JP2012255038A - 異常な細胞増殖の治療用のピリミジン誘導体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、N−[3−[[[2−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドール−5−イル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]アミノ]メチル]−2−ピリジニル]−N−メチルメタンスルホンアミドの塩、溶媒和物および準化学量論的溶媒和物に関する。本発明はまた、そのような複合体を含む医薬組成物、および本発明の複合体を投与することにより異常な細胞増殖を治療する方法を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、式Iの塩および溶媒和物、より詳細には式Iのベシレート、メシレート、トシレートおよび塩酸塩、ならびに式Iのこれらの各種形態(本明細書では式Iの複合体と呼ぶ)を含む医薬組成物の製造方法に関する。本発明の複合体は、哺乳動物、特にヒトの癌などの過剰増殖性疾患の治療に有用である。本発明はまた、式Iの複合体を投与して過剰増殖性疾患を治療する方法に関する。
本発明はまた、N−[3−[[[2−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドール−5−イル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]アミノ]メチル]−2−ピリジニル]−N−メチルメタンスルホンアミドの準化学量論的溶媒和物を提供する。一態様では、溶媒和物は水、アルコール、極性有機溶媒およびそれらの組み合わせからなる群から選択される溶媒を含む。さらなる態様では、溶媒は水、エタノールおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される。別の態様では、溶媒和物はエタノールを約0.1〜約3モル%の範囲で、好ましくは約0.4〜約2モル%の範囲で含む。
本発明はさらに、哺乳動物の異常な細胞増殖を治療する方法であって、異常な細胞増殖の治療に有効な量の本明細書に記載の塩または溶媒和物を前記哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。一態様では、異常な細胞増殖は癌であり、さらなる態様では、癌は、肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭頸部癌、皮膚もしくは眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロピー管癌、子宮内膜癌、子宮頸部癌、膣癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性もしくは急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓もしくは尿管癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、または上記の癌の1種または複数の組み合わせからなる群から選択される。好ましくは、本発明は、哺乳動物の癌固形腫瘍を治療する方法であって、前記癌固形腫瘍の治療に有効な量の上記の塩または溶媒和物を前記哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。そのような固形腫瘍は、乳癌、肺癌、結腸癌、脳腫瘍、前立腺癌、胃癌、膵癌、卵巣癌、皮膚癌(黒色腫)、内分泌癌、子宮癌、精巣癌または膀胱癌から選択される。
本発明は例えば、以下の項目を提供する:
(項目1)
N−[3−[[[2−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドール−5−イル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]アミノ]メチル]−2−ピリジニル]−N−メチルメタンスルホンアミドの薬学的に許容できる塩。
(項目2)
前記塩がベシレート塩である、項目1に記載の化合物の塩。
(項目3)
前記塩がメシレート塩である、項目1に記載の化合物の塩。
(項目4)
前記塩がトシレート塩である、項目1に記載の化合物の塩。
(項目5)
前記塩が塩酸塩である、項目1に記載の化合物の塩。
(項目6)
前記塩が準化学量論的溶媒和物である、項目1から5のいずれか一項に記載の塩。
(項目7)
前記準化学量論的溶媒和物がエタノールを含む、項目6に記載の塩。
(項目8)
N−[3−[[[2−[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドール−5−イル)アミノ]−5−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]アミノ]メチル]−2−ピリジニル]−N−メチルメタンスルホンアミドの準化学量論的溶媒和物。
(項目9)
前記溶媒和物が、水、アルコール、極性有機溶媒およびそれらの組み合わせからなる群から選択される溶媒を含む、項目8に記載の溶媒和物。
(項目10)
前記溶媒が、水、エタノールおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、項目9に記載の溶媒和物。
(項目11)
前記溶媒和物がエタノールを約0.1〜約3モル%の範囲で含む、項目10に記載の溶媒和物。
(項目12)
異常な細胞増殖の治療に有効な量の項目1から11のいずれか一項に記載の塩または溶媒和物、および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む医薬組成物。
(項目13)
前記異常な細胞増殖が癌である、項目12に記載の医薬組成物。
(項目14)
異常な細胞増殖の治療に有効な量の項目1から11のいずれか一項に記載の塩または溶媒和物を、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、放射線、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生体応答調節物質、抗体、細胞毒性剤、抗ホルモン剤および抗アンドロゲン剤からなる群から選択される抗腫瘍剤と共に含む、哺乳動物の異常な細胞増殖を治療するための組み合わせ物。
本発明は式Iの塩および溶媒和物に関する。本明細書で使用する「溶媒和物」という用語は、溶質のイオンまたは分子と1つまたは複数の溶媒分子との組み合わせからなる化合物を意味し、したがって「溶媒和物」は溶質と溶媒との凝集体を意味する。あるいは、本発明は、1つ未満の溶媒分子を溶質のイオンまたは分子と組み合わせた、式Iの「準化学量論的溶媒和物」に関する。「溶媒和物」および「準化学量論的溶媒和物」という用語は、溶質の溶媒分子に対する固定した比を必ずしも必要とはしない。好適な溶媒分子としては水、アルコールおよび他の極性有機溶媒が挙げられる。好適なアルコールとしてはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノールおよびt−ブタノールが挙げられる。好ましい態様では、溶媒は水またはエタノールである。より好ましい態様では、溶媒はエタノールであり、約0.1〜約3モル%のエタノールが溶媒和物中に存在し、より好ましくは約0.4〜約2モル%のエタノールが溶媒和物中に存在する。好適なアルコールとしては、ポリアルキレングリコール(例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール)などの重合アルコールも挙げられる。溶媒が水である場合、水との溶媒和により形成される溶媒和化合物または複合体を水和物と呼ぶ。一態様では、溶媒和物は結晶性である。式Iの溶媒和物は、式Iの化合物を溶媒から、式Iの化合物に対する水素結合相互作用を供与および/または受容可能な分子の存在下で結晶化させることにより調製することができる。
「医薬組成物」とは、本明細書に記載の1種もしくは複数の複合体と、生理学的/薬学的に許容できる担体および賦形剤などの他の成分との混合物を意味する。医薬組成物の目的は、複合体の生物に対する投与を容易にすることである。
本発明はまた、哺乳動物の異常な細胞増殖を治療する方法であって、異常な細胞増殖の治療に有効な量の式Iの複合体を、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生体応答調節物質、抗体、細胞毒性剤、抗ホルモン剤および抗アンドロゲン剤からなる群から選択される抗腫瘍剤と組み合わせて前記哺乳動物に投与することを含む方法に関する。本発明の複合体と併用可能である好適な治療薬の非制限的リストは米国特許出願第11/127,809号において提供され、その開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。
(ステップ1)トリフルオロメチルウラシル(5.00kg、1当量)、オキシ塩化リン(21.50kg、5当量)およびリン酸85重量%水溶液(320g、0.1当量)を、エタノールで沸騰済で苛性スクラバーを取り付けた反応器に充填した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.62kg、1当量)を5つの充填量に分け、最初の4つは1リットルで5つ目は0.9リットルであり、反応混合物の温度を20〜40℃に維持する速度で加えた。反応混合物を2時間かけて100℃に加熱し、20時間保持した。20〜30℃に冷却後、反応混合物をヘキサン/水(10L/kg:10L/kg)の撹拌1:1溶液に、温度が50℃を超えず、移送時間が少なくとも3時間になる速度で移送した。ヘキサン層を水(5L/kg)で2回洗浄し、硫酸マグネシウム(1.00kg)で洗浄した後、濾過し、ヘキサン(1L/kg)ですすいだ。ヘキサンを大気圧下、最終蒸留温度75℃、ポット温度100℃で留去した。GCヘッドスペースは、最終生成物に残るヘキサンが2.1%であることを示した。
N−メチル−N−(3−{[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−メタンスルホンアミド(200mg、0.39mmol)のエタノール(8mL)溶液を、完全に溶解するまで蒸気浴上で加熱した。水(8mL、約40℃)を溶液に加え、室温に冷却した。エタノール(1mL)中フェニルスルホン酸(67mg、0.41mmol)を当該溶液に加え、5日間撹拌した。溶液を濾過し、乾燥させて標記複合体を白色固体(148mg、57%)として得た。融点255℃(DSC);吸湿度:周囲温度での相対湿度(RH)90%で0.16重量%;特性X線粉末回折ピーク(2θ、[相対強度(%)]):15.891[48.1]、16.197[48.5]、18.085[47.3]、18.445[100]、20.194[44.2]、21.18[37.9]、22.655[74.5]、23.015[99.7]、23.676[45.9]、26.55[45.2]および27.736[45.9];H2O 0.67%を含むモノベシレート塩の燃焼分析(理論値/実験値):炭素(48.39/48.25)、水素(3.99/3.76)、窒素(14.63/14.51)、フッ素(8.50/8.48)、硫黄(9.57/9.92)。
N−メチル−N−(3−{[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−メタンスルホンアミド(250mg、0.49mmol)のTHF(7.5mL)溶液を、完全に溶解するまで蒸気浴上で加熱した。THF(2.5mL)を溶液に加え、室温に冷却した。メタンスルホン酸(50mg、0.57mmol)を溶液に加え、24時間撹拌した。THF(5mL)を加え、溶液を濾過し、乾燥させて標記複合体を白色固体(300mg、72%)として得た。融点232℃(DSC);吸湿度:周囲温度での相対湿度(RH)90%で1.4重量%;特性X線粉末回折ピーク(2θ、[相対強度(%)]):7.95[70.5]、11.495[48.3]、11.852[48.8]、13.814[37.4]、17.505[100]、18.038[47.3]、18.81[79.3]、19.313[73.6]、19.627[72.2]、20.89[66.8]、22.397[59.1]、23.169[44.2]および27.787[46.3];THF1%を含むモノメシレート塩の燃焼分析(理論値/実験値):炭素(44.01/43.74)、水素(4.08/4.05)、窒素(16.08/15.60)、フッ素(9.35/9.19)、硫黄(10.52/10.82)。
N−メチル−N−(3−{[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−メタンスルホンアミド(5.4g、10.6mmol)のエタノール(250mL)溶液を、完全に溶解するまで蒸気浴上で加熱した。溶液を室温に冷却し、エタノール(30mL)中p−トルエンスルホン酸(2.2g、11.2mmol)を溶液に加え、12時間撹拌した。溶液を濾過し、乾燥させて標記複合体を白色固体(5.6g、78%)として得た。融点237℃(DSC);吸湿度:周囲温度での相対湿度(RH)90%で0.6重量%;特性X線粉末回折ピーク(2θ、[相対強度(%)]):4.4[37.4]、6.425[81.5]、7.537[48.1]、12.925[42.1]、15.132[79.1]、17.582[47.4]、18.009[51.1]、18.531[100]、19.493[52.4]、19.888[91]、21.647[56.4]、21.987[70.1]、25.305[79.3]、25.913[79.3]および27.787[46.3];半水和物としてのモノトシレート塩の燃焼分析(理論値/実験値):炭素(48.83/48.83)、水素(4.24/3.96)、窒素(14.24/14.02)、フッ素(8.28/8.32)、硫黄(9.31/9.42)。
N−メチル−N−(3−{[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−メタンスルホンアミド(100mg、0.20mmol)のエタノール(5mL)溶液を、完全に溶解するまで蒸気浴上で加熱した。エタノール(1mL)を溶液に加え、室温に冷却した。塩酸(ジオキサン中4M、0.054mL、0.22mmol)を溶液に加え、7日間撹拌した。反応混合物を濾過し、乾燥させて標記複合体を白色固体として得た。融点124℃(DSC);吸湿度:周囲温度での相対湿度(RH)90%で2.7重量%;特性X線粉末回折ピーク(2θ、[相対強度(%)]):3.632[42.9]、4.889[36]、5.824[54.8]、7.998[92.7]、11.458[60.7]、12.725[46.5]、14.911[68.3]、15.528[61.1]、18.545[83.2]、19.147[67.3]、20.747[61.4]、21.04[51.2]、22.696[40.3]、23.293[45.5]、25.198[39.9]、26.05[100]および26.32[83.2];無水物としての一塩酸塩の燃焼分析(理論値/実験値):炭素(46.37/46.39)、水素(3.89/3.88)、窒素(18.03/17.83)、フッ素(10.48/10.69)、硫黄(5.89/5.88)。
N−メチル−N−(3−{[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−メタンスルホンアミド(250mg、0.49mmol)のTHF(10mL)溶液を、完全に溶解するまで蒸気浴上で加熱した。溶液を室温に冷却し、塩酸(エチルエーテル2M、0.27mL、0.52mmol)を溶液に加え、24時間撹拌した。反応混合物を濾過し、乾燥させて標記複合体を白色固体(250mg、94%)として得た。融点220℃(DSC);吸湿度:周囲温度での相対湿度(RH)90%で1.4重量%;特性X線粉末回折ピーク(2θ、[相対強度(%)]):6.321[56.4]、7.904[100]、18.498[53.3]、21.02[36.7]および26.558[41.3];9%THFを含む無水物としての一塩酸塩の燃焼分析(理論値/実験値):炭素(48.2/47.7)、水素(4.55/4.45)、窒素(16.4/15.8)、フッ素(9.53/9.24)、硫黄(5.36/6.09)、塩素(5.93/5.70)。
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