JP2012234571A - ネットワークシステム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークに接続された各種の機器を、より確実に稼動させ、かつ消費電力を抑制できる電源投入の制御を行うことができるようにする。
【解決手段】電源投入時間情報取得部131は、例えば、SSDPによるマルチキャストが行われた場合、他の機器から送信されてきたマルチキャストのパケットに含まれているURLを取得し、URLにアクセスしてその機器の電源投入時間に関する情報を取得し、その機器を特定するIDなどと対応付けて記憶する。電源投入制御部132は、例えば、自身に設定されている予約の情報と、電源投入時間に関する情報に基づいて、他の機器を起動させるべき時刻を特定し、現在時刻が起動させるべき時刻であると判定された場合、Magic Packetを送出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークシステム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、ネットワークに接続された各種の機器を、より確実に稼動させ、かつ消費電力を抑制できる電源投入の制御を行うことができるようにするネットワークシステム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
近年、家庭内のパソコンや周辺機器、AV機器、電話、家電製品などの機器を、ネットワークを通じて接続し、相互に機能を提供しあう技術が普及している。このようなネットワークを実現するための技術仕様として、例えば、UPnP(Universal Plug and Play)が提唱されている。
UPnPでは、インターネットで標準となっている技術を基盤とし、ネットワークにつなぐだけで複雑な操作や設定作業を伴うことなく機能することを目指しており、例えば、ネットワークに接続された受信機により受信されたコンテンツを、録画機により録画させる処理なども可能となる。
一方、STBに設定された録画予約設定時刻になると、切換スイッチが接続端子に切り換えられ、色信号のDCレベルが0.8Vに設定されたまま数秒間映像信号が出力され、VTR内のDC検出器がこの電圧レベルを検出すると電源制御部により電源が投入された後に、録画制御部により録画が開始されるようにすることで、STBのタイマ予約に連動して録画を行うことのできる自動録画システムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1の技術では、ネットワークに接続された各種の機器のそれぞれの電源投入を制御することはできない。
そこで、近年、例えば、Wake Up on LANと呼ばれるEthernet(登録商標)上で使われる技術により、ネットワーク上の1つの機器から他の機器にMagic Packetと呼ばれる起動用のパケットを送出することで、他の機器の電源投入を行うことも可能となってきている。
特開2000−195243号公報
しかしながら、例えば、ネットワークに接続された受像機が未来の番組をタイマ予約して録画機で録画する場合に、録画開始時にWake Up on LANによって録画機の電源の投入が可能であるが、Magic Packet受信後、録画機の各種のアプリケーションソフトが起動し安定状態に至るまでの時間が不明であり、上記のような操作を行なう場合には大きなマージンをもって事前に録画機の電源投入(Magic Packetの送出)を行なわなければ、予約された番組の録画を適切に行えない。
また、例えば、ネットワークに接続された機器の種類に応じて、電源投入から安定状態に至るまでの時間が異なり、各種の機器を確実に稼動させるためには、充分なマージンを設定して事前に電源投入を行う必要があるが、このようなマージンの設定は、ネットワークシステム全体の消費電力を増大させてしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ネットワークに接続された各種の機器を、より確実に稼動させ、かつ消費電力を抑制できる電源投入の制御を行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面は、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する第1の装置と、第2の装置とがネットワークを介して接続されて構成されるネットワークシステムであって、前記第1の装置は、前記第2の装置の起動が指令されてから前記第2の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記第2の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第2の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段とを備え、前記第2の装置は、前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第1の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始するネットワークシステムである。
本発明の第1の側面においては、前記第1の装置により、前記第2の装置の起動が指令されてから前記第2の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報が、前記第2の装置から取得され、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第2の装置の起動を指令する起動指令情報が、前記ネットワークに送出される。また、前記第2の装置により、前記電源投入時間に関する情報が記憶され、前記ネットワークに、前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報が送出され、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第1の装置から送出された前記起動指令情報が受信され、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行が開始される。
本発明の第2の側面は、他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置であって、前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段とを備える情報処理装置である。
前記他の装置と、UPnP(Universal Plug and Play)で規定されるプロトコルにより前記ネットワークを介した通信を行い、前記電源投入時間情報取得部は、前記プロトコルに従って前記電源投入時間に関する情報を取得するようにすることができる。
前記電源投入時間に関する情報は、UPnPで規定される情報であって、前記他の装置のDevice Description情報の中に、予め定められたタグにより記述されているようにすることができる。
前記他の装置を特定する情報を記憶し、前記他の装置を特定する情報を記憶するとき、前記他の装置の内部の前記電源投入時間に関する情報の記憶位置を特定するアドレス情報を取得して記憶するようにすることができる。
前記タイマ予約として録画予約された時刻に録画処理を実行するようにすることができる。
本発明の第2の側面は、他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得し、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出するステップを含む情報処理方法である。
本発明の第2の側面は、コンピュータを、他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置であって、前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段とを備える情報処理装置として機能させるプログラムである。
本発明の第2の側面においては、前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報が、前記他の装置から取得され、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報が、前記ネットワークに送出される。
本発明の第3の側面は、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置であって、起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する情報処理装置である。
前記電源投入時間に関する情報は、UPnP(Universal Plug and Play)で規定される情報であって、Device Description情報の中に、予め定められたタグにより記述されているようにすることができる。
本発明の第3の側面は、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置の情報処理方法であって、起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶手段に記憶し、前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出し、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信し、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する情報処理方法である。
本発明の第3の側面は、コンピュータを、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置であって、起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する情報処理装置として機能させるプログラムである。
本発明の第3の側面においては、起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報が記憶手段に記憶され、前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報が送出され、前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報が受信され、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行が開始される。
本発明によれば、ネットワークに接続された各種の機器を、より確実に稼動させ、かつ消費電力を抑制できる電源投入の制御を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。 図1のレコーダのメモリに記憶されているXML文の例を示す図である。 図1の制御部で実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。 電源投入時間情報取得処理の例を説明するフローチャートである。 電源投入制御処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るネットワークシステム10の構成例を示すブロック図である。ネットワークシステム10は、例えば、UPnP(Universal Plug and Play)の仕様に適合する機器により構成されるネットワークシステムとされる。
同図の例において、ネットワークシステム10には、レシーバ21、およびレコーダ41が、ネットワーク11により相互に接続されている。なお、ネットワーク11は、例えば、イーサネット(登録商標)などのローカルエリアネットワークとされる。
ネットワークシステム10は、例えば、レシーバ21およびレコーダ41を利用したコンテンツの視聴や録画を行うことが可能なネットワークシステムとされる。例えば、ネットワークシステム10のユーザは、図示せぬリモコンなどによりレシーバ21に対する所定の操作を行うことにより、所定の番組の録画予約を行うことができる。この場合、レコーダ41が放送された番組を受信して録画するのではなく、一旦レシーバ21により放送された番組を受信し、レシーバ21が受信した番組をレコーダ41が録画するようになされているものとする。
レシーバ21は、例えば、STB(set-top box:セットトップボックス)として構成され、内部にチューナ22を有する構成とされ、例えば、チューナ22により、コンテンツのデータがMPEG2などの所定の圧縮符号化方式により圧縮符号化されて放送されるデジタル放送信号を受信して復号する。また、レシーバ21は、デジタル放送信号が復号されて得られる画像または音声のデータを、必要に応じて、コンテンツのデータとしてネットワーク11に送信するようになされている。
レシーバ21は、さらに、制御部23、タイマ24、およびネットワークインタフェース25を有する構成とされる。
制御部23は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有し、予めインストールされたプログラムなどに基づいてレシーバ21の各部を制御するようになされている。また、制御部23は、必要に応じて、タイマ24により計時された時刻に関する情報を取得し、時刻に基づく処理を実行するようになされている。
ネットワークインタフェース25は、レシーバ21の内部のバスなどを介してチューナ22、または制御部23から供給されるデータを、ネットワーク11に送出し、また、ネットワーク11に送出されたデータを受信してレシーバ21の内部のバスなどに出力するようになされている。
レコーダ41は、例えば、HDDレコーダ、DVDレコーダなどとして構成され、レコーダ41が番組(コンテンツ)を録画する場合、レシーバ21から送信されたコンテンツのデータを受信して内部のストレージ43に記録するようになされている。ストレージ43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disk)などとして構成される。
レコーダ41は、さらに、コントローラ42、およびネットワークインタフェース44を有する構成とされる。
コントローラ42は、プロセッサ、メモリなどを有し、予めインストールされたプログラムなどに基づいてレコーダ41の各部を制御するようになされている。
ネットワークインタフェース44は、レコーダ41の内部のバスなどを介してコントローラ42、またはストレージ43から供給されるデータを、ネットワーク11に送出し、また、ネットワーク11に送出されたデータを受信してレコーダ41の内部のバスなどに出力するようになされている。
ネットワークインタフェース44は、比較的少量の電力で稼動するようになされている。コントローラ42は、比較的の少量の電力を消費する省電力モードと、比較的大量の電力を消費する通常モードで稼動するようになされており、ユーザにとっては、コントローラ42が通常モードに切り換えられた場合、レコーダ41の電源がオンされたと感じられるようになされている。
例えば、省電力モードにおいては、コントローラ42は、ネットワークインタフェース44から供給される所定の信号にのみ対応して動作する。また、コントローラ42は、通常モードにおいては、各種のアプリケーションプログラムなどを実行するとともに、ストレージ43に電力を供給してストレージ43へのデータの書き込み、またはストレージ43からのデータの読み出しなどの処理を制御するようになされている。
すなわち、レコーダ41は、省電力モードにおいては、コンテンツのデータの記録(録画)、再生などを行うことができず、コンテンツのデータの記録(録画)、再生などを行う場合、予め通常モードに切り換えておく必要がある。
また、コントローラ42は、例えば、内部のメモリ51に記憶された情報を特定するためのアドレス情報であるURL(Uniform Resource Locator)を、必要に応じてネットワーク11に送出するようになされている。
レシーバ21は、例えば、制御部23がユーザの操作に基づいて、今後放送される番組(コンテンツ)の受信の予約を受け付けるようになされている。制御部23は、番組の受信の予約を受け付けた場合、タイマ24により計時される時刻情報に基づいて、予約された番組の放送開始時刻および放送終了時刻を検出し、予約された放送時間帯に所定の放送チャンネルで放送されるコンテンツを受信するようになされている。
なお、今後放送される番組(コンテンツ)の受信の予約は、例えば、ユーザが所望の番組が放送されるチャンネル、放送開始時刻および放送終了時刻を入力することにより受け付けられるようにしてもよいし、あるいはまた、EPG(Electronic Program Guide)を検索することなどにより特定された番組に関する情報に基づいて、その番組が放送されるチャンネル、放送開始時刻および放送終了時刻などが自動的に入力されるようにしてもよい。
さらに、制御部23は、例えば、ユーザの操作に基づいて、番組の録画の予約を受け付けるようになされている。
制御部23は、番組の録画の予約を受け付けた場合、録画の処理を実行させる機器を特定するようになされている。すなわち、レシーバ21は、番組を受信することはできるが、録画することはできないので、録画の処理を実行させる機器として、例えば、レコーダ41が特定されるようになされている。なお、制御部23の内部のメモリなどに、録画の処理を実行可能な機器として、レコーダ41を特定する情報(例えば、レコーダ41のIPアドレス)が事前に登録されているものとする。
また、制御部23は、番組の録画の予約を受け付けた場合、タイマ24により計時される時刻情報に基づいて、予約された番組の放送開始時刻および放送終了時刻を検出し、予約された放送時間帯に所定の放送チャンネルで放送されるコンテンツを受信するとともに、受信したコンテンツのデータを、ネットワーク11を介してレコーダ41に送信するようになされている。さらに、制御部23は、番組の録画の予約を受け付けた場合、レコーダ41のコントローラ42を通常モードで稼動させるための指令に対応するデータを、ネットワーク11を介してレコーダ41に送信するようになされている。
レコーダ41のコントローラ42を通常モードで稼動させるための指令に対応するデータとしては、例えば、Wake Up on LANと呼ばれるEthernet(登録商標)上で使われるプロトコルにより規定される、Magic Packetと呼ばれる起動用のパケットが用いられる。
すなわち、番組の録画の予約を受け付けた場合、レシーバ21は、例えば、予めレコーダ41にMagic Packetを送信して、稼動のモードを切り換えさせ、レコーダ41がコンテンツのデータを記録できる状態とさせてから、コンテンツのデータをレコーダ41に送信するようになされている。
なお、Wake Up on LANおよびMagic Packetについては、AMD(Advanced Micro Devices, Inc)社によって、その仕様が規定されて開示されており、例えば、インターネットの下記のURLにおいて詳細に開示されている。
http://www.amd.com/us-en/assets/content_type/white_papers_and_tech_docs/20213.pdf
なお、Wake Up on LANおよびMagic Packetについては、レコーダ41のコントローラ42を通常モードで稼動させるための指令に対応するデータの例として記載したものであり、Wake Up on LANおよびMagic Packetを利用しなくとも、本発明を実施することは充分に可能である。
レシーバ21からMagic Packetが送出されても、レコーダ41を、省電力モードから通常モードに切り換えるまでには、所定の時間を要する。すなわち、レコーダ41のコントローラ42が所定のアプリケーションプログラムを実行し、ストレージ43に電力を供給し、ストレージ43へのデータの書き込み、またはストレージ43からのデータの読み出しを安定的に制御することができる状態となるまでには所定の時間が必要である。上述したように、レコーダ41が省電力モードから通常モードに切り換えられた場合、ユーザにとっては、レコーダ41の電源がオンされた(投入された)ように感じられるので、レコーダ41が省電力モードから通常モードに切り換えるまでに要する時間を電源投入時間と称することにする。
番組の録画の予約を受け付けたレシーバ21は、レコーダ41の電源投入時間を考慮してレコーダ41のコントローラ42を通常モードで稼動させるための指令に対応するデータを送信する必要がある。受信したコンテンツのデータを送信するのとほぼ同時に、レコーダ41のコントローラ42を通常モードで稼動させるための指令に対応するデータを送信したとしても、レコーダ41がコンテンツのデータを記録できる状態となるまでには電源投入時間を要するので、例えば、コンテンツの冒頭部分を録画できなくなってしまうからである。
そこで、本発明においては、レシーバ21がレコーダ41の電源投入時間に関する情報を、予めレコーダ41から取得しておき、その電源投入時間に基づいて、例えば、コンテンツ(番組)の放送開始時刻より前もって、レコーダ41にMagic Packetを送信するようにする。
本発明では、レコーダ41の電源投入時間に関する情報が、例えば、UPnPで規定される機器の種別(Device Type)などを定義するための情報であって、「Device Description」と称される情報に含まれるようにする。なお、この「Device Description」については、UPnPの仕様の作成などを行う団体「UPnP FORUM」のドキュメント「Basic:1.0 Device Definition Version 1.0 For UPnPTM Version 1.0」に詳細に開示されている。
図2は、XML文として記述された「Device Description」の例を示す図である。本発明では、XML文として記述された「Device Description」の中にレコーダ41の電源投入時間に関する情報を表すタグを挿入する。この例では、領域101に、電源投入時間に関する情報を表すタグが挿入されている。
すなわち、図2の領域101には、「<wakeuptime> wakeuptime </wakeuptime>」と記述されている。これは、電源投入時間に関する情報を、「<wakeuptime>」のタグで表しており、領域101の中央の「wakeuptime」の部分に、実際のレコーダ41の電源投入時間が記述される。
例えば、レコーダ41の電源投入時間が3分であった場合、図2の領域101は、実際には、「<wakeuptime> 3min </wakeuptime>」のように記述されることになる。
このようにXML文として記述された「Device Description」は、例えば、レコーダ41のコントローラ42の内部のメモリ51に記憶されており、メモリ51における「Device Description」の記憶位置などを特定するためのアドレス情報のURL(Uniform Resource Locator)を、レコーダ41が必要に応じてネットワーク11に送出するようになされている。
このURLは、例えば、レコーダ41がネットワーク11に接続されて通常モードで稼動させられたとき、UPnPで規定されるSSDP(Simple Service Discover Protocol)と呼ばれるプロトコルに従って、ネットワーク11上にマルチキャストされるようになされている。このとき、ネットワーク11上に接続される他のUPnPの機器(例えば、レシーバ21)に、レコーダ41を特定する情報などとともに、「Device Description」の記憶位置などを特定するためのアドレス情報のURLが送信される。
なお、SSDPの詳細については、UPnP FORUMのドキュメント「UPnP Device Architecture 1.0」などに開示されている。
あるいはまた、レシーバ21に対して、コンテンツのデータを録画可能な録画機の登録を行う操作に伴って、上述したSSDPによるマルチキャストが行われて、レコーダ41の「Device Description」のURLがレシーバ21に送信されるようにしてもよい。
このように、本発明においては、「Device Description」の中に所定のタグを挿入して電源投入時間を記述するようにしたので、レシーバ21またはレコーダ41に、特別な機能を追加したり、特別な処理を実行させたりすることなく、電源投入時間を特定することが可能となる。
図3は、レシーバ21の制御部23で実行されるプログラムなどのソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
同図において、電源投入時間情報取得部131は、他の機器の電源投入時間に関する情報を取得する。
電源投入時間情報取得部131は、例えば、上述したSSDPによるマルチキャストが行われた場合、他の機器(例えば、レコーダ41)から送信されてきたマルチキャストのパケットに含まれているURLを取得し、その機器を特定するIDなどと対応付けてURLを記憶するようになされている。そして、電源投入時間情報取得部131は、適宜、取得されたURLにアクセスしてその機器の電源投入時間に関する情報を取得し、その機器を特定するIDなどと対応付けて電源投入時間を記憶する。なお、機器を特定するIDとして、例えば、IPアドレスなどを用いてもよい。
電源投入時間情報取得部131は、このような処理を行わせるように、レシーバ21を制御する。
電源投入制御部132は、予め設定された予約や指令などに基づいて他の機器の電源投入を制御する。
電源投入制御部132は、例えば、自身に設定されている予約(例えば、録画予約)の情報と、電源投入時間情報取得部131が取得した電源投入時間に関する情報に基づいて、他の機器(例えば、レコーダ41)を起動させるべき時刻を特定する。すなわち、電源投入制御部132は、例えば、自身に設定されている録画予約の情報に基づいて、レコーダ41に録画を開始させるべき時刻を特定するとともに、電源投入時間情報取得部131により取得されたレコーダ41の電源投入時間を特定して適切なマージンを設定する。なお、このマージンは、電源投入時間と同じであってもよい。そして、レコーダ41に録画を開始させるべき時刻に、上述したマージンを加味してレコーダ41を起動させるべき時刻として特定する。
電源投入制御部132は、また、例えば、タイマ24から供給される時刻情報に基づいて、現在時刻がレコーダ41を起動させるべき時刻か否かを判定し、現在時刻がレコーダ41を起動させるべき時刻であると判定された場合、上述したMagic Packetを、レコーダ41を起動させるために、ネットワーク11に送出する。
電源投入制御部132は、このような処理を行わせるように、レシーバ21を制御する。
次に、図4のフローチャートを参照して、レシーバ21による電源投入時間情報取得処理について説明する。この処理は、例えば、レコーダ41がネットワーク11に接続されて通常モードで稼動させられたとき、実行される。あるいはまた、レシーバ21に対して、コンテンツのデータを録画可能な録画機の登録を行う操作に伴って、この処理が実行されるようにしてもよい。
ステップS11において、電源投入時間情報取得部131は、例えば、レコーダ41から送信されてきた、上述したSSDPによるマルチキャストのパケットに含まれているURLを取得し、その機器を特定するIDなどと対応付けてURLを記憶する。
ステップS12において、電源投入時間情報取得部131は、ステップS11の処理で取得されたURLにアクセスして、そのURLに記憶されている機器の種別(Device Type)などを定義するための情報を解析する。このとき解析される情報は、例えば、上述した図2の「Device Description」である。
ステップS13において、電源投入時間情報取得部131は、電源投入時間に関する情報を取得する。このとき、例えば、図2の領域101の、「<wakeuptime>」のタグにより記述されたレコーダ41の電源投入時間が取得される。
ステップS14において、電源投入時間情報取得部131は、ステップS13の処理で取得されたレコーダ41の電源投入時間を、レコーダ41を特定するIDなどと対応付けて記憶する。
このようにして、レコーダ41の電源投入時間が取得されて記憶される。なお、ネットワーク11に、レコーダ41以外の機器も接続されている場合、その機器の電源投入時間も同様に取得される。そして、例えば、各機器のIDと電源投入時間が対応付けられたテーブルが制御部23の内部のメモリなどに記憶される。
図4の例では、ステップS11乃至S14の処理が連続して実行される前提で説明したが、例えば、ステップS11の処理が実行された後は、ステップS12乃至ステップS14の処理が、必要なタイミングで実行されるようにしても構わない。
次に、図5のフローチャートを参照して、レシーバ21による電源投入制御処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザの操作に基づいて、レシーバ21が番組の録画の予約を受け付けたとき実行される。
ステップS51において、電源投入制御部132は、レシーバ21に設定されている録画予約の情報に基づいて起動対象機器を特定する。ここでは、レコーダ41が起動対象機器として特定されたこととする。
ステップS52において、電源投入制御部132は、起動対象機器の電源投入時間を特定する。このとき、例えば、図4のステップS14の処理により記憶されているレコーダ41の電源投入時間を、電源投入制御部132が取得する。
ステップS53において、電源投入制御部132は、ステップS52の処理により特定された電源投入時間に基づいて適切なマージンを設定する。なお、マージンは、電源投入時間と同じであってもよい。
ステップS54において、電源投入制御部132は、レシーバ21に設定されている録画予約の情報に基づいて、レコーダ41に録画を開始させるべき時刻を特定するとともに、レコーダ41に録画を開始させるべき時刻に、ステップS53の処理で設定されたマージンを加味してレコーダ41に起動用のパケットを送出するパケット送出時刻を設定する。ここで、起動用のパケットは、例えば、上述したMagic Packetとされる。
すなわち、レコーダ41を起動させるべき時刻(レコーダ41の起動を指令すべき時刻)がパケット送出時刻として設定されることになる。
例えば、レコーダ41の「Device Description」に記述された電源投入時間が3分であり、ステップS53の処理では、マージンを3分に設定したものとする。いま、レシーバ21に、午後8時から放送される番組の録画予約が設定されている場合、ステップS54では、パケット送出時刻が午後7時57分と設定されることになる。
ステップS55において、電源投入制御部132は、タイマ24の時刻情報をチェックする。これにより現在時刻が特定される。
ステップS56において、電源投入制御部132は、ステップS55の処理の結果得られた現在時刻は、ステップS54の処理で設定されたパケット送出時刻であるか否かを判定し、現在時刻が、まだパケット送出時刻ではないと判定された場合、処理は、ステップS55に戻る。このように、現在時刻がパケット送出時刻と判定されるまで、ステップS55とステップS56の処理が繰り返し実行される。
ステップS56において、現在時刻がパケット送出時刻と判定された場合、処理は、ステップS57に進む。
ステップS57において、電源投入制御部132は、ステップS51の処理で特定された起動対象機器に対して、起動用のパケットを送出する。このとき、例えば、レコーダ41のMACアドレスが記述されたMagic Packetが、レシーバ21のネットワークインタフェース25からネットワーク11に送出されることになる。
ステップS57で送出されたMagic Packetが、レコーダ41のネットワークインタフェース44で取得されると、ネットワークインタフェース44は、コントローラ42に予め設定された所定の信号を供給し、コントローラ42が省電力モードから通常モードに切り換えられる。その後、レコーダ41の電源投入時間である3分の間、コントローラ42は、各種のアプリケーションプログラムなどを実行するとともに、ストレージ43に電力を供給してストレージ43へのデータの書き込み、またはストレージ43からのデータの読み出しなどの処理が実行可能となるように動作する。
例えば、午後7時57分にMagic Packetが、レコーダ41のネットワークインタフェース44で取得されると、コントローラ42の動作が開始されて、午後8時には、ストレージ43へのデータの書き込み、またはストレージ43からのデータの読み出しなどの処理が実行可能となる。そして、録画予約された番組の放送開始時刻である午後8時になると、レシーバ21からネットワーク11を介してコンテンツのデータが送信され、レコーダ41が、ネットワーク11を介して送信されてきたコンテンツのデータをストレージ43に記録していくことになる。
このようにして、レコーダ41の電源投入(実際には、省電力モードから通常モードへの切り換え)が制御される。
従来より、Magic Packetを送出することにより、起動対象機器を起動させることは可能であったが、Magic Packetを受信後、起動対象機器が安定状態に至るまでの時間が不明であり、大きなマージンをもって事前に起動対象機器へのMagic Packetの送出を行なわなければ、ユーザの意図した処理を実行させることができなかった。
また、マージンを設定して事前にMagic Packetの送出を行えば、起動対象機器に所定の処理を実行させることは可能であるが、起動対象機器が安定状態に至るまでの時間は、機器の種類に応じて異なるものである。従って、例えば、ネットワークに接続された全ての機器を確実に稼動させるためには、充分大きなマージンを設定して事前に電源投入を行う必要があるが、当然、電源投入から安定状態に至るまでの時間が短い機器も存在するので、このような機器に対して充分大きなマージンを設定して事前に電源投入を行うと、電力の無駄な消費につながり、コストの負担や環境負荷が増大してしまう。
本発明によれば、レシーバ21がレコーダ41の電源投入時間を取得して、その電源投入時間を考慮してレコーダ41に起動の指令(例えば、Magic Packet)を送出するようになされている。従って、Magic Packetを受信後、起動対象機器が安定状態に至るまでの時間を考慮して、起動対象機器に起動の指令を送出することができ、ユーザの意図した処理を確実に実行させることができる。
また、本発明では、起動対象機器の電源投入時間が事前に取得されて、その電源投入時間を考慮して起動の指令が送出されるようにしたので、起動対象機器に応じたマージンが設定されることになる。その結果、電力の無駄な消費が抑制され、コストの負担や環境負荷の増大を抑止することができる。
以上においては、起動対象機器であるレコーダ41に起動の指令としてMagic Packetを送出する場合の例について説明したが、上述したように、起動の指令はMagic Packetに限られるものではない。要は、レコーダ41が認識可能な起動の指令がレシーバ21から送出されるようにすればよい。
また、以上においては、レシーバ21に録画予約が設定されている場合を例として説明したが、例えば、レシーバ21が、レコーダ41のストレージ43の空き容量を定期的にチェックする処理などにおいても、本発明を適用することができる。
また、以上においては、レシーバ21とレコーダ41との間で行われる場合を例として説明したが、レシーバ21とレコーダ41との間で行われる処理以外の処理にも本発明を適用できることはいうまでもない。
さらに、以上においては、レシーバ21とレコーダ41が、UPnPの仕様に適合する機器であるとして説明したが、予め定められた手順に従って、レコーダ41の電源投入時間情報をレシーバ21が確実に取得できるのであれば、必ずしもレシーバ21とレコーダ41が、UPnPの仕様に適合する機器である必要はない。
要は、1つの機器が、ネットワークに接続されている他の機器を、所定の時刻に起動させる必要がある処理を行う場合であれば、本発明を適用することが可能である。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図6に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図6において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図6に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
10 ネットワークシステム, 11 ネットワーク, 21 レシーバ, 22 チューナ, 23 制御部, 24 タイマ, 25 ネットワークインタフェース, 41 レコーダ, 42 コントローラ, 43 ストレージ, 44 ネットワークインタフェース, 51 メモリ, 131 電源投入時間情報取得部, 132 電源投入制御部

Claims (13)

  1. タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する第1の装置と、第2の装置とがネットワークを介して接続されて構成されるネットワークシステムであって、
    前記第1の装置は、
    前記第2の装置の起動が指令されてから前記第2の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記第2の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第2の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段と
    を備え、
    前記第2の装置は、
    前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記第1の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、
    前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する
    ネットワークシステム。
  2. 他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置であって、
    前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段と
    を備える情報処理装置。
  3. 前記他の装置と、UPnP(Universal Plug and Play)で規定されるプロトコルにより前記ネットワークを介した通信を行い、
    前記電源投入時間情報取得部は、前記プロトコルに従って前記電源投入時間に関する情報を取得する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記電源投入時間に関する情報は、
    UPnPで規定される情報であって、前記他の装置のDevice Description情報の中に、予め定められたタグにより記述されている
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記他の装置を特定する情報を記憶し、
    前記他の装置を特定する情報を記憶するとき、前記他の装置の内部の前記電源投入時間に関する情報の記憶位置を特定するアドレス情報を取得して記憶する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記タイマ予約として録画予約された時刻に録画処理を実行する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得し、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出するステップ
    を含む情報処理方法。
  8. コンピュータを、
    他の装置とネットワークを介して接続され、タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する情報処理装置であって、
    前記他の装置の起動が指令されてから前記他の装置が安定して稼動する状態に至るまでの時間である電源投入時間に関する情報を、前記他の装置から取得する電源投入時間情報取得部と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置の起動を指令する起動指令情報を、前記ネットワークに送出する起動指令情報送出手段とを備える情報処理装置として機能させる
    プログラム。
  9. タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置であって、
    起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、
    前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する
    情報処理装置。
  10. 前記電源投入時間に関する情報は、
    UPnP(Universal Plug and Play)で規定される情報であって、Device Description情報の中に、予め定められたタグにより記述されている
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置の情報処理方法であって、
    起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶手段に記憶し、
    前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出し、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信し、
    前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する
    情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    タイマ予約により所定の時刻に所定の処理を実行する他の装置とネットワークを介して接続され、前記他の装置から送出された指令により起動する情報処理装置であって、
    起動が指令されてから安定して稼動する状態に至るまでの時間である前記電源投入時間に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークに、前記記憶手段における前記電源投入時間に関する情報の格納位置を特定するアドレス情報を送出するアドレス情報送出手段と、
    前記タイマ予約の時刻と前記電源投入時間とに基づいて設定された時刻に、前記他の装置から送出された前記起動指令情報を受信する起動指令受信手段とを備え、
    前記起動指令受信手段が、前記起動指令情報を前記ネットワークから受信した場合、自分を起動する処理の実行を開始する情報処理装置として機能させる
    プログラム。
  13. 請求項8または請求項12に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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