JP2012231267A - 無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信システム全体の通信容量の低下を防止することが可能とする。
【解決手段】無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。無線基地局1Aは、測定した干渉電力の値又は割り当てRB情報に基づいて、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の周期性を分析する。無線基地局1Aは、周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉を示すOIを生成し、無線基地局1Bへ送信する。
【選択図】図1
【解決手段】無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。無線基地局1Aは、測定した干渉電力の値又は割り当てRB情報に基づいて、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の周期性を分析する。無線基地局1Aは、周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉を示すOIを生成し、無線基地局1Bへ送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉を、前記他の無線基地局に制御させるための処理を行う無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。
無線通信システムにおいて、無線端末から接続先の無線基地局に対する上り方向の無線通信が行われる場合、無線基地局は、周辺の他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉を制御する(例えば、特許文献1参照)。
3GPPの規格であるLTE(Long Term Evolution)においても、同様である。LTEでは、無線基地局間で、OI(Overload Indicator)と称される干渉状況に関する情報をやりとりすることによって、1の無線基地局が、周辺の他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉(周辺セルからの上り方向の干渉)を制御することが想定されている。
具体的には、1の無線基地局は、リソースブロック(RB)と称される周波数方向の無線リソース単位で、周辺セルからの上り方向の干渉電力を測定し、当該干渉電力に応じて、「干渉が小さい」、「干渉が大きい」、「干渉が非常に大きい」といった3値の情報をOIとして周辺の他の無線基地局へ送信する。周辺の他の無線基地局は、受信した3値情報を用いて、接続している無線端末における送信電力(上り方向の送信電力)の制御を行うことができる。例えば、周辺の他の無線基地局は、干渉電力が「非常に大きい」との情報を受信した場合には、上り方向の送信電力を下げるように、無線端末の制御を行う。これにより、1の無線基地局において、上り方向の干渉電力が低減される。
無線基地局は、無線端末に対してリソースブロックを割り当てる際、時間軸上において周期的に同一の周波数帯のリソースブロックを繰り返して割り当てることができる。このようなリソースブロックの割り当て手法は、セミパーシステントスケジューリングと称される。
周辺の他の無線基地局がセミパーシステントスケジューリングによって無線端末に対してリソースブロックを割り当て、且つ、1の無線基地局が当該無線端末から受ける干渉電力が大きい場合、1の無線基地局は、セミパーシステントスケジューリングにより割り当てが予定されているサブフレームにおいて、当該リソースブロックを避けて、自局に接続する無線端末に対してリソースブロックを割り当てればよい。この場合、周辺の他の無線基地局がセミパーシステントスケジューリングによって割り当てる上りのリソースブロックについては、「干渉が大きい」又は「干渉が非常に大きい」ことを示すOIは不要である。
しかしながら、従来、1の無線基地局は、周辺の他の無線基地局がセミパーシステントスケジューリングによって割り当てる上りのリソースブロックと、他のリソースブロックとを判別できない。このため、1の無線基地局は、周辺の他の無線基地局がセミパーシステントスケジューリングによって割り当てる上りのリソースブロックについても、「干渉が大きい」又は「干渉が非常に大きい」ことを示すOIを、周辺の他の無線基地局へ送信してしまう。一方、周辺の他の無線基地局は、1の無線基地局が割り当てを避けることで干渉を受けずに済むリソースブロックをも、上り方向の送信電力を下げてしまう。その結果、無線通信システム全体として、通信容量の低下を招く。
そこで、本発明は、無線通信システム全体の通信容量の低下を防止することが可能な無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の特徴は、他の無線基地局(無線基地局1B)に接続する無線端末(無線端末2B−1、無線端末2B−2、無線端末2B−3)から受ける干渉を、前記他の無線基地局に制御させるための処理を行う無線基地局(無線基地局1A)であって、前記無線端末から受ける干渉に関する情報である干渉情報(OI)を前記他の無線基地局へ送信する送信部(送信処理部156)を備え、前記干渉情報は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉以外の干渉を示す情報であることを要旨とする。
このような無線基地局は、他の無線基地局に接続する無線端末から周期的に受けると見なされる干渉以外の干渉を示す干渉情報を、他の無線基地局へ送信する。従って、他の無線基地局は、周期的に割り当てている無線リソースについて、干渉低減のための送信電力の低下等の制御を行う必要がない。従って、無線通信システム全体の通信容量の低下を防止できる。
本発明の特徴は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記無線端末から周期的に受け、且つ、大きさが所定値以上となる干渉であることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記無線端末からの信号の受信電力に基づいて判別されることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記他の無線基地局からの前記無線端末に対する無線リソースの割り当てに関する通知に基づいて判別されることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記他の無線基地局から受ける干渉の周期性の分析結果に基づいて判別されることを要旨とする。
本発明の特徴は、前記送信部は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉に基づいて、前記干渉情報の送信を制御することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記送信部は、前記無線基地局による無線通信の負荷が所定値以下である場合に、前記干渉情報の送信を制御することを要旨とする。
本発明の特徴は、他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉を、前記他の無線基地局に制御させるための処理を行う無線基地局における通信制御方法であって、前記無線端末から受ける干渉に関する情報である干渉情報を前記他の無線基地局へ送信するステップを含み、前記干渉情報は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉以外の干渉を示す情報であることを要旨とする。
本発明によれば、無線通信システム全体の通信容量の低下を防止することが可能となる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの構成、(2)無線通信システムの動作、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release9や、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、例えば、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムであるLTE Release9や、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有する。
図1に示すように、無線通信システム10は、セル3Aを形成する無線基地局1Aと、セル3Bを形成する無線基地局1Bとを有する。セル3A及び3Bの半径は、例えば数百[m]程度である。無線基地局1Aは、セル3A内に存在する無線端末2A−1、無線端末2A−2及び無線端末2A−3(以下、無線端末2A−1、無線端末2A−2及び無線端末2A−3をまとめて、適宜「無線端末2A」と称する)を接続している。無線基地局1Bは、セル3B内に存在する無線端末2B−1、無線端末2B−2及び無線端末2B−3(以下、無線端末2B−1、無線端末2B−2及び無線端末2B−3をまとめて、適宜「無線端末2B」と称する)を接続している。
無線基地局1A及び無線基地局1Bは、通信事業者がセル間干渉を考慮した置局設計に基づく場所に設置される。
無線基地局1Aと無線基地局1Bとの間は、図示しない専用線等によって接続され、トランスポート層の論理的な伝送路であるX2インタフェースが確立されている。
無線基地局1Aは、無線端末2Aに対して、周波数方向の最小割り当て単位の無線リソースである上り方向及び下り方向のリソースブロック(RB:Resource Block)を1又は複数割り当て、当該無線端末2Aとの間で無線通信を行う。同様に、無線基地局1Bは、無線端末2Bに対して、上り方向及び下り方向のリソースブロックを1又は複数割り当て、当該無線端末2Bとの間で無線通信を行う。
無線基地局1Aと無線端末2Aとが接続して無線通信を行っている場合における、当該無線通信に用いられる上りリンク(無線端末2Aから無線基地局1Aに向かうリンクであり、以下、「第1上りリンク」と称する)において用いられているリソースブロックの周波数帯域と、無線基地局1Bと無線端末2Bとが接続して無線通信を行っている場合における、当該無線通信に用いられる上りリンク(無線端末2Bから無線基地局1Bに向かうリンクであり、以下、「第2上りリンク」と称する)において用いられているリソースブロックの周波数帯域とが同一である場合、無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって、無線端末2Aと無線通信を行っている無線基地局1Aは干渉を受けることになる。
本実施形態では、無線基地局1Aが無線端末2Bから干渉を受ける場合に、無線基地局1Aは、無線基地局1Bに対して、無線端末2Bの送信電力の制御を要求し、無線基地局1Bは、当該要求に応じて、無線端末2Bの送信電力を制御することによって、干渉を低減させる。
(1.2)無線基地局1Aの構成
図2は、無線基地局1Aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線基地局1Aは、制御部102、記憶部103、有線通信部104、無線通信部105及びアンテナ107を有する。
図2は、無線基地局1Aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線基地局1Aは、制御部102、記憶部103、有線通信部104、無線通信部105及びアンテナ107を有する。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、無線基地局1Aが具備する各種機能を制御する。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、無線基地局1Aにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。
有線通信部104は、無線基地局1Bとの間で、データの送信及び受信を行う。無線通信部105は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成される。無線通信部105は、アンテナ107を介して、無線端末2Aとの間で、無線信号の送信及び受信を行う。また、無線通信部105は、送信信号の符号化及び変調と、受信信号の復調及び復号とを行う。更には、無線通信部105は、受信信号の復調及び復号によって得られた受信データを制御部102へ出力する。
無線通信部105は、干渉電力測定部150を有する。制御部102は、通信負荷測定部152、干渉情報生成部154及び送信処理部156を有する。
無線通信部105内の干渉電力測定部150は、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。具体的には、干渉電力測定部150は、無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号の成分についての電力を、リソースブロック毎に測定する。ここで、干渉電力測定部150は、時間方向の無線リソースの割り当て単位であるサブフレームの時間の周期で、干渉電力を測定する。
また、干渉電力測定部150による干渉電力の測定に加えて、有線通信部104は、無線基地局1Bから送信される、割り当てリソースブロック(RB)情報を受信する。無線基地局1Bがセミパーシステントスケジューリングにより無線端末2Bに上り方向のリソースブロックを割り当てる場合には、当該無線基地局1Bは、当該セミパーシステントスケジューリングの開始時に、割り当てRB情報を送信する。割り当てRB情報は、無線基地局1Bがセミパーシステントスケジューリングにより無線端末2Bに割り当てた上り方向のリソースブロックを識別可能な情報と、割り当ての時間周期を示す情報を含む。上り方向のリソースブロックを識別可能な情報は、例えば、無線基地局1Bが無線端末2Bに割り当てた上り方向のリソースブロックの周波数帯域と、当該上り方向のリソースブロックに対応するサブフレームの識別情報とを含む。有線通信部104は、割り当てRB情報を出力する。また、有線通信部104は、無線基地局1Bがセミパーシステントスケジューリングによる上り方向のリソースブロックの割り当てを解除した場合には、当該無線基地局1Bから送信される、解除が行われたことを示す情報(解除情報)を受信する。
制御部102内の通信負荷測定部152は、無線基地局1Aにおける処理可能な最大のトラフィック量に対する、実際のトラフィック量の比率(トラフィック量比率)を算出する。トラフィック量比率は、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷の値である。具体的には、通信負荷測定部152は、無線通信部105から制御部102へ出力される受信データの量を測定する。更に、通信負荷測定部152は、測定した受信データ量を、予め定められている処理可能な最大の上り方向のトラフィック量で除算することにより、トラフィック量比率を算出する。処理可能な最大の上り方向のトラフィック量は、記憶部103に記憶されている。更に、通信負荷測定部152は、算出したトラフィック量比率を、無線基地局1Aと無線端末2Aとの間の無線通信において要求されるスループットや、要求されるデータ量が大きいほど、大きくなるように補正してもよい。
次に、干渉情報生成部154は、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値(トラフィック量比率)が所定値以下であるか否かを判定する。所定値は、記憶部103に記憶されている。
無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下である場合、干渉情報生成部154及び送信処理部156は、以下の第1の処理又は第2の処理を行う。
(第1の処理)
干渉情報生成部154は、干渉電力測定部150により測定された干渉電力の値に基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
干渉情報生成部154は、干渉電力測定部150により測定された干渉電力の値に基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
具体的には、干渉情報生成部154は、上り方向のリソースブロック毎に、干渉電力の値の時間遷移を認識する。次に、干渉情報生成部154は、上り方向のリソースブロック毎に、所定値以上の干渉電力が周期的に生じているか否かを判定する。例えば、所定値以上の干渉電力が、所定の時間間隔で連続して発生している場合には、干渉情報生成部154は、所定値以上の干渉電力が周期的に生じていると判断する。一方、所定値以上の干渉電力が、所定の時間間隔で連続して発生していない場合には、干渉情報生成部154は、所定値以上の干渉電力が周期的に生じていないと判断する。ここで、所定値は、記憶部103に記憶されている。
(第2の処理)
干渉情報生成部154は、無線基地局1Bからの割り当てRB情報に基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
干渉情報生成部154は、無線基地局1Bからの割り当てRB情報に基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
具体的には、干渉情報生成部154は、上り方向のリソースブロック毎に、当該上り方向のリソースブロックの割り当ての時間遷移を認識する。次に、干渉情報生成部154は、上り方向のリソースブロック毎に、当該上り方向のリソースブロックが周期的に割り当てられているか否かを判定する。例えば、所定の周波数帯域に対応する上りリソースブロックが、所定の時間間隔で連続して割り当てられている場合には、干渉情報生成部154は、当該上り方向のリソースブロックが周期的に割り当てられていると判断する。干渉情報生成部154は、周期的に割り当てられている上り方向のリソースブロックの各サブフレームについて、測定した干渉電力が所定値以上であるか否かを判定する。周期的に割り当てられている上り方向のリソースブロックの各サブフレームについて、測定した干渉電力が所定値以上である場合には、干渉情報生成部154は、所定値以上の干渉電力が周期的に発生していると判断する。一方、干渉情報生成部154は、周期的に割り当てられていない上りリソースブロックについては、所定値以上の干渉電力が周期的に発生していないと判断する。また、周期的に割り当てられている上り方向のリソースブロックの各サブフレームの干渉電力のうち、所定値未満の干渉電力が存在する場合には、干渉情報生成部154は、周期的に割り当てられている上りリソースブロックについて、割り当ては周期的であるものの、所定値以上の干渉電力は周期的に発生していないと判断する。
また、無線基地局1Bからの解除情報が受信された場合には、干渉情報生成部154は、無線基地局1Bセミパーシステントスケジューリングが終了したと判断する。換言すれば、干渉情報生成部154は、所定値以上の干渉電力が周期的に発生しなくなると判断する。
第1の処理又は第2の処理の後、干渉情報生成部154及び送信処理部156は、以下の第3の処理又は第4の処理を行う。
(第3の処理)
干渉情報生成部154は、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉が存在することを示す干渉情報であるOI(Overload Indicator)を生成する。具体的には、以下の第1の手法及び第2の手法の何れかが行われる。
干渉情報生成部154は、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉が存在することを示す干渉情報であるOI(Overload Indicator)を生成する。具体的には、以下の第1の手法及び第2の手法の何れかが行われる。
第1の手法では、干渉情報生成部154は、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生すると判断した上り方向のリソースブロックについては、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生するタイミングのサブフレームのOIを、干渉が小さいことを示す「0」に設定し、他のタイミングのサブフレームのOIを、干渉電力に応じた値に設定する。
また、干渉情報生成部154は、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生しないと判断した上り方向のリソースブロックについては、各サブフレームのOIを、干渉電力に応じた値に設定する。
第2の手法では、干渉情報生成部154は、各上り方向のリソースブロック毎に、複数のサブフレーム単位で干渉電力の平均値を算出する。この際、干渉情報生成部154は、周期的な所定値以上の干渉電力が発生したサブフレームについて、干渉電力を0に置き換えた上で平均値を算出する。次に、干渉情報生成部154は、複数のサブフレーム単位に対応するOIを、干渉電力の平均値に応じた値に設定する。
制御部102内の送信処理部156は、生成したOIを、有線通信部104を介して、無線基地局1Bへ送信する。
(第4の処理)
上述した第3の処理と同様、干渉情報生成部154は、第1の手法及び第2の手法の何れかにより、OIを生成する。すなわち、第1の手法では、干渉情報生成部154は、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生すると判断した上り方向のリソースブロックについては、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生するタイミングのサブフレームのOIを、干渉が小さいことを示す「0」に設定し、他のタイミングのサブフレームのOIを、干渉電力に応じた値に設定する。
上述した第3の処理と同様、干渉情報生成部154は、第1の手法及び第2の手法の何れかにより、OIを生成する。すなわち、第1の手法では、干渉情報生成部154は、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生すると判断した上り方向のリソースブロックについては、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生するタイミングのサブフレームのOIを、干渉が小さいことを示す「0」に設定し、他のタイミングのサブフレームのOIを、干渉電力に応じた値に設定する。
また、干渉情報生成部154は、時間方向において周期的に所定値以上の干渉電力が発生しないと判断した上り方向のリソースブロックについては、各サブフレームのOIを、干渉電力に応じた値に設定する。
第2の手法では、干渉情報生成部154は、各上り方向のリソースブロック毎に、複数のサブフレーム単位で干渉電力の平均値を算出する。この際、干渉情報生成部154は、周期的な所定値以上の干渉電力が発生したサブフレームについて、当該干渉電力を平均値の算出には用いないようにする。次に、干渉情報生成部154は、複数のサブフレーム単位に対応するOIを、干渉電力の平均値に応じた値に設定する。
次に、制御部102内の送信処理部156は、OIを、有線通信部104を介して、無線基地局1Bへ送信する。但し、送信処理部156は、全てのOIが「0」である場合には、送信処理部156は、OIを送信しない。
上述した第3の処理又は第4の処理において、OIが送信された後、制御部102は、無線端末2Aに対するリソースブロックの割り当て処理を行う。この際、制御部102は、周期的に所定値以上の干渉電力が発生していると判断された上り方向のリソースブロックについては、周期的な所定値以上の干渉電力が発生するタイミングにおいて、無線端末2Aに対する割り当ての対象から除外する。制御部102は、無線通信部105及びアンテナ107を介して、無線端末2Aに対して、割り当てたリソースブロックの情報を送信する。
(1.3)無線基地局1Bの構成
図3は、無線基地局1Bの構成を示すブロック図である。図3に示すように、無線基地局1Bは、制御部112、記憶部113、有線通信部114、無線通信部115及びアンテナ117を有する。
図3は、無線基地局1Bの構成を示すブロック図である。図3に示すように、無線基地局1Bは、制御部112、記憶部113、有線通信部114、無線通信部115及びアンテナ117を有する。
制御部112は、例えばCPUによって構成され、無線基地局1Bが具備する各種機能を制御する。記憶部113は、例えばメモリによって構成され、無線基地局1Bにおける制御などに用いられる各種情報を記憶する。
有線通信部114は、無線基地局1Aとの間で、データの送信及び受信を行う。無線通信部115は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成される。無線通信部115は、アンテナ117を介して、無線端末2Bとの間で、無線信号の送信及び受信を行う。また、無線通信部115は、送信信号の符号化及び変調と、受信信号の復調及び復号とを行う。更には、無線通信部115は、受信信号の復調及び復号によって得られた受信データを制御部112へ出力する。
制御部112は、送信処理部160、受信処理部162及び無線端末送信電力制御部164を有する。
制御部112内の送信処理部160は、有線通信部114を介して、無線基地局1Aに対して、割り当てRB情報を送信する。具体的には、無線基地局1Bが、セミパーシステントスケジューリングにより、無線端末2Bに対して上り方向のリソースブロックを割り当てる場合、送信処理部160は、当該セミパーシステントスケジューリングの開始時に、割り当てRB情報を送信する。また、送信処理部160は、無線基地局1Bがセミパーシステントスケジューリングによる上り方向のリソースブロックの割り当てを解除した場合には、解除情報を送信する。例えば、割り当てRB情報は、記憶部113に記憶されている。
制御部112内の受信処理部162は、無線基地局1AからのOIを受信する。
制御部112内の無線端末送信電力制御部164は、受信処理部162によって受信されたOIに基づいて、無線端末2Bの送信電力を制御する。具体的には、無線端末送信電力制御部164は、受信処理部162によって受信されたOIが「1」又は「2」である場合には、当該OIに対応する上り方向のリソースブロックについて、送信電力の低下要求を生成する。
更に、無線端末送信電力制御部164は、生成した送信電力の低下要求を、無線通信部115及びアンテナ117を介して、対応する上り方向のリソースブロックが割り当てられている無線端末2Bへ送信する。無線端末2Bは、送信電力の低下要求を受信すると、当該送信電力の低下要求に対応する上り方向のリソースブロックについて、送信電力を低下させる。
(2)無線通信システムの動作
図4は、無線通信システム10の第1の動作を示すフローチャートである。図4に示す動作は、上述した第1の処理及び第3の処理が行われる場合に対応する。
図4は、無線通信システム10の第1の動作を示すフローチャートである。図4に示す動作は、上述した第1の処理及び第3の処理が行われる場合に対応する。
ステップS101において、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。
ステップS102において、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下であるか否かを判定する。
無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値を超える場合には、一連の動作が終了する。この場合、無線基地局1Aは、干渉電力値に基づいて、上り方向のリソースブロック毎にOIを生成し、無線基地局1Bへ送信する。無線基地局1Bは、OIを受信すると、当該OIに基づいて、無線端末2Bに割り当てている上り方向のリソースブロックの送信電力を制御する。
一方、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下である場合、ステップS103において、無線基地局1Aは、干渉電力値に基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
ステップS104において、無線基地局1Aは、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉を示すOIを生成する。
ステップS105において、無線基地局1Aは、OIを送信する。無線基地局1Bは、OIを受信する。
ステップS106において、無線基地局1Bは、OIに基づいて、無線端末2Bに割り当てている上り方向のリソースブロックに対応する送信電力を制御する。
図5は、無線通信システム10の第2の動作を示すフローチャートである。図5に示す動作は、上述した第1の処理及び第4の処理が行われる場合に対応する。
ステップS151乃至ステップS153の動作は、図4のステップS101乃至ステップS103の動作と同様であるので、説明は省略する。
ステップS154において、無線基地局1Aは、上り方向のリソースブロック毎に、OIを生成する。
ステップS155において、無線基地局1Aは、全てのOIが「0」であるか否かを判定する。全てのOIが「0」である場合には、一連の動作が終了する。
一方、「0」以外のOIが存在する場合には、ステップS156及びステップS157の動作が行われる。ステップS156及びステップS157の動作については、図4のステップS105及びステップS106の動作と同様であるので、説明は省略する。
図6は、無線通信システム10の第3の動作を示すフローチャートである。図4に示す動作は、上述した第2の処理及び第3の処理が行われる場合に対応する。
ステップS200において、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。
ステップS201において、無線基地局1Bは、無線端末2Bに割り当てている上り方向のリソースブロックを示す割り当てRB情報を送信する。無線基地局1Aは、割り当てRB情報を受信する。
ステップS202において、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下であるか否かを判定する。
無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値を超える場合には、一連の動作が終了する。この場合、無線基地局1Aは、干渉電力値に基づいて、上り方向のリソースブロック毎にOIを生成し、無線基地局1Bへ送信する。無線基地局1Bは、OIを受信すると、当該OIに基づいて、無線端末2Bに割り当てている上り方向のリソースブロックの送信電力を制御する。
一方、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下である場合、ステップS203において、無線基地局1Aは、割り当てRB情報と、測定した干渉電力値とに基づいて、無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の時間方向の周期性を分析する。
ステップS204において、無線基地局1Aは、干渉の周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉を示すOIを生成する。
ステップS205において、無線基地局1Aは、OIを送信する。無線基地局1Bは、OIを受信する。
ステップS206において、無線基地局1Bは、OIに基づいて、無線端末2Bに割り当てている上り方向のリソースブロックに対応する送信電力を制御する。
図7は、無線通信システム10の第4の動作を示すフローチャートである。図7に示す動作は、上述した第2の処理及び第4の処理が行われる場合に対応する。
ステップS250乃至ステップS253の動作は、図6のステップS201乃至ステップS203の動作と同様であるので、説明は省略する。
ステップS254において、無線基地局1Aは、上り方向のリソースブロック毎に、OIを生成する。
ステップS255において、無線基地局1Aは、全てのOIが「0」であるか否かを判定する。全てのOIが「0」である場合には、一連の動作が終了する。
一方、「0」以外のOIが存在する場合には、ステップS256及びステップS257の動作が行われる。ステップS256及びステップS257の動作については、図6のステップS205及びステップS206の動作と同様であるので、説明は省略する。
(3)作用・効果
本実施形態における無線通信システム10では、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。あるいは、無線基地局1Aは、無線基地局1Bが無線端末2Bに割り当てた上り方向のリソースブロックを示す割り当てRB情報を受信する。
本実施形態における無線通信システム10では、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の電力を測定する。あるいは、無線基地局1Aは、無線基地局1Bが無線端末2Bに割り当てた上り方向のリソースブロックを示す割り当てRB情報を受信する。
その後、無線基地局1Aは、測定した干渉電力の値又は割り当てRB情報に基づいて、当該無線基地局1Aが無線端末2Bから無線基地局1Bへ第2上りリンクを用いて送信される無線信号によって受ける干渉の周期性を分析する。
更に、無線基地局1Aは、周期性の分析結果に基づいて、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉が存在することを示すOIを生成し、無線基地局1Bへ送信する。但し、無線基地局1Aは、全てのOIが「0」である場合には、当該OIを送信しないようにする。
無線基地局1Aにおいて周期的に所定値以上の電力の干渉が生じる上り方向のリソースブロックは、無線基地局1Bが無線端末2Bに対して周期的に割り当てている上り方向のリソースブロックである。無線基地局1Aは、このような無線基地局1Bが周期的に割り当てている上り方向のリソースブロックについては、干渉が発生するタイミングのサブフレームを予測可能であり、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じるタイミングのサブフレームにおいて、無線端末2Aに割り当てないようにすれば、干渉を回避できる。
このため、無線基地局1Aは、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じると判断した上り方向のリソースブロックについては、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じるタイミングのサブフレームのOIを、干渉が大きいことを示す「1」や、干渉が非常に大きいことを示す「2」とせずに、干渉が小さいことを示す「0」とする。あるいは、無線基地局1Aは、各上り方向のリソースブロック毎に、複数のサブフレーム単位で干渉電力の平均値を算出する際に、周期的な所定値以上の干渉電力が発生したサブフレームについては、干渉電力を平均値の算出に用いないようにし、更に、複数のサブフレーム単位に対応するOIを、干渉電力の平均値に応じた値に設定する。このため、OIを受信した無線基地局1Bは、無線基地局1Aが干渉の発生を予測不能な上り方向のリソースブロックについてのみ、干渉低減のための送信電力の低下の制御を行うことになる。従って、無線通信システム10の全体の通信容量の低下を防止できる。
また、本実施形態では、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値(トラフィック量比率)が所定値以下である場合に、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じるタイミングのサブフレームのOIを、干渉が小さいことを示す「0」とする。あるいは、無線基地局1Aは、各上り方向のリソースブロック毎に、複数のサブフレーム単位で干渉電力の平均値を算出する際に、周期的な所定値以上の干渉電力が発生したサブフレームについては、干渉電力を平均値の算出に用いないようにし、更に、複数のサブフレーム単位に対応するOIを、干渉電力の平均値に応じた値に設定する。
無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値を超える場合には、無線基地局1Aが無線端末2Bに割り当て可能な上り方向のリソースブロックの数は多い方が望ましく、一方、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下である場合には、無線基地局1Aが無線端末2Bに割り当て可能な上り方向のリソースブロックの数は少なくても支障はない。このため、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷値が所定値以下の場合にのみ、換言すれば、無線基地局1Aが無線端末2Aに対して割り当て可能な上り方向のリソースブロックの数が少なくてもよい場合にのみ、無線基地局1Aが、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じるタイミングのサブフレームのOIを、干渉が小さいことを示す「0」とすること、あるいは、周期的に所定値以上の電力の干渉が生じるタイミングのサブフレームの当該干渉電力を平均値の算出に用いずに、干渉電力の平均値を算出して、当該平均値に応じたOIを設定することにより、無線基地局1Aは、割り当て可能な上りリソースブロックを適切な数だけ確保できる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線基地局1Aは、無線基地局1Bに対して、時間方向において周期的に発生する所定値以上の電力の干渉以外の干渉が存在することを示す干渉情報であるOIを送信した。しかし、無線基地局1Aは、無線基地局1Bに対して、OI以外の干渉情報を送信するようにしてもよい。また、無線基地局1Aは、干渉電力の大きさを考慮せず、無線基地局1Bに対して、時間方向において周期的に発生する干渉以外の干渉が存在することを示す干渉情報であるOIを送信してもよい。
上述した実施形態では、無線基地局1Aは、当該無線基地局1Aにおける無線通信の負荷の値として、無線基地局1Aにおける処理可能な最大のトラフィック量に対する、実際のトラフィック量の比率(トラフィック量比率)を算出した。しかし、無線基地局1Aは、無線基地局1Aにおけるリソースブロックの使用率、無線基地局1Aにおけるトラフィック量そのもの、無線基地局1Aにおける無線通信に伴う処理の負荷の値等を、無線基地局1Aにおける無線通信の負荷の値として用いてもよい。
また、無線基地局1Bがセミパーシステントスケジューリングを採用せず、ダイナミックなスケジューリングにより無線端末2Bに上り方向のリソースブロックを割り当てる場合には、無線基地局1Bの制御部112内の送信処理部160は、割り当ての都度、割り当てた上り方向のリソースブロックの識別情報を含んだ割り当てRB情報を、無線基地局1Aに送信してもよい。
この場合、無線基地局1Aの制御部102内の干渉情報生成部154は、無線基地局1Bからの割り当てRB情報の受信タイミングに基づいて、対応する上り方向のリソースブロックの割り当ての時間遷移を認識する。
また、上述した実施形態では、無線通信システム10は、LTE Release 9やLTE-Advancedに基づく構成であったが、他の通信規格に基づく構成であってもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1A、1B…無線基地局、2A−1、2A−2、2A−3、2B−1、2B−2、2B−3…無線端末、3A、3B…セル、102、112…制御部、103、113…記憶部、104、114…有線通信部、105、115…無線通信部、107、117…アンテナ、150…干渉電力測定部、152…通信負荷測定部、154…干渉情報生成部、156、160…送信処理部、162…受信処理部、164…無線端末送信電力制御部
Claims (8)
- 他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉を、前記他の無線基地局に制御させるための処理を行う無線基地局であって、
前記無線端末から受ける干渉に関する情報である干渉情報を前記他の無線基地局へ送信する送信部を備え、
前記干渉情報は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉以外の干渉を示す情報である無線基地局。 - 前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記無線端末から周期的に受け、且つ、大きさが所定値以上となる干渉である請求項1に記載の無線基地局。
- 前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記無線端末からの信号の受信電力に基づいて判別される請求項1に記載の無線基地局。
- 前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記他の無線基地局からの前記無線端末に対する無線リソースの割り当てに関する通知に基づいて判別される請求項1に記載の無線基地局。
- 前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉は、前記他の無線基地局から受ける干渉の周期性の分析結果に基づいて判別される請求項1に記載の無線基地局。
- 前記送信部は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉に基づいて、前記干渉情報の送信を制御する請求項1に記載の無線基地局。
- 前記送信部は、前記無線基地局による無線通信の負荷が所定値以下である場合に、前記干渉情報の送信を制御する請求項1に記載の無線基地局。
- 他の無線基地局に接続する無線端末から受ける干渉を、前記他の無線基地局に制御させるための処理を行う無線基地局における通信制御方法であって、
前記無線端末から受ける干渉に関する情報である干渉情報を前記他の無線基地局へ送信するステップを含み、
前記干渉情報は、前記無線端末から周期的に受けると見なされる干渉以外の干渉を示す情報である通信制御方法。
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