JP2012252923A - コネクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LEDユニット11は、電子部品に接続されたバスバー23と、収容保持したバスバー23の圧接刃47が突出するホルダー装着部15を備えたレンズカバー13と、圧接方向に電線41を二重に重ねて被圧接部65の電線保持溝67に保持し、ホルダー装着部15に装着されることで、圧接刃47を電線41の二箇所に同時圧接させる電線ホルダー19と、を備える。
【選択図】図13
Description
そこで、LED等の電子部品を装着するコネクタや、他部品との接続部材を備えた各種ユニットには、電子部品からの熱を効果的に放熱する構造(以下、「コネクタ構造」とも称す)を備えるものがある。
また、電線507と圧接刃505との接触面積は小さく、電線保持力が不足する可能性があるので、電線保持力を高めるために各電線507に対して圧接刃505を2枚としたが、ユニットの小型化が難しいという新たな問題が生じた。
(1) 電子部品に接続されたバスバーと、収容保持した前記バスバーの圧接刃が突出するホルダー装着部を備えたケースと、圧接方向に電線を二重に重ねて被圧接部に保持し、前記ホルダー装着部に装着されることで、前記圧接刃を前記電線の二箇所に同時圧接させる電線ホルダーと、を備えること。
(2) 上記(1)の構成のコネクタ構造であって、前記被圧接部が、前記電線ホルダーの装着方向に前記電線を重ねて保持する電線保持溝と、前記電線保持溝と直交して穿設された圧接刃逃げ溝と、を備えること。
(3) 上記(1)または(2)の構成のコネクタ構造であって、前記電線ホルダーの周囲に二重に巻き付けられた前記電線が、前記被圧接部に重ねて保持されること。
上記(2)の構成のコネクタ構造によれば、被圧接部は、電線を圧接方向(電線ホルダーの装着方向)に二重に重ねた状態で確実に保持することができる。そこで、圧接刃を電線の二箇所に確実に同時圧接させることができ
上記(3)の構成のコネクタ構造によれば、電線を電線ホルダーの周囲に巻き付けることで、電線ホルダーへの電線保持力が更に向上する。即ち、電線に引張り力が作用した際にも、圧接部には引張り力が直接作用しないので、良好な圧接状態を維持できる。
本実施形態に係るコネクタ構造は、図1〜図3に示すように、例えばLEDユニット11に好適に用いることができる。LEDユニット11は、レンズ12が設けられたケースであるレンズカバー13と、レンズカバー13内に収容されるハウジング21と、レンズカバー13のホルダー装着部15に装着される電線ホルダー19と、を備える。ホルダー装着部15は、レンズカバー13の後部側がハウジング挿入開口17となっている。
上下に配置された第1及び第2部品挟持部25,26には、電子部品である半導体発光素子35及びツェナーダイオード37の各一対の接点部にそれぞれ対向し、弾性接触可能な一対の接触バネ片33が配置される。
そして、圧接刃47は、被覆付き電線41(以下、単に電線41とも云う)の被覆43を切り裂き、該電線41の導体45と電気的に接触することができる(図13参照)。尚、圧接刃47に電線41を圧接する際には、ハウジング21の後壁面34が受圧部51を介して圧接刃47に作用する圧接時の反力を支持する。
また、第3部品挟持部29の後方には、ハウジング21内の係止部31に係合してバスバー23をハウジング21に係止する為の弾性係止片53が形成されている(図14参照)。
それぞれの電線保持溝67には、電線41がコ字状に曲げられて装着される。一旦、コ字状に巻かれた電線41は、図10に示すように、交差された後再びコ字状に曲げられて電線保持溝67に装着される。即ち、それぞれの電線保持溝67には、電線41が二重に巻かれる。
従って、電線ホルダー19は、レンズカバー13のホルダー装着部15に装着されることで、図13に示すように、一つの電線保持溝67において、1枚の圧接刃47を電線41の二箇所に同時圧接させることができる。
LEDユニット11を組立てるには、先ず、図4に示すように、2本のバスバー23を上方開口部からハウジング21内に装着する。バスバー23がハウジング21内に装着されたなら、図5に示すように、バスバー23の第3部品挟持部29における一対の接触バネ片55の間をカットして破断部63を形成する。
また、ハウジング21の前面下部に形成したダイオード装着開口部73には、ツェナーダイオード37が接点部を上側にして挿入される。ダイオード装着開口部73に挿入されたツェナーダイオード37は、バスバー23の第2部品挟持部26に挟持固定される。
そして、これら半導体発光素子35、ツェナーダイオード37及び抵抗器49が装着されたハウジング21は、図3に示すように、ハウジング挿入開口17からレンズカバー13内に挿入される。レンズカバー13内に収容されたハウジング21は、図11(b)に示すように、圧接刃47がホルダー装着部15の内部で後方に向かって突出している。
この様に、レンズカバー13にハウジング21及び電線ホルダー19を順次装着することで、図1に示したLEDユニット11の組立が完了する。
その結果、図14に示すように、例えば発熱部である抵抗器49の熱Qが、バスバー23の圧接刃47から電線41に伝わり易くなり、放熱性が向上する。圧接刃47からの熱Qは、主に圧接した電線41の導体45に対する熱伝導によって伝えられるので、従来の空気に対する熱伝達による熱の移動に比べ、熱の移動量を大幅に増大させることが可能となる。
また、導体45及び被覆43との接触面積が倍になり、圧接刃47による電線保持力が向上する。これにより、圧接刃47を2枚にする必要がなくなりハウジング21及びレンズカバー13を小型化でき、LEDユニット11をコンパクトにできる。
従って、本実施形態に係るLEDユニット11によれば、放熱効率と電線保持力とを同時に向上させることができる。
例えば、上記実施形態においては、LEDユニット11を例に本発明のコネクタ構造を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々のコネクタやユニットのコネクタ構造に適用できることも云うまでもない。
13…レンズカバー(ケース)
15…ホルダー装着部
19…電線ホルダー
21…ハウジング
23…バスバー
25…第1部品挟持部
26…第2部品挟持部
27…電線圧接部
29…第3部品挟持部
35…半導体発光素子(電子部品)
37…ツェナーダイオード(電子部品)
41…被覆付き電線(電線)
43…被覆
45…導体
47…圧接刃
49…抵抗器(電子部品)
51…受圧部
65…被圧接部
67…電線保持溝
69…圧接刃逃げ溝
Claims (3)
- 電子部品に接続されたバスバーと、
収容保持した前記バスバーの圧接刃が突出するホルダー装着部を備えたケースと、
圧接方向に電線を二重に重ねて被圧接部に保持し、前記ホルダー装着部に装着されることで、前記圧接刃を前記電線の二箇所に同時圧接させる電線ホルダーと、を備えることを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項1記載のコネクタ構造であって、
前記被圧接部が、
前記電線ホルダーの装着方向に前記電線を重ねて保持する電線保持溝と、
前記電線保持溝と直交して穿設された圧接刃逃げ溝と、を備えることを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項1または請求項2記載のコネクタ構造であって、
前記電線ホルダーの周囲に二重に巻き付けられた前記電線が、前記被圧接部に重ねて保持されることを特徴とするコネクタ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011125606A JP2012252923A (ja) | 2011-06-03 | 2011-06-03 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011125606A JP2012252923A (ja) | 2011-06-03 | 2011-06-03 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012252923A true JP2012252923A (ja) | 2012-12-20 |
Family
ID=47525549
Family Applications (1)
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JP2011125606A Abandoned JP2012252923A (ja) | 2011-06-03 | 2011-06-03 | コネクタ構造 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000058145A (ja) * | 1998-08-11 | 2000-02-25 | Kansei Corp | 電線の圧接構造 |
JP2005116336A (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用のスプライス吸収構造 |
JP2010232154A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-10-14 | Yazaki Corp | Led照明装置 |
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2011
- 2011-06-03 JP JP2011125606A patent/JP2012252923A/ja not_active Abandoned
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