JP2012255863A - 電子楽器システム、電子楽器、及び電子メトロノーム - Google Patents

電子楽器システム、電子楽器、及び電子メトロノーム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信式の電子メトロノームを用いて電子楽器を演奏するとき、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができ、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる電子楽器システムを提供する。
【解決手段】設定装置10と複数の電子楽器3とで構成される電子楽器システムにおいて、設定装置10は、設定情報を入力する入力部2と、前記設定情報を複数の前記電子楽器3に送信する送信部1とで構成され、前記電子楽器3は、送信される前記設定情報を報知する報知手段と、前記電子楽器の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する電子楽器側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成され、前記設定情報には、前記電子楽器3のそれぞれに合わせた設定情報を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子楽器及び電子楽器システム、及び電子メトロノームに関するものである。
近年、複数のメトロノームが同期して同じタイミングで、テンポを光や音で提示する電子メトロノームが提案されている(例えば特許文献1参照)。
このような電子メトロノームは、テンポを規定する同期信号を送信する送信手段を有する親機と、同期信号を受信する受信手段と、同期信号に基づくタイミングでテンポを提示する提示手段とを有する子機で構成されている。
特開2004−317404号公報
上述した電子メトロノームにおいて、演奏者は、子機を近辺に設置し、提示手段で提示されるテンポに基づいて楽器を演奏する。しかしながら、楽器を演奏するとき、子機を設置する位置と演奏位置の関係によって確認が困難な虞がある。
また、演奏位置を変更する場合、常に子機を移動させる必要があるため非常に煩雑である。
本発明において、設定装置と複数の電子楽器とで構成される電子楽器システムにおいて、前記設定装置は、設定情報を入力する入力部と、前記設定情報を複数の前記電子楽器に送信する送信部と、で構成され、前記電子楽器は、送信される前記設定情報を報知する報知手段と、前記電子楽器の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する電子楽器側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成され、前記入力部において、複数の前記電子楽器のそれぞれに合わせた前記設定情報が入力されることを特徴とする。
これにより、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。そのため、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる。
また、本発明において、前記送信部は、入力される前記設定情報を無線通信可能な同期信号に変換し、前記同期信号を送信する無線送信部と、を備え、前記電子楽器は、送信される前記同期信号を受信し、前記同期信号の変換又は復調を行う無線受信部を備えることを特徴とする。
これにより、配線が不要になるため、各演奏者は最適な位置で各電子楽器を演奏することができる。
また、本発明において、前記入力部において、複数の前記電子楽器に対して異なる前記設定情報が入力されることを特徴とする。
これにより、それぞれ各電子楽器に合わせた設定情報を参考に演奏することができる。そのため、演奏者は演奏のタイミングを間違えずに演奏することができる。
また、本発明において、前記入力部において、複数の前記電子楽器に対して同一の前記設定情報が入力されることを特徴とする。
これにより、合奏時にタイミングがずれることを防止するとともに、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。
また、本発明において、前記入力部は、前記入力部の動作を検出する入力部側動作検出部を備えるとともに、前記入力部側動作検出部で検出される動作に基づいて前記設定情報を入力することを特徴とする。
これにより、演奏者が電子楽器を動作させることにより、動作に合わせて電子楽器を発音することができる。従って、演奏者は、スイッチ操作等による発音に比べ、より感覚的に演奏することができる。
また、本発明において、前記報知部は、バイブモータを備え、前記電子楽器は、ローパスフィルタを備え、前記ローパスフィルタは、前記検出信号のうち、前記バイブモータの振動により検出される前記検出信号を除去することを特徴とする。
このとき、検出信号が、ローパスフィルタを通過することによってバイブモータの振動の検出信号を除去し、検出信号を電子楽器側演算処理部に送ることができる。これにより、演奏者の演奏動作のみを演算処理部で演算処理し、発音部で発音することができる。
また、設定情報を送信する設定装置から前記設定情報を受信する電子楽器において、前記設定情報を報知する報知手段と、前記電子楽器の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する電子楽器側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成されることを特徴とする。
これにより、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。そのため、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる。
また、本発明において、前記報知部は、バイブモータを備え、前記電子楽器は、ローパスフィルタを備え、前記ローパスフィルタは、前記検出信号のうち、前記バイブモータの振動により検出される前記検出信号を除去することを特徴とする。
このとき、検出信号が、ローパスフィルタを通過することによってバイブモータの振動の検出信号を除去し、検出信号を電子楽器側演算処理部に送ることができる。これにより、演奏者の演奏のみを演算処理部で演算処理し、発音部で発音することができる。
また、親機と複数の子機とで構成される電子メトロノームにおいて、前記親機は、テンポ情報を入力する入力部と、前記テンポ情報を複数の前記子機に送信する送信部と、で構成され、前記子機は、送信される前記テンポ情報を報知する報知手段と、前記子機の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する子機側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成され、前記テンポ情報には、前記子機のそれぞれに合わせたテンポ情報を設定し、前記送信部は、入力される前記テンポ情報を無線通信可能な同期信号に変換し、前記同期信号を送信する無線送信部と、を備え、前記子機は、送信される前記同期信号を受信し、前記同期信号の変換又は復調を行う無線受信部を備えることを特徴とする。
これにより、子機自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。そのため、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる。
また、本発明において、前記報知部は、バイブモータを備えることを特徴とする。
これにより、設定情報はそれぞれの子機を演奏する演奏者本人のみに伝わるため、音や光の報知に比べ、他の子機に伝わる設定情報と間違うことを避けることができる。
本発明によれば、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。そのため、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる。
本発明に係る電子楽器システムを示す図である。 本発明に係る電子楽器システムの設定装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本発明に係る電子楽器の構成例を示す概略ブロック図である。 送信部における同期信号のデータフォーマットの一例を示す図である。 本発明に係る電子楽器システムの設定装置を示す図である。 本発明に係る電子楽器を示す図である。 本発明に係る電子楽器の動作検出部の出力結果を示す図である。 本発明に係る各電子楽器における報知タイミングの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る電子楽器システムを示す図である。
図1の電子楽器システムは、同期信号を送信する設定装置10と、設定装置10から送信される同期信号を受信する電子楽器3とで構成される。図1において、設定装置10と電子楽器3とは別体で構成されている。
設定装置10は、同期信号を送信する送信部1と同期信号として送信される設定情報が入力される入力部2と、送信アンテナ5で構成される。
入力部2には、例えば一定間隔のテンポ情報、ビート情報、タイミング情報、各電子楽器に割り振られたパートごとや音名ごとのテンポ情報、又は演奏される楽譜情報などの設定情報が入力される。入力部2に入力された設定情報は、送信部1に送られる。送信部1は送られた設定情報を同期信号に変換して送信アンテナ5から送信する。設定情報がテンポ情報の場合、設定装置10はメトロノームの親機として機能する。
電子楽器3は、送信された同期信号を受信アンテナ6から受信する。電子楽器3は、同期信号を復調し、入力部で入力された設定情報を報知する。これにより、電子楽器は報知された設定情報に基づいて演奏される。このとき、設定情報がテンポ情報の場合、電子楽器3は、メトロノームの子機として機能する。
また、図1に示すように電子楽器システムは、複数の電子楽器3で構成されている。これにより、複数の電子楽器3は、設定情報に基づいて、それぞれパートを分けて演奏することができる。
図1の場合、入力部2は送信部1と別体で構成されている。このとき、入力部2には、複数の設定スイッチが配置されている。また、入力部2は、例えば指揮棒の形状をし、指揮棒として機能し、指揮の結果を入力するものでもよい。なお、入力部2は、送信部1と一体となっていてもよい。なお、入力部2と送信部1が一体で構成されている場合、設定装置自体を指揮棒として動作させる。
なお、設定装置10と各電子楽器3は有線で接続されてもよい。
これにより、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。そのため、各演奏者は設定情報を非常に容易に確認することができる。
また、無線通信により、配線が不要になるため、各演奏者は最適な位置で各電子楽器を演奏することができる。例えば、各電子楽器にそれぞれ音名が設定されている場合、音階順に合わせて電子楽器を配置して演奏することができる。
図2は、設定装置の構成例を示す概略ブロック図である。
設定装置の入力部11は、図1の入力部2に相当する。また、演算処理部12(設定装置側演算処理部)、表示部14(設定装置側表示部)、及び無線送信部13は、図1の送信部1に相当する。
入力部11に入力された設定情報は、演算処理部12に送られ演算処理される。
演算処理部12で演算処理された設定情報は、表示部14に送られ、設定情報が表示される。また、演算処理部12は、設定情報を無線送信部13に送る。
無線送信部13は送信アンテナを有し、設定情報を無線通信可能な同期信号に変換し、送信アンテナにより同期信号を電子楽器に送信する。
図3は、電子楽器の構成例を示す概略ブロック図である。
電子楽器は、無線受信部21と、演算処理部22(電子楽器側演算処理部)と、バイブモータ24、表示部25(電子楽器側表示部)などで構成される報知部と、音源設定部26と、動作検出部28と、発音部30とで構成される。
無線受信部21は、受信アンテナを有し、送信された同期信号を受信し、同期信号の変換又は復調を行う。
演算処理部22は、変換された信号、すなわち設定情報を報知部に送る。
報知部は、バイブモータ24、表示部25などの報知手段で構成される。
バイブモータ24は、演算処理部22から送られた設定情報に基づいて電子楽器を振動する。このとき、図3に示すように、アンプ23を介して増幅する。なお、バイブモータ24で必要な振動の出力によって、アンプ23は必ずしも備えなくてもよい。
また、表示部25は、送られた設定情報に基づいて、設定情報を表示する。表示部25は、LED(Light Emitting Diode)などの発光部品で構成される。また、表示部25がテンポを表示する場合、複数の発光部品が列状に配列される。また、表示部25は、LCD(Liquid Crystal Display)で構成されていてもよい。
音源設定部26には、電子楽器が演奏する任意の音源が設定されている。音源は、例えばハンドベル、ピアノ、ギターなどの音源である。また、音源設定部26には、任意の音名が設定されている。なお、音源設定部26に設定されている音源、音名は、単一の音源、音名であってもよいし、複数の音源、音名から任意に選択されるものでもよい。音源設定部26で設定されている音源等は、演算処理部22に送られる。演算処理部26に送られた音源は、アンプ29を介して発音部30から発音される。また、複数の音源から音源を設定可能な場合、音源設定部26で設定された音源は、表示部25と別の図示しない表示部で表示してもよい。
動作検出部28は、動作センサを備え、例えば三軸の加速度センサなどの3Dモーションセンサなどで構成される。動作検出部28で電子楽器の動作を検出する。このとき、検出される動作は、移動方向、移動量等であり、また、これらを検出することで位置情報も検出することができる。このとき、例えば、移動方向、移動量はX、Y、及びZ方向の3軸で決定する。検出された動作は、検出信号として演算処理部22に送られる。例えば、電子楽器を任意の方向に振った場合、その振動による動作を動作検出部28で検出し、演算処理部22に検出信号を送る。
このとき、ローパスフィルタ27によって低周波数成分を抽出する。これにより、バイブモータ24の振動などにより検出される高周波数成分を除去される。そのため、演奏者が電子楽器を振るときの検出信号を効率よく演算処理部22に送ることができる。
その後、演算処理部22は、送られた検出信号に基づいて発音信号を発音部30に送る。発音部30は、発音信号に基づいて発音する。従って、演奏者が電子楽器を動作させることにより、動作に合わせて電子楽器を発音することができる。従って、演奏者は、スイッチ操作等による発音に比べ、より感覚的に演奏することができる。
また、電子楽器を振って演奏する場合、振動強度、振動方向及び移動量等によって発音が変更され、演奏手法に適した発音が可能となる。例えば、検出される振動強度や振動速度によって、音量が変化する。また、細かく振動させると音がビブラートする。なお、バイブモータ24を備える場合、振動の細かさはバイブモータ24の振動よりも大きくした場合のみ発音部で発音する構成にする。また、電子楽器の動作方法によって、音源設定部26で設定された音の強弱や音名の高低、ピッチなどが変化するようにしてもよい。この場合、音源設定部26で設定した音源等は初期設定となる。
また、動作検出部28が電子楽器の移動方向が転換した場合の動作を検出して、検出信号を演算処理部22に送るようにしてもよい。この場合、電子楽器の移動方向が転換したときに発音部30により発音される。この場合、まず電子楽器を例えば、X方向に移動させる。その後、電子楽器の移動をX方向からY方向に転換させる。このとき、この移動方向の転換を動作検出部28で検出することによって、発音部30で発音することができる。
送られた検出信号は、演算処理部22によって発音信号に変換され、発音部30から発音される。発音部は、スピーカを備える。このとき、演算処理部22は、設定された音源の発音信号に変換する。ここで、バイブモータ24の振動は検出信号から除去されるため、発音されない。そのため、演奏者の演奏のみを効率よく発音することができる。例えば、音源がハンドベルの場合、ハンドベルを演奏した感覚で演奏することができる。
また、設定される音源がドラムの場合、電子楽器で演奏台をたたくことによって、その動作を検出し、発音部でドラムをたたいた時の音が発音されるようにしてもよい。この場合、電子楽器でたたく対象の材質等によって、動作検出部で検出される振動等の動作が変化するので、多彩な音を発音することが可能である。
なお、実際に電子楽器でたたく対象がなくても発音することができる。
この場合、電子楽器の初期位置と移動量等とから移動後の位置を計算し、移動後の位置が、所定の位置又は領域内の任意の位置であるとき、発音する。
以下に発音までの流れを説明する。
まず、電子楽器の初期位置を設定する。具体的には動作検出部28の初期位置を設定する。例えば、電子楽器を演奏台の所定の位置に置いたり、又は電子楽器を手で持って所定の位置で固定したりして初期位置を設定する。このとき、電子楽器は図示しない位置設定部を備え、位置設定部により初期位置を設定する。位置設定部は例えば、位置設定スイッチで構成され、位置設定スイッチを押すことで初期位置が設定される。
次に、電子楽器を動作させる。電子楽器の動作が動作検出部28により検出される。このとき、動作検出部28は移動量などの動作を検出する。検出された動作による検出信号は、演算処理部22に送られる。演算処理部22は、送られてくる検出信号から、現在の電子楽器の位置、具体的には動作検出部28の位置を計算する。
ここで、現在の電子楽器の位置が所定の位置又は領域内の位置になったとき、演算処理部22は発音信号を発音部30に送る。これにより、電子楽器から発音される。ここで、所定の領域とは、1平面を示すものであってもよいし、空間を示すものであってもよい。
このとき、例えば、演算処理部22には、電子楽器の初期位置から相対的な位置又は領域が設定されている。例えば、所定の領域とは、ドラムの枠部分の面に相当する面領域である。これにより、電子楽器が所定の位置又は領域内まで動作したとき、発音することができる。また、設定されている所定の位置又は領域は1つではなく、複数設定されていてもよい。この場合、音源設定部26で所定の位置又は領域ごとに異なる音を設定することができる。例えば、音源設定部26にドラムやシンバルなどで構成されるドラムセットの音源が設定された場合、電子楽器が上記動作を行うと、本物のドラムセットを演奏する感覚で電子楽器を演奏できる。この場合、電子楽器は、ドラムのスティックの形状をしていてもよい。
また、電子楽器が図示しない固定部を備え、足に固定して上記動作を行うと、バスドラムを叩いている感覚を得ることができる。
なお、動作検出部28は、上記動作ではなく、移動方向の転換を検出するものでもよい。このとき、電子楽器を振り下ろした後、振り上げるような移動方向の転換により、電子楽器が発音される。これは、ドラムをスティックで叩いている動作と同様の動作であるため、ドラムを叩いている感覚で演奏できる。
また、所定の位置又は領域は、任意に設定できるものでもよい。このとき、初期位置設定後、電子楽器を初期位置から所定の位置まで移動させる。移動終了後、位置設定部により発音位置又は発音領域を設定する。ここで、発音位置又は発音領域は所定の位置又は領域に相当する。また発音領域が設定される場合、発音領域は位置設定部で設定した移動後の位置を中心とする一定の領域である。
例えば、初期位置を演奏台のうち第1の面内を設定し、移動後の位置を演奏台のうち第1の面と高さや場所が異なる第2の面内を設定することができる。これにより、演奏台の第2の面の所定の位置又は領域内を叩いたときに発音することができる。なお、空中の任意の位置を移動後の位置に設定することもできる。
また、上記の場合、2つの電子楽器を用いながら演奏する場合、ドラムを叩いている感覚で演奏することができる。また、上記の場合、送信装置から送られてくる設定情報は、叩くタイミングを示すものでもよい。また、発音と同時に、バイブモータを振動させてもよい。これにより、空中で発音した場合でも、バイブモータの振動によって、実際に叩いている感覚を得られる。
図4は、複数の電子楽器に無線通信により同期信号を送る場合の同期信号のデータフォーマットの一例を示す図である。
同期信号のデータフォーマットは、例えば図4に示すように、ヘッダ41と、各電子楽器にそれぞれに送られる設定情報などのデータ42で構成されている。データ42は、例えば各電子楽器の識別情報、テンポ情報などの設定情報、演奏開始情報もしくは停止情報などで構成されている。これにより、各電子楽器にそれぞれの設定情報を設定することができる。例えば、各電子楽器の無線受信部は自身が有する識別情報とこの識別情報自身とを比較し、各電子楽器に設定された設定情報を抽出する。
例えば、各電子楽器に異なる設定情報を送る場合、それぞれ各電子楽器に合わせた設定情報を参考に演奏することができる。例えば、所定のタイミングにおいて、演奏状態の電子楽器と演奏停止状態の電子楽器とがある場合、演奏状態の電子楽器のみに設定情報を送ることができる。そのため、演奏者は演奏のタイミングを間違えずに演奏することができる。
また、各電子楽器に同一の設定情報を送る場合、合奏時にタイミングがずれることを防止するとともに、電子楽器自体がそれぞれの電子楽器に合わせた設定情報を報知することができる。
図5は、電子楽器システムの設定装置を示す図である。
入力部101は、図2の入力部11に相当する。入力部101は、例えば、テンポ、ビートなどを設定するテンキースイッチ、ダイヤル、エンコーダ、演奏曲を入力する音符スイッチ、休符スイッチなどで構成されている。なお、入力部101は設定装置内に設けられなくてもよい。この場合、入力部101は、設定装置とは別体で構成され、有線、無線などで設定装置と通信する。
入力部101が、別体の場合、指揮棒のような棒状の形状を有し、指揮の結果を設定するものでもよい。その場合、電子楽器と同様に動作検出部(入力部側動作検出部)を備え、動作検出部で動作を検出する。また検出した検出信号(設定情報信号)を設定情報として演算処理部に送ることができる。これにより、テンポ情報などを実際の指揮と同じような変化をつけて設定情報として設定できる。この場合、入力部101には予め検出動作情報が設定されている。この検出動作情報と入力部の動作を比較して、最も近い検出動作情報を選択し、選択された検出動作情報を基本の設定情報として入力部101に入力する。また、動作の大きさ等によって、設定情報を変化させてもよい。例えば、入力部101の動作を大きくした場合、電子楽器の報知部の報知の強弱が変化する。例えば、電子楽器の表示部が通常に比べ発光量が増加したり、バイブモータが通常に比べ大きく振動したりする。この変化した報知の強弱によって、電子楽器の動作を変化させるためのガイドとして機能する。また、入力部101が指揮の結果を設定する場合、設定情報を入力部に入力後に電子楽器に送信する必要がなく、リアルタイムで設定情報を送信することができる。
表示部104は、図2の表示部14に相当する。表示部104は、入力部101で入力された設定情報を表示する。
送信スイッチ102は、設定情報の入力が完了し、設定情報を送信するためのスイッチである。送信スイッチを押すと、送信アンテナ103より電子楽器へ同期信号が送られる。
また、図示していないが、送信装置は起動又は停止を行う電源スイッチを備える。
図6は、電子楽器を示す図である。
電源スイッチ202は、電子楽器3を起動又は停止を行うスイッチである。受信アンテナ201は、送信された同期信号を受信する。
発音部300は、図3に示す発音部30に相当する。図6では、発音部を電子楽器の中央部分に配置しているが、配置箇所はこれに限定されるものではない。例えば、音源設定部で設定される音源がハンドベルの場合、電子楽器3の上面を受信アンテナ201側とする場合、電子楽器3の上面と反対の底面に配置してもよい。これにより、実際のハンドベルと同様の位置で発音することができる。
また、表示部205は、図3に示す表示部25に相当する。なお、表示部205は、図6では単一の発光部品であるが、複数の発光部品で構成されてもよい。表示部205が列状に配置され、テンポの動きに合わせて表示部が発光してもよい。
動作検出部208は、図3に示す動作検出部28に相当する。動作検出部208は、電子楽器に内蔵されている。演奏前に動作検出部208が演奏台等に設置されている場合、演奏者が持ち上げて演奏するため、その動作も検出する。そこで、電子楽器側演算処理部で演奏時の振動等の特定の動作のみ発音部に送る設定にしてもよい。また、同様に電子楽器を持ち上げるような特定の動作について発音しない制御を行ってもよい。また、電子楽器3の上面を持って電子楽器3を振る場合、最も動作する部分、例えば底面側に動作検出部208が配置されていてもよい。
バイブモータ204は、図3に示すバイブモータ24に相当する。バイブモータ204は、電子楽器に内蔵されている。
図7は、電子楽器の動作検出部の検出信号の出力結果を示す図である。図7(a)、図7(b)は、それぞれ図3に示すローパスフィルタ27を備えない場合、備えた場合の出力結果である。図7は、縦軸が動作検出部の検出信号レベルを示し、横軸が時間を示すものである。
図7(a)、(b)に検出信号51、52のうち示す共通する大きな波形は、演奏者が演奏する動作を検出している。また、図7(a)に示す検出信号の波形には、図7(b)とは異なり、検出信号51内に非常に短時間で小さな波形53が多く表れている。これは、バイブモータの振動を検出したものである。
検出信号51が、ローパスフィルタを通過することによってバイブモータの振動の検出信号を除去し、検出信号52を電子楽器側演算処理部に送ることができる。これにより、演奏者の演奏のみを演算処理部で演算処理し、発音部で発音することができる。なお、バイブモータの振動が動作検出部において検出できるレベル以下の場合、ローパスフィルタを備える必要はない。
図8は、各電子楽器における報知タイミングのデータの一例を示す図である。図8(a)は演奏する楽譜の一例を示し、図8(b)は図8(a)に示す楽譜上の各音名の演奏タイミングに合わせた電子楽器の報知タイミングを示す。
図8(b)に示すID1、ID2、ID3は各電子楽器である。図8(b)に示す各電子楽器は、それぞれ図8(a)に示す楽譜の音名が割り振られている。音名は、音源設定部で設定されるものである。図8(b)において、ID1、ID2、ID3には、それぞれド、レ、ミの音名が割り振られている。
データ61、データ62、データ63は、図4に示す各電子楽器に送られる設定情報に含まれるものである。各データは、楽譜情報を報知する報知タイミングのデータである。報知タイミングのデータに基づいて、バイブモータ、表示部で報知を行う。各データにおいて、Hi状態は報知状態を示し、Lo状態は停止状態を示す。図8において、報知タイミングは、各電子楽器が楽譜に合わせて発音するタイミングに設定されている。すなわち、ID1では、ドを発音するタイミングで報知するように設定されている。
また、図8(a)に示すように、楽譜においてドの音価が異なるとき、報知状態の時間も異なる。すなわち、図8(a)では、4分音符と2分音符のドがあるが、2分音符のとき、報知状態の時間は4分音符の倍の長さとなる。
また、設定情報がテンポ情報である場合、各電子楽器において、それぞれの演奏時にのみ報知されるように報知タイミングが設定されていてもよい。この場合、ID1の演奏時には、ID1のみにテンポ情報を報知される。
これにより、各電子楽器の演奏に合わせて、設定情報を報知することができる。
なお、本発明に係る設定装置、電子楽器は本実施形態に限られる必要はない。
例えば、本実施形態において、設定装置と電子楽器とは無線による通信を行っているが、有線で通信してもよい。この場合においても、設定装置と電子楽器は別体に構成されている。また、この場合、必ずしも設定装置の送信部に設定装置側演算処理部を設ける必要はない。
また、音源設定部は電子楽器側ではなく、設定装置側に備えられてもよい。この場合、入力部の一部として構成される。このとき、電子楽器が1つの場合、音源設定部において、楽譜に示された音名を順次設定する構成でもよい。すなわち、楽譜に合わせて電子楽器を動作させるごとに、1つの電子楽器において音名を楽譜通り変化させることができる。
また、設定装置が複数の電子楽器の1つ以上に備えられていてもよい。この場合、設定情報を送信する電子楽器の動作を検出し、検出した動作を設定情報としてもよい。
また、設定情報がテンポ情報の場合、電子楽器システムは無線式のメトロノームである。この場合、設定装置はテンポ情報の設定、送信を行う親機であり、電子楽器はテンポ情報の受信、報知を行う子機である。また、各子機は、テンポ情報を報知し、さらに子機を動作させることにより楽器として演奏することができる。これにより、各子機は合奏時においてテンポ情報を共有することができる。さらに、テンポ情報に基づいて子機を楽器として演奏することができる。
すなわち、親機と複数の子機とで構成される電子メトロノームにおいて、親機は、テンポ情報を入力する入力部と、テンポ情報を複数の前記子機に送信する送信部と、で構成され、子機は、送信される前記テンポ情報を報知する報知手段と、子機の動作を検出する動作検出部と、動作検出部で検出する検出信号を演算処理する子機側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成されている。また、テンポ情報には、子機のそれぞれに合わせたテンポ情報を設定し、送信部は、入力されるテンポ情報を無線通信可能な同期信号に変換し、同期信号を送信する無線送信部と、を備えている。また、子機は、送信される同期信号を受信し、同期信号の変換又は復調を行う無線受信部を備える。
1 送信部
2、11、101 入力部
3 電子楽器
5、103 送信アンテナ
6、201 受信アンテナ
10 設定装置
12 演算処理部(設定装置側演算処理部)
13 無線送信部
14、104 表示部(設定装置側表示部)
21 無線受信部
22 演算処理部(電子楽器側演算処理部)
23 アンプ
24、204 バイブモータ
25、205 表示部(電子楽器側表示部)
26 音源設定部
28、208 動作検出部
30、300 発音部
102 送信スイッチ
202 電源スイッチ

Claims (10)

  1. 設定装置と複数の電子楽器とで構成される電子楽器システムにおいて、
    前記設定装置は、設定情報を入力する入力部と、前記設定情報を複数の前記電子楽器に送信する送信部と、で構成され、
    前記電子楽器は、送信される前記設定情報を報知する報知手段と、前記電子楽器の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する電子楽器側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成され、
    前記入力部において、複数の前記電子楽器のそれぞれに合わせた前記設定情報が入力されることを特徴とする電子楽器システム。
  2. 前記送信部は、入力される前記設定情報を無線通信可能な同期信号に変換し、前記同期信号を送信する無線送信部と、を備え、
    前記電子楽器は、送信される前記同期信号を受信し、前記同期信号の変換又は復調を行う無線受信部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器システム。
  3. 前記入力部において、複数の前記電子楽器に対して異なる前記設定情報が入力されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子楽器システム。
  4. 前記入力部において、複数の前記電子楽器に対して同一の前記設定情報が入力されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子楽器システム。
  5. 前記入力部は、前記入力部の動作を検出する入力部側動作検出部を備えるとともに、前記入力部側動作検出部で検出される動作に基づいて前記設定情報を入力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子楽器システム。
  6. 前記報知部は、バイブモータを備え、
    前記電子楽器は、ローパスフィルタを備え、
    前記ローパスフィルタは、前記検出信号のうち、前記バイブモータの振動により検出される前記検出信号を除去することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子楽器システム。
  7. 設定情報を送信する設定装置から前記設定情報を受信する電子楽器において、
    前記設定情報を報知する報知手段と、前記電子楽器の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する電子楽器側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成されることを特徴とする電子楽器。
  8. 前記報知部は、バイブモータを備え、
    前記電子楽器は、ローパスフィルタを備え、
    前記ローパスフィルタは、前記検出信号のうち、前記バイブモータの振動により検出される前記検出信号を除去することを特徴とする請求項7に記載の電子楽器。
  9. 親機と複数の子機とで構成される電子メトロノームにおいて、
    前記親機は、テンポ情報を入力する入力部と、前記テンポ情報を複数の前記子機に送信する送信部と、で構成され、
    前記子機は、送信される前記テンポ情報を報知する報知手段と、前記子機の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部で検出する検出信号を演算処理する子機側演算処理部と、演算処理される前記検出信号を発音する発音部と、で構成され、
    前記テンポ情報には、前記子機のそれぞれに合わせたテンポ情報を設定し、
    前記送信部は、入力される前記テンポ情報を無線通信可能な同期信号に変換し、前記同期信号を送信する無線送信部と、を備え、
    前記子機は、送信される前記同期信号を受信し、前記同期信号の変換又は復調を行う無線受信部を備えることを特徴とする電子メトロノーム。
  10. 前記報知部は、バイブモータを備えることを特徴とする請求項9に記載の電子メトロノーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014239848A (ja) * 2013-05-17 2014-12-25 マイクロストーン株式会社 発光演出具の制御方式
WO2022168375A1 (ja) * 2021-02-02 2022-08-11 ヤマハ株式会社 通信方法、通信システムおよび通信装置

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