JP2012239393A - 歩行型電動耕耘機及び運転制御方法 - Google Patents

歩行型電動耕耘機及び運転制御方法 Download PDF

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健二 今村
Takatoshi Abe
貴俊 安部
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Abstract

【課題】耕耘作業中に電動モータに大きな負荷がかかったとき電動耕耘機の挙動が不安定になることを極力防止し、その制御を自動で行うようにして、操作性を改善した歩行型電動耕耘機の運転制御方法を提供する。
【解決手段】耕耘作業中において、電動モータ(2)にかかる負荷を検出し、該負荷が所要の閾値以上であるときは、前記電動モータ(2)を通常回転又は低速回転から停止させ、前記負荷が所要の閾値未満であるときは、電動モータ(2)を通常回転から低速回転に切り替える歩行型電動耕耘機の運転制御方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、歩行型電動耕耘機及び運転制御方法に関するものである。更に詳しくは、耕耘作業中において、圃場に埋もれていた石等と電動耕耘機が衝突した場合等の電動耕耘機の挙動を安定させる制御を自動で行うようにし、操作者の誤操作による電動耕耘機の急発進や急加速等が起こる可能性を排除して、安全性を高めた歩行型電動耕耘機及び運転制御方法に関する。
耕耘機や草刈機等の農業機械において、近年のエコロジーブームや化石燃料からの代替等を背景に、その選択肢のひとつとして、電気を動力源としたものがある。このような農業機械としては、例えば特許文献1の「電動耕耘機」がすでに提案されている。
特許文献1に記載された電動耕耘機は、耕耘爪<1>を駆動する駆動モータ<5>と、バッテリー<7>と、作業者が把持する左右操作ハンドル<H>と、主電源の入切を行なうメインスイッチ<32>とを有し、左右操作ハンドル<H>の第1ハンドル<21>の第1グリップ<23>には駆動モータ<5>の駆動の入切を行なう作業スイッチ<26>と、それを操作する操作レバー<27>とを設け、駆動モータ<5>は作業者が操作レバー<27>と第1グリップ<23>を把持すると駆動する構成とし、左右操作ハンドル<H>の第2ハンドル<22>の第2グリップ<24>近傍には駆動モータ<5>の回転数を調節する回転数調節スイッチ<30>と、駆動モータ<5>の正逆転を切り替える正逆転スイッチ<31>とを設け、操作性を向上させるというものである。
特開2009−34000号公報
しかしながら、前記従来の電動耕耘機には次のような課題があった。
すなわち、電動耕耘機は、操作者が一方の手で第1グリップ<23>と操作レバー<27>を把持操作しながら、他方の手で第2グリップ<24>を把持し、更に回転数調節スイッチ<30>や正逆転スイッチ<31>のスイッチ操作をすることにより、電動モータ<5>の回転数やトルクの調節及び正逆回転させる操作を行うようになっている。しかし、スイッチ操作をする側の手でグリップの把持をすることは実際上困難であり、常に歩行型耕耘機の操作が片手運転になってしまう危険が伴う。
前記のような第2グリップ<24>を把持しながらスイッチ操作をすれば、力の加減が難しいため、一気にボリュームを上げてしまって電動耕耘機を急発進や急加速させてしまうおそれがあり、危険である。また、スイッチのボリュームが過って最初から大きく設定されている可能性もあり、操作にあたっては十分な注意が必要であった。なお、このような電動耕耘機は、農家の広い圃場というより家庭菜園等の小規模の畑での作業で使用されることが多く、操作者が機械の操作に慣れない一般の人であることが多いことを考慮すれば、その危険性はより高い。
(本発明の目的)
本発明は、例えば耕耘作業中において、圃場に埋もれていた石等と電動耕耘機が衝突した場合等の電動耕耘機の挙動を安定させる制御を自動で行うようにし、操作者の誤操作による電動耕耘機の急発進や急加速等が起こる可能性を排除して、安全性を高めた歩行型電動耕耘機及び運転制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
基フレームに電動モータとバッテリーを搭載し、前記電動モータにより駆動される耕耘部を備える歩行型電動耕耘機であって、
前記電動モータの制御を行う制御部を備え、
該制御部は、
前記電動モータの負荷を検出する負荷検出部と、
該負荷検出部からの情報により前記電動モータの回転を制御する回転制御部と、
を有し、
前記制御部の制御は、前記電動モータの回転を制御するものであり、
低速度で走行中に前記電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間経過後に前記電動モータを通常回転に移行して歩行型電動耕耘機を通常速度で走行させ、
低速度で走行中に前記電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、前記電動モータの低速正回転を維持して歩行型電動耕耘機の低速度の走行を維持し、
低速度又は通常速度で走行中に前記電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、前記電動モータの作動を停止させて前記歩行型電動耕耘機の走行を停止させる制御を含む、
歩行型電動耕耘機である。
(2)本発明は、
基フレームに電動モータとバッテリーを搭載し、前記電動モータにより駆動される耕耘部を備える歩行型電動耕耘機であって、
前記電動モータの制御を行う制御部を備え、
該制御部は、
前記電動モータの負荷を検出する負荷検出部と、
該負荷検出部からの情報により前記電動モータの回転を制御する回転制御部と、
を有し、
前記制御部の制御は、
移動又は耕耘作業の開始時における前記電動モータの低速運転とその後の通常運転とを切り換える制御と、低速運転又は通常運転中に過負荷を検出したときは前記電動モータの運転を停止させる制御と、を含む、
歩行型電動耕耘機である。
(3)本発明は、
電動モータにかかる負荷を検出して歩行型電動耕耘機の運転を制御する方法であって、
低速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間経過後に電動モータを通常回転に移行して歩行型電動耕耘機を通常速度で走行させ、
低速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータの低速正回転を維持して歩行型電動耕耘機の低速度の走行を維持し、
通常速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータは低速回転に移行して歩行型電動耕耘機を低速度の走行で走行させ、
低速度又は通常速度の走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータの作動を停止させて歩行型電動耕耘機の走行を停止させることを含む、
歩行型電動耕耘機の運転制御方法である。
(4)本発明は、
歩行型電動耕耘機の運転制御方法であって、
前進運転の始動時には、
電動モータを正回転方向に低速回転させ、その後電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間後に通常回転に切り替え、
電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータを低速回転で維持し、
電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータを停止させ、
電動モータが前記通常回転に切り替わった後は、
電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、通常回転を維持し、
電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータを低速回転に切り替え、
電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータを停止させ、
後進運転の始動時には、
電動モータを逆回転方向に低速回転させ、その後電動モータにかかる負荷が第3の閾値未満であるときは、電動モータが低速回転を維持し、電動モータにかかる負荷が第3の閾値以上であるときは、電動モータを停止させるようにした、
歩行型電動耕耘機の運転制御方法である。
特許請求の範囲及び明細書にいう「通常回転」の用語は、「低速回転」と比較して、より速い回転であり、かつ耕耘作業を普通に支障なく行うことができる速さの回転の意味で使用している。電動モータの「低速回転」によって歩行型電動耕耘機は低速度で走行し、電動モータの「通常回転」によって歩行型電動耕耘機は通常速度で走行する。
負荷検出部は、例えば電動モータの電流値をみて負荷の大きさを検出するが、これに限定するものではなく、走行部や耕耘部等の各可動部にかかる負荷を検出することができれば、公知の他の手段を採用することもできる。
(作用)
本発明に係る歩行型電動耕耘機の作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
歩行型電動耕耘機を使用して、通常の耕耘作業を行うときは、まず操作者が電源スイッチ(83)をONにし、更に主スイッチ(81)をONにする。これにより、歩行型電動耕耘機は、自動的に低速で前進走行を始めるので、急発進の危険を防止できる。
低速走行中に電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間経過後に電動モータ(2)が通常正回転に移行し、歩行型電動耕耘機は通常速度で走行し、耕耘作業を行うことができる。また、負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータ(2)は停止し、歩行型電動耕耘機も停止する。電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータ(2)は低速正回転を維持し、歩行型電動耕耘機は低速のまま走行する。
歩行型電動耕耘機が通常速度での走行中に、例えば圃場に埋まっている石に耕耘爪(60,61)が接触する等して電動モータ(2)に通常より大きな負荷がかかり、その負荷が第1の閾値未満であるときは、電動モータ(2)の通常正回転が維持され、歩行型電動耕耘機は通常速度で走行する。また、電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータ(2)は停止し、歩行型電動耕耘機も停止する。電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータ(2)が低速正回転に移行し、歩行型電動耕耘機は低速走行に戻る。
歩行型電動耕耘機が突き当たり位置に来て方向転換を行うとき等、歩行型電動耕耘機を後進走行させる場合は、主スイッチ(81)をONにした後、後進スイッチ(82)をONにする。これにより、歩行型電動耕耘機は、自動的に低速で後進走行を始めるので、急発進の危険を防止できる。
歩行型電動耕耘機が後進走行中に、電動モータ(2)にかかる負荷が第3の閾値未満であるときは、電動モータ(2)が低速逆回転を維持し、歩行型電動耕耘機は低速で後進走行する。また、電動モータ(2)にかかる負荷が第3の閾値以上であるときは、電動モータ(2)は停止し、歩行型電動耕耘機も停止する。
なお、電動モータ(2)の停止は、制御部(9)における電気的制御で行われるものであり、電動モータ(2)が停止した歩行型電動耕耘機(T)を再作動させる場合は、実施の形態で説明するように再度電源スイッチ(83)をONにして、更にハンドル(8)の右側の主スイッチ(81)をONにすればよい。
このように、歩行型電動耕耘機によれば、圃場に埋もれていた石等と電動耕耘機が衝突した場合等の電動耕耘機の挙動を安定させる制御を自動で行うので、操作者の誤操作による電動耕耘機の急発進や急加速等が起こる可能性を排除することができる。
本発明は、例えば圃場に埋もれていた石等と電動耕耘機が衝突した場合や耕耘爪が石に当たった場合等、電動モータに大きな負荷がかかったときに、電動モータの回転数やトルクを自動的に制御することで、耕耘作業中において電動耕耘機の挙動が不安定になることを防止することができる。これにより、操作者の誤操作による電動耕耘機の急発進や急加速等が起こる可能性を排除して、安全性を高めた歩行型電動耕耘機及び運転制御方法を提供することができる。
また、耕耘爪等の可動部に過度な負荷がかかることを制限することができるので、部品等の破損を防止できる。
本発明に係る歩行型電動耕耘機の構造を示す正面図。 歩行型電動耕耘機の構造を示す側面図。 歩行型電動耕耘機の構造を示す平面図。 歩行型電動耕耘機を構成する電動モータ、バッテリー、操作部及び制御部を示すブロック図。 歩行型電動耕耘機を構成する制御部のフローチャート。
〔実施の形態〕
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1を参照して、歩行型電動耕耘機Tの構造を説明する。
なお、以下の説明において、「前側」とは図2において左側(前進方向側)であり、「後側」とは右側(後進方向側)である。
歩行型電動耕耘機Tは、基フレーム1を有している。基フレーム1の上には、後側に電動モータ2、前側に電動モータ2の動力源であるバッテリー3が搭載されている。電動モータ2とバッテリー3は、基フレーム1に固定されたカバー10内に収められている。
基フレーム1の下には、所要長さの車軸4が、垂下して設けられている動力伝達部20により中間部を軸支して水平に設けられている。車軸4には、電動モータ2の動力が、前記動力伝達部20を介し伝達される。車軸4の両側先端部には、円形の外輪盤50、50が取り付けられている。車軸4中間部の軸支部と両外輪盤50、50との間には、それぞれ所要の間隔で耕耘爪60、61が固定されている。耕耘爪60、61は、それぞれ曲げ方向を左右反対にした複数枚で構成されている。
基フレーム1の後部には、後方へ向け上がり傾斜した箱状の後部フレーム7が取り付けられている。後部フレーム7の内部には、電動モータ2の制御を行うための制御部9が収められている。制御部9の構成及び制御については、後で詳細に説明する。
後部フレーム7の下には、支脚51が基部を昇降回動自在に軸支して取り付けられている。支脚51の先端部には、後輪52が取り付けられている。支脚51は、必要に応じて軸支部を中心に後方へ昇降回動させることができる。支脚51の前方には、支脚51に直接又は間接的に取り付けられており、支脚51と連動する抵抗棒53を備えている。而して支脚51を後方へ昇降回動させると抵抗棒53が前方から回動下降して耕耘するときの歩行型電動耕耘機Tのダッシュ防止を図っている。
なお、前記車軸4と外輪盤50、50及び支脚51、後輪52は走行部5を構成し、前記車軸4と両側の耕耘爪60、61は、耕耘部6を構成している。また、耕耘爪60、61は、厳密にいえば、耕耘部6としてだけでなく、走行時には走行部5としての機能も果たすようになっている。
後部フレーム7の後端部には、両手型のハンドル8が設けられている。操作者から見てハンドル8の右手側(図1では左側)のグリップ80の近傍には、主スイッチ81が設けられており、左手側のグリップ80の近傍には、後進スイッチ82が設けられている。主スイッチ81と後進スイッチ82は、それぞれに備えられているレバー81a、82aを把持操作することによりスイッチのON/OFFの切り替えを行うことができる。
また、後部フレーム7に収められた制御部9の後端部中央には、電源スイッチ83(図3参照)が設けられている。前記ハンドル8、電源スイッチ83、主スイッチ81及び後進スイッチ82は操作部を構成するものである。
図4を参照する。
制御部9は、前記したように電動モータ2の制御を行うもので、電動モータ2の負荷を検出する負荷検出部90と、負荷検出部90からの情報により電動モータ2の回転数及びトルクを制御する回転制御部91を備えている。
制御部9には、電動モータ2と共にバッテリー3により電源が供給される。電動モータ2は、電源スイッチ83、主スイッチ81及び後進スイッチ82の操作により、回転制御部91を介して、走行条件や状況に合った回転数及びトルクの制御が行われると共に回転方向の制御も行われる。
以下、歩行型電動耕耘機Tを使用した耕耘作業時における電源スイッチ83、主スイッチ81及び後進スイッチ82の操作及びそれに伴う制御部9による制御について、主に図4、図5を参照して詳細に説明する。
まず、制御部9の制御を図5のフローチャートを参照し説明する。
(1)耕耘作業開始時に電源スイッチ83をONにする(ステップS1)。
(2)次に、主スイッチ81をONにする(ステップS2)。
(3)主スイッチ81がON(後進スイッチ82はOFF)状態では、ステップS4に移行する。主スイッチ81がON状態となって以降は、制御部9の負荷検出部90が電動モータ2にかかる負荷の大きさを常時監視する。後進運転の場合については、後述のステップS14以降で説明する(ステップS3)。
(4)主スイッチ81がON、後進スイッチ82がOFFの状態では、前進運転が始まる。電動モータ2は、始動時においては、正回転方向に低速回転をする(ステップS4)。
(5)負荷検出部90が電動モータ2にかかる負荷の大きさを検出し(ステップS5)、検出した負荷が予め設定されている第1の閾値である閾値A以上であるときは、ステップS6に移行し、更により大きい第2の閾値である閾値B以上であるときは、電動モータ2の運転を停止する(ステップS7)。
(6)前記ステップS6で検出した負荷が閾値B未満であったときは、制御は前記ステップS4に移行し、電動モータ2の正回転方向の低速回転を維持する。
(7)前記ステップS5で検出した負荷が閾値A未満であるときは、ステップ8で前記ステップS4に移行した時点から起算して一定時間(例えば10秒)が経過しているかどうかをみて、経過していなければステップS4に移行し電動モータ2の正回転方向の低速回転を維持する。
(8)ステップS8において前記一定時間が経過すれば、電動モータ2は、低速回転より回転数が高くトルクも大きい正回転方向の通常回転に切り替わる(ステップS9)。
(9)電動モータ2が正回転方向の通常回転をしている状態においては、一方では、主スイッチ81がOFF操作されるまで回転が維持される(ステップS10)。
(10)電動モータ2の正回転方向の通常回転中において、制御部9の負荷検出部90が電動モータ2にかかる負荷の大きさを検出し(ステップS11)、検出した負荷が予め設定されている閾値A以上であるときは、ステップS12に移行し、更により大きい第2の閾値である閾値B以上であるときは、電動モータ2の運転を停止する(ステップS13)。
(11)前記ステップ12において、検出した負荷が閾値B未満であるときは、前記ステップS4に移行し、電動モータ2は正回転方向の低速回転に切り替わる。
(12)前記ステップS11で検出した負荷が閾値A未満であるときは、ステップS10に移行し、電動モータ2が正回転方向の通常回転を維持する。
(13)前記ステップS3で後進運転を選択するときは、主スイッチ81がONの状態で後進スイッチ82をONにする。後進運転の始動時においては、電動モータ2を逆回転方向に低速回転させる。この低速逆回転は、一方では、後進スイッチ82がOFF操作されるまで維持される(ステップS14)。
(14)電動モータ2の逆回転方向の低速回転中において、制御部9の負荷検出部90が電動モータ2にかかる負荷の検出を行う(ステップS15)。検出した負荷が、予め設定されている第3の閾値である閾値C以上であるときは、ステップS16に移行し、電動モータ2の運転を停止する。
(15)前記ステップS15で負荷が閾値C未満であるときは、制御は前記ステップS14に移行し、電動モータ2の逆回転方向の低速回転が維持される。
(作用)
前記制御部9による電動モータ2の制御を行う歩行型電動耕耘機Tの操作及び動きの一例を説明する。
(a)歩行型電動耕耘機Tを使用して、通常の耕耘作業を行うときは、まず操作者が電源スイッチ83をONにし、更にハンドル8の右側の主スイッチ81をONにする。これにより、歩行型電動耕耘機Tは、自動的に低速で前進走行を始めるので、急発進の危険を防止できる。
(b)低速走行中に電動モータ2にかかる負荷が閾値A未満であるときは、一定時間経過後に電動モータ2が正回転方向の通常回転に切り替わる。これにより、歩行型電動耕耘機Tは通常速度で走行し、耕耘作業を行うことができる。また、負荷が閾値A以上であり、かつ閾値B以上であるときは、電動モータ2は停止し、歩行型電動耕耘機Tも走行を停止する。更に、電動モータ2にかかる負荷が閾値A以上であり、かつ閾値B未満であるときは、電動モータ2は正回転方向の低速回転を維持し、歩行型電動耕耘機Tは低速のまま走行する。
(c)通常走行での耕耘作業中に、例えば圃場に埋まっている石に耕耘爪60、61が接触する等して電動モータ2に通常より大きな負荷がかかり、その負荷が閾値A未満であるときは、電動モータ2の正回転方向の通常回転が維持され、歩行型電動耕耘機Tは通常速度で走行する。また、電動モータ2にかかる負荷が閾値A以上であり、かつ閾値B以上であるときは、電動モータ2は停止し、歩行型電動耕耘機Tも走行を停止する。更に、電動モータ2にかかる負荷が閾値A以上であり、かつ閾値B未満であるときは、電動モータ2が正回転方向の低速回転に切り替わり、歩行型電動耕耘機Tは低速走行に戻る。
(d)前記(c)で、歩行型電動耕耘機Tが低速走行に切り替わった後、負荷が閾値A未満になれば、電動モータ2の回転が正回転方向の低速回転から通常回転に切り替わり、歩行型電動耕耘機Tは通常走行に戻る。また、負荷が閾値A以上で、かつ閾値B未満であるときは、電動モータ2は正回転方向の低速回転を維持する。負荷が閾値A以上で、更に閾値B以上のときは、電動モータ2は停止し、歩行型電動耕耘機Tも走行を停止する。
(e)なお、歩行型電動耕耘機Tが突き当たり位置に来て方向転換を行うとき等、歩行型電動耕耘機Tを後進走行させる場合は、前記(a)において主スイッチ81をONにした後、ハンドル8の左側の後進スイッチ82をONにする。これにより、歩行型電動耕耘機Tは、自動的に低速での後進走行を始めるので、操作者に向かう急発進の危険を防止できる。
(f)歩行型電動耕耘機Tが後進走行中に、電動モータ2にかかる負荷が閾値C未満であるときは、電動モータ2が逆回転方向の低速回転を維持し、歩行型電動耕耘機Tは低速で後進走行する。また、電動モータ2にかかる負荷が閾値C以上であるときは、電動モータ2は停止し、歩行型電動耕耘機Tも走行を停止する。
なお、前記のように電動モータ2が停止した歩行型電動耕耘機Tを再作動する場合は、電源スイッチ83をONにして、更にハンドル8の右側の主スイッチ81をONにする。
このように、歩行型電動耕耘機Tによれば、電動モータ2の回転数やトルクを自動的に制御することで、耕耘作業中において歩行型電動耕耘機Tの挙動が不安定になることを防止することができ、操作者の誤操作による電動耕耘機の急発進や急加速等が起こる可能性を排除することができる。また、これにより、負荷が大きい場合の歩行型電動耕耘機Tの各可動部等の損傷を防止することができる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
T 歩行型電動耕耘機
1 基フレーム
10 カバー
2 電動モータ
20 動力伝達部
3 バッテリー
4 車軸
5 走行部
50 外輪盤
51 支脚
52 後輪
6 耕耘部
60、61 耕耘爪
7 後部フレーム
8 ハンドル
80 グリップ
81 主スイッチ
82 後進スイッチ
83 電源スイッチ
9 制御部
90 負荷検出部
91 回転制御部

Claims (4)

  1. 基フレーム(1)に電動モータ(2)とバッテリー(3)を搭載し、前記電動モータ(2)により駆動される耕耘部(6)を備える歩行型電動耕耘機であって、
    前記電動モータ(2)の制御を行う制御部(9)を備え、
    該制御部(9)は、
    前記電動モータ(2)の負荷を検出する負荷検出部(90)と、
    該負荷検出部(90)からの情報により前記電動モータ(2)の回転を制御する回転制御部(91)と、
    を有し、
    前記制御部(9)の制御は、前記電動モータ(2)の回転を制御するものであり、
    低速度で走行中に前記電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間経過後に前記電動モータ(2)を通常回転に移行して歩行型電動耕耘機を通常速度で走行させ、
    低速度で走行中に前記電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、前記電動モータ(2)の低速正回転を維持して歩行型電動耕耘機の低速度の走行を維持し、
    低速度又は通常速度で走行中に前記電動モータ(2)にかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、前記電動モータ(2)の作動を停止させて前記歩行型電動耕耘機の走行を停止させる制御を含む、
    歩行型電動耕耘機。
  2. 基フレーム(1)に電動モータ(2)とバッテリー(3)を搭載し、前記電動モータ(2)により駆動される耕耘部(6)を備える歩行型電動耕耘機であって、
    前記電動モータ(2)の制御を行う制御部(9)を備え、
    該制御部(9)は、
    前記電動モータ(2)の負荷を検出する負荷検出部(90)と、
    該負荷検出部(90)からの情報により前記電動モータ(2)の回転を制御する回転制御部(91)と、
    を有し、
    前記制御部(9)の制御は、
    移動又は耕耘作業の開始時における前記電動モータ(2)の低速運転とその後の通常運転とを切り換える制御と、低速運転又は通常運転中に過負荷を検出したときは前記電動モータ(2)の運転を停止させる制御と、を含む、
    歩行型電動耕耘機。
  3. 電動モータにかかる負荷を検出して歩行型電動耕耘機の運転を制御する方法であって、
    低速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間経過後に電動モータを通常回転に移行して歩行型電動耕耘機を通常速度で走行させ、
    低速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータの低速正回転を維持して歩行型電動耕耘機の低速度の走行を維持し、
    通常速度で走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータは低速回転に移行して歩行型電動耕耘機を低速度の走行で走行させ、
    低速度又は通常速度の走行中に電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータの作動を停止させて歩行型電動耕耘機の走行を停止させることを含む、
    歩行型電動耕耘機の運転制御方法。
  4. 歩行型電動耕耘機の運転制御方法であって、
    前進運転の始動時には、
    電動モータを正回転方向に低速回転させ、その後電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、一定時間後に通常回転に切り替え、
    電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータを低速回転で維持し、
    電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータを停止させ、
    電動モータが前記通常回転に切り替わった後は、
    電動モータにかかる負荷が第1の閾値未満であるときは、通常回転を維持し、
    電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値未満であるときは、電動モータを低速回転に切り替え、
    電動モータにかかる負荷が第1の閾値以上であり、かつ第2の閾値以上であるときは、電動モータを停止させ、
    後進運転の始動時には、
    電動モータを逆回転方向に低速回転させ、その後電動モータにかかる負荷が第3の閾値未満であるときは、電動モータが低速回転を維持し、電動モータにかかる負荷が第3の閾値以上であるときは、電動モータを停止させるようにした、
    歩行型電動耕耘機の運転制御方法。
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