JP2012240921A - 発泡性組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】香料の含有量を増大させても良好な製造性と充分な保存安定性とを確保することのできる発泡性組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(C):(A)香料 1.2〜5.0質量%、(B)固めカサ密度1.0g/mL未満の炭酸ナトリウム 15〜70質量%、(C)有機酸を含有する発泡性組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、発泡性組成物に関する。
従来より、水を加えて有機酸と炭酸塩とを反応させ、炭酸ガスを発生させることで香気を漂わせることのできる発泡性組成物が知られている。例えば、特許文献1には、(a)炭酸塩、(b)有機酸及び(c)多孔性軽質無水ケイ酸を含有する混合物を圧縮成形して得られる発泡性浴用錠剤が開示されており、香料を0.30質量%配合した処方例が記載されている。ここには、(d)無水硫酸塩や無水塩化ナトリウムを配合することで、保存安定性の向上を図ることも示されている。
特開2003−95916号公報
しかしながら、より香り立ちを高めるべく、発泡性組成物中の香料の含有量を増大させると、製造時に香料のダマが生じる可能性や、保存時や運搬時に炭酸ガスが発生するおそれがあり、保存安定性の点で問題が生じる可能性がある。
従って、本発明の課題は、斯かる実情に鑑み、香料の含有量を増大させても良好な製造性と充分な保存安定性とを確保することのできる、良好に発泡可能な発泡性組成物を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく種々検討した結果、特定量の香料、固めカサ密度1.0g/mL未満の特定量の炭酸ナトリウム、及び有機酸を含有する発泡性組成物が、香料を多く含みながらも良好な製造性と充分な保存安定性とを示すことを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)香料 1.2〜5.0質量%、
(B)固めカサ密度1.0g/mL未満の炭酸ナトリウム 15〜70質量%、
(C)有機酸
を含有する発泡性組成物である。
本発明の発泡性組成物によれば、充分な量の香料を含有し、高い香り立ちでありながら優れた保存安定性を発揮することができる。さらに、発泡性組成物製造時での混合によって香料のダマが生じることを有効に防止することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の発泡性組成物に用いられる成分(A)の香料は、発泡性組成物全量中に1.2〜5.0質量%、好ましくは1.5〜4.5質量%、より好ましくは2.2〜4.0質量%含有される。通常、炭酸塩及び有機酸を含有する発泡性組成物において、香料を上記数値範囲のように高含有量とすると、高い香り立ちは得られるものの、製造時に香料のダマが生じる可能性や、保存安定性が低下するおそれが高くなる。しかしながら、本発明では、後述する成分(B)及び成分(C)を含有することによって、充分な量の香料を含有し、高い香り立ちが得られつつも発泡性組成物の保存安定性の向上を図ることができる。さらに、発泡性組成物製造時での混合によって香料のダマが生じることを防止することができる。
香料としては、所望の香気を漂わせるべく適宜選択することができる。具体的には、例えば、テルペン系炭化水素類、セスキテルペン系炭化水素類、アルコール類、エーテル類、アルデヒド類、ケトン類、オキサイド類、エステル類、ラクトン類、合成ムスク、含窒素・硫黄化合物が挙げられる。上記香料は1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なかでも、テルペン系炭化水素類やセスキテルペン系炭化水素類、すなわち、テルペン骨格を有する炭化水素及びセスキテルペン骨格を有する炭化水素は、発泡性組成物の保存安定性を高める役割を有する。香料中にテルペン骨格を有する炭化水素及び/又はセスキテルペン骨格を有する炭化水素を含有させることによって、充分な量の香料を含有しつつも、保存安定性を担保することができる。従って、香料中のテルペン骨格を有する炭化水素及びセスキテルペン骨格を有する炭化水素の合計含有量は、充分な量の香料を含有しながら、優れた保存安定性を発揮する点や、香りの質と強さを保持する観点から、1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、3〜35質量%がさらに好ましい。
本発明の発泡性組成物に用いられる成分(B)の炭酸ナトリウムは、固めカサ密度が1.0g/mL未満のものであり、後述する成分(C)と反応して炭酸ガスを発生して、成分(A)の香料の揮散を促進する一方で、成分(A)の香料を良好に保持する作用をも有し、発泡性組成物の保存安定性を高めたり、発泡性組成物製造時での混合による香料のダマ発生を防止したりするのに大きく寄与する。上記固めカサ密度は、より効果的に保存安定性を高める観点から、好ましくは0.4〜0.9g/mLであり、より好ましくは0.5〜0.8g/mLである。なお、固めカサ密度とは、タッピングを加えて密充填にした場合の嵩密度であり、その測定法としてはCarrの流動性指数測定の固めカサ密度の測定方法を用いるのが好ましい。具体的には、容積100mLの容器に目開き2mmの篩を通して試料を充填した後、容器上部の試料をすり切り、更に該容積100mLの容器に専用のキャップ(上部容器)を装着して余分に試料を追加充填し、落下高さ18mmで180回タッピングを行った後、該キャップ(上部容器)を外して、該容積100mLの容器上部の試料をすり切り、重量を測定して固めカサ密度を求める。
本発明の発泡性組成物は、成分(B)の炭酸ナトリウムを発泡性組成物全量中に、15〜70質量%含有する。適度な炭酸ガス発生量を確保する観点のみならず、発泡性組成物の保存安定性、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの観点から、好ましくは17〜40質量%、より好ましくは20〜30質量%含有する。
特に、高い香り立ちを維持しつつ発泡性組成物の保存安定性を高める点や、発泡性組成物製造時での混合による香料のダマ発生を防止する点から、本発明の発泡性組成物中における成分(A)に対する成分(B)の質量比(B/A)は、4.5〜40であるのが好ましく、5.5〜30であるのがより好ましく、6.5〜20であるのがさらに好ましい。
本発明の発泡性組成物は、成分(C)の有機酸を含有する。成分(C)は上記成分(B)と反応して、炭酸ガスを発生する作用をもたらす。有機酸としては、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、グルタル酸、アジピン酸、安息香酸、サリチル酸、シュウ酸等の室温(25℃)で固体のものが挙げられる。これらを1種単独で用いてもよく、2種以上組み合せて用いてもよい。なかでも、高い香り立ち、発泡性組成物の保存安定性及び混合時の香料のダマ発生防止の点から、溶解度が1g/100g(60℃・水)以上、すなわち60℃における100gの水溶液中に有機酸を1g以上含有し、且つ10g/100g以下(20℃・水)、すなわち20℃における100gの水溶液中に10g以下の有機酸を含有すると好ましい。具体的には、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、シュウ酸が好ましく、なかでもフマル酸が好ましい。
成分(C)の有機酸の含有量は、適度な炭酸ガス発生量を確保する点のみならず、発泡性組成物の保存安定性、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの点から、発泡性組成物全量中、20〜60質量%が好ましく、30〜55質量%がより好ましい。
本発明の発泡性組成物は、上記成分(B)のほか、その他の炭酸塩、すなわち固めカサ密度が1.0g/mL以上の炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸ナトリウム以外の炭酸ジアルカリ金属塩;炭酸水素塩である炭酸水素ナトリウム;二価以上の金属の炭酸塩である炭酸カルシウム等を含有してもよい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。この場合、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止や、高い香り立ちの点から、本発明の発泡性組成物中の炭酸塩全量に対する成分(B)の質量比(B/炭酸塩全量)が、0.35〜1.0であるのが好ましく、0.40〜0.75であるのがより好ましく、0.45〜0.65であるのがさらに好ましい。なお、本明細書において「炭酸塩」とは、上述のように、成分(B)を含む炭酸ジアルカリ金属塩、炭酸水素塩等をも含む意味である。
なかでも、発泡性組成物を錠剤とする場合には、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの効果を維持しつつ、打錠性を向上させる観点から、炭酸水素塩、具体的には炭酸水素ナトリウムを含有するのが好ましい。従って、炭酸水素ナトリウムの含有量は、発泡性組成物全量中に、好ましくは5〜35質量%であり、より好ましくは10〜30質量%であり、さらに好ましくは15〜25質量%である。
なお、固めカサ密度が1.0g/mL以上の炭酸ナトリウムは、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの観点から、本発明の発泡性組成物全量中に、好ましくは7質量%以下、より好ましくは3質量%以下含有するのがよく、含有しないのが最も好ましい。
本発明の発泡性組成物は、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの効果を維持しつつ、打錠性や溶解性を向上させる点から、さらに成分(D)の水溶性高分子を含有するのが好ましい。成分(D)の水溶性高分子としては、充分な量の香料を含有しながら、優れた保存安定性を発揮し、さらに発泡性組成物製造時での混合によって香料のダマが生じることを防止する点で、数平均分子量1000以上の水溶性高分子が好ましい。なかでも、本発明で用いる水溶性高分子としては、常温(25℃)で固体又はペースト状のものが好ましい。ここでペースト状とは、半固形状の物質である。具体的には、数平均分子量1000〜20000のポリエチレングリコール、デキストリン、炭素数10〜40の直鎖又は分岐のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル及び/又はヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキルで修飾された多糖類、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、及びメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース等の水溶性非イオン性セルロースエーテル、カチオン化セルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース等のイオン性セルロース、グアーガム、ヒドロキシエチルグアーガム、メチルグアーガム、エチルグアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシプロピルメチルグアーガム、スターチ、ヒドロキシエチルスターチ、メチルスターチ、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルメチルスターチ及びヒドロキシプロピルメチルスターチが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上組み合せて用いてもよい。このうち、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの点で、デキストリン又はポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコールのなかでも、数平均分子量1000〜20000のポリエチレングリコールが好ましく、2000〜13000のポリエチレングリコールがより好ましく、4000〜9000のポリエチレングリコールがさらに好ましい。また、デキストリンのなかでも、数平均分子量1500〜10000のデキストリンが好ましく、2000〜8000のデキストリンがより好ましく、2500〜6000のデキストリンがさらに好ましい。なお、ポリエチレングリコールやデキストリンの数平均分子量を測定する場合には、溶媒として水/エタノールを用い、ポリスチレンを標準としたGPC法を用いる。
成分(D)の水溶性高分子の含有量は、打錠性のみならず、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの点から、発泡性組成物全量中、1〜30質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましく、3〜14質量%がさらに好ましい。
本発明の発泡性組成物中における成分(D)に対する成分(A)の質量比(A/D)は、高い香り立ちのみならず、発泡性組成物の保存安定性や、混合時の香料のダマ発生防止の点から、好ましくは0.05〜0.5であり、より好ましくは0.1〜0.4である。
本発明の発泡性組成物には、上記成分以外に、水中での香料成分の溶解性等の点から、非イオン界面活性剤を含有してもよい。非イオン界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいが、2種以上組み合わせて用いることにより、上記効果をさらに向上させることができるため好ましい。なかでも、本発明の発泡性組成物が前述の効果を発揮する点で、ショ糖脂肪酸エステルが好ましく、HLB10〜16のものがより好ましい。具体的には、ショ糖ベヘニン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル等が挙げられる。
これらの非イオン界面活性剤の含有量は、発泡性組成物の保存安定性や混合時の香料のダマ発生防止及び高い香り立ちの観点から、発泡性組成物全量中、好ましくは0.001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.005〜0.05質量%である。
さらに、本発明で用いる発泡性組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲内で、上記以外の成分を適宜配合することができる。このような成分としては、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、メタリン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の無機塩類のほか、油性成分、賦形剤、消泡剤、酸化防止剤、防菌・防黴剤、色素、生薬類等が挙げられる。
本発明の発泡性組成物は、必要に応じて押出造粒機や転動造粒機による造粒手段を用いながら、各成分を適宜混合して粒状や顆粒状の形態としてもよく、また打錠等の圧縮成形法により錠剤等の形態としてもよい。なかでも、香料を安定に保持して保存安定性を確保した上で高い香り立ちが得られる観点から、錠剤等の形態とするのが好ましい。錠剤の形態とした場合、打錠性も向上するため、特に好ましい。
本発明の発泡性組成物は、適宜、袋状包材に包装されて保存される。この場合、本発明に用いる袋状包材の材質の水蒸気透過度は、40℃、90%RHの条件下で0.6g/m2・day以下、好ましくは0.3g/m2・day以下であり、さらに実質的に水蒸気を透過しないものが最も好ましい。このような水蒸気透過度を示す袋状包材の材質としては、アルミ積層フィルムなどが挙げられ、ガラス蒸着処理したPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の透明性を有したものも好ましい袋状包材の材質として挙げられる。
本発明の発泡性組成物の容積に対する発泡性組成物を包装する袋状包材の内容積の比(袋状包材の内容積/発泡性組成物の容積)は、好ましくは1.2〜5であり、より好ましくは1.5〜4である。この場合、より香り立ちを高めるべく、発泡性組成物中の香料の含有量を単純に増大させると、保存時や運搬時に包材が膨らんで破損する可能性が高まる。しかしながら、本発明の発泡性組成物であれば、上述のとおり優れた保存安定性を奏するため、袋状包材内に格納して保存した場合にも炭酸ガスの発生を充分に抑制して、包材の破損を有効に防止することができる。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜6、比較例1〜2]
表1に示す処方に従って錠剤(重量20g)を作製し、下記基準に従って香りの強さ、保存安定性及び打錠性の評価を行った。結果を表1に示す。
《保存安定性》
得られた錠剤10錠を各々袋状のアルミピロー(40℃、90%RHの条件下で0g/m2・day)内に密封し(アルミピローの内容積/発泡性組成物の容積=2)、40℃で1カ月間保存した後、アルミピローの膨れの有無を目視により確認し、以下の評価基準に従って評価した。
4:アルミピローの外観にまったく変化を認めない
3:アルミピローの外観にごくわずかに膨れを認める
2:アルミピローにやや膨れを認める
1:アルミピローに膨れを認める
《香りの強さ》
得られた錠剤(重量20g)を40℃、200ミリリットルの湯に溶かし、全量が溶解した直後の香り立ちについて、3名の専門パネラーが以下の評価基準に従って評価した。評価は協議により決定した。
1:無臭
2:ほとんど香らない
3:弱く香る
4:ちょうど良く香る
5:はっきり香る
《打錠性》
ロータリー式打錠機を用い、重量20gの錠剤を100錠打錠した後のスティッキング及び混合時のダマを以下の評価基準に従って評価した。評価は協議により決定した。
5:スティッキング・ダマ全く問題なし
4:スティッキング・ダマ問題なし
3:スティッキング・ダマ許容範囲
2:スティッキング・ダマ有り
1:スティッキング・ダマ著しい
Figure 2012240921
表1によれば、実施例1〜6は、比較例1〜2に比べ、保存安定性に優れるとともに良好な打錠性をも有することがわかる。

Claims (11)

  1. 次の成分(A)〜(C):
    (A)香料 1.2〜5.0質量%、
    (B)固めカサ密度1.0g/mL未満の炭酸ナトリウム 15〜70質量%、
    (C)有機酸
    を含有する発泡性組成物。
  2. 成分(A)に対する成分(B)の質量比が、4.5〜40である請求項1に記載の発泡性組成物。
  3. 成分(B)を含む炭酸塩を含有し、炭酸塩全量に対する成分(B)の質量比が、0.35〜1.0である請求項1又は2に記載の発泡性組成物。
  4. 炭酸塩として、炭酸水素ナトリウムを含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  5. 成分(A)香料が、テルペン骨格を有する炭化水素及びセスキテルペン骨格を有する炭化水素から選択される1種又は2種以上を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  6. さらに、成分(D)水溶性高分子を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  7. 成分(D)に対する成分(A)の質量比が、0.05〜0.5である請求項1〜6のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  8. 成分(C)有機酸の溶解度が、1g/100g(60℃・水)以上であり、且つ10g/100g以下(20℃・水)である請求項1〜7のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  9. 40℃、90%相対湿度の条件下で0.6g/m2・day以下の水蒸気透過速度を有する袋状包材により包装されてなる請求項1〜8のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
  10. 発泡性組成物の容積に対する発泡性組成物を包装する袋状包材の内容積の比が、1.2〜5である請求項9に記載の発泡性組成物。
  11. 発泡性組成物の形態が、錠剤である請求項1〜10のいずれか1項に記載の発泡性組成物。
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