JP2012502371A5 - 協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステム及び方法 - Google Patents
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Description
本発明はインターネットを介して電子的メッセージを送受信することに関し、より詳細には協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステム及び方法に関する。
オンライン又はモバイルによるソーシャルネットワーキングのアプリケーションにより、ユーザーは他のユーザーへ又は他のユーザーからのメッセージを送信したり受信したり、オンラインでアカウントを作ったり、他のユーザーにより貼り付けられたメッセージを見たりすることができる。一般に、ユーザーはプロフィールを作成し、そしてユーザーのネットワークに参加するよう他のユーザーを招いたり、コンピュータ上に記録された現存する関係を見つけ出すソフトウェアを用いることにより、彼らのネットワークに関連するユーザーを定義する(例えば、フェイスブック、マイスペース、及びリンクトイン)。
より近年においては、マイクロブログが協調的ディスカッションの効果的方法となってきており、参加者は特定の話題に関していかなる時間においても情報を共有することができる。マイクロブログのソーシャルネットワーク(例えば、ツィッター)において、ユーザーはウェブサイト、ショートメッセージサービス(SMS)又は専用アプリケーションソフトウェアを介してメッセージを送信したり受信したりすることができる。しかし、典型的なソーシャルネットワーキングのアプリケーションのように、マイクロブログのソーシャルネットワークは最小限のメッセージをスレッドする能力を有する。特定の話題に関し最も最近の情報を検索するユーザーは関係しない多くのメッセージを見ることとなる。なぜなら、メッセージのコアはその検索されている話題には必ずしも関係しないからである。
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステム及び方法を説明する。一実施形態によれば、協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのコンピュータにより実行される方法は、現存する共有属性に基づいてユーザーをクライアントネットワークにグループ化することを含む。システムリソースはクライアントネットワ ークに亘ってメッセージングするために区分けされる。クライアントネットワーク内のユーザーはそのクライアントネットワーク内のメッセージに対してのみ見る又は返信することができる。
本特許出願は引用により本明細書に組み込まれる、「協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステム及び方法」の名称で2008年9月5日に出願された、米国仮特許出願第61/094,818号に基づく利益及び優先権を主張する。
本明細書の一部として含まれる添付図面は本発明の現在の最もより好ましい実施形態を説明するものであり、上述の一般的な説明及びより好ましい実施形態の詳細な説明と共に本発明の原理を説明及び教示するのに役立つ。
図面は必ずしも比例して描かれているわけではなく、また概して同様の構造又は機能の要素については各図を通して説明の目的のために同様の参照番号により表されている。また、図面は本明細書内に記載された様々な実施形態の説明を促すためのみのものである。図面は、本明細書に記述される開示の各態様を記述するものではなく、特許請求の範囲を制限するものではない。
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステム及び方法が開示される。一実施形態によると、コンピュータネットワークのショートメッセージ及びディスカッションシステムは現存するグループ内の協調のために設計される。機能は、メッセー ジのスレッド化と、個人のメッセージ及びグループのキーワードによるタグ付けを含む。
一実施形態において、本システムはネットワークにより区分けされている。ユーザーは彼らのEメールアドレスのドメイン部分に基づきクライアントネットワークにグループ化される。例えば、joe@foo.com及びbob@foo.comは双方ともfoo.comクライアントネットワークのメンバーであり、そのメンバーのみがそのコンテンツにアクセスすることができる。ネットワーククライアントの間でデータのオーバーラップがないので、データベース及び他のリソースはネットワークのグループに区分けること ができる。
説明の目的のために、以下の説明では、本明細書において開示される様々な発明性あるコンセプトの完全な理解をもたらすように特定の用語が用いられている。しかしながら、本明細書において開示される様々な発明性あるコンセプトを実施するために、これらの特 定の詳細が必ずしも必要ではないことは本技術分野の当業者にとって明白である。
システムアーキテクチャー
図1は一実施形態による協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための例示的なシステムを示す。システム100はクライアントデバイス103、104、113、114、クライアントデバイスが関連するクライアントネットワーク105、115、インターネット110、ネットワーク101、ウェブサーバ120、ユーザーストレージ 125、メッセージプロセッシング・ブロードキャスティングサーバ130、メモリキャッシュ140、インスタントメッセージ(IM)サーバ150、データベース160、エンタープライズサーチサーバ170、Eメールサーバ180、及びSMSサーバ190を含む。
図1は一実施形態による協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための例示的なシステムを示す。システム100はクライアントデバイス103、104、113、114、クライアントデバイスが関連するクライアントネットワーク105、115、インターネット110、ネットワーク101、ウェブサーバ120、ユーザーストレージ 125、メッセージプロセッシング・ブロードキャスティングサーバ130、メモリキャッシュ140、インスタントメッセージ(IM)サーバ150、データベース160、エンタープライズサーチサーバ170、Eメールサーバ180、及びSMSサーバ190を含む。
システム100はインターネット110及びネットワーク101によって相互接続される。一実施形態によると、ネットワーク101はインターネットであるとして説明されているが、あるいは、ネットワーク101は、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、又は2つ以上のデバイスが情報を交換可能にする他の相互接続システムであってもよい。
1つ以上のクライアントデバイス103、104、113、114により、HTML及びジャバスクリプトをサポートするマイクロソフトのインターネットエクスプローラ、アップルのサファリ、モズィーラ、ファイアフォックス、又はウェブを介してネットワーク にアクセスできる他のブラウザ等のブラウザを介してウェブにアクセスすることができる。クライアントデバイス104、113、114はパーソナルコンピュータであることが できる。クライアントデバイス103はウェブ対応の電話又は他のウェブ対応のモバイルデバイスである。あるいは、クライアントデバイス103はSMSが可能なウェブ非対応 のモバイルフォンであることができる。
クライアントデバイス103、104、113、114のユーザーは、クライアントネットワークにグループ化される。システム100内のユーザーは、単一のクライアントネットワークに関連する特定の人のアカウントである。クライアントネットワークは、ユーザー、メッセージ、キーワードのタグの集合体である。クライアントネットワークにおいて、ユーザーのみがそのクライアントネットワーク内の他のユーザーのパブリックインフォメーションを見ることができ、クライアントネットワークの外部のユーザーは、彼らがそのようなクライアントネットワークに特にアクセスを許されていなければ、クライアントネットワーク内のいかなる情報も見ることはできない。より好ましい実施形態において、ユーザーはユーザーのEメールアドレスのドメイン部分に基いて、クライアントネットワークにグループ化される。例えば、図1において、クライアントデバイス103及び104のユーザーはクライアントネットワーク105においてグループ化される。なぜなら、彼らは同じEメールドメイン(例えば、joe@foo.com及びbob@foo.com)を共有しているからである。同様に、クライアントデバイス113、114のユーザーはクライアントネットワーク115にグループ化される。なぜなら、彼らは同じEメールドメインを共有しているからである。
ウェブサーバ120は、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)、ファイルトランスファプロトコル(FTP)、エクステンシブルメッセージングアンドプレ ゼンスプロトコル(XMPP)、又は他の同様な接続プロトコルを含むプロトコル及び/又はアプリケーションのいずれかを用いるウェブサーバである。オペレーティングシステムは、ウィンドウズ、リナックス、サンソラリス、マックOS、又は他の同様なオペレーティングシステムであることができる。ユーザーは、ウェブサーバ120上にアカウントをつくり、クライアントネットワークにグループ化される。メッセージは、インターネット110を介してクライアントデバイス103、104、113、又は114からウェブサーバ120に送られる。メッセージは、ウェブサーバ、Eメールサーバ180、及び/又はSMSサーバ190を介して受信される。
メッセージプロセッシング・ブロードキャスティングサーバ130は、メッセージの内容を処理し、メッセージのキューを操作し、システム100内の適宜なリソースにメッセージを方向づけることのできるサーバである。オペレーティングシステムはウィンドウズ、リナックス、サンのソラリス、マックOS、又は他の類似のオペレーティングシステムであることができる。メッセージプロセッシング・ブロードキャスティングサーバ130 は、Eメールサーバ180、SMSサーバ190、IMサーバ150、メモリキャッシュ140、データベース160、及びエンタープライズサーチサーバ170ヘメッセージを配信することができる。
インスタントメッセージサーバ150は、エクステンシブルメッセージングアンドプレ ゼンスプロトコル(XMPP)、ejabberd、バイディレクショナルストリームズ オーバHTTP(BOSH)を含むインスタントメッセージを送信するためのプロトコル及び/又はアプリケーションを用いるサーバである。
エンタープライズサーチサーバ170は、ApcheのSolr等のエンタープライズ検索用プロトコル及び/又はアプリケーションを用いるサーバである。
ユーザーストレージ125はファイル保管を行うことができるストレージドライブ又は他のデバイスである。好ましくは、ユーザーの写真はユーザーストレージ125に保管される。
図2は、一実施形態に係る、本システムで使用されるウェブクライアントインターフェイスの例示的な実施形態を示す。一実施形態において、ウェブクライアントインターフェイス220はクライアントデバイス200上でウェブブラウザ210を介して動作する。他の実施形態において、ウェブクライアントインターフェイス260は、例えば、マイクロソフトのウィンドウズ又はマックOSが動作しているパーソナルコンピュータ用の特定 のアプリケーションソフト、又はアップルのiphone、リムのブラックベリー、又はグーグルのアンドロイド等のモバイルデバイス用のアプリケーションソフトである。
図3は本発明によるメッセージ配布のためのプロセスのブロック図を示す。メッセージは接続されるすべてのクライアントに配布される必要がある。これはウェブクライアントインターフェイス390、SMS375,Eメール370、インスタントメッセージ380、又は他の通信スキームを介して接続されるクライアントを含む。一実施形態によると、システム100はそれを要求するユーザーに「すべての」フィードを配信する。追加の実施形態は、このフィードのレートを制限する(及びメッセージングレートが高すぎた場 合に、メッセージを捨てる)、又は単に一部の又はすべてのクライアントに対してオプションとしてそれを取り除くことを含む。
新しいメッセージ300が送出される前に、それはクライアントデバイス上のメッセージポストハンドリング310の支配を受ける。例えば、メッセージポストハンドリングの間に、ユーザーは送信される前にそのメッセージを見ることができる。そのメッセージがクライアントデバイスから送出され、システムによって受信されると、そのメッセージは図4において詳細に説明されるメッセージプロセッシング320の支配を受ける。メッセージプロセッシング320の後、その新しいメッセージはシステムリソース全体にばらまかれる。これらはエンタープライズサーチ330、データベース340、メッセージフィード350、メッセージブロードキャスティング360を含む。エンタープライズサーチ330によりメッセージ内のワード検索が可能となる。フィードインボックス350はその新しいメッセージをそのメッセージが関連するすべてのメッセージフィードに関連づけ、データベース360はそのメッセージをアーカイブする。
配信を行うために、どのメッセージフィードをユーザーが欲しているか及びどの配信方 法(例えば、IM、SMS、Eメール)が使われるかを記述する通知テーブルが参照され る。メッセージブロードキャスティング360の間、メッセージはユーザーが配信のためにどの方法を(例えば、IM、SMS、Eメール)を起動したかによって、適宜な配信システムにメッセージは転送される。いくらかの配信システムは更なるコンフィグレーションパラメータ(例えば、配信タイムのウィンドウ、又はグローバルオン/オフトグル)を 有してもよく、及びコンフィグレーションパラメータはメッセージを配信する前に参照される。
メッセージのタグ付け
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムにおいて、ユーザーはユーザーに対するメッセージ及び/又はキーワードにタグをつけるオプションを有する。このタグをつける機能により、ユーザーはそのメッセージの作成の間に関連するメッセージフィードにメッセージを途切れることなく方向付けることができる。また、それによりそのクライアントネットワーク内のユーザーは、特定のユーザーにタグ付けされたメッセージ又は特定のキーワードにタグ付けされたメッセージを求めてクライアントネットワークを検索することができる。更に、これによりユーザーはユーザーの特定のタグを含むメッセージフィードを取得することができる。一実施形態において、ユーザーはユー ザー名の前に「@」をつけることによりメッセージ本文中の他のユーザーをタグ付けすることができる。同様にユーザーはキーワードの前にシャープ「#」記号を付けることによ りキーワードをタグ付けすることができる。
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムにおいて、ユーザーはユーザーに対するメッセージ及び/又はキーワードにタグをつけるオプションを有する。このタグをつける機能により、ユーザーはそのメッセージの作成の間に関連するメッセージフィードにメッセージを途切れることなく方向付けることができる。また、それによりそのクライアントネットワーク内のユーザーは、特定のユーザーにタグ付けされたメッセージ又は特定のキーワードにタグ付けされたメッセージを求めてクライアントネットワークを検索することができる。更に、これによりユーザーはユーザーの特定のタグを含むメッセージフィードを取得することができる。一実施形態において、ユーザーはユー ザー名の前に「@」をつけることによりメッセージ本文中の他のユーザーをタグ付けすることができる。同様にユーザーはキーワードの前にシャープ「#」記号を付けることによ りキーワードをタグ付けすることができる。
例えば、ザックパーカー(Zack Parker): こんにちは、@kgale、彼が#workfeed用の#imゲートウェイを終えたかどうかを確認するために@apisonyにチェックしてください。
ユーザーのザックパーカーからのこのメッセージは、ユーザーのkgale及びapisonyと共に、「im」及び「workfeed」にタグ付けされている。このメッセージへの返信は、これらのタグのすべて(キーワードとユーザーの両方)を継承するので、このタグを伴うユーザーは、人々が忘れないでスレッド内のすべてのメッセージにタグ 付けし続ける必要なしに関連する返信を見ることができる。例えば、ザックパーカーに返信するディビットサックス(David Sacks):
ディビットサックス: 私はちょうどアダムと話しました。彼はすでに終えており、彼の#skynetプレゼンテーションへ進むと言っていました。
ディビットサックス: 私はちょうどアダムと話しました。彼はすでに終えており、彼の#skynetプレゼンテーションへ進むと言っていました。
ユーザーのザックパーカーからのオリジナルメッセージへのユーザーのディビットサッ クスからのこの返信は、ユーザーkgale及びapisony、キーワード「im」、「workfeed」、そしてここでキーワード「skynet」にタグ付けされている。「skynet」のタグはオリジナルのメッセージには適用されないが、このメッセージへのいかなる返信にも適用されるだろうことに留意すべきである。
まず、新しいメッセージがそのメッセージのキューから取り出され(400)、そのメッセージの本文はタグ付けされたユーザー名(410)が検索される。ユーザー名のタグが見つけられると(420)、その送り手のクライアントネットワークが検索され、クライアントネットワーク内にそのタグ付けされたユーザー名が存在するかどうかを判定する(423)。タグ付けされたユーザー名がクライアントネットワーク内に存在するなら、ユーザー名のタグが参照番号としてメッセージに追加され(425)、プロセスは次に進む。もしユーザー名のタグが見つからないのであれば(420)、又はユーザー名がその送り手のクライアントネットワーク内に存在しないのであれば、プロセスは次に進む。
メッセージの本文は、タグ付けされたキーワードを検索される(430)。もしキーワードのタグが見つかれば(440)、システムはそのキーワードは既に送り手のクライアントネットワーク内にキーワードとして存在するかどうかをチェックする(443)。もしタグ付けされたキーワードがキーワードとしてクライアントネットワーク内に現時点で存在しないのであれば、キーワードのタグはクライアントネットワーク内でつくられ(445)、キーワードのタグはレファレンス(参照)としてメッセージに追加される(447)。もしタグ付けされたキーワードが既に送り手のクライアントネットワーク内にキーワードとして存在するのであれば、それはレファレンスとしてメッセージに追加される(447)。
メッセージがタグに対して検査されると、そのメッセージが他のメッセージへの返信であるかどうかが判定される(450)。その判定の結果として(450)、もしそのメッセージが返信であれば、そのメッセージはオリジナルのメッセージのメッセージIDを受け取り(460)、オリジナルのメッセージのスレッドIDを継承する(470)。これによりメッセージのスレッド化が可能となる。返信でないメッセージには、その新しいメッセージIDに合致する新しいスレッドIDが割り当てられる。メッセージのIDがそのスレッドIDに一致すると、それは「thread starter」(スレッドスタータ)である。このように、スレッドがたった一つのレベルの深さであるとき、返信はそれらが返信するメッセージの情報を維持する。
メッセージの本文内のタグは、そのメッセージがウェブクライアントインターフェイス上に表示されると、後でリンク又は同様のメカニズムにより代替される特別なトークンとして保管される(480)。メッセージの本文内のすべてのタグがトークン化されると(480)、そのメッセージは保存され(490)、受信者への通知のためにキューに加えられる(495)。
メッセージの構造
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムにおいて、メッセージは比較的小さいものであるが、多くのアップデートがSMS及びIMを介して掲載 される。より好ましい実施形態において、ウェブクライアントインターフェイスは小さいメッセージを推奨することを考えれば、ほとんどのメッセージは200文字以下であるが、文字制限は課せられていない。図5は一実施形態によるメッセージを保管するための例示的なデータ構造を示す。
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムにおいて、メッセージは比較的小さいものであるが、多くのアップデートがSMS及びIMを介して掲載 される。より好ましい実施形態において、ウェブクライアントインターフェイスは小さいメッセージを推奨することを考えれば、ほとんどのメッセージは200文字以下であるが、文字制限は課せられていない。図5は一実施形態によるメッセージを保管するための例示的なデータ構造を示す。
新しいメッセージは、メッセージテーブル内に、本文から始まり参照番号が続き、最後にメタデータを伴ったキューによって保管される。これによりメッセージIDのシーケンスに現れる新しいメッセージは即座に配信可能であることを保証する。
メッセージの構造は、テーブル500、及び関連するテーブル510及び520からなる。一実施形態によると、テーブル500は、メッセージId501、そのメッセージが関連するネットワーク、つまりネットワークid(Network_id)502、及びメッセージ本文又はメッセージ本文へのポインタ、つまり本文503を含む。関連するテーブル510は、メッセージの送出及びスレッド化のための情報を含む。これらは、Id511、ネットワークid512、返信id(Replied_id)513、スレッドid(Thread_id)514、センダーid(Sender_id)515、センダータイプ(Sender_type)516、及びレフid(Ref_id)517を含む。関連するテーブル520は、タグ付けされたキーワード等のメッセージのレファレンスのための情報を含む。これらは、Id521、ネットワークid520、レファレンスid(Reference_id)523、レファレンスタイプ(Reference _type)524、レファレンスアズ(Reference_as)525、及びレフid526を含む。
レファレンストアズと呼ばれる列により、個々のメッセージに異なるタイプのレファレンスを関連づけることが可能となる。レファレンストアズの可能な値は、「re」、「to」、「tagged」、又は「in_thread」である。「re」のタイプは、参 照されたタイプがユーザーであり、そのユーザーはこのメッセージが返信しているメッセージの送り手であるときに用いられる。例えば、ディビットが返信したメッセージをザッ クが送るとき、ディビットのメッセージは、彼のユーザーオブジェクトへのレファレンストID/レファレンストタイプマップ及びレファレンストアズが「re」に設定されたメッセージレファレンスレコードを有するだろう。「to」のタイプは、メッセージを方向づけることができる。「Tagged」は、@又は#又は類似のタグ付け識別子を用いてメッセージの本文内で明らかにタグ付けされたものに対して用いられる。「In_thr ead」は、レファレンスがスレッド内の前のメッセージから継承されているときに用いられる。
協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムは、レファレンス内の値が「tagged」又はそれ以上、つまり単なる「in_thread」ではな く「re」、「to」又は「tagged」であるかどうかを判定するために階層としてこのリストを用いる。この階層はまた、同じレファレンスを2回保存することを防ぐためにも用いられる。ユーザーのディビットがユーザーのapisoniに返信して、また本 文内に@apisoniを記入すると、「tagged」の代わりに「re」が用いられ、1つのレファレンスのみが保存される。
上記に例示した返信から、4つの承継されたレファレンス(#im、#workfeed、@apisony、@kgale)がレファレンストアズ=in_threadとし て保存され、新しいレファレンス(#skynet)がレファレンストアズ=tagge dとして保存される。もう一つの「re」レファレンスが、ザックパーカーを表すユーザーのために追加されなければならないだろう。
「tagged」と「in_thread」との間の区別は、タグのページ上に見えるメッセージのリスト(in_thread又はそれ以上)をユーザーの「receive d」(受信)タグ上に見えるメッセージのリスト(tagged又はそれ以上)と比較することによりもっともうまく説明され得る。そこに示されるすべてのメッセージは明確にメッセージの本文内のユーザーを参照するので、これにより受信したタグをより明確にする。
オリジナルメッセージのスレッドIDを継承すると共に、オリジナルのIDを新しいメッセージにタグ付けする返信機能をユーザーにもたらすことにより、スレッド化は達成さ れる。返信でないメッセージは、そのメッセージIDにマッチングする新しいスレッドI Dが与えられ、メッセージIDがそのスレッドIDに一致する場合、それは「threa d starter」である。
メッセージのブロードキャスト
図6は一実施形態によるメッセージのブロードキャストのための例示的なプロセスのフローチャートを示す。このプロセスはメッセージのキューから1つのメッセージを引き出すことにより開始する(600)。このプロセスはそのメッセージが関連するすべてのメッセージフィードを判定する(610)。そのメッセージが関連する各メッセージフィードに対して(610)、そのプロセスはどのユーザーがそれらのフィードを受信したかを 判定する(620)。そのフィードを受信した各ユーザーに対して、そのプロセスはそのユーザーがどの配信方法(例えば、Eメール、SMS、IM)を起動したかを判定する(630)。そしてそのメッセージは、ステップ610、620、630に従い各ユーザーが起動した配信方法に転送され、そのプロセスはメッセージがメッセージのキュー内にある限り繰り返される(600)。
図6は一実施形態によるメッセージのブロードキャストのための例示的なプロセスのフローチャートを示す。このプロセスはメッセージのキューから1つのメッセージを引き出すことにより開始する(600)。このプロセスはそのメッセージが関連するすべてのメッセージフィードを判定する(610)。そのメッセージが関連する各メッセージフィードに対して(610)、そのプロセスはどのユーザーがそれらのフィードを受信したかを 判定する(620)。そのフィードを受信した各ユーザーに対して、そのプロセスはそのユーザーがどの配信方法(例えば、Eメール、SMS、IM)を起動したかを判定する(630)。そしてそのメッセージは、ステップ610、620、630に従い各ユーザーが起動した配信方法に転送され、そのプロセスはメッセージがメッセージのキュー内にある限り繰り返される(600)。
メッセージフィード及びサブスクリプション(登録)
非常に大量のユーザー及びメッセージを扱うためにシステムを拡大することを可能とするために、本システムはメッセージをその作成時にフィード内にまとめる。この協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムは、いくつかの方法により関連するメッセージ又はフィードの集合体を識別する。
非常に大量のユーザー及びメッセージを扱うためにシステムを拡大することを可能とするために、本システムはメッセージをその作成時にフィード内にまとめる。この協調的なショートメッセージ及びディスカッションのための本システムは、いくつかの方法により関連するメッセージ又はフィードの集合体を識別する。
メッセージを見たいと望むユーザーは適宜なフィードを選択し、リレーショナルデータベースに対して高価な(例えば、時間が掛かり、資源を消費する)クエリー(検索要求) を行う必要なしに、そのフィード内のメッセージにすぐにアクセスする。本システムは大 きさに関していくつかの次元を取り扱う、つまり書くよりも多く読むので、メッセージの可視存続期間の間に数百回又は数千回ではなく、メッセージの作成中に1回、処理されるべき与えられたコンテキストの中でメッセージが可視化されるべきかどうかを把握する困 難な作業を本システムは可能にする。
メッセージの配信は、メッセージポーリングの間に用いられるフィードキャッシュに直接に書き込む。これによりシステムは、リレーショナルデータベースを用いることなしに、又はハードドライブからメッセージをフェッチすることなしに、メモリ上のキャッシュから膨大な量のフィードを処理することができる。
メッセージフィードの例は、特定のクライアントネットワーク内のすべてのパブリックメッセージ、特定のグループでない特定のクライアントネットワーク内のすべてのメッセージ、特定のユーザーからのメッセージ、特定のユーザーにより送られたメッセージ、特定のグループ内のメッセージ、特定のユーザーによる特定のグループ内のメッセージ、特定のキーワードがタグ付けされた特定のグループ内のメッセージ、特定のユーザーへのプライベートメッセージ、特定のキーワードがタグ付けされたメッセージ、特定のユーザー によって「followed」(フォローされた)すべてのボットからのメッセージ(後 述のサブスクリプションを参照のこと)、特定のボットからのメッセージ、特定のユーザーを参照する又は特定のユーザーへ返信するメッセージ、返信のチェーンを表すメッセージ、特定のユーザーによってフォローされたメッセージ(後述のサブスクリプションを参 照のこと)、返信チェーンにより構成されていないメッセージの特別なコレクションである特定の会話内のメッセージ、特定のユーザーによりお気に入りとしてマークされたメッセージを含む。
一実施形態によると、サブスクリプションは2つの真実に帰着する。サブスクリプショ ンの第1の真実は、1人のユーザーが別のユーザーのメッセージフィードに登録する、又 はタグ付けされたキーワード用のフィードに登録したときに発生する。サブスクリプショ ンの第2の真実は、1人のユーザーがフィード用に特定の配信方法(例えば、Eメール、 SMS、IM)を選んだときに発生する。
図7は、一実施形態によるメッセージフィードをキャッシュするためのプロセスのブロック図を示す。新しいメッセージ(700)は、各関連するユーザーのサブスクリプションのために次のフィードキャッシュに書き込まれる(710)。そして、メッセージは各関連するユーザーのカスタムタブ用のカスタムタブフィードキャッシュに書き込まれる(720)。そして、ユーザーがそのメッセージの送り手であるかどうか及びそのメッセージが返信であるかどうかが判定される(730)。ユーザーがメッセージの送り手であり、そのメッセージが返信であれば(730)、メッセージはそのメッセージスレッド内のすべての参加者用の関連するフィードキャッシュに書き込まれる(740)。
メッセージ内の各レファレンスに対して、そのレファレンスがそのユーザヘのものであるかどうかが判定される(750)。そのユーザーへの(「to」)参照を伴うメッセー ジ、そのユーザーへの返信(「re」)のメッセージ、又はそのユーザーがメッセージ内でタグ付けされているメッセージ(755)は、そのユーザー用の受信したフィードキャッシュに書き込まれる(760)。キーワードのタグを含むメッセージ(770)は、タグフィードキャッシュに書き込まれる(780)。
ウェブメッセージリクエスト
ウェブクライアントインターフェイスを介しての協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステムに接続されたユーザーは、一実施形態によると、特定のタグを有するメッセージ、ユーザーの「アップデート」(彼らの返信なし)、ユーザーの「 返信」(彼らの他者への返信)、ユーザー自身の「フォロー」タブ又は何れかの彼らのカスタムのフォロータブ、ユーザーの送信タブ、ユーザーの受信タブ(ユーザーに言及して いる又はユーザーに返信しているすべてのメッセージ)、又はクライアントネットワーク内のすべてのメッセージを含むメッセージフィードを伴った多くのページを見ることができる。これらのページのいずれもスレッド化されたモードで見ることができる。
ウェブクライアントインターフェイスを介しての協調的なショートメッセージ及びディスカッションのためのシステムに接続されたユーザーは、一実施形態によると、特定のタグを有するメッセージ、ユーザーの「アップデート」(彼らの返信なし)、ユーザーの「 返信」(彼らの他者への返信)、ユーザー自身の「フォロー」タブ又は何れかの彼らのカスタムのフォロータブ、ユーザーの送信タブ、ユーザーの受信タブ(ユーザーに言及して いる又はユーザーに返信しているすべてのメッセージ)、又はクライアントネットワーク内のすべてのメッセージを含むメッセージフィードを伴った多くのページを見ることができる。これらのページのいずれもスレッド化されたモードで見ることができる。
各ユーザーは特定のJabber(ジャバー)ID(「JID」)を有する。ユーザーがウェブクライアントインターフェイス上のページを見るときに、特定のリソースが生成され、そのページ/リクエストのためのユーザーのJIDに割り付けられる。例えば、ユーザーのディビットがキーワード「workfeed(ワークフィード)」ですべてのメッセージをリクエストすると、リソースがそのリクエストのための識別子として生成され、ディビットのJIDに割り付けられる。このJID/リソースの組み合わせは、そのユーザーが見ているフィードに登録され、これによってそのフィードへの新しいメッセージはそのユーザーに配信されるだろう。JID/リソースは、それがオフラインの存在を送 信する場合、そのフィードから解除される。データベース160及びメモリキャッシュ140は、どのJIDのレコードが現在どのフィードに登録されているかを保管する。
図8は一実施形態による、ウェブメッセージリクエスト(要求)のための例示的なプロセスのフローチャートを示す。最初のリクエストが特定のメッセージフィードを伴ったページに対して行われると(800)、そのリクエストに関連するメッセージを求めて、そ のメッセージフィードキャッシュを検索し(810)、すべての関連するキャッシュされたメッセージを返す(820)。もし関連するメッセージが見つからないと(810)、データベースが関連するメッセージを求めて検索される(815)。関連するメッセージがデータベースの中で見つかると(815)、そのデータベースはその関連するメッセージを返して、そのキャッシュは更新され(820)、そうでなければ関連するメッセージは存在せず、そのシステムはエラーを返す(817)。
関連するメッセージが返されると、特定のリソースが生成され、そのページ/リクエストのためのユーザーのJIDに割り付けられる(840)。そのJID/リソースの組み合わせは、ユーザーが見ているフィードに登録される(850)。そのユーザーがオンラインのままであれば、そのフィードへの新しいメッセージはそのユーザーに配信される(865)。そのユーザーがオンライン上に存在しなくなれば、そのユーザーのJID/リソースはフィードから解除される。
Claims (7)
- 第1クライアントソーシャルネットワーク及び第2クライアントソーシャルネットワークを含むクライアントソーシャルネットワーク内で、協調的なショートメッセージ及びディスカッションを管理するためのコンピュータで実行される方法であって、
前記第1クライアントソーシャルネットワークのユーザーからタグ付けされた文字列を含むメッセージを受信する工程と、
前記ユーザーと前記タグ付けされた文字列の少なくとも1つと関連する1以上のフィードを判定する工程であって、前記1以上のフィードは、前記第1クライアントソーシャルネットワークのユーザーによってアクセスできるが、前記第2クライアントソーシャルネットワークのユーザーによってアクセスできない工程と、
前記ユーザーと前記タグ付けされた文字列の少なくとも1つと関連すると判定された前記1以上のフィードに前記メッセージを追加する工程と、
前記1以上のフィードに登録されており、前記1以上のフィードのいずれかを見ている前記第1クライアントソーシャルネットワークのユーザーに前記メッセージを配信する工程を含む方法。 - 前記配信する工程の前に、前記メッセージ内の前記タグ付けされた文字列をリンクに置き換える工程を含む請求項1記載の方法。
- 前記タグ付けされた文字列はキーワードを含む請求項1記載の方法。
- 前記タグ付けされた文字列がフィードと関連していない判定に応答して、
前記タグ付けされた文字列と関連しており、前記第1クライアントソーシャルネットワークのユーザーによってアクセスできるが、前記第2クライアントソーシャルネットワークのユーザーによってアクセスできない新しいフィードを生成する工程を含む請求項1記載の方法。 - 前記タグ付けされた文字列はユーザー名を含む請求項2記載の方法。
- 前記ユーザー名は前記第1クライアントソーシャルネットワークに登録されていないことを判定する工程と、
前記リンクを取り除く工程を含む請求項5記載の方法。 - 前記タグ付けされた文字列は、前記タグ付けされた文字列の前に付けられた所定の記号を介して識別される請求項1記載の方法。
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