JP2012246775A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持部の変形を抑制する。
【解決手段】圧縮機は、ケーシング2内に収容され、圧縮室11を有するシリンダと、ケーシング内において、シリンダの軸方向端面に固定されるフロントヘッド30とを備える。圧縮室11の軸方向から見たときに、フロントヘッド30は、圧縮室11の径方向外側において周方向に並んで配置された複数の油戻し通路43と、隣接する2つの油戻し通路43の間にそれぞれ位置する複数の支持部37〜41とを有している。支持部37〜40は、圧縮室11の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して傾斜している。
【選択図】図3

Description

本発明は、シリンダの外周面またはシリンダの端面に配置された端板部材の外周面がケーシングの内周面に固定される圧縮機に関する。
従来から、圧縮室を有するシリンダと、このシリンダの端面に配置されると共に、ケーシングの内周面に固定される端板部材とを備える圧縮機が知られている。
例えば特許文献1に示す圧縮機では、シリンダの内側にはピストンが配置されており、圧縮室はピストンによって高圧室と低圧室に区画される。また、端板部材は、ボルトによってシリンダに固定される円形状の本体部と、本体部の外周部に周方向に並んで設けられた複数の油戻し通路と、隣接する2つの油戻し通路の間に位置する支持部とを有する。支持部は圧縮室の径方向に延在している。また、ケーシングの下部には、圧縮機構の摺動部に供給される潤滑油が溜められており、冷媒と共に圧縮機構から吐出された潤滑油は、端板部材の油戻し孔を通過してケーシングの下部に戻される。
特開2001−182681号公報
このような圧縮機では、高圧室の冷媒圧力が高くなってピストンが低圧室側に押圧される等の理由により、シリンダに回転方向の力が作用する。この回転方向の力は、ボルトを介して、端板部材の本体部に伝達される。これにより、支持部の径方向内側端部に周方向の力が作用する。支持部は圧縮室の径方向に延在しているため、支持部は、その延在方向に直交する方向の力を受けることになり、曲げ変形しやすい。
また、支持部の幅を太くすることで、支持部の変形を抑制できるが、支持部の幅を太くすると、油戻し通路の開口面積を確保することができなくなってしまう。
また、シリンダの外周面をケーシングの内周面に固定して、シリンダにおける圧縮室の径方向外側に、油通し通路と支持部とを設けた構成の圧縮機においても、上述した圧縮機と同様に、支持部が変形しやすいという問題が生じる。
そこで、本発明は、支持部の変形を抑制できる圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明に係る圧縮機は、ケーシング内に収容され、圧縮室を有するシリンダと、前記ケーシング内において、前記シリンダの軸方向端面に固定される端板部材とを備え、前記圧縮室の軸方向から見たときに、前記端板部材が、前記圧縮室の径方向外側において周方向に並んで配置された複数の油戻し通路と、隣接する2つの前記油戻し通路の間にそれぞれ位置する複数の支持部とを有しており、前記複数の支持部の少なくとも1つは、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して傾斜していることを特徴とする。
この圧縮機では、端板部材が支持部の径方向内側の部分においてシリンダに固定されている場合、シリンダに回転方向の力が作用すると、傾斜している支持部は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部は回転方向の力を強く支持できるため、支持部の変形を抑制できる。
第2の発明に係る圧縮機は、第1の発明において、前記端板部材が、前記シリンダに対してボルトで固定されており、前記圧縮室の軸方向から見たときに、前記ボルトが、前記少なくとも1つの支持部の延長線上に配置されることを特徴とする。
この圧縮機では、シリンダに作用する回転方向の力は、ボルトを介して端板部材に伝達されるため、傾斜している支持部の延長線上にボルトを配置することにより、支持部は回転方向の力を受けやすくなる。つまり、支持部は回転方向の力をより強く支持できる。
第3の発明に係る圧縮機は、ケーシング内に収容され、圧縮室を有するシリンダを備え、前記圧縮室の軸方向から見たときに、前記シリンダが、前記圧縮室の径方向外側において周方向に並んで配置された複数の油戻し通路と、隣接する2つの前記油戻し通路の間にそれぞれ位置する複数の支持部とを有しており、前記複数の支持部の少なくとも1つは、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して傾斜していることを特徴とする。
この圧縮機では、シリンダに回転方向の力が作用すると、傾斜している支持部は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部は回転方向の力を強く支持できるため、支持部の変形を抑制できる。
第4の発明に係る圧縮機は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記少なくとも1つの支持部は、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して15°以上90°未満の範囲内で傾斜していることを特徴とする。
この圧縮機では、支持部が、15°以上90°未満という比較的大きい角度で傾斜しているため、支持部は回転方向の力をより強く支持できる。
第5の発明に係る圧縮機は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記端板部材または前記シリンダは、前記支持部の径方向内側端部が接続され、且つ、その中心軸が前記圧縮室の中心軸と一致する円形状の本体部を有しており、前記圧縮室の軸方向から見たときに、前記支持部の側端部が、前記本体部の外周面に対する接線方向に延在していることを特徴とする。
この圧縮機では、支持部が、回転しようとする本体部を、回転方向モーメントが最大になるところで押さえることができるため、回転方向の力をより強く支持できる。
第6の発明に係る圧縮機は、第1〜第5のいずれかの発明において、前記シリンダは、前記圧縮室に冷媒を供給するための吸入路を有しており、前記吸入路には、前記ケーシングの外部のアキュームレータに接続された吸入管の端部が内嵌されており、前記圧縮室の軸方向から見たときに、前記少なくとも1つの支持部は、前記吸入路の延在方向に直交することを特徴とする。
この圧縮機では、アキュームレータの振動が吸入管を介してシリンダに伝達されて、シリンダが吸入路の延在方向に直交する方向に振動する場合に、吸入路の延在方向に直交する支持部の変形を抑制できる。
第7の発明に係る圧縮機は、第1〜第6のいずれかの発明において、前記端板部材または前記シリンダは、前記支持部の径方向外側端部が接続され、且つ、前記ケーシングの内周面に固定される環状固定部を有することを特徴とする。
この圧縮機では、支持部の径方向外側端部を、ケーシングの内周面に直接固定する場合よりも固定が容易である。また、環状固定部は環状であるため、変形しにくい。
第8の発明に係る圧縮機は、第7の発明において、前記環状固定部は、前記支持部の径方向外側端部の径方向外側において前記ケーシングの内周面に固定されることを特徴とする。
この圧縮機では、環状固定部が変形しにくく、支持部がより強く支持できる(変形しにくい)。
第9の発明に係る圧縮機は、第1〜第8のいずれかの発明において、前記端板部材または前記シリンダが、前記少なくとも1つの支持部を別部材として有していることを特徴とする。
この圧縮機では、傾斜している支持部だけを高強度材料で形成することができるため、端板部材またはシリンダ全体を高強度材料で形成する場合に比べて、コストを低減できる。
第10の発明に係る圧縮機は、第9の発明において、前記少なくとも1つの支持部の引張強度が、前記端板部材または前記シリンダにおける他の部分の引張強度よりも高いことを特徴とする。
この圧縮機では、傾斜している支持部が破損しにくい。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、端板部材が支持部の径方向内側の部分においてシリンダに固定されている場合、シリンダに回転方向の力が作用すると、傾斜している支持部は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部は回転方向の力を強く支持できる。そのため、支持部の変形を抑制できる。
第2の発明では、シリンダに作用する回転方向の力は、ボルトを介して端板部材に伝達されるため、傾斜している支持部の延長線上にボルトを配置することにより、支持部は回転方向の力を受けやすくなる。つまり、支持部は回転方向の力をより強く支持できる。
第3の発明では、シリンダに回転方向の力が作用すると、傾斜している支持部は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部は回転方向の力を強く支持できる。そのため、支持部の変形を抑制できる。
第4の発明では、支持部が、15°以上90°未満という比較的大きい角度で傾斜しているため、支持部は回転方向の力をより強く支持できる。
第5の発明では、支持部が、回転しようとする本体部を、回転方向モーメントが最大になるところで押さえることができるため、回転方向の力をより強く支持できる。。
第6の発明では、アキュームレータの振動が吸入管を介してシリンダに伝達されて、シリンダが吸入路の延在方向に直交する方向に振動する場合に、吸入路の延在方向に直交する支持部の変形を抑制できる。
第7の発明では、支持部の径方向外側端部を、ケーシングの内周面に直接固定する場合よりも固定が容易である。また、環状固定部は環状であるため、変形しにくい。
第8の発明では、環状固定部が変形しにくく、支持部がより強く支持できる(変形しにくい)。
第9の発明では、傾斜している支持部だけを高強度材料で形成することができるため、端板部材またはシリンダ全体を高強度材料で形成する場合に比べて、コストを低減できる。
第10の発明では、傾斜している支持部が破損しにくい。
本発明の第1実施形態に係る圧縮機の断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図3の部分拡大図である。 図1のD−D線断面図である。 第1実施形態の変形例に係るフロントヘッドの平面図である。 第1実施形態の変形例の断面図である。 第1実施形態の変形例の断面図である。 第1実施形態の変形例に係るフロントヘッドの部分平面図である。 第1実施形態の変形例に係るフロントヘッドの平面図である。 第1実施形態の変形例の断面図である。 第1実施形態の変形例の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧縮機の断面図である。 図1のE−E線断面図である。 本発明の他の実施形態に係る圧縮機の断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る圧縮機1について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機1は、ケーシング2と、このケーシング2内に収容された圧縮機構9および駆動機構6を有している。この圧縮機1は、例えば空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれて使用され、アキュームレータ100から供給される冷媒(本実施形態では、CO2)を圧縮して排出管4から排出する。圧縮機1は、図1に示す向き、即ち、シャフト8の方向が上下方向となる向きに設置される。なお、図1は、図3中のA−A線における断面図である。図1では、駆動機構6の断面を示すハッチングを省略している。
ケーシング2は、両端が塞がれた円筒状の容器であり、その上部には、圧縮された冷媒を排出するための排出管4と、駆動機構6の後述する固定子7bのコイルに電流を供給するためのターミナル端子5が設けられている。なお、図1では、このコイルとターミナル端子5とを接続する配線を省略している。また、ケーシング2の側部には、圧縮機1に冷媒を導入するための吸入管3が設けられている。吸入管3は、ケーシング2の外部に配置されたアキュームレータ100に接続されている。ケーシング2内の下部には、圧縮機構9の摺動部の動作を滑らかにするための潤滑油Lが貯留されている。
駆動機構6は、圧縮機構9の上方に配置されており、圧縮機構9を駆動する。駆動機構6は、駆動源となるモータ7と、モータ7の駆動力を圧縮機構9に伝達するためのシャフト8とを有している。
モータ7は、ケーシング2の内周面に固定されている略円環状の固定子7bと、この固定子7bの径方向内側にエアギャップを介して配置される略円環状の回転子7aとから構成されている。回転子7aは磁石(図示省略)を有し、固定子7bはコイルを有している。固定子7bのコイルに電流を流すことで生じる電磁力によって、回転子7aは回転する。固定子7bの外周面は、全周にわたってケーシング2の内周面に密着しているわけではなく、固定子7bの外周面には、上下方向に延び且つモータ7の上下の空間を連通させる複数の凹部(図示省略)が、周方向に並んで形成されている。
シャフト8は、回転子7aの内周面に固定されており、回転子7aと一体的に回転する。
シャフト8は、後述する圧縮室11内となる位置に、偏心部8aを有している。この偏心部8aは、円柱状に形成されており、その中心軸がシャフト8の回転中心(圧縮室11の中心軸C1)に対して偏心している。偏心部8aの外周面には、圧縮機構9の後述するローラ21が装着されている。
また、シャフト8の下側略半分の内部には、上下方向に延在する給油路8bが形成されている。この給油路8bの下端部には、シャフト8の回転に伴って潤滑油Lを給油路8b内に吸い上げる螺旋羽根形状のポンプ部材(図示省略)が挿入されている。さらに、シャフト8には、給油路8b内の潤滑油Lをシャフト8の外側に排出するための複数の排出孔8cが形成されている。
圧縮機構9は、シリンダ10と、ピストン20と、フロントヘッド(端板部材)30と、マフラー50と、リアヘッド60とを有している。これらは全て金属材料で形成されており、マフラー50以外は、焼結や、鋳造や、削り出しなどの機械加工によって製造されている。また、マフラー50は絞り加工などで製造されている。
図2に示すように、シリンダ10は、略円形板状に形成されており、その中央部に圧縮室11を有する。圧縮室11の上方の開口は、フロントヘッド30の下面で閉塞されており、圧縮室11の下方の開口は、リアヘッド60の上面で閉塞されている。
また、シリンダ10には、圧縮室11内に冷媒を導入するための吸入路12が形成されている。この吸入路12は、圧縮室11の径方向に水平に延在している。図1に示すように、吸入路12の径方向外側の端部には、吸入管3の先端が内嵌されている。さらに、図2に示すように、シリンダ10には、圧縮室11の周壁面から径方向外側に凹んだ形状のブレード収容部13が形成されている。ブレード収容部13は、シリンダ10を上下方向に貫通している。また、図2に示すように、シリンダ10は、吸入路12とブレード収容部13が形成されている部分において、径方向外側に突出している。この突出している部分を突出部10aとする。
図2に示すように、ピストン20は、円環状のローラ21と、このローラ21の外周面から径方向外側に延在するブレード22とから構成されている。ローラ21は、偏心部8aの外周面に対して相対回転可能に装着されており、圧縮室11内に配置されている。
ブレード22は、ブレード収容部13に配置された一対のブッシュ14の間に、進退可能に配置されている。一対のブッシュ14は、略円柱状の部材を半分割した形状である。一対のブッシュ14は、その間にブレード22を配置した状態で、ブレード収容部13内において揺動可能となっている。したがって、ブレード22は、ブレード収容部13内において、進退可能であると共に、一対のブッシュ14を中心として揺動可能となっている。
図1に示すように、フロントヘッド30は、シリンダ10の上側に配置され、ケーシング2の内周面に固定されている。図3に示すように、フロントヘッド30は、本体部31と、ボス部36と、5つの支持部37〜41と、環状固定部42とを有する。
本体部31は、略円形板状に形成されており、その中心軸は、圧縮室11の中心軸C1と一致している。本体部31の中央部には、シャフト8が回転可能に挿通されている。また、本体部31は、その下面がシリンダ10の上端面に接しており、4つのボルト35a〜35dによってシリンダ10に固定されている。4つのボルト35a〜35dは周方向に並んで配置されている。
また、図3に示すように、本体部31には、圧縮室11内で圧縮された冷媒を吐出するための吐出孔32が形成されている。図5に示すように、本体部31の上面には、凹部33が形成されており、吐出孔32の出口は、この凹部33の底面に形成されている。なお、図5は、マフラー50の一部を省略して表示している。凹部33内には、吐出孔32の出口を開閉する弁機構34が配置されている。弁機構34は、板バネを有しており、圧縮室11内の圧力が所定の圧力以上のときに、吐出孔32の出口を開放するように構成されている。
図1に示すように、ボス部36は、本体部31の上面の中央から上方に突出しており、円筒状に形成されている。ボス部36の内径は、本体部31の中央の孔と同径であって、ボス部36内には、シャフト8が回転可能に挿通されている。
図3に示すように、本体部31の外周面には、5つの支持部37〜41が周方向に並んで設けられている。これにより、フロントヘッド30は、本体部31の径方向外側において、周方向に並んで配置された5つの油戻し通路43を有している。支持部37〜41は、それぞれ、隣接する2つの油戻し通路43の間に位置している。また、支持部37〜41の径方向外側の端部は、環状固定部42の内周面に接続されている。
支持部41は、シリンダの突出部10aとほぼ同じ形状であって、突出部10aに対向して配置されている。支持部37〜40は、互いに同じ形状であって、圧縮室11の中心軸C1回りに回転対称に形成されている。
図4に示すように、支持部37の径方向内側端部の中央位置を位置P1とし、位置P1と中心軸C1とを通る直線を、直線L1とする。また、支持部37の径方向外側端部の中央位置を位置P2とし、位置P1と位置P2とを結ぶ直線を、支持部の中心線L2とする。支持部37は、上下方向から見て、直線L1に対して傾斜する方向に延在している。支持部37が直線L1に対して傾斜しているとは、支持部37の中心線L2が、直線L1に対して傾斜していることをいう。支持部37の中心線L2は、上下方向から見て、直線L1に対してシャフト8の回転方向側に傾斜している。
図4に示すように、支持部37の中心線L2と直線L1とがなす角度を、支持部37の傾斜角度αとする。本実施形態では、傾斜角度αは45°であるが、これに限定されるものではない。傾斜角度αは15°以上90°未満の範囲内であることが好ましい。
図1に示すように、支持部37の厚さ(上下方向長さ)は、一定であって、本体部31の最大厚さ(凹部33が形成されていない部分の厚さ)とほぼ同じである。また、支持部37の両側面は、平行に形成されている。そのため、支持部37の幅は一定である。
支持部38〜40についても、支持部37と同様に、各支持部の径方向内側端部の中央位置と中心軸C1とを通る直線に対して、シャフト8の回転方向側に傾斜している。また、支持部38〜40の傾斜角度αは、支持部37の傾斜角度αと同じである。
4つの支持部37〜40は、周方向に等間隔で配置されている。つまり、支持部37と支持部38の径方向内側端部の離間距離、支持部38と支持部39の径方向内側端部の離間距離、および、支持部39と支持部40の径方向内側端部の離間距離は、互いに同じである。
環状固定部42は、スポット溶接によってケーシング2の内周面に固定されている。図5に示すように、環状固定部42は、少なくとも、支持部37〜40の径方向外側端部の径方向外側の位置A1〜A4において、ケーシング2の内周面に溶接されている。環状固定部42とケーシング2とは、上記位置A1〜A4の位置以外の位置でも溶接されていてもよい。
マフラー50は、冷媒の吐出に伴う騒音の低減するために設けられている。図1に示すように、マフラー50は、フロントヘッド30の上側に配置されており、ボルト35a〜35dによって、フロントヘッド30と一緒に本体部31に固定されている。マフラー50は、フロントヘッド30との間にマフラー空間Mを形成している。また、図5に示すように、マフラー50には、マフラー空間M内の冷媒を排出するためのマフラー吐出孔51が形成されている。
図1に示すように、リアヘッド60は、円環状の部材であって、シリンダ10の下側に配置され、ボルトによってシリンダ10に固定されている。リアヘッド60には、シャフト8が回転可能に挿通されている。
次に、本実施形態の圧縮機1の動作について説明する。
アキュームレータ100から吸入管3および吸入路12を介して圧縮室11内に冷媒を供給しつつ、モータ7の駆動によりシャフト8を回転させると、図2に示すように、偏心部8aに装着されたローラ21は、圧縮室11の周壁面に沿って周方向に移動する。これにより、ピストン20の側面と圧縮室11の周壁面とによって形成される空間の容積が変化するため、圧縮室11内で冷媒が圧縮される。
より具体的に説明すると、図2(a)の状態から偏心部8aが図中の矢印方向に回転することで、図2(b)に示すように、ローラ21の外周面と圧縮室11の周壁面とによって形成される空間が、低圧室11aと高圧室11bに区画される。さらに偏心部8aが回転すると、図2(b)〜図2(d)に示すように、低圧室11aの容積が大きくなるため低圧室11a内に冷媒が吸い込まれていく。同時に、高圧室11bの容積が小さくなるため、高圧室11bにおいて冷媒が圧縮される。
そして、高圧室11b内の圧力が所定の圧力以上になると、フロントヘッド30に設けられた弁機構34が開弁して、高圧室11b内の冷媒が吐出孔32を介してマフラー空間Mに吐出される。その後、図2(a)の状態に戻り、高圧室11bからの冷媒の吐出が完了する。この工程を繰り返すことにより、吸入管3から圧縮室11に供給された冷媒が連続的に圧縮されて排出される。
マフラー空間Mに吐出された冷媒は、マフラー50のマフラー吐出孔51から圧縮機構9の外に吐出された後、固定子7bと回転子7aとの間のエアギャップなどを通過して、最終的に、排出管4からケーシング2の外に排出される。
また、シャフト8の排出孔8cから圧縮室11内に排出された潤滑油Lの一部は、冷媒と共に圧縮機構9の外に吐出される。圧縮機構9の外に吐出された潤滑油Lの一部は、フロントヘッド30の油戻し通路43を通過して、ケーシング2の下部に戻される。また、圧縮機構9の外に吐出された潤滑油Lの他の一部は、冷媒と共にモータ7の上方の空間まで移動した後、固定子7bの外周面に形成された凹部(図示省略)と、フロントヘッド30の油戻し通路43を通過して、ケーシング2の下部に戻される。
圧縮機1の運転中、高圧室11b内の冷媒圧力が高くなると、図2(c)および(d)に示すように、ピストン20は高圧室11b内の高圧冷媒によって、低圧室11a側に押圧される。これにより、ピストン20には、中心軸C1を中心として回転しようとする力が働く。そのため、シリンダ10は、ブレード22から低圧室11a側のブッシュ14を介して、中心軸C1を中心とした回転方向の力F1を受ける。
シリンダ10に作用する回転方向の力F1が、ボルト35a〜35dを介して、フロントヘッド30の本体部31に伝達される。フロントヘッド30の環状固定部42はケーシング2の内周面に固定されているため、本体部31に回転方向の力F2が作用すると、支持部37〜41の径方向内側端部は、径方向外側端部に対して、本体部31の周方向に移動しようとする。
圧縮室の径方向に延在している従来の支持部(以下、傾斜していない支持部という)の場合、本体部31に回転方向の力F2が作用すると、支持部には、延在向に直交する方向の力が作用する。そのため、傾斜していない支持部は曲げ変形しやすい。
一方、本実施形態では、支持部37〜40は、それぞれ、径方向内側端部の中央位置と圧縮室11の中心軸C1とを通る直線(支持部37の場合、直線L1)に対して、シャフト8の回転方向側に傾斜している。そのため、図4に示すように、本体部31に回転方向の力F2が作用すると、傾斜している支持部37〜40は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部37〜40は回転方向の力F2を強く支持できる。そのため、支持部37〜40の曲げ変形を抑制できる。
また、本実施形態では、支持部37〜40の傾斜角度αは45°と大きいため、支持部37〜40は、回転方向の力F2をより強く支持できる。
また、環状固定部42は、支持部37〜40の径方向外側端部の径方向外側においてケーシングの内周面に固定されているため、環状固定部42が変形しにくく、支持部37〜40はより強く支持できる。
傾斜していない従来の支持部の場合、支持部の径方向外側端部の径方向外側においてスポット溶接を行うと、スポット溶接による荷重によって本体部31が変形しやすいが、本実施形態では、支持部37〜40が傾斜しているため、スポット溶接による荷重が本体部31に伝わりにくくなり、本体部31の変形を抑制することができる。
また、本実施形態では、支持部37〜40は、周方向に等間隔に配置されているため、支持部37〜40にかかる負荷をほぼ同じにできる。そのため、支持部37〜40が変形するのをより抑制できる。
また、本実施形態では、支持部37〜41の径方向外側端部は、環状固定部42を介して、ケーシング2の内周面に固定されるため、支持部37〜41の径方向外側端部をケーシング2に直接固定する場合よりも固定が容易である。また、環状固定部42は環状であるため、変形しにくい。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、フロントヘッド30が有する支持部の数は、5つであるが、これに限定されない。支持部の数は、6つ以上であっても、4つ以下であってもよい。また、支持部41は設けなくてもよい。
(変形例2)
フロントヘッド30が有する複数の支持部37〜40のうち一部の支持部は、圧縮室11の中心軸C1を通る直線に対して傾斜していなくてもよい。
(変形例3)
上記実施形態においても述べたとおり、支持部の傾斜角度αは45°に限定されるものではない。
傾斜角度αは15°以上90°未満の範囲が好ましい。この場合、支持部の傾斜角度が比較的大きいため、支持部は回転方向の力F2(図4参照)をより強く支持できる。
(変形例4)
上記実施形態では、複数の支持部37〜40の傾斜角度αは全て同じであるが、互いに異なっていてもよい。
(変形例5)
例えば図6に示す支持部267、268のように、上下方向から見て、支持部の側面(側端部)が、本体部31の外周面に対する接線方向に延在していてもよい。
この構成によると、支持部267、268は、回転しようとする本体部31を、回転方向モーメントが最大になるところで押さえることができるため、回転方向の力をより強く支持できる。
(変形例6)
上記実施形態では、複数の支持部37〜40は、全て、シャフト8の回転方向側に傾斜しており、回転方向の力F2が作用した際に、圧縮方向の力を受けるが、例えば図7および図8に示すように、複数の支持部の一部が、シャフト8の回転方向と反対側に傾斜していてもよい。また、複数の支持部の全てが、シャフト8の回転方向と反対側に傾斜していてもよい。シャフト8の回転方向と反対側に傾斜する支持部は、本体部31に回転方向の力F2が作用したとき、引張方向の力を受ける。なお、図7および図8は、フロントヘッドの断面を示すハッチングを省略して表示している。
(変形例7)
例えば図7に示すように、上下方向から見て、少なくとも1つの支持部の延長線上にボルト(35a〜35dのいずれか)を配置してもよい。支持部の延長線上にボルトを配置するとは、支持部の両側面の延長線の間にボルトを配置することである。
図7に示すフロントヘッド330では、4つの支持部337〜340の延長線上にボルト35a〜35dが配置されている。
シリンダ10に作用する回転方向の力F1(図2参照)は、ボルト35a〜35dを介してフロントヘッドに伝達されるため、支持部337〜340の延長線上にボルトを配置することにより、支持部337〜340は、回転方向の力F2(図4参照)を受けやすくなる。つまり、支持部337〜340は、回転方向の力をより強く支持できる。
(変形例8)
例えば図8のように、上下方向から見て、少なくとも1つの支持部が、シリンダ10の吸入路12の延在方向に直交していてもよい。
図8に示すフロントヘッド430では、4つの支持部437〜440が全て、吸入路12の延在方向に直交している。
圧縮機の運転時、モータの回転トルクによって、アキュームレータ100が、吸入路12の延在方向に直交する水平方向に振動する場合がある。この振動は吸入管3を介してシリンダ10に伝達される。これにより、シリンダ10は、ケーシング2に対して、吸入路12の延在方向に直交する水平方向に振動しようとする。このとき、支持部437〜440の傾斜方向(延在方向)が、振動方向と一致するため、振動による変形を抑制することができる。
傾斜していない従来の支持部でも、吸入路12の延在方向に直交するように配置することは可能であるが、傾斜していない支持部の場合、フロントヘッドに2つしか設けることはできない。一方、本実施形態では、支持部を傾斜させることで、図8のように、3つ以上配置することができる。したがって、アキュームレータ100の振動による曲げ変形が生じにくい支持部を、従来の圧縮機よりも多く配置することができる。
なお、図8では、支持部437〜440の延在方向は、吸入路12の延在方向に直交する方向であるが、吸入路12の延在方向に直交する方向から若干ずれていてもよい。この場合でも、アキュームレータ100の振動による支持部の曲げ変形を抑制することができる。
(変形例9)
上記実施形態では、支持部37〜40は周方向に等間隔に配置されているが、等間隔に配置されていなくてもよい。
(変形例10)
上記実施形態では、各支持部の厚み(上下方向長さ)は、一定であるが、一定でなくてもよい。例えば、支持部の厚みは、径方向外側に向かって徐々に厚くまたは薄くなっていてもよい。
(変形例11)
例えば図9(a)に示すように、支持部の側面は、上下方向から見たときに、その一部が直線状であれば、側面全体が直線状に形成されていなくてもよい。
図9(a)に示す支持部537は、側面537aの径方向内側端部付近と、側面537bの径方向外側端部付近が、それぞれ円弧状に形成されている。
図9(a)の場合、側面537aの直線部分の延長線と本体部31の外周面との交点と、側面537bと本体部31の外周面との交点との中心位置P3を、支持部537の径方向内側端部の中心位置とする。支持部537の径方向外側端部の中心位置P4も、位置P3と同様である。また、位置P3と位置P4とを結ぶ直線L3を、支持部537の中心線とする。
(変形例12)
上記実施形態では、支持部の両側面は平行であるが、例えば図9(b)に示すように、支持部の両側面は平行でなくてもよい。
図9(b)に示す支持部637の両側面は、本体部31側(径方向内側)に向かって支持部637の幅が太くなるように形成されている。この構成によると、スポット溶接の際に本体部31にかかる荷重を分散させることができるため、スポット溶接による本体部31の変形を抑制することができる。
なお、支持部は、本体部31側に向かって支持部の幅が細くなるように形成されていてもよい。
(変形例13)
例えば図9(c)に示すように、2本の支持部737、738が、本体部31の外周面の同じ位置に接続されていてもよい。
(変形例14)
例えば図10に示すように、フロントヘッドが、少なくとも1つの支持部を別部材として有していてもよい。この場合、別部材で構成された支持部の引張強度を、フロントヘッドにおける他の部分の引張強度よりも高くすることが好ましい。
図10に示すフロントヘッド830では、4つの支持部837〜840が、環状固定部42および本体部31と別部材で構成されている。
この構成によると、別部材で構成された支持部だけを高強度材料で形成することができるため、フロントヘッド全体を高強度材料で形成する場合に比べて、コストを低減できる。また、支持部を高強度材料で形成することで、支持部の破損を抑制することができる。
なお、図10では、支持部837〜840は、ボルトによって環状固定部42と本体部31に固定されているが、固定方法はボルトに限定されない。
(変形例15)
支持部と環状固定部42とが一体化されたものと、本体部31とが別部材で構成されていてもよい。
(変形例16)
例えば図11に示すフロントヘッド930のように、環状固定部42を有しておらず、支持部937〜941の径方向外側端部が、ケーシング2の内周面に直接固定される構成であってもよい。この構成によると、油戻り通路943の開口面積を大きくすることができる。
(変形例17)
例えば図12に示すフロントヘッド1030のように、環状固定部42の代わりに、複数の当て板42a〜42dを有していてもよい。当て板42a〜42dは、それぞれ、支持部1037〜1040の径方向外側端部に接続され、且つ、ケーシング2の内周面に固定される。この構成によると、油戻り通路1043の開口面積を大きくすることができる。また、支持部の径方向外側端部を直接ケーシング2の内周面にスポット溶接する場合に比べて、スポット溶接できる範囲が広くなるため、容易に溶接できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る圧縮機101について説明する。なお、前記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態の圧縮機101は、シリンダ70およびフロントヘッド80の構成が上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。上記第1実施形態の圧縮機1では、圧縮機構9は、フロントヘッド80の外周面においてケーシング2の内周面に固定されていたのに対して、本実施形態の圧縮機101では、圧縮機構109は、シリンダ70の外周面においてケーシング2の内周面に固定されている。フロントヘッド80は、第1実施形態のフロントヘッド30から支持部37〜41と環状固定部42を除いた残りの部分(本体部31とボス部36)とほぼ同じ形状である。
図14に示すように、シリンダ70は、本体部71と、4つの支持部72〜75と、環状固定部76とを有する。本体部71は、4つのボルト35a〜35dによって、フロントヘッド80に固定されている。本体部71は、略円形板状に形成されており、その中央部に圧縮室11を有する。本体部71の中心軸は、圧縮室11の中心軸C1と一致している。本体部71の外径は、第1実施形態のフロントヘッド30の本体部31の外径と同じである。
また、本体部71は、吸入路12とブレード収容部13とを有する。本体部71は、吸入路12とブレード収容部13とが形成されている部分において、径方向外側に突出している。この突出している部分を本体突出部71aとする。本体突出部71aの径方向外側端部は、環状固定部76の内周面に接続されている。
本体部71の外周面には、4つの支持部72〜75が周方向に並んで設けられている。これにより、シリンダ70は、本体部71の径方向外側において、周方向に並んで配置された5つの油戻し通路77を有している。支持部72〜75は、それぞれ、隣接する2つの油戻し通路77の間に位置している。また、支持部72〜75の径方向外側の端部は、環状固定部76の内周面に接続されている。
支持部72〜75は、第1実施形態のフロントヘッド30に設けられた支持部37〜40とそれぞれ同じ形状に形成されている。
環状固定部76は、スポット溶接によってケーシング2の内周面に固定されている。第1実施形態の環状固定部42と同様に、環状固定部76は、少なくとも、支持部72〜75の径方向外側端部の径方向外側の位置(図5の位置A1〜A4参照)において、ケーシング2の内周面に溶接されている。
上記第1実施形態で説明したように、圧縮機101の運転中、高圧室11b内の冷媒圧力が高くなると、ピストン20には、中心軸C1を中心として回転しようとする力が働くため、シリンダ70は、ブレード22から低圧室11a側のブッシュ14を介して、回転方向の力F1を受ける。
シリンダ70の環状固定部76はケーシング2の内周面に固定されているため、本体部71に回転方向の力F1が作用すると、傾斜している支持部72〜75は、その傾斜方向に沿った方向の力を受ける。したがって、支持部72〜75は回転方向の力F2を強く支持できる。そのため、支持部72〜75の曲げ変形を抑制できる。その他、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記第2実施形態は、第1実施形態の変形例1〜16と同様の変更が可能である。
以上、本発明の第1、第2実施の形態およびその変形例について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態および変形例に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態および変形例の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1実施形態では、フロントヘッド30の外周面がケーシング2の内周面に固定されており、フロントヘッド30が本発明の端板部材を構成しているが、リアヘッド60の外周面がケーシング2の内周面に固定されており、リアヘッドが本発明の端板部材を構成していてもよい。
上記実施形態では、1シリンダ型の圧縮機に本発明を適用しているが、2シリンダ型の圧縮機に本発明を適用してもよい。2シリンダ型の圧縮機とは、上から順に、フロントヘッド、第1シリンダ、ミドルプレート、第2シリンダ、リアヘッドが配置された圧縮機構を有するものである。本発明の支持部は、フロントヘッド、第1シリンダ、ミドルプレート、第2シリンダ、リアヘッドのいずれに設けてもよい。
上記実施形態では、圧縮機構9は、シリンダ10の内部に、ローラ21とブレード22とからなるピストン20が配置された構成であるが、例えば図15に示すように、シリンダ210の内部に、ローラ223とベーン224とが配置された構成の圧縮機構209であってもよい。シリンダ210には、圧縮室211と、吸入孔212と、ベーン224を収容するベーン収容部213とが形成されている。ローラ223は、偏心部8aの外周面に装着されている。ベーン224は、ベーン収容部213内に設けられた付勢バネ214によって付勢され、先端がローラ223の外周面に押し付けられている。偏心部8a(シャフト8)の回転に伴ってローラ223が圧縮室211の周壁面に沿って周方向に移動すると、ローラ223の外周面とベーン224の側面と圧縮室211の周壁面とによって形成される空間の容積が変化するため、圧縮室211内で冷媒が圧縮される。
本発明を利用すれば、支持部の変形を抑制することができる。
1、101 圧縮機
2 ケーシング
3 吸入管
10、210 シリンダ
11、211 圧縮室
12、212 吸入路
30、80、330、430、830、930、1030 フロントヘッド(端板部材)
31 本体部
35a〜35d ボルト
37〜41、267、268、337〜340、437〜440、537、637、737、738、837〜840、937〜941、1037〜1040 支持部
42 環状固定部
43、943、1043 油戻し通路
100 アキュームレータ
70 シリンダ
71 本体部
72〜75 支持部
76 環状固定部
77 油戻し通路

Claims (10)

  1. ケーシング内に収容され、圧縮室を有するシリンダと、
    前記ケーシング内において、前記シリンダの軸方向端面に固定される端板部材とを備え、
    前記圧縮室の軸方向から見たときに、
    前記端板部材が、
    前記圧縮室の径方向外側において周方向に並んで配置された複数の油戻し通路と、
    隣接する2つの前記油戻し通路の間にそれぞれ位置する複数の支持部とを有しており、
    前記複数の支持部の少なくとも1つは、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して傾斜していることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記端板部材が、前記シリンダに対してボルトで固定されており、
    前記圧縮室の軸方向から見たときに、
    前記ボルトが、前記少なくとも1つの支持部の延長線上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. ケーシング内に収容され、圧縮室を有するシリンダを備え、
    前記圧縮室の軸方向から見たときに、
    前記シリンダが、
    前記圧縮室の径方向外側において周方向に並んで配置された複数の油戻し通路と、
    隣接する2つの前記油戻し通路の間にそれぞれ位置する複数の支持部とを有しており、
    前記複数の支持部の少なくとも1つは、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して傾斜していることを特徴とする圧縮機。
  4. 前記少なくとも1つの支持部は、前記圧縮室の中心軸と当該支持部の径方向内側端部の中央位置を通る直線に対して15°以上90°未満の範囲内で傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮機。
  5. 前記端板部材または前記シリンダは、
    前記支持部の径方向内側端部が接続され、且つ、その中心軸が前記圧縮室の中心軸と一致する円形状の本体部を有しており、
    前記圧縮室の軸方向から見たときに、
    前記支持部の側端部が、前記本体部の外周面に対する接線方向に延在していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮機。
  6. 前記シリンダは、前記圧縮室に冷媒を供給するための吸入路を有しており、
    前記吸入路には、前記ケーシングの外部のアキュームレータに接続された吸入管の端部が内嵌されており、
    前記圧縮室の軸方向から見たときに、
    前記少なくとも1つの支持部は、前記吸入路の延在方向に直交することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の圧縮機。
  7. 前記端板部材または前記シリンダは、
    前記支持部の径方向外側端部が接続され、且つ、前記ケーシングの内周面に固定される環状固定部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の圧縮機。
  8. 前記環状固定部は、前記支持部の径方向外側端部の径方向外側において前記ケーシングの内周面に固定されることを特徴とする請求項7に記載の圧縮機。
  9. 前記端板部材または前記シリンダが、前記少なくとも1つの支持部を別部材として有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の圧縮機。
  10. 前記少なくとも1つの支持部の引張強度が、前記端板部材または前記シリンダにおける他の部分の引張強度よりも高いことを特徴とする請求項9に記載の圧縮機。
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