JP2012233458A - 風力発電機 - Google Patents

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【課題】垂直軸風車を用いた縦型のタービンを有する風力発電機であって、安全且つ効率よく電力を得るために、並設した2機のタービンを連動することによって、風力の大小に応じて効率的に電力を得ることができるようにした。
【解決手段】
回転軸を垂直方向に立てた状態で回転可能に設けた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けた主タービンを構成し、該主タービンと同様に垂直方向に立てた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けてなる補助タービンを設け、これらの主タービンと補助タービンとを微小間隔を開けた状態で並置し、夫々のタービンに設けられた回転体に同軸に形成した双方の大径ギヤの間に小径ギヤを噛み合わせることにより、主タービンの回転と補助タービンの回転を連動させると共に、小径ギヤに発電機を接続した。
【選択図】図3

Description

本発明は、風力エネルギーを利用して、効率的に電力を得ることができるようにした風力発電機に関する。
近年、地球環境の保全やエネルギー施設の安全管理を確保することができる電力源として、風力エネルギーを利用した風力発電機が開発されている。
この風力発電機に設けられる風車には様々な種類があり、一般的に、水平軸風車と垂直軸風車の2種類に分類することが可能である。
このうち、水平軸風車の中で最も普及が進んでいるものがプロペラ型風車である。このプロペラ型風車は、一般的に羽根数の多いほうが風に対する効率性が良く、機動性も良い。また、プロペラ型風車は、最高効率点が低風速域にあるため、低風速からの発電が可能とされている。
ところで、このプロペラ型風車は、風車の回転軸が風の吹く方向に対して平行になるため、風に対する方向の制御が必要となる。また、プロペラ型風車は、ロータの直径が大型化するに伴い風を捉える効率が向上し、高所の方が効率よく風を捉えることができるため、大型化する傾向にある。しかしながら、保守性を考えるならば、ロータの径が大型化するにつれて、タワーは高くなり、ブレードは長くなるため、点検や補修が困難になるという問題点があった。
また、垂直軸風車は、水平軸風車に比べて低回転、高トルクで回転し、回転軸が風の吹く方向に対して垂直になるため、風の方向を制御する必要がない。この垂直軸風車は、用途に応じて、ダリウス型、ジャイロミル型、サボニウス型またはその併用型が用いられている。このうち、サボニウス型は、プロペラ型風車に比較して小型であり、設置場所が特に限定されない風力発電機として注目されている。
そこで、従来技術として、特許文献1に示すサボニウス型の風力発電装置を参照すると、この風力発電装置は、垂直軸の上部に複数枚の羽根と下部にギヤを取り付けた風車部を左右に設け、夫々の風車部の羽根が、非接触で相互に重なり、しかも互いの羽根が入りこむように並列状に配置した構成とされたものである。駆動する際には、左右の風車部の羽根が接触しないように同期をとって逆回転させ、その駆動力で発電をするようにしている。
ところが、上記の特許文献1の風力発電装置は、互いの羽根が入りこむように並列状に配置した構成を有するため、夫々の羽根が回転する際、互いに同期をとって回転させても、双方の羽根の同期回転に故障が生じた場合、左右の羽根が互いに接触するおそれがあり、羽根が破損する等の事故につながるという危険性があった。
特開2010−285963号公報
本発明は、設置箇所に汎用性のある垂直軸風車を用いた縦型のタービンを有する風力発電機であって、安全且つ効率よく電力を得るために、並設した2機のタービンを連動することによって、風力の大小に応じて効率的に電力を得ることができるようにした風力発電機を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1の風力発電機は、回転軸を垂直方向に立てた状態で回転可能に設けた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けた主タービンを構成し、該主タービンと同様に垂直方向に立てた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けてなる補助タービンを設け、これらの主タービンと補助タービンとを所定間隔を開けた状態で並置し、夫々のタービンに設けられた回転体に同軸に形成した双方の大径ギヤの間に所定数の小径ギヤを噛み合わせることにより、主タービンの回転と補助タービンの回転を連動させると共に、小径ギヤに発電機を接続し、主タービンの外周に発生した風圧を補助タービンの羽根が受けることによって付勢された補助タービンの大径ギヤの回転力を小径ギヤに伝達することにより、該小径ギヤの回転力を付勢して発電機に伝達するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の風力発電機は、請求項1において、主タービンと補助タービンと小径ギヤとを組み合わせてケーシングに収容し、該ケーシングは、主タービンの側部に設けた縦長の開口部と、該開口部を経てケーシングの外方から取り入れた風を主タービンの羽根に導入して当てるように形成した風受け部を有する開閉扉が設けられ、該ケーシングにおける補助タービンの側方部位には、該ケーシングの内部を流動した風の流れを外方へ排出する排気口が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の風力発電機は、請求項1又は2において、ケーシングの開口部に設けられた開閉扉は、開口部の間口の大きさを調整するようにケーシングに沿って伸縮する構造であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4の風力発電機は、請求項1、2又は3において、主タービンと補助タービンと小径ギヤと発電機を収納した1基のケーシングを複数基設けると共に、各ケーシング内の小径ギヤを互いに連結した構成とし、各ケーシングの外方から吹き込む風の大小に応じて、発動させる発電機の数を調整するようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項5の風力発電機は、請求項1、2又は3において、主タービンと補助タービンとを収容した複数のケーシングを縦方向に積み重ねて互いに固定するようにしたことを特徴とする。
本発明は上記のように構成されているため、ケーシングの開口部から外界の風を取り込んだ後、ケーシング内の主タービンの外周に発生した風圧を補助タービンの複数の羽根が受けることによって付勢された補助タービンの大径ギヤの回転力を小径ギヤに伝達することにより、小径ギヤの回転力を付勢することが可能となる。
従って、ケーシングの開口部から取り入れた外界の風の風圧が弱い場合でも、主タービンの風圧を受けて回転した補助タービンの付勢力によって小径ギヤを補助的に回転させることができるため、外界の風の風量が微小である場合でも、効率的に小径ギヤを回転して、その回転力を発電機に供給することが可能となる。
また、本発明の風力発電機によれば、ケーシングの開口部に設けられた開閉扉は、開口部の間口の大きさを調整するようにケーシングに沿って伸縮する構造としているため、外界の風量に応じて開閉扉の開度を調整することが可能となる。このような構成は、特に、外界から取り入れられる風圧が大きい場合に、開閉扉を適度に閉めることによって、ケーシング内の主タービン等を保護することが可能となるものである。
また、本発明によれば、主タービンと補助タービンと小径ギヤと発電機を収納してなる1基のケーシングを複数基設けると共に、各ケーシング内の小径ギヤを互いに連結した構成とし、発動させる発電機の数を調整することにより、各ケーシングの外方から吹き込む風の大小に応じて調整された発電量を得ることが可能となる。
さらに、本発明において、主タービンと補助タービンとを収容した複数のケーシングを縦方向に積み重ねて互いに固定した構造とすることにより、風力発電機の立地面積が狭い箇所や付近に他の障害物があって低地では必要な風力を確保できないときでも、縦に積み重ねた複数の風力発電機により、高所の風力を得て効率的に電力を得ることが可能となる。
本発明の実施例に係る風力発電機の主タービンと補助タービンとを組み合わせた構成を示す平面図である。 本発明の実施例に係る風力発電機の主タービンと補助タービンとを組み合わせた構成を示す側面図である。 本発明の実施例に係る風力発電機の主タービンと補助タービンとを組み合わせてケーシング内に収納した構成を示す平面図である。 本発明の実施例に係る風力発電機のケーシングを排気口側から見た外観図である。 本発明の実施例に係る複数の風力発電機を横方向に連結した構成を示す平面図である。 本発明の他の実施例に係る風力発電機の主タービンと補助タービンとを組み合わせてケーシング内に収納した状況を示す内部構造図である。 図6に示す本発明の他の実施例に係る複数の風力発電機を縦方向に積み重ねて互いに固定した状況を示す内部構造図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の風力発電機1は、図1又は図2に示すように、基台2上に主タービン3と補助タービン4とが縦方向に立設した状態で並設され、これらの主タービン3と補助タービン4とが後述するケーシング5の内部に収納されたことによって、一基の風力発電機1を構成している。
このような構成において、上記の主タービン3は円筒形状の回転体6aの中心に回転軸7aが設けられ、回転軸7aの下端部を基台2に取り付けた軸受部材8にベアリング8aを介して回転軸7aを支承することにより、回転体6aの回転軸7aを垂直方向に立てた状態で回転可能としている。
さらに、主タービン3の回転体6aの外周に所定間隔で複数の縦長の羽根9、9・・・が取り付けられている。それぞれの羽根9は縦長に形成された板部材の一辺を回転体6aの外周に固定した構成としてあり、各羽根9、9・・・を回転体6aの外周方向へ湾曲した形状とすることによって、各羽根9、9・・・で受ける風圧を効率的に主タービン3の回転運動へと変換するようにしている。
なお、主タービン3の回転体6aの外周に設けた各羽根9、9・・・の形状は、上記のように必ずしも湾曲形状とする必要はなく、回転体6aの外周から垂直方向又は所定角度を有して直状に形成するようにしてもよい。
また、上記の主タービン3と同様に垂直方向に立てた状態で主タービン3の近傍に補助タービン4が形成されている。この補助タービン4は、上記の主タービン3と同様に、円筒形状の回転体6bの中心に回転軸7bが設けられ、回転軸7bの下端部を基台2に取り付けた軸受部材8にベアリング8aを介して支承することにより、回転体6bの回転軸7bを垂直方向に立てた状態で回転可能にした構成としている。
さらに、この補助タービン4においても、回転体6bの外周に所定間隔で複数の縦長の羽根9、9・・・が取り付けられている。このような補助タービン4の構成においても、主タービン3と同様に、それぞれの羽根9、9・・・は縦長に形成された板部材の一辺を回転体6bの外周に固定した構成としてあり、各羽根9、9・・・は回転体6bの外周方向へ湾曲した形状とすることによって、各羽根9、9・・・で受ける風圧を効率的に主タービン3の回転運動へ変換するようにしている。
ただし、図1に示すように、補助タービン4の回転体6bの外周に設けられた羽根9、9・・・を湾曲形状とする場合、主タービン3の羽根9、9・・・の湾曲方向とは異なる方向に湾曲した形状とするのが好ましい。このような構成により、主タービン3の回転によって発生する主タービン3の羽根9、9・・・に生じる風圧の流れを、主タービン3の近傍に設けた補助タービン4の羽根9、9・・・で受けて、補助タービン4を強制的に回転することが可能となる。
また、これらの主タービン3と補助タービン4とは接近した所定間隔で並置され、主タービン3と補助タービン4の何れのタービンにおいても、それぞれの回転体6a、6bに対して同軸に大径ギヤ10a、10bが設けられている。夫々の大径ギヤ10a、10bは、各回転体6a、6bの下部の外周に形成するようにしてもよいし、各回転体6a、6bとは別体であって、回転体6a、6bの下部の回転軸7a、7bに固定するようにしてもよい。
さらに、上記のように各タービン3、4に設けた双方の大径ギヤ10a、10bの間に2枚の小径ギヤ11a、11bを噛み合わせることにより、主タービン3の回転と補助タービン4の回転を互いに逆方向に回転させる。また、大径ギヤ10aの回転によって発生した羽根9の風力を隣設した大径ギヤ10bの羽根9に当てることにより、大径ギヤ10bの回転を付勢させ、これによって小径ギヤ11a、11bの回転力を付勢することができる。
なお、それぞれの小径ギヤ11a、11bは軸11で支持し、それぞれの軸11を主タービン3と補助タービン4との間に設けた小径ギヤ11a、11bの軸受部材8にベアリング8aを介して立設した状態で支持している。
また、いずれか一方の小径ギヤ11a又は11bのギヤ軸11の下部に連結用ギヤ12を設け、この連結用ギヤ12に発電機13を接続した構成によって、ギヤ軸11の回転を発電機13の回転に変換し、発電機13に接続された蓄電装置14又は送電装置等に電力を供給することが可能となる。なお、上記の発電機13は、多相交流発電機等を利用するほか、他の構造の発電機を利用してもよく、この発電機の構造や種別は本発明において特に限定するものではない。
さらに、本実施例においては、図3又は図4に示すように、上記のように構成された主タービン3と補助タービン4と双方の大径ギヤ10a、10bと小径ギヤ11a、11bとを収容するケーシング5を設けてもよい。だたし、本発明は、ケーシング5を設けない図1の構造とすることも可能である。また、ケーシング5は、並設した主タービン3と補助タービン4との外周に沿って形成され、夫々の主タービン3と補助タービン4の羽根9、9・・・の外周に接触しない距離を保って湾曲状の外形を有する構成とされている。
また、ケーシング5には、主タービン3の側部に縦長の開口部15が形成され、この開口部15から入り込む自然風等の風圧を受けて、この風圧がケーシング5内の主タービン3の複数の羽根9、9・・・に当ることによって、主タービン3が大径ギヤ10aを回転し、この回転を小径ギヤ11a、11bの回転に伝達して、発電機13の動力源として供給することが可能となる。
さらに、上記の開口部15には、ケーシング5の外方から取り入れた風を効率的に主タービン3の羽根9、9・・・に導入して当てるように形成した風受け部16aを有する開閉扉16が設けられている。この開閉扉16は、開口部15の間口の大きさを調整するようにケーシング5に沿って伸縮する構造とされている。
この開閉扉16の具体的な構造としては、図3に示すように、ケーシング5の外側の上下部に取り付けられた保持具17、17に沿ってスライドする開閉扉16を構成している。このような開閉扉16を外界の風の大小に応じて移動することにより、開口部15の間口の開き具合を調整し、開口部15からケーシング5の内部に取り入れる風量の調整を行うことによって、主タービン3の回転速度を制御することが可能となる。
また、上記のケーシング5の構造において、補助タービン4の側方におけるケーシング5の所定部位には、該ケーシング5の内部を流動した風の流れとして、特に補助タービン4の風の流れを外方へ排出する縦長形状の排気口18が設けられている。
上記の構成により、ケーシング5内の主タービン3の外周に発生した風圧を補助タービン4の羽根9、9・・・が受けることによって付勢された補助タービン4の大径ギヤ10bの回転力を小径ギヤ11a、11bに伝達することにより、補助的に小径ギヤ11a、11bの回転力を付勢することが可能となる。
また、本発明の他の実施例として、主タービン3と補助タービン4とを収納したケーシング5とは別の密閉状の空室(不図示)を設け、この空室に、空気圧縮機による圧縮空気を蓄積し、該空室の圧縮空気をケーシング5内に供給することが可能となる。本実施例の風力発電機1のケーシング5内に外界から取り入れる風量が少ない場合、別室の圧縮空気を主タービン3又は補助タービン4の羽根9、9・・・に当てるようにしてもよい。
さらに、他の実施例として、図5に示すように、主タービン3と補助タービン4と小径ギヤ11と発電機13等を収納してなる1基の風力発電機1を複数基設けると共に、各風力発電機1のケーシング5内の連結用ギヤ12、12・・・を互いにチェーン20等で連結した構成とし、各ケーシング5の外方から吹き込む風の大小に応じて、発動させる風力発電機の数を調整するようにしてもよい。
また、上記の実施例における風力発電機の構造においては、図2に示すように、大径ギヤ10a、10b、小径ギヤ11a、11b、連結用ギヤ12は、回転体6a、6bの下部に設けていたが、他の実施例として、図6に示すように、回転体6a、6bの上部に設けることも可能である。
即ち、他の実施例においては、図6に示すように、大径ギヤ10a、10b、小径ギヤ11a、11b、連結用ギヤ12を、回転体6a、6bの上部に設けることによって、これらのギヤ群、さらに連結用ギヤ12に連結する発電機13や蓄電器14等をケーシング5内の天井付近に設け、これによって洪水等の水害に際しても浸水し難い高さを確保するようにしている。
さらに、本発明において、図7に示すように、主タービン3と補助タービン4とを収容した複数の風力発電機1A、1B、1C・・・を縦方向に積み重ね、各ケーシング5の上下に設けた基台2、2に対してボルト、ナット19で互いに固定した構造とすることができる。このように複数の風力発電機1A、1B、1C・・・を縦方向に積み重ねることにより、風力発電機の立地面積が狭い箇所や付近に他の障害物があって、低地では必要な風力を確保できないときでも、高所の風力を得て、効率的に電力を得ることが可能となる。なお、上記の風力発電機1A、1B、1C・・・を縦状に連結した構造において、各風力発電機の連結用ギヤ12を一本の軸部材で連結した構成とし、各風力発電機1A、1B、1C・・・を貫く1本の軸部材で構成して、1個の連結用ギヤ12で構成するようにしてもよい。
上記の本発明の風力発電機に、さらに太陽光発電機を並設することも可能であり、夜間には太陽光発電機の電力発生量を風力発電機が補う等の使用方法によって、自然力を効率的に利用した発電装置を得ることが可能となる。このような構成において日中の太陽光を利用して太陽光発電機により発電した電力を用いてコンプレッサーを発動させ、このコンプレサーにより発生させた圧縮空気を空室に蓄積しておき、無風状態のときに、蓄積した圧縮空気を風力発電機の羽根に当て、各風力発電機を稼動することにより、無風状態でも安定した電力供給が可能となる。
このような自然の風力を利用した本発明の風力発電機の利用、または太陽光発電機の併用により、COの発生量の削減を図ることができ、また火力発電や原子力発電のように施設のコストが甚大かつ危険となるものではなく、自然力を効率的に用いた発電装置として利用することが可能となる。
本発明の風力発電機は、風力発電に用いる風車の中でも小型化に利便であって、設置箇所にも汎用性のある垂直軸風車を用いた縦型のタービンを有する風力発電機であって、安全且つ効率よく電力を得るために、並設した2機のタービンを連動することによって、風力の大小に応じて効率的に電力を得ることができるようにした風力発電機として利用可能である。
1 風力発電機
1A、1B、1C 風力発電機
2 基台
3 主タービン
4 補助タービン
5 ケーシング
6a、6b 回転体
7a、7b 回転軸
8 軸受部材
8a ベアリング
9 羽根
10a、10b 大径ギヤ
11a、11b 小径ギヤ
11 ギヤ軸
12 連結用ギヤ
13 発電機
14 蓄電装置
15 開口部
16 開閉扉
16a 風受け部
17a、17b 保持具
18 排気口
19 ボルト、ナット
20 チェーン
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の風力発電機は、回転軸を垂直方向に立てた状態で回転可能に設けた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けた主タービンと、該主タービンと同様に垂直方向に立てた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けてなる補助タービンと、これらの主タービンと補助タービンとを所定間隔を開けた状態で並置し、夫々のタービンに設けられた回転体に同軸に形成した双方の大径ギヤの間に噛み合わせた所定数の小径ギヤとを組み合わせてケーシングに収容し、該ケーシングは、主タービンの側部に設けた縦長の開口部と、該開口部を経てケーシングの外方から取り入れた風を主タービンの羽根に導入して当てるように形成した風受け部を有する開閉扉が設けられ、該ケーシングにおける補助タービンの側方部位には、該ケーシングの内部を流動した風の流れを外方へ排出する排気口が設けられ、該ケーシング内にて、主タービンの回転と補助タービンの回転を連動させると共に、小径ギヤに発電機を接続し、主タービンの外周に発生した風圧を補助タービンの羽根が受けることによって付勢された補助タービンの大径ギヤの回転力を小径ギヤに伝達することにより、該小径ギヤの回転力を付勢して発電機に伝達するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項の風力発電機は、請求項において、主タービンと補助タービンと小径ギヤとを組み合わせてケーシングに収容し、該ケーシング内の主タービンの側部に設けた縦長の開口部に設けられた開閉扉は、開口部の間口の大きさを調整するようにケーシングに沿って伸縮する構造であることを特徴とする。
また、本発明の請求項の風力発電機は、請求項1又は2において、主タービンと補助タービンと小径ギヤと発電機を収納した1基のケーシングを複数基設けると共に、各ケーシング内の小径ギヤを各ケーシング間で互いに連結した構成とし、各ケーシングの外方から吹き込む風の大小に応じて、発動させる発電機の数を調整するようにしたことを特徴とする。

Claims (5)

  1. 回転軸を垂直方向に立てた状態で回転可能に設けた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けた主タービンを構成し、該主タービンと同様に垂直方向に立てた回転体の外周に所定間隔で複数の縦長の羽根を取り付けてなる補助タービンを設け、これらの主タービンと補助タービンとを所定間隔を開けた状態で並置し、夫々のタービンに設けられた回転体に同軸に形成した双方の大径ギヤの間に所定数の小径ギヤを噛み合わせることにより、主タービンの回転と補助タービンの回転を連動させると共に、小径ギヤに発電機を接続し、
    主タービンの外周に発生した風圧を補助タービンの羽根が受けることによって付勢された補助タービンの大径ギヤの回転力を小径ギヤに伝達することにより、該小径ギヤの回転力を付勢して発電機に伝達するようにしたことを特徴とする風力発電機。
  2. 主タービンと補助タービンと小径ギヤとを組み合わせてケーシングに収容し、該ケーシングは、主タービンの側部に設けた縦長の開口部と、該開口部を経てケーシングの外方から取り入れた風を主タービンの羽根に導入して当てるように形成した風受け部を有する開閉扉が設けられ、
    該ケーシングにおける補助タービンの側方部位には、該ケーシングの内部を流動した風の流れを外方へ排出する排気口が設けられたことを特徴とする請求項1記載の風力発電機。
  3. ケーシングの開口部に設けられた開閉扉は、開口部の間口の大きさを調整するようにケーシングに沿って伸縮する構造であることを特徴とする請求項1又は2記載の風力発電機。
  4. 主タービンと補助タービンと小径ギヤと発電機を収納した1基のケーシングを複数基設けると共に、各ケーシング内の小径ギヤを互いに連結した構成とし、各ケーシングの外方から吹き込む風の大小に応じて、発動させる発電機の数を調整するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の風力発電機。
  5. 主タービンと補助タービンとを収容した複数のケーシングを縦方向に積み重ねて互いに固定するようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の風力発電機。
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