JP2012236248A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピンドルユニット2(加工手段)とフローティング機構5とを一体に構成したので、構造を簡易化することができる。その結果、設備コストを削減することができる。
【選択図】図2
Description
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に応じて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)〜(4)項の各々が、特許請求の範囲に記載した請求項1〜4の各々に相当する。
本項に記載の加工装置によれば、フローティング機構を加工手段と一体に構成したので、加工時に被加工物から刃具へ入力される反力による加工手段の移動にフローティング機構を追従させることができる。これにより、加工の前段階で実施される加工手段とフローティング機構とを同期させるための調整を簡易化することができ、工数を削減することができる。
また、エアモータの排気エアを利用して加工手段を浮動させるようにフローティング機構を構成したので、例えば、複数個のベアリングを組み合わせて構成されたフローティング機構と比較した場合、構造を簡易化することが可能であり、設備コストを削減することができる。
さらに、フローティング機構は、大気中に放出されていたエアモータの排気エアが持つエネルギーを有効利用するので、加工装置のエネルギー効率を向上させることができる。
本項に記載の加工装置によれば、ブラケットと支持手段とによって囲まれた空間(以下、エア室という)に、排気導入手段によってエアモータからの排気エアが導入される。これにより、エア室の内部圧力は大気圧よりも高くなり、エア室の内部圧力がある程度まで高まると、エア室の内部圧力によって加工手段及びフローティング機構が支持手段に対して僅かに浮き上がる。これにより、エア室に導入された排気エアは、ブラケットと支持手段との間に形成された僅かな隙間から大気中へ排出される。この状態では、ブラケットと支持手段との接触面圧が低下しているので、加工時に被加工物から刃具へ入力される反力に応じて加工装置及びブラケット(以下、加工ユニットという)を支持手段上で容易に移動させることが可能であり、例えば、刃具が面取り工具である場合、面取り工具を加工の対象となる穴に対して心出しすることができる。
本項に記載の加工装置によれば、ブラケットの基部の支持手段との対向面、すなわち、ブラケットの基部における、加工手段の取付用フランジに密着させる側の面(ブラケットの基部の上面)とは反対側の面(ブラケットの基部の下面)の、外周側壁部と内周側壁部との間に、環形の溝部が形成される。空間は、このブラケットの溝部の環形の開口を支持手段によって閉塞させることで構成される。
そして、ブラケットの基部の下面に設けられて外周側壁部と内周側壁部との間に形成された溝部の底面(ブラケットの下面)には、ブラケットと加工手段の取付用フランジとを軸線方向(上下方向)へ貫通してエアモータの排気エアがエア室に導入される排気導入穴を開口させるように構成することができる。なお、排気導入穴は、必要に応じて配置することができ、例えば、4個の排気導入穴を周方向へ等間隔(90°間隔)に配置することができる。
本項に記載の加工装置によれば、加工時の反力によって当接部材を支持手段に当接させることにより、刃具から被加工物へ加工力を付与することができる。この場合、例えば、ブラケットの基部の下面から支持手段を貫通して延びる円筒形のボス部をブラケットの基部と一体に設けておいて、このボス部の下端部に取り付けた当接部材を支持手段に当接させるように構成することで、刃具から被加工物へ加工力を付与することができる。
本項に記載の加工装置によれば、規制手段は、例えば、ブラケットの基部の下面に少なくとも1本のピン部材(平行ピン等)を立設しておいて、各ピン部材の突出部分を支持手段に設けられた相対する各規制穴に係合させることで構成することができる。この場合、規制手段のピン部材の外径と規制穴の内径とを適宜設定することにより、ブラケット、延いては、加工手段と支持手段との許容される相対移動量を設定(規制)することができる。
本項に記載の加工装置によれば、汎用機によって、支持部材、延いては、加工手段を操作する(移動させる)ことができるので、既存の設備を有効利用することができ、設備コストを低く抑えることが可能になる。また、例えば、手動でドリルユニットが昇降するボール盤に支持部材を取り付けることにより、本項に記載の加工装置を手作業による工程にも適用することが可能になる。
以下、スピンドルユニット2(加工手段)を備える加工装置1を説明する。なお、本実施形態では、エアモータ3によってスピンドルが回転駆動される市販の典型的なスピンドルユニット2が用いられる。ここでは、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、スピンドルユニット2の詳細な構造についての説明を省略する。
図1は、前工程で穴22が加工されたワーク21が加工装置1にセットされた状態を示す。この状態では、多くの場合、加工装置1の位置決め精度、前工程の穴あけ加工装置の精度等に起因して、スピンドルユニット2(加工手段)、延いては、面取り工具10(刃具)は、ワーク21の穴22に対して心ずれしている。
本実施形態によれば、スピンドルユニット2(加工手段)とフローティング機構5とを一体に構成したので、従来、加工の前段階で実施されていた、スピンドルユニット2とフローティング機構5とを同期させるための調整を廃止、若しくは簡易化することができ、工数を削減することができる。
また、エアモータ3の排気エアを利用してスピンドルユニット2を浮動させるようにフローティング機構5を構成したので、例えば、複数個のベアリングを組み合わせて構成された従来技術の複雑な機構と比較して、構造を簡易化することができ、その結果、設備コストを削減することができる。
そして、フローティング機構5は、大気中に放出されていたエアモータ3の排気エアが持つエネルギーを有効利用するので、加工装置1のエネルギー効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、スピンドルユニット2のスピンドルに刃具として面取り工具10を装着した態様を説明したが、刃具をこれに限定することを意図していない。
Claims (4)
- 刃具と前記刃具を駆動するエアモータとを有する加工手段と、
前記加工手段を操作可能に支持する支持手段と、
前記加工手段と一体に構成され、前記エアモータから排出される排気エアを利用して前記加工手段を前記支持手段に対して浮動させるフローティング機構と、
を含むことを特徴とする加工装置。 - 前記フローティング機構は、
前記加工手段の一端部に固定されるブラケットと、
前記ブラケットと前記支持手段とによって囲まれる空間と、
前記空間に前記エアモータから排出された排気エアを導入する排気導入手段と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。 - 前記ブラケットは、
前記加工手段の一端部周縁に設けられた取付用フランジの取付面に固定される基部と、前記基部の前記支持手段との対向面に立設され、前記加工手段の軸線回りに環状に形成された外周側壁部及び内周側壁部と、を有し、
前記空間は、
前記ブラケットの前記基部と、前記ブラケットの前記外周側壁部及び前記内周側壁部と、前記支持手段とによって囲まれた環形の空間であることを特徴とする請求項2に記載の加工装置。 - 前記ブラケットは、
加工時の反力によって前記支持手段に当接される当接部材を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の加工装置。
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Cited By (1)
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KR101477394B1 (ko) | 2013-05-28 | 2015-01-02 | (주)우진하이텍 | 에어로 작동하는 절삭가공물 디버링장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0866827A (ja) * | 1994-08-25 | 1996-03-12 | Nkk Corp | 鋼製部材の自動面取り装置 |
JP2000176719A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-27 | Miyagawa Kogyo Kk | 面取り機 |
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KR101477394B1 (ko) | 2013-05-28 | 2015-01-02 | (주)우진하이텍 | 에어로 작동하는 절삭가공물 디버링장치 |
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