JP2012252523A - 画像形成装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレコードを含む印刷ジョブを分割して印刷処理を行う場合に、用紙交換要求の発生に伴う印刷処理の停止回数を低減すること。
【解決手段】複数のレコードを含む印刷ジョブが受信され(S1301)、解析部は、各レコードのページごとに用紙種類を指定可能で、かつレコード内の任意ページに可変データを含むデータを解析する。印刷ジョブに含まれるコンテンツの解析結果から可変データを含むページ情報が抽出され、用紙属性管理テーブルが作成され、印刷装置で使用可能な給紙段数を示す情報が取得される(S1302)。印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が給紙段数を超える場合、各レコードのページごとに指定されている用紙種類及び可変データの有無によって印刷ジョブが分割される(S1303)。分割された1つの印刷ジョブ内で指定される用紙種類の数は給紙段数以下となり、印刷ジョブごとに印刷処理及びマージ処理が実行される(S1304)。
【選択図】 図12

Description

本発明は、複数のレコードを有する印刷ジョブを分割して、用紙交換要求の発生による印刷処理の停止回数を低減するための技術に関する。
個人向け教材やデジタルアルバム等、顧客ごとに異なる個人情報や利用データ、嗜好に応じて印刷するコンテンツを切り替える印刷方法に、VDP(Variable Data Printing)がある。関連技術のPPMLはXMLの一種であり、PODi(Print On Demand initiative)という組織が主導で仕様を取り決めているオープン規格である。PPMLは”Personalized Print Markup Language”の略号であり、XMLは”eXtensible Markup Language”の略号である。PPMLではページ上にオブジェクトを配置する領域を定義し、当該領域にオブジェクトを描画する機能を有し、指定された描画データをページ上の所望の位置に配置する指示を簡単に記述できる。PPMLはオブジェクトを紙面に配置するレイアウト処理を制御し、また1つのデータ中に複数のレコードを含めることや、各レコードに複数のページを含めることが可能な構造をもつ。また、プリンタドライバは、個々人ごとに印刷対象ページの選択や、印刷に使う用紙種類、フィニッシングを指定できる。一方で、個々人ごとに印刷設定が変更可能であって、さらに印刷ジョブ中に複数のレコードを含めることができるので、印刷処理時に使用する用紙属性の種類が多くなる。さらに、入力データの印刷処理の際、画像形成装置は入力データに定義されているレコード及びページの順序に従って処理しなければならない。
特に印刷装置の給紙段数よりも多くの用紙種類が指定されていた場合、レコードの印刷ごとに用紙交換要求が発生する。用紙交換の頻度が多くなると、印刷ジョブごとの生産性が低下する。例えば、4種類の用紙を同時に使用可能な印刷装置にて、8種類の用紙指定を含む印刷ジョブが投入された場合、給紙段にセットされていない用紙種類が発見される度に印刷処理が停止し、オペレータによる適正な用紙補給を待つ必要がある。さらに、印刷ジョブ中に複数のレコードが含まれる場合、レコード順に印刷処理を実行しなければならないため、レコード印刷ごとに用紙交換を何度も繰り返す必要がある。
従来技術では、印刷ジョブに指定されている用紙種類と印刷装置で同時に使用可能な給紙段数に基づき、用紙交換要求が発生しないよう印刷ジョブを分割する方法が提案されている。さらに、分割印刷後の紙束を給紙口にセットし、残りのページを印刷しながら挿入処理する方法と、印刷処理の最後に分割前の印刷ジョブに指定されていたフィニッシング指定に従い最終成果物を生成する方法が提案されている。これにより、複数部数の指定を伴う印刷処理については用紙交換要求の発生回数を低減し、生産性を低下させずに印刷処理を実行できる(特許文献1参照)。
また、複数の印刷ジョブがプリントキューに溜まっている場合、印刷ジョブに指定されている用紙種類に基づいて同一の用紙種類が指定されている印刷ジョブを連続して処理するよう印刷ジョブの処理順序を入れ替える方法が提案されている(特許文献2参照)。
印刷装置の処理性能(例えばモノクロページはモノクロ機に、カラーページはカラー機に出力)に応じて印刷ジョブを分割し、分割データをそれぞれ最適な印刷装置に出力する方法が提案されている。さらに、画像形成装置1で処理された紙束を画像形成装置2の給紙口にセットし、画像形成装置における印刷処理に並行して前記紙束を挿入することにより用紙をマージ処理する方法が提案されている(特許文献3参照)。
特開2007−058544号公報 特開2006−256138号公報 特開2005−135005号公報
従来技術では、1つの印刷ジョブ中に様々な印刷設定がなされた複数のレコードを含む場合について考慮されていないため、レコードが切り替わるたびに用紙交換が発生してしまうという問題があった。また、レコードを構成するページ数がそれぞれ異なる場合、レコードごとに指定されている用紙指定を考慮して分割位置を決定しなければならない。これを回避するためには、オペレータが予めレコードを構成するページ情報を全て把握し、ホスト装置側で印刷ジョブを生成する際にレコードごとの分割位置を決定する必要がある。あるいは印刷ジョブの生成時に同一の用紙種類を指定したレコードだけを含む印刷ジョブを複数個生成する等の対策を講じる必要がある。
さらには従来技術の場合、コンテンツの内容については考慮されていない。すなわち、分割後の紙束をマージ処理する際に、異なる顧客用に印刷した紙束をマージしてしまわないよう検品処理を強化するか、あるいはレコードごとに用紙交換しながら印刷処理を実施しなければならないという問題がある。
本発明の課題は、1つの印刷ジョブ中に複数のレコードを含む印刷ジョブにおいて、レコードごとに指定されている用紙種類の数と、コンテンツに可変データが含まれるページの印刷順を考慮して分割位置を決定することに関連する。本発明は印刷ジョブを分割して印刷処理を行う場合に、用紙交換要求の発生に伴う印刷処理の停止回数を低減することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る装置は、複数のレコードを含む印刷ジョブを受信し、各レコードのページごとに任意の用紙種類を指定可能であって、かつレコード内の任意のページに可変データを含むデータを解析する解析手段を備え、印刷ジョブに従って印刷処理を実行する画像形成装置であって、受信した印刷ジョブに含まれるコンテンツの解析結果から前記可変データを含むページ情報を抽出するとともに、印刷装置で使用可能な給紙段数の情報を取得する印刷属性管理手段と、前記解析手段から取得した前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷属性管理手段から取得した印刷装置で使用可能な給紙段数を超える場合、各レコードのページごとに指定されている用紙種類及び前記可変データの有無によって印刷ジョブを分割して、分割された1つの印刷ジョブ内で指定される用紙種類の数を前記給紙段数以下に設定するジョブ分割手段と、前記ジョブ分割手段によって分割された印刷ジョブごとに印刷処理及びマージ処理を実行させるジョブ管理手段を備える。
本発明によれば、複数のレコードを含む印刷ジョブを分割して印刷処理を行う場合に、用紙交換要求の発生に伴う印刷処理の停止回数を低減できる。
図2乃至17と併せて本発明の第1実施形態を説明するために、描画処理部の構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のコントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のコントローラソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。 MFPの動作を制御するMFP制御部の構成例を示すブロック図である。 4ドラムカラー系プリンタの構成例を説明する図である。 後処理部(インラインフィニッシャ)の構成例を示す図である。 PPMLを用いた個人向け教材の印刷例を説明する図である。 レコードごとに指定される印刷指定属性を例示する(A)図と、用紙交換要求の発生状況を例示する(B)図である。 PPMLのデータ構造を例示する図である。 印刷指定属性を例示する図である。 用紙属性管理テーブルを例示する図である。 印刷ジョブの投入から印刷及びマージ処理までを例示するフローチャートである。 用紙属性管理テーブルの作成処理を例示するフローチャートである。 レコードごとの分割位置決定処理の前半部を例示するフローチャートである。 レコードごとの分割位置決定処理の後半部を例示するフローチャートである。 プリントチケットと印刷ジョブのデータ構造を例示する図である。 分割処理された印刷ジョブに係る印刷及びマージ処理を例示するフローチャートである。 図19及び20と併せて本発明の第2実施形態を説明するために、印刷ジョブの投入からレコード印刷順の決定処理及び印刷処理を例示するフローチャートである。 印刷ジョブと用紙指定を例示する図である。 レコード管理テーブルを例示する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る描画処理部の構成例を示すブロック図である。なお、レンダリング処理はページ記述言語(PDL)で記述された文字、線画、図形等のベクトル情報、ビットマップ情報等を、同時にページとして再現するために、各オブジェクト情報をメモリ上にラスタ画像としてラスタライズする処理である。
描画処理部は、インタプリタ101とレンダリング処理部108から構成される。インタプリタ101では、PDL解析部102がPDLデータを解析し、ページ(Page)情報解析部103がPDLデータに含まれるページ情報を解析する。描画オブジェクト解析部104はPDLデータに含まれる描画オブジェクトを解析する。ディスプレイリスト(DL)生成部105は描画オブジェクトからディスプレイリストと呼ぶ中間ファイルを生成する。DL管理部106は、描画オブジェクトやフォントデータをキャッシュし、これらが再利用可能な場合、メモリやHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置を用いたデータ記憶部107にDLデータを記憶させ、あるいは記憶したDLデータを読み出す。
PDL解析部102は、入力される様々な種類のPDLデータを解析可能である。PDLデータのフォーマットとしては、Adobe社のPostScript(R)言語やHP社のPCL言語等がある。またPDL解析部102は、Adobe社の文書用フォーマットであるPDFも解析可能である。その他、PPMLやPDF/VT等のVDP向けフォーマットも処理可能である。更に、PDL解析部102はJPEGやTIFF等の画像圧縮フォーマットも処理可能である。なお、PDFは”Portable Document Format”の略号であり、JPEGは”Joint Photographic Experts Group”の略号である。TIFFは“Tagged Image File Format”の略号である。
レンダリング処理部108は、ディスプレイリストに対してカラーマッチングを行うカラーマネージメントモジュール(図2のCMM参照)や、ディスプレイリスト及びビットマップデータ(ラスタ画像)にレンダリングするDLレンダリング部から構成される。
図2は、本実施形態における画像形成装置のコントロールユニット(コントローラ)の構成例を示すブロック図である。
コントロールユニット200は、画像入力デバイスであるスキャナ201や画像出力デバイスであるプリンタエンジン202と接続され、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。また、コントロールユニット200は、LAN(Local Area Network)10、11や公衆回線204と接続され、これらを通じて画像情報やデバイス情報の入出力制御を行う。
CPU205は、MFP(Multi Function Printer)全体を制御する中央処理装置である。RAM(Random Access Memory)206はシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。さらに、ROM(Read Only Memory)207はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD208は各種処理のためのシステムプログラム及び入力された画像データ等を格納する。操作部I/F209は、画像データ等を表示可能な表示手段を有する操作部210に対するインタフェース部であり、操作部210に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F209は、操作部210で操作者が入力した情報をCPU205に伝える。ネットワークI/F211、221は、例えばNIC(Network Interface Card)を介して、LAN10、11にそれぞれ接続して外部装置との間で情報の入出力処理を行う。なお、以下では2つのネットワークI/Fをもつ場合について説明するが、3以上の場合でも同様である。またモデム212は公衆回線204に接続し、外部装置との間で情報の入出力処理を行う。
以上の各構成部はシステムバス213に接続されている。イメージバスI/F214は、システムバス213と画像データを高速で転送する画像バス215とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。以下、画像バス215に接続される各部を説明する。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)216は、ページ記述言語(PDL)コードやベクトルデータをイメージデータに展開する。デバイスI/F217は、スキャナ201やプリンタエンジン202とコントロールユニット200を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。またスキャナ画像処理部218は、スキャナ201から入力した画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。プリンタ画像処理部219は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を行う。画像編集用画像処理220は画像回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を行う。
CMM(カラーマネージメントモジュール)230は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた色変換処理(色空間変換処理ともいう)を施す専用ハードウェアモジュールである。プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像データを、機器に依存しない色空間(例えばLab色空間等)に変換する関数の情報である。キャリブレーションデータとは、カラー複合機におけるスキャナ201やプリンタエンジン202の色再現特性を修正するためのデータである。
図3は、画像形成装置の動作を制御するソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。
プリンタI/F部340は、ネットワークを介した外部装置との入出力手段である。プロトコル制御部301は、ネットワークプロトコルを解析して送信することにより、外部装置と通信する。プリンタI/F部340やプロトコル制御部301は接続されるNICごとに複数用意することも可能であり、また複数のNICからの入力を1つの制御部で処理する構成も可能である。
データ入力識別部302は、プリンタI/F部340を介して入力された印刷ジョブが、複数接続されるネットワークのうちのどれから入力されたかを識別する。ジョブ管理部303は、プリンタI/F部340から入力された印刷ジョブを管理し、印刷ジョブの分割処理や印刷ジョブに付加されている印刷設定情報に従い、デバイス制御に関する情報を処理する。PDL解析部304は、PDLデータを解析し、より処理し易い形式の中間コード(DisplayList)に変換する。PDL解析部304が生成した中間コードはデータ描画部305が処理してビットマップデータに展開する。展開されたビットマップデータはページメモリ306に逐次記憶されて行く。ページメモリ306はレンダラが展開するビットマップデータを一時的に保持する揮発性メモリである。
パネル入出力I/F部320は操作パネルからの入出力を制御する。データ記憶部330はプリンタI/F部340から入力される印刷ジョブやスキャナ201から入力されたスキャンジョブ等、画像形成装置に入力される様々なデータファイルを記憶する。データ記憶部330にはHDD等の2次記憶装置が使用される。スキャン制御部350はスキャナから入力した画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。印刷制御部360は、ページメモリ306のデータからビデオ信号に変換し、プリンタエンジン部370へ転送する。プリンタエンジン部370は受け取ったビデオ信号に従って記録用紙に画像を形成する印刷機構部である。
図4はMFPの印刷処理を制御するMFP制御部の構成例を示すブロック図である。
出力ジョブ管理部181は、プリンタI/F部340(図3参照)から入力される印刷ジョブや、スキャナ201(図2参照)から入力されるスキャンジョブを管理し、メモリ195に対する各種ジョブの読み書きと、その処理順序を制御する。出力ジョブ制御部182は、ジョブ解析部183、バインダ解析部184、ドキュメント解析部185及びページ解析部186を備え、印刷ジョブの設定情報(所謂ジョブチケット)と画像情報を作成する。
ジョブ解析部183は、印刷する文書名や印刷部数、出力先である排紙トレイの指定、複数のバインダで構成される印刷ジョブのバインダ順等、印刷ジョブ全体に関わる設定情報を詳細に解析し、印刷ジョブの設定情報を作成する。バインダ解析部184は、製本方式の設定やステイプルの位置、複数のドキュメントで構成されるバインダのドキュメント順等、バインダ全体に関わる設定情報を詳細に解析し、バインダ設定情報を作成する。ドキュメント解析部185は、複数ページで構成されるドキュメントのページ順、両面印刷の指定、表紙や台紙の付加等、ドキュメント全体に関わる設定情報を詳細に解析し、ドキュメント設定情報を作成する。ページ解析部186は、画像の解像度、画像の向き(ランドスケープ/ポートレイト)等、ページ全体に関わる設定情報を詳細に解析し、ページ設定情報を作成する。
印刷属性管理部191は、出力ジョブ制御部182での解析結果を取得して、印刷処理に関する用紙種類の属性情報を含む管理用テーブル(以下、用紙属性管理テーブルという)を作成する。また印刷属性管理部191は入力された印刷ジョブから可変データ(バリアブルデータ)を含むページを特定し、用紙属性管理テーブルに記憶させる。ジョブ分割部192は、入力された印刷ジョブで使用される用紙種類の数を特定し、これが印刷装置で使用可能な給紙段数よりも多い場合、印刷ジョブの分割処理を行う。なお、印刷属性の管理および印刷ジョブの分割については後で詳述する。
本例ではMFPにおけるジョブ管理処理を説明するが、これをホストコンピュータ上で処理として行ってもよい。またホストコンピュータとMFPを繋ぐネットワーク上に、印刷ジョブの管理を行うプリントサーバを設け、該プリントサーバでジョブ管理を行ってもよい。
画像情報の生成に当たり、スキャン画像の場合にはスキャン画像用の画像処理が施され、またPDLデータの場合は画像処理/RIP部193が呼び出されてレンダリング処理が行われてページ画像情報194が生成される。ページ画像情報194は圧縮伸長部187でのデータ圧縮後に、シナリオ及び設定情報と関連付けられてメモリ195に格納される。デバイス管理部188は、デバイス割当部189とデバイス制御部190から構成される。メモリ195から、関連付けられたシナリオ及び設定情報と一緒に読み出されるページ画像情報194は圧縮伸長部187が伸長処理を施す。シナリオ、設定情報及びページ画像情報は一組としてデバイス管理部188に入力される。デバイス割当部189は、シナリオに基づいてデバイスを割り当てる際に、複数の印刷ジョブが同時に処理を進めた場合に発生するデバイスの競合を調停する役割を果たす。デバイス制御部190は、プリンタや後処理部等、どのデバイスをどのタイミングで利用するかについてスケジューリングを行う。
図5は4D(ドラム)カラー系のプリンタの構成例を示す。本例のプリンタは、スキャナ201、レーザ露光部501、感光ドラム502、作像部503、定着部504、給紙及び搬送部505と、これらを制御するプリンタ制御部506を備える。
スキャナ201は、原稿台に置かれた原稿に照明光を当てて原稿を光学的に読み取って電気信号に変換して画像データを出力する。レーザ露光部501は、画像データに応じて変調されたレーザ光等の光線を、等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射し、その反射光を走査光として感光ドラム502に照射する。作像部503は、感光ドラム502を回転駆動し、帯電器によって帯電させ、レーザ露光部501によって感光ドラム502上に形成された潜像をトナーで現像し、トナー像をシート(用紙)に転写する。作像部503はさらに、転写時に転写されずに感光ドラム502上に残った微小トナーを回収する。電子写真プロセスの現像ステーションは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並んだ四連の現像ユニットを備える。シアンステーションの作像開始から所定時間の経過後に、マゼンタ、イエロー、ブラックの作像動作が順次に実行され、タイミング制御によって、シート上に色ずれのないフルカラートナー像が転写される。
定着部504は、ローラやベルトを組み合わせた機構と、ハロゲンヒータ等の熱源を備え、作像部503によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶融し、シートに定着する。給紙及び搬送部505は、シートカセットやペーパデッキに代表されるシート収納庫507(図5には2つだけを示す)を有する。プリンタ制御部506の指示に応じてシート収納庫507に収納された複数のシートから分離された1枚は、作像部503、定着部504へ搬送される。搬送されるシートには、前述の現像ユニットによって各色のトナー像が転写され、最終的にフルカラートナー像がシート上に形成される。シートの両面に画像を形成する場合には、定着部504を通過したシートが再度、作像部503へ搬送する両面搬送経路508へと導かれる。プリンタ制御部506は、MFP全体を制御するMFP制御部(図4参照)と通信し、その指示に応じた制御を行うとともに、スキャニング、レーザ露光、作像、定着、給紙及び搬送の各状態を管理しつつ、全体が調和を保って円滑に動作するよう制御を行う。
次に、プリンタの電源オフ状態から動作が開始可能な状態に至るまでの各部の動作概要を説明する。
装置の電源が投入されると、プリンタ制御部506は、スキャナ201等の各部に対して準備動作の開始を指示し、MFP制御部との通信の開始を待つ。MFP制御部との通信が確立すると、両者は互いの機器仕様を示す情報を送受し合う。その後、プリンタ制御部506は各部の準備動作が終了して画像形成動作が可能になると、動作可能状態であることをMFP制御部に通知する。
プリンタ制御部506は、MFP制御部に対して、各部の機器状態を通知する。例えば、給紙及び搬送部505については、シート収納庫507に格納されたシートのサイズ、シートの残量(積載量)、駆動部の動作状態(動作可能であるか故障中か等)が検出されてMFP制御部に通知される。また、作像部503については、トナー収容器のトナー残量が検出されてMFP制御部に通知される。
次に、プリンタが動作開始可能な状態になり、MFP制御部から動作指示が通知された場合、一連のプリント動作を実行して終了するまでの各部の動作概要を説明する。
MFP制御部は、動作開始コマンドをプリンタ制御部506へ通知する。動作開始コマンドを受信したプリンタ制御部506は、レーザ露光部501等の各部に動作の開始を指示する。レーザ露光部501はポリゴンミラーを駆動するモータ(ポリゴンモータ)の回転を開始させ、作像部503は感光ドラム502を回転駆動して感光ドラム502を帯電させる。定着部504は定着ヒータをオン状態とし、定着温度をトナーがシートに定着可能な温度に上昇させ、給紙及び搬送部505はシートを搬送可能な状態にする。各部の動作準備が整うと、プリンタ制御部506は、MFP制御部に準備完了を通知する。準備完了通知を受信したMFP制御部は、ページ単位でのプリント動作をプリンタ制御部506に指示する。例えば10ページ、20部の印刷ジョブであれば、200ページのプリント動作が指示され、プリンタ制御部506は、給紙及び搬送部505に給紙を指示する。給紙及び搬送部505は、シートが供給可能であれば、シートを1枚供給して搬送し、シートが所定位置に到達するとプリンタ制御部506にその旨を通知する。シート収納庫507にシートがない場合、給紙不能の旨がプリンタ制御部506へ通知される。また、搬送経路上にシートが重なった重送状態で搬送されていることを検知する重送検知センサや、シートの厚みを検知する厚さ検知センサ等を給紙及び搬送部505が有することがある。これらのセンサが重送状態や異常を検知した場合、給紙及び搬送部505は、給紙及び搬送動作を中断し、プリンタ制御部506へ通知する。通知を受けたプリンタ制御部506は、MFP制御部へ動作中断の理由や、装置内に残留しているシートの位置等の情報を通知する。
シートが正常に搬送され、所定位置に到達した旨の通知を受けたプリンタ制御部506は、その通知に応じて作像部503に作像開始を指示する。このタイミング制御によって、シート上にトナー像が転写される。一方、定着部504は定着温度を監視して適切な温度に制御する。シートに奪われる熱量が大きい場合や定着温度が低下した場合、定着部504は、定着温度の低下をプリンタ制御部506へ通知する。この通知を受けたプリンタ制御部506は、シートの搬送間隔を空け、定着温度がこれ以上低下しないように防ぐ。それでも尚、定着部504の温度が上昇しない場合、プリンタ制御部506は、一旦動作を中断し、定着温度が適切な温度に復帰した後に動作を再開させる。プリンタ制御部506は、全てのシートの排出が完了すると、動作停止を各部へ指示し、各部からの動作停止通知を受けた後、MFP制御部へ動作終了を通知する。
図6は後処理部(インラインフィニッシャ)の構成例を示す。
プリンタ(図5参照)の定着部504から排出されたシートは、インラインフィニッシャ600に入る。インラインフィニッシャ600は、サンプルトレイ601及びスタックトレイ602を有し、印刷ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて、排出先のトレイを切り替える。ソート方式には2通りがあり、シートを複数のビンに振り分けるビンソート方式と、電子ソート機能及びビン(又はトレイ)を奥手前方向にシフトする動作により、印刷ジョブごとに出力シートを振り分けるシフトソート方式である。電子ソート機能はコレートと呼ばれる。MFP制御部が大容量メモリをもつ場合、それをバッファに利用し、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、所謂コレート機能を用いて電子ソート機能をサポートする。グループ機能は、ソーティングが印刷ジョブごとにシートを振り分けるのに対して、ページごとに仕分ける機能である。
さらには、出力すべき印刷ジョブに対してステイプルモードが設定されている場合、シートをスタックトレイ602に排出する前に、印刷ジョブごとにインラインフィニッシャ600内の処理トレイ603に順次蓄える。処理トレイ603上ではステイプラ604によるバインドの後、シートの束はスタックトレイ602へ排出される。その他、上記2つのトレイに至るまでに、シートをZ字状に折り畳むZ折り機605や、ファイル用に複数の穴を開けるパンチャ606があり、印刷ジョブの種類に応じて各処理が行われる。例えば、オペレータが操作部(図2の210参照)を操作してZ折り処理を設定した印刷ジョブの場合、その印刷ジョブのシートに対して、Z折り機605が折り畳み処理を実行する。その上で折り畳まれたシートをインラインフィニッシャ600内に通過させて、スタックトレイ602及びサンプルトレイ601等の排紙トレイに排出する制御が行われる。また、例えば、パンチ処理が設定された印刷ジョブの場合、その印刷ジョブのシートに対してパンチャ606によるパンチ処理が実行され、その上で、インラインフィニッシャ600内を通過させて排紙トレイへ排出する制御が行われる。サドルステッチャ607は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後、シートの中央部分をローラに噛ませてシートを半折りし、ブックレット(中綴じの小冊子)を作成する製本処理を行う。サドルステッチャ607で製本されたシートは、ブックレットトレイ608に排出される。サドルステッチャ607による製本処理等、シート処理の実行可否についても、出力すべき印刷ジョブに対してオペレータが設定したシート処理設定に基づく。
インサータ609は、インサートトレイ610にセットされたシートを、プリンタを通さずにスタックトレイ602又はサンプルトレイ601に送る。これにより、インラインフィニッシャ600に送り込まれるシート(プリンタで印刷されたシート)の間に、インサータ609にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサートトレイ610に載置するシートはフェイスアップ状態でセットされて、ピックアップローラにより最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ609からのシートは、そのままスタックトレイ602又はサンプルトレイ601へ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。また、サドルステッチャ607へシートを送るときには、一旦、パンチャ606側へ送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込むことにより、フェイスの向きを合わせる。なお、インサート処理の実行可否についても、出力すべき印刷ジョブに対してオペレータが設定したシート処理設定に基づく。
トリマ(裁断機)611は、サドルステッチャ607にて形成されたブックレットを入力する。その際、ブックレットは、ローラで予め決められた長さ分だけ送られ、カッタ部612において、予め決められた長さで裁断される。従って、ブックレットの複数ページ間で端部に多少のずれがあるとしても裁断により端部が切り揃えられた後、ブックレットホールド部613に格納される。なお、トリマ611による裁断処理の実行可否についても、出力すべき印刷ジョブに対してオペレータが設定したシート処理設定に基づく。
次に、ページごとにオブジェクトや後処理を指定可能なPPMLについて説明する。
PPMLではページ上にオブジェクトを配置するための領域を定義した上で、当該領域にPSやPDF、JPEG等で与えられたオブジェクトを描画してページ上の所定の位置に配置する指定を行う。なお、PSは”PostScript”の略号である。また、ホストコンピュータ上でのプリンタドライバ設定により個々人ごとの印刷対象ページを設定することで、成果物としてページ数の異なる印刷物を作成することが可能である。また印刷物ごとに後処理指定を行うことで、印刷物ごとに異なる後処理の実行が可能である。よって、PPMLでは個々人向けに調整された配布物、例えば個人向け教材やデジタルアルバムの冊子作成、請求書等を顧客ごとに印刷可能となる。
図7を参照し、PPMLを用いた個人向け教材の印刷例について説明する。個人向け教材では、生徒情報データベース(以下、DBと記す)701を用いて情報管理が行われる。生徒情報が登録されたDB701には生徒の氏名、クラス名、学習コース名、印刷指定情報などのデータ702が格納されている。テンプレートデータ703に従い、生徒の氏名やクラス名、学習コースをもとに、生徒ごとに異なるページを含むデータが作成される。図7は第1乃至第3レコードに係る用紙設定を例示し、第1レコードの用紙種類(用紙1乃至6参照)の数が6である。第2及び第3レコードの用紙種類の数はいずれも5であるが、設定内容は異なる。さらに、生徒個々人の選択又は印刷物のページ数に応じた用紙の種類やフィニッシングの指定されたデータが作成される(その詳細は図9で説明する)。そのため、生成されるPPMLデータは、予めオブジェクトを配置する領域を定義したテンプレートデータ703に生徒ごとのデータが挿入され、さらに指定された印刷指定属性(用紙種類やフィニッシング指定等)のデータを有する。
一例として生徒情報が登録されたDB701から、個人向け教材を生成する場合について説明する。テンプレートデータ703については可変領域と固定領域が存在する。可変領域は氏名、クラス情報を記述するフィールドを含み、生徒情報が登録されたDB701から氏名、クラス名の情報が抽出され、データ中に挿入される。固定領域には、背景や教材の本文に記述されるオブジェクト情報を指定することが可能である。
図8(A)は、レコードごとに指定される印刷指定属性として、中綴じ製本の場合の第1乃至3レコードを例示する。第1レコードにて、その表紙にはVDPで示すバリアブルデータが含まれ、6つの用紙属性指定と1つのフィニッシング指定が設定されている。第2レコードや第3レコードには、それらの表紙にバリアブルデータが含まれ、5つの用紙属性指定と1つのフィニッシング指定が設定されている。これ以降も同様に、レコードごとにバリアブルデータと印刷指定属性の指定やフィニッシング指定がなされている。
次に図9を参照して、PPMLのデータ構造について説明する。
PPMLデータ1001にて、プリントチケット情報部1002はレコードごとの印刷指定情報1003を含み、印刷指定情報はフィニッシング指定情報や印刷時に使用する用紙種類の情報(用紙属性情報)を含む。ページ情報部1004は、DB701(図7参照)に登録された生徒の氏名やクラス名等、レコードごとに変更される情報を持つ可変データ部1006と、教材の本文データ等の固定データ部(再利用オブジェクト)1005を有する。なお、プリントチケット情報(印刷指定を記述した情報)、固定データ、可変データはレコードごとにリンクで関連付けられている。図7には、生徒ごとに異なるページデータ704乃至706を例示する。
従来技術では、印刷ジョブ中の用紙種類の指定数が、印刷装置の給紙段数よりも多い場合、レコードのデータを印刷する度に用紙交換要求が発生する。これは印刷装置の生産性を低下させる要因になっている。これを回避するためには、印刷処理を実施するオペレータが事前に印刷ジョブで使用する用紙種類の指定数を把握し、用紙交換ができるだけ発生しないように十分な給紙段を有する印刷装置を選択して印刷処理を実行させる必要があった。あるいは用紙交換が発生しないだけの十分な給紙段を有する印刷装置が用意できない場合には、以下の処理が必要であった。
・レコードごとに指定されている用紙属性を把握すること。
・使用する印刷装置の給紙段数に合わせて用紙交換要求が発生しないだけの数の用紙種類が指定されたページごとに印刷ジョブを複数に分割すること。
・印刷物をオペレータの手作業又はニアラインフィニッシャ等でマージ処理すること(個人向け教材のようにバリアブルデータを含む場合には、分割処理された印刷物を間違えずにマージ処理するために検品作業を強化する必要がある)。
さらには、顧客が予めデータを生成して入稿した印刷ジョブについてオペレータが印刷処理を実施する場合、予めレコードごとに指定されている用紙種類の指定数を把握することは困難である。この場合、上述の回避方法を実施できないおそれがある。
図8(B)に示す具体例を挙げて説明する。ここでは4段のシート収納庫(給紙段)が用意されている印刷装置を想定する。図8(B)は図8(A)に示す第1乃至第3レコードの印刷処理にて用紙交換要求の発生状況を例示する。給紙段の用紙種類が用紙1乃至4にセットされている場合、第1レコードにおける用紙4の処理後、用紙5にて用紙交換要求が発生する。給紙段に補給されていない用紙属性が出現する度に印刷処理が中断され、オペレータは用紙交換要求に従い給紙段の用紙交換を余儀なくされる。そこで、印刷ジョブに対して用紙交換要求の発生回数を低減することで生産性の低下を防止するための処理について、以下に詳述する。
図10乃至18を参照して、レコードごとにプリントチケット情報部とページ情報部を有するPDLデータに係る画像形成処理について説明する。
図12は印刷ジョブ投入からの処理の流れを示すフローチャートである。
画像形成装置は、図3のプリンタI/F部340を介して接続された外部装置(ホストコンピュータ等)から印刷ジョブを受信する(S1301)。次に、受信した印刷ジョブを図4の出力ジョブ制御部182が解析し、用紙属性管理テーブル生成処理(S1302)を実行し、用紙属性管理テーブルを生成する。図11に用紙属性管理テーブルの一例を示す。該テーブルには各レコードのページごとに用紙種類の指定情報が記載される。
次に、図4の印刷属性管理部191及びジョブ分割部192は用紙属性管理テーブルをもとにレコードごとの分割位置を決定し、印刷ジョブをレコードごとに分割する処理(S1303)が実行される。次に図4のデバイス管理部188では、レコードごとに分割処理された印刷ジョブをマージしつつ印刷処理(S1304)が実行され、印刷ジョブ処理が終了する。
図13は、レコードごとに指定された用紙種類の情報から用紙属性管理テーブルを作成する処理例を示すフローチャートである。また、図14及び図15は用紙属性管理テーブルをもとに、用紙交換要求の発生回数を抑えるためにレコードごとの分割位置を決定し、分割ごとのプリントチケットを生成する処理例を示すフローチャートである。図17は印刷装置にて、印刷ジョブの分割処理後、印刷処理が完了している範囲(ブロックという)の用紙と、印刷待ちのブロックのデータを印刷処理しつつマージ処理を実行する処理例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、ドキュメント保存機器のコントロールユニット200を構成するCPU205によって、又はCPU205の制御下でコントロールユニット200内のいずれかのユニットによって実行される。
以下、各処理について順を追って説明する。
先ず、用紙属性管理テーブルの作成処理を説明する。
図10は印刷指定属性の一例を示し、図8(A)との相違点はVDPで示すバリアブルデータの位置である。図11は、図10に示す印刷ジョブについて生成される、用紙属性管理テーブルを例示する。
印刷ジョブは図4に示す出力ジョブ制御部182の各解析部183乃至186で解析される。これにより、図11(A)に示す用紙属性管理テーブル1201が生成される。さらに、レコードごとに含まれるページ数やレコードごとのプリントチケットに指定された印刷属性について解析され、図11(B)に示す用紙属性管理テーブル1202が生成される。VDPで示すバリアブルデータの位置は図10に示す各レコードにて、VDPが含まれる位置(ページ)に対応する。図11(C)に示す用紙属性管理テーブル1203には、図14及び図15のフローチャートで説明するレコード分割処理において決定したレコードごとの分割位置1204及び1205を、破線で示している。
図13に示すフローチャートに従って、図4の出力ジョブ制御部182は以下の処理を実行する。
印刷ジョブの投入後、印刷ジョブに含まれるレコード数分のデータから用紙属性管理テーブルが生成され(S1401)、印刷ジョブに含まれるレコードを第1レコードから順に解析する。対象とするレコードを特定する自然数変数Lを導入し、これを確認レコードと呼び、その初期設定(L=1)が実行される(S1402)。レコードごとの用紙種類の指定情報は、印刷ジョブのプリントチケット情報部に含まれるため、プリントチケットから確認レコードLの用紙種類をページごとに確認する(S1403)。次に、確認レコードLについて、1ページ目から指定されている用紙種類を確認する。用紙種類が用紙属性管理テーブルに登録済みか否かが判定され(S1404)、レコード内に未登録の用紙種類が指定されている場合(判定結果がYes)、用紙属性管理テーブルの領域を拡張して用紙種類を登録する(S1405)。また、S1404で、レコード内に未登録の用紙種類が指定されていないと判定された場合(判定結果がNo)、それが用紙属性管理テーブルに登録済の用紙種類と同一の用紙種類である否かが判定される(S1406)。同一の用紙種類が指定されている場合、S1407に進み、同一の用紙種類が指定されていない場合、S1405に進む。
S1407では、用紙属性管理テーブル内において同一の用紙種類が登録されている領域に用紙種類を登録する処理が行われる。S1407やS1405の処理後、確認レコードLの最終ページまで処理したか否かが判定され(S1408)、最終ページまで確認処理が完了していない場合、S1403に戻って処理を繰り返す。また、確認レコードLの最終ページまで処理が完了した場合、確認レコードLの値に1が加算され(S1409)、全レコードの処理が完了したか否かが判定される(S1410)。Lの値が全レコード数以下の場合、S1403に戻って処理を繰り返す。また全レコードに対する確認処理が完了した場合、用紙属性管理テーブル作成処理が終了し、図11(A)に例示した用紙属性管理テーブルが生成される。なお、S1405で実行される、用紙属性管理テーブルの領域拡張は、第1レコードにない用紙設定(例えば用紙7)が第2レコード以降に含まれる場合等に行われる。
次に、図14及び図15を参照して、レコード分割処理、及び分割ごとのプリントチケット生成処理を説明する。なお、レコード分割処理は、図4の印刷属性管理部191とジョブ分割部192によって実行される。
まず、印刷属性管理部191は以下の処理を行う。
印刷ジョブに含まれるレコードを特定するために、確認レコードLが1レコード目に設定され(S1501)、以下の解析処理が実行される。確認レコードLのページ情報にバリアブルデータが含まれるか否かについて確認され、当該データが抽出される(1502)。次に、S1502で抽出したバリアブルデータが含まれるページ情報が、前記処理で生成された用紙属性管理テーブル内のバリアブルデータ管理領域に登録される(S1503)。次に全てのレコードについて確認が終了したか否かが判定される(S1504)。確認レコードに1が加算され、この値が全レコード数以下の場合、つまり、全てのレコードの処理が完了していない場合にはS1502に戻って処理を繰り返す。一方、全てのレコードの処理が完了した場合、図11(B)に例示する用紙属性管理テーブル1202が作成される。
S1505に進み、印刷処理を実行する印刷装置の機器構成を確認する。機器構成とは、印刷処理に使用可能な給紙段情報と後段処理で使用可能なフィニッシングについての情報である。次に、用紙属性管理テーブルの情報から特定される用紙種類の数と給紙段数が比較される(S1506)。印刷ジョブ内で指定されている用紙種類の数が給紙段数を超えない場合、処理を終了する。一方、S1506において印刷ジョブ内で指定されている用紙種類の数が給紙段数よりも多い場合、図14のS1507乃至S1510、及び図15のS1601乃至1616の処理によって、ジョブ分割部192はレコードごとの分割位置を決定する。
S1507では、確認レコードLに第1レコードが設定されて解析処理が実行される。第1レコードに指定されている用紙属性と、S1505で確認した機器構成を示す情報に基づいて、第1レコードを処理するにあたり、用紙交換要求が発生せずに印刷処理できるページの範囲が決定される(S1508)。次にS1508で決定した分割位置と、図11(B)の用紙属性管理テーブル1202から、印刷ジョブに含まれる全てのレコードごとの分割位置を仮決定する処理が実行される(S1509)。例えば図11(B)において、給紙段数を4とし、用紙1乃至4が使用可能な機器の場合、第1レコードの用紙4と用紙5の間が分割位置として仮決定される。
全てのレコードの分割位置が仮決定されたか否かが判定され(S1510)、確認レコードLの値に1が加算され、この値が全レコード数以下の場合、つまり、全てのレコードの処理が完了していない場合には、S1509に戻って仮決定処理を繰り返す。一方、全てのレコードに対してレコード分割位置が仮決定された場合、ノードA(S1511参照)から図15に進んで、次の処理が実行される。本処理では仮決定の分割位置がそのまま本決定となるか、又は最終的に変更されて分割位置が確定する。これによりレコード分割位置で印刷ジョブは複数個に分割される。以下では、仮決定又は本決定での分割単位をブロックと呼ぶ。図11(C)は本決定による分割処理後のブロック1206乃至1208を例示する。
図15のS1601は、仮決定された分割位置によって得られる複数のブロックにバリアブルデータを含むページが存在するか否かについての判定処理である。つまり、図14のS1503で登録された用紙属性管理テーブル内のバリアブルデータ管理領域の情報と、S1509で仮決定されたレコードごとの分割位置に基づき、複数のブロックにバリアブルデータが含まれるか否かが判定される。複数のブロックにバリアブルデータを含むページが存在する場合、S1602に進み、そうでない場合、S1609に進む。
S1602では、用紙属性管理テーブル内のバリアブルデータ管理領域の情報を参照し、バリアブルデータが含まれる先頭ページを決定する処理が実行される(図11(C)の第3レコードの4ページ目参照)。次のS1603では、バリアブルデータが含まれる最終ページを決定する処理が実行される(図11(C)の第2レコードの5ページ目参照)。次のS1604では、決定された先頭ページ及び最終ページの情報と用紙属性管理テーブルに登録されている用紙種類の情報に基づいて、先頭ページから最終ページの間に設定されている用紙種類の数が算定される(図11(C)の例では用紙2−5の4種類)。
S1605にて、S1604で算定した用紙種類の数と、図14のS1505で確認した給紙段数が比較される。その結果、用紙種類の数が使用可能な給紙段数よりも多い場合、バリアブルデータを含む全てのページを同一のブロックに収められないと判断され、S1606に進む。そしてS1606にて、図14のS1509で仮決定した分割位置が、レコードの分割位置として本決定される。一方、S1605にて用紙種類の数が使用可能な給紙段数以下の場合には、バリアブルデータを含む全てのページを同一のブロックに収められると判定され、S1607に処理を進め、分割位置の変更処理を実行する。まず、S1607ではS1602にて決定された先頭ページの位置とその1つ前のページの間に分割位置が変更される。図11(C)の例では分割位置1204が本決定され、ブロック1206が確定する。次に、S1608で先頭ページを基準として、印刷装置で使用可能な給紙段数分の用紙種類が設定されたページまでを1つのブロックとするように分割位置が決定される。これにより、図11(C)の分割位置1205が本決定され、ブロック1207と1208が確定する。
S1606やS1608の処理後、またはS1601での判定結果がNoの場合、S1609に進み、図4のジョブ分割部192は以下の処理を行う。
まず、ブロックごとのプリントチケットの作成処理が行われる(S1609)。すなわち、本決定された分割位置に従って生成される、ブロック数分のプリントチケットがそれぞれ作成される。図16は、分割前のプリントチケット1701と、生成されたブロックごとのプリントチケット1702、1703を例示する。レコードごとの情報を記憶する領域がそれぞれに設けられている。
S1610乃至1613では、ブロックごとに生成されたプリントチケットに対し、印刷処理に必要な情報を生成して記憶する処理が実行される。S1610では、S1606、あるいはS1607及びS1608で本決定した分割位置の情報に従い、ブロックごとにレコードを印刷する際に使用する用紙種類の情報(用紙属性情報)が、各プリントチケットの所定領域に記憶される。この所定領域はレコードの記憶領域である(以下、レコード領域という)。S1611では、用紙属性管理テーブルと分割位置情報に基づき、ブロック分割後のレコードにバリアブルデータを含むページが含まれるか否かを示す情報が、各プリントチケットのレコード領域に記憶される。S1612では、印刷後のマージ処理(図17を参照して後述する)において参照されるインサート情報が、各プリントチケットのレコード領域に記憶される。インサート情報とは、例えば給紙口として印刷後の用紙をセットすべきインサータ609の情報やインサート枚数等の情報である。次のS1613では、レコードごとに何ページ目で分割されたかを示すレコードの分割位置情報が、各プリントチケットのレコード領域に記憶される。
図16は、S1609乃至1613で生成される複数のプリントチケットとページデータの構造例を示す。レコード分割処理で生成されるプリントチケット1702及び1703は、外部装置から受信したオリジナルの印刷ジョブのプリントチケット1701に対して、リンクで関連付けられている。レコード分割処理で生成されたプリントチケット1702及び1703は以下に説明する印刷及びマージ処理にて参照される。
図17は印刷装置において、前述した印刷ジョブの分割処理後、印刷処理が完了しているブロックの用紙と、印刷待ちのブロックのデータを印刷処理しつつマージ処理を実行する処理例を示すフローチャートである。
まず、図14と図15に示した一連の分割処理によって印刷ジョブが複数のブロックに分割されているか否かが判定される(S1801)。例えば、S1801の判定では、ジョブ分割部192から分割処理を行ったか否かを示す情報を取得することにより判定してもよい。印刷ジョブが複数のブロックに分割されていない場合、投入された印刷ジョブに従う印刷処理(S1802)後、一連の処理を終了する。一方、印刷ジョブが複数のブロック分割されている場合、図15のS1609でブロックごとに生成されたプリントチケットの確認処理が行われる(S1803)。次に、バリアブルデータが含まれていないブロックが優先して選択され、当該ブロックに含まれる全てのレコードの印刷処理が実行される(S1804)。そして、プリントチケットのインサート情報に従い、図2の操作部210に設けた表示部には、インサート情報(印刷した用紙をセットすべき給紙口)が表示される(S1805)。
次に、オペレータはUI(ユーザインタフェース)画面の指示に従い、選択された全てのレコードの印刷済み用紙をインサータ609にセットする。S1806にてインサータ609に用紙がセットされたと判定された場合、印刷装置はS1807乃至1815に示すマージ処理を実行する。また、インサータ609に用紙がセットされていない場合、S1806の判定処理が繰り返されて待ち状態となる。
処理対象となるブロックに含まれるレコード(以下、処理レコードといい、Mで表す)が1レコード目に設定され(S1807)、印刷処理と挿入処理が実行される。まず、印刷済みブロックのプリントチケットに含まれる処理レコードMのインサート情報が参照される(S1808)。次に、印刷済み用紙を、バリアブルデータを含むブロックの印刷後の用紙の前に挿入するか、又は当該用紙の後に挿入するかについての指示が判定される(S1809)。当該用紙の前に印刷済み用紙を挿入する指定がなされていた場合、インサータ609にセットされた用紙をインサート情報の挿入枚数に従って挿入する処理(S1810)が実行される。その後、バリアブルデータが含まれるブロックの処理レコードMの印刷処理が行われる(S1811)。一方、S1809にて、バリアブルデータを含むブロックの印刷後の用紙の後に挿入する指定がなされていた場合、バリアブルデータが含まれるブロックの処理レコードの印刷処理(S1812)が先に実行される。その後、インサータ609にセットされた用紙をインサート情報に従って挿入する処理(S1813)が実行される。以上の手順でレコードに含まれる全てのページが印刷処理される。
S1811、S1813の処理後、プリントチケットに指定されているフィニッシング指定情報を参照し、フィニッシング処理が実行される(S1814)。最後に、全てのレコードの処理が終了したか否かの判定が行われる(S1815)。処理レコードMの値に1が加算されて全レコード数と比較され、インクリメント後のMの値が全レコード数以下の場合、S1808に戻る。また、インクリメント後のM値が全レコード数を超えていれば処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態によれば以下の処理が可能となる。
印刷処理においては1つの印刷ジョブ中に複数のレコードを有し、各レコードのページごとに任意の用紙種類を指定可能であって、さらにレコード内の任意のページにバリアブルデータを含むデータが印刷処理対象となる。印刷装置で使用可能な給紙段数よりも印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が多い場合、印刷ジョブが複数のブロックに分割される(図14及び図15参照)。すなわち、レコードのページごとに指定されている用紙種類とページデータに含まれるバリアブルデータの有無によって印刷ジョブを分割し、分割したブロックごとに印刷処理を実行することで、用紙交換要求の発生回数を低減できる。これにより、印刷装置の生産性(処理効率)の低下を防止することができる。さらに、コンテンツに含まれるバリアブルデータを考慮して分割位置を決定することで、分割処理後のレコードごとのマージ処理について整合性を高め、印刷処理後の検品作業を軽減できる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、レコードのページごとに指定されている用紙種類の数とレコードを構成するページ数の順にレコードの印刷順序を入れ替える方法を説明する。なお、以下では第1実施形態との相違点だけを説明し、印刷ジョブの分割処理等の説明は省略する。
図18は第2実施形態における、印刷ジョブの投入からレコード印刷順の決定処理及び印刷処理の実行手順例を示すフローチャートである。また図19は第2実施形態にて処理する印刷ジョブの一例として、第1乃至6レコードを示す。図20は印刷属性管理部191が管理するテーブル(以下、レコード管理テーブルという)を例示し、ソート処理前の各レコードを(A)図に示し、ソート処理後の各レコードを(B)図に示す。
以下、図19に示す印刷ジョブに含まれるレコードの印刷順を決定する処理について、図18及び図20を用いて説明する。
画像形成装置は、図3のプリンタI/F部340を介して接続された外部装置(ホストコンピュータ等)から印刷ジョブを受信する(S1901)。次に、この印刷ジョブ用のレコード管理テーブルが生成される(S1902)。図20(A)のレコード管理テーブルが作成されるが、この段階でデータは未登録である。次に、確認レコードLが第1レコードに設定され(S1903)、1レコード目から順に、印刷ジョブに含まれるプリントチケットの情報を確認する処理が実行される(S1904)。次に、S1904で確認した情報はS1902で生成したレコード管理テーブルに登録される(S1905)。図20(A)に例示するレコード管理テーブルには、レコード番号(1乃至6)、各レコードに指定されている用紙種類の数、各レコードに含まれるページ数、用紙属性が記憶される。
S1906では、全てのレコードに対する登録処理が完了したかについて判定される。つまり、確認レコードLの値に1が加算され、この値が全レコード数以下の場合、S1904に戻って処理を繰り返す。全てのレコードに対する登録処理が完了すると、S1907に進む。図20(A)は登録完了時点でのレコード管理テーブルを例示する。
次に、レコード管理テーブルのソート処理が実行される。S1907では、用紙種類の数(図20(A)の2101参照)をキーにして、レコード情報を昇順に並び替える処理が実行される(S1907)。そして、用紙種類の数が同じレコードのみを対象として、レコードに指定されている用紙種類が同じか否かを示す属性情報(図20(A)の2102参照)をキーにしてソート処理が実行される(S1908)。次に、用紙種類の数が同じであって、かつ指定されている用紙種類が同じレコードを対象として、レコードを構成するページ数(図20(A)の2103参照)をキーとしてソート処理が実行される(S1909)。図20(B)は、S1907乃至1909でのソート処理後のレコード管理テーブルを例示しており、図20(A)との比較から分かるように、各レコードの印刷順序(2104参照)が変更されている。次に、レコード管理テーブルに登録されているレコードの順に、投入された印刷ジョブのレコード情報へのアクセスが行われ、ジョブ管理部303に従って印刷処理が実行される(S1910)。
以上説明したように、第2実施形態によれば以下の処理が可能となる。
レコード管理テーブルがコントローラ内部に生成され、1つの印刷ジョブ中に複数のレコードを有し、かつレコードのページごとに任意の用紙を印刷処理に指定可能なデータの設定情報が解析される。さらにレコード管理テーブルに登録されたレコード順に印刷処理が実行されるので、用紙交換要求の発生頻度を低減できる。これにより印刷装置の生産性の低下を抑えることが可能となる。またレコード管理テーブルを用いたソート処理の実行により、入力された印刷ジョブを改編することなく印刷順の変更が可能である。そのため、コントローラ内で印刷ジョブの複製や切り出し処理が不要となり、処理速度を低下させることなく印刷処理が実行可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
181 出力ジョブ管理部
182 出力ジョブ制御部
191 印刷属性管理部
192 ジョブ分割部
200 コントロールユニット
210 操作部
303 ジョブ管理部
304 PDL解析部

Claims (10)

  1. 複数のレコードを含む印刷ジョブを受信し、各レコードのページごとに任意の用紙種類を指定可能であって、かつレコード内の任意のページに可変データを含むデータを解析する解析手段を備え、印刷ジョブに従って印刷処理を実行する画像形成装置であって、
    受信した印刷ジョブに含まれるコンテンツの解析結果から前記可変データを含むページ情報を抽出するとともに、印刷装置で使用可能な給紙段数の情報を取得する印刷属性管理手段と、
    前記解析手段から取得した前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷属性管理手段から取得した印刷装置で使用可能な給紙段数を超える場合、各レコードのページごとに指定されている用紙種類及び前記可変データの有無によって印刷ジョブを分割して、分割された1つの印刷ジョブ内で指定される用紙種類の数を前記給紙段数以下に設定するジョブ分割手段と、
    前記ジョブ分割手段によって分割された印刷ジョブごとに印刷処理及びマージ処理を実行させるジョブ管理手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷属性管理手段は、前記印刷ジョブに指定されている前記用紙種類を示す属性情報および前記可変データを含むページ情報を管理する管理用テーブルを作成し、
    前記ジョブ分割手段は、前記管理用テーブルで管理されている前記属性情報から前記用紙種類の数を特定して印刷ジョブの分割位置を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ジョブ分割手段は、前記管理用テーブルにて前記可変データが含まれる先頭ページと最終ページを決定し、前記先頭ページと前記最終ページとの間に設定されている用紙種類の数が、前記給紙段数以下である場合、前記先頭ページの位置から前記給紙段数分の用紙種類が指定されているページの位置までを1つの印刷ジョブとして分割することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ジョブ分割手段は、前記先頭ページと前記最終ページとの間に設定されている用紙種類の数が、前記給紙段数を超える場合、前記可変データが含まれるページを参照することなく前記管理用テーブルで管理されている用紙種類、及び前記給紙段数を用いて前記印刷ジョブを分割することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記ジョブ分割手段は、分割された印刷ジョブについてそれぞれ設定情報を生成し、当該設定情報の記憶領域には、分割後の印刷ジョブに従って印刷処理を行う際に使用する用紙種類の属性情報、印刷ジョブの分割位置を示す情報、分割後の印刷ジョブが前記可変データを含むか否かを示す情報、及び分割後の印刷ジョブにて印刷後のマージ処理を指定するインサート情報のうち1つ以上をレコードごとに記憶させる処理を実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 分割された前記印刷ジョブによる印刷処理が終了する度に、当該印刷ジョブの設定情報に係る前記インサート情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記ジョブ管理手段は、前記ジョブ分割手段によって分割された前記印刷ジョブごとに印刷処理を実行させる場合、前記可変データを含むページを有する印刷ジョブよりも、前記可変データを含まないページを有する印刷ジョブを優先して処理することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記印刷属性管理手段は、印刷ジョブに含まれるレコードのページごとに指定されている用紙種類の数、該レコードごとのページ数、及び当該用紙種類の属性情報のうちの1つ以上の情報を管理するレコード管理テーブルを作成し、前記レコード管理テーブルに記憶されている前記情報の1つ以上をキーとしてレコードごとに設定されている情報のソート処理を行い、
    前記ジョブ管理手段は、前記ソート処理による印刷順序に従って各レコードの印刷処理を実行させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 複数のレコードを含む印刷ジョブを受信し、各レコードのページごとに任意の用紙種類を指定可能であって、かつレコード内の任意のページに可変データを含むデータを解析する解析手段を備え、印刷ジョブに従って印刷処理を実行する画像形成装置の制御方法であって、
    受信した印刷ジョブに含まれるコンテンツの解析結果から前記可変データを含むページ情報を抽出するとともに、印刷装置で使用可能な給紙段数の情報を取得するステップと、
    前記解析手段から取得した前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷装置で使用可能な給紙段数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷属性管理から取得した印刷装置で使用可能な給紙段数を超えると判定された場合、各レコードのページごとに指定されている用紙種類及び前記可変データの有無によって印刷ジョブを分割して、分割された1つの印刷ジョブ内で指定される用紙種類の数を前記給紙段数以下に設定するジョブ分割ステップと、
    前記ジョブ分割ステップにて分割された印刷ジョブごとに印刷処理及びマージ処理を実行させるジョブ管理ステップを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 複数のレコードを含む印刷ジョブを受信し、各レコードのページごとに任意の用紙種類を指定可能であって、かつレコード内の任意のページに可変データを含むデータを解析する解析手段を備え、印刷ジョブに従って印刷処理を行う画像形成装置のコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    受信した印刷ジョブに含まれるコンテンツの解析結果から前記可変データを含むページ情報を抽出するとともに、印刷装置で使用可能な給紙段数の情報を取得するステップと、
    前記解析手段から取得した前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷装置で使用可能な給紙段数を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて前記印刷ジョブに指定されている用紙種類の数が、前記印刷属性管理から取得した印刷装置で使用可能な給紙段数を超えると判定された場合、各レコードのページごとに指定されている用紙種類及び前記可変データの有無によって印刷ジョブを分割して、分割された1つの印刷ジョブ内で指定される用紙種類の数を前記給紙段数以下に設定するジョブ分割ステップと、
    前記ジョブ分割ステップにて分割された印刷ジョブごとに印刷処理及びマージ処理を実行させるジョブ管理ステップを有することを特徴とするプログラム。
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