JP2012507036A - バルブ構成要素をパターン形成するための技術 - Google Patents

バルブ構成要素をパターン形成するための技術 Download PDF

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Abstract

液体クロマトグラフィーシステム内で使用されるバルブの1つまたは複数の部分を製作するための技術が説明される。ロータおよびステータの少なくとも1つが、提供される。ロータは、バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有する。ステータは、バルブ内に含まれ、ロータに面する第2の表面を有する。パターンが、第1の表面および第2の表面の少なくとも1つ内に形成される。パターンを形成することは、少なくとも1つの表面に圧力をかけることによってそれを圧縮して、少なくとも1つの溝を形成するように材料の変位を引き起こすことを含む。

Description

本出願は、2008年10月28日出願の米国特許仮出願第61/108,965号明細書の利益を主張するものであり、その継続出願である。本出願の内容は、参照によりその全てが本明細書に明示的に組み込まれる。
本出願は、一般に、構成要素の製作で使用するための技術に関し、より詳細には、構成要素部品の表面をパターン形成するための技術に関する。
試料は、さまざまな異なる目的および用途のために、実験室または他の環境において処理され得る。クロマトグラフィーは、試料混合物を分離するための技術を指す。一般的なクロマトグラフ技術は、ガスクロマトグラフィー(GC)および液体クロマトグラフィー(LC)を含む。LCを実施する計器では、分析される液体試料が、分析のために少量導入される。試料は、カラム中に運ばれる溶剤流内に注入され得る。試料内の化合物は、次いで、異なる速度でカラム中を進行させることによって分離させることができ、その結果、異なる化合物が、異なる時間でカラムから溶出する。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)および超高速液体クロマトグラフィー(UPLC)に関連して、クロマトグラフカラム中のシステム内の流体の流れを円滑に進めるために、圧力が使用される。
国際公開第2005/079543号
LCまたはGCを実施する計器は、さまざまな異なる技術を用いて製作され得る異なる構成要素を含むことができる。構成要素の製作は、構成要素部品の表面のパターン形成を含む。1つの技術は、機械または工具を使用して、構成要素部品の表面を切り込み、所望のパターンを表面上に生成するように材料の除去を引き起こす。
本発明の1つの態様によれば、液体クロマトグラフィーシステム内で使用されるバルブの1つまたは複数の部分を製作するための方法が存在する。ロータおよびステータの少なくとも1つが、提供される。ロータは、バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有する。ステータは、バルブ内に含まれ、ロータに面する第2の表面を有する。前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つは、パターン形成される。パターン形成は、前記少なくとも1つの表面に圧力を加えることによってそれを圧縮して、少なくとも1つの溝を形成するように前記少なくとも1つの表面から材料の変位を引き起こすことを含む。バルブは、注入バルブでもよい。パターン形成は、圧縮前に前記少なくとも1つの表面を加熱することを含むことができる。
本発明の別の態様によれば、バルブの部分を製作するための方法が存在する。ロータおよびステータの少なくとも1つが、提供される。ロータは、バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有する。ステータは、バルブ内に含まれ、ロータに面する第2の表面を有する。少なくとも1つの溝が、前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つ上に形成される。少なくとも1つの溝は、前記少なくとも1つの表面を機械加工せずに前記少なくとも1つの溝を形成するプロセスを用いて形成される。少なくとも1つの溝は、前記少なくとも1つの表面を圧縮してそこから材料を変位させることによって形成されてもよい。少なくとも1つの溝は、射出成形を用いて形成されてもよい。少なくとも1つの溝は、エンボス加工工具を用いて前記少なくとも1つの表面上にパターンをエンボス加工することによって形成されてもよく、エンボス加工の前には、前記少なくとも1つの表面は加熱されてもよい。第1の溝は、第1の溝を形成する前に、第1の溝を含む表面を加熱することによって第1の表面および第2の表面の1つ内に形成されてもよい。第1の溝の周囲に形成される縁バリ、第1の溝の表面領域上に露出したまたは隆起した繊維、および第1の溝の表面領域上に形成される表面空隙は、存在し得ない。
本発明の別の態様によれば、クロマトグラフィーシステム内のバルブの1つまたは複数の部分を製作するための方法が存在する。ロータおよびステータの少なくとも1つが、提供される。ロータは、バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有し、ステータは、バルブ内に含まれ、ロータに面する第2の表面を有する。前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つが、少なくとも1つの溝をその中に形成するようにパターン形成される。パターン形成は、前記少なくとも1つの表面に圧力をかけることによってそれを圧縮して、前記少なくとも1つの溝を形成するように材料の変位を引き起こすこと、および中に形成された少なくとも1つの溝を有する金型を用いることの1つまたは複数を実施することを含む。
本発明の別の態様によれば、表面上に形成された少なくとも1つの溝を含むロータが存在し、この場合、前記少なくとも1つの溝の周囲に形成される縁バリ、前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に露出したまたは隆起した繊維、および前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に形成される表面空隙は存在しない。
本発明の別の態様によれば、表面上に形成された少なくとも1つの溝を含むステータが存在し、この場合、前記少なくとも1つの溝の周囲に形成される縁バリ、前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に露出するまたは隆起する繊維、および前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に形成される表面空隙は存在しない。
本発明の特徴および利点は、添付の図を併用してその例示的な実施形態の以下の詳細な説明からより明白になる。
本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するロータの実施形態を示す例の図である。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するロータの実施形態を示す例の図である。 表面をパターン形成することに関連する実施形態における、本明細書のエンボス加工技術の使用を示す例の図である。 表面をパターン形成することに関連する実施形態における、本明細書のエンボス加工技術の使用を示す例の図である。 さまざまなPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)材料の引っ張り強さが温度に従ってどのように変化するかが示された例の図である。 ロータの表面上にパターンを形成するために本明細書のエンボス加工技術によってロータを製作することに関連する実施形態において実施され得る加工ステップのフローチャートである。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有する第2のロータの実施形態を示し、第2のロータで使用され得る本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するステータの実施形態を示す例の図である。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有する第2のロータの実施形態を示し、第2のロータで使用され得る本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するステータの実施形態を示す例の図である。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有する第2のロータの実施形態を示し、第2のロータで使用され得る本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するステータの実施形態を示す例の図である。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有する第2のロータの実施形態を示し、第2のロータで使用され得る本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するステータの実施形態を示す例の図である。 本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有する第2のロータの実施形態を示し、第2のロータで使用され得る本明細書において説明された技術によってパターン形成された表面を有するステータの実施形態を示す例の図である。 ロータの表面上にパターンを形成するために射出成形技術によってロータを製作するための第2の技術に関連する実施形態で実施され得る加工ステップのフローチャートである。 機械加工および本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いてパターン形成された表面を生成することから生じる例示的な表面欠陥および特徴の表である。
以下の段落で説明されるのは、液体クロマトグラフィー(LC)システムなどのシステムの構成要素の製作に使用され得る技術である。LCシステムは、たとえばMilford、MassachusettsのWaters CorporationからのACQUITY UPLC(R)およびnanoACQUITY UPLC(R)システムなどの高速液体クロマトグラフィー(HPLC)または超高速液体クロマトグラフィー(UPLC)システムでもよい。Waters Corporationからの上述のものなどのLCシステムは、5000PSI(一部のHPLCシステムの例)から15000PSI(一部のUPLCシステムの典型例)までの範囲などの高圧の下で作動することができる。LCシステムは、さまざまな異なる技術を用いて製作された構成要素を含むことができる。たとえば、一般的なLCシステムは、試料の制御された量を、手動または自動で、流体の流れに注入するために使用される注入装置を含むことができ、流体の流れは、試料をLCカラムに運び、ここで試料は、次いで分離され得る。注入装置は、LCシステム内での分析のための試料の固定された量の導入を制御または調節することに関連して使用される注入装置バルブを含むことができる。注入装置バルブは、各々がその表面上に形成されたパターンを有する1つまたは複数の部分を含むことができる。パターンは、たとえば1つまたは複数の溝を含むことができる。溝がそれ上に形成された表面はまた、試料を含有する流体と接触し得る。すなわち、溝または他のパターン形成された領域は、LCシステム内の試料の流路の一部を形成することができる。
LCシステム内の注入装置バルブ部分または別の構成要素の表面上にパターンを生成することに関連して、さまざまな製作技術が使用され得る。機械加工と称され得る1つのそのような技術は、機械または工具を使用して部分の表面を切り込む。表面の切り込みは、表面上に所望のパターンを生成するように材料の除去を引き起こす。たとえば、溝は、表面を特定の深さおよび方向に穿孔して所望のパターンを生じさせることによって形成され得る。前述のような技術を使用すると、表面の粗さまたは不均一、縁バリ、パターン形成された領域内の機械屑、繊維の露出、試料との接触を有する全体の表面積の増大などの望ましくない表面効果をパターン化された領域内にもたらすことがある。試料とも接触するパターン形成された領域に関連して、表面パターンを形成するための機械加工の製作プロセスからの上述の望ましくない表面効果により、試料内のペプチドなどの成分が表面にくっつき、試料の回収を妨害することがある。たとえば、試料は、溝表面内の特定の露出した繊維に対する親和性を有するペプチドを含むことがあり、ペプチドの損失および試料分析の妨害の可能性を高める。したがって、全体の表面積および/または試料中のペプチドの損失を導き得る他の望ましくない表面効果を低減する製作技術を使用して表面をパターン形成することが望ましくなり得る。
以下の段落で説明されるものは、通常、機械加工から生じる上述の望ましくない表面効果を低減する表面をパターン形成することに関連して使用され得る技術である。例示目的のために、本明細書の技術は、注入装置バルブの諸部分の製作に関して示されている。上述のものは、例示目的のために注入装置バルブを参照して本明細書で説明されているが、この製作技術は、より広範な応用性を有することが当業者によって理解される。たとえば、本明細書の技術は、他のバルブ(たとえば、トラップバルブ、ベントバルブなど)、注入装置の他の構成要素、またはLCシステムの別の要素で使用されてもよい。本明細書の技術はまた、ガスクロマトグラフィー(GC)システムなどの他のシステム、装置、および計器からの構成要素の製作で使用されてもよい。本明細書の技術は、試料との接触を有する表面をパターン形成することに関連して使用され得るが、本明細書の技術は、LCシステム中の試料の流体通路内に含まれ得ない表面をパターン形成することに関連して使用されてもよいことに留意すべきである。
以下の段落で説明されるように、注入装置バルブ組立体の1つまたは複数の部分は、本明細書のパターン形成技術を用いて製作され得る。当業者によって理解されるように、注入装置バルブ組立体は、他の部分を含むことができ、本明細書の技術を例示する目的のために本明細書において説明された以上のさらなる詳細を有することができる。さらに、注入装置バルブ組立体に関して本明細書で提供されたいかなる詳細も、例示目的のためであることを留意すべきであり、本明細書において説明されたパターン形成技術を限定するものと解釈されてはならない。たとえば参照によって本明細書に組み込まれる、Keeneらの国際公開第2005/079543号(PCT/US2005/005714)、PIN VALVE ASSEMBLYに記載された注入装置バルブ組立体が、当技術分野で一般的に知られている。LCシステム内で使用され得る注入装置バルブなどのバルブは、バルブのポートを接続または位置合わせするために一緒に作用するステータおよびロータを含むことができる。ロータは、ロータの位置を、固定されたままのステータに対して変化させるために、バルブの軸に対して回転式に作動され得る。ロータの第1の表面は、ステータの表面に面することができる。ロータは、以下の段落で説明されるように、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて第1の表面上に形成されたパターンを含むことができる取り外し可能なディスクになり得る。ロータは、試料の容量を装填することに関連してこれもまた説明されるようにバルブ組立体を作動させることを容易にするために、エンジンまたはモータなどの別の構成要素に結合された駆動シャフトを含むバルブ組立体内に含まれ得る。
次に説明されるものは、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて表面上に形成されたパターンを有するロータである。ロータは、LCシステムの注入装置バルブ内に含まれ得る。
例示的な測定値が、ロータおよびステータの実施形態のためのものなどの本明細書の図に関連して含まれることに留意すべきである。以下の図で提供された測定値は、これらの角度測定値などのように別途指示されない限り、近似値かつインチ表示のものである。示された測定値は、例示目的のために実施形態に含まれ得るものの例にすぎず、本明細書の技術の限定として解釈されてはならない。
図1を参照すれば、本明細書において説明された技術によってパターン形成され得るロータの実施形態の例示が示されている。図1のロータは、注入装置バルブ組立体内に含まれ得る。図1の例400で記載されたさまざまな図を有するロータは、その表面上に、以下の段落で説明される本明細書のエンボス加工技術を用いて製作された溝412、414および416を含むことができる。要素410は、ステータに面するロータ410の表面の図を提供する。410のロータは、ステータに面するその表面上に形成された3つの溝412、414、および416を有するディスクである。要素415aからcは、ロータに形成され得る3つの貫通孔である。貫通孔415aからcは、バルブ組立体内にロータを配置するために使用され得る。たとえばバルブ組立体内に含まれ、ステータに面さないロータの表面と接触する別の部分(図示されず)は、3つの貫通孔415aからcの各々に対応する位置を有する3つの突起部を含むことができる。この例では、溝の各々は、幅0.008インチでもよく、0.04マイクロリットルの容量を保持することができる。溝412、414、および416の各々は、ロータの中心から同じ距離Rに位置し、半径Rを有する円の同じ円周の一部分に沿って延びるように成形される。この例では、上述の円は、0.100インチの例示的な直径を有する。各々の溝は、60°の角度に関連付けられた円周の一部分の周りを延びる十分な長さを有する。各々の溝は、円周に沿って他方の溝から等距離のところにあるように配置される。要素450は、注入装置バルブ内に含まれ得るような外側金属リング内に含まれたディスクとしてのロータの異なる図を示している。以下の段落で説明されるように、3つの溝412、414および416は、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて形成され得る。
ステータ(図示せず)は、図1のロータと共に注入バルブ組立体内に含まれ得る。当技術分野で知られており、以下でもまたより詳細に説明されるように、ステータは、ロータの表面と接触しない第1の表面と、図1の例400に示されるものなどの、中に形成された溝を有するロータ表面と接触する第2の対向する表面とを有することができる。ステータの上述の第1の表面は、いくつかのポート、たとえば第2の表面上の開口部を有するステータを通る対応するポート孔を有する6つのポートを含むことができる。ロータに面するステータの第2の表面上に形成されたポート孔の開口部は、図1のロータ420内の3つの溝412、414、および416の中心から同じ距離に位置している。上述のものは、ロータの溝412、414および416と位置合わせ状態にある(ロータと接触する)第2のステータ表面上のポート孔の開口部を提供する。
ロータは、この例示的なバルブ組立体では形成された3つの溝を中に有するディスクであるが、明細書において説明された技術を用いて形成されたロータは、その中に形成された任意の数、形状、およびサイズの溝を有することができる。ロータは、その中心軸回りに回転式に作動する。作動により、ステータに面するロータ表面上に位置する溝が移動して、ステータのさまざまなポートとのさまざまな流体接続をもたらし、ここでは、溝は、流体がそこを通り抜けて流れる2つのポート間のチャネルを形成する。チューブが、試料ループの内外に注入される試料の流体通路を形成することに関連して、(ロータに面さない)第1の表面内のステータのポートに接続され得る。試料は、ポンプを使用するなどして圧力をかけることによって試料ループの外に押し出され得る。ポートのいずれのものも、バルブの形状および用途に応じて、LCシステム内の流体に対する入口ポートまたは出口ポートになり得る。LCシステムの注入装置バルブ内では、ロータは、試料の諸量をLCシステム内に装填し、次いで注入するために、固定されたステータに対してさまざまな位置に作動され得る。たとえば、図1の6つのポートのステータおよびロータでは、試料ループは、ポート1および4に接続されてもよく、試料はポート3を通って注入される。装填位置にあるとき、ポート3を通って注入された試料は、ポート3および4を接続する溝を通り抜け、試料ループ内に入る。ロータが次いで、第2の注入位置まで作動されるとき、第1のロータの溝は、ポート5および4を接続し、第2のロータの溝は、ポート1および6を接続する。流体を試料ループから第2のロータの溝を通って押し出すために、圧力がポート5から導入されてもよく、流体は、次いで、LCカラムに接続され得るものなどのポート6を通って出る。
ロータの表面上に溝をエンボス加工するために本明細書の技術を用いる実施形態では、ロータは、ベースポリマー、任意選択で同種の組合せの1つまたは複数の他の材料で作製されてもよい。そのような他の材料は、強度を増大させ、繊維補強を与えるために加えられてもよく、他の材料は、充填剤として加えられてもよい。たとえば、ロータは、30%の炭素繊維を有するPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)ポリマー材料で作製されてもよい。ロータはまた、たとえばRyton PPS(ポリフェニレンサルファイド)、VESPEL SPl、およびポリイミドなどの他のポリマーを用いて作製されてもよい。炭素繊維またはガラス繊維などの材料が、強度および補強を与えるために追加されてもよい。さらに、テフロン(登録商標)および/またはグラファイトなどの充填剤が、炭素繊維、ガラス繊維または他の繊維と組み合わせて使用されてもよい。使用される充填剤および補強繊維の量および/またはタイプなどの、材料の具体的な混合は、含まれる特有の材料に基づいて変化する。混合はまた、LCシステムが作動することができるさまざまな圧力によって変化することもできる。たとえば、追加の炭素補強が、LCシステムの圧力が増大するときに必要とされてもよい。特定の充填剤は、ロータの作動を容易にするように摩擦係数を向上させるために追加され得る。以下の段落で説明されるように、本明細書のエンボス加工技術を用いて表面上に形成されたパターンを含むロータは、図3で示されたようにさまざまな異なるPEEK材料のいずれか1つで作製されてもよく、図3では、ロータは、たとえば100から200℃のおおよその範囲から選択された温度に、その選択された温度に適正な圧力を伴って加熱され得る。任意選択でロータまたは他の部分を加熱すること、および本明細書のエンボス加工技術に関連して使用される適正な圧力を選択することが、以下でより詳細に説明される。
図1のロータと共に注入バルブ内で使用されるステータは、ステンレス鋼または他の適切な材料で作製され、当技術分野で知られている技術を用いて製造され得る。
図1に示されるロータ内の3つの溝は、エンボス加工工具が、ロータの表面上に創出されるパターンのネガ型を用いて型押しされるエンボス加工技術を用いて、製作の一部として形成され得る。たとえば、ロータ上のパターンは、3つの溝用であるため、エンボス加工工具は、形成される3つの溝に対応する3つの隆起要素を含む。他のパターンに関しては、エンボス加工工具は、対応するネガパターンを含む。
パターンを部分の表面上に形成するために、エンボス加工工具を表面内に押し付けるときに力が加えられ得る。さらに、エンボス加工の前に、部分は、パターン形成されるロータまたは他の部分を含む材料に従った室温以外の高温に加熱され得る。加熱は、エンボス加工プロセスを容易にするために加えられる力と組み合わせて、使用され得る。エンボス加工に関連して使用される力または圧力の量は、単独または加熱と組み合わせて、パターン形成される部分を含む材料によって変化し得る。
図2を参照すれば、本明細書において説明されたエンボス加工技術の使用を示す例が示されている。例800は、パターンを備えたエンボス加工工具802および808のパターンでエンボス加工される表面806を有する部分804を備えた要素810を含む。エンボス加工工具802は、その上に形成されたパターンを有し、伸ばされた部分809は、808によって示されたように形成されるパターンのネガ型を表している。本明細書において説明されたように、部分804は、所望の温度まで加熱されてもよい。続いて、エンボス加工工具802が、圧力によって表面806に矢印で示された方向にあてられ、その結果、表面806を圧縮して、エンボス加工工具上のパターンに従った材料の変位を引き起こす。エンボス加工工具が(たとえば808を形成するために必要とされる深さによる)所望の深さに到達したとき、1分などの所定の時間の間、力が加えられ得る。続いて、加えられた力が取り除かれ、エンボス加工工具は、表面806から持ち上げられ得る。
要素820は、上に形成されたパターンのネガ型を有するエンボス加工工具の表面を見た図を示している。パターンは、インプリント808に対するネガとして特徴付けられ得ることに留意すべきである。820のこの例では、本明細書において説明されたロータ内の3つの溝をエンボス加工するために使用され得るエンボス加工工具。要素822は、ロータ内に形成される3つの所望の溝の形状および位置の、エンボス加工工具の表面内の3つの突起部を表しており、それにより、エンボス加工工具がロータ表面にあてられたとき、所望の3つの溝のパターンが生成されるようになる。エンボス加工工具802は、選択された圧力および温度ならびにエンボス加工される804の材料に適したさまざまな適切な材料の任意の1つから作製され得る。
図3を参照すれば、ロータの製作に関連して使用され得るようなさまざまなVICTREX PEEK材料に対する引っ張り強さ対温度のグラフ図が示されている。600で示されたものなどの情報は、本明細書のエンボス加工技術に関連して適用される温度および圧力を選択する際に使用されてもよい。600内の情報は、特定のPEEK材料特有のものである。しかしながら、類似の情報が、エンボス加工されるロータまたは他の部分を含むことができる他の材料に関連して、適切な圧力および温度の範囲を選択するために使用されてもよいことが当業者によって理解される。
600を参照すれば、要素602は、挙げられたPEEK材料で使用されるおおよそのガラス遷移温度を表すことができ、要素604は、挙げられたPEEK材料のおおよその融点を表すことができる。本明細書のエンボス加工技術は、挙げられたPEEK材料のいずれか1つから形成されたロータに関連して使用され得る。450CA30 PEEK ブレンドなどのPEEK材料および30%の炭素繊維補強を用いて作製されたロータの1つの実施形態に関連して、ロータは、(ガラス遷移温度辺りの)摂氏約100度から融点直下までの温度範囲から選択された温度に加熱され得る。これは、部分がその形状を保たなくなる融点である。さらに、加えられる下向きの力または圧力も、部分を含む材料およびその部分が加熱される温度によって変化し得る。一般的に、選択された温度に対して示された引っ張り強さより小さい圧力が、選択され得る。要素600は、さまざまに挙げられたPEEK材料の引っ張り強さが、材料の温度が上昇するにつれてどのように低下するかをグラフで示している。ロータの温度が上昇するにつれて、本明細書のエンボス加工技術で加えられた圧力量は低下し得る。例として、1つの実施形態では、30%の炭素繊維補強を有する450CA30材料などのPEEKで作製されたロータは、エンボス加工工具でエンボス加工するとき、約1分間の間200ポンドの加えられた力を保持しながら、摂氏185度の温度に加熱され得る。実施形態は、ロータの材料が、それに対する望ましくない影響が起こる温度までの、可鍛となるときに基づく加工範囲から温度を選択し得る。圧力は、温度および選択された温度における材料の引っ張り強さに従って選択され得る。
エンボス加工に関して本明細書において説明されたように、圧力を、単独で加えるか、またはパターン形成される部分を加熱することと組み合わせて加えるかは、部分を含む材料およびその機械的特性によって決まる。さらに、個々の圧力および温度の値の選択はまた、エンボス加工される部分を含む材料によって変化し得る。
図4を参照すれば、本明細書の技術を用いてロータを製作することに関連する実施形態で実施され得るステップのフローチャートが示されている。ステップ202では、ロータは、その中に3つの溝を有さずに形成され得る。ロータは、たとえば射出成形または当技術分野で知られている他の技術を用いてステップ202において形成され得る。ステップ204では、ロータに対して必要とされる任意の機械加工が実施される。ステップ204は、たとえば1つの実施形態では本明細書において説明されたように必要とされる全ての貫通孔を形成することを含む(たとえば図1の要素415aから415c)。ステップ206では、ロータは、所望の温度まで加熱される。1つの実施形態では、ロータは、30%の炭素繊維補強を有するPEEKから作製されてもよく、摂氏185度に加熱されてもよい。ロータまたは他の部分は、当技術分野で知られている任意の技術を用いて加熱されてもよい。たとえば、ロータは、炉内で所望の温度まで加熱されてもよい。ステップ208では、ロータは、次いで、図2に示されるようにエンボス加工工具を用いて部分の表面をエンボス加工するときに十分な力または圧力をかけることにより、所望のパターンでエンボス加工される。圧力は、パターン形成される表面上にエンボス加工工具を押圧するときに加えられ得る。たとえば、ロータが加熱される場合の30%炭素繊維補強を有するPEEKで作製されたロータを使用する1つの実施形態では、図1に示されたような3つの溝を形成するために、200ポンドの圧力が約1分間の間加えられてもよい。エンボス加工が完了した時点で、任意の所望の外部コーティング(複数可)が、次いでステップ210において、部分に施され得る。
ここまで説明してきたものは、その上に形成された溝を有するロータを製作することに関連して本明細書のエンボス加工技術を使用することである。ロータは、上記で説明した実施形態において形成された溝がその上にないステータの表面と接触する。本明細書のエンボス加工技術を用いて製作された注入バルブ部分の第2の実施形態では、パターンは、ステータの表面ならびにロータの表面上に形成され得る。第2の実施形態では、本明細書において説明されたエンボス加工技術は、ロータと接触するステータ表面上に溝を生成するために使用され得る。図5に関連して以下の段落で説明されるロータおよびステータは、上記で説明されたものと類似の注入バルブ配置内に含まれ得る。図2のロータおよびステータは、たとえばWaters CorporationによるUPLCシステム内に含まれるEverFlow(TM)注入バルブなどの、LCシステム内の注入バルブで使用され得る。
図5を参照すれば、本明細書の技術を用いる実施形態で製作され得る別のロータおよびステータのより詳細を提供する図が示されている。要素120は、溝112、114および116が、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて形成された、ロータの表面の内部分の拡大図を提供している。図1のロータに関連して説明されたように、120のロータもまた、3つの溝を有することができる。しかしながら、120のロータ内の3つの溝は、同じサイズおよび容量でない。この例では、溝の各々は、0.012+/−0.001インチの幅を有してもよく、ロータの中心から同じ距離Rに位置してもよく、半径Rを有する円の同じ円周の一部分に沿って延びるように成形されてもよい。120に図示された例では、上述の円は、0.100インチの直径を有することができる。溝114および116は類似の寸法を有することができ、このとき第3の溝112は、溝114、116より長い長さを有する。溝114および116は、示されたように60°の角度に関連付けられた上述の円周の一部分の周りを延びる十分な長さを有することができる。溝112は、示されたように74°の角度に関連付けられた上述の円周の一部分の周りを延びる十分な長さを有することができる。
120のパターンを有するロータは、図1のロータに関連して上記で説明されたものに類似する材料で作製され得る。120に図示されたロータのパターンは、図1のロータに関連して上記で説明されたものに類似する技術および条件を用いて、要素120の変更されたまたは異なる溝配置を有する適正なエンボス加工工具を使用して生成され得る。
残りの部分502、530、540および710は、要素120のパターンを有するロータを用いる注入バルブの実施形態内に含まれ得るステータの例示的な図である。図5によって示されたステータは、上記で説明されたものに類似しており、本明細書のエンボス加工技術を用いてその表面に形成されたパターンを有するように追加的に製作される。要素502は、6つのポートを含むステータの1つの表面の図を提供している。502に示されたステータの面は、ロータの表面と接触しないステータの表面になり得る。要素504aからcは、ステータ内に形成された貫通孔でもよく、そこを通ってねじが、バルブ組立体を含む他の部分にステータを固定する手段として挿入され得る。要素530は、ステータの502に図示されたものとは反対側の表面の図を提供する。組み立てられた注入装置バルブ内に含まれたとき、530に図示された表面は、パターン120を有するロータに面する。要素540は、ステータのさらなる図を示している。要素710は、ロータに面する530のステータ表面の内部分のより詳細な図を提供する。要素715は、ロータに面するステータ表面上に形成され得る追加の溝を示す。この例の配置では、溝715は、ポート5と6の間に位置することができ、ポート5と6の間の約半分まで(たとえばポート5と6の間の半分であるおおよそ30°の位置まで)延びることができる。溝715は、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて形成され得る。溝715は、発生する恐れがある圧力上昇を軽減するための「メークビフォーブレーク」溝とも称され得る。502に図示されたポート孔1から6は、710で示されるように反対側の表面上に対応する開口部1から6を有するステータを通り抜ける。710の開口部1から6は、713によって示された円の円周に沿って、ステータの中心から同じ距離または半径Rに位置することができる。ポート孔1から6は、710の表面内の対応する開口部を有し、713に沿って互いから等距離に配置される。
図1のロータに関連して使用されるステータは、溝715を有さない図5に関連して説明されたものに類似し得ることに留意すべきである。図5に関連して説明されたロータおよびステータは、第1の、すなわち装填位置と、第2の、すなわち注入位置とを有する注入バルブにおいて上記で全般的に説明されたように作動することができる。装填位置に関して上記で説明されたように、試料の流体通路は、試料がポート3で入り、ポート3と4の間の溝を通り抜けて試料ループ(ポート1と4の間)内に入ることによって形成される。注入位置では、試料の流体通路は、試料ル−プから出て、ポート1と6の間の溝を抜け、LCカラムのポート6から出る。ロータを固定されたステータに対してさまざまな位置に作動させることにより、試料の諸量が、LCシステム内に注入され得る。図5のステータ内の付加された溝715は、流体を試料ループから押し出してポート6から排出させるために圧力が使用され得る注入装置バルブを作動させるときに、ポート5のライン内で圧力が上昇することを回避するために使用され得る。装填位置にあるとき、ロータの溝112は、ポート6およびポート5と位置合わせ状態となり、ポート6とポート5の間を延び、次いで、ポート5と4の間の途中まで延びることができる。注入位置にあるとき、ロータの溝112は、ポート4およびポート5と位置合わせ状態となり、ポート4とポート5の間を延び、次いで、ポート5と6の間を途中まで延びてステータの溝715とも重なることができる。
図5のステータは、ステンレス鋼のタイプまたは他の適切な材料で作製されてもよく、示された0.21インチ直径によって定義された円形領域の内側に、要素710で留意されたようにロータに面する表面上に形成されたダイヤモンド様炭素(DLC)コーティングを有することができる。たとえば、ステータは、タイプ316(S31600)、318、Nitronic 60、A−286、Inconel 718などのステンレス鋼合金の一タイプでもよい。1つの実施形態では、ステータは、室温において75,000psiの引っ張り強さを有するタイプ316のステンレス鋼で作製されてもよい。図4で概説されたステップが、ステータを含む材料に合わせて適正に選択された温度および圧力でステータを製作するために使用され得る。図4を参照すれば、ステップ202においては、ステータは、射出成形などによって中に溝715を有さずに形成され得る。ステップ204においては、任意の必要とされる機械加工が、たとえば全ての貫通孔を形成するために実施され得る。ステータがステンレス鋼で作製される実施形態では、ステータは、ステップ206において、ステップ208におけるエンボス加工に関連した適切な圧力を加えると共に適切な温度に加熱され得る。ロータに関連して本明細書の他のところで説明されるように、圧力は、単独で、またはステータの追加の加熱(たとえば室温より高い温度)と組み合わせて加えられてもよく、ここでは、圧力および任意選択で温度は、ステータの個々の組成によって決定されかつ変化し得る。ステップ210においては、DLCコーティングなどの外部コーティングが、気化、マスキング、スパッタリングなどを使用するなどの当技術分野で知られている技術を用いて施され得る。
図4に戻って参照すれば、ステップ204および210は、個々の部分に応じて任意選択で実施または省略されてもよいことに留意すべきである。たとえば、ステータを製作するとき、ステップ210は、DLCコーティング、あるいは窒化物コーティング、チタンコーティング、または窒化クロムコーティングなどの硬性コーティングを、個々のコーティングに適正な、知られている技術を用いて施すことを含むことができる。ステップ202は、個々の部分によって変化し得、他の加工ステップを含むこともできることに留意すべきである。製作加工はまた、個々の部分に必要とされる場合に応じて200に示される以外の他のステップを含むこともできる。
ロータおよびステータをパターン形成することに関連して使用されるエンボス加工工具は、ステンレス鋼の一タイプなどの硬質金属で作製されてもよい。エンボス加工工具はまた、ステータに関して上記で説明されたようにDLCまたは他のコーティングでコーティングされてもよい。
エンボス加工に関連する温度、圧力、および圧力を加える時間量の選択は、パターン形成される部分を含む材料によって変化し得る。たとえば、ロータをパターン形成するときの本明細書において説明されたPEEK材料に関連して、ロータは、摂氏185度まで加熱されてもよく、エンボス加工は、200ポンドの力を約1分間用いて実施されてもよい。エンボス加工が、圧力を、単独で使用するか、または部分を室温を超えて加熱することと組み合わせて利用するかは、エンボス加工される部分を含む材料およびその機械的特性によって決まる。
実施形態はまた、部分表面にパターンを製作することに関連して、エンボス加工以外の異なる技術を使用することもできる。注入バルブを参照すれば、図1および図5Aに関連して説明されたロータ内の溝は、射出成形を用いて製作され得る。言い換えれば、ロータの注入金型が、溝付きパターンのネガ型を直接その中に含むように形成されてもよい。そのような実施形態における図4を参照すれば、ステップ206および208は、溝の製作に関連して省略されてもよい。
図6を参照すると、ロータの製作のために使用され得る第2の技術に関連する実施形態で使用され得る加工ステップのフローチャートが示されている。ロータは、上記で説明された材料で作製され得る。ステップ902においては、ロータは、射出成形を介してその中に溝を有して形成され得る。注入金型を用いる溝の製作は、その中に直接的に形成された溝または他のパターンに対応する適正なパターンを有する。図2に戻って参照すれば、注入金型は、808によって示されたような溝に従った形状を有することができ、それにより、射出成形ステップ902の結果形成されたロータは、その中に形成された溝を有するようになる。ステップ904では、任意の必要とされる機械加工が、実施され得る。ステップ904は、図4に関連して説明されたようなステップ204に似ている。ステップ910では、任意の所望の外部コーティングが、ロータに施され得る。中に直接的に形成された所望の溝または他のパターンを含む注入金型を用いることが、他の表面パターンおよびロータ以外の他の注入バルブ部分を製作することに関連して使用されてもよいことが当業者によって理解される。ロータの溝を形成することに関して上記で説明されたものと類似の方法で、ステータおよびステータの表面上に形成された溝もまた、たとえば上記で説明されたステンレス鋼などの適切な材料を用いる射出成形を用いて形成されてもよい。また、図6のステップが、注入バルブ以外の他のバルブの部分ならびにシステムの他の構成要素を製作することに関連して使用されてもよい。一般的に、射出成形を用いて作製され得る部分は、金型内に直接形成された溝または他の所望の表面パターンを有する注入金型を利用することができる。
部分の表面は、異なる技術の組合せを用いてパターン形成されてもよいことに留意すべきである。たとえば、ロータなどの部分は、射出成形を用いて表面上に形成された1つのパターンと、本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いて同じ表面または異なる表面上に形成された第2のパターンとを有することができる。別の例として、ロータなどの部分は、射出成形または本明細書において説明されたエンボス加工を用いて表面上に形成された1つのパターンを含むことができ、穿孔などによる機械加工を用いて同じまたは異なる表面上に形成された第2のパターンも有することができる。
図7を参照すると、機械加工および本明細書において説明されたエンボス加工技術を用いてパターン形成された表面を生成することから生じる例示的な表面欠陥および特徴の表が示されている。表950は、表面内にパターンを形成する結果として生成され得るカラム952内の表面欠陥または望ましくない表面効果の6つのタイプを特定している。表面欠陥ごとに、表950は、例示的な欠陥サイズ954、溝が(熱エンボス加工とも称される)加熱を伴うエンボス加工技術を用いて形成されるときに観察される欠陥の量956、溝が機械加工(フライス加工)を用いて形成されるときに観察される欠陥の量958、およびコメント960を含む。当技術分野で知られているように、表950に関するデータを得るのに使用される機械加工技術はまた、表面を切り込んで溝または他の所望のパターンを形成するボールミルを用いるフライス削りとして特徴付けられ得る。950の情報は、おおよそ50から1000倍の範囲のさまざまな倍率でZeiss SEM(走査型電子顕微鏡)を用いてサンプルのロータを見ることから得られた。溝がロータ内で形成されたが、ここでは、各溝は、幅0.008”×深さ0.008”×長さ0.050”のおおよそのサイズを有している。ロータは、30%の炭素繊維を有する(図3に示されるような)PEEK材料450CA30から作製された。本明細書のエンボス加工技術を用いて溝を形成するとき、ロータは、摂氏185度まで加熱され、上記で説明されたものなどの適正な圧力で、一定期間保持された。カラム956および958内で明示された量は、代表的な欠陥サイズ954の観察された量を表している。
カラム952は、次のタイプの表面欠陥−(1)縁バリ、(2)露出したおよび/または隆起した炭素繊維、(3)機械加工の屑、(4)表面の破れまたは割れ、(5)機械加工痕、および(6)表面空隙を特定している。縁バリ(1)は、溝の周囲から溝内に横方向に張り出すまたは延びる繊維として特徴付けられ得る。縁バリは、溝の縁周囲長さにだけ生じる。欠陥2から6の全ての他のタイプは、溝内の表面上(たとえば溝の表面領域上)に生じる。露出したおよび隆起した炭素繊維(2)は、溝の表面領域から上方向に突起するまたは延びる繊維として特徴付けられ得る。機械屑(3)は、溝が形成されるときに機械加工プロセスによって除去された材料の屑であり、溝内の表面領域に固着しているものである。機械加工で使用されるボールミルが、ポリマーおよび繊維を切削して溝を形成するとき、機械加工屑を形成するポリマーおよび繊維のスライスが、表面上に再堆積されることがあり、簡単に洗い流されないことがある。機械加工痕(5)は、機械加工工具を用いて行われた加工の結果として形成された溝内の不均一な表面として特徴付けられ得る。各々の機械加工痕は、溝内の表面内のくぼみとして現れ得り、それにより、溝内の表面上に形成された複数の機械加工痕は、集合的に、複数の湾曲したくぼみを有する波形表面領域の外観を与え得る。各々の湾曲したくぼみは、機械加工痕として定量化され得る。機械加工痕は、ボールミルの直径によって創出される。機械加工痕は、溝内の表面領域を増大させて、場合によっては試料がくっつき、それによって試料回収に影響を与えるさらなる領域を創出する。表面空隙(6)は、溝の表面領域内に形成された空隙として特徴付けられ得る。表面空隙は、長さおよび幅の両方の寸法を有することができる。表面の破れまたは割れ(4)は、溝の表面領域内で長い細い線として視覚的に観察され得る。表面の破れは、幅が、欠陥に対する寸法として指定されないように指定された閾値より小さい幅を有する空隙のタイプとして特徴付けられ得る。言い換えれば、表面の破れおよび割れは、無視できる幅を備えた長さを有する溝の表面領域内の空隙として特徴付けられ得る。表面の破れまたは割れ(4)は、ボールミルの摩耗の結果として形成され得る。ボールミルが摩耗し始めると、機械加工中にポリマー内を鋭く切り込むボールミルの能力が衰え、ポリマーが、表面領域から剥がれ始めて表面の破れまたは割れを引き起こす。
縁バリの欠陥1に関連して、カラム956および958内で明示されたように観察された量は、溝の周囲によって変化する。この例では、溝の周囲は、(0.008”×2)+(0.050”×2)=0.116インチである。残りの欠陥2から6に関して、カラム956および958内で明示されたように観察された量は、溝の表面領域によって変化する。この例では、溝の表面積は、おおよそ[(0.050”×0.008)×3]+[(0.008”×0.008”)×2]=0.001328”平方インチである。表950内で明示されたように、本明細書のエンボス加工技術をロータの加熱と共に用いること(たとえば熱エンボス加工)により、4の欠陥、すなわち表面の破れしか観察されなかった。
エンボス加工は、ロータ材料が変形されて溝が形成されるときに破れを引き起こすことがある。しかしながら、熱エンボス加工における表面破れ(4)の観察された量の範囲は、機械加工に関連付けられたものより小さい。
本発明は、図示され詳細に説明された好ましい実施形態に関連して開示されてきたが、これらに対するその改変および改良は、容易に当業者に明白になる。したがって、本発明の趣旨および範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されなければならない。

Claims (28)

  1. 液体クロマトグラフィーシステム内で使用されるバルブの1つまたは複数の部分を製作するための方法であって、
    ロータおよびステータの少なくとも1つを提供することであって、前記ロータが、前記バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有し、前記ステータが、前記バルブ内に含まれ、前記ロータに面する第2の表面を有することと、
    前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つをパターン形成することであって、前記少なくとも1つの表面に圧力を加えることによって前記少なくとも1つの表面を圧縮して、少なくとも1つの溝を形成するように前記少なくとも1つの表面から材料の変位を引き起こすこととを含む、方法。
  2. 前記バルブが、注入バルブである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パターン形成することが、前記ロータの前記第1の表面をパターン形成する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ロータが、炭素繊維補強を用いるPEEKポリマー材料から構成される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記パターン形成することが、さらに、
    前記ロータを加熱することと、
    エンボス加工工具を用いて前記第1の表面に圧力を加えることによって前記第1の表面を圧縮して、少なくとも1つの溝を形成するように材料の変位を引き起こすことであって、前記エンボス加工工具が、前記第1の表面上に形成されたパターンのネガ型を有することとを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記ロータが、ベースポリマーおよび同種の組合せの1つまたは複数の他の材料から構成される、請求項3に記載の方法。
  7. 前記ベースポリマーが、PEEK材料、Ryton PPS、VESPEL SPlおよびポリイミドの1つである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記1つまたは複数の他の材料が、炭素繊維またはガラス繊維を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数の他の材料が、1つまたは複数の充填材料を含む、請求項6に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数の充填材料が、テフロン(登録商標)およびグラファイトの1つまたは複数を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記エンボス加工工具が、鋼で作製される、請求項5に記載の方法。
  12. 前記パターン形成することが、前記第1の表面上に少なくとも1つの溝および前記第2の表面上に少なくとも1つの溝を形成することを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ロータが、ベースポリマーおよび1つまたは複数の他の材料で作製される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ステータが、ステンレス鋼で作製される、請求項12に記載の方法。
  15. 前記バルブが、回転式注入バルブである、請求項12に記載の方法。
  16. 前記ステータを加熱することと、前記圧縮することを実施する前に前記ロータを加熱することとをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  17. バルブの部分を製作するための方法であって、
    ロータおよびステータの少なくとも1つを提供することであって、前記ロータが、前記バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有し、前記ステータが、前記バルブ内に含まれ、前記ロータに面する第2の表面を有することと、
    少なくとも1つの溝を前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つ上に形成することであって、前記少なくとも1つの溝が、前記少なくとも1つの表面を機械加工せずに前記少なくとも1つの溝を形成するプロセスを用いて形成されることとを含む、方法。
  18. 前記少なくとも1つの溝が、前記少なくとも1つの表面を圧縮して材料を前記表面から変位させることによって形成される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つの溝が、射出成形を用いて形成される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの溝が、エンボス加工工具を用いて前記少なくとも1つの表面上にパターンをエンボス加工することによって形成される、請求項17に記載の方法。
  21. 前記形成することが、前記第1の表面内に少なくとも1つの溝、および前記第2の表面内に少なくとも1つの溝を形成する、請求項20に記載の方法。
  22. 前記ロータおよび前記ステータが加熱され、前記方法が、
    第1のエンボス加工工具を前記第1の表面上に押圧するときに圧力を加えることによって、前記ロータの前記第1の表面上に少なくとも1つの溝を含む第1のパターンをエンボス加工することと、
    第2のエンボス加工工具を前記第2の表面上に押圧するときに圧力を加えることによって、前記ステータの前記第2の表面上に少なくとも1つの溝を含む第2のパターンをエンボス加工することとを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 第1の溝が、前記第1の溝を形成する前に、前記第1の溝を含む前記1つの表面を加熱することによって第1の表面および第2の表面の1つ内に形成される、請求項17に記載の方法。
  24. 前記第1の溝の周囲において形成される縁バリ、前記第1の溝の表面領域上の露出したまたは隆起した繊維、および前記第1の溝の表面領域上に形成される表面空隙が存在しない、請求項23に記載の方法。
  25. クロマトグラフィーシステム内のバルブの1つまたは複数の部分を製作するための方法であって、
    ロータおよびステータの少なくとも1つを提供することであって、前記ロータが、前記バルブ内に含まれ、ステータに面する第1の表面を有し、前記ステータが、前記バルブ内に含まれ、前記ロータに面する第2の表面を有することと、
    前記第1の表面および前記第2の表面の少なくとも1つをパターン形成することであって、前記少なくとも1つの表面に圧力を加えることによって前記少なくとも1つの表面を圧縮して、少なくとも1つの溝を形成するように材料の変位を引き起こすこと、および中に形成された少なくとも1つの溝を有する金型を使用することの1つまたは複数を実施することを含むこととを含む、方法。
  26. 表面上に形成された少なくとも1つの溝を含むロータであって、前記少なくとも1つの溝の周囲において形成される縁バリ、前記少なくとも1つの溝内の表面領域上の露出したまたは隆起した繊維、および前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に形成される表面空隙が存在しない、ロータ。
  27. 表面上に形成された少なくとも1つの溝を含むステータであって、前記少なくとも1つの溝の周囲において形成される縁バリ、前記少なくとも1つの溝内の表面領域上の露出したまたは隆起した繊維、および前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に形成される表面空隙が存在しない、ステータ。
  28. 注入装置バルブであって、
    ロータおよびステータを備え、少なくとも1つの溝が、ロータまたはステータの少なくとも1つの表面上に形成され、前記少なくとも1つの溝が、前記少なくとも1つの溝の周囲において形成される縁バリ、前記少なくとも1つの溝内の表面領域上の露出したまたは隆起した繊維、および前記少なくとも1つの溝内の表面領域上に形成される表面空隙を有さない、注入装置バルブ。
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