JP2012512524A - ケーブル張力緩和装置 - Google Patents
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Abstract
ケーブル張力緩和装置(10)兼ケーブル回転阻止装置が開示される。ケーブル張力緩和装置兼ケーブル回転阻止装置は、第1の部分(20)と、第2の部分(30)と、ケーブル(4)とを備える。第1の部分は、ケーブルと第2の部分とに連結されるようになっており、第1の部分と第2の部分とは、第1の部分に連結されたケーブルに加わる力を吸収/除去するために相互作用するように配置される。このケーブル張力緩和装置兼ケーブル回転阻止装置は、携帯用電子装置と併用されるようになっている。ケーブル張力緩和装置兼ケーブル回転阻止装置は、ケーブルが第2の部分に組み付けられるときに第2の部分の内部でのケーブルの損傷および回転を防止する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーブル張力緩和装置に関する。本ケーブル張力緩和装置は、携帯用電子装置内の、または携帯用電子装置用の、電気接続部/端子にケーブルを接続する際に有利に使用されうる。
今日、電気接続部への接続時にケーブルの損傷を防止するためのケーブルの張力緩和の一例はケーブル結束部である。すなわち、ケーブルを結束部として結び合わせ、組み付け時にケーブルを管またはコネクタの端部に引き込む。このケーブルの張力緩和が用いられるのは、例えば各種の電気接続部であり、例えば携帯電話機、ラップトップ、スマートフォン、通信機、カメラ、デジタルオーディオプレーヤ(例えばMP3プレーヤまたはアイポッド(iPod(登録商標))などの携帯用電子装置、据置型または携帯用ラウドスピーカ、据置型コンピュータ、または他の電子装置、例えばテレビ受信機、モニター、または電子写真立てなどの画像投影機または映写機、およびヘッドセット、イヤフォン、携帯用ラウドスピーカなどの携帯用付属品である。
この公知の解決策は、機械的なねじ込み構成が組み合わされた電気接続部に使用されうる。この場合、ケーブルを含む結束部は、ねじ込み管を用いて組み付けられる。
したがって、上記および下記の説明を念頭に置き、本発明の一側面は、上で特定した従来技術の1つ以上の欠陥および欠点を個々に、または何れかの組み合わせで、軽減、緩和、または除去しようとする、改良された装置を提供することである。
本発明は、添付の独立請求項によって規定される。本発明のさまざまな有利な実施形態は、添付の従属請求項によって、並びに以下の説明および添付図面によって、説明される。
一側面は、少なくとも1つの電子装置に接続されるケーブル張力緩和装置に関する。このケーブル張力緩和装置は、少なくとも1つのケーブルと、少なくとも第1の部分と、少なくとも第2の部分とを備え、第1の部分はケーブルと第2の部分とに連結されるようになっており、第1の部分と第2の部分とは、第1の部分に連結されたケーブルに加わる力を吸収/除去するために相互作用するように配置される。
別の側面は、第1の部分がケーブルを受容するための凹部を少なくとも3つ備えるケーブル張力緩和装置に関する。
さらに別の側面は、第2の部分が貫通穴を備え、その中に第1の部分が配置される、ケーブル張力緩和装置に関する。
さらに別の側面は、第1および第2の部分とケーブルとの間に締りばめを実現/達成するように、第2の部分の貫通穴の内径と第1の部分の外径とが設計されているケーブルコネクタに関する。
ケーブル張力緩和装置の別の側面においては、ケーブル張力緩和力を実現するために、第1の部分とケーブルとを第2の部分に取り付けるときに、ケーブルを第1の部分と第2の部分の間で締め付けることによって締りばめを生じさせる。
ケーブル張力緩和装置のさらに別の側面において、第1の部分は、第2の部分の内部での第1の部分の回転を阻止する部分を備える。
ケーブル張力緩和装置のさらに別の側面において、この回転を阻止する部分は、静止アンビルを形成する第3の固定部に連結されるようになっている。
別の側面は、ケーブル張力緩和装置が携帯用電子装置との併用を対象としているケーブルコネクタに関する。
さらに別の側面は、携帯用電子装置との併用を対象としたケーブル張力緩和装置に関する。この場合の携帯用電子装置は、移動無線端末、携帯電話機、セルラー方式携帯電話機、ポケットベル、通信機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、電子手帳、コンピュータ、オーディオプレーヤ、電子写真立てまたはデジタルカメラからなるグループから選択される装置である。
さらに別の側面は、第1の部分が溝の形態の独立した凹部を少なくとも3つ備え、各溝がケーブル用の単一の電路を形成する、ケーブル張力緩和装置に関する。
別の側面は、ケーブル取り付け時にケーブルを締め付けるための締りばめを上記の各部分とケーブルとの間に生じさせるために、第2の部分の内寸が変化するケーブル張力緩和装置に関する。
さらに別の側面は、第2の部分の内部形状が円錐形である、ケーブル張力緩和装置に関する。
さらに別の側面は、少なくとも1つの溝は周囲が閉じられている、ケーブル張力緩和装置に関する。
ケーブル張力緩和装置に関する別の側面においては、少なくとも1つの溝が長手方向に一部開いている。ケーブル張力緩和装置のさらに別の側面においては、少なくとも1つの溝は周囲が閉じられ、少なくとも1つの溝が長手方向に一部開いている。
本発明の一部の側面においては、ケーブルの張力緩和が二重の用途に役立つケーブル張力緩和装置の形態で提供される。本発明の1つの側面において、ケーブル張力緩和装置は、電気接続部の端子への組み付けのためにケーブルが引っ張られたときの過剰な軸方向の力によるケーブルの損傷を防止する。本発明の別の側面において、ケーブル張力緩和装置は、回転運動に対してケーブルを不動に保持可能である。すなわち、組み付け中にケーブルを回転させない。
本発明のさらに別の側面において、ケーブル張力緩和装置は、電気接続用の端子への組み付け中にケーブルが引っ張られたときの過剰な軸方向の力によるケーブルの損傷を防止すると同時に、回転運動に対してケーブルを不動に保持する、すなわち組み付け中にケーブルを回転させない、ことが可能である。1つの側面によると、張力の緩和は、主にケーブルの引っ張り方向への張力の緩和を助ける基本的な摩擦を生じさせるケーブル蛇行部と管とを組み合わせて特別に設計された部品を追加することによって解決される。別の側面によると、回転を防止する特徴を追加することによって、組み付け中のケーブルの回転を防止する。
したがって、説明したように、本発明の一部の側面によるケーブル張力緩和装置は、ケーブルの軸方向の力に対する張力緩和装置またはケーブルの回転力に対する張力緩和装置として機能することも、あるいは両機能を有する、すなわち組み付けおよび使用時に軸方向に生じさせるケーブルの損傷および回転によって生じさせるケーブルの損傷の両方を防止するケーブル張力緩和機能を有する、スマートな2 in 1装置として機能することもできる。したがって、本発明は、確実で単純なケーブルの組み付けおよび使用を可能にする。
本発明の一部の側面の利点の1つは、2つの異なる目的、すなわちケーブル損傷の危険が減るように軸方向の張力の緩和と回転防止の両方、を果たすために必要な装置が1つのケーブル張力緩和装置で済むことである。さらに、ケーブルが損傷しないため、および/または大きな引っ張り力または回転力がケーブルの結合先の接続部に伝達されないため、電気端子および接続部など、さまざまな物品を損傷する危険を減らしうる。この解決策は、ねじ込み管の組み付け時にケーブルを含む結束部の回転を防止するので、機械的なねじ込み構成と組み合わせて電気接続部に用いられると複数の問題を排除する。他の複数の側面において、このケーブル張力緩和装置は、スクラップコストを減らすために、工場での組み立て中に再加工が容易である。
さらに、本発明は、コスト低減と共に、ユーザが電気接続部の分解または組み立てを行おうとする際の力のかけ過ぎによるケーブルの破壊を防止するので、新しいケーブルおよび電気コネクタの購入を不要にしうる。本発明は、最悪の事態の発生も防止しうる。すなわち、電子端末または装置へのケーブルの接続または引き抜きが乱暴すぎる場合に、電子接続部または端末または装置、特にケーブルが差し込まれるソケット、の破壊が防止されるか、あるいは少なくとも損傷が防止されるので、ソケットとケーブル端部との間の接触の弛みまたは接触不良、あるいは無接触さえも防止される。本発明は、電子接続部またはケーブルの修理または交換のリスクを減らすので、少なくとも実用上の問題およびコストの増加が発生し難い。
本発明のさらなる目的、特徴、および利点は以下に記載されている本発明の実施形態の詳細説明から明らかになるであろう。次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態をより詳細に説明する。
添付図面を参照しながら、本発明の一側面をより詳細に以下に説明する。図1から図7は、本発明の複数の実施形態によるケーブル張力緩和装置10を示す。ただし、この発明は、多くのさまざまな形態で具現化可能であり、本願明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が完全かつ完璧であり、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように、提供されている。全体を通して、同様の数字は同様の要素を指す。本発明、すなわちケーブル張力緩和装置10、を実現するために、あらゆる特徴および実施形態を単独で、または何れかの組み合わせで、適用することも可能である。
開示されている各実施形態によるケーブル張力緩和装置10は、携帯用電子装置1または据置型電子装置2(図7を参照)との併用を対象としていることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。携帯用または据置型電子装置は、何れの電子装置でもよく、例えば移動無線端末、携帯電話機、セルラー方式携帯電話機、ポケットベル、通信機、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、電子手帳、携帯用または据置型コンピュータ2、MP3プレーヤまたはアイポッド(iPod(登録商標))などのデジタルオーディオプレーヤ、デジタルカメラ、電子写真立て、テレビ受信機、ホームシネマ、あるいは他の何れかの適した画像投影機または映写機などでもよい。
ケーブル張力緩和装置10をケーブル4と共に電子装置1、2の電気接続部3に組み付けるには、ねじ込み接続部5を用いる。ケーブル張力緩和装置10は、第1の部分、すなわち少なくとも一部が中空円筒状の形態の単一の細長い張力緩和装置本体20を備える。この第1の部分は、第2の部分、すなわち、ねじ切りされた管状体30、によって少なくとも部分的に周囲が閉じられるようになっている。この第2の部分は、組み付け時に第3の部分としてのねじ込み接続部5に螺合される。
図3から分かるように、ケーブル張力緩和装置本体20は少なくとも3つの開口部を各端、すなわち第1の端20Aと第2の端20B、に備え、少なくとも3つの貫通穴21が各端の対応開口部に開いている。貫通穴21のうちの2つは、周囲が閉じられまたは包囲された空洞ではない。すなわち、これらの空洞はケーブル4の組み付けを簡易化するために部分的に開口した凹部であるが、他の実施形態においてはこれらの空洞の一方または両方の周囲を取り囲みうることは言うまでもない。すなわち、これらの空洞はケーブルの外皮表面の一部を包囲するだけであるが、他の実施形態においては、空洞に嵌め込まれた対応ケーブル長の外皮表面全体を取り囲むこともできる。ケーブルは、ケーブル張力緩和装置本体20の全長を通じて3回通される。すなわち、1つのケーブル長が各穴21に通されて、ケーブルの屈曲部が2つ形成される。一部の実施形態においては、3つを超える数のケーブル屈曲部が可能であるが、より空間を必要とする。すなわち、より大きな緩和装置本体と管30とが必要になる。サイズの増大は、ケーブルのサイズと使用するケーブルの屈曲回数とに応じて異なることは言うまでもない。
ケーブル張力緩和装置10は、3つの主構成要素、すなわちケーブル張力緩和装置本体20、この本体に通して屈曲されるケーブル4、およびねじ込み管30、によって形成される。ケーブル張力緩和装置を組み立てるには、予め緩和装置本体によってケーブル結束部を結束し、次に本体とケーブル結束部とをねじ込み管に引き込み、次にこの管をねじ込み接続部5に螺合させる。本体が管に引き込まれるほど、または管が螺合されるほど、ケーブル4がより一層圧縮されるように、すなわち本体20と管との間でケーブル4がより一層締め付けられるように、管30は変化する直径またはサイズを有する。
組み付け中にねじ込み管30をねじ込み接続部5に螺合することによってねじ込み管30が回転されてケーブル4および緩和装置本体20の軸線方向に移動するときに、緩和装置本体20が回転せずに長手方向に不動であるように、ねじ込み接続部5は一端が緩和装置本体20に当接するアンビルとして機能する。すなわち、管30がねじ込み接続部5の他端に向かってねじ込み接続部に沿って回転しながら移動するとき、管30が「底に達する」、すなわち最大限螺合される、までは、管30のねじ部とこのねじ部と反対方向に漸減する管30の内寸とは、緩和装置本体20内のケーブルをますます圧縮する。管30は、変化する直径を実現するために円錐形状とされ、かつ十分に硬質の材料で製造されることが好ましいが、他の複数の実施形態においては、管30の内寸は変化しないが、それにも拘らずケーブルが十分に圧縮されるように緩和装置本体20と管との間でのケーブル4の締め付けを可能にする可撓性材料で製造することも可能である。ケーブル4の圧縮とは、大きな引っ張り力を受けた場合にケーブル結束部を有害な張力から解放するために、ケーブルを締め付けることによって緩和装置本体と管30とケーブルとの間に十分な摩擦を生じさせることを意味する。本体と管とケーブルの間の摩擦を最適化する材料を本体、管、およびケーブルに選択することによって、この摩擦を制御することもできる。完全に周囲が閉じられた1つの貫通穴21と部分的に開口した2つの凹部21とを有する設計は、全ての貫通穴21の周囲が閉じられた実施形態に比べ、相対的に硬質の緩和装置本体20内のケーブルを圧縮し易いことを意味する。すべての穴の周囲がが完全に閉じられた実施形態においては、緩和装置本体は圧縮されたときに折れることもあり、、その材料によりさらに圧縮が進むことを十分に抑止することができる、あるいは少なくともより困難なものにできる。
ケーブル張力緩和装置本体20は、少なくとも1つの端20Aまたは20B、この実施形態においては端20B、から延在する突起40を少なくとも1つ、好ましくは2つ、備えうる。別の実施形態において、ケーブル張力緩和装置本体は、各端20A、20Bに少なくとも1つの突起を備えることもできる。これらの突起40は、張力緩和装置本体に一体化または固定された部分として設計され、ねじ込み管30がねじ込み接続部5に螺合されたときに、ねじ込み接続部5内の受容凹部または穴6に嵌入するようになっている。突起40と凹部6とは、それぞれの形状が嵌まり合うことによって把持部を形成するが、他の複数の実施形態においては、力による結合、例えば締りばめ、接着、または同様の適した連結機構による結合も可能である。凹部6は、接続部5の、上記アンビル機能を有する端部に配置される。別の実施形態においては、凹部および突起の配置を逆にしてもよい。すなわち、凹部6を緩和装置本体20に配置し、突起40を接続部5に配置することもできる。
各図に示されている実施形態のケーブル張力緩和装置本体20とケーブル4とを連結するには、ケーブルの第1の端を本体の第1の端20Aまたは第2の端20Bにある開口部21、例えば貫通穴、すなわちケーブルが嵌め込まれたときにケーブルの外皮表面全体の周囲が閉じられる空洞、に導入し(1回目)、この第1の端をケーブル張力緩和装置本体の全長に通し、ケーブル張力緩和装置本体の第2の端20Aまたは20Bにある第2の開口部から引き出す。次に、ケーブル張力緩和装置本体に通したケーブル端を屈曲させ、この第2の端20Aまたは20Bにある第3の開口部21において、長手方向に部分的に開いていてケーブル外皮表面の少なくとも一部を露出させる他の2つの凹部のうちの1つに押し込むことによって緩和装置本体に挿入し(2回目)、この第2の凹部に通してケーブル張力緩和装置本体の全長に沿って再度貫通させてから第4の開口部から引き出す。その後、別のケーブル長部分を第3の凹部、すなわち第2の部分的に開口した凹部21の第5の開口部、に押し込むことによってケーブルを屈曲させ(2回目)、ケーブルをこの第3の凹部を通してケーブル張力緩和装置本体の全長に沿って本体の第1の端20Aまたは本体の第2の端20Bに導き(3回目)、ケーブル張力緩和装置本体の第2の端20Aまたは20Bにある第6の開口部から再度引き出す。この実施形態は、緩和装置本体20とケーブル4との間、およびケーブルと管30の内側との間、に必要な摩擦を生じさせるために、管への組み付け中および組み付け後に、少なくとも2つのケーブル長の外皮表面の少なくとも一部が管30の内面に接触するように、この少なくとも2つのケーブル長を露出させる。1つの貫通穴21だけが周囲が閉じられたこの実施形態において、この貫通穴は、締め付けられたケーブルと緩和装置本体と管の間の摩擦を利用することによってケーブル4に加わる力を阻止する反力を生じさせる。
ケーブル張力緩和装置10の一部の実施形態において、本体20は、3つを超える数の貫通穴または凹部21を備えうる。ケーブル張力緩和装置本体は、一方の端20Aからもう一方の端20Bまでの独立した溝またはリードスルーを少なくとも3つ備える。各溝は、ケーブル4用の1つの電路を形成する。すなわち、単一の回路線を形成する各溝に複数のケーブル長が通されることはなく、本体20の断面は、図6に示されているような三筒または四筒、あるいはそれ以上にしうる。ケーブル長の溝の長手方向の分離は、十分に硬質のプラスチックまたはゴム、例えばPC、ABS、ガラス充填プラスチック、または他の適した材料、で緩和装置本体を成形することによって行ってもよい。中実の緩和装置本体20を有する別の実施形態においては、穿孔またはミリング加工、あるいは緩和装置本体と管30とに貫通穴を作成する他の何れか適した方法を使用しうる。緩和装置本体および/または管は、適した金属、例えばアルミニウム、で製造されてもよく、貫通穴21および本体/管自体の作製には、鋳造または連続鋳造あるいは押出成形を使用してもよい。
ケーブル4の圧縮は、管30、ケーブル、および緩和装置本体20の寸法を相互に適合化させることによって生じさせる。それぞれの相対サイズの適合化および最適化により、これらの3つの構成要素を1つに組み立てたときに、ケーブルの張力の緩和を可能にする締りばめと予測可能なケーブル保持力とが生じる。ケーブル張力緩和装置にケーブルを組み付けたときに予測可能な大きさ/サイズの十分なケーブル保持摩擦を生じさせるために、3つの主構成要素、すなわち硬質の管30と、硬質の緩和装置本体20と、十分に可撓性のあるケーブル4、の寸法と特徴、すなわち硬質性および可撓性、とを相互に適合化する。管、緩和装置本体、および/またはケーブルの材料の選択は、緩和装置本体およびケーブルの寸法、圧縮を受けたときの緩和装置本体およびケーブルの寸法の変化、およびケーブルによって内側から圧迫される管の延伸に関して予測可能である必要がある。
したがって、本発明は、一部の実施形態においてはケーブル張力緩和装置兼ケーブル回転阻止装置となりうる、ケーブル張力緩和装置に関する。
特定の実施形態に言及して本発明を上で説明した。当業者は多くの変更を行うことができる。上記の各実施形態は単なる例示的実施例として説明されており、本発明は変更可能であり、詳細説明に示されているような携帯用電子装置だけでなく、多くの異なる製品との併用が可能である。本発明のさまざまな特徴は、記載されている組み合わせ以外の組み合わせでの組み合わせが可能である。本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
Claims (15)
- 少なくとも1つの電子装置(1、2)に接続されるケーブル張力緩和装置(10)であって、少なくとも1つのケーブル(4)と少なくとも第1の部分(20)と少なくとも第2の部分(30)とを備え、前記第1の部分は前記ケーブルと前記第2の部分とに連結されるようになっており、前記第1の部分に連結された前記ケーブルに加わる力を除去するために前記第1の部分と前記第2の部分とが相互作用するように構成されているケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第1の部分(20)は、前記ケーブル(4)を受容するための凹部(21)を少なくとも3つ備える、請求項1に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第2の部分(30)は、前記第1の(20)部分がその内部に配置される貫通穴を備える、請求項1に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第2の部分(30)の前記貫通穴の内径と前記第1の部分(20)の外径とは、前記2つの部分(20、30)と前記ケーブル(4)との間に締りばめが実現されるように設計される、請求項3に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第1の部分と前記ケーブルとが前記第2の部分に取り付けられるときに、ケーブル張力緩和力を実現するために前記ケーブル(4)を前記第1の部分(20)と前記第2の部分(30)との間で締め付けることによって前記締りばめが生じる、請求項4に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第1の部分(20)は、前記第2の部分(30)の内部における前記第1の部分の回転を阻止する部分(40)を備える、請求項5に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記回転を阻止する部分(40)は、静止アンビルを形成する第3の固定部(5、6)に連結されるようになっている、請求項6に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記ケーブル張力緩和装置は携帯用電子装置(1、2)との併用を対象としている、請求項6または7に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記ケーブル張力緩和装置は前記携帯用電子装置(1)との併用を対象としており、前記携帯用電子装置は、移動無線端末(1)、携帯電話機(1)、セルラー方式携帯電話機(1)、ポケットベル、通信機、スマートフォン(1)、携帯情報端末(PDA)、電子手帳、コンピュータ(2)、オーディオプレーヤ、電子写真立て、またはデジタルカメラからなるグループから選択される装置である、請求項8に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第1の部分(20)は溝の形態の独立した凹部(21)を少なくとも3つ備え、各溝は前記ケーブル(4)のための単一の電路を形成する、請求項2、4、または5に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記ケーブルの取り付け時に前記ケーブルを締め付けるための締りばめを前記ケーブル(4)と前記部分(20、30)との間に生じさせるために、前記第2の部分(30)は変化する内寸を有する、請求項1乃至7の何れか1項に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 前記第2の部分(30)は円錐形の内部形状を有する、請求項11に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 少なくとも1つの溝(21)は周囲が閉じられている、請求項10に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 少なくとも1つの溝(21)は長手方向に一部開口している、請求項10に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
- 少なくとも1つの溝(21)は周囲が閉じられ、少なくとも1つの溝(21)は長手方向に一部開口している、請求項10に記載のケーブル張力緩和装置(10)。
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