JP2012501582A - 複数の無線機を有する装置のためのip移動性 - Google Patents

複数の無線機を有する装置のためのip移動性 Download PDF

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Abstract

無線送受信ユニット(WTRU)は、移動性管理機能およびマルチホーミング機能を備える。移動性管理機能は、MIH(Media Independent Handover)プロトコルを実行することができ、マルチホーミング機能はShim6プロトコルを実行することができる。移動性管理機能は、マルチホーミング機能にリンクステータス情報を通信することができる。リンクステータス情報に基づいて、マルチホーミング機能は、リンク障害検出手順を早める、もしくは遅らせるか、経路探索手順の考慮対象となる可能な経路のリストを変更するか、かつ/または経路探索手順の開始を決定することができる。マルチホーミング機能は、追加の通信リソースが要求されていることを移動性管理機能に通知することができる。それに応答して、移動性管理機能は、非稼動状態の無線インタフェースを起動することができる。その後の経路探索手順は、起動された無線インタフェースを通じて確立されることが可能な経路の探索を含むことができる。

Description

本発明は、無線通信に関する。
マルチホーミング(multihoming)は、IP(Internet Protocol)ネットワークに参加する装置に複数のIPアドレスを設定するものである。マルチホーミングは種々の手法で実現することができ、それらの手法は、1つのリンクに複数のIPアドレスを割り当て、異なるIPアドレスを有する複数の物理インタフェースを用いることを含む。マルチホーミングを使用してデータを並行ストリームに分割して、スループットおよび信頼性を増大することができる。例えば、3つの別個のリンク、3つの別個のIPアドレス、3つの並行ストリームを通じて、ホストでデータストリームを受信することができる。そして受信したデータをホストで再結合することができる。
IPバージョン6(IPv6)のコンテクストでは、IETF(Internet Engineering Task Force)Shim6プロトコルを用いてマルチホーミングを容易にすることができる。Shim6は、ホストベースであり、数個のIP経路を管理する能力、障害の検出および回復、ならびに最適経路の選択等の機能を提供する。IPバージョン4(IPv4)のマルチホーミングでは、アドレスプレフィクスが必要とされ、それがルーティングテーブルのサイズ、ひいてはパケット配信に要する時間を増大させていた。Shim6およびIPv6を使用すると、アドレスプレフィクスは必要でなく、それによりIPv4マルチホーミングの実行遅延を回避する。
Shim6は、プロトコルスタックのネットワーク層に変更を加えることによって機能する。Shim6を使用している2つのホストが接続する時、両ホストは、Shim6コンテクストを確立し、各ホストに接触することが可能な複数のIPv6アドレスを含む情報を交換する。パケットの送信時、パケットは、送信側ホストにおいて、意図される受信側ホストの宛先IPアドレスと共に上位層からネットワーク層で受け取られる。ネットワーク層のShim6エレメントは、宛先ホストの別のIPアドレスを代わりに用いることができ、次いでパケットをトランスポート層に伝達することができる。この代替は、例えば、元々パケット中に指示された宛先IPアドレスが、もはや存続可能でない宛先ホストへのリンクを識別する場合に行うことができる。それにより、現在のトランスポート層の設定を破棄することなく新しい経路を使用することができる。Shim6では、トランスポート層に示されるIPアドレスは「識別子」と呼ばれ、ネットワーク層およびデータリンク層に示されるIPアドレスは「ロケータ」と呼ばれる。Shim6エレメントは、経路選択を容易にするために識別子とロケータのマッピングを記憶する。
図1に、Shim6を使用して通信するように構成された2つのホストの例を示す。状態A150では、ホストA190およびホストB192は、第1のリンク120を使用して通信するように構成される。Shim6を使用して、ホストA190およびホストB192は状態B152に遷移することができ、状態B152では、ホストA190およびホストB192は第2のリンク130を使用して通信する。ホストA190は、ISP1 102およびISP2 104の2つのインターネットサービスプロバイダ(ISP)に接続される。ホストA190はマルチホーミングに設定され、ISP1 102から第1のIPアドレス(ISP1.A)が割り当てられ、ISP2 104から第2のIPアドレス(ISP2.A)が割り当てられる。ホストA190は、ISP1 102およびISP2 104を介してインターネット106に接続される。ホストB192は、ISP3 108に接続され、ISP3 108を介してインターネット106に接続される。ホストB192には、ISP3 108からIPアドレス(ISP3.B)が割り当てられる。状態A150では、ホストA190とホストB192はリンク120を使用して通信し、リンク120はISP1 102およびISP3 108を通じて動作する。状態A150では、ホストB192のプロトコルスタックのネットワーク層は、ホストA190のISP1.AアドレスまたはISP2.Aアドレスのいずれかを宛先とするパケットをトランスポート層から受け取ることができる。パケットの宛先アドレスがISP2.Aである場合、ホストB192のShim6層は、ISP1.Aを宛先として示すようにパケットヘッダを変更することを決定することができ、第1のリンク120で通信するために、変更したパケットをデータリンク層に渡すことができる。これはShim6サブレイヤによって処理されるため、ホストB192のトランスポート層は、ホストA190に実際にパケットを通信する際にどちらのアドレスが使用されるかは認識しない。第1のリンク120が使用不能になった場合、ホストA190およびホストB190は状態B152に遷移し、第2のリンク130を使用して通信する。状態B152では、ホストB192のプロトコルスタックのネットワーク層は、ホストA190のISP1.AまたはISP2.Aのいずれかを宛先とするパケットを受け取ることができる。パケットの宛先がISP1.Aである場合、ホストB192のShim6層は、ヘッダのアドレスをISP2.Aに変更する。状態A150から状態B192への遷移ではホストA190でもホストB192でもトランスポート層のリソースを再設定する必要はない。これは、トランスポート層の動作は遷移の影響を受けないためである。リンク障害の検出およびリンク間の遷移(例えば状態A150と状態B152間の遷移)の実施のためにShim6で提供される手順については、図2および図3を参照して下記で詳細に説明する。
Shim6では、リンク障害を検出するための強制双方向検出(FBD:Forced Bidirectional Dectection)手順を定義している。FBDを使用して、2つのホスト間で使用されるIPアドレスの対の存続可能性(または「到達可能性」)を判定することができる。到達可能性は相互トラフィックの点から分析され、一方向のトラフィックがその戻り方向のトラフィックの予想を生じさせる。FBD手順は、2つのノードがShim6コンテクストの確立に成功した後に開始する。FBDを実施するノードは、(1)前回のパケットが送信されて以降の時間を示す送信タイマ、および(2)前回のパケットが受信されて以降の時間を示すキープアライブ(keepalive)タイマ、の2つのタイマを使用する。この2つのタイマは相互排他的であり、任意の時に実行されるタイマは1つのみである。ホストがShim6コンテクストで送信データパケットを生成すると、送信タイマが開始される。その時に実行中のキープアライブタイマがある場合、キープアライブタイマは停止される。ホストが受信データパケットを受信すると、送信タイマが停止され、キープアライブタイマが開始される。キープアライブタイマがキープアライブのタイムアウト値を超えると、キープアライブパケットが他方のホストに送信される。送信タイマ値が送信タイムアウト値を超えると、ホストは、他方のホストが到達不可能であると判断する。FBDを使用すると、ホストが、相手ホストが到達不可能であるかどうかを判定するのに数十秒間かかる場合がある。
図2は、FBD手順を示す信号図である。ホストA290およびホストB292がShim6コンテクストを確立している。ホストAは、自身の送信タイマを開始し202、ホストB292にデータパケットを送信する204。ホストB292は自身の送信タイマを開始し206、ホストAにデータパケットを送信する208。データパケットの受信に応答して、ホストA290は、送信タイマを停止し210、キープアライブタイマを開始する。ホストA290のキープアライブタイマが満了し212、ホストA290は、送信タイマを開始し212、ホストB292にキープアライブパケットを送信する214。キープアライブパケットに応答して、ホストB292は送信タイマを停止する216。ホストB292は送信タイマを開始し218、データまたはキープアライブパケットをホストA290に送信する220。データまたはキープアライブパケットの受信に応答して、ホストAは送信タイマを停止する222。この時点で、ホストA290とホストB292の両方が、これまで通信を行ってきたリンクが存続可能であると判定する。
ホストA290は次いで、送信タイマを開始し224、データまたはキープアライブパケットを送信する226。データまたはキープアライブパケットは、ホストB292に到達しない。ホストB292の送信タイマが満了し228、ホストA290との間のリンクの障害を知らせる。ホストA290の送信タイマが満了し232、ホストB292との間のリンクの障害を知らせる。この時点で、ホストAとホストBの両方が、通信を行ってきたリンクが切断したと判定する。
Shim6はさらに、リンク障害が発生した時に存続可能なリンクを探すためにホストが使用するロケータペア探索手順を定義している。このロケータペア探索手順によると、最初にリンク障害を検出したホストが、いくつかの異なるアドレス対を使用して、他方のホストにプローブメッセージを送信する。ホストは、返信のプローブメッセージを受信するまでアドレス対の組み合わせを繰り返し適用する。応答のプローブメッセージは、最初のプローブメッセージが他方のホストに到達したこと、およびリンクが両方向で機能していることの裏づけとなる。
図3は、ロケータペア探索手順を示す信号図である。ホストB392で送信タイマが満了し302、ホストA390とホストB392間の通信に使用されているリンクに障害があることを知らせる。次いでホストB392が、IPアドレス対(B1,A1)で定義されるリンクでプローブ要求を送信する304。プローブ要求は、「探索」状態を示すフィールドを含む。プローブ要求はホストA390に到達しない。次いで、ホストB392がリンク(B2,A1)でプローブを送信する306。プローブはホストB390に到達しない。次いでホストB392は、リンク(B2,A2)でホストA390にプローブ要求を送信する308。このプローブはホストAに到達し、ホストAに受信される。プローブの受信に応答して、ホストA390は、リンク(A2,B2)で応答プローブを送信する310。応答プローブは、「インバウンドOK」の状態を示すフィールドを有する。応答プローブはホストBに到達し、ホストBに受信される。応答プローブに応答して、ホストB392は、「使用可能」の状態のプローブをホストAに送信する312。「使用可能」のプローブはホストA390に到達し、ホストAに受信される。この時点で、ホストA390とホストB392は、IPアドレス対(B2,A2)を使用して、存続可能なリンクを確立している。次いで、ホストAがリンク(A2,B2)でホストBにデータパケットを送信する314。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.21MIH(Media Independent Handover:媒体に依存しないハンドオーバ)は、異種のリンク層(レイヤ1およびレイヤ2)技術に基づくネットワーク間で装置の移動性を支援するフレームワークを定義している。MIHは、変化するリンク状態およびサービス品質(QoS)要件に応じてハンドオーバおよびリンク適合を行うための機構を定義する。MIHはMIH機能(MIHF)を規定し、MIHFはMIHサービスの実行であり、MIH装置とネットワークの両方で実行される論理エンティティと見なされる。
図4に、MIHF400を含む例示的プロトコルスタック450を示す。MIHF400は、媒体非依存イベントサービス、媒体非依存情報サービス(MIIS)、および媒体非依存コマンドサービス(MICS)、の3つのMIHサービスを実行する。媒体非依存イベントサービスは、物理層、データリンク層、論理リンク層の状態の変化、ならびにリンクの確立および解除等のイベントの通知に関連する。MIHFは、上位層(レイヤ3以上)のエンティティであるMIHユーザ404にこれらのサービスを提供する。
プロトコルスタック450は、第1の無線アクセス技術(RAT)により媒体固有のリンク層機能を実行する第1のリンク層コンポーネント420を含む。第2のリンク層コンポーネント430は、第2のRATにより、媒体固有のリンク層機能を実行する。一例として、第1のリンク層コンポーネント420は、IEEE802.11WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)標準に従って機能し、第2のリンク層コンポーネント430は、3GPP(Third Generation Partnership Project)Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E−UTRAN)標準に従って機能することができる。
MIHでは、機能エンティティ間の情報交換は、サービスアクセスポイント(SAP)を介して行われる。MIHユーザ404は、第1の論理リンク制御(LLC)SAP406を介して第1のリンク層コンポーネント420と通信し、第2のLLC_SAP408を介して第2のリンク層コンポーネント430と通信することができる。MIHF400とMIHユーザ404は、MIH_SAP402を使用して通信する。MIHF400と第1のリンク層コンポーネント420は、MIH_LINK_SAP410を介して通信する。MIHF400と第2のリンク層コンポーネント430は、MIH_LINK_SAP418を介して通信する。各MIH_LINK_SAP410、418は、媒体固有のメディアアクセス制御(MAC)SAP、物理層(PHY)SAP、および/または論理リンク制御(LLC)SAPとして実行することができる。
第1のリンク層コンポーネント420は、MAC状態またはPHY状態の変化をMIH_LINK_SAP410を介してMIHF400に通知することができ、MIHF400は、その後、そのイベント通知をMIH_SAP402を介してMIHユーザ404に伝達することができる。MIHF400は、追加的に、ネットワークSAP(MIH_NET_SAP)を介してリモートMIHF(図示せず)と通信し、例えば新しいアクセスネットワークおよびリンクQoS情報の検出に関するイベント通知をリモートMIHFから受信することもできる。
MIISの目的は、利用可能なネットワークの全体的な把握を入手して、ネットワークの選択およびハンドオーバを容易にすることである。MIISは、MIH装置とMIH対応ネットワークとの間で、ハンドオーバの候補に関する情報を交換するための機構を提供する。MIIS情報は、MIH_SAP402で両方向に通信することができ、またMIH_LINK_SAP410、418でも両方向に通信することができる。
MICSは、リンク間のハンドオーバの開始を可能にする。MICSを使用して、MIHユーザ404からMIH_SAP402を介してMIHF400でハンドオーバコマンドが受信される。ハンドオーバコマンドに応答して、MIHF400は、下位層エンティティを制御するコマンドを発行することができる。例えば、MIHF400は、プロトコルスタック450を1つのネットワークから別のネットワークにハンドオーバするために、第1のリンク層コンポーネント420および第2のリンク層コンポーネント430と通信することができる。
MIHやShim6等の現行技術は、ネットワーク装置の接続性を向上させるための機構を提供するが、現行技術には対処されていないいくつかの問題がある。シングルモードおよびデュアルモードの無線装置向けの現在の省電力化技術は、リンク品質や要求QoS等のパラメータに基づいて無線インタフェースをいつオンオフするかを決定する。しかし、それらの技術は、マルチモードのマルチホーミング装置でどのように省電力化技術を実行できるかについては提案していない。また、現在の技術は、マルチモードのマルチホーミング装置にどのようにハンドオーバを行うべきかを提案していない。例えば、現行技術は、ハンドオーバの決定を行う際にアクセスネットワークの特性とマルチホーミングIP経路の特性の両方を考慮する解決策を提供しない。したがって、複数の無線インタフェースを有する無線装置に関連する省電力化およびIPリンク/アクセスネットワークの移動性の技術が必要とされる。
無線送受信ユニット(WTRU)は、移動性管理機能およびマルチホーミング機能を備える。移動性管理機能は、MIH(Media Independent Handover)プロトコルを実行することができ、マルチホーミング機能はShim6プロトコルを実行することができる。移動性管理機能は、マルチホーミング機能にリンクステータス情報を通信することができる。リンクステータス情報に基づいて、マルチホーミング機能は、リンク障害検出手順を早める、もしくは遅らせるか、経路探索手順の考慮対象となる可能な経路のリストを変更するか、かつ/または経路探索手順の開始を決定することができる。マルチホーミング機能は、追加の通信リソースが要求されていることを移動性管理機能に通知することができる。それに応答して、移動性管理機能は、非稼動状態の無線インタフェースを起動することができる。その後の経路探索手順は、起動された無線インタフェースを通じて確立されることが可能な経路の探索を含むことができる。
より詳細な理解は、添付図面と併せて例として与えられる以下の説明から得ることができよう。
Shim6を使用するIPリンク間の切り替えの例の図である。 リンク障害を検出するためのShim6強制双方向検出(FBD)手順を示す信号図である。 IP経路を探索するためのShim6ロケータペア探索手順を示す信号図である。 MIH(Media Independent Handover)機能(MIHF)を含む例示的なネットワークプロトコルスタックの図である。 移動性管理機能からマルチホーミング機能に通信されるリンクステータス情報に基づく障害検出手順の高速化を示す信号図である。 移動性管理機能からマルチホーミング機能に通信されるリンクステータス情報に基づく経路探索/リンク確立手順の実行を示す信号図である。 マルチホーミング機能から受信された情報に基づく、移動性管理機能による無線インタフェースの起動を示す信号図である。 移動性管理機能およびマルチホーミング機能を備える無線送受信ユニット(WTRU)の例示的アーキテクチャを示す図である。 移動性管理機能およびマルチホーミング機能を備えるWTRUの例示的ソフトウェアアーキテクチャを示す図である。 図5ないし図9を参照して説明した機能を実行することが可能な無線通信システムの概念ブロック図である。
以下で参照される場合、用語「無線送受信ユニット(WTRU)」は、これらに限定されないが、ユーザ機器(UE)、モバイル局、固定もしくはモバイル加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境で動作することが可能な他の種のユーザ装置を含む。以下で参照される場合、用語「リンク層コンポーネント」は、無線アクセス技術(RAT)に従ってレイヤ1および/またはレイヤ2の機能を実行するコンポーネントである。以下で参照される場合、用語「基地局」は、これらに限定されないが、NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作することが可能な他の種のインタフェース装置を含む。
以下で参照される場合、「マルチホーミング機能」は、マルチホーミングの機能の少なくとも何らかのサブセットを実行するモジュールである。マルチホーミング機能は、これらに限定されないが、複数の物理インタフェースに対応する単一のIPアドレスの維持と、複数のIP経路に対応する複数のIPアドレスの維持と、マルチホーミングで使用するIP経路を識別するIPアドレス対の生成および記憶と、マルチホーミングIPリンクのリンク品質(障害を含む)の検出と、マルチホーミングIPリンクのためのIPアドレス対の探索と、マルチホーミングIPセッションのドメイン内ハンドオーバと、マルチホーミングIPリンクでペイロードデータを配信するためのIPアドレスの変換/マッピングと、を含む。Shim6の実行はマルチホーミング機能の一例であるが、本明細書に記載の原理はShim6への使用に限定されない。
以下で参照される場合、「移動性管理機能」は、移動性管理機能の少なくとも何らかのサブセットを実行するモジュールである。移動性管理機能は、これらに限定されないが、利用可能な異種アクセスネットワーク、そのネットワークの属性、および/またはそのアクセスネットワークのリンクステータスに関する情報の受信、生成、および/または記憶と、ハンドオーバの実行および/または無線インタフェースをオンオフするための異種のリンク層コンポーネントへのコマンドの提供と、を含む。MIH(Media Independent Handover)機能(MIHF)は移動性管理機能の一例であるが、本明細書に記載される原理はMIHまたはMIHFの使用に限定されない。
図5は、リンクステータス情報に基づく障害検出タイマの変更を説明する信号図である。図5は、WTRUにおいて実行された移動性管理機能(MMF)590および第1のマルチホーミング機能(MHF)592を示す。図5はまた、第2の装置に実行された第2のマルチホーミング機能594を示し、第2の装置は、WTRUであっても非無線のネットワーク装置であってもよい。MMF590が、現在アクティブなリンクに関するリンクステータス情報を受信する502。リンクステータス情報は、リンク状態が劣化しつつあること、および/またはリンクの接続性が失われる可能性があることを知らせることができる。リンクステータス情報は、リンクの接続性が失われる確信度が高い、または低いことも知らせることができる。MMF590は、第1のMHF592にリンクステータス情報を伝達する504。
第1のMHF592は、受信したリンクステータス情報の内容に基づいて、リンク障害検出で使用される1つまたは複数のタイマパラメータの継続時間を変更する506。例えば、第1のMHF592は、キープアライブタイマまたは送信タイマのパラメータの継続時間を変更することができる506。第1のMHF592は、リンクの接続性が失われる確信度に比例した量だけ継続時間の1つまたは複数を変更することができる。例えば、リンクステータス情報が、接続性が失われる確信度が低いことを示す場合は、キープアライブタイマの継続時間は、それまでの継続時間の半分に設定されることができる。リンクステータス情報が、接続性が失われる確信度が高いことを示す場合は、キープアライブタイマは、キープアライブメッセージが直ちに送信されるように、停止するか、または継続時間をゼロに設定することができる。
第1のMHF592のキープアライブタイマが変更後の継続時間に基づいて満了し508、送信タイマが開始され508、第1のMHF592が第2のMHF594にキープアライブパケットを送信する510。510のキープアライブパケットは、第2のMHF594にリンク品質を通知するためのリンク品質不良の指示を搬送することができる。第2のMHF594は、予想よりも早い時間にキープアライブパケットを受信510したことに基づいて、キープアライブタイマまたは送信タイマ等の1つまたは複数のリンク障害検出タイマのタイマ継続時間を変更することができる512。これに代えて、またはこれに加えて、第2のMHF594は、第2の装置において実行されたMMF(図示せず)から受信したリンクステータス情報に基づいてタイマの継続時間を変更する512こともできる。
第2のMHF594のキープアライブタイマが変更された継続時間に基づいて満了し514、送信タイマが開始され514、第2のMHF594は、第1のMHF592にデータまたはキープアライブパケットを送信する516。そのデータまたはキープアライブパケットに応答して、第1のMHF592は、自身の送信タイマを停止する518。第1のMHF592は、データまたはキープアライブパケットを送信し522、自身の送信タイマを開始する520が、そのデータまたはキープアライブパケットは第2のMHF594に到達しない。第2のMHF594の送信タイマ(変更された継続時間に基づく)が満了し524、リンク障害を知らせる。第1のMHF592の送信タイマ(変更された継続時間に基づく)が満了し526、リンク障害を知らせる。リンク障害が検出された後、第1のMHF592と第2のMHF594は、経路を探索する、かつ/または新しいリンクを確立する手順を行うことができる528。経路を探索する、かつ/または新しいリンクを確立する手順は、例えばロケータペア探索手順である。
上記のように、好ましくないリンクステータス情報が受信された場合は、タイマの継続時間は短縮されるように変更することができる506、512。タイマの継続時間は、これに代えて、またはこれに加えて、好ましいリンクステータス情報がMMFから受信された場合、または予想よりも遅い時にキープアライブタイマが受信された場合は、それまでより長くするように変更してもよい。MMFからのリンクステータス入力に基づく障害検出タイマの継続時間の調整は、継続時間をそれまでより長い時間に設定するか、短い時間に設定するかに応じて、リンク障害の検出を早める、または遅くする効果がある。
図6は、MMF690から受信されたリンクステータス情報に基づいて第1のMHF692が経路探索および/またはリンク確立の手順を行う606場合を示す信号図である。図6は、WTRUにおいて実行されたMMF690および第1のMHF692を示す。図6は、また、第2の装置において実行された第2のMHF694も示し、第2の装置はWTRUであっても非無線のネットワーク装置であってもよい。
MMF690がリンクステータス情報を受信し602、そのリンクステータス情報を第1のMHF692に伝達する604。リンクステータス情報は、例えば、新しいリンクの発見、リンクの消滅、および/または、リンク品質、QoS、リンクデータレート等の付加的情報を示すことができる。第1のMHF692は、可能性のあるリンク候補に関連する情報を保持することができる。リンク候補情報は、リスト、集合、または他の適当なデータ構造で記憶することができる。例として、第1のMHF692は、第2のMHF694を備える第2の装置と通信できる可能性のある3つのIPアドレス{IP_A,IP_B,およびIP_C}を示す情報を記憶することができる。第1のMHF692が、IP_Aに対応するリンクが機能しなくなった旨のリンクステータス情報を受信した604場合、第1のMHF692は、IP_Aを経路探索/リンク確立の候補と見なすべきでないことを反映するようにリンク候補情報を変更することができる。第1のMHF692が、IP_Bに対応するリンクの品質が不良である旨のリンクステータス情報を受信した場合には、第1のMHF692は、IP_Bを経路探索/リンク確立の候補としてあまり望ましくないと見なし、IP_Bの候補としての好適度を下げる。第1のMHF692が順序付けられた候補リストを保持している場合、第1のMHF692は、対応するリンク品質情報がより好ましい他の候補が、IP_Bが選択される前に選択されるようにリストを並べ替えることができる。
第1のMHF692と第2のMHF694は、変更後の候補情報に基づいて経路探索/リンク確立の手順を行う606ことができる。経路を探索する、および/または新しいリンクを確立する手順は、例えばロケータペア探索手順である。{IP_A,P_B,およびIP_C}を伴う上記の例に基づくと、第1のMHF692は、IP_Cを介して第2のMHF694に第1のプローブ要求を送信することにより、経路探索/リンク確立手順を行う606ことができる。IP_Cを使用した経路探索が成功しなかったことが判明した場合のみ、第1のMHF692はIP_Bを使用して経路を探索することを試みる。IP_Aはリンクステータス情報に基づいて可能な候補のリストから除かれているので、第1のMHF692は、IP_Aを使用してプローブ要求を送信することは試みない。
第1のMHF692は、また、受信したリンクステータス情報に基づいて経路探索/リンク確立手順を始動させることもできる。例えば、リンクステータス情報は、現在アクティブと見なされているリンクが機能しなくなったことを示す場合がある。そのリンクステータス情報に基づいて、第1のMHF692は、現在のリンクを直ちに破棄して新しいリンクを確立する決定をすることができる。第1のMHF692は、通常はリンク障害検出手順が完了するまで待ってから新しいリンクを探すことができるのに対し、この例では、第1のMHF692は、新しいリンクの確立に向けた作業を直ちに開始するために、現在進行中の障害検出手順を停止または無視することができる。
第1のMHF692は、新しいリンクが検出された、または以前に発見されたリンクが使用可能な状態であることを知らせるリンクステータス情報の受信604に応答して経路探索/リンク確立手順の開始を決定することもできる。この決定は、追加的に、例えば現在のリンクステータスが不良である旨の情報等、以前に受信されたリンクステータス情報に基づくこともできる。
図7に、第1のMHF792から受信したリソース要求メッセージに基づいてMMF790が非稼動状態の無線機を起動する706場合を示す。MMF790および第1のMHF792は、WTRUにおいて実行される。第2のMHF794が第2の装置において実行され、第2の装置はWTRUであっても、非無線のネットワーク装置であってもよい。第1のMHF792は、追加の通信リソースが要求されていると判定する702。これは、例えば、リンクの帯域幅を増加すべきである、新しいIPアドレスが必要とされている、新しいインタフェースが必要とされている旨の判定、または現在の状態が新しいQoS要件に対応しない旨の判定である。第1のMHF792は、MMF790にリソース要求メッセージを通信して704、追加の通信リソースが要求されていることを知らせる。これに代えて、またはこれに加えて、リソース要求メッセージは、追加的な通信リソースを求めるコマンドまたは要求であってもよい。それに対して、MMF790は、その後の通信に無線機を使用できるように、現在非稼動状態のWTRUの無線機を起動する706ことを選択することができる。新しい無線インタフェースは、例えばMIH_LINK_SAPを介して送信されるMIHメッセージまたはプリミティブを使用して起動する706ことができる。第1のMHF792および第2のMHF794は、経路探索および/またはリンク確立の手順を行う708ことができ、新しく起動された無線機を通じて利用できる経路が候補と見なされることができる。経路探索/リンク確立の手順は、例えばロケータペア探索手順である。
図8に、MMF802および第1のMHF808を内蔵したWTRU(「ホストA」)890の例示的アーキテクチャを示す。WTRU890は、上記で図5ないし図7を参照して説明した方法および機能を実施するように構成することができる。WTRU890は、直接のインタフェース856を介して第1のMHF808と通信するMMF802を備える。第1のMHF808は、上位層ブロック806に含まれる。上位層ブロック806は、ネットワーク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層、および/またはアプリケーション層を含む、レイヤ3以上のエンティティを含む。上位層ブロック806は、1つまたは複数のMIHユーザエンティティ(図示せず)を含むことができる。MMF802は、また、インタフェース854を介して上位層ブロック806と通信することができる。インタフェース854は、媒体に依存しないインタフェースとすることができ、例えばMIHユーザと通信するためのMIH_SAPインタフェースとすることができる。
WTRU890は、第1のRATでリンク層機能を実行する第1のリンク層コンポーネント816を備える。第1のリンク層コンポーネント816は、第1のRATで動作する第1の無線アクセスネットワーク822と通信することができる。第2のリンク層コンポーネント818は、第2のRATによりリンク層機能を実行し、第2のRATで動作する第2の無線アクセスネットワーク824と通信することができる。第3のリンク層コンポーネント820は、第3のRATによりリンク層機能を実行し、第3のRATにより動作する第3の無線アクセスネットワーク826と通信することができる。MMF802は、インタフェース858、860、862を介してリンク層コンポーネント816、818、820と通信する。インタフェース858、860、862は、媒体に依存するインタフェースであってよく、例えばMIH_LINK_SAPインタフェースとすることができる。リンク層リンク層コンポーネント816、818、820にサポートされる各RATは異なってよい。WTRU890は、追加的なリンク層リンク層コンポーネント(図示せず)を含むこともできる。
WTRU890の第1のMHF808は、WTRU890の第1のIPアドレス810(「IP_A」)、第2のIPアドレス812(「IP_B」)、および第3のIPアドレス814(「IP_C」)を保持している。第1のMHF808は、対応するリンク層リンク層コンポーネント816、818、820および無線アクセスネットワーク822、824、826を通じて、各IPアドレス810、812、814からのIP経路上にIPリンクを確立することができる。
WTRU890は、インターネット828を介してWTRU890とホストB892を接続するアクティブなIPリンク850を通じて、ホストB892と通信状態にある。ホストB892は、WTRUであっても非無線のネットワーク装置であってもよい。ホストBは、第2のMHF842を備える。第2のMHF842は、ホストB892の第4のIPアドレス830(「IP_D」)および第5のIPアドレス840(「IP_E」)を保持している。WTRU890の第1のMHF808から見ると、アクティブなIPリンク850は(IP_C,IP_E)と表され、一方、アクティブなIPリンク850は、ホストB892の第2のMHF842では(IP_E,IP_C)と表される。
図9に、MHF972と通信状態にあるMMF906を備えるWTRU900の例示的ソフトウェアアーキテクチャを示す。WTRU900は、上記で図5ないし図8を参照して説明した方法および機能を実行するように構成することができる。無線アクセスコンポーネント904は、4つのRATスタック910、912、914、916を含み、各スタックは、異なる種類のRATのネットワークにアクセスすることができる。4つのRATスタック910、912、914、916を一例として示すが、本開示の原理は、2つ、3つ、4つ、または5つ以上のRATスタックを含むWTRUに適用可能である。無線アクセスコンポーネント904は、着脱可能にWTRU900に挿入できるようにすることができ、例えばUSB(Universal Serial Bus)ドングルとして実行することができる。あるいは、無線アクセスコンポーネント904は、WTRU900内のコンポーネントとして実行されてもよい。
4つのRATスタック910、912、914、916は、WTRU900中の対応する4つのRATドライバ920、922、924、926と通信する。RATドライバ920、922、924、926は、MMF906内の対応するRATインタフェース930、932、934、936と通信する。RATインタフェース930、932、934、936は、MMF906の移動性ポリシモジュール940と通信する。移動性ポリシモジュール940は、WTRU900中のネットワーク接続コントローラモジュール976およびユーザインタフェースモジュール978と通信する。移動性ポリシモジュール940は、追加的に、上位層とのいくつかのインタフェースと通信し、それらのインタフェースは、Voice Call Continuity(VCC)インタフェース950、SIP(Session Initiation Protocol)インタフェース952、トランスポート層インタフェース954、Mobile IP(MIP)インタフェース956、およびマルチホーミングインタフェース958を含む。移動性ポリシモジュール940は、さらに他の上位層インタフェース(図示せず)とも通信することができる。
上位層リンク層コンポーネント908は、上位層(レイヤ3以上)の機能を実行するいくつかのモジュールを含む。VCCクライアントモジュール962は、MMF906のVCCインタフェース950、ならびにSIPモジュール964と通信する。SIPモジュール964は、追加的にSIPインタフェース952およびトランスポート層モジュール966と通信する。トランスポート層モジュール966は、TCP(伝送制御プロトコル)、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、SCTP(ストリーム制御伝送プロトコル)、DCCP(データグラム輻輳制御プロトコル)、および/または他のトランスポート層プロトコル等のトランスポート層プロトコルを実行することができる。トランスポート層モジュール966は、トランスポート層インタフェース954、ならびにMIPモジュール968、IPモジュール974、およびMHF972と通信する。MIPモジュール968は、MIPを実行し、MIPインタフェース956と通信する。MHF972は、別途IPモジュール974に接続しても、またはIPモジュール974と組み合わせて実行してもよい。MHF972は、マルチホーミングインタフェース958と通信する。マルチホーミングインタフェース958は、アダプテーション層として機能する。インタフェース958は、移動性ポリシモジュール940とMHF972の間で情報を変換および転送する。マルチホーミングインタフェース958は、MMF906と通信状態にあるRATスタック910、912、914、916すべてからリンク層情報を受信する。
マルチホーミングインタフェース958は、MHF972およびMMF906で使用される技術およびプロトコルに応じて異なる形で実行することができる。マルチホーミングインタフェース958とMHF972の間のメッセージの通信は、言語固有もしくは言語非依存のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)、または他のプロトコルとして実行することができる。表1および表2に、MIH機能を実行したMMF906と、Shim6機能を実行したMHF972との間の通信を表す例示的APIを示す。
Figure 2012501582
表1の「MMFで受信されたメッセージ」の列は、MMF906で受信され、マルチホーミングインタフェース958に提供されることが可能なMIHメッセージを示す。マルチホーミングインタフェース958は、MIHメッセージを受信し、「MMFからMHFに送信されるメッセージ」の列にある対応するメッセージを生成し、生成したメッセージをMMF906に通信する。MIHメッセージは、MIH_LINK_SAP、MIH_NET_SAP、もしくはMIH_SAP等のSAPで、または別のインタフェースを介してMMF906で受信することができる。
Shim6_Link_Going_Downメッセージに対しては、MHF972は、メッセージが現在のアクティブリンクに関連するかどうかを分析する。現在のアクティブリンクに関連する場合は、MHF972は、ロケータペア探索手順の始動を早めるようにタイマパラメータを調整することができる。メッセージが、リンクが機能しなくなる確信度が高いことを示す場合、MHF972は、キープアライブタイマを停止し、キープアライブメッセージを直ちに送信することができる。メッセージが、リンクが機能しなくなる確信度が低いことを示す場合、MHF972は、キープアライブタイマを半分の値に減らすことができる。メッセージに記述されたリンクが現在のアクティブリンクでない場合、MHF972は、そのリンクをロケータペア探索の考慮対象から除外する。Shim6_Link_Downメッセージに対しては、MHF972は、直ちにロケータペア探索手順を開始する。Shim6_Link_Detectedメッセージに対しては、MHF972は、検出された新しいリンクをロケータペア探索手順の上位候補として追加する。現在アクティブなリンクに問題が生じている場合、MHF972は、直ちに新しいIPリンクの確立を試みることができる。現在アクティブなリンクに問題が生じているかどうかを判定するために、MHF972は、1つまたは複数のQoSパラメータを分析する、かつ/または1つまたは複数のQoSパラメータを閾値と比較することができる。Shim6_Link_Upメッセージに対しては、MHF972は、ロケータペア探索手順を開始する。Shim6_RegisterメッセージはMIHメッセージに対して生成されるのではなく、MMF906とMHF972の間に通信を確立するためにMMF906が起動した時に生成される。このShim6_Registerメッセージは、MMF906との通信を確立するためにMHF972が必要とする情報を提供する。Shim6_Registerメッセージに対して、MHF972は、MMF906のコールバック関数を呼び出すことができる。
表2に、上記例示的APIに従ってMHF972からマルチホーミングインタフェース958に送信することが可能なメッセージを示す。
Figure 2012501582
「MHFにおけるイベント」の列は、MHF972で発生するイベントを表す。これらのイベントに対して、MHF972は、「MHFからMMFに送信されるメッセージ」の列の対応するメッセージを生成し、生成したメッセージをマルチホーミングインタフェース958に通信する。
MHF972は、利用可能な帯域幅を増大するために追加的な通信リソース(新しいIPアドレスおよび/または新しい無線インタフェース等)が要求されているという判定に基づいてShim6_LinkUpReqメッセージを通信することができる。Shim6_LinkUpReqメッセージに対して、MMF906は、非稼動状態の無線インタフェースを選択し、オンにすることができる。これに代えて、またはこれに加えて、MMF906は、WTRU900への新しいIPアドレスの割り当てを開始することもできる。MMF906は、例えば媒体に依存するMIH_LINK_SAPインタフェースを使用することによって追加の無線インタフェースを起動するために、下位層のリンク層コンポーネントと通信することができる。MMF906は、例えばMIH_LINK_Action.requestメッセージを使用して、非稼動状態の無線インタフェースを起動することができる。MHF972がMMF906からの登録を解除することを決定した時、またはMMF972でエラーが発生した時、MHF972は、Shim6_Unregisterメッセージをマルチホーミングインタフェース958に通信することができる。Shim6_Unregisterメッセージに対して、MMF906は、MHF972に対応するエントリまたは他のデータを削除して、MMF906とMHF972間の通信を終了する。
図10に、上記で図5ないし図9を参照して説明した機能および要素を実行することが可能な例示的無線通信システム1050を示す。無線通信システム1050は、第1のRATを実行する第1の基地局(BS)1030および第2のRATを実行する第2の基地局1040と通信することが可能なWTRU1000を含む。
WTRU1000は、第1の送信機1008、第1の受信機1002、および第1のアンテナ1004と通信状態にあるプロセッサ1006を備える。第1の送信機1008、第1の受信機1002、および第1のアンテナ1004は、第1のRATを実行するように構成可能である。プロセッサ1006は、第2の送信機1018、第2の受信機1012、および第2のアンテナ1014とも通信状態にある。第2の送信機1018、第2の受信機1012、および第2のアンテナ1014は、第2のRATを実行するように構成可能である。プロセッサ1006は、上記で図5ないし図9を参照して説明したようにメッセージおよび信号を生成、符号化、および復号するように構成可能であり、また、マルチホーミング機能(図示せず)および移動性管理機能(図示せず)を操作および/または指示して上記で図5ないし図9を参照して説明したように機能を実行するように構成することができる。送信機1008、1018、および受信機1002、1012は、上記で図5ないし図9を参照して説明したようにメッセージおよび信号をそれぞれ送信、受信するように構成することができる。第1の送信機1008および第1の受信機1002は、1台のトランシーバとして実行することができ、かつ/または第2の送信機1018および第2の受信機1012は、1台のトランシーバとして実行することができる。WTRU1000は、追加的な種々のRATにより通信することが可能なプロセッサ1006と通信状態にある、追加的なトランシーバ(図示せず)および/または送信機と受信機の対(図示せず)も備えることができる。これに代えて、またはこれに加えて、WTRU1000は、プロセッサ1006と通信状態にある1つまたは複数のトランシーバ(図示せず)も備えることができ、1つまたは複数のトランシーバは各々、1つのトランシーバにつき2つ以上のRATを使用して通信することが可能である。
第1の基地局1030は、送信機1038、受信機1032、およびアンテナ1034と通信状態にあるプロセッサ1036を備える。第2の基地局1040は、送信機1048、受信機1042、およびアンテナ1044と通信状態にあるプロセッサ1046を備える。プロセッサ1036、1046は、上記で図5ないし図9を参照して説明したようにメッセージおよび信号を生成、符号化、および復号するように構成することができる。送信機1038、1048および受信機1032、1042は、上記で図5ないし図9を参照して説明したようにメッセージおよび信号をそれぞれ送信および受信するように構成することができる。第1の基地局1030および/または第2の基地局1040は、リモートMIHF(図示せず)を備えることができる。これに代えて、またはこれに加えて、第1の基地局1030および/または第2の基地局1040は、WTRU1000と、第1の基地局1030および/または第2の基地局1040が接続されたコアネットワーク内のネットワークノードに実行されたリモートMIHFとの間でデータを通信することもできる。
WTRU1000および基地局1030、1040で実行することが可能なRATは、これらに限定されないが、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)WLAN(Wireless Local Area Network)802.11xと、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)と、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)と、UTRAN(UMTS Radio Access Network)と、WCDMA(広帯域符号分割多重接続)と、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)と、GSM(Global System for Mobile Communications)と、GSM Enhanced Data Rates For GSM Evolution (EDGE)Radio Access Network(GERAN)と、Wireless Broadband(WiBro)と、LTE(Long Term Evolution)と、EUTRAN(Evolved UTRAN)と、LTE Advanced等の技術を含む。
(実施形態)
1.無線送受信ユニット(WTRU)で実行される方法であって、移動性管理機能がマルチホーミング機能と通信するステップを含む方法。
2.マルチホーミング機能が移動性管理機能にリンクステータス情報を通信するステップをさらに含む実施形態1の方法。
3.リンクステータス情報は、リンクの状態が劣化しつつあることと、リンクの接続性が失われる可能性があることと、1つまたは複数の新しいリンクが発見されたことと、1つまたは複数のリンクが消滅したことと、リンク品質情報と、サービス品質(QoS)情報と、データリンク情報と、の少なくとも1つを示す実施形態2の方法。
4.マルチホーミング機能が、リンクステータス情報に基づいて、リンク障害検出で使用される1つまたは複数のタイマパラメータの継続時間を変更するステップをさらに具えた実施形態2または3のいずれか1つの方法。
5.マルチホーミング機能が、リンクステータス情報に基づいて、リンク障害検出で使用される1つまたは複数のタイマパラメータの継続時間を短縮するステップをさらに含む実施形態2ないし4のいずれか1つの方法。
6.マルチホーミング機能が、リンクステータス情報に基づいて、リンク障害検出で使用される1つまたは複数のタイマパラメータの継続時間を長くするステップをさらに含む実施形態2ないし5のいずれか1つの方法。
7.1つまたは複数のタイマパラメータは、キープアライブタイマまたは送信タイマを含む実施形態3ないし6のいずれか1つの方法。
8.マルチホーミング機能がリンクステータス情報に基づいてリンク候補データを変更するステップをさらに含む実施形態2ないし7のいずれか1つの方法。
9.マルチホーミング機能が、変更されたリンク候補データを使用して経路探索またはリンク確立の手順を行うステップをさらに具えた実施形態8の方法。
10.経路探索またはリンク確立手順はShim6ロケータペア探索手順である実施形態9の方法。
11.マルチホーミング機能がリンクステータス情報に応答して経路探索またはリンク確立手順を開始するステップをさらに具えた実施形態2ないし10のいずれか1つの方法。
12.マルチホーミング機能が移動性管理機能にリソース要求メッセージを送信するステータスをさらに具えた実施形態1ないし11のいずれか1つの方法。
13.リソース要求メッセージは、リンクの帯域幅を増加すべきこと、新しいIPアドレスが要求されていること、新しい無線インタフェースが要求されていること、またはリンクの現在の状態がQoS要件に対応しないことを示す実施形態12の方法。
14.リソース要求メッセージは要求またはコマンドである実施形態12または13のいずれか1つの方法。
15.移動性管理機能がリソース要求メッセージに応答して無線インタフェースを起動するステップをさらに具えた実施形態12ないし14のいずれか1つの方法。
16.移動性管理機能はMIH_LINK_SAPを介して無線インタフェースを起動する実施形態15のいずれか1つの方法。
17.マルチホーミング機能が、起動されたリンクを含むようにリンク候補データを変更するステップをさらに具えた実施形態15または16のいずれか1つの方法。
18.マルチホーミング機能が、起動された無線インタフェースを通じた1つまたは複数のリンクが考慮される経路探索またはリンク確立手順を行うステップをさらに具えた実施形態15ないし17のいずれか1つの方法。
19.移動性管理機能がMIH_Link_Going_Downメッセージを受信するステップと、
MIH_Link_Going_Downメッセージに応答して、移動性管理機能が、Shim6_Link_Going_Downメッセージをマルチホーミング機能に通信するステップと
をさらに具えた実施形態1ないし18のいずれか1つの方法。
20.Shim6_Link_Going_Downメッセージに応答して、マルチホーミング機能が、ロケータペア探索手順で使用される1つまたは複数のタイマパラメータ値を変更するステップをさらに具えた実施形態1ないし19のいずれか1つの方法。
21.マルチホーミング機能は、Shim6_Link_Going_Downメッセージに含まれる、またはShim6_Link_Going_Downメッセージに関連付けられた確信度値に基づいて、1つまたは複数のタイマパラメータ値を変更する実施形態20の方法。
22.マルチホーミング機能がShim6_Link_Going_Downメッセージに基づいてキープアライブタイマ値を減らすステップをさらに具えた実施形態19ないし21のいずれか1つの方法。
23.パラメータが、Shim6_Link_Going_Downメッセージに示されるリンクが機能しなくなる確信度が高いことを示すのに応答して、マルチホーミング機能がキープアライブタイマ値をゼロに減らすステップをさらに具えた実施形態19ないし22のいずれか1つの方法。
24.パラメータが、Shim6_Link_Going_Downメッセージに示されるリンクが機能しなくなる確信度が高いことを示すのに応答して、マルチホーミング機能がキープアライブタイム値を半分に減らすステップをさらに具えた実施形態19ないし23のいずれか1つの方法。
25.マルチホーミング機能が、Shim6_Link_Going_Downメッセージが現在アクティブなリンクに関連するかどうかを判定するステップをさらに具えた実施形態19ないし24のいずれか1つの方法。
26.Shim6_Link_Going_Downメッセージが現在アクティブなリンクに関連するという判定に応答して、マルチホーミング機能が1つまたは複数のタイマパラメータ値を変更するステップをさらに具えた実施形態19ないし25のいずれか1つの方法。
27.マルチホーミング機能が、Shim6_Link_Going_Downメッセージに基づいてリンク候補データを変更するステップをさらに具えた実施形態19ないし26のいずれか1つの方法。
28.マルチホーミング機能がリンク候補データを変更するステップは、Shim6_Link_Going_Downメッセージが現在アクティブなリンクに関連しないという判定に応答して行われる実施形態27の方法。
29.マルチホーミング機能が、Shim6_Link_Going_Downメッセージに示されるリンクを、ロケータペア探索手順の考慮対象から除外するステップをさらに具えた実施形態19ないし28のいずれか1つの方法。
30.移動性管理機能がMIH_Link_Downメッセージを受信するステップと、
MIH_Link_Downメッセージに応答して、移動性管理機能がShim6_Link_Downメッセージをマルチホーミング機能に通信するステップと
をさらに具えた実施形態1ないし29のいずれか1つの方法。
31.Shim6_Link_Downメッセージに応答して、マルチホーミング機能がロケータペア探索手順を開始するステップをさらに具えた実施形態30の方法。
32.移動性管理機能がMIH_Link_Detectedメッセージを受信するステップと、
MIH_Link_Detectedメッセージに応答して、移動性管理機能がShim6_Link_Detectedメッセージをマルチホーミング機能に通信するステップと
をさらに具えた実施形態1ないし31のいずれか1つの方法。
33.マルチホーミング機能が、Shim6_Link_Detectedメッセージに示されるリンクを含むようにリンク候補データを変更するステップをさらに具えた実施形態32の方法。
34.マルチホーミング機能が、Shim6_Link_Detectedメッセージに示されるリンクをロケータペア探索手順の上位候補として追加するステップをさらに具えた実施形態32ないし33のいずれか1つの方法。
35.マルチホーミング機能がShim6_Link_Detectedメッセージに応答してロケータペア探索手順を開始するステップをさらに具えた実施形態32ないし34のいずれか1つの方法。
36.マルチホーミング機能が少なくとも1つのQoSパラメータを分析するステップをさらに具え、
マルチホーミングは、その少なくとも1つのQoSパラメータに基づいてロケータペア探索手順を開始することを決定する実施形態35の方法。
37.移動性管理機能がMIH_Link_Upメッセージを受信するステップと、
MIH_Link_Upメッセージに応答して、移動性管理機能がShim6_Link_Upメッセージをマルチホーミング機能に通信するステップと
をさらに具えた実施形態1ないし36のいずれか1つの方法。
38.Shim6_Link_Upメッセージに応答して、マルチホーミング機能がロケーションペア探索手順を開始するステップをさらに具えた実施形態37の方法。
39.マルチホーミング機能が、追加の通信リソースが要求されていると判定するステップと、
マルチホーミング機能がShim6_LinkUpReqメッセージを移動性管理機能に通信するステップと
をさらに具えた実施形態1ないし38のいずれか1つの方法。
40.Shim6_LinkUpReqメッセージは、新しいIPアドレスまたは新しい無線インタフェースが要求されていることを示した実施形態39の方法。
41.Shim6_LinkUpReqメッセージに応答して、移動性管理機能が無線インタフェースの起動を開始するステップをさらに具えた実施形態39または40のいずれか1つの方法。
42.移動性管理機能は、MIHメッセージまたはプリミティブを使用して無線インタフェースの起動を開始する実施形態41の方法。
43.移動性管理機能は、MIH Link_Action.requestメッセージを使用して無線インタフェースの起動を開始する実施形態41または42のいずれか1つの方法。
44.Shim6_LinkUpReqメッセージに応答して、移動性管理機能がWTRUへの新しいIPアドレスの割り当てを開始するステップをさらに具えた実施形態39ないし43のいずれか1つの方法。
45.マルチホーミング機能と移動性管理機能は、言語固有もしくは言語非依存のAPIまたは他のプロトコルを使用して通信する実施形態1ないし44のいずれか1つの方法。
46.移動性管理機能はMIH機能を実行する実施形態1ないし45のいずれか1つの方法。
47.マルチホーミング機能はShim6機能を実行する実施形態1ないし46のいずれか1つの方法。
48.実施形態1ないし47のいずれか1つの方法を実行するように構成された無線送受信ユニット(WTRU)。
49.WTRUは少なくとも1つのプロセッサを備える実施形態48の無線送受信ユニット(WTRU)。
50.WTRUは少なくとも1つのトランシーバを具え、少なくとも1つのトランシーバは、2つ以上のRATを使用して通信することが可能である実施形態48または49のいずれか1つの無線送受信ユニット(WTRU)。
51.WTRUは少なくとも1つのシングルモードトランシーバを備える実施形態48ないし50のいずれか1つの無線送受信ユニット(WTRU)。
52.WTRUは少なくとも1つのマルチモードトランシーバを備える実施形態48ないし51のいずれか1つの無線送受信ユニット(WTRU)。
53.少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの送信機、および少なくとも1つの受信機を備え、実施形態48ないし52のいずれか1つのWTRUと通信するように構成されたネットワークノード。
54.基地局機能と、無線ネットワークコントローラ(RNC)機能と、基地局コントローラ(BSC)機能と、MIHサーバ機能と、パケットデータゲートウェイ(PDG)機能、の少なくとも1つを実行する実施形態53のネットワークノード。
55.実施形態48ないし52のいずれか1つのWTRUと、実施形態53または54の1つのネットワークノードとを備える無線通信システム。
上記では機能および要素が特定の組み合わせで記載されるが、上記の各機能または要素は、他の機能および要素を用いずに単独で使用する、または他の機能および要素との各種の組み合わせで、もしくは他の機能および要素を用いない組み合わせで使用されることが可能である。ここに記載される方法および機能の下位要素は、任意の組み合わせまたはサブコンビネーションで、任意の順序で(同時を含む)行うことができる。上記の機能および要素は、汎用コンピュータ、特殊目的コンピューティング装置またはデータ処理装置、および/または1つまたは複数のプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれた、1つまたは複数のコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアとして実行されることが可能である。適切なコンピュータ可読記憶媒体は、これらに限定されないが、レジスタ、キャッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、D−RAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)、S−RAM(スタティックRAM)、もしくは他のRAM等の半導体メモリ装置、フラッシュメモリ、ハードディスク等の磁気媒体、光磁気媒体、CD−ROM、DVD(デジタル多用途ディスク)もしくはBlu−Rayディスク(BD)等の光学媒体、他の揮発性または不揮発性のメモリを含む。適切なプロセッサは、これらに限定されないが、シングルコアまたはマルチコアの汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来型プロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、1つまたは複数のASIC(特定用途向け集積回路)、1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートウェイアレイ)回路、IC(集積回路)、SOC(システムオンチップ)、および状態機械を含む。
上記のマルチホーミング機能および移動性管理機能は、1つまたは複数のソフトウェアモジュール、1つまたは複数のプロセッサ、またはそれらの組み合わせとして実行されることが可能である。適切なソフトウェアモジュールは、例として、実行可能プログラム、関数、メソッド呼び出し、プロシージャ、ルーチンもしくはサブルーチン、1つまたは複数のプロセッサ実行可能命令、スクリプトもしくはマクロ、オブジェクト、またはデータ構造を含む。
ソフトウェアと関連したプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータで使用する無線周波トランシーバを実行することができる。WTRUは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアとして実行されたモジュールと併せて使用されることが可能であり、そのようなモジュールは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動装置、スピーカ、マイクロフォン、テレビジョントランシーバ、ハンドフリーセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶ディスプレイ)表示装置、OLED(有機発光ダイオード)表示装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)もしくはUWB(超広帯域)モジュール等である。

Claims (20)

  1. 無線送受信ユニット(WTRU)であって、
    第1の無線アクセス技術(RAT)を実行するように構成された第1のリンク層コンポーネントと、
    第2のRATを実行するように構成された第2のリンク層コンポーネントと、
    マルチホーミング機能と、
    前記第1のリンク層コンポーネントおよび前記第2のリンク層コンポーネントと通信状態にあり、前記第1のリンク層コンポーネントからリンクステータス情報を受信し、前記リンクステータス情報を前記マルチホーミング機能に通信するように構成された移動性管理機能と
    を備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
  2. 前記マルチホーミング機能は、リンクの状態が劣化しつつあることを示す前記リンクステータス情報に基づいて、リンク障害検出タイマパラメータの継続時間を短縮するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  3. 前記マルチホーミング機能は、リンクの状態が劣化しつつあることを示す前記リンクステータス情報に基づいて、前記マルチホーミング機能における経路探索候補のリストから前記リンクを除外するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  4. 前記マルチホーミング機能は、さらに、現在アクティブなリンクが機能しなくなったことを示す前記リンクステータス情報に基づいて、経路探索手順を開始するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  5. 前記マルチホーミング機能は、さらに、新しいリンクが発見されたことを示す前記リンクステータス情報に基づいて、経路探索候補のリストに新しいリンクを追加するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  6. 前記マルチホーミング機能は、前記リンクステータス情報が、リンクが使用可能な状態であることを示すのに応答して、経路探索手順を開始するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  7. 前記移動性管理機能は、IEEE MIH(Media Independent Handover)プロトコルを使用して通信するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  8. 前記マルチホーミング機能は、IETF(Internet Engineering Task Force)Shim6プロトコルを使用して通信するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  9. 無線送受信ユニット(WTRU)で実行される方法であって、
    移動性管理機能がリンク層コンポーネントからリンクステータス情報を受け取るステップと、
    前記移動性管理機能が前記リンクステータス情報をマルチホーミング機能に通信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  10. リンクの状態が劣化しつつあることを示す前記リンクステータス情報に基づいて、前記マルチホーミング機能がリンク障害検出タイマパラメータの継続時間を短縮するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. リンクの状態が劣化しつつあることを示す前記リンクステータス情報に基づいて、前記マルチホーミング機能が前記マルチホーミング機能における経路探索候補のリストから前記リンクを除外するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  12. 前記リンクステータス情報が、現在アクティブなリンクが機能しなくなったことを示すのに応答して、前記マルチホーミング機能が経路探索手順を開始するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  13. 新しいリンクが発見されたことを示す前記リンクステータス情報に基づいて、前記マルチホーミング機能が経路探索候補のリストに前記新しいリンクを追加するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  14. 前記リンクステータス情報が、リンクが使用可能な状態であることを示すのに応答して、前記マルチホーミング機能が経路探索手順を開始するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  15. 前記移動性管理機能は、IEEE MIH(Media Independent Handover)プロトコルを使用して通信するように構成されることを特徴とする請求項9記載の方法。
  16. 前記マルチホーミング機能は、IETF(Internet Engineering Task Force)Shim6プロトコルを使用して通信するように構成されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  17. 無線送受信ユニット(WTRU)であって、
    第1の無線アクセス技術(RAT)を実行するように構成された第1のリンク層コンポーネントと、
    第2のRATを実行するように構成された第2のリンク層コンポーネントと、
    前記第1のリンク層コンポーネントおよび前記第2のリンク層コンポーネントと通信状態にある移動性管理機能と、
    前記移動性管理機能にリソース要求メッセージを通信するように構成されたマルチホーミング機能と
    を備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
  18. 前記リソース要求メッセージは、新しいIP(インターネットプロトコル)アドレスが要求されていること、または無線インタフェースの起動が要求されていることを示すことを特徴とする請求項17に記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  19. 前記移動性管理機能は、前記リソース要求メッセージに応答して無線インタフェースを起動するように構成されることを特徴とする請求項17に記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
  20. 前記マルチホーミング機能は、さらに、前記リソース要求メッセージに応答して経路探索手順を開始するように構成され、前記経路探索手順は、前記起動された無線インタフェースを通じた少なくとも1つの経路を探索することを含むことを特徴とする請求項19に記載の無線送受信ユニット(WTRU)。
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