JP2012239454A - 植物病害防除用照明器具 - Google Patents

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【課題】紫外線を含む光を放射するランプを備えた植物病害防除用照明器具において、植物が生長してランプに近づくとしても、その近づく部分が確実に日焼けしないようにする。
【解決手段】植物病害防除用照明器具1は、器具本体3と植物P1とを繋ぐ紐部4と、紐部4の中間部に設けられ、ランプ2から放射された光を遮光する遮光部5とを備える。これにより、植物P1の上方に配置された器具本体3と、植物P1の上部とが紐部4で繋がれることにより、植物P1が生長して高くなり、その上部がランプ2に近くなったとしても、ランプ2から植物P1の上部に向かう紫外線が遮光部5により遮光される。従って、植物P1の上部の紫外線被曝量を確実に減らすことができ、植物P1の上部の日焼けを確実に抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線を含む光を放射するランプを備えた植物病害防除用照明器具に関する。
従来から、植物の上方にランプを設け、そのランプから紫外線を放射することにより、植物に病害抵抗性を誘導する植物病害防除用照明器具が知られている。この照明器具においては、植物が生長して背丈が高くなるときに、植物の上部とランプとの距離が短くなる。従って、植物はその上部ほど紫外線の照射量が多くなって、紫外線の被曝量が増え、植物上部に日焼け障害が生じる、という問題がある。
ところで、植物病害防除用照明器具ではないが、ゲージ本体の天板面に、開口部と閉鎖部とが互い違いに配置された遮光板を載せた栽培ゲージが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この栽培ゲージの技術を上記植物病害防除用照明器具に適用すると、上記遮光板を植物の上方に配置することが考えられる。
実開平6−23423号公報
しかしながら、そのような技術においては、植物が生長して上方に伸びたときに、必ずしも植物上部が遮光板の閉鎖部の下方に位置するとは限らないことから、植物上部の日焼け障害を確実に抑制することは難しい。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、紫外線を放射するランプを備えた植物病害防除用照明器具において、植物が生長しランプに近づくとき、その近づく部分の日焼けを確実に抑制できる植物病害防除用照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の植物病害防除用照明器具においては、紫外線を含む光を放射するランプを備えた植物病害防除用照明器具において、器具本体又は前記ランプと植物とを繋ぐ紐部と、前記紐部の植物側の端部に設けられた、該紐部を植物に繋いで固定するための固定部と、前記紐部の中間部に設けられ、前記ランプから放射された光を遮光する遮光部と、を備えることを特徴とする。
この発明において、前記紐部は、前記遮光部を該紐部に留めるための留め部を有することが望ましい。
この発明において、前記留め部は、前記紐部に複数、設けられていることが望ましい。
この発明において、前記留め部は、前記紐部において他の部分よりも太い部分により構成されており、前記遮光部は、前記紐部を挿通可能な寸法の孔を有し、その孔に該紐部が通されて孔の縁が前記留め部に引っ掛かることにより、該留め部に留められてもよい。
この発明において、前記遮光部は、前記紐部が器具本体又は前記ランプと植物とを繋いだ状態で前記留め部に着脱自在に引っ掛けられる引っ掛け部を、該遮光部の上部に有していてもよい。
この発明において、前記遮光部は、300nm以下の紫外線をカットする特性を有することが望ましい。
この発明において、前記紐部は、弾性体により構成されていることが望ましい。
この発明において、前記紐部の長さは、3m以内であることが望ましい。
本発明によれば、器具本体が植物上方に配置され、器具本体又はランプと植物上部とが紐部により繋がれた場合に、植物が生長して高くなって、その上部がランプに近づくとしても、ランプから植物上部に向かう紫外線は遮光部により遮光される。従って、植物上部の紫外線被曝量を確実に減らすことができ、植物上部の日焼けを確実に抑制することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係る植物病害防除用照明器具を示す正面図、(b)はその平面図。 上記照明器具の紐部及び遮光部の斜視図。 (a)は上記照明器具の器具本体の正面図、(b)はその一部拡大図、(c)はその側面図。 上記紐部の一変形例を示す斜視図。 上記紐部の別の変形例を示す斜視図。 (a)は上記遮光部の一変形例を示す斜視図、(b)はその遮光部の使用状態を示す斜視図。 (a)は上記器具本体の一変形例を示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は上記器具本体の別の変形例を示す正面図、(b)はその側面図。 (a)は上記器具本体のさらに別の変形例を示す正面図、(b)はその側面図。
本発明の一実施形態に係る植物病害防除用照明器具(以下、照明器具という)について図面を参照して説明する。図1(a)(b)は、本実施形態の照明器具の構成を示す。この照明器具1は、ビニルハウス又はガラスハウス(以下、ハウスと総称)内の圃場F1に設置され、紫外線を放射し、その紫外線により圃場F1内の植物P1の病害抵抗性を誘導し、植物P1の病害を防除する器具である。
照明器具1は、紫外線を含む光を放射するランプ2と、ランプ2を保持する器具本体3と、器具本体3と植物P1とを繋ぐ紐部4と、紐部4の中間部に設けられ、ランプ2から放射された光を遮光する遮光部5とを備える。器具本体3は、支持部材30により支持され、植物P1の上方に配置されている。紐部4は、紐41と、紐41を植物P1に繋いで固定するための固定部42と、紐41を器具本体3に繋いで係合するための係合部43と、遮光部5を紐部4に留めるための留め部44とを有する。固定部42は、紐41の植物P1側の端部に設けられ、係合部43は、紐41の器具本体3側の端部に設けられている。照明器具1は、圃場F1に複数、設置され、それらは互いに例えば5[m]程度の間隔を空けて配置される。
圃場F1には、畝R1が互いに平行に形成され、各畝R1には、複数株の植物P1が畝R1に沿って植えられている。植物P1としては、トマト、ナス、キュウリ、シシトウ、ピーマン、メロン、スイカ等の果菜類、大豆、エダマメ、ソラマメ、エンドウ等の豆類、キク、バラ、トルコギキョウ、カーネーション、ケイトウ等の花き類、稲、又は茶等が適当である。植物P1は、背丈が高くなる種類であれば、いずれでもよい。
ランプ2は、280nmから320nmまでの波長範囲の紫外線(UV−B)を放射する。その波長範囲の紫外線には、植物P1の病害抵抗性を効果的に誘導する特性がある。ランプ2は、この紫外線を放射可能であれば、何れの発光形式又は形状の光源であってもよい。ランプ2は、蛍光灯、無電極放電ランプ、メタルハライドランプ又は高圧ナトリウム灯等の高輝度放電灯(HIDランプ)、発光ダイオード(LED)、若しくは有機エレクトロルミネッセンス(OLED)等により構成されている。本実施形態において、ランプ2は、例えば、20Wタイプの直管形UV‐B蛍光灯とし、手動操作により又は自動駆動回路により自動で毎日、昼間の6時間だけ点灯する。
器具本体3は、隣り合う畝R1の間で、畝R1の延伸方向に直交する方向と平行に配置されている。支持部材30は、ハウスを構成する梁等により構成されるが、器具本体3を支持する専用の部材であってもよい。
次に、紐部4及び遮光部5について、図1に加え、図2を参照して説明する。図2は、紐部4及び遮光部5の構成を示す。
紐41は、植物P1の背丈が生長により高くなって器具本体3と植物P1との距離が短くなったとしても、それらを直線状に繋ぐことができるように、伸縮性を有したゴム等の弾性体により構成されている。
紐部4の長さについて説明する。ここで、紐部4の長さが、ランプ2から、ランプ2の紫外線により日焼け等の障害を発生させ得るエリアの端までの距離よりも長いものとする。この場合に、植物P1が生長して、その上部が上記エリア圏内に入り込むとき、紐部4はたるんで、遮光部5の位置が下がってしまい、ランプ2から植物P1の上部に向かう紫外線を遮光部5により遮光し難くなる。それに対して、紐部4が、ランプ2から上記エリアの端までの距離以内の長さであれば、紐部4がたるむことを抑えて、遮光部5を上記遮光に適当な位置に配置し続けることができる。ランプ2が20Wタイプであるとき、上記の距離は3m程度であることから、紐部4の長さは3mとする。
固定部42は、植物P1の枝等に引っ掛けられるフックにより構成されるが、これに限定されず、枝等を挟むクリップであってもよい。係合部43は、器具本体3のフック34に着脱自在に引っ掛けられて係合される環状部材により構成されるが、フックにより構成されていてもよい。
留め部44は、貫通孔を有し、その貫通孔に紐部4が通されたゴム製の球体により構成されており、紐41において他の部分よりも太い部分を成す。留め部44は、紐41に沿って移動自在であり、紐41上のいずれの位置にも配置可能である。ただし、留め部44の貫通孔の内面と紐部4との間には、留め部43が自重と遮光部5の重さとにより勝手に移動しない程度の摩擦力が持たされている。留め部44の形状及び素材は、上記に限定されない。留め部44は、移動できないように、接着剤等により紐41に固定されていてもよい。
遮光部5は、紐部4を挿通可能な寸法の孔51を有した遮光板により構成され、その孔51に紐部4が通されて孔51の縁が留め部44に引っ掛かることにより、留め部44に留められる。上記遮光板は、ランプ2から放射された光の一部を反射又は減光して、植物P1に当たらないようにするものであり、その大きさは、ランプ2及び植物P1の大きさに応じて予め設定されている。上記遮光板は、円状であるが、この形状に限定されず、多角形状であってもよい。
上記遮光板に反射機能を持たせる場合、遮光板は、光非透過性を有したアルミニウム、ステンレス、鉄、又はサビ止め塗装を施した鋼板等の金属により形成できるが、特に、アルミニウムはUV‐Bの反射率が高いことから、アルミニウム製のものが望ましい。このようなアルミニウム製の遮光板には、アルミニウムだけを用いたもの、アルミニウムにアルマイト処理を施したもの、別の材料をベースとして、その表面にアルミニウム蒸着を施したものが含まれる。さらに、上記遮光板には、アルミニウムの表面に、屈折率の異なる複数の透明材料を薄く多層に成膜してUV‐B波長領域の光の反射量を増やす処理を施したものが含まれる。
上記遮光板に減光機能を持たせる場合、遮光板は、分光透過率が予め調整された透光性樹脂により形成できる。ところで、波長が380nm以下の紫外線のうち、UV‐B(波長が280〜320nmの紫外線)及びUV‐C(波長が280nm以下の紫外線)は、植物に対して日焼け障害を生じさせる特性がある。ただし、UV‐Bの中でも長波長側にある300〜320nmの波長範囲の紫外線は、比較的、植物に日焼け障害を生じさせ難く、また、植物に対して病害抵抗性を誘導する効果を有する。それに対して、300nm以下の波長の紫外線は、植物に重度の損傷を与え得る。従って、上記遮光板に減光機能を持たせる場合、遮光板は、波長が300nm以下のUV‐Bと、UV‐Cとをカットする特性を有するものとする。
遮光部5に減光機能を持たせる場合、遮光部5は、上記金属製又は樹脂製の遮光板により構成され、その遮光板には、ランプ2からの放射光を通す孔が予め設けられ、それらの穴の大きさ及び数により、遮光板の透過率(開口率)が予め調整されていてもよい。
図3は、器具本体3の構成を示す。器具本体3は、器具筐体31と、器具筐体31の下方から突出したランプソケット32と、ランプ2の放射光を反射する反射板33とを有する。
器具筐体31には、ランプ2の駆動回路が収容されており、ランプ2が蛍光灯、無電極放電灯又は高輝度放電灯により構成される場合、ランプ2の安定器が器具筐体31に収められている。この安定器は、電子安定器と銅鉄安定器のいずれであってもよい。
ランプソケット32は、ランプ2が装着されるランプ受け部材と、そのランプ受け部材にランプ2が保持された状態で、上記駆動回路からの電圧によりランプ2に給電する給電端子とが一体的に形成されている。
反射板33は、器具筐体31の下部に、ランプ2が延びる方向と平行に2枚設けられ、各反射板33の先端部に、紐部4の係合部43を引っ掛けるための上向きのフック34が複数、等間隔に設けられている。フック34は、図示の数に限定されない。それらの反射板33は、ランプ2を挟んで対向するように配置され、上部がランプ2の方向に傾斜しており、ランプ2の放射光をランプ2下方の植物P1(図1参照)に向けるように反射する。
次に、図1乃至図3を参照して、照明器具1の使用方法を説明する。植物P1が概ね50cm程度にまで生長したとき、作業者により、紐部4の係合部43が器具本体3のフック34に引っ掛けられ、紐部4の固定部42が植物P1の頂上部付近の茎に固定される。遮光したい領域が広い場合、ランプ2に近い位置に遮光部5が配置される。
ここで、植物P1の背丈が概ね50cm程度に達したときに紐部4を取り付ける理由を説明する。一般的に、ハウスは、人がハウス内で農作業をすることを前提として建てられているので、成人男子の平均身長以上の高さがある。従って、植物P1の背丈が低い状態では、器具本体3と植物P1との距離が長くなる。そのため、その状態で、紐部4を取り付けて、遮光部5によりランプ2の放射光を遮光したとしても、植物P1に向かう放射光のうち、遮光可能な範囲の放射光は限られる。従って、植物P1が概ね50cm程度になるまでは、紐部4の取り付けを控えることにより、紐部4の張力による植物P1への負荷が減り、植物P1の生長への影響が抑えられる。
本実施形態では、植物P1の上方に配置された器具本体3と、植物P1の上部とが紐部4で繋がれることにより、植物P1が生長して高くなり、その上部がランプ2に近くなったとしても、ランプ2から植物P1の上部に向かう紫外線が遮光部5により遮光される。従って、植物P1の上部の紫外線被曝量を確実に減らすことができ、植物P1の上部の日焼けを確実に抑制することができる。しかも、植物P1の上部に向かう紫外線だけを遮光して、植物P1のランプ2から遠い部分に向かう紫外線はそのままにし、遠い部分への植物病害防除効果を維持することができる。また、紐部4は固定部42により植物P1に固定されることから、植物P1が生長しても紐部4が外れ難くなり、日焼け抑制効果を確実に得られる。
また、遮光部5の孔51に紐41を通して孔51の縁を留め部44に引っ掛けるだけで、遮光部5を固定でき、固定作業が簡単になる。
また、植物P1が生長してランプ2に近づくとしても、遮光部5により、300nm以下の波長の高エネルギーの紫外線がカットされるので、ランプ2に近い部位の葉及び実に対し、日焼け障害を抑制できる。また、300nmよりも長波長の低エネルギーの紫外線は透過されるので、上記部位の葉及び実に対して、病害抵抗性誘導の効果を維持できる。
また、紐41は、弾性体により構成されることから、植物P1が生長して、植物P1の上部と器具本体3との距離が変化したとしても、紐41をたるませずに、張力により直線状に維持することができる。従って、ランプ2から植物P1の上部に向かう紫外線を遮光部5により確実にカットできる。
また、紐部4の長さが3m以内であるので、ランプ2が20Wである場合、植物P1が生長して、ランプ2により日焼け障害が生じ得るエリア内(3m圏内)に入り込むとしても、紐部4がたるむことを抑えて遮光部5を適当な位置に配置し続けることができる。
ところで、ランプ2は、直管形であることから、放射光がランプ2と直交する方向に広がるものの、その長手方向には殆んど広がらない。従って、器具本体3は、隣り合う畝R1の間で、畝R1の延伸方向と直交する方向に沿って配置されていることから、植物P1がランプ2の高さ近くまで生長したとしても、ランプ2近傍に配置された植物P1の上端部への紫外線照射量をさらに抑えることができる。また、ランプ2から遠い植物P1に対しては、畝間に障害物が無いことから、植物P1の側面方向から適当な光を照射できる。
以下、上記実施形態の各種変形例について図面を参照して説明する。下記の図面において、上記実施形態と同一の構成部材には、同一の符号を付す。
図4は、紐部4の一変形例を示す。その紐部4には、留め部44が、複数、例えば等間隔に設けられている。本変形例においては、留め部44によって規定された複数の位置の中から、任意の位置を選択して紐部4を固定することができる。しかも、紐部4の固定位置の変更作業は、他の留め部44を選択して、その選択した留め部44に引っ掛け直すだけで済み、簡単になる。
図5は、紐部4の別の変形例を示す。その紐部4においては、遮光板の幅よりも若干狭い間隔に並んだ2個の留め部44が1組として、複数組の留め部44が設けられている。本変形例においては、遮光部5の孔51の縁を1組の留め部44の隙間に差し込むことにより、遮光部5はそれらの留め部44に挟持されるので、遮光部5に人が触れたり、風が当たったりしたとしても、遮光部5が紐部4から外れ難くなる。また、図4に示した変形例と同等の効果も得られる。なお、留め部44は、紐部4に1組だけ設けられていてもよい。
図6は、遮光部5の一変形例を示す。その遮光部5は、紐部4が器具本体3と植物P1(図1参照)とを繋いだ状態で留め部44に着脱自在に引っ掛けられる引っ掛け部52を、遮光部5の上部に有する。引っ掛け部52は、遮光部5の頂上部から上方に突出したフックにより構成される(図6(a)参照)。引っ掛け部52を紐41に引っ掛けて遮光部5を吊るすと、引っ掛け部52は、留め部44に当接して、移動が規制され、固定される(図6(b)参照)。
本変形例においては、紐部4を植物P1に固定した後であっても、遮光部5の固定と取外しとが可能である。また、引っ掛け部52を紐41に引っ掛けるだけで、引っ掛け部52は、遮光部5の重さにより紐41に沿ってスライドして留め部44に引っ掛かり、遮光部5は固定されるので、固定作業が簡単になる。また、遮光部5の取外し作業は、遮光部5を持ち上げることにより、引っ掛け部52による留め部44への引っ掛かりを解除するだけで済み、簡単になる。
図7は、器具本体3の一変形例を示す。その器具本体3においては、フック34が、ランプソケット32の両側面に設けられている。本変形例においても、上記実施形態と同等の効果が得られる。
図8は、器具本体3の別の変形例を示す。その器具本体3は、ランプ2が通される環状の耐熱性バンド35を有し、このバンド35に、フック34が固定されている。フック34には、紐部4の係合部43が引っ掛けられ、このようにして、紐部4がランプ2に係合され、ランプ2と植物P1(図1参照)とを繋ぐ。本変形例においても、上記実施形態と同等の効果が得られる。
図9は、器具本体3のさらに別の変形例を示す。その器具本体3においては、フック34の代わりに、渦巻ばね36が設けられている。渦巻ばね36は、最外周の端部が反射板33の先端部に固定されることにより吊り下げられ、ランプ2の長手方向と直交する方向を向いており、最内周の端部が紐部4の係合部43が引っ掛けられるフックとして機能する。
紐41は、渦巻ばね36の付勢力により引っ張られ、植物P1(図1参照)の背丈に係らず、直線状に保たれる。紐41に耐久性を持たせるため、紐41は、ステンレスワイヤ等により構成されることが望ましい。本変形例においても、上記実施形態と同等の効果が得られる。
なお、本発明は、上記実施形態及び各変形例の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、各変形例は、他の変形例と組み合わされていてもよい。また、圃場F1は、露地であってもよい。
また、遮光部5は、紐部4に固定されるので、可能な限り薄く、かつ軽くするのが望ましいことから、遮光板のフレームだけを金属又は樹脂により形成し、そのフレームに保持される遮光板の本体部分を、薄い布状の樹脂、不織布又は紙等により形成してもよい。
また、紐部4がたるまないように紐部4を手動又は自動で巻き取るための巻き取り器を器具本体3に設けていてもよい。この場合、紐部4の長さが3m程度であると、紐部4の巻き取り器内への収まりが適当になる。
1 植物病害防除用照明器具
2 ランプ
3 器具本体
4 紐部
42 固定部
44 留め部
5 遮光部
51 孔
52 引っ掛け部
P1 植物

Claims (8)

  1. 紫外線を含む光を放射するランプを備えた植物病害防除用照明器具において、
    器具本体又は前記ランプと植物とを繋ぐ紐部と、
    前記紐部の植物側の端部に設けられた、該紐部を植物に繋いで固定するための固定部と、
    前記紐部の中間部に設けられ、前記ランプから放射された光を遮光する遮光部と、を備えることを特徴とする植物病害防除用照明器具。
  2. 前記紐部は、前記遮光部を該紐部に留めるための留め部を有することを特徴とする請求項1に記載の植物病害防除用照明器具。
  3. 前記留め部は、前記紐部に複数、設けられていることを特徴とする請求項2に記載の植物病害防除用照明器具。
  4. 前記留め部は、前記紐部において他の部分よりも太い部分により構成されており、
    前記遮光部は、前記紐部を挿通可能な寸法の孔を有し、その孔に該紐部が通されて孔の縁が前記留め部に引っ掛かることにより、該留め部に留められることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の植物病害防除用照明器具。
  5. 前記遮光部は、前記紐部が器具本体又は前記ランプと植物とを繋いだ状態で前記留め部に着脱自在に引っ掛けられる引っ掛け部を、該遮光部の上部に有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の植物病害防除用照明器具。
  6. 前記遮光部は、300nm以下の紫外線をカットする特性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の植物病害防除用照明器具。
  7. 前記紐部は、弾性体により構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の植物病害防除用照明器具。
  8. 前記紐部の長さは、3m以内であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の植物病害防除用照明器具。
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