JP2012503578A - 係止セクションを有するカートン - Google Patents

Abstract

係止セクションを有するカートンが、雄パネルセクション及び雌パネルセクションを備える。雄パネルセクションは、突出翼部を有する縁部を有し、翼部よりも内側の縁部に沿って縁部タブが形成される。雌パネルセクションは、雄部を受け入れて雄部と噛み合うように構成される一対の雌部を有する。セクション同士を係止させるために、縁部タブは、雌パネルセクションの縁部の下に掛止され、雄部は、雌パネルセクションの上に延びて雌部に押し込まれて係止される。この構成により、２つのセクションが互いに確実に係止され、縁部タブは、両セクションが互いに向かって移動することを防止し、雄部及び雌部は、両セクションが互いから離れることを防止する。したがって、両セクションは、輸送中又はカートン内の製品の容器を順次取り出すときに係脱する傾向がない。

Description

本開示は、包括的にはカートンに関し、より詳細には、ジュース及び飲料のボトル等の物品を収容する板紙カートンに関する。

［関連出願の相互参照］
本願は、２００８年９月２４日付けで出願された米国仮出願第６１／１９４，０６９号の利益を主張し、該出願の全開示が参照により本明細書に援用される。

飲料缶及びジュースボトル等の物品を収容して運搬するための板紙カートンがよく知られている。ジュースボトル等の物品用の板紙カートンの場合、板紙がボトルに巻き付いて底部の係止セクション同士を噛み合わせることで、ボトルをまとめて閉じ込め、ボトルがユーザによって搬送されることを可能にし、かつカートンの開口端部を通した容易な取り出しを促すのが一般的である。これらのタイプの板紙カートンの従来技術の係止セクションは、いくつかの問題を呈しており、中でも、特に１つ又は複数のボトルがカートンから取り出されるときに係脱しやすい傾向があることである。

したがって、係止セクション間の係合の持続可能性を高める係止セクションを有する板紙カートンが必要である。

本開示は、係止セクションを有するカートン及びカートンの係止セクションを閉じる方法に関する。

一実施の形態によれば、カートンは、第１の側部パネル、第２の側部パネル、第１の側部パネルに折り曲げ可能に接続される第１の底部パネル、及び第２の側部パネルに折り曲げ可能に接続される第２の底部パネルを備える。第１の底部パネルは、第１の底部パネルの縁部から突出する少なくとも１つの雄係止部材、及び少なくとも１つの雄係止部材よりも内側に位置決めされる少なくとも１つのタブを含み得る。第２の側部パネルは、少なくとも１つの雌係止部材を含み得る。少なくとも１つの雌係止部材は、少なくとも１つの雄係止部材を受け入れてこれと噛み合うように構成されることができ、少なくとも１つのタブは、第２の底部パネルの縁部の下に掛止するように構成されることができる。

少なくとも１つの雌係止部材と少なくとも１つの雄係止部材との噛み合い係合は、第１の底部パネル及び第２の底部パネルが互いから離れることを防止する傾向があり得る。第２の底部パネルの縁部の下の少なくとも１つのタブの掛止は、第１の底部パネル及び第２の底部パネルが互いに近付くことを防止する傾向があり得る。したがって、第１の底部パネル及び第２の底部パネルは、カートンが確実に繋ぎ合わせられるように互いに係止され得る。

一実施の形態によれば、カートンの底部を閉じる方法が、第１の底部パネルを設けることであって、該第１の底部パネルは、該第１の底部パネルの縁部から突出する少なくとも１つの雄係止部材及び該少なくとも１つの雄係止部材よりも内側に位置決めされる少なくとも１つのタブを含む第１の底部パネルを設けること、及び少なくとも１つの雌係止部材を含む第２の底部パネルを設けることを含むことができる。該方法は、前記第１の底部パネルの前記縁部を前記第２の底部パネルの縁部に向かって移動させること、前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入すること、該少なくとも１つの雌係止部材を前記少なくとも１つの雄係止部材と噛み合わせること、及び前記少なくとも１つのタブを前記第２の底部パネルの縁部に掛止すること、をさらに含むことができる。

添付図面を参照して以下の詳細な説明を読めば、上記の特徴及び利点並びにさらなる特徴及び利点が当業者には理解されるであろう。

係止セクションを含む従来技術の板紙カートンを示す。 係止セクションを含む従来技術の板紙カートンを示す。 本開示の実施形態によるカートンの係止パネルを示す。 図３の係止パネル同士を噛み合わせるプロセスを示す。 図３の係止パネル同士を噛み合わせるプロセスを示す。 図３の係止パネル同士を噛み合わせるプロセスを示す。 係止パネル間の係止係合を示す底面図である。 左側には外側を上にして見せて（outside-up）分離されて、右側には内側を上にして見せて（inside-up）噛み合って示されている、係止パネルを示す。 内側を上にして見せて噛み合っている係止パネルを示す拡大図である。

図１及び図２は、係止セクションを有するタイプの典型的な従来の板紙カートンを示している。図２を最初に参照すると、カートン１０がボトル１５（図２では逆さまに示されている）の群に巻き付いていることが分かる。カートンブランクの端部又は底部パネル同士が、パッケージの底部で合わさり、互いに噛み合ってボトルの周りでカートンを固定する。より具体的には、雄パネル１３が雌パネル３１と合わさって重なり、雌パネル３１と噛み合う。この目的で、雌パネル３１には、離間した切り抜き部を備える係止特徴部３２及び３３が設けられる。各係止特徴部３２及び３３は、フック縁部３４及び３６をそれぞれ画定する開口切り抜き部を有する。二次雌係止要素すなわち「雌部」３７及び３８が、フック縁部３４及び３６に対向する切り抜き部の一辺に沿って形成される。

おそらく図１に最もよく示されているように、対向する雄パネル１３には、雌パネル３１の係止特徴部と噛み合う特徴部が設けられる。より具体的には、雄パネル１３には、製品位置決め開口１４及び１６を画定するように切れ目及び切り込みが入れられ、製品位置決め開口１４及び１６は、ボトルの底部を包囲してカートン内の所定位置にボトルを保持する（図２）。一次雄係止要素すなわち「一次雄部」１７及び１８が、切り離しスコア２０によって底部パネル１３の縁部に形成される。図示のように、切れ目入りクリーズ１９が、パネル１３の縁部に沿って形成されて一次雄部１７及び１８の基部と交わる。一次雄部１７及び１８に対向する底部パネル１３の縁部に沿って、二次雄係止要素すなわち「二次雄部」２１及び２２があり、これらは、クリーズ又は折り線２３及び２４それぞれに沿ってパネル１３の縁部に繋がる。図１に示されているように、二次雄部２１は肩部２６を画定する形状であり、同様に、二次雄部２２は肩部２７を画定する。これらの従来技術のセクションを互いに係止させるために（図２）、雄パネル１３は、雌パネル３１に重なるように位置決めされる。図示のように、一次雄部１７及び１８が最初に切り抜き部のフック縁部３４及び３６に引っ掛けられる。続いて、肩部２６及び２７が二次雄部２１及び２２を所定位置に係止するまで、二次雄部２１及び２２が矢印で示されているように折り下げられて雌部３１及び３８の下に押し込まれる。

上述のシステムは、従来技術で一般的なものであったが、それにもかかわらず問題及び欠点があった。例えば、特に１つ又は複数のボトルをカートンから取り出す場合、カートンが緩み得ると共にパネル１３及び３１が係脱し得る。これは特に、パネル１３及び３１が互いに近付き得ることで、一次雄部１７及び１８をフック縁部３４及び３６から外し得るからである。すると、二次雄部２１及び２２が歪んで雌部３７及び３９から外れやすくなる。以下の開示によって例示される本発明は、特にこの問題の解決を目指す。

図３は、カートンの底部を閉じて係止することができる本開示によるカートンの係止特徴部を示している。図３には、底部パネル４６及び６２並びに側部パネル４４及び６１の一部のみが示されていることが理解されるであろう。「雄」パネルと称され得る底部パネル４６は、側部パネル４４に折り曲げ可能に接続され、カートン内に収容すべきジュースボトル等の容器（複数）の底部を包囲するように設計される切り抜き部４７を有する。３つの縁部タブ４９が、縁部タブ４９に隣接する内側切れ目線又は切り離しスコア４８と、縁部タブ４９の基部間に延びる内側折り線又は切れ目入りクリーズ５１とによって雄パネル４６の内縁部に沿って画定される。縁部タブ４９は、雄パネル４６の幅に沿って離間している。雄パネル４６の係止パネルセクション５２が、折り線５１で雄パネル４６の残りの部分に折り曲げ可能に取り付けられる。「雄部」と呼ばれ得る一対の雄係止要素又は翼部５３が、タブ４９よりも外側に位置決めされ、雄パネル４６の外縁部から、より詳細には係止パネルセクション５２の外縁部から突出し、各雄部５３は、折り線又はスコア線５４に沿って係止パネルセクション５２に接続される。図示のように、雄部５３は、雄パネル４６の幅に沿ってタブ４９からずれている。図示のように、雄部５３のそれぞれが肩部５６を画定するように形成される。

「雌」パネルと称され得る第２の底部パネル６２は、側部パネル６１に折り曲げ可能に接続され、カートン内に飲料ボトルの底縁部を受け入れるための切り抜き部６３を有する。「雌部」と呼ばれ得る一対の雌係止要素６６が、切れ目線又は切り離しスコア６７及び６８と折り線又は切れ目入りクリーズ６９とによって雌パネル６２に画定される。図示のように、切れ目６７及び６８のそれぞれの端部がスリット７１で終わる。雌部６６は、雄パネル４６の雄部５３と同じ距離だけ互いに離間していると共に、雄部５３と一致するように位置決めされる。さらに、各雌部６６は、その折り線６９に関して蝶動又は枢動し得る。

図４〜図６は、係止パネル４６及び６２を互いに係止させて本開示によるカートンの底部を閉じる方法を示している。最初に、図４に示されているように、雄部５３が取り付けられている係止パネルセクション５２を、図示のように切れ目入りクリーズ５１に沿ってタブ４９から離れるように折り返すか又は後屈させる。縁部タブ４９は、切れ目線４８によって画定されているため、雄パネル４６と実質的に同一範囲に延びており、雄パネル４６から雌パネル６２の縁部６４に向かって突出する。続いて、２つのパネル４６及び６２を矢印７４で示されているように互いに接近させる。パネル４６及び６２の縁部が互いに係合すると、このとき折られている折り線５１が雌パネル６２の縁部６４に係合するまで雄パネル４６の縁部タブ４９が雌パネル６２の縁部６４の下に摺動することにより、縁部タブ４９を雌パネル６２の下に掛止させる。この状態が図５に示されており、パネル６２の縁部６４の下に摺動して掛止した縁部タブ４９が仮想線で示されている。

パネル６２及び４６の縁部同士を図５に示されているように合わせた状態で、係止パネルセクション５２及び雄部５３が底部パネル６２に重なって雄部５３が雌部６６のそれぞれと位置合わせされるまで、雄部５３を矢印７５の方向に折り重ねる。続いて、図６に示されているように雄部５３を雌部６６に押し通して、パネル４６及び６２を互いに係止させる。雄部５３を雌部６６に押し通すことで、図７に示されているように雌部６６が折り線６９に沿って内方に折れ曲がって翼部を受け入れる。図７をさらに参照すると、雌部６６が雄部５３に当接して、雌部６６内で雄部５３をその係止位置に保持することが分かる。この位置で、雄部５３の肩部５６が雌部６６の両側で板紙に係合して、雄部５３を所定位置に固定すると共に雄部５３が雌部６６から抜け戻ることを防止する。図７は、雌パネル６２の縁部６４の下に延びる縁部タブ４９も明示している。したがって、縁部タブのこの構成が、雄パネル４６が矢印６５の方向に移動することを防止することが分かり得る。同時に、雌部６６内の雄部５３は、雄パネル４６が矢印６５とは反対の方向に摺動することを防止する。結果として、２つのパネルは互いにしっかりと確実に係止され、ボトルをカートンから取り出すときでも、パネルが互いに対して移動する（すなわち、互いに接離移動する）傾向がなく、その代わりに互いに確実にしっかりと係止されたままとなる。

図８は、図８の左側には外側を上にして見せて、右側には内側を上にして見せて示されている、本発明の係止パネルを示している。主要な構成要素は右側に示されており、雄部５３、雌部６６、縁部タブ４９、及び雌パネル６２の縁部６４を含む。パネル６２及び４６は、図８の右側に本開示に従って互いに係止されたときに内側から見えるものとして示されている。縁部タブ４９は、雌パネル６２の縁部６４の下に配置されることが分かり、上記で詳述したように、パネル４６、６２が互いに向かう方向に移動することを防止する傾向がある。雄部５３は、雌部６６を貫通し、肩部５６と雄部５３に加わる雌部６６の圧力とによって所定位置に保持される。したがって、雄部５３及び雌部６６は、互いから離れる移動に対してパネルを係止する傾向がある。結果として、パネルは確実に係止され、縁部タブ４９によって互いに向かう移動を抑えられると共に、雄部５３及び雌部６６によって互いから離れる移動を抑えられる。したがって、パネルは、使用中に１つ又は複数の飲料ボトルをカートンから取り出すときでも係脱する傾向がない。

図９は、縁部タブ４９が縁部６４の下に係止されて雄部５３が雌部６６内に係止されているところを示す、互いに係止されたパネル６２及び４６の拡大図である。同じく、パネル４６及び６２は、これにより互いに確実に係止されて互いに対する接離移動を抑えられることで、輸送中及びカートンからボトルを取り出すときにカートンを確実に繋ぎ合わせる。

上記の利点に加えて、本開示の係止セクションは、従来技術の係止セクションよりも必要とする板紙がわずかに少ないため、非常に多数のカートンを生産するときにかなりの節約になり得る。

本明細書では、本発明者らが本発明を実施する最良の形態を示すと考える好適な実施形態及び方法に関して本発明が説明されている。しかしながら、本発明の精神及び範囲内で例示された実施形態に追加、削除、及び変更を行ってもよいことが、当業者には自明であろう。例えば、縁部タブ４９と同様に、雄部５３及び雌部６６は、上記開示に示されているもの以外の構成をとってもよい。好適な実施形態に示されているものとは異なる数の縁部タブ４９並びに雄部及び雌部を選択してもよい。これら及び他の追加、削除、及び変更は、特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者によって行われるであろう。こうした変更は、本発明の範囲内に入ると解釈すべきである。

Claims (31)

1. 容器を保持するカートンであって、
   第１の側部パネルと、
   第２の側部パネルと、
   前記第１の側部パネルに折り曲げ可能に接続される第１の底部パネルであって、該第１の底部パネルの縁部から突出する少なくとも１つの雄係止部材及び該少なくとも１つの雄係止部材よりも内側に位置決めされる少なくとも１つのタブを含む、第１の底部パネルと、
   前記第２の側部パネルに折り曲げ可能に接続される第２の底部パネルであって、少なくとも１つの雌係止部材を含む、第２の底部パネルと、
   を備え、前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記少なくとも１つの雄係止部材を受け入れて該少なくとも１つの雄係止部材と噛み合うように構成され、
   前記少なくとも１つのタブは、前記第２の底部パネルの縁部の下に掛止されるように構成される、容器を保持するカートン。
2. 前記少なくとも１つのタブは、前記第１の底部パネルの内側切れ目線及び折り線によって画定される、請求項１に記載のカートン。
3. 前記第１の底部パネルは、前記内側切れ目線及び折り線から外側に延びる係止パネルセクションを含み、前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記係止パネルセクションから延びる、請求項２に記載のカートン。
4. 前記少なくとも１つのタブは、前記第１の底部パネルの幅に沿って離間している３つのタブを含む、請求項１に記載のカートン。
5. 前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記第１の底部パネルの幅に沿って離間している２つの雄係止部材を含み、前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの幅に沿って離間している２つの雌係止部材を含む、請求項４に記載のカートン。
6. 前記雄係止部材は、前記第１の底部パネルの前記幅に沿って前記タブからずれている、請求項５に記載のカートン。
7. 前記少なくとも１つのタブは、前記第１の底部パネルと実質的に同一範囲に延びており、該少なくとも１つのタブが前記第２の底部パネルの前記縁部の下に掛止されると前記第２の底部パネルに向かって突出する、請求項１に記載のカートン。
8. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの切れ目線によって少なくとも部分的に画定され、前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記切れ目線に挿通されるように構成される、請求項１に記載のカートン。
9. 前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記少なくとも１つの雌係止部材の両側で前記第２の底部パネルに係合するように構成される肩部を含む、請求項８に記載のカートン。
10. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの折り線によって部分的に画定され、該第２の底部パネルの該折り線に関して枢動するように構成される、請求項８に記載のカートン。
11. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記少なくとも１つの雄係止部材に当接して該少なくとも１つの雄係止部材を係止位置に保持するように構成される、請求項１０に記載のカートン。
12. 前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルは、容器の底部を受け入れるように構成される開口を含む、請求項１に記載のカートン。
13. 前記少なくとも１つの雌係止部材が、前記少なくとも１つの雄係止部材と噛み合い、前記少なくとも１つのタブが、前記第２の底部パネルの前記縁部の下に掛止されるとき、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルは、前記第１の底部パネルが前記第２の底部パネルに向かって摺動することが防止されるように互いに係止される、請求項１に記載のカートン。
14. 前記少なくとも１つの雄係止要素は、前記第２の底部パネルに重なるように構成される、請求項１に記載のカートン。
15. カートンの底部を閉じる方法であって、
    第１の底部パネルを設けることであって、該第１の底部パネルは、該第１の底部パネルの縁部から突出する少なくとも１つの雄係止部材及び該少なくとも１つの雄係止部材よりも内側に位置決めされる少なくとも１つのタブを含む、第１の底部パネルを設けること、
    少なくとも１つの雌係止部材を含む第２の底部パネルを設けること、
    前記第１の底部パネルの前記縁部を前記第２の底部パネルの縁部に向かって移動させること、
    前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入すると共に、該少なくとも１つの雌係止部材を前記少なくとも１つの雄係止部材と噛み合わせること、及び
    前記少なくとも１つのタブを前記第２の底部パネルの縁部に掛止すること、
    を含む、カートンの底部を閉じる方法。
16. 前記少なくとも１つのタブは、前記第１の底部パネルの内側切れ目線及び折り線によって画定される、請求項１５に記載の方法。
17. 前記第１の底部パネルは、前記内側切れ目線及び折り線から外側に延びる係止パネルセクションを含み、前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記係止パネルセクションから延びる、請求項１５に記載の方法。
18. 前記少なくとも１つのタブを前記第２の底部パネルの縁部の下に掛止する前に、前記係止パネルセクションを前記少なくとも１つのタブから離れるように折り曲げること、及び
    前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入する前に、前記係止パネルセクションを前記第２の底部パネルに折り重ねること、
    を含む、請求項１７に記載の方法。
19. 前記少なくとも１つのタブは、前記第１の底部パネルの幅に沿って離間している３つのタブを含む、請求項１５に記載の方法。
20. 前記少なくとも１つの雄係止部材は、前記第１の底部パネルの幅に沿って離間している２つの雄係止部材を含み、前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの幅に沿って離間している２つの雌係止部材を含む、請求項１９に記載の方法。
21. 前記雄係止部材は、前記第１の底部パネルの前記幅に沿って前記タブからずれている、請求項２０に記載の方法。
22. 前記少なくとも１つのタブを前記第２の底部パネルの前記縁部の下に掛止することは、前記少なくとも１つのタブを前記第１の底部パネルと実質的に同一範囲に延びて前記第２の底部パネルに向かって突出するように位置決めすることを含む、請求項１５に記載の方法。
23. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの切れ目線によって少なくとも部分的に画定され、前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入することは、前記少なくとも１つの雄係止部材を前記切れ目線に挿通することを含む、請求項１５に記載の方法。
24. 前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入することは、前記少なくとも１つの雄係止部材の肩部を前記少なくとも１つの雌係止部材の両側で前記第２の底部パネルと係合させることを含む、請求項２３に記載の方法。
25. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記第２の底部パネルの折り線によって部分的に画定され、前記少なくとも１つの雄係止部材を前記少なくとも１つの雌係止部材に挿入することは、前記少なくとも１つの雌係止部材を前記第２の底部パネルの前記折り線に関して枢動させることを含む、請求項２３に記載の方法。
26. 前記少なくとも１つの雌係止部材は、前記少なくとも１つの雄係止部材に当接して該少なくとも１つの雄係止部材を係止位置に保持するように構成される、請求項２５に記載の方法。
27. 前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルの開口に容器の底部を配置することを含む、請求項１５に記載の方法。
28. 前記少なくとも１つの雌係止部材を前記少なくとも１つの雄係止部材と噛み合わせ、前記少なくとも１つのタブを前記第２の底部パネルの前記縁部の下に掛止すると、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルは、該第１の底部パネルが該第２の底部パネルに向かって摺動することが防止されるように互いに係止される、請求項１５に記載の方法。
29. 物体を囲んで収容するように構成されるカートンであって、
    第１の側部パネル及び第２の側部パネルと、
    前記第１の側部パネルに接続される第１の底部パネルと、
    前記第２の側部パネルに接続される第２の底部パネルと、
    噛み合っているときに、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルの互いから離れる移動に抗する、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルの第１の噛み合い構造と、
    噛み合っているときに、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルの互いに向かう移動に抗する、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルの第２の噛み合い構造と、
    を備える、物体を囲んで収容するように構成されるカートン。
30. 前記第１の噛み合い構造は、前記第１の底部パネルの雄構造と、該雄構造を受け入れて該雄構造と噛み合うように構成される前記第２の底部パネルの雌構造とを含む、請求項２９に記載のカートン。
31. 前記第２の底部パネルは、縁部を有し、前記第２の噛み合い構造は、前記第１の底部パネル及び前記第２の底部パネルを合わせると前記第１の底部パネルの前記縁部に掛止するように構成される前記第１の底部パネルのタブを含む、請求項３０に記載のカートン。

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