JP2012253910A - ボルト締め端子の端子斜め防止構造、及び電気接続箱 - Google Patents

ボルト締め端子の端子斜め防止構造、及び電気接続箱 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト本締めの際の端子傾きを防止することが可能な端子斜め防止構造と、このような構造を採用してなる電気接続箱とを提供する。
【解決手段】ボルト締め端子23は、端子固定部2への挿入完了時において、一対のアーム部30の存在により、ボルト締め端子23の電気接触部27とバスバー22の電気接触部25とが面接触した状態になる。従って、ボルト締め端子23はバスバー22に対し傾いた状態でなく、この後にボルト18の締め付け作業を行っても、ボルト18のねじ山20にボルト締め端子23が引っ掛かることはない。また、一対のアーム部30の存在により、ボルト締め端子23は仮止めされた状態にもなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボルト本締めの際に端子が斜め状態で締め付けられることを防止する構造に関する。また、この構造を採用してなる電気接続箱に関する。
自動車等の車両には、電気接続箱が搭載されている。電気接続箱は、リレーボックスやヒューズボックス、或いはジャンクションブロックや電子制御ユニットボックス等を総称するものとして知られている。
図6において、従来の電気接続箱のうちヒューズボックス101にあっては、絶縁性を有するハウジング102を備えて構成されている(例えば特許文献1参照)。ハウジング102の側面には、端子固定部103が設けられている。この端子固定部103には、ナット104が保持されている。ハウジング102の上面には、キャビティ105が設けられている。このキャビティ105は、ヒュージブルリンク106の装着部分として設けられている。ヒュージブルリンク106には、一対の端子107が設けられている。各端子107には、貫通孔108が形成されている。ヒュージブルリンク106は、これがキャビティ105に装着されると、端子107がキャビティ105を貫通してナット104の接合面109に重なるようになっている。この時、端子107の貫通孔108は、ナット104のねじ穴に一致するようになっている。
引用符号110は、電線111の端末に設けられたボルト締め端子を示している。このボルト締め端子110は、所謂丸端子であって、ボルト112を挿通するための貫通孔113を有している。ボルト締め端子110は、この貫通孔113を端子107の貫通孔108に一致させ、そして、貫通孔113、108に挿通したボルト112をナット104に締め付けていくことにより、端子107との電気的な接続が完了するようになっている。
尚、ボルト112は、ヒューズボックス101の製造時において、予めナット104に組み付けられている。従って、ヒューズボックス101の製造後、別工程にてボルト締め端子110を接続しようとする場合には、ボルト112を一旦取り外してからでないと接続を行うことができないことになる。
ところで、ボルトを取り外さなくてもボルト締め端子を接続することができる構造としては、下記特許文献2に開示されている。
図7において、ヒューズボックス121は、絶縁性を有するハウジング122を備えて構成されている。ハウジング122の上面及び下面には、端子固定部123が設けられている。この端子固定部123には、ナット124が保持されている。ハウジング122の一端には、キャビティ125が設けられている。このキャビティ125は、ヒュージブルリンク126の装着部分として設けられている。ヒュージブルリンク126には、一対の端子127が設けられている。各端子127には、貫通孔128が形成されている。ヒュージブルリンク126は、キャビティ125に装着されると、端子127がキャビティ125を貫通してナット124の接合面129に重なるようになっている。この時、端子127の貫通孔128は、ナット124のねじ穴に一致するようになっている。ナット124には、端子127の貫通孔128に挿通されたボルト130が予め仮締め状態で組み付けられている。
電線131の端末に設けられたボルト締め端子132は、端子固定部123をスライドするような端子として形成されている。このようなボルト締め端子132には、スライドの際にボルト130の頭部133を通過するブリッジ部134が形成されている。また、ボルト締め端子132には、スライドの際にボルト130の軸部135を通過するスリット136が形成されている。
ボルト締め端子132は、図7に示す如くの仮締め状態にあるボルト130に対し、端子固定部123をスライドしつつ移動をすると、ブリッジ部134が頭部133を通過するとともに、スリット136が軸部135を通過し、この後にボルト130の本締めをすることが可能になる。ボルト締め端子132は、仮締め状態にあるボルト130を取り外すことなく本締めすることにより、端子107との電気的な接続が完了するようになっている。
特開平10−261443号公報 特開2005−101012号公報
図6及び図7の従来技術にあっては、作業者が電線111、131を持ち、この状態でボルト112、130の締め付け作業を行うことから、作業中にボルト締め端子110、132に傾き(斜めになる状態)が生じた場合には、図8に示す如く、ボルト締め端子141がねじ山142に引っ掛かった状態になり、このままで本締めがなされると接続不良が生じてしまうという虞を有している(ボルト締め端子141は図6及び図7のボルト締め端子110、132に相当するものとする)。
尚、例えば電動工具を用いてボルト112、130の本締めを行う場合、ボルト締め端子141がねじ山142に引っ掛かり斜めの状態となっていても、設定トルク値が出てしまうことになる。従って、作業者がトルク値のみで締め付け状態を判断すると、接続不良が生じてしまうことになる。
ボルト締め端子141は、ねじ山142との引っ掛かりが振動等で解除されると当然にガタ付いてしまい、これにより接続不良が生じてしまうことになる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、ボルト本締めの際の端子傾きを防止することが可能な端子斜め防止構造と、このような構造を採用してなる電気接続箱とを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のボルト締め端子の端子斜め防止構造は、ボルト及びナットと、該ナットを固定する絶縁性のハウジングと、前記ボルト及び前記ナットにより締め付けられる導電性のボルト締め端子と、該ボルト締め端子の接続対象となる導電性の接続対象部材とを備え、前記ハウジングは、前記ナットの接合面前方に前記ボルト用の開口部を有するとともに、該開口部がある側に前記接合面に対し平行な前面壁を有し、前記ボルト締め端子は、この電気接触部及び電線接続部間の端子側部に連続するアーム部を有し、該アーム部は、前記前面壁に係合すると、前記ボルト締め端子の前記電気接触部及び前記接続対象部材の電気接触部同士を面接触させることを特徴とする。
請求項2記載の本発明のボルト締め端子の端子斜め防止構造は、請求項1に記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造に係り、前記ハウジングは、前記前面壁に直交する側面壁を有し、前記アーム部は、前記側面壁に対し当接可能な回り止め機能部分を有することを特徴とする。
請求項3記載の本発明のボルト締め端子の端子斜め防止構造は、請求項2に記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造に係り、前記ボルト締め端子は、端子両側の各前記端子側部に連続して対向し合う一対で前記アーム部を有し、各該アーム部は、前記前面壁に対し面接触する壁係合部を有し、さらに、各前記アーム部は、前記壁係合部を前記端子側部に連結し且つ前記回り止め機能部分として機能する連結部を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4記載の本発明の電気接続箱は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造を採用してなることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、ボルト締め端子のアーム部をハウジングの前面壁に係合させると、ボルト締め端子の電気接触部及びこの接続対象の電気接触部同士が面接触することから、ボルト本締めの際の端子傾きを防止することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、アーム部と前面壁とを係合させ、電気接触部同士も面接触させることから、ボルト締め端子を仮止めをすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え、ボルト本締めの際の端子回り止めをすることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、請求項2の効果に加え、より良いアーム部を提供することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、請求項1ないし請求項3いずれか記載の端子斜め防止構造を採用してなるものであることから、より良い電気接続箱を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る端子斜め防止構造を示す斜視図(一部破断有り)である。 端子斜め防止構造を示す分解斜視図である。 ボルト締め端子の組み付け途中を示す断面図である。 ボルト締め端子を傾くことなく固定した状態を示す斜視図である。 ボルト締め端子を傾くことなく固定した状態を示す断面図である。 従来例のヒューズボックスの分解斜視図である。 従来例のヒューズボックスの分解斜視図である。 ボルト締め端子がねじ山に引っ掛かり斜めになった状態を示す斜視図である。
端子斜め防止構造は、ボルトの本締めに際して、ボルト締め端子のアーム部をハウジングの前面壁に係合させる構造であり、この係合によってボルト締め端子の電気接触部及び接続対象の電気接触部同士が面接触する。このような構造は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱に採用することが好適である。上記の係合は端子の仮止めも可能になる。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明に係る端子斜め防止構造を示す斜視図(一部破断有り)である。また、図2は端子斜め防止構造を示す分解斜視図、図3はボルト締め端子の組み付け途中を示す断面図、図4及び図5はボルト締め端子を傾くことなく固定した状態を示す斜視図及び断面図である。
以下の説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができるものとする。
自動車等の車両には、各種電気機器が搭載されている。各種電気機器のうち、電気接続箱は重要な機能を担っている。電気接続箱は、リレーボックスやヒューズボックス、或いはジャンクションブロックや電子制御ユニットボックス等を総称するものとして知られている。以下では、ヒューズボックスを例に挙げて説明をするものとする。
尚、本発明は、端子固定部におけるボルト及びナット、電線端末のボルト締め端子等の接続に係る構造に特徴を有しており、この他となるヒューズボックスの基本的な構成及び構造については図示及び説明を省略するものとする。
図1及び図2において、自動車等の車両に搭載されるヒューズボックス(電気機器、電気接続箱)のハウジング1は、例えばこの側面に引用符号2で示す如くの端子固定部を複数有している。ハウジング1は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、端子固定部2も絶縁性を有している。図中の端子固定部2は、複数のうちの一つを示したものであって、実際には隣等に連続しているものとする。上記複数とは、ヒュージブルリンクの数などが参考になる。
ここで、図中の矢印について説明をすると、矢印Pは上下方向(手前側が下方向)を示している。また、矢印Qは左右方向を示している。また、矢印Rは前後方向(表面側が前方向)を示している。
端子固定部2は、上下方向にのびる矩形筒状に形成されている。このような形状の端子固定部2において、引用符号3は前面壁を示している。また、引用符号4は後面壁を示している。また、引用符号5及び6は、左側面壁及び右側面壁を示している。後面壁4は、ハウジング1の内方側に配置される隔壁として機能するように形成されている。また、左側面壁5及び右側面壁6も同様に、隣り合う別の端子固定部(図示省略)との隔壁として機能するように形成されている。
端子固定部2は、ヒュージブルリンク側の上面に開口部7を有している。また、端子固定部2は、後述するボルト締め端子23の挿入側となる下面にも開口部8を有している。さらに、端子固定部2は、前面壁3にも開口部9を有している。前面壁3の開口部9は、上方に配置されており、上面の開口部7と連続するように形成されている。前面壁3の開口部9は、後述するボルト18の締め付け作業をする部分として開口形成されている。
前面壁3、後面壁4、左側面壁5、及び右側面壁6に囲まれる端子固定部2の内部空間10は、後述するボルト締め端子23の収容空間として形成されている。
端子固定部2には、ナット保持部11及びナット案内部12が形成されている。ナット保持部11は、ナット13を回ることなく保持する部分として形成されている。ナット保持部11は、前面壁3の開口部9から臨む位置に配置形成されている。ナット案内部12は、上記下面の開口部8を介して挿入されるナット13をナット保持部11まで案内する部分として形成されている。ナット案内部12は、略溝状であって、左側面壁5及び右側面壁6にそれぞれ形成されている。ナット案内部12は、開口部8の部分がナット13の挿入部分となって、若干広く開口するように形成されている。
ナット13は、ナット案内部12に案内された後にナット保持部11において保持されるようになっている。ナット13は、四隅が面取りされた平板状の基部14と、この基部14の前面に突出するナット機能部15とを有している。ナット13は、金属製であって、導電性を有する公知のものが用いられている。ナット機能部15の突出先端面は平坦であって、接合面16として形成されている。接合面16の中央位置には、ねじ穴17が形成されている。
ナット13の接合面16に対し、端子固定部2の前面壁3はこの表裏ともに平行に形成されている。また、後面壁4における少なくとも基板14の摺動面側も平行に形成されている。ナット13の接合面16に対し、左側面壁5及び右側面壁6は直交する方向に形成されている。
ナット13に組み付けられるボルト18は、六角形状の頭部19と、ねじ山20を形成してなる軸部21とを有している。頭部19は、この座面が円形状に形成されている。ボルト18は、金属製であって、導電性を有する公知のものが用いられている。ボルト18は、本発明において、後述するボルト締め端子23の締め付け作業の際に、一端取り外されるものとする(従来例の図6に対応するタイプ)。
引用符号22及び23は、バスバー及びボルト締め端子を示している。これらバスバー22及びボルト締め端子23は、導電性を有する金属板をプレス加工して図示形状に形成されている。バスバー22及びボルト締め端子23は、ボルト18及びナット13により締め付けられると、電気的に接続されるようになっている。
バスバー22は、ボルト締め端子23の接続対象として、すなわち接続対象部材として設けられている。バスバー22は、ヒュージブルリンクの端子や、高圧回路として公知のバスバーの一部として図示されている。バスバー22は、この表裏が平坦に形成されている。バスバー22の所定位置には、円形の貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、ボルト18の軸部21を挿通することが可能に形成されている。貫通孔24の周辺は、電気接触部25として形成されている。バスバー22は、ナット13の接合面16に載置されると、貫通孔24及びねじ穴17の位置が合うようになっている。
ボルト締め端子23は、電線26の端末に設けられている。本実施例においては圧着端子であるが、圧接端子等であってもよいものとする。ボルト締め端子23は、電気接触部27と、電線接続部28と、これらを繋ぐ中間部29と、この中間部29に設けられる一対のアーム部30とを有している。中間部29は、本実施例において、電気接触部27と同じ機能を有するように形成されている。すなわち、中間部29は、接続対象であるバスバー22との電気的な接触部分(接続部分)として機能するように形成されている。
尚、従来例における図7のようなブリッジ部134及びスリット136の形成は任意であるものとする。本実施例のボルト締め端子23では、不要としている。
電気接触部27は、表裏平坦であるとともに、従来の丸端子と同様に外形が円形となる形状に形成されている。このような電気接触部27の中央には、円形の貫通孔31が形成されている。貫通孔31は、ボルト18の軸部21を挿通することが可能に形成されている。
電線接続部28は、電線26との電気的な接続部分として形成されている。本実施例のボルト締め端子23は、上記の如く圧着端子であることから、圧着部32、33を有している。
中間部29は、上記の如く電気接触部27と電線接続部28とを繋ぐ部分として形成されている。中間部29は、表裏平坦な板状の形状に形成されている。本実施例においては、中間部29及び電線接続部28の連続部分が折り曲げられている。この折り曲げにより、電線接続部28の側は若干前方へ傾くような形状になっている。中間部28の側部となる左右の端子側部34には、アーム部30がそれぞれ連成されている。
アーム部30は、帯板を折り曲げるようにして形成されている。このようなアーム部30は、対になるように形成されている。一対のアーム部30は、互いが向き合うように配置形成されている。一対のアーム部30は、この対の状態で見ると、略門形となる形状に形成されている。各アーム部30は、連結部35と、壁係合部36とを有して逆L字状となる形状に形成されている。
連結部35は、端子側部34から前方へ折り曲げすることにより形成されている。連結部35は、端子固定部2の左側面壁5又は右側面壁6に対して平行となるように形成されている。また、連結部35は、ボルト18を中心にしてボルト締め端子23が回転しようとする場合に、端子固定部2の左側面壁5又は右側面壁6に対し当接可能となるように形成されている。連結部35は、回り止めをする部分としての機能を有している。すなわち、回り止め機能部分を有している。
壁係合部36は、連結部35の前端から右方又は左方へ(端子内側へ)折り曲げすることにより形成されている。壁係合部36は、端子固定部2の前面壁3(の裏面)に対し係合する部分として形成されている。本実施例においては、面接触する部分として形成されている。壁係合部36には、逃がし部37が形成されている。この逃がし部37は、ボルト18の締め付け作業の際に支障を来さないようにするための逃がし部分として形成されている。壁係合部36は、前面壁3の裏面に対し摺動可能な面に形成されている。
上記構成及び構造において、ボルト締め端子23は、図2及び図3に示す如く、ボルト18を一旦取り外した状態にしてから、端子固定部2の下面の開口部8を介して内部空間10に挿入される。ボルト締め端子23は、この電気接触部27がバスバー22の電気接触部25に接触してこれを摺動すると、一対のアーム部30の各壁係合部36が端子固定部2の前面壁3に対して係合可能な状態、具体的には面接触可能な状態になる。ボルト締め端子23は、電気接触部27の貫通孔31がバスバー22の貫通孔24の位置に重なるまで挿入される。
ボルト締め端子23は、この挿入完了時において、一対のアーム部30の存在により、ボルト締め端子23の電気接触部27とバスバー22の電気接触部25とが面接触した状態になる。従って、ボルト締め端子23はバスバー22に対し傾いた状態でなく、この後に図4及び図5に示す如くボルト18の締め付け作業を行っても、ボルト18のねじ山20にボルト締め端子23が引っ掛かることはない。ボルト18の本締めは、端子斜め状態で締め付けられることがなく、良好に完了することになる。
ボルト締め端子23は、一対のアーム部30の存在により、挿入完了時からボルト18による締め付け作業時まで、端子固定部2に仮保持された状態になる。従って、作業者は電線26を持ちつつボルト18の締め付け作業を行う必要性はない。
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、ボルト締め端子23の一対のアーム部30をハウジング1の前面壁3に係合させると、ボルト締め端子23の電気接触部27及びバスバー22の電気接触部25同士が面接触することから、ボルト本締めの際の端子傾きを防止することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、一対のアーム部30と前面壁3とを係合させ、電気接触部25、27同士も面接触させることから、ボルト締め端子23を仮止めをすることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
以上の説明において、各アーム部30は、連結部35と、壁係合部36とを有して逆L字状となる形状に形成されているが、この限りでないものとする。すなわち、ボルト締め端子23の電気接触部27及びバスバー22の電気接触部25同士を面接触させることが可能な形状であれば特に限定されないものとする。例えば、2点以上で端子固定部2の前面壁3(の裏面)に対し接触する部分となれば、電気接触部25、27同士の面接触は可能である。
1…ハウジング
2…端子固定部
3…前面壁
4…後面壁
5…左側面壁(側面壁)
6…右側面壁(側面壁)
7〜9…開口部
10…内部空間
11…ナット保持部
12…ナット案内部
13…ナット
14…基部
15…ナット機能部
16…接合面
17…ねじ穴
18…ボルト
19…頭部
20…ねじ山
21…軸部
22…バスバー(接続対象部材)
23…ボルト締め端子
24…貫通孔
25…電気接触部
26…電線
27…電気接触部
28…電線接続部
29…中間部
30…アーム部
31…貫通孔
32、33…圧着部
34…端子側部
35…連結部(回り止め機能部分)
36…壁係合部
37…逃がし部

Claims (4)

  1. ボルト及びナットと、該ナットを固定する絶縁性のハウジングと、前記ボルト及び前記ナットにより締め付けられる導電性のボルト締め端子と、該ボルト締め端子の接続対象となる導電性の接続対象部材とを備え、
    前記ハウジングは、前記ナットの接合面前方に前記ボルト用の開口部を有するとともに、該開口部がある側に前記接合面に対し平行な前面壁を有し、
    前記ボルト締め端子は、この電気接触部及び電線接続部間の端子側部に連続するアーム部を有し、
    該アーム部は、前記前面壁に係合すると、前記ボルト締め端子の前記電気接触部及び前記接続対象部材の電気接触部同士を面接触させる
    ことを特徴とするボルト締め端子の端子斜め防止構造。
  2. 請求項1に記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造において、
    前記ハウジングは、前記前面壁に直交する側面壁を有し、
    前記アーム部は、前記側面壁に対し当接可能な回り止め機能部分を有する
    ことを特徴とするボルト締め端子の端子斜め防止構造。
  3. 請求項2に記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造において、
    前記ボルト締め端子は、端子両側の各前記端子側部に連続して対向し合う一対で前記アーム部を有し、
    各該アーム部は、前記前面壁に対し面接触する壁係合部を有し、
    さらに、各前記アーム部は、前記壁係合部を前記端子側部に連結し且つ前記回り止め機能部分として機能する連結部を有する
    ことを特徴とするボルト締め端子の端子斜め防止構造。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のボルト締め端子の端子斜め防止構造を採用してなる
    ことを特徴とする電気接続箱。
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