JP2012237555A - 信号観測装置および信号観測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的な構造を有するICソケットに、信号観測機能を容易に追加可能にする。
【解決手段】ICソケットは、ICが挿入されるソケット本体103と、挿入されたICと外部の回路基板101との導通を取るためのコンタクト部104とを有している。ICソケットのコンタクト部104に、信号観測装置115を間に挟んで、コンタクト部104と同一構造の第2のコンタクト部114を装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般的な構造を有するICソケットに信号観測機能を追加することが可能となる、信号観測装置および信号観測方法に関する。
ICの信号観測を行うための構成例として、例えば、特許文献1には、半導体チップテスト用ソケットが記載されている。また、特許文献2には、電子部品実装用ソケットが記載されている。
特許第3051596号公報 特開2001−210437号公報
近年、回路基板の高密度化、多層化が進み、ICパッケージもBGAタイプのものが多く用いられている。このような状況下での信号観測が、非常に困難となってきている。基板表面に信号が出ないような場合も多々あり、その場合、基板上で信号観測用のテストパッドを準備することも出来なくなる。また基板上のテストランドを用いて信号観測したとしても、安定したGND(グラウンド)が確保できず、波形品質が劣化したり、繰り返し信号観測を実施することにより、回路基板がダメージを受け、破損することもしばしばある。また、高速動作化に伴い、信号品質の問題や測定条件の向上、あるいは、必要な時にだけ信号観測が可能な仕組みが必要となってきている。そこで、回路基板上でなく、ICソケット上で信号観測を行う方式が考案されている。
本発明では、一般的な構造を有するICソケットに、信号観測機能を容易に追加でき、かつ、着脱可能な、信号観測装置を提供する。また信号観測装置上での、配線コントロールやGND安定化を実施することで、課題解決を図る。
本発明の一態様では、ICの信号観測を行う方法として、ICが挿入されるソケット本体と、前記ソケット本体に挿入されたICと外部の回路基板との導通を取るためのコンタクト部とを少なくとも有する、ICソケットを準備し、前記ICソケットの前記コンタクト部に、信号観測装置を間に挟んで、前記コンタクト部と同一構造の第2のコンタクト部を装着する。これにより、一般的な構造のICソケットに、信号観測装置が容易に着脱可能となり、ICソケット上での信号観測が実現される。
また、前記第2のコンタクト部に、別の信号観測装置を間に挟んで、前記コンタクト部と同一構造の第3のコンタクト部を装着してもよい。これにより、同一信号に対し、複数の観測ポイントを設けることができる。
また、本発明の一態様では、ICの信号観測を行う装置として、信号観測を行うための信号パッドと、信号観測時にグラウンドとして用いるGNDパッドとが、並べて配置されているパッド領域を備え、前記パッド領域において、信号パッドとGNDパッドの配列が、「SGSSGS」(S=信号パッド、G=GNDパッド)となっている。これにより、信号品質の向上を図りながら、かつ、信号観測装置上により多くの信号パッド領域を確保することができる。
また、本発明の一態様では、ICの信号観測を行う装置として、当該装置の主面に配置された信号パッドと、当該装置の裏面に、前記信号パッドとペアになるように配置されたGNDパッドとを備えたものとする。
また、本発明の一態様では、ICの信号観測を行う装置として、信号観測を行うための信号パッドと、信号観測時にグラウンドとして用いるGNDパッドとが、並べて配置されているパッド領域と、外部の回路基板と直接結線が可能に構成されたGND接点とを備えたものとする。これにより、信号観測の際に、パッド領域のGNDパッドに依存せず、安定したグラウンドを確保することができる。
また、本発明の一態様では、ICの信号観測を行う装置として、前記ICとの信号コンタクトを確保するための、非貫通タイプのコンタクト点と、信号観測を行うための信号パッドと、前記コンタクト点と前記信号パッドとを結び、一筆書き状に配置された信号配線とを備えたものとする。
また、本発明の一態様では、ICの信号観測を行う装置として、前記ICとの信号コンタクトを確保するためのコンタクト点と、信号観測を行うための信号パッドとを備え、前記コンタクト点のうちの一部のみについて、前記信号パッドに信号配線が引き出されているものとする。
また、前記信号観測装置を、観測対象となる信号数を増やすために、回転させた状態で用いてもよい。
また、前記信号観測装置は、裏返し状態で装着可能なように、上下または左右対称構造を有していてもよい。
また、前記信号観測装置を、複数個用い、かつ、一の信号観測装置に対して他の信号観測装置を、回転させた状態で、または反転させた状態で、用いてもよい。
本発明により、回路基板を設計する上で、信号観測用のテストランドを考慮しなくて良くなるため、設計が容易になり、かつ、テストランド配置による信号品質の劣化を気にする必要がなくなる。また、ICソケット上で信号観測を行なえるため、測定による回路基板へのダメージが全く無く、かつ、ICピンに限りなく近いポイントで信号品質の優れた信号観測が可能となる。
実施形態1において、信号観測装置をICソケットに装着した際の構成例を示す断面図である。 実施形態2に係る信号観測装置の構成例を示す平面図である。 実施形態3に係る信号観測装置の信号引き出し配線例を示す断面図である。 実施形態4に係る2種類の信号観測装置を示す平面図と部分鳥瞰図である。 実施形態5において、複数の信号観測装置をICソケットに装着した際の構成例を示す断面図である。 実施形態6において、ソケット装着に必要な穴情報を含む信号観測装置の構成例を示す平面図である。 図6の構成例を上下方向に反転した際に穴位置が変わることを示す平面図である。 実施形態6に係る、裏返しおよび回転可能な信号観測装置の構成例を示す平面図である。 実施形態6に係る信号観測装置を回転および反転させて用いる場合の効果を示す平面図である。 実施形態7に係る信号観測装置の信号パッド部の配置を示す図である。 実施形態8において、複数の信号観測装置をICソケットに装着した際の構成例を示す断面図である。 図11に示す複数の信号観測装置の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る信号観測方法を説明するための図であり、信号観測装置をICソケットに装着した際の構成例を示す断面図である。一般的なICソケットは、ICをICソケット本体に挿入し、ICソケット蓋を閉めることによってICが押さえつけられ、コンタクト部によってICと基板回路との導通が取れて、初めてIC評価が可能となる。図1に示すICソケットは、通常使用時、ICソケット蓋102、ICソケット本体103およびコンタクト部104を有する、最も一般的な構造を有するICソケットとして機能する。一方、信号観測時には、信号観測装置115と、コンタクト部104と同一構成からなる新たなコンタクト部114とを、一対として追加する。これにより、容易に信号観測が可能な状態となる。
ICソケット蓋102は、例としてフリップタイプとして記載しているが、この限りではない。ICソケット本体103は、評価対象のICを挿入し、ICの位置を決定するものである。コンタクト部104は、ICと信号観測装置115との導通を確保するものであり、第2のコンタクト部114は、信号観測装置115と回路基板101との導通を確保するものである。コンタクト部104,114は例えば、一般に多く市販されている導電性ゴムシートタイプやポゴピンタイプのものであるが、導通が確保できれば良いので、この限りではない。また、信号観測装置115の材質は基板材料であることが一般的と考えられる。FR4等のリジットな基板でも、フレキシブル基板のように柔軟性のある基板でも構わない。フレキシブル基板であれば、柔らかい材質のため、周辺のデバイス干渉を回避できる。また、必要に応じてフレキシブル基板にスリットを設けることで、基板曲がりによるストレスを解消できる。ストレスは、コンタクト不良や破損を招く可能性があるので注意したい。
(実施形態2)
図2は実施形態2に係る信号観測装置の構成例を示す平面図である。図2の信号観測装置201は、ICピンと同じ配置を持ったコンタクト点202と、コンタクト点202から信号を引き出した配線203と、配線203が接続され実際に信号観測を行うための信号パッド204と、信号観測時にグラウンドとして用いるGNDパッド205と、安定したGND確保のために回路基板101との直接接続が可能なGND接点206とを有する。ワイヤー207は、回路基板101と接続するために用いるものであるが、信号観測装置201の一部として構成しても良い。
コンタクト点202は、便宜上図2では一部しか記載していないが、ICピン数に応じた一様なパッド数を有するのが一般的であるが、必ずしもこの限りではない。ICがNCピンである場合や、あえてコンタクトを必要としないことも考えられるので、コンタクト点202は必要に応じて、適した個数だけ設置すれば良い。配線203は、ICピン数あるいはコンタクト点202の数に応じて、全て引き出すことが望ましいが、必ずしもこの限りではない。測定対象の信号がある一部分の信号に限られている場合、あるいは、各種制約により限られた信号しか引き出せないような場合も考えられる。その場合、ある一部分の信号だけを引き出した信号観測装置を製作すればよい。その信号観測装置を使用して信号を観測した場合、当然、測定対象の信号しか信号観測できないことになる。しかし、一般的にICは正方形および長方形のものが一般的に多く市販されており、信号観測装置201を90度あるいは180度回転させた状態でICソケットへ組み込むことも可能なので、測定対象外であった信号を観測することも可能となる。そうすることで、より多くの信号を観測することが可能となる。信号観測装置を製作する時に、回転して使用することを考慮しておけば、配線引き出しを少なくでき、結果として、信号パッド配置の不足を回避できる場合もある。また、同パッケージの異なるICに適用することを考慮して信号観測装置を製作すれば、汎用性の高い信号観測装置として使用することができる。
オシロスコープ等の測定機器による信号観測を想定した場合、信号パッド204とGNDパッド205が一対であることが望ましい。パッド領域に信号パッド204とGNDパッド205を配置する場合、「SGSGSG」(S=信号パッド、G=GNDパッド)配列が一般的であるが、「SGSSGS」配列とすることで、より多くの信号引き出しが行なえ、結果として、より多くの信号パッド204を配置することが可能となる。測定機器の接続においても、隣り合う信号パッドとGNDパッドを一対で用いることができる。
また、信号観測時には、安定したGNDの確保が重要である。信号引き出しを多数行なった場合、ICピンのGNDだけでは、信号観測に十分なGNDが確保出来ない場合がある。そこで、GND接点206を設けることで、ワイヤー207によって直接、回路基板GNDとの接続を確保することで、GNDの安定化を図り、信号品質、および、測定精度の向上を実現することができる。
(実施形態3)
図3は実施形態3に係る信号観測装置のコンタクト点と信号パッドの接続状態を示す部分的な断面図である。コンタクト点322は最も一般的な貫通タイプを示すが、この限りではない。コンタクト点である上面パッド302から配線303で信号パッド304へ接続し、その後、信号パッド304から配線313で下面パッド312へ接続することで、非貫通タイプとすることができる。つまり、配線303が一筆書き状になっており、上面パッド302から信号パッド304への引き出し配線を、分岐配線(スタブ)とすることなく配置することが可能となる。そうすることで、信号品質の向上が可能となり、また、等長配線または等遅延配線によるACタイミング制御も可能となる。さらには、非貫通タイプとして、上面パッド302からのIC信号を信号パッド304に引き出し、そこでオープン状態とし、下面パッド312に接続しない場合もある。その場合、回路基板との導通は遮断され、信号パッド304では無負荷(オープン)の状態で信号観測が可能となるため、信号反射がなく、信号品質の向上を実現することができる。ただし、回路基板への信号伝達が遮断されるため、回路基板上で使用する信号については、適用できない。
(実施形態4)
図4は実施形態4に係る信号観測装置の全体および信号パッド部の詳細を示す図である。図4(a1),(b1)は信号パッドが異なる形状を持つ信号観測装置を示している。図4(a1)において、401は信号観測装置、402と404は信号観測装置401上に設けられたコンタクト点および信号パッド、403はコンタクト点と信号パッドを結ぶ信号引き出し線である。
図4(a2)は信号観測装置401の信号パッド部分を拡大表示した図である。図4(a2)において、オシロスコープ用信号パッド424,425はそれぞれ、オシロスコープ用プローブヘッド428のプローブ端子を半田付けで接続し易いよう平面的な形状を有している。図4(b1)の信号観測装置411においてもコンタクト点および信号引き出し線は同様であるが、信号パッド形状が信号観測装置401と異なっており、図4(b2)に示すように、信号パッド434、435はロジックアナライザ用プローブヘッド438を接続しやすいようピンヘッダを実装するための穴を有する。
上記では、信号観測装置はオシロスコープおよびロジックアナライザ用プローブを接続しやすいような信号パッド形状を有するとして説明を行ったが、もちろん他の測定機器用プローブを接続しやすいよう、図4に示した信号パッドとは異なった形状を有していてもよい。
(実施形態5)
図5は実施形態5に係る信号観測方法を示す図であり、信号観測装置をソケットに装着した場合の断面図である。図5において、101,102および103は実施形態1で説明した構成要素と同一であり、ここでは詳細な説明は割愛する。図5において信号観測装置515,525は、回路基板101とソケット本体103との間に、コンタクト部104,514および524に交互にはさまれながら積層されている。
このように信号観測装置が装着されたソケットにおいて、任意の信号はコンタクト部104,514および524を介して上下に接続されているため、信号観測装置515と信号観測装置525とで同じ位置にあるコンタクト部から引き出された信号は、同じ信号となる。よって、一つの信号を信号観測装置515の信号パッドと信号観測装置525の信号パッドとから同時に観測できる。これにより、2つの測定装置に同じ信号を接続し観測結果を比較したり、オシロスコープとロジックアナライザといったような異なる装置に接続して同じタイミングで測定するためのトリガ信号として利用すしたるすることが可能となる。
(実施形態6)
図6は実施形態6に係る信号観測装置を示す図である。図6において、600は信号観測装置であり、右辺上側のみコンタクト部があり、右辺にのみ信号パッドおよび信号引き出し線が設けられている。IC用ソケットのプリント基板への固定には通常ネジが用いられるが、このネジをソケットからプリント基板まで通すために、ソケットとプリント基板間に挟まれる信号観測装置600には、ソケットネジ用穴609、619、629、639が設けられている。ただしソケットネジ穴は寸法公差をある程度大きく取ることが多く、信号観測装置600には、ソケットへの装着後コンタクト部の位置がICの端子に対しずれないようにするための位置決めピン608、618がさらに設けられる。
このような構造を有する信号観測装置600をICの右辺下側の信号を観測したいために裏返しして使用することを考えた場合、ソケット用ネジ穴609、619、629、639が信号観測装置600の中心線に対して対称であることはもちろんのこと、位置決めピン用穴608、618に関しても、信号観測装置の中心線に対して対称である必要がある。
以下、図7を用いて上述のような構造を持たない信号観測装置では裏返してソケットに装着できない理由を説明する。図7において、信号観測装置700は図6の信号観測装置600を水平軸で裏返したものとなっている。したがって、位置決めピン用穴708は図6の位置決めピン用穴608を、位置決めピン用穴718は図6の位置決めピン用穴618を、それぞれ裏から見たものとなる。このように裏返しした信号観測装置700を実際にソケットに装着しようとした場合、位置728には位置決めピン用穴608に挿入されていた位置決めピンが、位置738には位置決めピン用穴618に挿入されていた位置決めピンが、それぞれ存在しているため、位置決めピンが当たり、信号観測装置700をソケットに装着することが出来ない。
そこで図8に示した信号観測装置800のように、表向きで使用する場合に元から存在する位置決めピン808、818に対して、水平方向の中心線で上下対称となる位置838、868に位置決めピン用穴を設けることで、上記信号観測装置の裏返し使用を行うことが可能となる。さらにこの構造により垂直方向の中心線で上下対称となる方向への裏返しにも対応することができる。
さらに、図8において、元の位置決めピン用穴808、818に対し、左上から右下への対角に対して対称となる位置828、858、上記位置838、868の右上から左下への対角に対して対称となる位置848、878にも位置決めピン用穴を設けることによって、信号観測装置800を裏返しだけでなく、90°、180°、270°に回転してソケットに装着することができるようになる。
このことを表したのが図9である。最初の状態を配置900(0°)とすると、信号観測装置が一部の信号のみ信号パッドに引き出した構造を有していたとしても、配置901(90°)、902(180°)、903(270°)と回転することができれば、全体として、配置904に示すコンタクト部の信号を観測できることとなり、観測可能な信号を増やすことができる。さらに、信号観測装置を裏返して、配置910(裏0°)、911(裏90°)、912(裏180°)、913(裏270°)と回転させることによって、配置914に示す範囲のコンタクト部の信号を観測できることになる。
上記説明ではソケットの位置決めピンを例に説明を行ったが、信号観測装置の対称構造、回転および裏返しに必要な対称性を成せば、回転および裏返しに必要な対称性を成す要素であれば、位置決めピンでなくともかまわない。
(実施形態7)
図10は実施形態7に係る信号観測装置の信号パッド部の配置を示す図である。信号パッド1004と信号パッド1014は、図2の信号観測装置201で、ICピンと同じ配置を持ったコンタクト点202より、測定対象の信号として引き出されるものである。信号パッド1004と信号パッド1014で測定対象の信号のペアを構成する。測定対象の信号のペアとしては、差動信号のペア、または、一方が信号パッドではなくGNDなどの基準信号であってもよい。信号パッド1004と信号パッド1014は、信号観測装置の基板の表層(主面)と裏層(裏面)に裏層の上下対称となるように配置する。
信号パッド1004と信号パッド1014の配置位置は、信号観測装置のオシロスコープ及びロジックアナライザ用のプローブヘッドの先端形状、例えば、差動プローブの各プローブヘッドの物理的間隔等による接続の容易性を考慮し、信号観測装置の基板の外周に配置する。その際には、信号観測装置の基板厚も考慮に入れて配置する。信号パッド1004と信号パッド1014は、信号観測装置の基板の表層と裏層の上下対称となるように配置するのを基本とするが、信号観測装置のオシロスコープ及びロジックアナライザのプローブヘッドとの接続容易性の観点より、信号観測装置の基板の表層と裏層で千鳥となるように配置してもよい。
表層に配置された信号パッドと裏層に配置された信号パッドによる信号観測をも可能としているため、表層、裏層のみだけに配置された信号観測用のパッド数と比較し、両層にてより多くの信号観測用パッド数を確保でき、より多くの信号観測が可能となる。また、表層の信号パッドと裏層に信号パッドでの信号観測とができるため、表層と裏層の同一層での信号観測用パッドの配置領域、ICピンと同じ配置を持ったコンタクト点202より、測定対象の信号として引き出される配線領域を有効活用でき、信号観測用パッドのパッドピッチを敢えて密に配置する必要性もなくなる。パッドピッチを広く確保することができるので、隣接した信号観測用パッド同士、引出し配線同士のクロストークの影響を受けにくく、信号品質のよい安定した信号観測が可能となる。また、信号観測装置の基板の内層にGND層、電源層を設けることでより一層の品質のより信号観測をも可能となる。
(実施形態8)
図11は実施形態8に係る信号観測方法を説明するための図であり、信号観測装置3台をICソケットに装着した場合の断面図である。図11において、101,102,103,104は実施形態1で説明した構成要素と同一であり、ここでは詳細な説明は割愛する。図11において、1115,1125,1135は同一構成の信号観測装置であり、それぞれ、一部の信号だけが信号パッド1116,1126,1136に引き出されている。この場合、信号観測装置1115,1125,1135を、回転させた状態で、または反転させた状態で、積層させて用いることによって、測定対象の信号を増加させ、かつ、同時に信号観測出来るようになる。
なお、信号観測装置とコンタクト部を交互に挿入する数量を限定していないので、同様に積層させていくことで、更に多数の信号を同時に観測することが可能となることは言うまでもない。なお、挿入する信号観測装置は、全く同じものである必要もなく、必要に応じて異なる信号引き出しがされたものや、異なる信号パッドを有するものを組み込むことで、様々な観測バリエーションが得られる。
図12は図11に示す3台の信号観測装置を展開した場合の平面図である。本実施形態では、信号観測装置は一部の信号を引き出したものであり、かつ、その1種類の信号観測装置を3台準備し、回転または反転させて用いている。同図中、(a1)は標準状態、(a2)は上下反転させた状態、(a3)は(a1)を右90度回転させた状態である。図12から、測定対象の信号が増えていることと、同時測定可能な信号パッドが存在していることを確認できる。
なお、上述の各実施形態に係る信号観測装置に、部品を搭載するような場合もあり得る。例えば、波形品質をさらに向上させるために抵抗やコンデンサ等の終端部品が必要となる場合があり、これらの終端部品を搭載してもよい。また、基板上で行えない、あるいは、基板上と異なる端子処理が必要な場合には、信号観測装置に部品を搭載することが有効である。例えば、基板上では、通常動作モードであることが一般的であるが、テストモードに入れて波形観測をしたい場合もあり、そのとき、基板上とは異なる端子処理が必要になる。特に、商品ボードやカスタマボード等では、テストモードについて考慮されていないので、このような手法が有効になる。
本発明によると、一般的な構造を有するICソケットに信号観測機能を追加することが可能となるため、既に商品化されているソケットであっても、そのソケットに応じた信号観測装置を製作することで適応可能である。IC評価を始め、IC量産工程での検査装置、ICテスタとしても有用である。
101 回路基板
103 ソケット本体
104 コンタクト部
114 第2のコンタクト部
115 信号観測装置
201 信号観測装置
202 コンタクト点
203 配線
204 信号パッド
205 GNDパッド
206 GND接点
302 上面パッド
303 配線
304 信号パッド
312 下面パッド
401,411 信号観測装置
402 コンタクト点
404 信号パッド
404 信号引き出し線
514,524 コンタクト部
515,525 信号観測装置
800,900〜904,910〜914 信号観測装置
1004,1014 信号パッド
1115,1125,1135 信号観測装置
1116,1126,1136 信号パッド

Claims (14)

  1. ICの信号観測を行う方法であって、
    ICが挿入されるソケット本体と、前記ソケット本体に挿入されたICと外部の回路基板との導通を取るためのコンタクト部とを少なくとも有する、ICソケットを準備し、
    前記ICソケットの前記コンタクト部に、信号観測装置を間に挟んで、前記コンタクト部と同一構造の第2のコンタクト部を装着する
    ことを特徴とする信号観測方法。
  2. 請求項1記載の信号観測方法において、
    前記信号観測装置として、測定機器に応じて、信号パッドの形状が異なるものを用いる
    ことを特徴とする信号観測方法。
  3. 請求項1記載の信号観測方法において、
    前記第2のコンタクト部に、別の信号観測装置を間に挟んで、前記コンタクト部と同一構造の第3のコンタクト部を装着する
    ことを特徴とする信号観測方法。
  4. ICの信号観測を行う装置であって、
    信号観測を行うための信号パッドと、信号観測時にグラウンドとして用いるGNDパッドとが、並べて配置されているパッド領域を備え、
    前記パッド領域において、信号パッドとGNDパッドの配列が、「SGSSGS」(S=信号パッド、G=GNDパッド)となっている
    ことを特徴とする信号観測装置。
  5. 請求項4記載の信号観測装置において、隣り合う信号パッドとGNDパッドを用いて、信号観測を行う
    ことを特徴とする信号観測方法。
  6. ICの信号観測を行う装置であって、
    当該装置の主面に配置された信号パッドと、
    当該装置の裏面に、前記信号パッドとペアになるように配置されたGNDパッドとを備えた
    ことを特徴とする信号観測装置。
  7. 請求項6記載の信号観測装置において、表裏で互いにペアとなる信号パッドとGNDパッドを用いて信号観測を行う
    ことを特徴とする信号観測方法。
  8. ICの信号観測を行う装置であって、
    信号観測を行うための信号パッドと、信号観測時にグラウンドとして用いるGNDパッドとが、並べて配置されているパッド領域と、
    外部の回路基板と直接結線が可能に構成されたGND接点とを備えた
    ことを特徴とする信号観測装置。
  9. ICの信号観測を行う装置であって、
    前記ICとの信号コンタクトを確保するための、非貫通タイプのコンタクト点と、
    信号観測を行うための信号パッドと、
    前記コンタクト点と前記信号パッドとを結び、一筆書き状に配置された信号配線とを備えた
    ことを特徴とする信号観測装置。
  10. 請求項9記載の信号観測装置において、
    前記信号パッドは、オープン状態にされている
    ことを特徴とした信号観測装置。
  11. ICの信号観測を行う装置であって、
    前記ICとの信号コンタクトを確保するためのコンタクト点と、
    信号観測を行うための信号パッドとを備え、
    前記コンタクト点のうちの一部のみについて、前記信号パッドに信号配線が引き出されている
    ことを特徴とする信号観測装置。
  12. 請求項11記載の信号観測装置を、観測対象となる信号数を増やすために、回転させた状態で用いる
    ことを特徴とする信号観測方法。
  13. 請求項11記載の信号観測装置において、
    裏返し状態で装着可能なように、上下または左右対称構造を有している
    ことを特徴とする信号観測装置。
  14. 請求項11または13の信号観測装置を、複数個用い、かつ、一の信号観測装置に対して他の信号観測装置を、回転させた状態で、または反転させた状態で、用いる
    ことを特徴とする信号観測方法。
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