JP2012507313A - 閉塞された呼吸用吸引システム - Google Patents
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Abstract
患者の気道を吸引する閉塞された呼吸用吸引システムにおいて、遠位端を有する細長いカテーテルと、人工呼吸器回路内に流路を規定し、前記カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至るアクセス手段を備えたマニホールド(4)とを備え、前記アクセス手段は、バルブを貫通し、かつ、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口可能なバルブ(45)を有し、前記バルブは、環状外側フランジ部を有する近接端と、遠位端と、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体が、前記環状外側フランジ部から端面を有する遠位端まで延びる複数のバルブ部材を備え、複数の径方向スリットが、中心から周辺に向かって延び、これにより遠位端でバルブ部材を分離するように設けられている。
Description
本発明は、患者の気道を通気するための閉塞された呼吸用吸引システム(closed respiratory suction system)に関し、このシステムは、遠位端を有する細長いカテーテルと、人工呼吸器回路内に流路を規定し、カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至ることを可能にするアクセス手段を有するマニホールドとを備え、前記アクセス手段は、バルブを貫通し、かつ、流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口可能なバルブを有する。
呼吸吸引システムは、EP第1,239,907号公報から公知であり、この公報では、バルブがマニホールド内に設けられ、選択的にカテーテルを人工呼吸器回路から分離する。バルブは、カテーテルが前進しマニホールドを貫通するのを可能にする開放位置と、選択的にカテーテルを人工呼吸器回路から分離する閉鎖位置との間を移動することができる。バルブは、カテーテルがマニホールドを貫通して前進しないとき、カテーテルを介して適用される吸引に応じて閉鎖するヒンジで連結されたフラップである。
ダックビル(duckbill)タイプのバルブの例はまた、例えば、US第5,456,284号公報およびUS第6,439,541号公報に示された医療用接続器具に関連して公知である。
本発明の目的は、ダックビルタイプのバルブを備え、公知のバルブと比べて性能が向上した呼吸システムを提供することである。
多くの他の目的と共に上記目的と、後述する詳細から明らかになる利点および特徴とは、患者の気道を吸引する閉塞された呼吸用吸引システムにおいて、
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、前記カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至るアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記アクセス手段は、バルブを貫通し、かつ、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口可能なバルブを有し、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備えた閉塞された呼吸用吸引システムを用いて、本発明の解決策により達成される。
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、前記カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至るアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記アクセス手段は、バルブを貫通し、かつ、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口可能なバルブを有し、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備えた閉塞された呼吸用吸引システムを用いて、本発明の解決策により達成される。
本発明によれば、システムでは、カテーテルの前進および後退のそれぞれに応じたバルブの開放または閉鎖がより正確で、バルブはカテーテルがマニホールド内の中心にガイドされるのを確実にする。更に、バルブの閉鎖機能は、カテーテルに適用されるいずれの吸引にも関係なく達成される。
1つの実施形態として、複数の前記径方向スリットが、前記バルブの一端から見たときに、互いに対して180°未満の角度を有してもよい。
他の実施形態として、複数の前記径方向スリットは、1つの開口を規定してもよい。
更に他の実施形態として、バルブが、バルブの一端から見たときに、互いに対して180°未満の角度を有する少なくとも2つのスリットを備えてもよい。
他の実施形態として、複数の前記径方向スリットは、1つの開口を規定してもよい。
更に他の実施形態として、バルブが、バルブの一端から見たときに、互いに対して180°未満の角度を有する少なくとも2つのスリットを備えてもよい。
また、前記管状体は、前記径方向スリットの個々の側が、個々のスリットに結合する周縁折り畳み部(peripheral fold)で前記径方向スリットの他の側から離れるように、前記径方向スリットを開口することで開放するように設けられてもよい。スリットは、スリットの縁が分離し、バルブの一部がスリットの中心端で互いに離れるように湾曲するため、カテーテルの前進に応じて開口する。
更に、バルブは、管状体がスリットから環状外側フランジ部に向かって延びるバルブ片を備えるように形成されてもよい。
また、前記バルブ片は、寸法と形状が同じであってもよい。
また、前記バルブ片は、寸法と形状が同じであってもよい。
管状体が内側および外側を有し、個々のバルブ片が1以上の傾斜遠位面を有することが好ましい。
好適な実施形態では、個々のバルブ片は遠位端近傍の内側に突出部が設けられる。
本発明によれば、前記突出部は、半球状の増設部であってもよい。
好適な実施形態では、個々のバルブ片は遠位端近傍の内側に突出部が設けられる。
本発明によれば、前記突出部は、半球状の増設部であってもよい。
前記突出部は、カテーテルの遠位端に隣接してもよく、突出部が放射状に配設されることでカテーテルの前進によりバルブが開口する。突出部のみがカテーテルと接触することでカテーテルの表面とバルブとの間の接触が最小に保持されるため、これは利点である。これは、比較的低い摩擦を引き起こすことにより、カテーテルがバルブを貫通して前進する際の障害とほとんどならない。
ある実施形態において、個々のスリットが中心を有し、突出部が実質的に中心の外側に位置してもよい。
他の実施形態において、突出部はカテーテルがバルブを貫通して前進するとき、カテーテルに面する円形を有してもよい。
そして、突出部は、カテーテルを支持するために内方に湾曲できるように撓みやすくてもよい。
他の実施形態において、突出部はカテーテルがバルブを貫通して前進するとき、カテーテルに面する円形を有してもよい。
そして、突出部は、カテーテルを支持するために内方に湾曲できるように撓みやすくてもよい。
更に、3つのバルブ片があり、バルブ片の間の径方向スリットが同じ角度間隔で離れている。このように、自己芯出しカテーテル案内部(self-centering catheter guidance)がまた、バルブ内に設けられている。径方向スリットの間のバルブ片領域は、適切な案内およびカテーテルの芯出しを確実にするため、等しいことが好ましい。
従って、他の実施形態では、バルブが回転対称であってもよい。
従って、他の実施形態では、バルブが回転対称であってもよい。
また、バルブはその原形を維持するエラストマー材料からなってもよい。例示するように、バルブは、シリコンからなってもよい。他の種類の材料、例えば、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)など熱可塑性エラストマ(TPE)を代案としてバルブに使用してもよい。
更に、本発明は、患者の気道を吸引する閉塞された呼吸用吸引システムのバルブにおいて、
前記呼吸用吸引システムは
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、前記カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至るアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記バルブは、該バルブを貫通し、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口することができ、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備えたことを特徴とするバルブに関する。
前記呼吸用吸引システムは
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、前記カテーテルが前進して貫通すると共に、患者の気道まで至るアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記バルブは、該バルブを貫通し、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口することができ、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備えたことを特徴とするバルブに関する。
最後に、本発明は上述したバルブに関する。
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に述べる。
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に述べる。
図1に、閉塞吸引カテーテルアッセンブリ1を示す。このアッセンブリ1は、保護用の可撓性スリーブ3内部に設けられ、一端部で真空接続部材5に接続されたカテーテル2を備えている。他端部では、カテーテル2は、患者の通気用マニホールド4まで延在し、貫通している。
真空接続部材5は、ボタン51により起動される手動作動バルブを備え、アッセンブリのオペレータによりボタン51が押圧されると、連結端部53に連結された吸引源(図示せず)からカテーテル2に吸引力が付与される。吸引の誤った起動を回避するため、保護用蓋52が起動ボタン51を被覆するように設けられている。
図2を参照すると、患者の通気用マニホールド4は患者連結ポート42と、従来の態様で通気装置(図示せず)に接続されるのに適したサイドポート41とを備えている。連結ポート42には、マニホールド4を患者側に設置された通気管(図示せず)に接続する好適な連結機構48が設けられている。通気管は呼吸管であってもよく、ETチューブまたは気管内チューブと呼ばれている。サイドポート41には、蓋47aを備えた投薬部として使用可能な噴霧ポート47が配置されている。マニホールド4の患者連結ポート42と軸方向に位置決めされ、サイドポート41と対向するように、カテーテル入力開口が設けられている。この開口は、洗浄チャンバ43と、後退する際にカテーテル2から、例えばサイドポート41と患者連結ポート42との間の流路など、マニホールド内の呼吸用流路を分離するダックビルタイプの一方向バルブ45とを有している。一方向バルブ45の対向端では、洗浄チャンバ43が、好ましくは、カテーテル2が後退される際に、カテーテル2の周りをシールし、カテーテル2の表面上のいずれの残留物をも拭き取る環状拭き取りシール(annular wipe seal)44により区切られている。洗浄チャンバ43には、カテーテル2を清掃し、拭き取られた残留物を除去するために洗浄ポート46が設けられている。
マニホールド4により、流路は、カテーテル2をマニホールド4を貫通して延ばし、患者の気道まで至るのを可能にするアクセス手段を備えた人工呼吸器回路内に規定されている。一方向バルブ45は、この一方向バルブ45を貫通して流路まで至るカテーテル2の前進に応じて開口することができ、また、カテーテル2の後退に応じて閉じることができる。
図3から図9を参照すると、一方向バルブ45はダックビルタイプであってもよい。一方向バルブ45は、弾性ゴム素材からなる。一方向バルブ45は、環状外側取付フランジ6と、この環状外側取付フランジ6から、閉塞吸引アッセンブリの患者側端部に向かって延びる管状体7とから形成された近接端部内にある。一方向バルブ45の位置は、図2に示されている。
一方向バルブ45は、その原形を維持するエラストマー材料から構成されてもよい。例示するように、一方向バルブ45は、シリコンから構成されてもよい。他の種類の材料、例えば、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)など熱可塑性エラストマ(TPE)を代案として一方向バルブ45に使用してもよい。
管状体7は、内側と外側とを有し、管状体7の遠位端13の端部内に複数の径方向スリット8が形成されている。径方向スリット8は、端部の中心から管状体7の周縁領域まで延びている。径方向スリット8は、貫通するカテーテルにより開口される前の状態である閉口位置を有する。管状体7は、管状体7の周囲面にある傾斜キャビティ14を備えたバルブ片11が形成され、端面で径方向スリット8を間に径方向に延びている。バルブ片11の傾斜キャビティ14は、取付フランジ6から遠位端13に向かって傾斜している。遠位端13では、径方向スリット8が径方向に設けられ、これにより最端部で、折り重なった形状の周縁スリット端10がカテーテル2の前進に応じて開口する径方向スリット8の周りに形成されている(図8参照)。
個々のバルブ片11の内面上には、管状体7の遠位端13より内側の遠位端に隆起部または突出部9が設けられている(特に図5および図6参照)。これら突出部9はカテーテル2の遠位端と協動し、カテーテル2が一方向バルブ45と接触し、貫通して前進するときに離れるように押圧される(図8および図9参照)。突出部9は実質的に、個々の径方向スリット8の中央で外側に、かつ、径方向スリット8の下方に配置されることで、一方向バルブ45を貫通して前進したときにカテーテル2を支持し、芯出しする。管状体7内のキャビティ14の弾力的な側壁が、カテーテル2の突出部9との接線に側方に押圧されると、径方向スリット8は遠位端13上の周縁折り畳み部10周りに折れて開きながら、開口する。このように、個々の径方向スリット8の縁は、径方向スリット8が開口すると互いから離れる。
一方向バルブ45は、一方向バルブ45の遠位端の中心から管状体7の外周に向かって径方向に延びる3本のスリットを有している。これらのスリットは、各方向間の角度が約120°であるように、3方向に径方向外方に向かって延びる1つの開口を規定している。従って、スリットはX形またはY形に形成できる。
他の実施形態において、複数の径方向スリットが、一方向バルブ45の一端から見ると、互いの関係が180°未満である角度を有する。
他の実施形態において、複数の径方向スリットが、一方向バルブ45の一端から見ると、互いの関係が180°未満である角度を有する。
3本のスリットを有することにより、カテーテル2は一方向バルブ45を貫通するときに3点15で支持され、従って、一方向バルブ45はカテーテル2の芯出しガイドを提供する。スリーブ3が撓むという事実により、カテーテル2をより制御された態様で患者内の通気管に挿入するため、カテーテル2がよりしっかりとマニホールド4内にガイドされることが重要である。従来のダックビルバルブは、1つのスリットのみを有し、そのようなバルブに挿入するカテーテルは、制御された態様でガイドされず、また、カテーテルはその中で芯出しされない。
3つの突出部9は、一方向バルブ45の内側、つまり洗浄チャンバ43に面する一方向バルブ45の側面上に位置している。突出部9は好ましくは半球状であり、これにより、カテーテル2の前進または後退に応じて一方向バルブ45の開口または閉口を確実にするが、カテーテル2の表面上の残留物をダックビルバルブ45に接するカテーテル2から拭き取らない。これらの分泌された、または粘性の残留物は、洗浄チャンバ43内の清掃により取り除かれる。
半球状の突出部9は、カテーテル2の外形に一致するように撓んでもよく、これにより、一方向バルブ45を貫通するときにカテーテル2を支え、また制御する。
いくつかの図面を参照すると、小さな中心孔12が、遠位端13の縁が閉口されるとき、つまり、径方向スリット8が閉口されるときに作り出される。小さな中心孔12の径は、0.05mmから0.08mmである。3つの突出部9は、吸引カテーテル2が前進して貫通するように、できる限り一方向バルブ45の中心に近接するように配置され、突出部9は、カテーテル2のガイド機能を確実にし、また、カテーテル2の伸縮によりカテーテル2表面上の残留物をそのままにするので、残留物は人工呼吸器回路50から除去され、洗浄チャンバ43に持ち込まれる。スリーブ3に挿入する前、カテーテル2は、洗浄ポート46を介して清掃される分泌物を拭き取り、突出部9により人工呼吸器回路50内に残留しない。
図を参照すると、本発明に係る一方向バルブ45、つまり、3つのバルブ片を備え、対称的な角度に構成されたバルブ(つまり、回転式の左右対称構造)の好適な実施形態は、等しい角度間隔で配置されたスリット8を備えている。本発明により、異なる数の径方向スリットおよび、これにより、異なる数のバルブ片を請求項に規定された保護の範囲から逸脱することなく設けられることを、理解すべきである。
1 閉塞吸引カテーテル
2 カテーテル
4 患者の通気用マニホールド
6 環状外側取付フランジ
7 管状体
8 径方向スリット
9 突出部
11 バルブ片
13 遠位端
45 ダックビルタイプの一方向バルブ
2 カテーテル
4 患者の通気用マニホールド
6 環状外側取付フランジ
7 管状体
8 径方向スリット
9 突出部
11 バルブ片
13 遠位端
45 ダックビルタイプの一方向バルブ
Claims (15)
- 患者の気道を吸引する閉塞された呼吸用吸引システムにおいて、
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、かつ、前記カテーテルが前進して貫通し、患者の気道まで至るのを可能にするアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記アクセス手段は、バルブを貫通し、かつ、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口可能なバルブを有し、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備え、
複数の前記径方向スリットが、前記バルブの一端から見たときに、互いに対して180°未満の角度を有することを特徴とする閉塞された呼吸用吸引システム。 - 複数の前記径方向スリットは、1つの開口を規定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記管状体は、前記径方向スリットの個々の側が、個々のスリットに結合する周縁折り畳み部で前記径方向スリットの他の側から離れるように、前記径方向スリットを開口することで開放するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
- 前記管状体は、前記径方向スリットから前記環状外側フランジ部に向かって延びるバルブ片を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
- 個々のバルブ片は、1以上の傾斜遠位面を備えたことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
- 個々のバルブ片の遠位端近傍の前記管状体の内側に、突出部を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載のシステム。
- 個々のスリットは中心を有し、前記突出部が実質的に前記中心の外側に配置されたことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
- 前記突出部は、前記カテーテルが前記バルブを貫通して前進するときに前記カテーテルに面する円形を有することを特徴とする請求項6または7に記載のシステム。
- 前記突出部は、前記カテーテルを支持するため、内方に湾曲できるように撓むことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシステム。
- 3つのバルブ片があることを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載のシステム。
- 前記バルブ片の間の前記径方向スリットは、同じ角度間隔で離れていることを特徴とする請求項4から10のいずれかに記載のシステム。
- 前記バルブは、その原形を維持するエラストマー材料からなることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のシステム。
- 前記バルブは、シリコンからなることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のシステム。
- 患者の気道を吸引する閉塞された呼吸用吸引システムのバルブにおいて、
前記呼吸用吸引システムは、
遠位端を有する細長いカテーテルと、
人工呼吸器回路内に流路を規定し、かつ、前記カテーテルが前進して貫通し、患者の気道まで至るのを可能にするアクセス手段を備えたマニホールドと、
を備え、
前記バルブは、該バルブを貫通し、前記流路まで至るカテーテルの前進に応じて開口することができ、
前記バルブは、
遠位端と、
環状外側フランジ部を有する近接端と、
内側と外側とを有し、前記近接端と遠位端の間に延在する管状体であって、前記遠位端は、前記管状体の中心から周縁領域まで延びる複数の径方向スリットが設けられた端部を有し、前記径方向スリットは、閉口静止位置を有すると共に、前記カテーテルが前記バルブの近接端から前記端部に向かって前進するとき、前記カテーテルの遠位端に応じて開口可能である管状体と、
を備えたことを特徴とするバルブ。 - 請求項1から14のいずれかに記載されたバルブ。
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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