JP2012237452A - 潤滑剤供給ローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 潤滑剤を含浸させた多孔質構造で一部材からなる樹脂製の潤滑剤含浸リング13を、固定用ブッシュ14及び軸部材12に対して相対回転可能に設け、潤滑剤含浸リング13を被潤滑面に対して転がり接触させる潤滑剤供給ローラRであって、軸部材12は、一端に設けたフランジ部12aと、他端に雄ねじを形成した取付部12bとを備え、潤滑剤含浸リング13は、その内周面が両端に形成した大径内周面13aと小径内周面13bと、これら大径内周面13aと小径内周面13bとの間に形成される一対の段面13cとからなり、固定用ブッシュ14は、円筒部14aと端部に形成したフランジ部14bとからなり、フランジ部12aと14bとによって潤滑剤含浸リング13を軸部材12に対し相対回転可能に挟持する。
【選択図】 図1
Description
そこで、ワークWを搬送する際には従来技術として特許文献1に示す潤滑装置が発明されているが、この特許文献1に開示された装置を図5〜図7に示している。
図5に示した潤滑装置1は、軸通し孔2を形成した支持板3に、一対の保持部材4を設けている。そして、これら一対の保持部材4は、チャネル状にした潤滑部材保持部4aを備えるとともに、この潤滑部材保持部4aの開口を互いに対向させている。このようにしたチャネル状の潤滑部材保持部4aには、潤滑剤を含浸させた潤滑部材5を保持させている。
また、潤滑装置1を軸受Cに取り付ける際に、潤滑部材5と外輪8との間に適切な密着力を保たなければならない。なぜなら、その密着力が強すぎると外輪8に対して回転抵抗になり、逆に、密着力が弱すぎると外輪8の外周面をしっかりと潤滑できなくなってしまうからである。そのために、潤滑装置1は、潤滑部材5を含めた全体の寸法管理を厳密に行わなければならないので、その管理コストも高くなってしまう。また、潤滑装置1の取り付け位置などが不正確だと、この潤滑装置1がワークWに直接接触して、ワークWの搬送の妨げになったりするという問題もあった。
また、潤滑剤含浸リングを被潤滑面に接触するように設けるだけで簡単に潤滑できるので、寸法管理を厳密にする必要がない。
しかも、潤滑剤供給ローラは、被潤滑面に対して転がり接触するので、潤滑剤含浸リングが部分的に摩耗することがなく、また、潤滑剤含浸リングに含浸された潤滑剤は、回転による遠心力で常に外周面側に供給されるので、被潤滑面との接触部分が常に潤滑剤に満たされる。したがって、潤滑剤供給ローラの製品寿命が非常に長い。
そのうえ、潤滑剤供給ローラを、例えば、搬送装置に使用する場合には、軸部材を軸受の軸と共通化するだけで、軸受の取付孔に簡単に取り付けることができる。また、軸受における軸受機構に代わって、潤滑剤含浸リングを取り付けることもできるため、潤滑剤供給ローラ用に、新たな取り付けスペースが必要なく、しかも、潤滑剤含浸リングのみをストックすることができる。
図1に示す潤滑剤供給ローラRは、上記図5に示した軸受Cが用いられる搬送装置に用いられるものである。
この潤滑剤供給ローラRが備える軸部材12は、一端にフランジ部12aを形成するとともに、他端に雄ネジからなる取付部12bを形成している。この取付部12bにおける軸部材12の外径は、上記軸受Cの取付部7aにおける軸7の外径と等しくしている。
上記小径内周面13bの内径は、軸部材12の外径よりも大きく、しかも、フランジ部12aの外径よりも小さい。したがって、潤滑剤含浸リング13に軸部材12を挿通させると、一方の段面13cがフランジ部12aに当接するとともに、小径内周面13bと軸部材12の外周面との間に隙間が形成される。
また、上記大径内周面13aの内径は、フランジ部12aの外径よりも大きく、一方の段面13cがフランジ部12aに当接した状態では、大径内周面13aとフランジ部12aの外周面との間に僅かな隙間が形成される。
まず、潤滑剤供給ローラRを、搬送装置に用いた場合について、図2を用いて説明する。図2は、搬送装置において、ワークWの搬送経路両側に設けられた取付機構Aを部分的に示している。上記した従来の搬送装置と同様に、取付機構Aには、互いに対向する一対の軸受Cを複数備えるとともに、それら一対の軸受Cを直線上に整列させている。そして、ワークWの搬送方向最上流となる位置に、上記潤滑剤供給ローラRを設けている。
潤滑剤供給ローラRは、軸部材12に形成した取付部12bを、取付機構Aに形成した取付孔aに固定している。このように、軸受Cを取り付けるための取付孔aに、潤滑剤供給ローラRを固定することができるのは、潤滑剤供給ローラRの取付部12bの外径と、軸受Cの取付部7aの外径とを等しくしたためである。
したがって、潤滑剤含浸リング13が含浸する潤滑剤をワークWの被潤滑面に供給することができる。
図3の装置は、モータに接続したモータ軸15の外周に、リング部材16を備えている。なお、このリング部材16の軸中心と、モータ軸15の軸中心とは一致していない。また、モータ軸15の外周面近傍であって、モータ軸15の半径方向には、往復運動可能なピストン部材17を備えている。このピストン部材17には、ピン部材18が組み込まれるとともに、回転部材19が、上記ピン部材18に回転自在に支持されている。
そして、リング部材16の外周面と、回転部材19の外周面とが接触するように、モータ軸15とピストン部材17とが設けられ、モータ軸15の回転運動を、ピストン部材17の往復運動に変換している。
上記の装置において、モータ軸15を回転させると、リング部材16が、モータ軸15に対して偏心回転するとともに、リング部材16の回転運動が、回転部材19を介して、ピストン部材17の往復運動に変換される。
また、潤滑剤含浸リング13を被潤滑面に接触するように設けるだけで簡単に潤滑できるので、寸法管理を厳密にする必要がない。
そのうえ、潤滑剤供給ローラRを、例えば、搬送装置に使用する場合には、軸部材12を軸受Cの軸と共通化するだけで、軸受Cの取付孔aに簡単に取り付けることができる。また、軸受Cにおける軸受機構に代わって、潤滑剤含浸リング13を取り付けることもできるため、潤滑剤供給ローラR用に、新たな取り付けスペースが必要なく、しかも、潤滑剤含浸リング13のみをストックすることができる。
例えば、軸受Cにおいて、外輪8の上方で、外輪8とワークWとを接触させ、外輪8の左右あるいは下方で、外輪8と潤滑剤含浸リング13とを接触させてもよい。この場合には、潤滑剤供給ローラRを取り付けるために、その分軸受Cを取り除く必要がなく、また、潤滑剤含浸リング13にワークWの荷重が作用しない。しかも、この場合には、潤滑剤含浸リング13の外径と、軸受Cにおける外輪8の外径とを等しくする必要もないため、例えば、入手容易な市販の六角穴付ボルト等を軸部材として、これに適当な外径を有する潤滑剤含浸リングを設けてもよい。
12 軸部材
12a フランジ部
12b 取付部
13 潤滑剤含浸リング
14 固定用ブッシュ
14a 円筒部
14b フランジ部
Claims (1)
- 潤滑剤を含浸させた多孔質構造で一部材からなる樹脂製の潤滑剤含浸リングを、筒状の固定用ブッシュ及び軸部材に対して相対回転可能に設け、上記潤滑剤含浸リングを被潤滑面に対して転がり接触させる構成にした潤滑剤供給ローラであって、
上記軸部材は、一端に設けたフランジ部と、他端に雄ねじを形成した取付部とを備えるとともに、
上記潤滑剤含浸リングは、その内周面が、両端に形成した大径内周面と小径内周面と、これら大径内周面と小径内周面との間に形成される一対の段面とからなり、
さらに、上記固定用ブッシュは、円筒部と端部に形成したフランジ部とからなり、
上記潤滑剤含浸リングに軸部材を挿通させた状態で、上記取付部側から上記軸部材と上記潤滑剤含浸リングの内周面との間に上記固定用ブッシュの円筒部を挿通し、
上記潤滑剤含浸リングの一対の段面のうち一方の段面に上記軸部材のフランジ部を当接させるとともに、他方の段面に上記固定用ブッシュのフランジ部を当接させ、上記両フランジ部によって上記潤滑剤含浸リングを、上記固定用ブッシュ及び上記軸部材に対し相対回転可能に挟持する構成にした潤滑剤供給ローラ。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2005024094A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-27 | Ntn Corp | すべり軸受 |
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- 2012-08-07 JP JP2012174511A patent/JP5275499B2/ja active Active
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