかのシステムおよび方法が作られ使用されているが、発明者らより前に請求項に記載する発明を作るかまたは使用した者はいないと考える。
明細書は、本発明を具体的に示し、明確に主張する請求項で締めくくられているが、本発明は、添付図面と共に理解される特定の実施例に関する以下の説明から、よりよく理解されると考えられる。図面中、同様の符号は、いくつかの図面にわたり同様の要素を表している。
〔詳細な説明〕
特定の実施例に関する以下の説明は、本発明の範囲を限定するために使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態および利点が、以下の説明から当業者には明らかになるであろう。以下の説明は、例として、本発明を実施するために考えられる最良の形態のうちの1つである。認識されるように、本発明は、本発明から逸脱しない、他の異なる態様および明らかな態様の余地がある。したがって、図面および説明は、例示的な性質のものとみなされるべきであり、制限的なものではない。
I. 例示的な生検システムの概観
図1〜図59は、生検システムに組み込まれ得るさまざまな構成要素を示す。ほんの一例として、生検システムは、生検装置(10、12)、および真空制御モジュール(不図示)を含むことができる。いくつかの用途では、生検装置(10、12)は、ハンドヘルド式で(例えば、超音波画像診断誘導下で)操作されてよい。いくつかの他の用途では、生検装置(10、12)は、プラットフォーム、テーブル、または他の固定具に固定されることができる。例えば、生検装置(10、12)は、定位またはMRI画像化と組み合わせて使用されてよい。そのような用途では、生検装置(10、12)は、標的化セットに固定されてよく、この標的化セットは、疑わしい組織領域(例えば患者の乳房または別の部分内部)をはっきりと標的化するため、生検装置(10、12)を位置付けるのに使用され得る。生検装置(10、12)を備えた標的化セット組立体(22、23)の例は、図1〜図2および図12〜図14に示されており、以下でさらに詳細に説明する。
これも以下でさらに詳細に説明するが、図1、図7、および図12に示す生検装置(10、12)は、プローブ組立体(14、18、19)、およびホルスター組立体(16、20、21)を含む。本明細書に記載するバージョンでは、各生検装置(10、12)には一体的な針がない。代わりに、別個の針組立体(28、29、30、134、160、161)が、標的化セット組立体(22、23)と取り外し可能に連結される。プローブ組立体(14、18、19)は、そのような針組立体(28、29、30、134、160、161)と取り外し可能に連結するように動作可能である。
本実施例の針組立体(28、29、30、134、160、161)は、針(42、44、64)を含み、針は、組織貫通先端部(212)、横向き組織受容孔(278)、カッター(106、107)を受容する内腔(82)、内腔(82)と平行に延びる側方内腔(84)、および側方内腔(84)から内腔(82)への流体連通をもたらす開口部(86)を含む。これも以下でさらに詳細に説明するように、プローブ組立体(14、18、19)は、カッター(106、107)を含み、カッターは、プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、29、30、134、160、161)と連結されると、内腔(82)内部で回転および並進するように構成される。例えば、針組立体(28、29、30、134、160、161)の遠位部分が患者の乳房に挿入されると、組織が、真空の影響を受けて孔(278)に引き込まれ得る。カッター(106、107)は、次に、内腔(82)内部で同時に回転および並進して、孔(278)の中に突出しているそのような組織から組織サンプルを切断することができる。
例示的な真空制御モジュールは、力(例えば電力、空気動力など)、制御信号、食塩水、真空、加圧空気、および/または通気を真空制御モジュールから生検装置(10、12)へもたらすことができる。例えば、真空制御モジュールは、1つの通路を通じて内腔(82)に真空をもたらすと共に、別の通路(例えば、プローブ組立体(14、18、19)のマニホルド(97、99、101)を含む通路など)を通じて側方内腔(84)へ真空または通気をもたらすことができる。構成要素、特徴部、および真空制御モジュールの操作方法の例は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066に記載される。いくつかのバージョンでは、真空制御モジュールインターフェースは、生検装置(10、12)と、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「CONTROL MODULE INTERFACE」という名称の、本出願と同日出願の米国非仮特許出願[FBT整理番号0021680.END6466USNP]に記載された真空制御モジュールインターフェースなどの真空制御モジュールと、の間に設けられてよい。
II. 例示的な標的化セット組立体
例示的な標的化セット組立体は、組み合わせられたいくつかの組立体で構成されることができる。そのような組立体は、スタンド組立体(24)、架台組立体(26、32)、および針組立体(28、29、30、134、160、161)を含むことができる。これらの組立体は、以下の部分でさらに詳細に論じる。しかしながら、標的化セット組立体は、以下に記載する構成要素のいずれかに加えて、またはその代わりに、さまざまな他の構成要素を含み得ることが、理解されるべきである。標的化セット組立体を操作する、他の好適な構成要素、特徴部、構成、および方法が、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
A. 例示的なスタンド組立体および架台組立体
図1、図12、図28に示すように、本実施例の標的化セット組立体(22、23)は、スタンド組立体(24)、架台組立体(26、32)、および針組立体(28、29、30、134、160、161)を含む。ほんの一例として、スタンド組立体(24)は、フロリダ州オーランドのInvivo Corp.による乳房生検MRI誘導システムの一部である、従来のスタンドを含んでよい。当然、任意の他の適切なタイプのスタンド組立体(24)を使用することもできる。本実施例のスタンド組立体(24)は、架台組立体(26)と係合し、架台組立体(26)は、針組立体(28、29、30、134、160、161)とさらに係合する。スタンド組立体(24)および架台組立体(26)は、針組立体(28、29、30、134、160、161)を所望の場所に置けるように調節可能であってよい。例えば、スタンド組立体(24)は、架台組立体(26)の垂直方向の調節を可能にすることができ、架台組立体(26)は、針組立体(28、29、30、134、160、161)の、水平方向の調節または挿入深さ(z深さとしても知られる)調節を可能にすることができる。回転による調節をスタンド組立体(24)および架台組立体(26)に組み込むことができることを、当業者はさらに認識するであろう。
スタンド組立体(24)および架台組立体(26、32)の適切な構成要素、特徴部、構成、およびそれらを操作する方法、ならびに、生検装置(10、12)を架台組立体(26、32)と連結し得る方法は、開示内容を参照により本明細書に組み込む「MUTLI-ORIENTATION TARGETING SET FOR MRI BIOPSY DEVICE」という名称の、本明細書と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6474USNP]にさらに詳細に記載されている。当然、本明細書の開示を考慮すれば、生検装置(10、12)をさまざまな他の環境および組み合わせで使用してよいことが、認識されるであろう。例えば、単に例示的な1つの代替案として、本明細書に記載する生検装置(10、12)および/または針組立体(28、29、30、134、160、161)のいずれかが、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「BIOPSY CANNULA ADJUSTABLE DEPTH STOP」という名称の、2007年11月1日公開の米国特許出願公開第2007/0255170号に記載の立方体と連結され得る。図1、図12および図28に示すものを含む、例示的な針組立体(28、29、30)は、以下でさらに詳細に説明する。
B. 例示的な針組立体
前述のとおり、以下に記載する実施例の針組立体(28、29、30、134、160、161)はそれぞれ、針(42、44、64)を含み、針は、組織貫通先端部(212)、横向き組織受容孔(278)、カッター(106、107)を受容する内腔(82)、内腔(82)と平行に延びる側方内腔(84)、および側方内腔(84)から内腔(82)へ流体連通をもたらす開口部(86)を含む。内腔(82)は、カッター(106、107)を含むプローブ組立体(14、18、19)から、カッター(106、107)を受容するように構成される。例えば、針(42、44、64)の遠位部分が患者の乳房に挿入されると、真空の影響を受けて組織が孔(278)の中に引き込まれ得る。カッター(106、107)は次に、内腔(82)内部で同時に回転および並進して、孔(278)の中に突出したそのような組織から組織サンプルを切断することができる。
MRI環境で使用される、現行のいくつかの生検システムでは、生検装置から分離された標的化カニューレおよび閉塞具が使用される。カニューレは、孔(278)と同様の、横向き孔を有する。例えば、そのようなシステムのいくつかの用途では、カニューレおよび閉塞具は、患者の乳房に挿入され、カニューレの横向き孔は、疑わしい病変の近くに位置付けられる。カニューレの横向き孔をそのように位置付けることは、MRI画像化および標的化手順により支援され得る。閉塞具は次に、カニューレから取り外されてよく、生検装置の一体的な針を閉塞具に挿入することができる。生検装置の一体的な針も横向き孔を有する限りにおいて、その横向き孔は、標的化カニューレの横向き孔と実質的に整列することができる。生検装置のカッターは、次に、双方の孔に対して並進および回転して、それらの穴を通って突出する組織を切断することができる。そのような生検システムの例は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「MRI BIOPSY APPARATUS INCORPORATING A SLEEVE AND A MULTI-FUNCTION OBTURATOR」という名称の、2005年12月15日公開の米国特許出願公開第2005/0277829;および、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「MRI BIOPSY APPARATUS INCORPORATING AN IMAGEABLE PENETRATING PORTION」という名称の、2007年7月19日公開の米国特許出願公開第2007/0167736号に開示されている。
いくつかの状況では、本明細書に記載する針組立体(28、29、30、134、160、161)の例は、前述した公開済みの米国特許出願に記載されたように、生検装置とは別個の標的化カニューレ、および標的化カニューレに挿入される生検装置と一体的な針、の双方を有する必要性を排除できることが理解されるべきである。言い換えれば、いくつかの状況では、本明細書に記載される針組立体(28、29、30、134、160、161)の例は、前述した公開済みの米国特許出願に記載された、標的化カニューレおよび一体的な針双方の機能性の組み合わせをもたらすことができる。例えば、分離可能な針組立体が、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「LOCALIZATION MECHANISM FOR AN MRI COMPATIBLE BIOPSY DEVICE]という名称の、2003年10月23日公開の米国特許出願公開第2003/0199785号に記載されている。本明細書に記載する針組立体(28、29、30、134、160、161)のいくつかの例は、初期操作段階で、プローブ組立体(14、18、19)とは別個の標的化カニューレとして使用されることもできる。したがって、針組立体(28、29、30、134、160、161)は、前述した公開済みの米国特許出願に記載されるように閉塞具(不図示)と共に使用されて、孔(278)を疑わしい組織付近に位置付けることができる。次に、閉塞具を取り外すことができ、プローブ組立体(14、18、19)は、針(42、44、64)が依然として患者の乳房(または他の組織エリア)にある間に、針組立体(28、29、30、134、160、161)と連結されることができる。プローブ組立体(14、18、19)および針組立体(28、29、30、134、160、161)は、次に、本明細書に記載するように、組織サンプルを取得するのに使用されてよい。
いくつかの針組立体(28、29、30)を以下でより詳細に説明するが、針組立体(28、29、30)の構成要素、特徴部、構成、およびその操作方法は、以下で提供される文脈に限定されないことが理解されるべきである。具体的には、例示的な針組立体(28、29、30)のうちの1つとの関連で説明される、構成要素、特徴部、構成、および操作方法は、その他の針組立体(28、29、30)のうちいずれかに組み込まれてもよい。さらに、針組立体(28、29、30)の、追加および代替の適切な構成要素、特徴部、構成、および操作方法は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
1. 例示的な針組立体取り付け
針組立体(28、29、30、134、160、161)を考慮すると、取り組むべき一つの態様は、針組立体(28、29、30、134、160、161)を架台組立体(26、32)に取り付ける方式を含み得る。図22および図28は、例示的な架台組立体(26、32)に連結された例示的な針組立体(28、30)を示す。架台組立体(26、32)は、針組立体(28、30)を架台組立体(26、32)に接続する例示的な方式として、スリーブ取り付け台(34)を含む。例えば、図22および図28では、スリーブ取り付け台(34)は、針組立体(28、30)の指回し式円形板(36、38)に接続するため1つまたは複数の溝または凹部をその近位端部に提供する。指回し式円形板(36、38)は、図27に示すように内側表面に沿って突出部(46)を含む。突出部(46)は、スリーブ取り付け台(34)の溝または凹部に係合して、例えば「スナップ嵌め」を通じて、取り外し可能に安定した接続部を作り出す。
スリーブ取り付け台(34)は、図22および図28に示すように、架台組立体(26、32)に位置する通路(40)に沿ってスライドするようにさらに構成されてよい。架台組立体(26、32)および/または針組立体(28、30)に組み込まれた1つまたは複数ロック機構(不図示)により、オペレーターは、通路(40)に沿った所望の長さ方向位置でスリーブ取り付け台(34)の位置を選択的にロックすることができる。そのような通路(40)に沿った移動、および通路(40)に対する選択的ロックにより、オペレーターは、患者の体内への針組立体(28、30)の所望の挿入深さに針組立体(28、30)をセットすることができる。
針組立体(28、29、30、134、160、161)を架台組立体(26、32)に取り付け得るさらなる方法、ならびに針組立体を操作する他の方法は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「MUTLI-ORIENTATION TARGETING SET FOR MRI BIOPSY DEVICE」という名称の、本明細書と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6474USNP]に記載されている。当然、針組立体(28、29、30、134、160、161)は、任意の他の適切な様式で架台組立体(26、32)に取り付けられてよく、針組立体(28、29、30、134、160、161)は、架台組立体(26、32)と任意の他の適切な関係を有してよい。他の適切な関係、取り付け技術、構造体、および構成は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
針組立体(28、29、30、134、160、161)を考慮するときに取り組むべき別の態様は、針(42、44)を針組立体(28、29、30、134、160、161)に取り付ける方式を含み得る。ほんの一例として、針(42、44)は、さまざまな方法で指回し式円形板(36、38)と係合して、適切な接続部を作ることができる。例えば、図24、図25、および図27に示すように、針(42)は、近位取り付け部分(48)を含んでよく、近位取り付け部分は、遠位端部の近くに突出部材(50)および停止部材(52)を含む。近位取り付け部分(48)は、針(42)周辺でオーバーモールドされてよく、近位取り付け部分(48)は、針(42)に一体的に固定される。突出部材(50)および停止部材(52)の向きにより、この実施例では、取り付け部分(48)の両側に部分的な溝(54)が作り出される。完成した針組立体(28)において、指回し式円形板(36)の遠位端部における内側リップおよび/または内向き突出部(不図示)は、取り付け部分(48)の部分的な溝(54)と係合し、「スナップ嵌め」をもたらす。突出部材(50)および停止部材(52)は、それにより、針(42)に対する指回し式円形板(36)のさらなる運動を制限する。よって、指回し式円形板(36)および針(42)は、この実施例では、一体的に並進および回転する。
指回し式円形板(38)への針(44)の別の例示的な接続では、図30および図32に示すように、針(44)は、ストッパー(58)を有するロックタブ(56)と、取り付け部分(60)と、を含む。指回し式円形板(38)は、ロックタブ(56)を受容する開口部(62)を含む。ロックタブ(56)は、指回し式円形板(38)の開口部(62)をロックタブ(56)に係合させるため偏向することができる。この実施例では、取り付け部分(60)は、指回し式円形板(38)が取り付け部分(60)の上を並進できないようにサイズが決められている。完成した針組立体(30)において、指回し式円形板(38)および針(44)がいったん係合すると、ロックタブ(56)のストッパー(58)、および取り付け部分(60)は、針(44)に対する指回し式円形板(38)のさらなる運動を制限する。よって、指回し式円形板(38)および針(44)は、この実施例では一体的に並進および回転する。
指回し式円形板(66)への針(64)の別の例示的な接続では、図48および図49に示すように、二重ロックタブ(68)が図示される。この構成では、針(64)の近位端部は、二重ロックタブ(68)を有する取り付け部分(72)を含む。別個の指回し式円形板(66)がプローブ組立体(65)に取り付けられる。指回し式円形板(66)は、取り付け部分(72)の二重ロックタブ(68)に係合する二重開口部(74)を含む。二重ロックタブ(68)は、指回し式円形板(66)の二重開口部(74)を二重ロックタブ(68)に係合させるため、偏向することができる。いったん取り付け部分(72)および指回し式円形板(66)が係合すると、二重ロックタブ(68)のストッパー(70)が、指回し式円形板(66)のさらなる運動を制限する。指回し式円形板(66)のさらなる近位運動が、プローブ組立体(65)により制限される。よって、指回し式円形板(66)および針(64)は、この実施例では一体的に並進および回転する。
当然、針(42、44、64)は、任意の他の適切な様式で、針組立体(28、29、30、134、160、161)に組み込まれてよく、針(42、44、64)は、針組立体(28、29、30、134、160、161)と任意の他の適切な関係を有してよい。他の適切な関係、取り付け技術、構造、および構成は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
2. 例示的な針の偏向減少
分離可能な針組立体(28、29、30、134、160、161)を考えたときに取り組むべき別の態様は、画像化能力を(例えばMRI下などで)維持しつつ、針(42、44、64)が患者に挿入されたときの針の偏向を最小限にすることであり得る。図23および図24に示すように、針組立体(28)の針(42)は、第1のセラミックインサート(76)、第2のセラミックインサート(78)、およびオーバーモールド部分(80)を含むことができる。オーバーモールド部分(80)は、適切な熱可塑性物質など、MRI適合性の材料であってよい。Vectra(登録商標)液晶ポリマーは、Celanese Corporationの1つの会社であるTiconaから入手できる、適切なオーバーモールド材料の、市販されている一例である。他の適切な材料および材料の組み合わせは、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。第1のセラミックインサート(76)は、針組立体(28)の遠位端部に位置し、第2のセラミックインサート(78)は、針組立体(28)の近位端部に位置する。図25に示すように、オーバーモールド部分(80)は、軸方向内腔(82)および側方内腔(84)を備えた二重内腔構成を有する針組立体(28)を提供する。第1のセラミックインサート(76)は、側方内腔(84)と軸方向内腔(82)との間の連絡を可能にする穴(86)を含む。あるいは、熱可塑性物質およびセラミックの構成要素は、様々な方法で組み合わせられて、針(42)を提供してもよい。
図29、図30、および図32は、針組立体(30)で使用される別の例示的な針(44)のデザインを示している。針(44)は、軸方向内腔(82)と側方内腔(84)との間の連絡のための穴(86)を有する第1のセラミックインサート(76)を含む。針(44)は、近位端部に取り付け部分(60)を含むオーバーモールド部分(81)をさらに含む。いくつかの状況では、針(44)におけるかなりのオーバーモールド部分(81)が、針の偏向を減少させる助けとなり得る。
針(42、44)の前記の例は、単に例示的なものであることが、理解されるべきである。針(42、44)は、画像化能力を維持しつつ、偏向を減少する、任意の他の適切な特徴部、構成要素、または構成を有することができる。あるいは、針(42、44)には、偏向を減少させる特徴部、構成要素、または構成がなくてもよい。同様に、針(42、44)は、所望に応じて、画像化不能(non-imageable)であってもよい。ほんの一例として、針(42、44、46)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示に従って構成されてよい。針(42、44、46)の、他の適切な特徴部、構成要素、構成、または特性は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
3. 例示的な流体密封および真空構成
分離可能な針組立体(28、29、30、134、160、161)では、取り組むべき別の態様は、流体密封および真空構成に関係し得る。図23〜図27、図12、図13、および図58は、針組立体(28、29)の例示的な流体密封および真空構成を示す。この実施例の針組立体(28、29)は、指回し式円形板(36、206)、針(42)、および針ハブ(88)を含む。針ハブ(88)は、取り付け部分(48)、入れ子式スリーブ(90)、および入れ子式スリーブバネ(92)をさらに含む。プローブ組立体(14、18、19)が針ハブ(88)に取り付けられると、入れ子式スリーブ(90)は、入れ子式スリーブバネ(92)に抵抗して長さ方向に動く。入れ子式スリーブ(90)のこの動きにより、以下でさらに詳細に論じるように、針ハブ(88)の流体密封および真空構成機構が露出される。プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、29)から取り外されると、スリーブ(90)は、バネ(92)の付勢を受けて、近位位置に跳ね戻ることができる。
図23〜図27、および図58に示すように、流体密封および真空構成機構は、この実施例では、取り付け部分(48)の構成要素である。取り付け部分(48)は、針(42)の側方内腔(84)と連絡する側方ポート(94)を含む。側方ポート(94)からの流体の漏れを回避するため、スライドカバー(96)が設けられる。スライドカバー(96)は、プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、29)から分離されたときに側方ポート(94)を閉鎖位置に付勢するバネとして作用する、一対の薄い突出部材(98)を有する。図4、図6、および図58に示すように、プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、29)に取り付けられると、プローブ組立体(14、18、19)の真空マニホルド(97、99、101)がスライドカバー(96)を押し、スライドカバーは、取り付け部分(48)に沿って遠位に動いて、側方ポート(94)を露出する。側方ポート(94)は、図27では露出した状態で示される。よって、真空マニホルド(97、99、101)は、プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、29)と連結されると、側方ポート(94)を通じて針(42)の側方内腔(84)と流体連通する。図24〜図27および図58に示すように、真空マニホルドoリング(108)が、真空マニホルド(97、99、101)と取り付け部分(48)との間にシールを提供することにより、真空損失を防ぐ。側方内腔(84)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示のいずれかに従って、または任意の他の様式で使用されてよいことが理解されるべきである。
本実施例の取り付け部分(48)はまた、針(42)の軸方向内腔(82)と連絡する軸方向ポート(100)を含む。カップシール(102)が軸方向ポート(100)の上に設けられて、流体の漏れを防ぐ。カッター進入コーン(104)もまた、カップシール(102)上に設けられてよい。以下でさらに詳細に説明するように、プローブ組立体(14、18、19)が針組立体(28、30)に取り付けられると、プローブ組立体(14、18、19)のカッター(106、107)は、カッター進入コーン(104)を通って軸方向ポート(100)に進入でき、カップシール(102)は、カップシール(102)のスリット(不図示)を通じてカッター(106、107)のための開口部を作る。あるいは、カップシール(102)は、(例えばスリットまたは他の開口部なしの)穿刺可能な膜で、または穿刺可能な膜として最初は形成されてよく、カッター(106、107)は、プローブ組立体(14、18、19)を針組立体(28、30)と連結した際、最初に針組立体(28、30)の中に前進したときに、その膜を破る。
図29〜図32および図59は、別の針組立体(30)に組み込まれた例示的な流体密封および真空構成機構を示す。この実施例の針組立体(30)は、指回し式円形板(38)、針(44)、および針ハブ(89)を含む。針ハブ(89)は、取り付け部分(60)、固定スリーブ(110)、および針(44)の軸方向内腔(82)および側方内腔(84)への接続を制御する他の特徴部を含む。例えば、側方流体シール(112)を用いて、側方内腔開口部(114)から流体が漏れるのを回避し、軸方向流体シール組立体(116)を用いて、軸方向内腔開口部(118)を通って流体が漏れるのを回避する。軸方向流体シール組立体(116)は、針(44)の軸方向内腔開口部(118)周辺に位置付けられたoリング(120)と、軸方向内腔開口部(118)上に位置付けられoリング(120)に接触して針(44)とシールを作る中空キャップ部材(122)と、を含む。シール部材(124)が、中空キャップ部材(122)の中に嵌められ、スペーサー(126)、カップシール(128)、およびカバー部材(130)が後に続く。
プローブ組立体(14、18、19)が針ハブ(89)に取り付けられると、固定スリーブ(110)は、プローブ組立体(14、18、19)の真空マニホルド(97、99、101)上にくる。例えば、図59に示すように、真空マニホルド(101)は、側方内腔開口部(114)を通じた真空マニホルド(101)から側方内腔(84)への流体連通を確立するために側方流体シール(112)を開く突出部材(103)を含んでよい。また、プローブ組立体(14、18、19)が針ハブ(89)に取り付けられると、カッター(106、107)は、カップシール(128)のスリット(不図示)を通過して軸方向内腔(82)に入る。ここでも、前述のとおり、カッター(106、107)は、代わりに、カップシール(128)を貫通するそれ自体の開口部を形成できるが、カップシールは、カッター(106、107)がカップシール(128)の中を進む前にスリットまたは他の開口部を必ずしも有する必要がない。図30〜図32および図59に示すように、針組立体(30)に対する真空マニホルド(101)の接続で、流体の漏れを防ぐためにマニホルドoリング(132)が設けられる。
図35〜図38は、針組立体(134)に組み込まれた別の例示的な流体シールおよび真空構成機構を示す。この実施例の針組立体(134)は、針ハブ(136)、および改変された指回し式円形板(138)を含む。プローブ組立体(140)を針組立体(134)に接続するため、改変された指回し式円形板(138)は、プローブ組立体(140)の、遠位に延びる接続部材(不図示)を受容する開口部(142)を有して、例えばプローブ組立体(140)と針組立体(134)との間の「スナップ嵌め」をもたらす。例えば、プローブ組立体(140)は、指回し式円形板(138)の開口部(142)とのスナップ嵌めをもたらす、そのような遠位に延びる接続部材を有する、指回し式円形板グリップ(137)(図38)を含むことができる。図38に示すように、プローブ組立体(140)の真空マニホルド(144)は、針ハブ(136)の近位部分に嵌まり、側方内腔(84)と流体連通する。具体的には、針ハブ(136)は、真空マニホルド(144)に連結されたプローブ組立体(140)の真空ライン(150)から、側方内腔(84)へ真空を伝えるためのスロット(148)を含む。針ハブ(136)は、プローブ組立体(140)が針組立体(134)に取り付けられた際に真空損失を防ぐ、oリング(146)を含む。図38にも示されるように、プローブ組立体(140)を針組立体と連結することで、以下でさらに詳細に説明するように、針割出し歯車(162)との針割出し駆動歯車(157)の係合がもたらされる。
4. 例示的な針の割出し
分離可能な針組立体(28、29、30、134、160、161)のデザインに関して取り組むべき別の態様は、針(42、44、64)を割り出すことを含み得る。例えば、針の割出しは、針(42、44、64)を回転させ、針(42、44、54)によって定められる長さ方向軸の周りのさまざまな角度位置に孔(278)を向けることを含み得る。そのような複数の向きは、ほんの一例として、複数の組織サンプルを生検部位から入手する際に患者から針(42、44、64)を取り外す必要なく、そのような複数の組織サンプルを入手するために望ましい場合がある。そのような回転、および複数の組織サンプルの入手の例示的な例が、開示内容を参照により本明細書に組み込む、米国特許第5,526,822号に開示されている。複数の組織サンプルをさまざまな場所で手に入れることができる他の方法は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
図3〜図6、図8、図10、図26、および図46は、図22〜図31に示す針(42、44)などの針を割り出すための六角形のインターフェースを組み込んだ、例示的な割出し機構構成要素を示す。このアプローチにより、針割出し駆動組立体と針(42、44)自体との間の、取り外し可能な連結がもたらされて、分離可能な針組立体の設計が容易になる。図3〜図6、図8、図10、および図46に示すように、針割出し駆動組立体(152)が、プローブ組立体(14、19)に位置している。この実施例の針割出し駆動組立体(152)は、中空の六角形の断面を有する駆動シャフト(154)を含む。駆動シャフト(154)は、マニホルド(99)に対して回転可能である。
前述し、図3〜図6および図9〜図11に示すように、駆動シャフト(154)を有するプローブ組立体(14、19)と共に使用され得る、図22〜図27の針組立体(28)は、六角形の割出し部分(49)を含む。プローブ組立体(14、19)が針組立体(28)と連結されると、針組立体(28)の割出し部分(49)は、駆動シャフト(154)の中空の六角形の空間に嵌まる。駆動シャフト(154)は、以下でさらに詳細に説明するように、回転運動するように構成され、駆動シャフト(154)が回転すると、針組立体(28)は、それに付随して回転する。
図33〜図36、図38、図48〜図49、および図58は、割出しのため歯車インターフェースを組み込んだ、他の例示的な針割出し機構を図示する。このアプローチにより、針割出し駆動歯車(156、157)と針割出し歯車(162)との間に取り外し可能な連結がもたらされて、分離可能な針組立体の設計が促進される。図34および図38に示すように、針割出し駆動歯車(156、157)は、プローブ組立体(158、140)に位置してよく、手動で、空気圧で、モーターにより、または任意の他の適切な様式で駆動されてよい。いくつかの他のバージョンでは、針割出し駆動歯車(159)は、図13および図58に示すように、ホルスター組立体(20)に位置してもよい。図33〜図36、図38、図48〜図49、および図58に示すように、針組立体(28、29、30、134、160、161)は、針割出し歯車(162)を含む。プローブ組立体(158、140、65)および/またはホルスター組立体(20)を備えたプローブ組立体(18)が針組立体(134、160、161、29)に接続されると、針割出し歯車(162)は、針割出し駆動歯車(156、157、159)と整列する。針割出し駆動歯車(156、157、159)は、以下でさらに詳細に説明するように、回転運動するように構成され、針割出し駆動歯車(156、157、159)が回転すると、針組立体(29、134、160、161)は、それに付随して回転する。
図33〜図34は、針割出し歯車(162)をプローブ組立体(158)の針割出し駆動歯車(156)に係合させると共に、前述した流体シールおよび真空構成機構を保護するように、改変されたスリーブ(164)を有する例示的な針組立体(160)をさらに示す。図33に示すように、改変されたスリーブ(164)は、上部および下部にアクセス開口部(166)を有して、針割出し駆動歯車(156)を針割出し歯車(162)と連絡させる。具体的には、図34に示すように、プローブ組立体(158)の針割出し駆動歯車(156)は、針割出し歯車(162)と直接連絡することができる。
他のバージョンでは、図47に示したもののような針割出し歯車(51)は、針部分(29)と連結するプローブ内部の針割出し駆動シャフトの補完的なスプライン付きソケット(不図示)と係合する。したがって、歯車係合は、内側−外側、隣り合わせ、または任意の他の適切な種類のものであってよい。
次に、針割出し駆動機構を作動させる方式に目を向けると、図7は、プローブ組立体(19)の外部ハウジングを通って針割出し駆動歯車(168)が部分的に露出された(例えば手動で操作可能な指回し式円形板として)例示的な構成を示す。この構成では、オペレーターは、針割出し駆動歯車(168)を手で回転させて、取り付けられた針組立体を割り出すことができる。一例では、部分的に露出した針割出し駆動歯車(168)は、図7に示すように、プローブ組立体(19)の中央部分に沿って位置付けられる。ほんの一例として、針割出し駆動歯車(168)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本明細書と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]の教示に従って構成および操作されてよい。例えば、針割出し駆動歯車(168)は、その特許出願に記載される中央指回し式円形板に類似していてよい。当然、部分的に露出した針割出し駆動歯車(168)は、任意の他の適切な様式で、また任意の他の適切な場所に設けられてもよい。
図12〜図21の生検装置(12)は、針割出し駆動機構を作動させる別の例示的な方式を提供する。この実施例では、プローブ組立体(18)は、プローブ組立体(18)の近位端部に位置する割出しノブ(170)を備えて構成されている。割出しノブ(170)は、図15に示すように、歯車(174)を遠位端部に有するシャフト(172)に接続される。歯車(174)は、ホルスター組立体(16、20)に位置する別の歯車(176)(図13および図20〜図21)と連絡している。ホルスター組立体(16、20)の歯車(176)は、中間歯車およびシャフトの配列に接続され、この配列は、図13および図20に示すように、割出しノブ(170)からホルスター組立体(20)の針割出し駆動歯車(159)へ、回転運動を伝える。針割出し駆動歯車(159)は、図58に示すように、プローブの針割出し歯車(162)と直接連絡することができる。針割出し歯車(162)は、本明細書に記載するように、針組立体(29)と一体的に回転することができる。ゆえに、割出しノブ(170)は、針組立体(29)を回転させるため、手で回転されてよい。
当然、ノブ(170)はまた、図1〜図6のプローブ組立体(14)または図7〜図11のプローブ組立体(19)などの、六角形の針回転駆動ソケットを有する駆動シャフト(154)と同様に連結されてもよい。例えば、針割出し駆動歯車(159)は、図3〜図6に示すように、プローブ組立体(14)の中間駆動歯車(178)を通じて駆動シャフト(154)と間接的に連絡することができる。さらに、ノブ(170)は、図12〜図21に示した実施例の駆動歯車(150)とノブ(170)が連結されるのと同じように、図34に示す実施例の駆動歯車(156)と連結されることができる。
本明細書に開示される針割出し機構は、さまざまな生検装置(10、12)間で交換可能であってよいことが認識されるべきである。例えば、六角形のインターフェース割出し機構を有する生検装置(10、12)が歯車インターフェース割出し機構を含むように構成されてもよく、逆の場合も同じであることを、当業者は理解するであろう。同様に、六角形の割出し部分(49)を有する針組立体(28)と共に使用される駆動シャフト(154)を備えたプローブ組立体(14、18、19)を有する生検装置(10、12)が、針割出し歯車(162)を有する針組立体(29、30)と共に使用される駆動シャフト(154)の針割出し駆動歯車(156、157、159)の代わりをするように改変され得ることを、当業者は理解するであろう。さらに、さまざまな生検装置(10、12)は、開示されるさまざまな割出し駆動機構のいずれかと共に使用されるように構成されてよい。
針の割出しは、針割出し機構を収容するプローブ組立体(14、18、19)および/またはホルスター組立体(16、20、21)を使用せずに達成され得ることがさらに認識されるであろう。例えば、図28〜図32の針組立体(30)は、(例えば、指回し式円形板(38)によって直接針組立体(30)を手でつかむオペレーターによって、など)針組立体(30)がプローブ組立体(14、18、19)から分離されるかまたはプローブ組立体(14、18、19)に取り付けられたときに針組立体(30)を回転させることによって、手動で割出しするように構成されてよい。さらに、六角形または歯車の歯のインターフェース以外の任意の適切な構造体を用いて、針組立体(28、29、30、134、160、161)に回転を伝えることができる。さらに、いくつかのバージョンは、まったく針割出しがなくてもよい。
III. 例示的なプローブ組立体
分離可能な針を有する生検装置において考慮すべき別の態様は、プローブ組立体のデザインであり得る。そのようなプローブ組立体を考慮する際に、取り組むべきいくつかの態様は、とりわけ、以下のもの:すなわち(A)分離可能な針とのプローブ組立体の係合;(B)カッターが分離可能な針に挿入される前のカッター露出(すなわち、鋭さの制御(sharp control))、カッター回転、およびカッター並進;ならびに/または(C)真空供給および組織サンプルの管理、を含んでよい。
A. 例示的なプローブ組立体の取り付け
1. 例示的な振動(Rocking)プローブロックカバー
図39〜図43は、プローブ組立体(14)を針組立体(28)と係合させるのに使用される例示的なプローブロックカバー(182)を示す。この実施例のプローブ組立体(14)は、ケーシング(180)、およびロックカバー(182)を含む。ロックカバー(182)は、ケーシング(180)上のピボットピン(184)によりプローブ組立体(14)に接続される。ピボットピン(184)は、ロックカバー(182)の対応する開口部(186)を通じて位置付けられる。このように、プローブケーシング(180)へのロックカバー(182)の取り付けにより、ピボットピン(184)を中心としてロックカバー(182)がいくらか回転することができる。ロックカバー(182)のこの回転は、以下で詳細に論じるように、針組立体(28)に対するプローブ組立体(14)の係合および係合解除を制御するために使用され得る。当然、ピボットピン(184)は、プローブ組立体(14)を完全に通り抜ける単一のピンである必要はなく、ケーシング(180)の一部として成型され、ケーシングの両側から突出する、一対の突出部を単に含んでもよい。さらに、ロックカバー(182)とプローブ組立体(14)との間の他の適切な構造および関係は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
本実施例のロックカバー(182)は、その遠位端部に係合部材(188)を含む。係合部材(188)は、タブ、突出部、または任意の他の適切な構造体の形態をとることができる。係合部材(188)は、スナップ接続部を用いて、針組立体(28)の指回し式円形板(36)に位置する環状凹部または溝(190)に取り付けられる。バネ(192)がプローブケーシング(180)の両側に含まれて、ロックカバー(182)に対して回転付勢を与える(例えば、ピボットピン(184)を中心としてロックカバー(182)を回転させる)。バネ(192)により導入された付勢により、係合部材(188)は、図42に示すように、安定した接続で環状溝(190)に係合する。
さらに、指回し式円形板(36)は、図42および図43に示すように、斜角面(196)を備え、スナップ接続部を作り出すのを助けることができる。プローブ組立体(14)が針組立体(28)に押し付けられると、指回し式円形板(36)の斜角面(196)が、係合部材(188)が環状溝(190)に到達するまで、バネ(192)からのバネ付勢力に抵抗して、係合部材(188)を押し上げる。係合部材(188)が環状溝(190)に到達すると、バネ(192)からのバネ付勢により、係合部材(188)が下方に押され環状溝(190)の中に入る。
この環状溝(190)のデザインにより、スナップ接続部が針割出し中に安定することが、さらに認識されるべきである。例えば、環状溝(190)によってプローブ組立体(14)を回転させずに針組立体(28)を割出しのために回転させることができる。この実施例では、係合部材(188)は、針組立体(28)の割出し中に環状溝(190)内部周辺でスライドする。回転中に摩擦を減少させ得るさまざまな方法、ならびに回転に影響を与えずに係合をもたらす構造および技術があることを、当業者は認識するであろう。
ロックカバー(182)は、その近位部分にバネカバー(194)を含む。係合部材(188)を環状溝(190)から係合解除するために、使用者は、バネカバー(194)を押し下げ、これにより、ロックカバー(182)に対するバネ付勢が克服される。バネカバー(194)をこのように押し下げると、ロックカバー(182)がピボットピン(184)を中心として回転することができる。ロックカバー(182)の係合部材(188)は次に、図43に示すように、指回し式円形板(36)の環状溝(190)から係合解除され、針組立体(28)は、(例えば、長さ方向にプローブ組立体(14)を針組立体(28)から引き離すことによって)プローブ組立体(14)から取り外されることができる。
2. 例示的なプローブロックリング
図44〜図47は、プローブ組立体(18、19)を針組立体(29)に取り付けるのに使用され得る、例示的なプローブ環状リング(198)を示す。プローブ組立体(18、19)は、環状リング(198)、ならびにロックリング(200)を含む。この実施例のロックリング(200)は、ロック部材(202)を含む。プローブ組立体(18、19)を針組立体(29)に取り付けるため、使用者は、針組立体(29)に対して長さ方向にプローブ組立体(18、19)を押す。ロックリング(200)のロック部材(202)は、針組立体(29)の指回し式円形板(206)における、対応するキャビティ(204)に係合する。ロック部材(202)は、斜角面(210)を含み、斜角面により、指回し式円形板(206)の近位縁部(208)が、キャビティ(204)に到達するまでロック部材(202)を偏向させ、キャビティに到達したら、ロック部材(202)は、スナップ接続係合キャビティ(204)を作る。この実施例のロック部材(202)は、弾性的に付勢されてキャビティ(204)に係合すると共に、プローブ組立体(18、19)が針組立体(29)と連結され、また針組立体から分離される際にキャビティ(204)から離れて偏向するのに十分可撓性である。
この実施例でプローブ組立体(18、19)を針組立体(29)から係合解除するため、使用者は、針先端部(212)に向けて遠位に環状リング(198)を押す。環状リング(198)は、プローブ組立体(18、19)とスライド係合するように構成される。このようなスライド係合は、プローブ(18、19)の遠位端部のテーパー状のデザインを組み込み、スライド係合を達成するように環状リング(198)の直径をサイズ決めすることによって、達成され得る。このようにスライド係合するので、環状リング(198)は、プローブ組立体(18、19)の側面における支持部材またはレールなど(不図示)によって、プローブ組立体(18、19)上で支持されることができる。環状リング(198)が遠位に押されると、環状リング(198)は、ロック部材(202)の近位端部における楔形部分(214)に接触する。この接触により、ロック部材(202)の遠位部分が、キャビティ(204)から離れて偏向し、それにより、指回し式円形板(206)が係合解除される。
指回し式円形板(206)が、別個のキャビティ(204)の代わりに単一の環状キャビティまたは溝(不図示)を備えて構成され得ることが、さらに認識されるべきである。そのような環状キャビティまたは溝は、前述した針組立体(28)の環状溝(190)に類似していてよい。単一の環状キャビティまたは溝(不図示)は、ロック部材(202)により係合されて、プローブ組立体(18、19)を針組立体(29)に接続することができる。そのような構成では、単一の環状キャビティまたは溝(不図示)により、プローブ組立体(18、19)を回転させずに、割出しのため針組立体(29)を回転させることができる。よって、この実施例では、ロック部材(202)は、針組立体(29)の割出し中に単一の環状キャビティまたは溝(不図示)の周りをスライドすることができる。
3. レバーを備えた例示的なプローブロックリング
図50および図51は、プローブ組立体(218)を針組立体(30)に取り付けるのに使用される、例示的なプローブ環状リング(216)を示す。この実施例のプローブ組立体(218)は、環状リング(216)、ロックリング(200)、および分離レバー(220)を含む。ロックリング(200)は、その遠位端部には斜角面(不図示)を有するロック部材(202)を、その近位端部には楔形部分(214)を含む。
この実施例において、プローブ組立体(218)を針組立体(30)に取り付けるために、使用者は、針組立体(30)に対してプローブ組立体(218)を長さ方向に押す。ロックリング(200)のロック部材(202)は、針組立体(30)の指回し式円形板(38)における対応するキャビティ(222)に係合する。ロック部材(202)の斜角面(210)により、キャビティ(222)に到達するまで指回し式円形板(38)の近位縁部(224)はロック部材(202)を偏向させ、キャビティに到達すると、ロック部材(202)は、キャビティ(222)とのスナップ接続部を作る。この実施例のロック部材(202)は、キャビティ(222)に係合するよう弾性的に付勢されると共に、プローブ組立体(218)が針組立体(30)に連結され、また針組立体(30)から分離されるときにキャビティ(222)から離れて偏向するのに十分可撓性である。
プローブ組立体(218)を針組立体(30)から係合解除するために、使用者は、レバー(220)のピボット部材(226)を内向きに押す。レバー(220)は、それらの遠位端部に斜角面(228)を有する。ピボット部材(226)が内向きに押されると、レバー(220)の対向する端部は、ピボットピン(230)を中心としてプローブ組立体(218)の本体から離れるように回転する。この回転により、レバー(220)の斜角面(228)は、環状リング(216)を、ロックリング(200)上のロック部材(202)の楔形部分(214)に対して、遠位に駆動する。環状リング(216)と楔形部分(214)との間の接触により、ロック部材(202)の遠位部分は、キャビティ(222)から離れて偏向し、それにより、指回し式円形板(38)が係合解除される。ここでも、キャビティ(222)は、環状溝または他の特徴部もしくは構造体で置き換えられてよい。
図52は、環状リング(234)、ロックリング(200)、およびプローブ組立体(232)を針組立体に取り付ける分離レバー(236)を有する、別の例示的なプローブ組立体(232)を示す。環状リング(234)は、分離レバー(236)に旋回可能に接続される、近位に延びる延長部材(238)を含む。分離レバー(236)はそれぞれ、開口部(240)をさらに含み、この開口部は、分離レバー(236)をプローブ組立体(232)に旋回可能に取り付けるため、プローブ組立体(232)のピボットピン(242)を受容する。ロックリング(200)は、遠位端部に斜角面(210)を、近位端部に楔形部分(214)を有する、ロック部材(202)を含む。
針組立体へのプローブ組立体(232)の取り付けは、図44〜図47および図50〜図51に関して先の段落で説明したように達成される。プローブ組立体(232)を針組立体から分離するために、使用者は、分離レバー(236)を近位に引く。これにより、分離レバー(236)がピボットピン(242)を中心として回転し、それにより、受容スロット(240)、および接続された延長部材(238)が遠位に駆動される。延長部材(238)の遠位運動により、環状リング(234)が遠位に駆動され、環状リングは次に、ロック部材(202)の楔形部分(214)を押す。環状リング(234)と楔形部分(214)との間の接触により、ロック部材(202)の遠位部分は、プローブ組立体(232)の長さ方向軸から離れて偏向し、それによって、針組立体の指回し式円形板が係合解除される。
プローブ組立体を針組立体と選択的に連結させ得る、さまざまな他の方法があることを、当業者は認識するであろう。例えば、針組立体の指回し式円形板が、プローブ組立体の構成要素として位置を変えられてよいこと、または指回し式円形板がプローブ組立体に予め取り付けられることを、当業者は認識するであろう。そのようなバージョンでは、針組立体へのプローブ組立体の取り付けは、指回し式円形板への針の取り付けを論じた部分で前述したように達成されることができる。プローブ組立体を針組立体と選択的に連結する、他の適切な構成要素、特徴部、構造体、構成、および技術は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
前述した特定のプローブ組立体および針組立体は単に例示的なものであること、ならびに、前述したいかなる単一のプローブ組立体も、特定の針組立体を必要とすることを意味していないこと、もまた当業者により理解されるであろう。むしろ、プローブ組立体および針組立体は、交換可能に使用され得るよう構成されることができる。例えば、針組立体(28)は、ロックカバー(182)のプローブ取り付けデザインの代わりに環状リング(198)のプローブ取り付けデザインにより動作する指回し式円形板のデザインに適応してもよい。同様に、プローブ組立体(18、19)は、環状溝(190)を備えた指回し式円形板(36)を有する針組立体と共に使用されるように、環状リング(198)の代わりにロックカバー(182)を取り付けられてもよい。プローブ組立体および針組立体の組み合わせの、他の適切なバリエーションは、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
B. 例示的なカッター露出保護ならびにカッター回転およびカッター並進機構
分離可能な針デザインを有する生検プローブで考慮すべき別の態様は、カッター露出、ならびにカッター回転および並進であり得る。先に論じたように、分離可能な針デザインは、プローブ組立体およびホルスター組立体とは別の、針組立体を含むことができる。生検装置のカッター部分は、プローブ組立体の構成要素として残っていてよい。例えば、カッター部分は、組織サンプルを切断するのに役立つ鋭利な遠位端部を有する、細長い中空のチューブであってよい。カッターの鋭利な性質のため、カッターがプローブ組立体本体に対して遠位に延びて露出していない状態では、プローブ組立体が針組立体から分離されたときにカッターにさらされることから使用者を保護することが重要となり得る。以下の段落では、カッター露出保護の単に例示的ないくつかの方式、ならびに必要に応じて、関連するカッター回転および並進機構を論じる。
1. 例示的なスライドカッターカバー
図1〜図6は、スライドカッターカバー(244)を伴う例示的なカッター露出保護方式を示す。この実施例のプローブ組立体(14)は、プローブ組立体(14)の本体から遠位に延びる、鋭利なカッター(106)を含む。このカッター(106)は、前述のとおり、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されると、針組立体(28)に挿入されるように構成される。カッター(106)の鋭利な遠位縁部、およびプローブ組立体(14)の本体からの遠位延長部は、プローブ組立体(14)の使用者に対し危険を及ぼす場合があり、このことは、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されていない場合(例えば、カッター(106)が別様に露出した場合)に、ある程度カッター(106)を覆うことの十分な根拠となり得る。図1〜図2に示すように、スライドカッターカバー(244)は、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されると、内側プローブ組立体(14)を後退させるように構成される。図3〜図6に示すように、スライドカッターカバー(244)は、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されていない場合、プローブ組立体(14)から遠位に延びるように構成される。スライドカッターカバー(244)の延長部は、鋭利なカッター(106)への露出から使用者を保護することができる。ほんの一例として、カッターカバー(244)は、カッター(106)がプローブ組立体(14)の本体から延びる長さよりも長い長さまで、プローブ組立体(14)の本体から延びることができる。
作動中、弾性ひも(246)を使用して、スライドカッターカバー(244)の運動を制御することができる。例えば、弾性ひも(246)は、スライドカッターカバー(244)の近位部分の外側フック(248)に接続されることができる。同様に、弾性ひも(246)の向かい合う端部は、プローブケーシング(180)の遠位部分の内側フック(不図示)に接続されることができる。この配列により、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されていない場合に、弾性ひも(246)は、スライドカッターカバー(244)を延出位置に付勢することができる。プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されると、スライドカッターカバー(244)は、弾性ひも(246)の張力に抵抗してプローブ組立体(14)の中に後退する。例えば、オペレーターがプローブ組立体(14)を針組立体(28)と連結し始めると、延出したスライドカッターカバー(244)の遠位縁部は、指回し式円形板(36)の近位面に接触することができる。針組立体(28)は、スタンド組立体(24)により所定の場所に固定され得る。したがって、プローブ組立体(14)が遠位に動いて針組立体(28)と連結されると、スライドカッターカバー(244)の遠位縁部と指回し式円形板(36)の近位面との間の係合により、スライドカッターカバー(244)はプローブ組立体(14)内部で後退位置まで近位に進められ得る。
針組立体(28)がプローブ組立体(14)から分離されると、弾性ひも(246)の張力が解除され、スライドカッターカバー(244)は自動的に延出位置へ戻って、鋭利なカッター(106)を保護する。当然、弾性ひも(246)に加えて、またはその代わりに、任意の他の適切な構成要素、構造体、特徴部、または構成を使用して、スライドカッターカバー(244)を延出位置へ付勢することもできる。ほんの一例として、弾性ひも(246)に加えて、またはその代わりに、1つまたは複数のバネを使用してもよい。さらに他の適切な構成要素、構造体、特徴部、または構成は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
スライドカッターカバー(244)は、使用者が鋭利なカッター(106)にさらされるのを有効に低減できる任意の適切な形状を有するように設計されてよい。例えば、図2〜図6に示すように、スライドカッターカバー(244)は、逆U字型の外形を有することができる。他のバージョンでは、スライドカバー(244)は、円形もしくは円筒形状、C字形状、V字形状、または任意の他の適切な形状を有してよい。スライドカッターカバー(244)の他の適切な形状は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
前述のようなスライドカッターカバー(244)を有する生検プローブ装置と関連するカッター回転および並進に関して、従来のカッター回転および並進機構を使用することができる。適切なカッター回転および並進機構は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066;および、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]にさらに詳細に記載される。あるいは、任意の他の適切な機構を用いて、カッター(106)を回転および/または並進させてもよい。
カッター(106)の長さは、プローブ組立体(14)が針組立体(28)と連結されたときにカッター(106)の遠位端部が孔(278)の近位縁部のすぐ近位に(例えば、非常に近く、かつ近位に)位置付けられ得るようになっていてよいことが理解されるべきである。したがって、切断シーケンスが始まると、カッター(106)は、孔(278)を通って突出する組織を切断するのに、遠くへ移動する必要がない。言い換えれば、カッター(106)は、切断シーケンスが始まったときに組織サンプルを切断するのに孔(278)まで到達するために、針組立体(28)の長さ方向全長を必ずしも移動しなくてよい。ゆえに、カッター(106)は、プローブ組立体(14)を針組立体(28)と連結するとすぐに、切断のため効果的に「移動される(staged)」ことができる。
2. 例示的な入れ子式カッターカバー
図7〜図11は、入れ子式カッターカバー(250)と共に、カッター(106)の部分的な後退を伴う、例示的なカッター露出保護方式を示す。この実施例において、プローブ組立体(19)が針組立体(29)と連結されると、入れ子式カッターカバー(250)は、圧縮バネ(252)に抵抗してプローブ組立体(19)の内側に後退する。例えば、オペレーターがプローブ組立体(19)を針組立体(29)と連結し始めると、延出した入れ子式カッターカバー(250)の遠位縁部は、指回し式円形板(206)の近位面に接触することができる。針組立体(29)は、スタンド組立体(24)によって所定の場所に固定され得る。したがって、プローブ組立体(14)が遠位に動いて針組立体(29)と連結されると、入れ子式カッターカバー(250)の遠位縁部と指回し式円形板(206)の近位面との間の係合により、入れ子式カッターカバー(250)が、潰れた位置または後退位置のプローブ組立体(19)(collapsed or retracted position probe assembly(19))まで近位に進むことができる。プローブ組立体(19)が針組立体(29)と連結された状態で、カッター(106)は、使用者を鋭利なカッター(106)にさらすことなく、針組立体(29)内部で部分的に延びることができる。
プローブ組立体(19)が針組立体(29)から分離されると、入れ子式カッターカバー(250)は、圧縮バネ(252)の遠位への力(distal urging)を受けてプローブ組立体(19)から延びる。また、カッター(106)は、以下でさらに説明するように、カッター並進および回転機構によってプローブ組立体(19)の内側に部分的に後退する。部分的に後退したカッター(106)、および延びた入れ子式カッターカバー(250)の組み合わせにより、使用者は、ある程度まで、鋭利なカッター(106)にさらされることから保護され得る。
図8〜図10に示すように、圧縮バネ(252)は、プローブ組立体(19)の遠位部分に位置する。圧縮バネ(252)は、その遠位端部において、入れ子式カッターカバー(250)近位端部と係合する。圧縮バネ(252)の近位端部は、プローブ組立体(19)と係合する。圧縮バネ(252)の構成により、プローブ組立体(19)が針組立体(29)と連結されていない場合に入れ子式カッターカバー(250)を遠位に延ばすバネ付勢がもたらされる。それにもかかわらず、圧縮バネ(252)は、プローブ組立体(19)が針組立体(29)と連結されると入れ子式カッターカバー(250)がプローブ組立体(19)内部で近位に後退することを可能にする。他の構成要素を使用して、入れ子式カッターカバー(250)の延出および後退を達成してよいことが認識されるであろう。ほんの一例として、スライドカッターカバー(244)に関して前述したように、弾性ひも構成を使用してもよい。入れ子式カッターカバー(250)の延出および後退を達成する、さらに他の適切な構成要素、構造体、特徴部、構成、または技術は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
また、図8〜図11に示すように、外側螺旋部(254)が、プローブ組立体(19)内部で長さ方向にカッター(106)を並進させる能力をもたらし、切断歯車(262)が、組織サンプルを切断するためカッター(106)を回転させる能力をもたらす。外側螺旋部(254)は、並進歯車(260)をその近位端部に、切断歯車(262)をその遠位端部に含む。歯車(260、262)は、この実施例では外側螺旋部(254)と堅く連結され、歯車(260、262)および外側螺旋部(254)は一体的に回転する。外側螺旋部(254)は、ファストスレッド部分(fast thread portion)(256)およびファインスレッド部分(fine thread portion)(258)を有する通路(266)をさらに含む。ファストスレッド部分(256)は、高いピッチを有して、カッター(106)がその部分的に後退した状態から、延出した状態へ円滑にかつ素早く並進することをもたらす。ファインスレッド部分(258)は、低いピッチを有して、切断活動中にカッター(106)の微調整された並進をもたらす。外側螺旋部(254)に含まれるブラケット(268)が、通路(266)内部に嵌まるピン(270)を備える。ブラケット(268)は、さらにカッター(106)に取り付けられ、カッター(106)を長さ方向に並進させると共にカッター(106)をブラケット(268)に対して回転させる輸送部として役立つ。
並進歯車(260)は、ホルスター組立体(21)により露出した駆動歯車(264)と連絡している。以下でさらに詳細に説明するように、ホルスター組立体(21)は、駆動歯車(264)を回転させるように動作可能である。さらに、並進歯車(260)および駆動歯車(264)は、プローブ組立体(19)がホルスター組立体(21)と連結されると歯車(260、264)が噛み合うように位置付けられ構成される。したがって、駆動歯車(264)の回転により、並進歯車(260)の対応する回転が生じ、これにより今度は外側螺旋部(254)が回転する。外側螺旋部(254)が回転すると、ブラケット(268)は、通路(266)とのピン(270)の係合により、長さ方向に並進する。ブラケット(268)に取り付けられているカッター(106)は、ブラケット(268)と共に長さ方向に並進する。この並進運動は、ファインスレッド部分(258)と比べ、ブラケット(268)が通路(266)のファストスレッド部分(256)にわたり移動する際に、大きくなる。
駆動歯車(264)の回転により、外側螺旋部(254)との切断歯車(262)の接続を通じて、切断歯車(262)へ回転が与えられる。細長い歯車(272)がこの実施例では(例えばオーバーモールドなどにより)カッター(106)に一体的に固定される。細長い歯車(272)は、カッター(106)がいったんその部分的に後退した位置から並進すると、切断歯車(262)に係合するように構成される。具体的にはスレッド部分(256、258)および細長い歯車(272)は、ピン(270)がほぼファストスレッド部分(256)とファインスレッド部分(258)との間の移行部に達するころに、カッター(106)が長さ方向位置まで遠位に並進していて、それにより細長い歯車(272)が切断歯車(262)に係合するように、サイズ決めされ構成されている。細長い歯車(272)とのカッター歯車(262)の係合は、カッター歯車(262)を回転させると細長い歯車(272)が回転し、それによりカッター(106)が回転して、これが組織サンプルを切断するのに役立ち得るようになっている。さらに、細長い歯車(272)の細長いデザインにより、カッター(106)が長さ方向の運動範囲にわたり並進すると、継続した回転が可能となる。
したがって、本実施例では、カッター(106)が自由に回転できると共に長さ方向に並進するような形で、ブラケット(268)はカッター(106)に取り付けられることが認識されるであろう。例えば、図8に示すように、ブラケット(268)は、カッター(106)と関連するブロック部材(276)の両側に位置付けられた、開いたクランプ部材(274)を含むことができる。また、この構成では、構成要素の設置は、取り付けられた針組立体(29)の孔(278)にカッター(106)が到達する地点と、カッター(106)の微細な並進運動および回転が一致するようになっていることが、認識されるであろう。当然、任意の他の適切な構造体、特徴部、構成要素、構成、および/または技術を用いて、カッター(106)を回転および/または並進させて組織サンプルを切断することもできる。
入れ子式カッターカバー(250)は、使用者が鋭利なカッター(106)にさらされることを有効に低減し得る任意の適切な形状を有するように設計されてよいことも、認識されるであろう。例えば、図7〜図10に示すように、入れ子式カッターカバー(250)は、逆C字形状を有してよい。他の例示的なバージョンでは、入れ子式カッターカバー(250)は、中空の円筒形状、U字形状、V字形状、または任意の他の適切な断面形状を有してよい。入れ子式カッターカバー(250)の他の適切な形状は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
本実施例では、カッター(106)が後退位置にあるとき、カッター(106)の長さの約60%が、プローブ組立体(16)内部で後退し、入れ子式カッターカバー(250)は、プローブ組立体(19)から遠位に延びるカッター(106)の長さの残りの40%を覆うように延びる。当然、カッター(106)が後退位置にあるとき、カッター(106)の長さの任意の他の分量がプローブ組立体(16)内部で後退してよい。同様に、カッター(106)が後退位置にある場合、入れ子式カッターカバー(250)は、プローブ組立体(19)から遠位に延びるカッター(106)の、任意の他の適切な長さを覆うことができる。
いくつかのバリエーションでは、入れ子式カッターカバー(250)は、図52に見られるように、複数の入れ子式カッターカバー(280)を有するデザインで置き換えられる。そのような例示的なバージョンでは、複数の入れ子式カッターカバー(280)は、同心の中空円筒を含むことができる。そのようなカバー(280)は、前述した入れ子式カッターカバー(250)のように、遠位にバネで付勢され得る。入れ子式カッターカバー(250)およびカバー(280)の、さらに他の適切なバリエーションは、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
3. 例示的な後退可能なカッター
図12〜図19は、完全に後退可能なカッター(107)を伴う例示的なカッター露出保護方式を示す。カッター(107)の完全な並進、および切断のための適切な回転を達成するため、この実施例のプローブ組立体(18)は、カッター(107)を囲む内側螺旋機構(282)を含む。内側螺旋機構(282)は、中空チューブ(284)、ファインスレッド親ねじ(286)、歯車(288)、親ねじナット(290)、およびカッタードライバ(292)を含む。中空チューブ(284)は、プローブ組立体(18)内部で回転可能であり、内部通路(294)を備えて形成される。内部通路(294)は、螺旋領域(295)、および螺旋領域(295)に対して遠位の長さ方向領域(297)を有する。カッタードライバ(292)が、(例えばオーバーモールドなどにより)カッター(107)の近位端部に堅く固定されており、一体ピン(296)を含み、この一体ピンは、内部通路(294)に係合するように構成される。親ねじナット(290)がまた、(例えばオーバーモールドなどにより)カッター(107)の近位端部の近くに堅く固定される。したがって、カッタードライバ(292)および親ねじナット(290)は、この実施例では、カッター(107)と一体的に回転および並進する。
回転駆動歯車(298)が、この実施例ではホルスター組立体(20)により露出される。以下でさらに詳細に説明するが、ホルスター組立体(21)は、駆動歯車(264)を回転させるように動作可能である。駆動歯車(298)および内側螺旋機構(282)の歯車(288)は、プローブ組立体(18)がホルスター組立体(20)と連結されると歯車(288、298)が噛み合うように位置付けられ構成される。したがって、駆動歯車(298)の回転により、歯車(288)の対応した回転が生じる。この実施例では、歯車(288)が中空チューブ(284)と堅く連結され、プローブ組立体(18)がホルスター組立体(20)と連結されると、駆動歯車(298)の回転により、中空チューブ(284)の回転も生じる。チューブ(284)が回転すると、カッター(107)がこの実施例では長さ方向に並進する。具体的には、チューブ(284)が回転すると、カッタードライバ(292)のピン(296)が、チューブ(284)の内部通路(294)の中を移動する。この実施例では、カッタードライバ(292)がカッター(107)に堅く固定されたとき、カッタードライバ(292)の、この長さ方向の並進により、カッター(107)の対応した並進が生じる。ゆえに、プローブ組立体(18)の残り部分に対するカッター(107)の後退または延出は、回転の方向により決定され得る。通路(294)のピッチを調節して、単位回転当たり(per unit of rotation)より多いかまたは少ない並進運動をもたらし得ることが、当業者により認識されるであろう。さらに、通路(294)のピッチは、中空チューブ(284)の長さにわたって変動可能であってよい(例えば、ファストピッチ領域(fast pitch region)およびファインピッチ領域(fine pitch region)など)ことが認識されるであろう。
図示のとおり、ファインスレッド親ねじ(286)が、中空チューブ(284)に長さ方向に隣接して、かつ中空チューブ(284)に対して遠位に位置付けられる。ファインスレッド親ねじ(286)は、プローブ組立体(18)内部に固定され、板バネ(300)を含み、板バネ(300)は、ピン(302)をカッター(107)に向けて付勢する。カッター(107)は、その長さの一部に沿って長さ方向スロット(304)を有する。具体的には、長さ方向スロットは、カッター(107)の遠位端部付近で始まり、カッター(107)上の選択された近位地点で終端をなす。ほんの一例として、カッター(107)は、段付き構成を有してよく、スロット(304)を有する部分が、スロット(304)のない部分より大きな外径のものである。したがって、スロット(304)は、カッター(107)の外径が推移する長さ方向位置で、またはその近くで終端をなす。
長さ方向スロット(304)は、ピン(302)を受容するように構成される。スロット(304)におけるピン(302)の係合により、カッタードライバ(292)のピン(296)がチューブ(284)の内部通路(294)を移動する際にカッター(107)が回転するのが妨げられる。例えば、カッター(107)を延ばす第1段階(または、カッター(107)を後退させる、後の段階)で、中空チューブ(284)が回転し、カッター(107)が長さ方向に並進すると、ピボットピン(302)はスロット(304)の中を移動し、カッター(107)が回転するのを妨げると共に、カッター(107)の並進運動を可能にする。当然、任意の他の適切な構造体、構成要素、特徴部、構成、または技術を用いて、プローブ組立体(18)からカッター(107)を延ばす段階および/またはプローブ組立体(18)内へカッター(107)を後退させる段階中に、カッター(107)の回転を制限することができる。
カッター(107)が延出位置に到達すると(例えばカッター(107)の遠位端部が、取り付けられた針組立体(29)の孔(278)に近づくと)、カッター(107)の長さ方向スロット(304)が終端をなし、ピボットピン(302)は、もはやカッター(107)の回転運動を制限しない。さらに、親ねじナット(290)は、カッター(107)が十分遠位に延びた位置に到達すると、ファインスレッド親ねじ(286)に係合する。この時点で、カッタードライバ(292)のピン(296)は、内部通路(294)の螺旋領域(295)から内部通路(294)の長さ方向領域(297)への推移部に到達する。ピボットピン(302)はカッター(107)の回転運動をもはや制限せず、また、カッタードライバ(292)のピン(296)が内部通路(294)の長さ方向領域(297)にある状態で、歯車(288)によって中空チューブ(284)に伝えられる、さらなる回転運動により、この実施例では、カッター(107)が回転する。さらに、カッター(107)がそのような、延びた長さ方向位置にあるので、親ねじナット(290)は、ファインスレッド親ねじ(286)に内側で係合する。親ねじナット(290)およびファインスレッド親ねじ(286)は、相補的なネジを有して、カッター(107)の回転(したがって、親ねじナット(290)の回転)により、カッター(107)の長さ方向の並進が生じる。内部通路(294)の長さ方向領域(297)により、親ねじナット(290)のねじとファインスレッド親ねじ(286)との間でそのように係合している間に、ピン(296)(したがってカッター(107))は中空チューブ(284)に対して並進することができる。ゆえに、カッター(107)は、中空チューブ(284)がカッター(107)のこの長さ方向の位置付け全体にわたり回転するときに、同時に回転および並進して、孔(278)を通って突出する組織から組織サンプルを切断することができる。組織サンプルの切断後、カッター(107)の後退が、逆の順序で行われてよく、これは、逆方向の回転を中空チューブ(284)に与えることで始まる。
エンコーダー歯車(299)も中空チューブ(284)に固定され、エンコーダー歯車(299)は、中空チューブ(284)と一体的に回転する。エンコーダー歯車(299)は、プローブ組立体(18)がホルスター組立体(20)と連結されると、ホルスター(20)により露出した相補的なエンコーダー歯車(301)と噛み合うように構成される。エンコーダー歯車(301)は、ホルスター(20)内部に位置するエンコーダー(303)と連結される。ゆえに、エンコーダー(303)を使用して、カッター(107)の長さ方向位置および/または回転速度などを追跡することができる。適切なエンコーダー、およびエンコーダー(303)を使用し得る方法は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]に開示されている。当然、エンコーダー(303)、および関連する構成要素は、所望に応じて省略されてもよい。
C. 例示的なハイブリッドの分離可能な針
いくつかの状況では、生検装置の一体的構成要素として設けられた、生検装置針の第1の部分を、別個の標的化カニューレとして設けられた、その針の第2の部分と共に有することが望ましい場合がある。例えば、図53〜図56は、標的化カニューレ(308)およびカッター(不図示)と共に使用され得る、例示的な部分的な針(306)を示し、ここで、前述したもののような、MRI生検装置の特定の流体シールおよび分離可能な特徴部を排除することが望ましい場合がある。この実施例では、カニューレ(308)は、セラミックまたは任意の他の適切な材料で構築され得る、図示のような一体的な組織貫通先端部(310)を有することができる。カニューレ(308)はまた、その遠位端部の近くに横向き孔(312)を有する。いくつかのバージョンでは、先端部(310)は、孔(312)の遠位にあるカニューレ(308)の上半分を形成することができる。これは、先端部(310)がカッター(不図示)より硬いセラミック材料で形成されている場合に有利となり得、このため、カニューレ材料の削れ(skiving)が生じない。当然、先端部(310)は、任意の他の所望の材料で形成されてもよい。
カニューレ(308)はまた、その遠位領域に二重内腔部分(314)を含む。二重内腔部分(314)は、カニューレ(308)内部の遠位領域に分割部材(316)を含めることにより達成され得る。分割部材(316)は、カニューレ(308)内部で長さ方向に部分的に延びて、近位側は近位縁部(319)で終端をなしている。ゆえに、分割部材(316)は、上方内腔(315)、および下方内腔(317)を作り出す。分割部材(316)のないカニューレ(308)部分は、単一の内腔部分(318)を確定する。分割部材(316)は、上方内腔(315)と下方内腔(317)との間に流体連通をもたらす開口部(320)を含む。また、図54および図57に示すように、カニューレ(308)の外側部分は、複数の外側開口部(321)も含む。ほんの一例として、外側開口部(321)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Biopsy Device with Vacuum Assisted Bleeding Control」という名称の、2007年2月8日公開の米国特許出願公開第2007/0032742号の教示に従って、構成され使用されてよい。当然、本明細書に記載する他の構成要素と同様、外側開口部(321)は、単なるオプションである。
本実施例では、部分的な針(306)が、プローブ(不図示)から遠位に延びる。ほんの一例として、このプローブは、別の状況では、本明細書の教示のいずれか;開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示のいずれか;または、開示内容を参照により本明細書に組み込む「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]の教示のいずれかに従って、構成されてよい。あるいは、プローブは、任意の他の適切な構成を有してもよい。
本実施例の部分的な針(306)は、シャベル端部(322)を有する。シャベル端部(322)は、上方遠位縁部(323)、舌状部(325)、および舌状部(325)の遠位端部における下方遠位縁部(327)を有する。舌状部(325)は、その中を通って形成された複数の開口部(328)を有する。部分的な針(306)はまた、上方内腔(329)と、下方内腔遠位縁部(333)で終端をなす下方内腔(334)と、を画定する。上方内腔(229)および下方内腔(334)は、部分的な針(306)の二重内腔領域(324)を共に画定し、上方内腔(229)は、下方内腔遠位縁部(333)を過ぎて遠位に延び、部分的な針(306)の単一内腔領域(326)を形成する。
図57に示すように、この実施例の部分的な針(306)は、カニューレ(308)内部に嵌まるように構成される。具体的には、シャベル端部(322)の下方遠位縁部(327)は、先端部(310)の後面に隣接し、下方内腔遠位縁部(333)は、分割部材(316)の近位縁部(319)に隣接する。ゆえにカニューレ(308)の上方内腔(315)は、部分的な針(306)の上方内腔(329)と一体化する。したがって、同様に、カニューレ(308)の下方内腔(317)は、部分的な針(306)の下方内腔(334)と一体化する。さらに、舌状部(328)の開口部(328)は、分割部材(316)の開口部(320)と整列し、上方内腔(315、329)と下方内腔(317、334)との間に流体連通をもたらす。上方遠位縁部(323)はまた、孔(312)の近位縁部(313)と整列する。ゆえに、部分的な針(306)およびカニューレ(308)は共に、本明細書に記載する針(42、44、64)に似た組立体を形成する。例えば、真空が、下方内腔(317、334)を通して引かれて、孔(312)を通して組織を引っ張ることができる。カッター(不図示)が次に、上方内腔(315、329)の中を前進し回転して、そのような組織からサンプルを切断でき、切断した組織サンプルは、真空がカッター内腔を通して引かれて下方内腔(317、334)が通気されている間に、カッターの内腔を通って近位に送られてよい。
操作中、カニューレ(308)は、任意の適切な誘導技術(例えばMRI画像化)を用いて位置付けられることができる。カニューレ(308)には、先が鈍い閉塞具が挿入されていてよく(例えば孔(312)を「閉鎖する」ためなど)、閉塞具を備えたカニューレ(308)は、患者の乳房に挿入されてよい。位置付け後、閉塞具は取り外されてよい。この段階で、いくつかの組織は、真空が加えられなくても、孔(312)の中に自然に脱出(prolapse)するかまたは別様に突出することができる。部分的な針(306)およびカッター(不図示)を備える、プローブ(不図示)が、次に(例えば、シャベル端部(322)の下方遠位縁部(327)が先端部(310)の後面に隣接するまで)、位置付けられたカニューレ(308)に挿入されてよい。シャベル端部(322)の構成により、部分的な針(306)がカニューレ(308)に挿入されたときに孔(312)の中に自然に脱出するかもしくは別様に突出している任意の組織を、部分的な針(306)が動かすか、または別様に干渉する可能性が減少し得る。次に真空を下方内腔(317、334)で誘発して、組織を孔(312)に引き込むことができる。カッター(不図示)が次に、上方内腔(315、329)の中を並進および回転して、組織サンプルを切断することができる。真空をカッター内腔の中に誘発すると共に下方内腔(317、334)を通気することなどによって、切断された組織サンプルは、次にカッターの内腔を通って組織サンプル容器(不図示)まで輸送され得る。
前述したものは、部分的な針(306)を標的化カニューレ(308)に対して構成し得る方法の、単なる一例に過ぎない。部分的な針(306)および標的化カニューレ(308)はそれぞれ、さまざまな他の方法で構成され得ること、ならびに部分的な針(306)および標的化カニューレ(308)は、互いとの、さまざまな他の関係を有し得ることが理解されるべきである。部分的な針(306)および標的化カニューレ(308)、ならびにそれらの関係の適切なバリエーションは、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
D. 例示的な真空送達および組織サンプル保持
本明細書で論じる各プローブ組立体(14、18、19)は、真空送達および組織サンプル保持を含む。前述のとおり、本明細書に記載の生検装置(10、12)は、組織サンプルを捕捉し、組織サンプルを標的組織から切断し、また、組織サンプルを組織サンプルホルダーに輸送するように機能する。
真空送達に関して、真空は、針組立体(28、29、30、134、160、161)の側方内腔(84)、ならびにカッター(106、107)により画定される軸方向内腔に送達されることができる。側方内腔(84)で誘発される真空は、組織を孔(278)に引き込むことなどによって、生検用の組織サンプルを捕捉するのを助けることができる。カッター(106、107)の軸方向内腔にもたらされる真空は、切断した組織サンプルを、カッター内部から組織サンプル容器(500)に輸送するのを助けることができる。真空送達および他の流体連通を本明細書に記載の任意の生検装置(10、12)に、またその内部でもたらし得るさまざまな方法は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号に開示されている。
組織サンプル容器(500)に関して、そのような容器(500)の例が、図1〜図10、図12〜図15、および図52に示される。ほんの一例として、そのような容器(500)は、回転可能なマニホルド(不図示)と、カッター(106、107)の内腔にうまく割り出され得る複数の組織サンプル区画(不図示)と、を含んでよい。例えば、マニホルドは、組織サンプル区画を通じてカッター(106、107)の内腔に流体連通をもたらすことができ、そのような流体連通を使用して、真空を伝達し、カッター(106、107)の内腔と共に割り出されるどの組織サンプル区画の中にも、カッター(106、107)の内腔を通して、切断した組織サンプルを引き込むことができる。ほんの一例として、組織サンプル容器(500)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示のいずれかに従って構成され使用されてよい。あるいは、組織サンプル容器(500)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「BIOPSY DEVICE WITH DISCRETE TISSUE CHAMBERS」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6471USNP]の教示のいずれかに従って構成されてよい。当然、組織サンプル容器(500)の、任意の他の適切な構造体または構成を用いることもできる。
組織サンプル容器(500)がカッター(106、107)の内腔と共に別個の組織サンプル区画をうまく割り出すために回転可能な部分を含む範囲で、そのような回転可能な部分を回転させ、別様に操作するのに使用され得る、さまざまな機構および特徴部がある。ほんの一例として、組織サンプル容器(500)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示のいずれかに従って、回転可能であることができる。あるいは、組織サンプル容器(500)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「MECHANICAL TISSUE SAMPLE HOLDER INDEXING DEVICE」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6465USNP]の教示のいずれかに従って、回転可能であってよい。あるいは、組織サンプル容器(500)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]の教示のいずれかに従って、回転可能であってよい。当然、組織サンプル容器(500)は、任意の他の適切な様式で回転可能であってよい。
さらに、組織サンプル容器(500)は、所望であれば完全に省略されてよいことを、当業者は認識するであろう。組織サンプル容器(500)はまた、プローブ組立体(14、18、19)の代わりに、生検装置(10、12)の別の組立体(例えばホルスター組立体(16、20、21))に取り付けられてもよい。あるいは、組織サンプル容器(500)は、組織サンプルを輸送する真空ラインにより遠隔接続されることなどによって、生検装置(10、12)とは離れて位置してもよい。組織サンプル容器を生検装置(10、12)に組み込み得る、さらに他の方法は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
IV. 例示的なホルスター組立体
前記に簡潔に説明し、図1〜図14、図20〜図21および図52に示すように、さまざまなホルスター組立体(16、20、21)は、プローブ組立体(14、18、19)と共に使用されてよい。例えば、図1〜図6のプローブ組立体(14)と連結されたホルスター組立体(16)は、カッター駆動機構、および針割出し機構を提供する。同様に、図12〜図14、図20、および図21のプローブ組立体(18)と連結されたホルスター組立体(20)もまた、カッター駆動機構、および針割出し機構を提供する。図7〜図11に示す別の例示的なホルスター組立体(21)では、カッター駆動機構が提供され得るが、針割出し機構は、ホルスター組立体(21)とは別個に提供されることができる。これらの例示的なホルスター組立体(16、20、21)では、カッター駆動機構および針割出し機構は、モーター(例えば電気的もしくは空気式)により駆動されるかまたは手動で駆動されることができる、一連のシャフトおよび歯車を通じて、提供され得る。
ほんの一例として、ホルスター組立体(16、20、21)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「Revolving Tissue Sample Holder For Biopsy Device」という名称の、2008年8月14日公開の米国特許出願公開第2008/0195066号の教示に従って構成されてよい。あるいは、ホルスター組立体(16、20、21)は、開示内容を参照により本明細書に組み込む、「TISSUE BIOPSY DEVICE WITH CENTRAL THUMBWHEEL」という名称の、本出願と同日出願の米国特許非仮出願[FBT整理番号0021680.END6473USNP]の教示に従って構成されてもよい。あるいは、ホルスター組立体(16、20、21)は、任意の他の適切な構造体、構成要素、特徴部、構成、機能性、および操作方法を有することができる。適切な構造体、構成要素、特徴部、構成、機能性、および操作方法は、本明細書の教示を考慮すれば、当業者には明らかであろう。
本発明の実施形態は、従来の内視鏡的および切開手術器具類での適用、ならびにロボット支援手術における適用を有する。
本明細書に開示した装置の実施形態は、1回使用した後で廃棄されるように設計されてよく、または、複数回使用されるように設計されてもよい。いずれかの場合または双方の場合に、実施形態は、少なくとも1回使用した後で、再利用のため再調整されることができる。再調整は、装置の分解工程、その後の特定の部品の洗浄もしくは取替工程、および、それに続く再組み立て工程の任意の組み合わせを含むことができる。具体的には、装置の実施形態は、分解されてよく、装置の、任意の数の特定の部品または部分が、任意の組み合わせで、選択的に取り替えられるかまたは取り外されてよい。特定の部分が洗浄および/または取り替えられると、装置の実施形態は、再調整施設において、または外科処置の直前に外科チームによって、その後の使用のために再組み立てされることができる。装置の再調整は、分解、洗浄/取替、および再組み立てのためのさまざまな技術を使用してよいことを、当業者は認識するであろう。そのような技術、および結果として得られる再調整済みの装置の使用はすべて、本出願の範囲内である。
ほんの一例として、本明細書に記載の実施形態は、手術前に処理されてよい。最初に、新しいかまたは使用済みの器具が入手されてよく、必要であれば洗浄され得る。器具は次に、滅菌されることができる。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックまたはTYVEKバッグなどの、閉鎖され密封された容器の中に置かれる。容器および器具は次に、γ放射線、x線、または高エネルギー電子など、容器を貫通できる放射線の場の中に置かれることができる。放射線により、器具上および容器内の細菌を死滅させることができる。滅菌済みの器具は、次に、滅菌容器内で保管されてよい。密閉容器は、医療設備で開封されるまで、器具を無菌に保つことができる。装置は、βもしくはγ放射線、エチレンオキシド、または蒸気を含むがこれらに限定されない、当技術分野で既知の任意の他の技術を用いて滅菌されることもできる。
本発明のさまざまな実施形態を図示および説明してきたが、本明細書に記載した方法およびシステムのさらなる改作が、本発明の範囲から逸脱せずに、当業者による適切な改変により達成され得る。そのような可能性のある改変のうちいくつかに言及しており、他のものは当業者には明らかであろう。例えば、前記に論じた実施例、実施形態、外形、材料、寸法、割合、工程などは、例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、請求項の観点から考慮されるべきであり、明細書および図面に示し説明した構造および操作の詳細に限定されないことが理解される。
〔実施の態様〕
(1) 分離可能な針と共に使用される生検プローブにおいて、
(a)遠位部分および近位部分を含む本体であって、前記本体は、前記遠位部分の端部に開口部を含む、本体と、
(b)組織を切断するように動作可能な鋭利な遠位端部を有する中空チューブを含むカッターであって、前記カッターは、前記プローブ内部に位置付けられ、前記本体の前記開口部から延びており、前記カッターは、前記本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッターと、
(c)遠位部分および近位部分を含むカバーであって、前記カバーは、前記生検プローブが前記針から分離されると前記カッターを覆うように前記本体に対して並進するように動作可能である、カバーと、
を含む、生検プローブ。
(2) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
1つまたは複数の接続部材、
をさらに含み、
前記接続部材は、第1の端部および第2の端部を含み、
前記第1の端部は、前記カバーの前記近位部分と連結され、前記第2の端部は、前記本体の前記遠位部分と連結される、生検プローブ。
(3) 実施態様2に記載の生検プローブにおいて、
前記カバーは、前記1つまたは複数の接続部材の前記第1の端部を前記カバーに固定するために1つまたは複数の締結部材を含む、生検プローブ。
(4) 実施態様3に記載の生検プローブにおいて、
前記締結部材は、前記接続部材に係合するように構成されたフックを含む、生検プローブ。
(5) 実施態様2に記載の生検プローブにおいて、
前記本体は、前記1つまたは複数の接続部材の前記第2の端部を前記本体に固定するために1つまたは複数の締結部材を含む、生検プローブ。
(6) 実施態様2に記載の生検プローブにおいて、
前記接続部材は、弾性ひもを含む、生検プローブ。
(7) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記カッターは、前記生検プローブを前記針に取り付ける際に、前記針の組織孔の近位端部に前記カッターを位置付ける量だけ、前記本体から延びる、生検プローブ。
(8) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記カバーは、透明な材料から作られる、生検プローブ。
(9) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
分離可能な針、
をさらに含み、
前記分離可能な針は、前記本体と取り外し可能に連結されるように構成され、
前記分離可能な針は、前記本体を前記針と連結する際に前記カバーに係合するように構成されたプローブ係合部材を含み、
前記分離可能な針は、前記カッターを受容するように構成された内腔を画定する、生検プローブ。
(10) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記カバーは、使用者が前記カッターを観察することを可能にするように構成された開口部を含む、生検プローブ。
(11) 実施態様10に記載の生検プローブにおいて、
前記カバーは、「U」字型の断面を有する、生検プローブ。
(12) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記カバーは、前記本体の内側で選択的に後退するように構成される、生検プローブ。
(13) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記本体に対して前記カバーを遠位に進めるように付勢される弾性部材、
をさらに含む、生検プローブ。
(14) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
前記カッターは、第1の長さにわたり前記本体から遠位に延び、
前記カバーは、第2の長さにわたり前記本体から遠位に延び、
前記第2の長さは、前記第1の長さより長い、生検プローブ。
(15) 実施態様1に記載の生検プローブにおいて、
針係合機構、
をさらに含み、
前記針係合機構は、前記針に対して前記本体を選択的に固定するように動作可能である、生検プローブ。
(16) 実施態様15に記載の生検プローブにおいて、
前記針係合機構は、前記針の凹部に選択的に係合するように構成された係合タブを有する振動カバーを含む、生検プローブ。
(17) 実施態様16に記載の生検プローブにおいて、
前記係合タブを進めて前記針の前記凹部と係合させるように付勢される弾性部材、
をさらに含む、生検プローブ。
(18) 分離可能な針を備えた生検装置において、
(a)プローブ本体係合部材を含む針であって、前記針は、内腔を画定する、針と、
(b)遠位部分および近位部分を含むプローブ本体であって、前記プローブ本体は、針係合機構を含み、前記針係合機構は、前記針に対して前記プローブ本体を選択的に固定するため、前記針の前記プローブ本体係合部材に選択的に係合するように動作可能である、プローブ本体と、
(c)前記プローブ本体から遠位に延びるカッターであって、前記カッターは、前記針により画定された前記内腔に受容されるように構成され、前記カッターは、前記プローブ本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッターと、
(d)延出位置から後退位置まで動くことができるカバーであって、前記カバーは、前記カバーが前記延出位置にある場合に前記カッターを覆い、前記カバーは、前記プローブ本体が前記針と連結されると、前記後退位置まで動く、カバーと、
を含む、生検装置。
(19) 生検装置の露出したカッターから使用者を保護する方法において、
(a)組織貫通先端部および軸方向内腔を有する分離可能な針を提供することと、
(b)生検プローブを提供することであって、前記生検プローブは、
(i)遠位部分および近位部分を含む本体、
(ii)前記本体から遠位に延びるカッターであって、前記カッターは、前記本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッター、ならびに、
(iii)遠位部分および近位部分を含むカバーであって、前記カバーは、前記カッターを覆うように前記本体から遠位に延び、前記カバーは、前記本体に対して並進するように動作可能である、カバー、
を含む、提供することと、
(c)前記生検プローブを前記分離可能な針と連結することであって、前記連結することは、
(i)前記分離可能な針の前記軸方向内腔と前記カッターを整列させること、および、
(ii)前記分離可能な針と前記本体の前記遠位部分を連結すること、
を含み、
前記カバーは、前記分離可能な針と前記本体の前記遠位部分を連結することに応答して、前記本体に対して同時に後退する、
連結することと、
を含む、方法。
(20) 実施態様19に記載の方法において、
前記本体を前記分離可能な針から分離することであって、
前記カバーは、前記本体を前記分離可能な針から分離することに応答して、前記本体に対して同時に前進する、
分離すること、
をさらに含む、方法。
例示的なMRI生検装置の斜視図を表し、ホルスター組立体、プローブ組立体、および標的化セット組立体を示している。 後退したスライドカッターカバーを示すためプローブのケーシングおよびロックカバーが取り外されている、図1のMRI生検装置の斜視図を表す。 図1のMRI生検装置のプローブ組立体およびホルスター組立体の部分分解組立斜視図を表し、延びたスライドカッターカバーを示す。 図1のMRI生検装置のプローブ組立体およびホルスター組立体の断面斜視図を表す。 図1のMRI生検装置のプローブ組立体およびホルスター組立体の斜視図を表し、ホルスター組立体とは別個のプローブ組立体を示しており、ホルスタープレートが取り外されてホルスター組立体の内側構成要素が露出され、また、プローブのケーシングおよびロックカバーが取り外されて、プローブ組立体の内側構成要素が露出されている。 図1のMRI生検装置のプローブ組立体およびホルスター組立体の内側構成要素の斜視図を表す。 ホルスター組立体、プローブ組立体、およびキーパッドを示す別の例示的なMRI生検装置の斜視図を表す。 図7のMRI生検装置の斜視図を表し、プローブケーシングおよびキーパッドが取り外されて、プローブ組立体の内側構成要素が示されている。 図7のMRI生検装置の断面図を表す。 図7のMRI生検装置の部分分解組立斜視図を表す。 図7のMRI生検装置の部分底面図を表し、プローブ組立体およびホルスター組立体の内側構成要素を示す。 別の例示的なMRI生検装置の斜視図を表し、ホルスター組立体、プローブ組立体、および標的化セット組立体を示す。 図12のMRI生検装置の部分分解組立上面図を表し、互いに分離している、ホルスタープレートが取り外されたホルスター組立体、プローブ組立体、および標的化セット組立体を示す。 図12のMRI生検装置の部分分解組立底面図を表し、互いに分離されている、ホルスター組立体、プローブプレートが取り外されたプローブ組立体、および標的化セット組立体を示す。 図12のプローブ組立体の斜視図を表し、ケーシング、環状リング、およびキーパッドが取り外されて、真空チューブ、ならびにカッター回転および並進機構が示される。 図12のプローブ組立体のカッター回転および並進機構の部分斜視図を表す。 図12のプローブ組立体のカッター回転および並進機構の別の部分斜視図を表す。 図12のプローブ組立体のカッター回転および並進機構の断面図を表す。 図12のプローブ組立体のカッター回転および並進機構の後部の部分側面図を表し、親ねじナット、エンコーダー駆動歯車、および突出ピンを備えたカッタードライバを示す。 ホルスタープレートが取り外された、図12のホルスター組立体の斜視図を表す。 ホルスタープレートが取り外された、図12のホルスター組立体の後面図を表す。 MRI生検装置の例示的な分離可能な針組立体の斜視図を表し、架台組立体、針組立体、およびスリーブ取り付け台を示す。 図22の針組立体の斜視図を表す。 図22の針組立体の分解組立図を表す。 図22の針組立体の断面図を表す。 図22の針組立体の近位端部の部分斜視図を表し、入れ子式スリーブおよび入れ子式スリーブバネが取り外されている。 図22の針組立体の近位端部の断面図を表し、入れ子式スリーブが取り外されている。 MRI生検装置の、別の例示的な分離可能な針組立体の斜視図を表し、架台組立体、針組立体、およびスリーブ取り付け台を示す。 図28の針組立体の上面図を示す。 図28の針組立体の近位端部の分解組立図を示す。 図28の針組立体の近位端部の部分斜視図を示す。 図28の針組立体の近位端部の断面図を示す。 歯車係合のためアクセス開口部を備えたスリーブカバーを有する、別の例示的な針組立体の近位端部の斜視図を示す。 プローブ組立体と連結された図33の針組立体の近位端部の側面図を描いたものであり、2つの組立体の歯車係合を示している。 改変された指回し式円形板を有する、別の例示的な針組立体の近位端部の斜視図を示す。 図35の指回し式円形板の部分斜視図を描いたものであり、最近位端部における可撓性膜と、針を割り出す歯車と、を示している。 図35の指回し式円形板の断面図を示す。 プローブ組立体と連結された図35の針組立体の斜視図を部分的に透明にして描いたものであり、2つの組立体の歯車係合を示している。 図1のMRI生検装置の部分斜視図を描いたものであり、プローブ組立体を針組立体に取り付けるプローブロックカバーを示している。 図39のMRI生検装置の部分分解組立斜視図を描いたものであり、プローブロックカバー、ピボットピン、およびバネを示している。 図39のMRI生検装置の部分斜視図を描いたものであり、指回し式円形板の環状溝と、プローブロックカバーの係合部材との間の係合を示している。 図39の装置の断面図を描いたものであり、指回し式円形板の環状溝と、プローブロックカバーの係合部材との間の係合を示している。 図39の装置の断面図を描いたものであり、プローブ組立体および針組立体が分離されたときの、指回し式円形板の環状溝に対する、プローブロックカバーの係合部材の位置を示している。 図12のMRI生検装置の部分斜視図を描いたものであり、プローブ組立体を針組立体に取り付けるための環状リングおよびロックリングを示している。 図44の装置の部分上面図を描いたものであり、プローブ組立体のロックリングと、針組立体の指回し式円形板との間の係合を示している。 図44の装置の部分断面図を描いたものであり、プローブの環状リングおよび針組立体の指回し式円形板に対する、ロックリングのロック部材の係合位置を示している。 図44の装置の部分分解組立斜視図を描いたものであり、針組立体から分離したプローブ組立体を示している。 指回し式円形板に係合するスナップ接続部を有する、別の例示的な針組立体の近位端部の斜視図を描いたものである。 プローブ組立体と連結された図48の針組立体の断面図を描いたものであり、指回し式円形板に対するスナップ接続部の係合を示している。 プローブ組立体と針組立体との間の別の例示的なインターフェース機構の斜視図である。 図50のインターフェース機構の上面斜視図を描いたものであり、プローブ組立体と針組立体との間の係合を示している。 別の例示的なプローブ組立体を描いたものであり、針組立体に取り付けられるインターフェース機構、ならびに複数の入れ子式カッターカバーを示している。 一体的なブレードを備えた例示的なカニューレの斜視図を示す。 図53のカニューレの断面図を示す。 改変された生検プローブ針と連結された図53のカニューレの斜視図を示す。 図55の改変された針の斜視図を示す。 図55の改変された針と連結された図53のカニューレの断面図を示す。 図12のプローブ組立体の部分斜視図を、部分的に透明に描いたものであり、流体シールおよび真空送達機構を示している。 プローブ組立体に取り付けられた、図28に示す針組立体の近位端部の断面図を示す。

Claims (20)

  1. 分離可能な針と共に使用される生検プローブにおいて、
    (a)遠位部分および近位部分を含む本体であって、前記本体は、前記遠位部分の端部に開口部を含む、本体と、
    (b)組織を切断するように動作可能な鋭利な遠位端部を有する中空チューブを含むカッターであって、前記カッターは、前記プローブ内部に位置付けられ、前記本体の前記開口部から延びており、前記カッターは、前記本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッターと、
    (c)遠位部分および近位部分を含むカバーであって、前記カバーは、前記生検プローブが前記針から分離されると前記カッターを覆うように前記本体に対して並進するように動作可能である、カバーと、
    を含む、生検プローブ。
  2. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    1つまたは複数の接続部材、
    をさらに含み、
    前記接続部材は、第1の端部および第2の端部を含み、
    前記第1の端部は、前記カバーの前記近位部分と連結され、前記第2の端部は、前記本体の前記遠位部分と連結される、生検プローブ。
  3. 請求項2に記載の生検プローブにおいて、
    前記カバーは、前記1つまたは複数の接続部材の前記第1の端部を前記カバーに固定するために1つまたは複数の締結部材を含む、生検プローブ。
  4. 請求項3に記載の生検プローブにおいて、
    前記締結部材は、前記接続部材に係合するように構成されたフックを含む、生検プローブ。
  5. 請求項2に記載の生検プローブにおいて、
    前記本体は、前記1つまたは複数の接続部材の前記第2の端部を前記本体に固定するために1つまたは複数の締結部材を含む、生検プローブ。
  6. 請求項2に記載の生検プローブにおいて、
    前記接続部材は、弾性ひもを含む、生検プローブ。
  7. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記カッターは、前記生検プローブを前記針に取り付ける際に、前記針の組織孔の近位端部に前記カッターを位置付ける量だけ、前記本体から延びる、生検プローブ。
  8. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記カバーは、透明な材料から作られる、生検プローブ。
  9. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    分離可能な針、
    をさらに含み、
    前記分離可能な針は、前記本体と取り外し可能に連結されるように構成され、
    前記分離可能な針は、前記本体を前記針と連結する際に前記カバーに係合するように構成されたプローブ係合部材を含み、
    前記分離可能な針は、前記カッターを受容するように構成された内腔を画定する、生検プローブ。
  10. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記カバーは、使用者が前記カッターを観察することを可能にするように構成された開口部を含む、生検プローブ。
  11. 請求項10に記載の生検プローブにおいて、
    前記カバーは、「U」字型の断面を有する、生検プローブ。
  12. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記カバーは、前記本体の内側で選択的に後退するように構成される、生検プローブ。
  13. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記本体に対して前記カバーを遠位に進めるように付勢される弾性部材、
    をさらに含む、生検プローブ。
  14. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    前記カッターは、第1の長さにわたり前記本体から遠位に延び、
    前記カバーは、第2の長さにわたり前記本体から遠位に延び、
    前記第2の長さは、前記第1の長さより長い、生検プローブ。
  15. 請求項1に記載の生検プローブにおいて、
    針係合機構、
    をさらに含み、
    前記針係合機構は、前記針に対して前記本体を選択的に固定するように動作可能である、生検プローブ。
  16. 請求項15に記載の生検プローブにおいて、
    前記針係合機構は、前記針の凹部に選択的に係合するように構成された係合タブを有する振動カバーを含む、生検プローブ。
  17. 請求項16に記載の生検プローブにおいて、
    前記係合タブを進めて前記針の前記凹部と係合させるように付勢される弾性部材、
    をさらに含む、生検プローブ。
  18. 分離可能な針を備えた生検装置において、
    (a)プローブ本体係合部材を含む針であって、前記針は、内腔を画定する、針と、
    (b)遠位部分および近位部分を含むプローブ本体であって、前記プローブ本体は、針係合機構を含み、前記針係合機構は、前記針に対して前記プローブ本体を選択的に固定するため、前記針の前記プローブ本体係合部材に選択的に係合するように動作可能である、プローブ本体と、
    (c)前記プローブ本体から遠位に延びるカッターであって、前記カッターは、前記針により画定された前記内腔に受容されるように構成され、前記カッターは、前記プローブ本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッターと、
    (d)延出位置から後退位置まで動くことができるカバーであって、前記カバーは、前記カバーが前記延出位置にある場合に前記カッターを覆い、前記カバーは、前記プローブ本体が前記針と連結されると、前記後退位置まで動く、カバーと、
    を含む、生検装置。
  19. 生検装置の露出したカッターから使用者を保護する方法において、
    (a)組織貫通先端部および軸方向内腔を有する分離可能な針を提供することと、
    (b)生検プローブを提供することであって、前記生検プローブは、
    (i)遠位部分および近位部分を含む本体、
    (ii)前記本体から遠位に延びるカッターであって、前記カッターは、前記本体に対して長さ方向に並進するように動作可能である、カッター、ならびに、
    (iii)遠位部分および近位部分を含むカバーであって、前記カバーは、前記カッターを覆うように前記本体から遠位に延び、前記カバーは、前記本体に対して並進するように動作可能である、カバー、
    を含む、提供することと、
    (c)前記生検プローブを前記分離可能な針と連結することであって、前記連結することは、
    (i)前記分離可能な針の前記軸方向内腔と前記カッターを整列させること、および、
    (ii)前記分離可能な針と前記本体の前記遠位部分を連結すること、
    を含み、
    前記カバーは、前記分離可能な針と前記本体の前記遠位部分を連結することに応答して、前記本体に対して同時に後退する、
    連結することと、
    を含む、方法。
  20. 請求項19に記載の方法において、
    前記本体を前記分離可能な針から分離することであって、
    前記カバーは、前記本体を前記分離可能な針から分離することに応答して、前記本体に対して同時に前進する、
    分離すること、
    をさらに含む、方法。
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