JP2012255235A5 - - Google Patents

Claims (3)

1. アクリル系前駆体繊維束に対して酸化性雰囲気中において非接触加熱方式による酸化処理を施して、繊維の密度を１．２２ｇ／ｃｍ ^３ 以上１．３８ｇ／ｃｍ ^３ 以下とし、
   引き続き、酸化性雰囲気中において接触加熱方式により２つ以上の異なる温度条件で酸化処理を施す、アクリル系前駆体繊維束からの耐炎化繊維束の製造方法であって、
   前記接触加熱方式による酸化処理が、加熱ロールを用いる酸化処理であり、
   前記加熱ロールを用いる酸化処理が以下の三工程であり、
   各加熱ロールへの総接触時間が８０秒以上１６０秒以下である
   、耐炎化繊維束の製造方法。
   （１）温度２４０℃〜２９０℃の加熱ロール群１を用いる酸化処理によって繊維の密度を１．２７〜１．３８ｇ／ｃｍ ^３ とする工程。
   （２）工程（１）に引き続いて、温度２６０℃〜３３０℃の加熱ロール群２を用いる酸化処理によって繊維の密度を１．３０〜１．４０ｇ／ｃｍ ^３ とする工程。
   （３）工程（２）に引き続いて、温度２８０℃〜３７０℃の加熱ロール群３を用いる酸化処理によって繊維の密度を１．３３〜１．４２ｇ／ｃｍ ^３ とする工程。
2. 前記アクリル系前駆体繊維束として、総繊度が１２０００〜７００００ｄｔｅｘのアクリル系前駆体繊維束を用いる請求項１に記載の方法。
3. 前記非接触加熱方式による酸化処理が熱風循環方式による酸化処理である請求項１または２に記載の方法。