JP2012252177A - レンズフード - Google Patents

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誠 藤本
Teppei Okuyama
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Abstract

【課題】画像形成に関わらない光束によりレンズで発生するフレアを低減するレンズフードを提供する。
【解決手段】レンズ5の物体側に取り付けるレンズフード1は、レンズ5の最も物体側のレンズ面に入射する光束のうち、当該レンズ5が開放の場合に画像の形成に関わる光束を遮らないように配置された第1のフード部2と、この第1のフード部2の内側であって、画像の形成に関わる光束の一部を遮るように配置された第2のフード部3と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズフードに関する。
図3は、所定の格子ピッチを有する回折格子に対して、所定の波長の光が入射したときの回折効率の角度特性を示している。この図3において、横軸は入射角度を示し、縦軸は回折効率を示しており、この図3から明らかなように、回折格子に対する光の入射角度が大きくなると回折効率は低下し、フレアの原因になる。すなわち、このような回折格子が形成された回折光学素子への光の入射角が所望の角度より大きくなると回折効率が悪化するという特性がある。例えば、ピークの99%に対し−1%まで回折効率の悪化が許容されるとすると、この図3に示す特性を有する回折格子を用いた場合、入射角度はおよそ±5%以内になるよう設計しなければならない。
そのため、回折光学素子を有するレンズは、画像形成に関わる光束が回折光学素子へ入射する角度を所望の角度以内になるよう設計されている。図4は、画像形成に関わる光束の入射角度分布を示しており、この図4において、横軸は回折光学素子の回折光学面(回折格子)の光軸からの高さを示し、縦軸は回折光学素子(回折光学面)への入射角度を示している。当該図にあるように、回折光学素子の回折光学面の各位置での入射角度のばらつきは、回折格子の許容入射角度以下になるよう設計する必要がある。
また、回折光学素子はレンズの前側(物体側)に用いられる場合が多く、画像形成に関わらない光束も回折光学素子へ入射しやすい。図5は、回折光学素子106有するレンズ105を示しており、画像形成に関わらない光束は、回折光学素子106へ、上述の所望の角度より大きな角度で入射し、この図5に示すように回折フレアLoが発生する。つまり、回折光学素子106の許容入射角度以上の入射角度で光束が入射すると、基準次数での回折効率が低下し、他の次数の光束が増え、他の次数の光束のうち、像面まで到達する光束がフレアの原因となってしまう。そのため、このような画像形成に関わらない光束のカットは、図5に示すような筒状のフード101を用いるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−256476号公報
しかしながら、図5に示すような通常の筒状のレンズフードでは、回折光学素子を有するレンズに用いる場合には、画像形成に関わらない光束のカットは不十分であり、この図5に示すように回折フレアが発生しやすいという課題があった。なお、レンズへの入射角度を制限するレンズフードとして、図6に示すようなハニカムフード111が知られている。しかし、ハニカムフード111はフード内壁の表面積が大きく、この図6に示すようなフード内壁によるフレアLoが問題となりやすい。また、画像形成にかかわる光束をハニカム状にけるので、ボケ像にハニカム形状が残ってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、画像形成に関わらない光束によりレンズで発生するフレアを低減するレンズフードを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るレンズフードは、レンズの物体側に取り付けられるレンズフードであって、レンズの最も物体側のレンズ面に入射する光束のうち、当該レンズが開放の場合に画像の形成に関わる光束を遮らないように配置された第1のフード部と、この第1のフード部の内側であって、画像の形成に関わる光束の一部を遮るように配置された第2のフード部と、を有することを特徴とする。
このようなレンズフードにおいて、第2のフード部の光軸方向の長さは、第1のフード部の光軸方向の長さより短いことが好ましい。
また、このようなレンズフードにおいて、第2のフード部は、第1のフード部内の物体側に配置されていることが好ましい。
また、このようなレンズフードにおいて、第2のフード部の内壁は、光軸と略平行になるように配置されていることが好ましい。
また、このようなレンズフードにおいて、第1のフード部及び第2のフード部は、物体側から見たときに略同心円状に配置されていることが好ましい。
また、このようなレンズフードにおいて、第2のフード部は、同心円状に配置された少なくとも2以上の部材から構成されていることが好ましい。
また、このようなレンズフードにおいて、第2のフード部は、第1のフード部に対して着脱自在に構成されていることが好ましい。
また、このようなレンズフードは、少なくとも一枚の回折光学素子を有するレンズに取り付けられることが好ましい。
本発明に係るレンズフードを以上のように構成すると、画像形成に関わらない光束によりレンズで発生するフレアを低減することができる。
第1の実施形態に係るレンズフードを説明するための説明図である。 第2の実施形態に係るレンズフードを説明するための説明図である。 回折光学素子の回折効率の角度特性を示すグラフである。 画像形成に関わる光束の入射角度分布示す説明図である。 従来のレンズフードを説明するための説明図である。 ハニカムフードを説明するための説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るレンズフードについて説明する。この図1において、レンズフード1は、レンズ5を有するカメラ本体7のレンズ鏡筒の先端部に取り付けられ、このレンズ5で発生するフレアを低減させるものである。特に、このレンズフード1は、図1に示すレンズ5のように、回折格子が形成された回折光学素子6を有する場合、この回折光学素子6で発生する高次回折光によるフレアを低減するように構成されている。
この第1の実施形態に係るレンズフード1は、レンズ5の最も物体側のレンズ面に入射する光束のうち、当該レンズ5が開放の場合に画像の形成に関わる光束を遮らないように(けらないように)配置された第1のフード部2と、この第1のフード部2の内側であって、画像の形成に関わる光束の一部を遮る(ける)ように配置された第2のフード部3と、を有して構成されている。また、第2のフード部3は、第1のフード部2に対して、支持部材4により、この第1のフード部2の内側に固定されている。このように、開放の場合に画像形成に関わる光束をけらない第1のフード部2の内側に、画像形成に関わる光束をける第2のフード部3を配置することにより、レンズ5の回折光学素子6に対して、所望の角度以上の角度で入射する光束をカットすることが可能となり、この回折光学素子6で発生するフレアを減らすことが可能となる。
このレンズフード1において、第2のフード部3は、画像形成に関わる光束をけっているので、この第2のフード部3の内壁での光の反射によるフレアを最小とするために、第2のフード部3の光軸方向の長さが、第1のフード部2の光軸方向の長さより短いことが望ましい。また、第2のフード部3は第1のフード部2内における物体側に配置されている方が、第2のフード部3で回折光学素子5に入射する光の入射角度を所定の範囲内に抑える効果が高いため、第1のフード部2内で物体側に配置されていることが望ましい。
また、第2のフード部3の内壁が光軸と略平行となるよう構成することにより、この第2のフード部3による画像形成に関わる光束のケラレを最小とすることができる。
また、第2のフード部3を物体側(レンズ5の前面側)から見たときに、第1のフード部2と略同心円状の形状とすることにより、第2のフード部3の内壁でのフレアの発生を最小とすることが可能となる。このとき、第2のフード部3の内壁に、遮光線や植毛による反射防止を施すと、さらに良好にフレアの発生を防止することができる。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態に係るレンズフード11を示している。なお、カメラ本体7及びこのカメラ本体7に設けられた回折光学素子6を含むレンズ5は、第1の実施形態と同じであるため、同一の符合を付し、詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態に係るレンズフード11は、レンズ5が開放の場合に画像の形成に関わる光束を遮らないように(けらないように)配置された第1のフード部12と、この第1のフード部12の内側であって、画像の形成に関わる光束の一部を遮る(ける)ように配置された第2のフード部13と、を有して構成されている。ここで、第2のフード部13は、同心円状に配置された少なくとも2以上の部材から構成されている(この図2においては、第1の部材13a及び第2の部材13bからなる2つの部材で構成した場合を示している)。なお、第2のフード部13の第1及び第2の部材13a,13bは、第1のフード部12に対して、支持部材14により、この第1のフード部12の内側に固定されている。
レンズ5を通過する光の入射角度を制限するレンズフード11において、このレンズフード11を光が通過する領域(第1及び第2のフード部12,13で囲まれた空間)の光軸方向の長さ(例えば、図2の長さL1)と、この領域から光が射出する断面の光軸と直交する方向の長さ(例えば、図2の長さL2)とのアスペクト比が大きいほど、入射角度を効率的に制限することができる。すなわち、アスペクト比が大きいほど、レンズフード11の全体の光軸方向の長さ(全長)を短くすることができる。この第2の実施形態に係るレンズフード11は、第2のフード部13を同心円状に配置された少なくとも2以上の部材から構成しているため、第1のフード部12の内壁と、第2のフード部13を構成する第1及び第2の部材13a,13bの内壁及び外壁で囲まれる空間の上記アスペクト比を大きくすることができ、それにより、このレンズフード11の全長を短くすることができる。
なお、以上の第1及び第2の実施形態に係るレンズフード1,11において、第2のフード部3,13は、開放の場合に画像形成に関わる光束をけっているので、ボケ像に、この第2のフード部3,13の陰が見えてしまう。そのため、レンズ5の使い方によっては第2のフード部3,13を必要としない場合もあるため、その場合に備えてこの第2のフード部3,13を、第1のフード部2,12に対して着脱自在に構成することが望ましい。
また、以上の説明において、第1のフード部2,12及び第2のフード部3,13は、断面が円形の円筒状に形成されている場合について説明したが、本発明がこの形状に限定されることはなく、四角形を含む多角形形状でも良い。
また、以上の説明においては、本実施形態に係るレンズフード1,11を回折光学素子6を有するレンズ5に取り付けた場合について説明したが、回折光学素子6を有しないレンズに用いても、レンズ5内を通過する光の入射角度を制限してフレア等の発生を抑えることができる。
1,11 レンズフード 2,12 第1のフード部
3,13 第2のフード部 13a 第1の部材 13b 第2の部材
5 レンズ 6 回折光学素子

Claims (8)

  1. レンズの物体側に取り付けられるレンズフードであって、
    前記レンズの最も物体側のレンズ面に入射する光束のうち、当該レンズが開放の場合に画像の形成に関わる光束を遮らないように配置された第1のフード部と、
    当該第1のフード部の内側であって、前記画像の形成に関わる光束の一部を遮るように配置された第2のフード部と、を有することを特徴とするレンズフード。
  2. 前記第2のフード部の光軸方向の長さは、前記第1のフード部の光軸方向の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載のレンズフード。
  3. 前記第2のフード部は、前記第1のフード部内の物体側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズフード。
  4. 前記第2のフード部の内壁は、光軸と略平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズフード。
  5. 前記第1のフード部及び前記第2のフード部は、物体側から見たときに略同心円状に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のレンズフード。
  6. 前記第2のフード部は、同心円状に配置された少なくとも2以上の部材から構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズフード。
  7. 前記第2のフード部は、前記第1のフード部に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のレンズフード。
  8. 少なくとも一枚の回折光学素子を有する前記レンズに取り付けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のレンズフード。
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