JP2012508304A - ポリマー及び酵素を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

0.01〜0.99の置換度(DS)、及び、DS+DBが少なくとも1、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20となるような特定のブロック度(DB)を有する置換セルロースと、キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性を有するグリコシル加水分解酵素であって、GHファミリー5、12、44又は74から選択されるグリコシル加水分解酵素と、任意に1つ以上の洗濯補助成分とを含む、洗濯処理組成物。

Description

本発明は、特定の置換度及び特定のブロック度(blockiness)を有する置換セルロース、及び、グリコシル加水分解酵素を含む組成物に関する。
衣類及び他の繊維などの物品が洗浄されるとき、洗浄性能は汚れの布地への再付着に影響され得る。汚れの再付着は、繊維の全体的な灰色化として兆候を現す。1930年代にすでに、置換多糖であるカルボキシメチルセルロース(CMC)が再付着防止剤として特に適しており、洗濯用水中で再付着問題を軽減するために使用し得る可能性が発見されていた。
今日では多くの種類の市販の置換セルロースが存在するが、洗濯組成物において用いられるこれらの置換セルロースは過去数十年間と実質的に同じもののままである。
ここで発明者は、驚くべきことに、特定の置換度(DS)及びブロック度(DB)を有する特定の種類の置換セルロースが、特定のグリコシル加水分解酵素と組み合わされるとき、再付着防止性能及び汚れ遊離性能に関し、予想外の改善が得られることを見出した。
本発明の一実施形態では、本発明は洗濯処理組成物又はその成分である、組成物であって、
−0.01〜0.99の置換度(DS)、及び、DS+DBが少なくとも1.00、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20となるようなブロック度(DB)を有する置換セルロースと、
−キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性を有するグリコシル加水分解酵素であって、GHファミリー5、12、44又は74から選択されるグリコシル加水分解酵素と、
−任意に、1つ以上の洗濯補助成分とを含む組成物に関する。
この洗濯処理組成物は洗濯洗剤組成物又は布地ケア組成物であり得る。
置換セルロース
本明細書で使用される用語「セルロース類」は天然セルロース類及び合成セルロース類を含む。セルロース類は植物から抽出されるか、又は微生物により生産される。
本発明の洗濯処理組成物は置換セルロースを含む。この置換セルロースは本質的にグルコース単位から構成されるセルロース骨格を含む。
この置換セルロース置換度、DS、は0.01〜0.99である。この置換セルロースの置換度及びブロック度の和、DS+DB、は少なくとも1であってよい。この置換セルロースのDB+2DS−DSは少なくとも1.10であってよい。
置換セルロースは同一又は異なる置換基により置換されてよい。
本発明の組成物は少なくとも重量により0.001%、又は更に少なくとも0.01%の置換セルロースを含み得る。とりわけ本組成物は重量により0.03%〜20%、特に0.1%〜10%、又は更に0.3%〜3%、例えば1〜1.5%の置換セルロースを含み得る。
置換セルロースは無置換のグルコース単位を含み得る。無置換のグルコース単位は全ての水酸基が無置換のままのグルコース単位である。置換セルロースにおいて、無置換のグルコース単位のグルコース単位の総計に対する重量比は0.01〜0.99であってよい。
置換セルロースは置換グルコース単位を含む。置換グルコース単位はその少なくとも1つの水酸基が置換されているグルコース単位である。置換セルロースにおいて、置換グルコース単位のグルコース単位総計に対する重量比は0.01〜0.99であってよい。
セルロース骨格
セルロース骨格は実質的に直線状である。実質的に直線状であることにより、ポリマーの少なくとも97%、例えば少なくとも99%(重量により)、又は全てのグルコース単位がセルロース骨格の主鎖内にあることが理解される。
セルロース類は実質的にβ−1,4連結骨格を有する。実質的にβ−1,4連結骨格であるということは、ポリマーの少なくとも97%、例えば少なくとも99%(重量により)、又は全グルコース単位がβ−1,4連結により結合されることである、と理解されるべきである。存在する場合、セルロース骨格の残余のグルコース単位はα−又はβ−及び1〜2、1〜3、1〜4、1〜6又は2〜3連結及びそれらの混合物などのさまざまな様式で結合され得る。
セルロース骨格は本質的にグルコース単位により構成される。本質的にグルコース単位により構成されるということは、重量により95%又は97%、例えば99%を超える、又は更に100%のグルコース単位を含むことと理解されるべきである。
β−1,4連結を介して別のセルロースモノマーに結合されるセルロースのモノマーを、下の図(I)に示す。
Figure 2012508304
R1、R2及びR3は置換基により置換され得るセルロースモノマー水素原子の位置を示す。
置換基
置換セルロースは少なくとも1つの置換されている骨格のグルコース単位を含む。適切な置換基は、分枝状、直鎖状又は環状、置換又は無置換、飽和又は不飽和アルキル、アミン(一級、二級、三級)、アンモニウム塩、アミド、ウレタン、アルコール、カルボン酸、トシレート、スルホン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、シリコーン、及びそれらの混合物よりなる群から選択することができる。
この置換はグルコース単位の任意の水酸基に起き得る。例えば、図(I)に示されるようにグルコース単位がβ−1,4連結により結合される場合、置換はグルコース単位の位置2、3、及び/又は6に起き得る。グルコースの水酸基−OHは置換−O−R又は−O−C(=O)−R基により置換され得る。
Rは陰イオン性、陽イオン性、又は非イオン性基であってよい。Rは、R、N(R)(R)、シリコーン部分、SO 、PO であって、R及びRは互いに独立して水素原子又はC1〜6アルキル並びにRは直鎖状又は分枝状、典型的には直鎖状、飽和又は不飽和、典型的には飽和、置換又は無置換、典型的には置換、環状又は非環状、典型的には非環状、脂肪族又は芳香族、典型的には脂肪族C〜C300、典型的にはC〜C30、C〜C12、又はC〜Cの炭化水素ラジカルであってその炭化水素主鎖にO、S、N、及びPから選ばれるヘテロ原子が挿入され得るものよりなる群から選ばれ得る。Rは、アミノ(一級、二級、又は三級)、アミド、−OH、−CO−OR、−SO 、R、−CN、及び−CO−Rからなる群から選択される1つ以上のラジカルにより置換され得、式中、Rは水素原子又は好適にはナトリウム若しくはカリウムイオンであるアルカリ金属イオンを表す。
Rその酸又は好適にはナトリウム塩形態(以下の式で与えられている)又はカリウム塩形態である以下の陰イオン性基であってよい。
−T−CONa
−T−SONa
−PONa
−SONa
式中、TはC1〜6アルキル、より好適にはC1〜4アルキルである。
R置換基は以下の陽イオン性基であってよい。
Figure 2012508304
式中、TはC1〜6アルキル、又はCHCH(OH)CHであり、それぞれのA、B、及びCはC1〜6アルキル又はヒドロキシ−C1〜6アルキルであり、Xはハロゲン化物又はトシレートなどの対イオンである。
Rは以下の非イオン性基であってよい。
−A
−T−OH
−T−CN
−C(=O)A
−C(=O)NH
−C(=O)NHA
−C(=O)N(A)B
−C(=O)OA
−(CHCHCHO)
−(CHCHO)
−(CHCH(CH3)O)
−(CHO)
式中:A及びBはC1〜30アルキルであり;TはC1〜6アルキルであり;n=1〜100であり;ZはH又はC1〜6アルキルである。
Rはヒドロキシアルキル、カルボキシアルキル、又はスルホアルキル基又はその塩であってよい。Rは5−ヒドロキシメチル基などのヒドロキシC1〜4アルキル、カルボキシC1〜4アルキル基などのカルボキシC1〜6アルキル、又はスルホエチル基などのスルホ−C2〜4アルキル、C〜C30アルカノイル又はその塩(例えばナトリウム塩)を表すことができる。
例示的実施形態において、−O−Rは−O−CHOH、−O−CHCHSOH、−O−CH−COH、−O−CO−CHCHCOH、及びそれらの塩(例えばナトリウム塩)から選択される、基を表す。好適には、この置換基はカルボキシメチル基である。
この置換基は便益基(benefit group)であることができ、好適な便益基としては香水、香水粒子、酵素、蛍光増白剤、撥油剤、撥水剤、汚れ遊離剤、撥汚れ剤、布地更新染料、色相染料、染料中間体、染料定着剤を含む染料類、潤滑剤、布地柔軟化剤、光退色阻害剤、抗しわ/アイロン剤、保形剤、紫外線吸収剤、日焼け防止剤、抗酸化剤、しわ防止剤、抗菌剤、皮膚便益剤(skin benefit agent)、抗真菌剤、昆虫駆除剤、光脱色剤、光開始剤、感覚剤、酵素阻害剤、漂白触媒、体臭中和剤、フェロモン、及びそれらの混合物が挙げられる。
置換度(DS)。
本発明の置換セルロースは0.01〜0.99のDSを有する。
セルロース性ポリマー化学の当業者が理解するように、用語「置換度」(又はDS)がセルロース骨格のセルロース単位の官能基の平均置換度を指す。したがって、セルロース骨格のそれぞれのグルコース単位が3つの水酸基を有するために、置換セルロースの最大置換度は3である。DS値は典型的にはセルロース骨格に沿った化学基の置換の均一性には関係せず、及びセルロース骨格の分子量にも関係付けられない。置換セルロースの置換度は少なくとも0.02、又は0.05、特に少なくとも0.10、又は0.20、又は更に0.30でもあり得る。典型的に、セルロース骨格の置換度は0.50〜0.95、特に0.55〜0.90、又は0.60〜0.85、又は更に0.70〜0.80でもあり得る。
DSの測定法は置換基の官能性により変化し得る。当業者は所与の置換セルロースの置換度と測定する方法を知り得るか又は決定し得る。例として、カルボキシメチルセルロースのDSの測定法がこの後に開示される。
試験方法1:CMCポリマー置換度(DS)の評価
DSは、全ての有機物を除くために高温(650℃)で45分間CMCを灰まで燃焼させることにより決定された。残渣の無機灰分を蒸留水に溶解し及びメチルレッドを加えた。サンプルがピンクになるまで0.1M塩酸で滴定した。DSは、滴定した酸の量(b mL)及びCMC(G g)の量を用いて、下式を用いて計算された:
DS=0.162{(0.1b/G)/[1−(0.080.1(b/G)]}
代替的に置換セルロースのDSは伝導度測定法又は13C NMRにより測定できる。両方のアプローチに関する実験プロトコールはDにおいて与えられる。Capitaniら、Carbohydrate Polymers,2000,v42,pp283〜286。
ブロック度(DB)
本発明の置換セルロースは、DB+DSが少なくとも1であるか、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20であるかのいずれかのようなDBを有する。
セルロース性ポリマー化学の当業者が理解するように、用語「ブロック度」(DB)とはセルロース骨格上にどのような置換(又は無置換の)グルコース単位が存在するかの程度を指す。より低いDBを有する置換セルロースは、無置換のグルコース単位がセルロース骨格に沿ってより均一に分布されているものとして特徴付けられ得る。より高いDBを有する置換セルロースは無置換のグルコース単位がセルロース骨格に沿ってより塊となって分布されているものとして特徴付けられ得る。
より具体的には、置換及び無置換のグルコース単位を含む置換セルロースにおいて、置換セルロースのDBはB/(A+B)に等しく、ここでAは少なくとも1つの置換グルコース単位に直接連結した無置換のグルコース単位の数を表し、及びBは置換グルコース単位に直接連結していない(即ち無置換のグルコース単位のみに直接連結した)無置換のグルコース単位の数を表す。
典型的に、この置換セルロースは少なくとも0.35、又は更に0.40〜0.90、0.45〜0.80、又は更に0.50〜0.70のDBを有する。
置換セルロースは少なくとも1のDB+DSを有し得る。典型的には置換セルロースは1.05〜2.00、又は1.10〜1.80、又は1.15〜1.60、又は1.20〜1.50、又は更に1.25〜1.40のDB+DSを有する。
0.01〜0.20又は0.80〜0.99のDSを有する置換セルロースは、少なくとも1、典型的には1.05〜2.00、又は1.10〜1.80、又は1.15〜1.60、又は1.20〜1.50、又は更に1.25〜1.40のDB+DSを有し得る。
0.20〜0.80のDSを有する置換セルロースは少なくとも0.85、典型的には0.90〜1.80、又は1.00〜1.60、又は1.10〜1.50、又は1.20〜1.40のDSを有し得る。
置換セルロースは少なくとも1.20のDB+2DS−DSを有し得る。典型的には置換セルロースは、1.22〜2.00、又は1.24〜1.90、又は1.27〜1.80、又は1.30〜1.70、又は更に1.35〜1.60のDB+2DS−DSを有し得る。
0.01〜0.20のDSを有する置換セルロース、は1.02又は1.05〜1.20のDB+2DS−DSを有し得る。
0.20〜0.40のDSを有する置換セルロース、は1.05又は1.10〜1.40のDB+2DS−DSを有し得る。
0.40〜1.00又は0.60〜1.00又は0.80〜1.00のDSを有する置換セルロースは、1.10〜2.00、又は1.20〜1.90、又は1.25〜1.80、又は1.20〜1.70、又は更に1.35〜1.60のDB+2DS−DSを有し得る。
DBを測定する方法は置換基の官能性により変化する。当業者は所与の置換セルロースの置換度と測定する方法を知り得るか又は決定し得る。例として、置換セルロースのDBを測定する方法がこの後で与えられる。
試験方法2:置換セルロースのブロック度(DB)の評価
置換セルロースの場合、DBは、市販のエンドグルカナーゼ酵素(Econase CE,AB Enzymes、ドイツ、ダルムスタット(Darmstadt))による特定の酵素加水分解後に放出される無置換グルコース単位の量(A)を、酸による加水分解後に放出される合計無置換グルコース単位の量(A+B)で割ったものに一致する。この酵素活性は、ポリマー鎖中で別の無置換グルコース単位に直接結合する無置換グルコース単位に対して特異的である。置換セルロースブロック度の更なる説明及び測定は、V.Stigsson et al.,Cellulose,2006,13,pp705〜712にその詳細が与えられている。
酵素分解は緩衝液中で、pH 4.8、50℃で3日間、酵素(Econase CE)により行われる。25mLの置換セルロースのサンプルに対して、250μLの酵素が用いられる。この分解はサンプルを90℃に加熱し及び15分間高温に保つことにより停止される。置換様式及びブロック度の両方のための酸加水分解は、過塩素酸(70% HClO4により室温で15分、及び6.4% HClO4により120℃で3時間)により実行される。サンプルは陰イオン交換クロマトグラフィーとパルス状電流測定検出(Pulsed Amperiometric Detection)(PAD検出器:BioLC50(Dionex、カリフォルニア州サニーベール(Sunnyvale)))により分析された。このHPAEC/PADシステムはC13 NMRにより較正される。単糖類は、35℃でPA−1分析用カラムにより0.2mL/minの流速の100mM NaOHを溶出剤として使用し、酢酸ナトリウムの増加勾配(30分間で0〜1M酢酸ナトリウムまで増加)により分離される。それぞれのサンプルは3〜5回分析され、及びその平均が求められた。少なくとも1つの置換グルコースに直接結合する無置換のグルコースの数(A)、及び置換グルコースに直接結合していない無置換のグルコースの数(B)が推定され、及び置換セルロースのサンプルのDBが、DB=B/(A+B)により計算される。
置換セルロースの粘度。
置換セルロースは重量により2%が水に溶解されたとき、25℃で、少なくとも100mPa.sにおいて、典型的には、例えば250〜5000、又は500〜4000、1000〜3000又は1500〜2000mPa.sの粘度を有する。セルロースの粘度は以下の試験方法に従って測定され得る。
試験方法3:置換セルロースの粘度の評価。
重量により2%のセルロース溶液をセルロースを水に溶解して調製する。この溶液の粘度を25℃でHaake VT500粘度計により5s−1のせん断率で測定する。それぞれの測定は1分間で20の測定点について採取し平均することにより行われる。
置換セルロースの分子量。
典型的に、本発明のセルロースは、10,000〜10,000,000、例えば20,000〜1,000,000、典型的には50,000〜500,000、又は更に60,000〜150,000g/molの範囲にわたる分子量を有する。
置換セルロースの重合度(DP)。
置換セルロースは10〜7000、又は少なくとも20のグルコース単位総数を有し得る。本発明において有用な適切な置換セルロースとしては、40を上回る、好適には約50〜約100,000、より好適には約500〜約50,000の重合度(DP)のセルロースが挙げられる。
置換セルロースのグルコース単位の総数は、例えば10〜10,000、又は20〜7500、例えば50〜5000、及び典型的には100〜3000、又は150〜2000である。
合成
本発明で用いられる置換セルロースはポリマー化学分野の当業者によく知られたさまざまな経路により合成できる。例えば、カルボキシアルキルエーテルにより連結されたセルロース類はセルロースを適切なハロアルカン酸と反応させることにより調製でき、カルボキシアルキルエステルにより連結されたセルロースは、セルロースを無水コハク酸などの適切な無水物と反応させることにより調製でき、及びスルホアルキルエーテルにより連結されたセルロース類は、セルロースを適切なアルケニルスルホン酸と反応させることにより調製できる。
当業者は、例えば、反応溶媒、反応剤の添加速度、及び置換セルロース合成の間の媒体のアルカリ度を選択することにより、より高いブロック度を持つ置換セルロースを得ることができる。V.Stigsson et al.,Cellulose,2006,13,pp705〜712、N.Olaru et al.,Macromolecular Chemistry & Physics,2001,202,pp 207〜211、J.Koetz et al.,Papier(Heidelburg),1998,52,pp704〜712、G.Mann et al.,Polymer,1998,39,pp3155〜3165に記載されるように、この合成プロセスを最適化してDBを制御することができる。ブロック性特性を有するカルボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチルセルロースの製造方法は、PCT国際公開特許WO 2004/048418(Hercules)及びPCT国際公開特許WO 06/088953(Hercules)に開示されている。
好適な置換セルロース
置換セルロースは、硫酸セルロース、酢酸セルロース、スルホエチルセルロース、シアノエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロースより成る群から選ばれることができる。とりわけこの置換セルロースはカルボキシメチルセルロースである。
好適な置換セルロース誘導体の制限しない例としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、スルホエチルセルロース、スルホプロピルセルロース、硫酸セルロース、リン酸化されたセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシプロピルセルロース、スルホエチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルメチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルメチルセルロース、スルホエチルメチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルメチルセルロース、カルボキシメチルエチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、スルホエチルエチルヒドロキシエチルセルロース、スルホエチルエチルセルロース、カルボキシメチルメチルヒドロキシプロピルセルロース、スルホエチルメチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルドデシルセルロース、カルボキシメチルドデコイルセルロース、カルボキシメチルシアノエチルセルロース、及びスルホエチルシアノエチルセルロースのナトリウム又はカリウム塩が挙げられる。
セルロースはメチル及びヒドロキシエチルセルロースなどの2以上の異なる置換基により置換された置換セルロースであってよい。
グリコシル加水分解酵素
グリコシル加水分解酵素は、キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性有し、グリコシル加水分解酵素は、GHファミリー5、12、44又は74の中から選択される。
キシログルカンに対する酵素活性は、下記に詳しく記述される。非晶質セルロース基質に対する酵素活性は、下記に詳しく記述される。
グリコシル加水分解酵素は好ましくは、グリコシル加水分解酵素ファミリー44に属する。グリコシル加水分解酵素(GH)ファミリーの定義は、Biochem J.1991,v280,309〜316により更に詳しく記述されている。
グリコシル加水分解酵素は好ましくは、少なくとも70%、又は少なくとも75%、又は少なくとも80%、又は少なくとも85%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%、配列No.1と同一の配列を有する。
本発明の目的のため、2つのアミノ酸配列間の同一性の度合は、EMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends in Genetics 16:276〜277)のNeedleプログラム、好ましくはバージョン3.0.0以降で実行される、Needleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443〜453)を用いて決定される。使用される所望によるパラメータは、ギャップ開始ペナルティが10、ギャップ伸長ペナルティが0.5、EBLOSUM62(EMBOSSバージョンBLOSUM62)置換マトリックスである。「最長同一(longest identity)」と標識されたNeedle出力(−nobriefオプションを使用して得られる)が、同一性パーセントとして使用され、次のように計算される。(同一残基×100)/(アライメント長さ−アライメント中のギャップの合計数)。
好適なグリコシル加水分解酵素は、パエニバチルス・ポリザイマ(polyzyma)(野生型)から得られた国際公開特許第WO 01/062903号に記載されているXYG1006などのGHファミリー44グリコシル加水分解酵素又はその変異体、バチルス・リケニフォルミス(野生型)から得られた国際公開特許第WO 99/02663号に記載されている配列番号1などのGHファミリー12グリコシル加水分解酵素又はその変異体、バチルス・アガラドヘレンス(野生型)から得られたGHファミリー5グリコシル加水分解酵素又はその変異体、パエニバチルス(野生型)から得られた国際公開特許第WO 01/064853号に記載されているXYG1034及びXYG1022などのGHファミリー5グリコシル加水分解酵素又はその変異体、ジョネシアsp.(野生型)から得られた国際公開特許第WO 2002/077242号に記載されているXYG1020などのGHファミリー74グリコシル加水分解酵素又はその変異体、並びにトリコデルマ・リーセイ(野生型)から得られた国際公開特許第WO03/089598号の配列番号2に、より詳細に記載された酵素などのGHファミリー74グリコシル加水分解酵素又はその変異体からなる群から選択される。
好ましいグリコシル加水分解酵素は、パエニバチルス・ポリキシマ(野生型)から得られたXYG1006などのGHファミリー44グリコシル加水分解酵素からなる群から選択されるか、又はその変異型である。
極めて好ましいグリコシル加水分解酵素は、親キシログルカナーゼの単離された変異体であり、前記変異体が、位置番号68、123、156、118、200、129、137、193、92、83、149、34、340、332、9、76、331、310、324、498、395、366、1、374、7、140、8、14、21、211、37、45、13、78、87、436、101、104、111、306、117、119、414、139、268、142、159、164、102、168、176、180、482、183、202、206、217、4、222、19、224、228、232、2、240、244、5、247、249、328、252、259、406、267、269、275、179、166、278、281、288、298、301、18、302、165、80、303、316、169、322、120、146、342、348、147、353、380、468、382、383、38、384、389、391、10、392、396、177、397、399、409、237、413、253、415、418、40、443、445、148、449、225、450、454、3、455、456、299、461、470、204、476、488、347、及び507からなる群から選択される1つ以上(いくつか)の位置における改変を含み、ここで、キシログルカナーゼ活性を有する変異体は、親キシログルカナーゼのアミノ酸配列との同一性の度合が少なくとも70%、より好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも85%、更により好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも約97%、最も好ましくは少なくとも98%、及び更により好ましくは99%であるアミノ酸配列を含む。位置の番号付けは、配列番号3のアミノ酸配列に関連している。好ましくは、上記で特定した位置の1つ以上における改変を含む変異体は、親キシログルカナーゼと比べて、洗剤、好ましくは液体洗剤中での増加した安定性を有する。
好ましい実施形態において、変異体は、改変の次の組合せの1つ以上(いくつか)のを含む。
V1+V2+H3
V1Q+1aE+1bV;
H3A;
H3A+H436A;
K8A,Q,S;
T9D;
T9D+L34F+A83E+Q149E+H193T+S332P+R340T;
I10V+D33E+M40L+A41T+Q67M+Y73F+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+I222V+V228I+D249N+S269N+V272A+E333A+I337L+M356L+T374A+S416A+D444Y+A469E+K470T+I473G+T517A+S522
I10V+F17S+D33E+M40L+A41T+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+Q137E+V219A+D249N+V272A+I337L+M356L+V397A+S416A+T421I+S424N+N441D+D444Y+V450I+K470T+I473S+V477I;
I10V+F17S+D33E+M40L+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+H164N+N168K+T172A+V219A+I222V+V228I+D249N+S269N+V272A+E333A+I337L+M356L+N415S+T421I+S424H+N441D+D444Y+S522P+P523V+V524E;
I10V+F17S+D33E+M40L+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+I222V+V228I+D249N+V272A+I337L+M356L+T374A+V397A+S416A+T421I+S424N+N441D+D444Y+V450I+A469E+K470T+I473G+T517A+S522P+P523V+V524E;
I10V+F17S+D33E+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+N168K+T172A+I222V+V228I+D249N+V272A+E333A+I337L+M356L+V397A+S416A+T421I+S424H+N441D+D444Y+A469E+K470T+I473S+V477I+E489A+A490V+T517A+S522
I10V+F17S+M40L+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+I222V+V228I+D249N+S269N+V272A+T320A+I337L+M356L+T374A+V397A+N415S+T421I+S424H+N441D+D444Y+A469E+K470T
+I473S+V477I+T517A+S522P+P523V+V524E;
I10V+F17S+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T104A+Q137E+N153K+R156Q+V219A+I222V+V228I+D249N+S269N+V272A+E333A+I337L+M356L+V397A+N415S+D420G+T421I+S424H+N441D+D444Y+V450I+A469E+K470T+I473G+T517A+S522
I10V+F17S+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+T104A+Q137E+R156Q+V159A+H164N+N168K+T172A+I222V+V228I+D249N+V272A;
I10V+F17S+Y53H+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+Q137E+T172V+A177T+I222V+V228I+D249N+S269N+I337L+M356L+V397A+S416A+T421I+S424H+N441D+D444Y+A469E+K470T+I473G+T517A+S522
K13A+K129A;
K13A+Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P;
K13A,R;
K18R;
R20A;
K21Q+K129A;
K21Q,R,T;
Q32H+M40L+R49G+D65E+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+T92A+L102Q+T104A+Q137E+H164N+K202E+I222V+V228I+D249N+M356L+T374A;
D33V+Q68H+N168H+V450I;
L34F,I,M,V;
L34I+K129A;
D37G,N+K129A+R156Y;
E38I,V;
M40L+A41T+Q67M+N72S+S76D+G78A+Q82K+Q137E+N153K+H164N+D249N+V272A+I337L+M356L+V397A+N415S+T421I+S424N+N441D+V450I+E489A+A490V+T517A+S522
M40V;
L45I;
Q68H,M,N;
Q68H+G200P+N331F;
Q68H+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+K118A+R156V+G200P+N331F;
Q68H+K118A+R156Y+H193T+D366H;
Q68H+K118R+R156F,Y;
Q68H+K118R+R156Y+G200P;
Q68H+K118S+R156F+G200P+G274D+N331F;
Q68H+K129A,T+R156K+G200P+N331F;
Q68H+R156F,V,Y+G200P+N331F;
Q68H+R156Y;
Q68H+R156Y+H193T;
Q68H+R156Y+H193T+D366H;
Q68H+R156Y+H193T+G200P+M310V;
Q68H+S76W+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92A,D,I,S,V,Y+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92N+D97N+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92S+K118A+K129A+R156Y+G200P+G274D+N331F;
Q68H+T92V+G200P+M310V;
Q68H+T92V+G200P+M310V+N331F;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+A224P+N331F;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+H193T;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+H193T+D366H;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+H193T+G200P+M310V+E446K;
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+H193T+N331H,K,Q;
Q68H+T92V+K118A+K129A+R156Y+H193T;
Q68H+T92V+K118A+K129A+R156Y+H193T+D366H;
Q68H+T92V+K118A+K129A+R156Y+H193T+G200P+M310V;
Q68H+T92V+K118A+Q137E+N140F+R156Y+G200P+K470T;
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+D324N;
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+K470T;
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+M310L;
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92V+K118A,R+R156Y,F;
Q68H+T92V+K118A+S123P,T+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
Q68H+T92V+K118R+R156Y+H193T+D366H;
Q68H+T92V+R156F+G200P+M310V+S484C;
Q68H+T92V+R156F,V,Y+G200P+M310V;
Q68H+T92V+R156F,V,Y+G200P+M310V+N331F;
Q68H+T92V+R156F,Y+H193T;
Q68H+T92V+R156F,Y+H193T+D366H;
Q68H+T92V+R156F,Y+H193T+G200P+M310V;
Q68H+T92V+R156Y;
S76E,I,K,M,R,T,V,W;
S76W+G200P;
S76W+G200P+A224P;
G78A+K118A++K129A+R156Y;
G78A+K118A+K129A+R156Y;
G78A+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
G78A+K118A+K129A+R156Y+K169A;
G78A,N,S;
G78A+T92V+K118A+K129A+R156Y;
G78A+T92V+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
G78A+T92V+K118A+K129A+R156Y+K169A;
L80V;
A83D,E,H,I,L,N,R,S,T,Y;
K87Q;
K87V+K129A+K169A;
T92I,V;
T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
T92V+K118A+K129A+R156Y;
T92V+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
T92V+K118A+K129A+R156Y+H164N+G200P+N331F;
T92V+K129A+R156Y;
K101A+K129A;
K101R;
K101R+L102I;
T104A+P111Q+A117S+K129A+R156Y;
P111Q;
K118A+K129A;
K118A+K129A+F146L+R156Y+G200P+N331F;
K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F;
K118A+K129A+R156Y;
K118A+K129A+R156Y+A224P;
K118A+K129A+R156Y+G200P;
K118A+K129A+R156Y+G200P+M310V+N331F;
K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F;
K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F+N399I;
K118A+K129A+R156Y+K169A+G200P+N331F;
K118A+K129A+R156Y+K470T;
K118A,R;
K118A+R156Y;
K118A+R156Y+G200P;
D119L;
G120A;
S123P,T;
S123T+K129A+R156Y;
K129A,F,I,K,R,S,T;
K129A+K169A;
K129A+K176P;
K129A+K275Q;
K129A+K445S;
K129A+K470T;
K129A+Q137E+R156Y;
K129A+Q137E+R156Y+G200P;
K129A+Q137E+R156Y+K470T;
K129A+Q137E+V139K+N140F+Q147S+R156Y;
K129A+R156Y;
K129A+R156Y+A177T+V179I+A183S;
K129A+R156Y+A328G;
K129A+R156Y+D247G;
K129A+R156Y+D249G,N,S;
K129A+R156Y+D303I,K,S,V;
K129A+R156Y+D324N;
K129A+R156Y+D366H+T374A;
K129A+R156Y+D461N,Q,T;
K129A+R156Y+E288Q;
K129A+R156Y+G200P;
K129A+R156Y+G200P+G204T+R211K;
K129A+R156Y+H164N;
K129A+R156Y+H436Y;
K129A+R156Y+I10V+V14I+D19E;
K129A+R156Y+I222V+A224P+V228I+V232A;
K129A+R156Y+K176P,S;
K129A+R156Y+K275T;
K129A+R156Y+K322I+K454Q;
K129A+R156Y+K406N+N415G;
K129A+R156Y+K454Q;
K129A+R156Y+L380F+N383Y+D384G+N389T;
K129A+R156Y+N298F+E299N+G301T;
K129A+R156Y+N302K+D303L,S;
K129A+R156Y+N331F;
K129A+R156Y+P507A;
K129A+R156Y+R267H;
K129A+R156Y+R409L,T;
K129A+R156Y+S443D+K445S+L449I+V450I+S455N+M456Y;
K129A+R156Y+T244D;
K129A+R156Y+V159M+H164N+F165Y;
K129A+R156Y+V259I+R267K+L268K+S269A;
Q137D,E;
N140F;
K142A,Q,R;
F146C+H164C;
F146K,L;
F146L+K322I;
L148K+N168D;
Q149E;
R156A,D,E,F,I,K,L,M,N,P,Q,R,S,T,V,W,Y;
R156Y+N331F;
V159M;
H164A,N;
L166I;
N168D;
K169A,Q,R;
K176P;
A177E,T;
K180R;
H193A,D,S,T;
R197A,L;
H199A;
G200A,C,D,E,F,H,I,K,L,M,N,P,Q,R,S,T,V,W,Y;
G200P+A224P;
K202N,Q,R;
S214E;
K217A;
A221K;
G225S;
V232A;
G237A,S,V;
K240A,Q,R;
K252A,Q,R;
G253A;
R267A;
L268I;
K275A,Q,R;
L278I;
F281L;
M290R;
R295A;
K306A,R;
K307Q;
M310I,L,V;
M310V+N399I;
R314A;
G316I;
K322A,R;
D324N;
N331A,C,D,E,F,G,H,I,K,L,M,P,Q,R,S,T,V,W,Y;
S332M,P;
S332P+V397I;
R340A,N,T;
K342A;
V345I;
K347A,Q,R;
D348G;
K353Q,R;
D366H;
M373Q;
T374A;
L380F;
K382A;
N383Y;
N389A,F,N,V;
W391V;
K392G,Q;
D395G;
G396P;
V397S;
N399I;
K406N;
G413A,S;
K414A;
N415S;
T417K;
F418I;
V431E;
H436A;
N441G+A442E+S443D;
S443E,K,Q;
K445A,R,S;
K445C+K470C;
H448A;
K454R;
S467R+G468S+A469T;
G468S,Y;
K470P,R,T;
I473T;
K476Q;
K482A,Q,R;
K488A,Q,R,T;
A490R;
G498A,D,S;
R500A,T,V;
H512A;
T517A+G518D;又は
G518D。
一態様において、本発明の変異体のアミノ酸改変の数は、好ましくは総数で55、好ましくは52、より好ましくは50、より好ましくは40、より好ましくは30、より好ましくは20、より好ましくは15、より好ましくは10、より好ましくは9、より好ましくは8、更により好ましくは7、更により好ましくは6、更により好ましくは5、更により好ましくは4、更により好ましくは3、及び最も好ましくは2つの改変、及び最も好ましくは1つの改変を含む。別の態様において、改変の総数は1、好ましくは2、より好ましくは3、更により好ましくは4、更により好ましくは5、更により好ましくは6、更により好ましくは7、更により好ましくは8、更により好ましくは9、最も好ましくは10である。改変は、i)この位置を占めるアミノ酸の下流へのアミノ酸の挿入、ii)この位置を占めるアミノ酸の欠失、又はiii)この位置を占めるアミノ酸の異なるアミノ酸での置換、の形態であり得る。改変は互いに独立して行われてもよく、例えば、親キシログルカナーゼと比較した場合に、第1の位置では挿入が存在してもよく、第2の位置では置換が存在し、第3の位置では欠失が存在する。好ましい実施形態において、変異体は置換のみを含む。
本発明の一態様において、変異を起こすべき位置はコンセンサス配列分析に基づいて特定される。分析は、配列番号3を、配列番号5及び配列番号7、並びに、配列番号3のファミリー44グリコシドヒドロラーゼ領域と30%同一であるUniProtデータベースからのその他の配列とアラインメントすることによって実施される。得られたコンセンサス配列が図1に示されている。コンセンサス配列1はアラインメントからの所定の位置に最も豊富なアミノ酸を含む配列であり、コンセンサス配列2は所定の位置に2番目に豊富なアミノ酸を含む配列であり、以下同様である。本発明の一態様において、配列番号3の1つ以上(いくつか)の残基は、コンセンサス配列1若しくはコンセンサス配列2又はコンセンサス配列3あるいはコンセンサス配列4からの対応する残基によって置換される。本発明の一態様において、変異体は、位置番号10、19、68、80、89、104、111、117、123、129、137、139、140、147、156、159、164、165、177、179、183、200、204、211、222、224、225、228、232、259、267、268、269、281、328、345、366、374、380、383、384、406、415、436、443、445、449、450、455、456、488及び507からなるコンセンサス配列分析によって特定された52の位置の群から選択される1つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。好ましい実施形態において、改変は、I10V、D19E、Q68H、L80V、G89A、T104A、P111Q、A117S、S123P、K129T、Q137E、V139K、N140F、Q147S、R156Y、V159M、H164N、F165Y、A177T、V179I、A183S、G200P、G204T、R211K、I222V、A224P、G225S、V228I、V232A、V259I、R267K、L268K、S269A、F281L、A328G、V345I、D366H、T374A、L380F、N383Y、D384G、K406N、N415G、H436Y、S443D、K445S、L449I、V450I、S455N、M456Y、K488T及びP507Aからなる群から選択される置換、又はいくつかの置換である。
本発明の別の態様において、変異体は、正電荷を有し、かつ20オングストロームのカルシウムイオン内に位置する親のペプチドのミノ酸を、中性又は負に荷電されるアミノ酸に変更することによって生成される。本発明の好ましい変異体は、カルシウムイオンからの20オングストローム以内の総電荷がより負にされている変異体を包含する。そのような変異体においては、正に荷電されたアミノ酸は、その適用条件下で中性又は負に荷電されるアミノ酸で置換されている。従って、好ましい変異体は、「化学安定性」条件又は適用条件下で部分的に又は十分に正に荷電されるアミノ酸残基、即ち負又は中性のアミノ酸で置換されたLys、Arg又はHisを有していてもよい。好ましい置換アミノ酸は、Asp及びGluのように負に荷電されているアミノ酸、又はAla、Asn、Gln、Tyr、Trp及びPheのように中性のアミノ酸であり得る。本発明の好ましい変異体は、位置番号49、87、118、129、134、142、156、169及び197からなる群から選択される1つ以上の位置の改変を含む。好ましい実施形態において、改変は、位置番号87、118、129、134、142、156、及び169からなる群から選択される1つ以上の位置における置換である。好ましい実施形態において、置換は、K87A;K129A,S,F,I;K118A;K142A,Q、R156Y,F,V,I,K,W,L,M及びK169Q,Aからなる群から選択される。
一態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68、123、156、118、200、129、137、193、92、76、又は331に対応する1つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。好ましくは、変異体は、位置68の置換と、位置番号123、156、118、200、129、137、193、92、83、149、34、340、332、9、76、331、310、324、498、395及び366からなる群から選択される1つ以上の追加位置の1つ以上の置換とを含む。
別の態様において、変異体は、位置156の置換と、位置番号10、13、14、19、37、68、78、92、118、123、129、137、139、140、147、159、164、165、169、176、177、179、183、200、204、211、222、224、244、247、249、259、267、268、269、275、288、299、301、302、303、310、324、328、331、366、380、383、384、389、406、409、415、436、443、445、449、450、454、455、456、461、470及び507からなる群から選択される1つ以上の追加位置の1つ以上の置換とを含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68、123、156、118、200、129、137、193、92、76、又は331に対応する2つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。好ましくは、変異体は、位置68、123、156、118、200、又は129の置換を含む。更により好ましくは、変異体は、位置129及び位置156の置換を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68又は123又は156又は118又は200又は129又は137又は193又は92又は76又は331に対応する3つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68又は123又は156又は118又は200又は129又は137又は193又は92又は76又は331に対応する4つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68又は123又は156又は118又は200又は129又は137又は193又は92又は76又は331に対応する5つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68又は123又は156又は118又は200又は129又は137又は193又は92又は76又は331に対応する6つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68又は123又は156又は118又は200又は129又は137又は193又は92又は76又は331に対応する7つ以上(いくつか)の位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置129及び156及び331及び200及び118に対応する位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、位置68及び129及び156及び331及び200及び118に対応する位置の改変を含む。
別の態様において、親キシログルカナーゼの変異体は、68及び92及び129及び156及び331及び200及び118に対応する位置の改変を含む。
別の態様において、変異体は、Q68H,N,L;S123P,T;R156Y,F,V,I,K,W,L,M;K118A,R;G200P,E,S,D;K129T,A,S;Q137E;H193T,S,D;T92V,I,A,S;A83E;Q149E;L34F,I,V;R340T,N;S332P;T9D;S76W,V,I,K,R,T;N331F,C;M310I,V,L;D324N;G498A,D;D395G及びD366Hからなる群から選択される1つ以上(いくつか)の置換を含む。好ましくは、置換は、Q68H;S123P;R156Y,F;K118A;G200P,E;K129T,A;Q137E;H193T;T92V及びN331Fからなる群から選択される。より好ましくは、置換は、Q68H;S123P;R156Y,F;K118A;G200P,E;K129T,A;Q137E;T92V及びN331Fからなる群から選択される。より好ましくは、変異体は、9若しくは8、7、6、5、4、3、2、又は1つの位置の置換を含有し、ここで置換は、Q68H;S123P;R156Y,F;K118A;G200P,E;K129T,A;Q137E;T92V及びN331Fからなる群から選択される。
更なる態様において、変異体は、以下の置換の組合せの1つ以上(いくつか)を含む。
Q68H
S123P
R156Y
Q68H+R156Y
K129A+R156Y
S123T+K129A+R156Y
K129A+R156Y+G200P
Q68H+K118R+R156F
Q68H+R156Y+H193T
Q68H+R156F+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+R156Y
K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F
G78A+T92V+K118A+K129A+R156Y
Q68H+K129T+R156K+G200P+N331F
K118A+K129A+R156Y+K169A+G200P+N331F
T92V+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F
G78A+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F
G78A+T92V+K118A+K129A+R156Y+K169A
Q68H+T92V+Q137E+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+N331F
Q68H+T92V+R156Y+G200P+M310V+N331F
Q68H+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+K129A+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+Q137E+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+K129A+R156Y+H193T+D366H
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+H193T+D366H
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+S123P,T+K129A+Q137E+R156Y+G200P+N331F
Q68H+T92V+K118A+K129A+Q137E+R156Y+G200P+A224P+N331F
好ましい実施形態において、上記変異体の全ては、グルコシル加水分解酵素のファミリー44に属する親キシログルカナーゼの変異体であり、より好ましくは、親キシログルカナーゼは配列番号3のアミノ酸配列と少なくとも75%同一性を有するキシログルカナーゼから選択される、より好ましくは、親キシログルカナーゼは、配列番号2、配列番号3、配列番号5及び配列番号7からなる群から選択され、最も好ましくは、親キシログルカナーゼは配列番号3から成る。
キシログルカン基質に対する酵素活性
pH 7.5において下記のアッセイに従い、純粋な酵素が50000 XyloU/gを超える特異的活性を有している場合、その酵素はキシログルカンに対して活性を有していると見なされる。
キシログルカナーゼ活性は、Megazyme(アイルランド)から入手したAZCL−キシログルカンを基質(青色基質)として使用して測定する。
0.2%の青色基質溶液を、1.5mL容のEppendorfチューブ内で撹拌しながら、pH 7.5、20℃の0.1Mリン酸緩衝液に懸濁し(各0.75mL)、50マイクロリットルの酵素溶液を加え、Eppendorf Thermomixer内で、1200rpmで混合しながら20分間40℃で保温する。保温後、14,000rpmで4分間遠心分離して、着色した溶液を固体から分離し、分光光度計を用いて1cmキュベット内で、上清の吸光度を600nmで測定する。XyloU単位は、600nmにおいて1cmキュベット内で0.24の吸光度をもたらす酵素の量として定義される。
XyloU活性の計算には、0.1〜0.8の吸光度値のみが使用される。吸光度値の測定値がこの範囲外となった場合、これに応じて最初の酵素濃度の最適化を行うべきである。
非晶質セルロース基質に対する酵素活性
pH 7.5において下記のアッセイに従い、純粋な酵素が20000 EBG/gを超える特異的活性を有している場合、その酵素は非晶質セルロースに対して活性を有していると見なされる。緩衝剤として用いる化学物質及び基質は、少なくとも試薬等級の市販製品であった。
エンドグルカナーゼ活性アッセイの材料:
0.1Mリン酸塩緩衝液、pH 7.5
Cellazyme C錠剤(アイルランドのMegazyme Internationalより入手)。
ガラスマイクロファイバーフィルター、GF/C、直径9cm(Whatmanより入手)。
方法:
試験管中で、1mLのpH 7.5緩衝液と5mLの脱イオン水を混合する。
100マイクロリットルの酵素試料(又は酵素試料を既知の重量:重量希釈率で希釈したもの)を加える。各試験管にCellazyme C錠剤を1錠加え、試験管にキャップをして、ボルテックスミキサーで10秒間混合する。この試験管を、温度40℃のサーモスタット付き水浴に入れる。15分後、30分後及び45分後に、試験管を転倒混和することにより試験管の内容物を混合し、水浴に戻す。60分後、試験管の内容物を転倒混和し、次にGF/Cフィルターで濾過する。この濾液をきれいな試験管に回収する。
分光光度計を用い、吸光度(Aenz)を590nmで測定する。ブランク値(Awater)は、マイクロリットルの酵素試料の代わりに100μLの水を加えることにより決定される。
Adelta=Aenz−Awaterを計算する。
Adeltaは<0.5でなければならない。これより高い値が得られた場合は、異なる酵素希釈率で繰り返す。
DFO.1を決定する(DFO.1は、Adelta=0.1を得るのに必要な希釈率である)。
単位の定義:1エンドβグルカナーゼ活性単位(1EBG)は、上述のアッセイ条件において、Adelta=0.10を得る酵素量である。よって例えば、所定の酵素試料を、希釈率100で希釈後にAdelta=0.10を得た場合、その酵素試料は100EBG/gの活性を有する。
洗濯補助成分
洗濯処理組成物は任意に洗濯補助成分を更に含む。この洗濯補助成分は置換セルロースを得るために必要な成分とは異なる。例えば、この洗濯補助成分はセルロース骨格及び置換基を反応させ置換セルロースを得るために用いられる溶媒ではない。これらの追加的補助成分の正確な性質及びその組み込み濃度は、組成物の物理的形状及び用いられる作業の性質に依存する。適切な補助物質としては、限定はしないが、界面活性剤、ビルダー、凝集助剤、キレート剤、染料移転阻害剤、酵素、酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、あらかじめ生成された過酸、ポリマー性分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、漂白剤、石鹸起泡抑制剤、染料、香水、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、プロセス助剤、及び/又は顔料が挙げられる。下記開示に加えて、このような他の補助剤の好適な例、及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812(B1)号及び同第6,326,348(B1)号に見られ、これらは参照により組み込まれる。かかる1つ以上の補助剤は以下に詳細が記載されるように存在できる。
酵素−好適には本発明の組成物は更に酵素を含む。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクテートリアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、追加のβ−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の組成物は、特にエンド−β−1,4−グルカナーゼ活性を有する追加の酵素(E.C.3.4.1.4)を含み得る。適切な追加のエンド−β−1,4−グルカナーゼ酵素の非限定例としては、Celluclean(Novozymes)、Carezyme(Novozymes)、Celluzyme(Novozymes)、Endolase(Novozymes)、KAC(Kao)、Puradax HA(Genencor)、Puradax EG−L(Genencor)、Biotouchブランドで販売されているMelanocarpus Albomyces内因性の20kDaのエンド−β−1,4−グルカナーゼ(AB Enzymes)、及びそれらの変異体及び混合物が挙げられる。適切な酵素はPCT国際公開特許WO2007/025549A1の4ページ15行〜11ページ2行に掲載されている。
洗濯洗剤成分中に存在する場合、前述の酵素は、酵素タンパク重量により、組成物の約0.00001%〜約2%、約0.0001%〜約1%又は更に約0.001%〜約0.5%又は0.02%存在することができる。
界面活性剤−本発明による組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでもよい。本発明の組成物は、界面活性剤系の重量により、0.01%〜90%、例えば1〜25、又は2〜20、又は4〜15、又は5〜10%を含み得る。界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物から選択してもよい。
陰イオン性界面活性剤
典型的に、本組成物は1〜50wt%又は2〜40wt%の陰イオン性界面活性剤を含む。
適切な陰イオン性界面活性剤は典型的にはカーボネート、リン酸塩、ホスホン酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、カルボン酸塩、及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる1つ以上の部分を含む。陰イオン性界面活性剤は、1つ以上の直鎖状又は分枝状、随意に1モルのC8〜18アルキル硫酸酸塩及び/又はC8〜18アルキルスルホン酸塩当たり1〜9モルのC1〜4アルキレンオキシドと縮合できるC8〜18アルキル硫酸酸塩及び/又はC8〜18アルキルスルホン酸塩の1つか複数の混合物であってよい。
好適な陰イオン性洗剤用界面活性剤は、直鎖状又は分枝状、置換又は無置換のC12〜18アルキル硫酸塩;直鎖状又は分枝状、置換又は無置換のC10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩、好適には直鎖状C10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩;及びそれらの混合物よりなる群から選ばれる。高度に好適なものは、直鎖状C10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩である。高度に好適なものは、入手可能な直鎖状C10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩、好適には市販の直鎖状アルキルベンゼン(LAB)のスルホン化により得られたものであり、適切なLABとしてはSasolからIsochem(登録商標)の商標名で供給され、又はPetresaからPetrelab(登録商標)の商標名で供給される低分子2−フェニルLABであり、他の適切なLABとしてはSasolからHyblene(登録商標)の商標名で供給されるポリマー性2−フェニルLABなどの高分子量12−フェニルLABが挙げられる。
アルコキシル化アニオン性界面活性剤
本組成物は、アルコキシル化アニオン性界面活性剤を含んでよい。アルコキシル化アニオン性界面活性剤が存在する場合、一般に、洗剤組成物全体を基準にして、0.1重量%〜40重量%、例えば1重量%〜3重量%の量で存在する。
典型的に、アルコキシル化された陰イオン性洗剤用界面活性剤は直鎖状又は分枝状、置換又は無置換の、1〜30、好適には3〜7の平均アルコキシル化度を有するC1218アルキルアルコキシル化硫酸塩である。
好適なアルコキシル化アニオン性洗浄界面活性剤は、CognisによるTexapan LEST(商標)、SasolによるCosmacol AES(商標)、StephanによるBES151(商標)、Empicol ESC70/U(商標)、及びこれらの混合物である。
非イオン性洗浄界面活性剤
本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤を含んでよい。非イオン性洗浄性界面活性剤(類)が存在する場合、一般的に、0.5重量%〜20重量%、又は2重量%〜4重量%の量で存在する。
非イオン性洗剤用界面活性剤は:アルキルポリグルコシド及び/又はアルキルアルコキシレートアルコール;ShellからのNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC12〜C18アルキルエトキシレート;アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位又はその混合物である、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート;BASFからのPluronic(登録商標)などのC12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノールのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの縮合体;米国特許第6,150,322号により詳細が記載されるようなC14〜C22中鎖分枝状アルコール、BA、;米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号及び同第6,093,856号により詳細が記載されるような、C14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシレート、BAExであって、式中、x=1〜30であるもの;米国特許第4,565,647号により詳細が記載されるようなアルキルセルロース類、特に米国特許第4,483,780号及び同第4,483,779号により詳細が記載されるようなアルキルポリグリコシド;米国特許第5,332,528号、PCT国際公開特許WO 92/06162号、同WO 93/19146号、同WO 93/19038号、及び同WO 94/09099号に詳細が記載されるようなポリヒドロキシ脂肪酸アミド;米国特許第6,482,994号及びPCT国際公開特許WO 01/42408号により詳細が記載されるようなエーテルでキャップされたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤;及びそれらの混合物からなる群から選択することができる。
カチオン性洗浄性界面活性剤
発明の1態様では、前記洗剤組成物は陽イオン性界面活性剤を含まない。しかしながら、本組成物は所望により、カチオン性洗浄界面活性剤を含んでもよい。存在する場合、組成物は0.1重量%〜10重量%、又は1重量%〜2重量%のカチオン性洗浄性界面活性剤を含むことが好ましい。
適切な陽イオン性洗剤用界面活性剤は、アルキルピリジニウム化合物、アルキル四級アンモニウム化合物、アルキル四級ホスホニウム化合物、及びアルキル三級スルホニウム化合物である。カチオン性洗浄性界面活性剤は、米国特許第6,136,769号により詳細が記載されるようなアルコキシラート第四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、米国特許第6,004,922号により詳細が記載されるようなジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム界面活性剤、国際公開第98/35002号、同第98/35003号、同第98/35004号、同第98/35005号及び同第98/35006号により詳細が記載されるようなポリアミンカチオン性界面活性剤、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び同第6,022,844号により詳細が記載されるようなカチオン性エステル界面活性剤、米国特許第6,221,825号及び国際公開第00/47708号により詳細が記載されるようなアミノ界面活性剤、特にアミドプロピルジメチルアミン、並びにこれらの混合物からなる群より選択することができる。
非常に好ましいカチオン性洗浄界面活性剤は、モノ−C8〜10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、モノ−C10〜12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライド、及びモノ−C10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル四級アンモニウムクロライドである。Praepagen HY(Clariantの商標名)などのカチオン性界面活性剤は、有用であり得、泡増強剤としても有用であり得る。
ビルダー−洗濯洗剤成分は1つ以上のビルダーを含み得る。ビルダーが使用される場合、その対象の組成物は典型的にはビルダーの重量により1%〜約40%、典型的には2〜25%、又は更に約5%〜約20%、又は8〜15%のビルダーを含む。
本発明の洗濯洗剤成分は0〜20%、特に15%又は10%未満の、例えば5%未満のゼオライトを含む。とりわけ、本洗濯洗剤成分は0〜20%、特に15%又は10%未満の、例えば5%未満のアルミノケイ酸塩ビルダーを含む。
本発明の洗濯洗剤成分は0〜20%、特に15%又は10%未満の、例えば5%未満のリン酸塩ビルダー及び/又はケイ酸塩ビルダー及び/又はゼオライトビルダーを含み得る。
本発明の洗濯洗剤成分は、0〜20%、特に15%又は10%未満の、例えば5%未満の炭酸ナトリウムを含み得る。
ビルダーとしては、ポリリン酸のアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、ケイ酸のアルカリ金属塩、Clariant(登録商標)のSKS−6などの層状ケイ酸塩、炭酸のアルカリ土類金属塩及びアルカリ金属塩、ゼオライトなどのアルミノケイ酸塩ビルダー、及びポリカルボン酸塩化合物、エーテルヒドロキシポリカルボン酸塩、マレイン酸無水物とエチレン又はビニルメチルエーテルとの共重合体、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、及びカルボキシメトキシコハク酸、脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸などのさまざまなポリ酢酸のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩、と同様にメリト酸、コハク酸、クエン酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボン酸塩、及びそれらの可溶性塩が挙げられるが、これらに限定されない。
洗濯洗剤成分のリン酸塩ビルダー、アルミノケイ酸塩ビルダー、ポリカルボン酸ビルダー、及び追加的なケイ酸塩ビルダーの合計量は、重量により0〜25%、又は更に1〜20%、特に1〜15%、特に2〜10%、例えば3〜5%であり得る。
本組成物は更に他の任意のビルダー、ケラント(chelant)、又は例えば、金属イオン封鎖、錯体形成、沈殿又はイオン交換により溶液からカルシウムイオンを除去する任意のものを含み得る。特に本組成物は、25℃の温度下で、0.1Mのイオン強度で、少なくとも50mg/gのカルシウム結合能力、及び少なくとも3.50のカルシウム結合定数、log K Ca2+を有する物質を含み得る。
本発明の組成物において、リン酸塩ビルダー、アルミノケイ酸塩ビルダー、ポリカルボン酸ビルダー、追加的なケイ酸塩ビルダー、並びに50mg/g以上のカルシウム結合能力及びを上回るカルシウム結合定数を有する他の物質は、重量により0〜25%、又は更に1〜20%、特に1〜15%、特に2〜10%、例えば3〜5%含まれてよい。
凝集助剤−本組成物は凝集助剤を更に含むことができる。本組成物は凝集助剤を実質的に含まないこともできる。典型的には、凝集補助剤はポリマーである。典型的には凝集助剤は、エチレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸及びそれらの混合物よりなる群から選ばれるモノマー単位を含むポリマーである。典型的には凝集助剤はポリエチレンオキシドである。典型的には凝集助剤は少なくとも100,000Da、特に150,000Da〜5,000,000Da又は更に200,000Da〜700,000Daの分子量を有する。典型的に、本組成物少なくとも重量により本組成物の0.3%の凝集助剤を含む。
漂白剤−本発明の組成物は1つ以上の漂白剤を含み得る。一般に、漂白剤を使用する場合、本発明の化合物は、対象となる洗剤組成物の、約0.1重量%〜約50重量%、又は更には約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでもよい。存在する場合、適切な漂白剤は、漂白触媒を含み、適切な漂白触媒はWO2008/034674A1、46ページ23行〜49ページ17行に掲載されており、光脱色剤としては、例えばビタミンK3及び亜鉛又はアルミニウムフタロシアニンスルホン酸塩であり、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩(NOBS)などの漂白活性化剤であり、過酸化水素;あらかじめ生成された過酸;過ホウ酸のナトリウム塩(通常、一又は四水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、及びそれらの混合物などのアルカリ金属塩を含む無機過酸化水素付加物などの過酸化水素源であって、随意に被覆され、その適切な被覆はアルカリ金属などの無機塩を含むもの、及びそれらの混合物である。
過酸化水素供給源及び過酸又は漂白活性化剤の量は、有効酸素(該過酸化物供給源より供給される)対過酸のモル比が、1:1〜35:1、又は更に2:1〜10:1となるように選択し得る。
蛍光増白剤−本組成物は淡い色の品目が洗浄し得るための蛍光増白剤などの組成物を含み得る。存在する場合、洗濯洗剤成分においての使用に適切な任意の蛍光増白剤が本発明の組成物において用いられ得る。最も普通に用いられる蛍光増白剤はジアミノスチルベン−スルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体及びビスフェニル−ジスチリル誘導体に属するものである。
代表的な蛍光増白剤は、Paramount Minerals and Chemicals(Mumbai,India)から供給されるParawhite KX;Ciba−Geigy AG、(Basel,Switzerland)から供給されるTinopal(登録商標)DMS及びTinopal(登録商標)CBSである。Tinopal(登録商標)DMSは4,4’−ビス−(2−モルホリノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチルベンジスルホン酸塩の二ナトリウム塩である。Tinopal(登録商標)CBSは2,2’−ビス−(フェニル−スチリル)ジスルホン酸の二ナトリウム塩である。
布地色調剤−蛍光増白剤は少なくともいくらかの可視光を放射する。対照的に、布地色調剤は、可視光スペクトルの少なくとも一部を吸収するため、表面の色合いを変える。好適な布地色調剤としては、染料及び染料−粘土複合体が挙げられ、顔料も包含してよい。適切な染料としては、小分子染料及びポリマー染料が挙げられる。適切な小分子染料としては、色指数分類(Colour Index)(C.I.)において、ダイレクト・ブルー、ダイレクト・レッド、ダイレクト・バイオレット、アシッド・ブルー、アシッド・レッド、アシッド・バイオレット、ベーシック・ブルー、ベーシック・バイオレット及びベーシック・レッド、又はそれらの混合物に適合する染料より成る群から選ばれる小分子染料が挙げられる。適切な色相染料はWO2008/17570A1、4ページ15行〜11ページ18行、及びWO2008/07318A2、9ページ18行21ページ2行に掲載されている。
ポリマー性分散剤−本発明の組成物は追加的なポリマー性分散剤を含み得る。適切なポリマー性分散剤としては、約2,000〜約10,000の平均分子量を有するアクリル酸系ポリマー;約2,000〜約100,000の平均分子量及び約30:1〜約1:1のアクリル酸対マレイン酸のセグメント比率を有するアクリル酸/マレイン酸系共重合体;マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコール3重合体;約500〜約100,000、好適には約1,000〜約50,000、より好適には約1,500〜約10,000mの分子量を有するポリエチレングリコール(PEG);及び水に溶解性又は分散性のアルコキシル化ポリアルキレンアミン物質などのポリマー性ポリカルボキシレート、置換(四級化された、及び酸化されたものを含む)ポリアミンポリマー、及びポリエチレングリコールが挙げられる。これらのポリマー性分散剤は、含まれる場合には、典型的には、約5%以下、好適には約0.2%〜約2.5%、より好適には約0.5%〜約1.5%の濃度である。
ポリマー性汚れ遊離剤−本発明の組成物は、ポリマー性汚れ遊離剤を含有することもできる。ポリマー性汚れ遊離剤、又は「SRA」は、ポリエステル及びナイロンなどの疎水性繊維の表面を親水化するための親水性部分と、疎水性繊維上に付着して、洗浄及びすすぎサイクルの完了までその上に密着し続けて、親水性部分のためのアンカーとして働く疎水性部分とを有する。これによって、後の洗浄手順で、SRAでの処置の後に浮かび上がるシミをより容易に落とすことができるようになる。好ましいSRAは、オリゴマーのテレフタレートエステル;テレフタロイル及びオキシアルキレンオキシの繰り返し単位であるオリゴマーのエステル骨格、並びに骨格に共有結合するアリル由来のスルホン酸化末端部分からなる実質的に直鎖状のエステルオリゴマーのスルホン酸化生成物;非イオン性の末端キャップされた1,2−プロピレン/ポリオキシエチレンテレフタレートポリエステル;テレフタロイル(T)、スルホイソフタロイル(SIP)、オキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレン(EG/PG)の単位を含み、好ましくは末端がキャップ(CAP)されている、実験式(CAP)(EG/PG)(T)(SIP)を有するオリゴマー、好ましくは、1つのスルホイソフタロイル単位、5つのテレフタロイル単位、定めた比率の、好ましくは約0.5:1〜約10:1のオキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレンオキシ単位、及び、2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウム由来の2つの末端キャップ単位を含むオリゴマーなどの修飾イセチオネート;(1)(a)ジヒドロキシスルホン酸、ポリヒドロキシスルホン酸、エステル結合の形成により少なくとも三官能性であり、分枝状オリゴマー骨格をもたらす単位、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの単位と、(b)テレフタロイル部分である少なくとも1つの単位と、(c)1,2−オキシアルキレンオキシ部分である少なくとも1つの非スルホン酸化単位とを含む、骨格、及び、(2)非イオン性キャップ単位、アニオン性キャップ単位から選択される1つ以上のキャップ単位、例えば、アルコキシル化、好ましくはエトキシル化イセチオネート、アルコキシル化プロパンスルホン酸、アルコキシル化プロパンジスルホン酸、アルコキシル化フェノールスルホン酸、スルホアロイル(sulfoaroyl)誘導体、及びこれらの混合物、を含むオリゴマーのエステルを含む。好ましいのは、次の実験式のエステルである。
((CAP)(EG/PG)(DEG)PEG)(T)(SIP)(SEG)(B)
式中、CAP、EG/PG、PEG、T及びSIPは上記で定義したようなものであり、DEGはジ(オキシエチレン)オキシ単位を表し、SEGはグリセリンのスルホエチルエーテルから誘導される単位及び関連部分の単位を表し、Bは少なくとも三官能性であって、それによって、エステル結合が形成され、結果的に分枝状オリゴマー骨格となる分岐単位を表し、aは約1〜約12であり、bは約0.5〜約25であり、cは0〜約12であり、dは0〜約10であり、b+c+dの合計は約0.5〜約25であり、eは約1.5〜約25であり、fは0〜約12であり、e+fの合計は約1.5〜約25であり、gは約0.05〜約12であり、hは約0.01〜約10であり、かつa、b、c、d、e、f、g、及びhは、エステル1モル当たりの対応する単位の平均モル数を表し、かつエステルが約500〜約5,000の範囲の分子量を有し、METHOCEL(登録商標)としてDowから入手可能なヒドロキシエーテルセルロース性ポリマーなどのセルロース誘導体であり;C〜Cアルキルセルロース及びCヒドロキシアルキルセルロース(米国特許第4,000,093号、1976年12月28日発行、Nicolら)であり、かつ約1.6〜約2.3の無水グルコース単位当たりの平均置換度(メチル)及び20℃にて2%水溶液として測定して約80〜約120センチポアズの溶液粘度を有するメチルセルロースエーテルである。このような材料は、Shinetsu Kagaku Kogyo KK製のメチルセルロースエーテルの商標名である、METOLOSE SM100(登録商標)及びMETOLOSE SM200(登録商標)として入手可能である。
酵素安定剤−種々の技法によって、洗剤で使用する酵素を安定化させることができる。本明細書に用いられる酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合、更に安定性を改善するために、可逆性蛋白質分解酵素抑制剤(ホウ素化合物など)を添加することができる。
触媒的金属錯体−本発明の組成物は触媒的金属錯体を含み得る。存在する場合、含金属漂白触媒の1種類は、規定された漂白触媒活性の、銅、鉄、チタニウム、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガン陽イオンなどの遷移金属陽イオン、亜鉛又はアルミニウム陽イオンなどの少量の漂白触媒活性又はまったく漂白触媒活性のない補助的な金属陽イオン、及び触媒及び補助金属陽イオンのために規定された安定性定数を有する隔離剤(sequestrate)、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)並びにそれらの水溶性塩を含む触媒システムである。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示されている。
所望する場合、本明細書の組成物はマンガン化合物を用いて接触可能である。かかる化合物及び使用量は、当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されているマンガン系触媒が挙げられる。
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は既知であり、例えば、米国特許第5,597,936号、米国特許第5,595,967号に記載される。このようなコバルト触媒は、例えば米国特許第5,597,936号及び米国特許第5,595,967号に教示されているような、既知の手順によって容易に調製される。
本明細書の組成物はまた、配位子の遷移金属錯体(例えば、ビスピドン(bispidone)(国際公開特許第05/042532 A1号)及び/又は大多環状剛性配位子(「MRL」と略される)を適切に含んでもよい。実際問題として、限定するためではないが、本明細書の組成物及び工程は、水性洗浄媒体において、少なくとも1億分の1のオーダーの活性MRL種を提供するように調整することができ、典型的には、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、又は更に約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄溶液中に提供する。
本遷移金属漂白触媒における適切な遷移金属としては、例えばマンガン、鉄、及びクロムが挙げられる。好適なMRLとしては、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが挙げられる。
適した遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、国際公開第00/32601号、及び米国特許第6,225,464号にて教示される手順によって容易に調製される。
柔軟化システム−本発明の組成物は、所望により洗浄中に柔軟化するために、柔軟化剤を、並びに、随意に凝集剤及び酵素を更に含んでもよい。
布地柔軟性増強成分−通常は、本組成物は更に、帯電ポリマー布地柔軟性増強成分を含む。組成物が粘土及びシリコーン粒子を含む場合、粘土及びシリコーン粒子を得るために、帯電ポリマー布地柔軟性増強成分が、プロセスの工程(ii)において粘土及びシリコーンに接触させられることが好ましい(上記参照)。帯電ポリマー布地柔軟性増強成分を粘土及びシリコーンと十分に混合すると、得られた組成物の布地柔軟化効果が更に改善する。
着色剤−本発明の組成物は、着色剤、好適には染料又は色素を含んでもよい。詳細には、好ましい染料は、洗濯サイクル中に酸化によって消失されるものである。染料が貯蔵中に分解しないことを確実にするために、染料は40℃までの温度で安定であることが好ましい。組成物中での染料の安定性は、組成物の水分含有量を確実にできるだけ低くすることによって向上させることができる。可能ならば、染料又は顔料は、織物繊維に結合したり織物繊維と反応したりするべきではない。着色剤が織物繊維と反応してしまう場合、織物に付与される色は、洗濯液中に存在する酸化剤との反応によって消失されるべきである。これは、特に数回の洗浄を通した織物の着色を回避するためである。とりわけ好適な染料としては、限定はされないが、BASFからのBasacid(登録商標)Green 970及びAlbionからのMonastral blueが挙げられる。
洗濯処理組成物
本洗濯処理組成物は好適には洗濯洗剤成分又は布地ケア組成物である。
本洗濯処理組成物は溶媒を含み得る。適切な溶媒としては、水及び他の親油性流体である溶媒が挙げられる。好適な親油性流体の例としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルのようなグリセリン誘導体、ペルフルオロ化アミン、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本洗濯処理組成物は、例えば特定の形態においては、好適には自由流れ微粒子形態であるが、この組成物は任意の液体又は固体形態であってもよい。固形組成物は、凝集体、粒塊、フレーク、押出品、棒、錠剤又はこれらの任意の組み合わせの形態であることができる。本固形組成物は、乾式混合、アグロメレーション、圧縮、スプレー乾燥、総造粒(pan-granulation)、球形化又はこれらのあらゆる組み合わせなどの方法によって製造されることができる。本固形組成物は、好ましくは300g/L〜1,500g/L、好ましくは500g/L〜1,000g/Lのバルク密度を有する。
置換セルロースは乾燥添加成分として又は噴霧乾燥又は噴出により形成される洗濯粒子を経由して加えられることができる。
本洗濯処理組成物は、更に液体、ゲル、ペースト、分散物、好適にはコロイド状分散物又はそれらの任意の組み合わせの形状であってよい。液体組成物は環境条件(20℃及び0.1MPa(1気圧))で20s−1のせん断率により測定された場合、典型的には500mPa.s〜3,000mPa.sの粘度を有し、及び典型的には800g/L〜1300g/Lの密度を有する。組成物が分散体の形態であれば、典型的には1マイクロメートル〜5,000マイクロメートル、好適には1マイクロメートル〜50マイクロメートルの体積平均粒径を有する。分散体を形成する粒子は、通常、粘土であり、及び存在する場合にはシリコーンである。典型的には、Coulter Multisizerを使用して分散体の体積平均粒径を測定する。
本洗濯処理組成物は錠剤のみでなく、組成物がポリビニルアルコールフィルムなどのフィルムにより少なくとも部分的に封入され、好適には完全に封入される単位用量包装袋を含む単位用量形態であることができる。
本洗濯処理組成物は、例えば洗剤活性物に浸漬された不織シートなどの不溶性基質の形態であることもできる。
本洗濯処理組成物は洗濯プロセスの間に布地を洗浄及び/又は柔軟化することができる。典型的に、洗濯処理組成物は、自動洗濯機での使用のために製剤されるが、手洗いでの使用のために製剤されることもできる。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
以下の実施例は、実例としてのみ提供されるのであって、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
(実施例1〜6)
以下のものは手洗い又はトップ・ローディング式洗濯機による布地洗濯に適切な、本発明に従い製造された顆粒状洗濯洗剤成分である。
Figure 2012508304
(実施例7〜12)
以下のものはフロント・ローディング式洗濯機による布地洗濯に適切な、本発明に従い製造された顆粒状洗濯洗剤成分である。
Figure 2012508304
例示的な組成物1〜12において、成分の濃度は重量%であり、及び成分の略称は以下の意味を有する。
LAS:C11〜C12の平均脂肪族炭素鎖長を有する直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、
HB−CMC:Noviant division of CPKelco(オランダ、アルンヘム(Arnhem))より供給される、1740mPa.sの粘度(2%溶液として)、置換度0.76及びブロック度0.50を有するカルボキシメチルセルロース。
キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性を有する本発明によるグリコシル加水分解酵素であって、このグリコシル加水分解酵素は、GHファミリー5、12、44又は74から選択され、洗剤組成物100gあたりの活性酵素をmgで表される。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (10)

  1. 洗濯処理組成物又はその成分である、組成物であって、
    0.01〜0.99の置換度(DS)、及びDS+DBが少なくとも1.00、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20となるようなブロック度(DB)を有する置換セルロースと、
    キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性を有するグリコシル加水分解酵素であって、GHファミリー5、12、44又は74から選択されるグリコシル加水分解酵素と、
    任意に、1つ以上の洗濯補助成分とを含む、組成物。
  2. 前記置換セルロースが、少なくとも0.55の置換度(DS)を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記置換セルロースが、少なくとも0.35のブロック度(DB)を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記置換セルロースが、1.05〜2.00のDS+DBを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記置換セルロースが、明細書中の「試験方法3」に従う粘度試験において、2重量%水溶液で少なくとも100mPa.sの粘度を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記置換セルロースが、その骨格に少なくとも1つの、分枝状、直鎖状又は環状、置換又は無置換、飽和又は不飽和アルキル、アミン(一級、二級、三級)、アンモニウム塩、アミド、ウレタン、アルコール、カルボン酸、トシレート、スルホン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、シリコーン、及びそれらの混合物からなる群から選択される置換基により置換されるグルコース単位を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記置換セルロースが、カルボキシメチルセルロースである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記グリコシル加水分解酵素が、親キシログルカナーゼの単離変異体であり、前記変異体が、位置番号68、123、156、118、200、129、137、193、92、83、149、34、340、332、9、76、331、310、324、498、395、366、1、374、7、140、8、14、21、211、37、45、13、78、87、436、101、104、111、306、117、119、414、139、268、142、159、164、102、168、176、180、482、183、202、206、217、4、222、19、224、228、232、2、240、244、5、247、249、328、252、259、406、267、269、275、179、166、278、281、288、298、301、18、302、165、80、303、316、169、322、120、146、342、348、147、353、380、468、382、383、38、384、389、391、10、392、396、177、397、399、409、237、413、253、415、418、40、443、445、148、449、225、450、454、3、455、456、299、461、470、204、476、488、347、及び507からなる群から選択される1つ以上の位置の親キシログルカナーゼの改変を含み、この位置はアミノ酸配列番号3の位置に対応しており、ここで、
    a.前記改変が、
    i.前記位置を占める前記アミノ酸の下流へのアミノ酸の挿入、及び/又は
    ii.前記位置を占める前記アミノ酸の欠失、及び/又は
    iii.前記位置を占める前記アミノ酸の異なるアミノ酸での置換であり、
    b.前記親キシログルカナーゼが、ファミリー44のキシログルカナーゼであり、かつ
    c.前記変異体が、キシログルカナーゼ活性を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記変異体が、Q68H,N,L;S123P,T;R156Y,F,V,I,K,W,L,M;K118A,R;G200P,E,S,D;K129T,A,S;Q137E;H193T,S,D;T92V,I,A,S;A83E;Q149E;L34F,I,V;R340T,N;S332P;T9D;S76W,V,I,K,R,T;N331F,C;M310I,V,L;D324N;G498A,D;D395G及びD366Hからなる群から選択される1つ以上の置換を含む、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記変異体が、Q68H;S123P;R156Y,F;K118A;G200P,E;K129T,A;Q137E;H193T;T92V及びN331Fからなる群から選択される1つ以上の置換を含む、請求項9に記載の組成物。
JP2011535757A 2008-11-14 2009-11-10 ポリマー及び酵素を含む組成物 Pending JP2012508304A (ja)

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