JP2012230646A - バックアッププログラム、情報処理装置、情報処理端末、バックアップ方法 - Google Patents

バックアッププログラム、情報処理装置、情報処理端末、バックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバとネットワークに対する負荷及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減する。
【解決手段】情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムは、情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、第1端末の第1バックアップイメージを情報処理装置に送信すると共に、第2端末に第1バックアップイメージを送信し、情報処理端末が第2端末である場合、第1端末から送信された第1バックアップイメージと、第2端末の第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、差分イメージを、情報処理装置に送信することにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】図7

Description

本明細書は、ネットワーク経由でシステムのバックアップを実行する技術に関する。
ネットワークを介して接続された多数の情報処理装置が存在するシステムにおいて、ネットワークを介して各情報処理装置のファイルのバックアップを行う技術がある。
例えば次のものがある。バックアップシステムは、ハードディスク、バックアップサーバ、監視部、抽出部、アップロード部、差分生成部、ユーザーデータベース、ダウンロード部を備える。ハードディスクは、端末装置に接続されデータを蓄積する。バックアップサーバは、IP網を介して端末装置と接続される。監視部は、端末装置側においてハードディスク内のデータ占有率を監視する。抽出部は、データ占有率が所定以上となった場合に、データ属性に応じて、データを抽出する。アップロード部は、抽出されたデータをバックアップサーバに送信する。差分生成部は、バックアップサーバ側に設けられ、既に蓄積されている既存データとアップロードされたデータとの差分データを生成する。ユーザーデータベースは、生成された差分データを蓄積する。ダウンロード部は、端末装置側からの要求に応じて、既存データと差分データとからダウンロード用データを生成し端末装置に送信する。
国際公開第2005/093579号
情報処理端末(以下、端末という)においてバックアップが実行されると、端末の記憶装置に格納されたデータを、ファイルシステムのファイル構造を保ったまま、1つのイメージファイルとして記憶することができる。このようにして作成されたイメージファイルは、例えば、記憶装置の障害時に、記憶装置の状態を復元するために用いることができる。
一般的にバックアップは、全てのデータを一括にバックアップするフルバックアップ、前回のフルバックアップ時からの変更/追加されたデータのみをバックアップする差分バックアップ、そして前回のバックアップからの変更/追加のみをバックアップする増分バックアップに区分できる。
多数の端末が存在する環境で、ネットワークを介して全端末のフルバックアップを行う場合、全台を同時にフルバックアップするか、1台毎または数台づつに分けてフルバックアップすることが考えられる。いずれの場合にも、個々の端末におけるフルバックアップのイメージファイルは、ユニキャスト通信により、サーバに送信される。
しかしながら、全台を同時にフルバックアップした場合、一時に大量のデータがネットワーク上に流れるため、サーバ及びネットワークに対する負荷が増大する。そうかといって1台毎または数台づつに分けてフルバックアップを行うと、全端末のバックアップ終了までに時間を要してしまう。
そこで、本明細書では、サーバとネットワークに対する負荷及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減することができるバックアップ技術について説明する。
情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の各情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶している記ファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムは、以下の処理を情報処理端末に実行させる。情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、第1端末は、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを情報処理装置に送信する。それと共に、第2端末は、第1端末以外の情報処理装置である第2端末に第1バックアップイメージを送信する。情報処理端末が第2端末である場合、第2端末は、第1端末から送信された第1バックアップイメージと、第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出する。第2端末は、差分イメージを、情報処理装置に送信する。
各情報処理端末とネットワークを介して接続された情報処理装置に、情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御処理を実行させるバックアッププログラムは、次の処理を情報処理装置に実行させる。情報処理装置は、任意のグループに分類された情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち各情報処理端末が有するファイルデータがどれであるかが判定された判定結果を各情報処理端末から受信する。情報処理装置は、受信した判定結果を用いて、グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、グループ内のいずれかの情報処理端末を第1端末として決定する。
情報処理装置は、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信する。また、情報処理装置は、第1端末の属するグループに分類された、第1端末以外の情報処理装置である第2端末から、差分イメージを受信する。差分イメージとは、第1端末から第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である。情報処理装置は、第1バックアップイメージと差分イメージを記憶部に格納する。
本明細書のバックアップシステムを用いることより、サーバとネットワークに対する負荷、及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減することができる。
第1の実施形態におけるバックアップシステムの構成の一例を示す。 第1の実施形態におけるサーバと端末の機能ブロックの一例を示す。 第1の実施形態におけるグループ管理テーブルの一例を示す。 第1の実施形態における端末管理テーブルの一例を示す。 第1の実施形態における、基本イメージと差分イメージとの関係を説明するための図である。 第1の実施形態におけるバックアップシステムの処理の一例を示す。 第1の実施形態におけるバックアップ処理のフローを示す。 第1の実施形態における、基本イメージをマルチキャストでグループ内のメンバーに送信する処理フローを示す。 第2の実施形態におけるサーバと端末の機能ブロックの一例を示す。 第2の実施形態における性能管理テーブルの一例を示す。 第2の実施形態における代表端末判定テーブルの一例を示す。 第2の実施形態におけるグループ管理テーブルの一例を示す。 第2の実施形態における端末管理テーブルの一例を示す。 第2の実施形態におけるファイル属性テーブルの一例を示す。 第2の実施形態におけるファイル保有テーブルの一例を示す。 第2の実施形態におけるバックアップシステムの処理の一例を示す。 第2の実施形態における端末をグループ化する処理フローを示す。 グループ分類処理を説明するための図である。 グループ分類処理(S54)の詳細を示す。 第2の実施形態における代表端末選定処理(S42)のフロー(その1)を示す。 第2の実施形態における代表端末選定処理(S42)のフロー(その2)を示す。 第2の実施形態における各メンバーのファイル保有テーブルの作成・更新を説明するための図である。 第2の実施形態における代表端末判定テーブルを用いて代表端末を決定する方法について説明するための図である。 サーバ2または端末4のハードウェア環境の構成ブロック図である。
<第1の実施形態>
本実施形態では、次を説明する。ネットワークで接続された各端末がその性能に応じてグループに分類されている。グループ毎に、所定の端末(代表端末)が自身のフルバックアップイメージファイルをサーバに送信すると共に、その代表端末の属するグループ内の他の端末に対してそのフルバックアップイメージファイルをマルチキャスト送信する。他の各端末は、その代表端末のフルバックアップイメージファイルと自身のフルバックアップイメージとの差分をサーバに送信する。
図1は、第1の実施形態におけるバックアップシステムの構成の一例を示す。バックアップシステム1は、サーバ2、スイッチ3、複数の端末4、ネットワーク5を含む。複数の端末4は、ネットワーク5上に接続されている。
スイッチ3は、情報処理装置間のネットワークを接続するネットワークデバイスの1つであり、パケットのヘッダに含まれる宛先情報に応じて、端末4間及び端末4−サーバ2間の通信経路をスイッチングし、パケットを中継することができる。パケットとは、通信モデルの1つであるTCP/IP[Transmission Control Protocol/Internet Protocol]モデルの中のインターネットレイヤでの送信単位である。また、スイッチ3は、マルチキャストに対応する機能を有する。
ここで、マルチキャストとは、1対多のデータ配信を実現する技術であり、特定のグループに属する端末に対して、データを一斉に配信することができる。このグループは、マルチキャストグループと呼ばれ、マルチキャストアドレス(クラスDアドレス:224.0.0.0〜239.255.255.255)によって識別される。
マルチキャストによるデータ配信方法は、スイッチ等のネットワーク機器が、配信元から配信された1つのデータを特定の端末のみにデータを複製して配信する。このため、ユニキャスト送信やブロードキャスト送信に比べて、マルチキャスト送信を用いた場合、ネットワーク帯域の利用効率が良い。ここで、ユニキャスト送信は、配信元が全ての端末毎にデータを生成して送信する方法である。ブロードキャスト送信は、1つのデータをネットワーク機器が同サブネット上の全ての端末に対してデータを複製して送信する方法である。
図1において、ネットワーク5上にある端末4はそれぞれ、その性能に応じて分類されて、いずれかのグループG1〜Gpに属する。グループG1に属する端末4として、たとえば、端末G1_0,G1_1,・・・,G1_nがある。グループGpに属する端末4として、たとえば、端末Gp_0,Gp_1,・・・,Gp_mがある。また、各グループにおいて、任意の端末Gx_0を「代表端末」という。また、グループ内の端末を「メンバー」という。ここで、n,m,p,xは、任意の整数である。
代表端末は、自身の記憶装置のフルバックアップイメージファイルを作成する。ここで、代表端末のフルバックアップイメージを「基本イメージ」と称する。代表端末以外の、グループ内の端末は、自身の記憶装置のフルバックアップイメージファイルを作成し、その作成した自身のフルバックアップイメージファイルと、代表端末の基本イメージとの差分(差分イメージ)をとる。
サーバ2は、グループ単位で、代表端末から基本イメージを取得する。また、サーバ2は、代表端末以外の、各グループ内の各端末から、差分イメージを取得する。すなわち、サーバ2は、グループ単位で、基準となる基本イメージと、差分イメージを取得することができる。これにより、サーバ2は、グループ単位で、バックアップイメージを取得することができる。
図2は、第1の実施形態におけるサーバと端末の機能ブロックの一例を示す。サーバ2は、記憶部11、制御部15を含む。記憶部11は、イメージ格納域12を有する。イメージ格納域12には、ネットワーク5を介して、イメージバックアップの対象となる端末4から取得されたバックアップイメージが格納される。具体的には、イメージ格納域12には、代表端末から取得した基本イメージと、代表端末以外の各グループ内の各端末から取得した差分イメージとが格納される。また、記憶部11には、グループ管理テーブル13、端末管理テーブル14が格納される。なお、記憶部11は、サーバ2に内蔵されていてもよいし、外付けタイプであってもよい。
グループ管理テーブル13は、ネットワーク5上のグループを管理するために用いられる。グループとは、ネットワーク上にある端末を、その性能に応じて分類したものである。端末管理テーブル14は、各グループに属する端末を管理するために用いるものである。
制御部15は、各グループの任意の端末4(代表端末)に対して、本実施形態に係るバックアップを実行するように命令をしたり、各端末4からの応答に応じて処理を実行する。制御部15は、バックアップイメージ受信部16として機能する。バックアップイメージ受信部16は、各端末4から送信されたバックアップイメージ(基本イメージ、差分イメージ)を取得して、イメージ格納域12に格納する。
端末4は、記憶部17、制御部18を含む。制御部18は、バックアップイメージ作成部19、基本イメージ送信部20、基本イメージ受信部21、差分イメージ作成部22、差分イメージ送信部23として機能する。
バックアップイメージ作成部19は、端末4の記憶部17のフルバックアップイメージを作成する。具体的には、バックアップイメージ作成部19は、端末4の記憶部17に格納されたファイルデータを、ファイルシステムのファイル構造を保ったまま、1つのイメージファイル(フルバックアップイメージ)として、記憶部17に記憶する。なお、代表端末のフルバックアップイメージを「基本イメージ」と称する。
基本イメージ送信部20は、作成した基本イメージを所定の単位で分割して、その分割した基本イメージ(データブロック)を、データブロック単位で、同グループに属する端末(メンバー)にマルチキャストで送信する。
基本イメージ受信部21は、代表端末から送信された基本イメージを受信する。差分イメージ作成部22は、バックアップイメージ作成部19により作成された当該端末4自身の記憶部17のフルバックアップイメージと、受信した基本イメージとの差分をとる。この差分は、差分イメージとして得られる。差分の取得方法としては、例えば、基本イメージ同士を比較して違っている部分のみをオフセット情報(先頭位置からのオフセット情報)と共に記憶したものを差分イメージとする方法がある。また、例えば、基本イメージと同一でなければ、端末4自身の記憶部17のフルバックアップイメージ全てを差分イメージとする方法がある。差分イメージ送信部23は、差分イメージをサーバ2へ送信する。
記憶部17には、ファイルシステムにより管理されている、バックアップ対象のファイルデータ(またはファイル)が格納されている。ここで、ファイルとは、コンピューターで、ハードディスクなどの記憶装置に記録された、情報の集まりをいう。ファイルには、例えば、コンピュータープログラムを記録したプログラムファイル、文書ファイル、画像ファイル、表計算ファイル、音楽ファイル、動画ファイル、データベースなどを記録したデータファイルが含まれる。また、記憶部17には、基本イメージ及び/または差分イメージも格納される。
図3は、第1の実施形態におけるグループ管理テーブルの一例を示す。グループ管理テーブル13は、例えば、「グループ番号」31、「マルチキャストアドレス」32、「基本イメージ名」33のデータ項目を含む。
「グループ番号」31には、ネットワーク5上におけるグループを識別する情報が格納される。「マルチキャストアドレス」32には、グループ番号で特定されるグループに対して割り当てられたマルチキャストアドレスが格納される。「基本イメージ名」33には、グループ番号で特定されるグループの代表端末の基本イメージを識別する情報が格納される。
図4は、第1の実施形態における端末管理テーブルの一例を示す。端末管理テーブル14は、例えば、「端末番号」41、「グループ番号」42、「差分イメージ名」43のデータ項目を含む。
「端末番号」41には、各端末を識別する情報が格納される。「グループ番号」42には、各端末が属するグループのグループ番号が格納される。「差分イメージ名」43には、グループ番号及び端末番号で特定される差分イメージを識別する情報が格納される。なお、端末が代表端末である場合には、その端末は差分イメージを作成しないから、「差分イメージ名」43には差分イメージ名は格納されない。
図5は、第1の実施形態における、基本イメージと差分イメージとの関係を説明するための図である。
サーバ2の記憶部11内のイメージ格納域12には、グループ単位で、代表端末の基本イメージと、そのグループのメンバーの端末の差分イメージが格納されている。
例えば、グループG1については、代表端末G1_0の基本イメージBI_G1_0が格納され、各メンバーG1_1,・・・,G1_nの差分イメージDI_G1_1,・・・,DI_G1_nが格納されている。
また、例えば、グループGpについては、代表端末Gp_0の基本イメージBI_Gp_0が格納され、各メンバーGp_1,・・・,Gp_nの差分イメージDI_Gp_1,・・・,DI_Gp_nが格納されている。
図6は、第1の実施形態におけるバックアップシステムの処理の一例を示す。まずは、ユーザがネットワーク5上の端末4を、その性能に応じて、グループに分類する(S1)。端末4の性能とは、例えば、当該端末4にインストールされているオペレーティングシステム(operating system(OS))の種類、修正プログラムの有無及びOSのバージョン等の端末4の処理能力を左右するソフトウェアに関する情報、及び端末番号、機種名、CPU(central processing unit)、メモリ容量、ハードディスク容量、LAN(Local Area Network)ドライバ等のハードウェアに関する情報が含まれる。
本実施形態では、ユーザは、例えば、(i)OS、(ii)修正プログラム番号及びOSのバージョン、(iii)処理能力の順で、各端末4をグループ化する。このとき、処理能力が極端に低い機種は、上記(i)及び(ii)で分類したグループに含めないで、独立したグループにしてもよい。本実施形態では、グループ分けの結果、例えば、図1で説明したグループG1〜Gpが形成されるとする。
次に、ユーザは、グループ毎に、任意の端末4を代表端末として選定する(S2)。本実施形態では、例えば、図1で説明したように、グループ毎に代表端末(例えば、G1_0、Gp_0)が選定される。
次に、ユーザは、各グループにグループ番号を割り当てる。それから、ユーザは、グループ番号と、各グループのメンバーの端末番号とを関係付けて、サーバ2の記憶部11に格納されているグループ管理テーブル13及び端末管理テーブル14に登録する(S3)。
次に、サーバ2は、各グループに、マルチキャストアドレスを割り当てる。そして、サーバ2は、グループ管理テーブル13及び端末管理テーブル14を用いて、各グループの端末をマルチキャストのグループのメンバーとして設定する(S4)。
マルチキャスト設定の一例として、サーバ2は、グループ管理テーブル13及び端末管理テーブル14に基づいて、各グループの各端末4(代表端末を除く)に対し、マルチキャストアドレスを通知する。各端末4(代表端末を除く)は、スイッチ3に対して、IGMPを用いて、通知されたマルチキャストアドレスのグループへの参加要求情報(join)を送信する。なお、IGMPは、Internet Group Management Protocolの略称である。これにより、各端末(代表端末を除く)は、通知されたマルチキャストアドレスのグループに参加することができる。
また、マルチキャスト設定の他の例として、グループ管理テーブル13及び端末管理テーブル14に基づいて、サーバ2がMADCAPを用いて、各グループの各メンバーに動的にマルチキャストアドレスを割り当てるようにしてもよい。MADCAPは、Multicast Address Dynamic. Client Allocation Protocolの略称である。なお、代表端末には、マルチキャストアドレスを割り当てないようにする。
ただし、後述する図7のS14において、IGMPによる送信元についてのフィルタ機能を用いる場合には、マルチキャスト送信の送信元が代表端末自身である場合には受信できないように設定することができる。したがって、当該フィルタ機能を用いる場合には、上述の2つのマルチキャスト設定例において、代表端末もマルチキャストアドレスのグループへ参加するようにしてもよい。なお、マルチキャストの設定は上記方法に限定されず、様々なプロトコルや方法を用いて、マルチキャストの設定を行ってもよい。
それから、サーバ2は、所定のタイミングで、またはユーザからの指示により、各グループの代表端末に対して、バックアップ命令を通知する。これにより、本実施形態のバックアップ処理が実行される(S5)。S5の処理については、図7で詳述する。
なお、S1において、サーバ2が各端末をランダムにグループ分けして、S2において、サーバ2がグループ内の任意の端末を代表端末として選択してもよい。また、サーバ2は、各グループにグループ番号を割り当て、グループ番号と、各グループのメンバーの端末番号とを関係付けて、グループ管理テーブル13及び端末管理テーブル14に登録してもよい。
図7は、第1の実施形態におけるバックアップ処理のフローを示す。サーバ2では、制御部15は、各グループの代表端末に対して、フルバックアップ送信要求情報と、グループ管理テーブル13を送信する(S11)。
各グループの代表端末は、サーバ2からのフルバックアップ送信要求情報と、グループ管理テーブル13を受信する。バックアップイメージ作成部19は、サーバ2からのフルバックアップ送信要求情報により、自身の記憶部17のフルバックアップイメージ(基本イメージ)を作成する(S12)。
バックアップイメージ作成部19は、作成した基本イメージをサーバ2へユニキャストで送信する(S13)。
サーバ2の制御部15は、バックアップイメージ受信部16として機能する。この場合、バックアップイメージ受信部16は、各代表端末から送信された基本イメージを受信して、記憶部11のイメージ格納域12へ格納する。
その後、代表端末では、基本イメージ送信部20は、作成した基本イメージを所定の単位で分割して、その分割した基本イメージを、データブロック単位で、同グループのメンバーにマルチキャスト送信する(S14)。同グループに属する代表端末以外の端末4における基本イメージ受信部21は、代表端末から送信された基本イメージを受信する。S14の処理については、図8で説明する。グループ内のメンバーへのマルチキャストによる基本イメージの送信が完了すると、代表端末は、その旨をサーバ2へ通知する。
サーバ2では、バックアップイメージ受信部16は、S13で送信された基本イメージの基本イメージ名を、グループ管理テーブル13の、グループ番号に対応する「基本イメージ名」33に登録する(S15)。制御部15は、各グループの代表端末以外のメンバーに、差分バックアック実行命令を送信する(S16)。
各グループの代表端末以外の各メンバーは、差分バックアック実行命令を受信する。すると、各メンバーにおいて、バックアップイメージ作成部19は、自身のフルバックアップイメージを作成する。それから、差分イメージ作成部22は、自身のフルバックアップイメージと、代表端末から送信された基本イメージとの差分を取り、差分イメージを作成する(S17)。差分イメージ送信部23は、作成した差分イメージをサーバ2へ送信する(S18)。
サーバ2では、バックアップイメージ受信部16は、各メンバーから送信された差分イメージを受信して、記憶部11のイメージ格納域12へ格納する。それから、バックアップイメージ受信部16は、その送信された差分イメージの差分イメージ名を、端末管理テーブル14の、端末番号とグループ番号の組み合わせに対応する「差分イメージ名」43に登録する(S19)。
図8は、第1の実施形態における、基本イメージをマルチキャストでグループ内のメンバーに送信する処理フローを示す。当該フローは、代表端末の基本イメージ送信部20により実行される。基本イメージ送信部20は、まず、送信対象である基本イメージを一定量のブロックに分割する(S21)。分割されたブロックをデータブロックという。
基本イメージ送信部20は、応答フラグを0で初期化し、カウンタ変数iを1で初期化する。さらに、基本イメージ送信部20は、基本イメージを分割した結果得られたデータブロック数を変数Nに格納する(S22)。
基本イメージ送信部20は、i番目のデータブロックを同グループ内のメンバーに対してマルチキャストで送信する(S23)。S23で送信後、基本イメージ送信部20は、各メンバーから所定時間内に応答(ACK)を受信した場合(S24で「Yes」)、S29へ進む。
一方、S24において、各メンバーから所定時間内に応答(ACK)を受信しなかった場合(S24で「No」)であって、応答フラグが0の場合には、基本イメージ送信部20は、応答フラグを1に更新する(S25)。それから、基本イメージ送信部20は、応答フラグが1に更新されてから所定時間経過したか判定する(S26)。応答フラグが1に更新されてから所定時間経過していない場合(S26で「No」)、基本イメージ送信部20は、再度、i番目のデータブロックを同グループ内のメンバーに対してマルチキャストで送信する(S23)。
応答フラグが1に更新されてから所定時間経過した場合(S26で「Yes」)、基本イメージ送信部20は、応答のなかったメンバーに対する処理を打ち切る(S27)。それから、基本イメージ送信部20は、応答フラグを0に更新する(S28)。
そして、基本イメージ送信部20は、再度、i番目のデータブロックを同グループ内のメンバーに対してマルチキャストで送信する(S23)。送信後、基本イメージ送信部20は、各メンバー(処理を打ち切ったメンバーを除く)から所定時間内に応答(ACK)を受信した否かを判定する(S24)。
それから、基本イメージ送信部20は、各メンバー(処理を打ち切ったメンバーを除く)から所定時間内に応答(ACK)を受信しなかった場合(S24で「No」)、S25〜S28,S23の処理を繰り返す。
基本イメージ送信部20は、各メンバー(処理を打ち切ったメンバーを除く)から所定時間内に応答(ACK)を受信した場合(S24で「Yes」)、i≦Nか否かを判定する。i≦Nの場合(S29で「Yes」)、基本イメージ送信部20は、iをインクリメントして(S30)、S23の処理へ進む。i≦Nが成立する間、基本イメージ送信部20は、S23〜S30の処理を繰り返す。i>Nとなったら(S29で「No」)、本フローの処理は終了する。
本実施形態によれば、グループ内の各メンバーが差分イメージを作成する際に、代表端末は、基本イメージをマルチキャストで送信し、同グループに属するメンバーは基本イメージとの差分イメージのみをサーバへ送ることが可能になる。その結果、全端末のバックアップに必要な時間が短縮され、送信するデータ量も減らすことができる。
<第2の実施形態>
ネットワーク上の全端末を同時にバックアップした場合でも、一台毎あるいは数台ずつに分けてバックアップした場合でも、バックアップ対象の端末数の増加に伴い、バックアップに必要なサーバの記憶装置の記憶容量が端末数に比例して増大する。また、バックアップ対象となる端末数の増加に伴い、バックアップ処理全体にかかる時間が端末数に比例して増大する。
そこで、本実施形態では、サーバとネットワークに対する負荷、バックアップ全体のデータ量、及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減することができるバックアップシステムについて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同じ構成または機能には第1の実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図9は、第2の実施形態におけるサーバと端末の機能ブロックの一例を示す。サーバ2は、記憶部11、制御部15aを含む。記憶部11は、イメージ格納域12を有する。また、記憶部11には、性能管理テーブル51、代表端末判定テーブル52、グループ管理テーブル53、端末管理テーブル54が格納されている。なお、記憶部11は、サーバ2に内蔵されていてもよいし、外付けタイプであってもよい。
性能管理テーブル51には、ネットワーク5に接続されている端末4の機種毎の性能情報の一部が予め格納されている。代表端末判定テーブル52は、代表端末決定部58が代表端末を決定する場合に用いる作業用テーブルである。グループ管理テーブル53は、図2のグループ管理テーブル13と同様に、ネットワーク5上のグループを管理するために用いられる。端末管理テーブル54は、図2の端末管理テーブル14と同様に、各グループに属する端末(メンバー)を管理するために用いるものである。
制御部15aは、性能情報受信部55、グループ分類部56、ファイル保有テーブル受信部57、代表端末決定部58、バックアップイメージ受信部16として機能する。性能情報受信部55はネットワーク5上の各端末4から性能情報を受信する。グループ分類部56は、受信した性能情報に応じて各端末4をグループに分類する。グループ分類部56は、さらに、グループ分類処理後に、各グループに対してマルチキャストアドレスを割り当てる。
ファイル保有テーブル受信部57は、後述するように、端末4から、ファイル保有テーブル63を受信する。ファイル保有テーブル63は、グループ内のメンバー間で相互に共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、各端末4が有するファイルデータがどれであるかの判定結果を格納するものである。
代表端末決定部58は、各端末4から送信されるファイル保有テーブル63を用いて代表端末判定テーブル52を作成する。代表端末決定部58は、その代表端末判定テーブル52を用いて、グループ毎に、基本イメージ及び差分イメージを含むバックアップイメージの総和が最小となるように、各グループに属する端末4から代表端末を選定する。
バックアップイメージ受信部16は、第1の実施形態と同じである。すなわち、バックアップイメージ受信部16は、図7で説明したように、各グループの代表端末に対して、本実施形態に係るバックアップを実行するように命令をしたり、各端末から送信されたバックアップイメージを取得して、イメージ格納域12に格納したりする。
端末4は、記憶部17、制御部18aを含む。記憶部17は、イメージ格納域61を有する。イメージ格納域61には、記憶部17のフルバックアップイメージを格納したり、代表端末より送信された基本イメージを格納することができる。また、記憶部17には、ファイル属性テーブル62、ファイル保有テーブル63が格納される。
また、記憶部17には、ファイルシステムにより管理されている、バックアップ対象となる、ファイルも格納されている。なお、記憶部17は、端末4に内蔵されていてもよいし、外付けタイプであってもよい。
制御部18aは、第1の実施形態と同様に、バックアップイメージ作成部19、基本イメージ送信部20、基本イメージ受信部21、差分イメージ作成部22、差分イメージ送信部23として機能する。さらに、制御部18aは、ファイル属性テーブル作成部64、ファイル属性共有部65、ファイル保有判定部66、ファイル保有テーブル送信部67として機能する。
ファイル属性テーブル作成部64は、記憶部17に格納されたファイルに基づいて、ファイル属性テーブル62を作成する。ファイル属性テーブル62には、ファイルの属性を示す情報(ファイル属性情報)が格納される。
ファイル属性共有部65は、ファイル属性テーブル62から、他の端末から送信されたファイル属性情報以外のファイル属性情報を抽出し、その抽出したファイル属性情報をマルチキャストで同グループの他のメンバーに送信する。マルチキャストによる送信方法は、図8で説明したものと同様である。これにより、グループ内の各メンバーの有しているファイル属性情報をメンバー間で相互に交換して共有させる。
ファイル保有判定部66は、自端末のファイル属性テーブル62のファイル属性情報と、他の端末と共有したファイル属性情報とを用いて、ファイル保有テーブル63を作成する。ファイル保有テーブル63は、グループ内の各メンバーの有しているファイル属性情報を共有させ、その共有させたファイル属性情報に対応するファイルのうち、自端末で利用しているファイルがどれであるかが判定された結果が格納される。
バックアップイメージ作成部19は、第1の実施形態と同じである。すなわち、バックアップイメージ作成部19は、図7で説明したように、端末4の記憶部17のフルバックアップイメージを作成する。具体的には、バックアップイメージ作成部19は、端末4の記憶部17に格納されたファイルを、ファイルシステムのファイル構造を保ったまま、1つのイメージファイル(フルバックアップイメージ)として、イメージ格納域61に記憶する。
基本イメージ送信部20は、第1の実施形態と同じである。すなわち、基本イメージ送信部20は、図8で説明したように、作成した基本イメージを所定の単位で分割して、その分割した基本イメージを、データブロック単位で、同グループのメンバーにマルチキャストで送信する。
基本イメージ受信部21は、第1の実施形態と同じである。すなわち、基本イメージ受信部21は、図7で説明したように、代表端末から送信された基本イメージを受信する。
差分イメージ作成部22は、第1の実施形態と同じである。すなわち、差分イメージ作成部22は、図7で説明したように、当該端末4自身の記憶部17のフルバックアップイメージと、代表端末から送信された基本イメージとの差分(差分イメージ)をとる。
差分イメージ送信部23は、第1の実施形態と同じである。すなわち、差分イメージ送信部23は、図7で説明したように、差分イメージ作成部22で得られた差分イメージをサーバ2へ送信する。
図10は、第2の実施形態における性能管理テーブルの一例を示す。性能管理テーブル51には、ネットワーク5に接続されている端末4の性能情報が予め格納されている。
性能管理テーブル51は、例えば、「機種名」81、「CPU」82、「メモリ容量」83、「ハードディスク容量」84、「LANドライバ」等のデータ項目を含む。
「機種名」81には、端末4の種類または名称が格納される。「CPU」82には、その機種に搭載されているCPUの種類または名称が格納される。「メモリ容量」83には、その機種に搭載されているメモリ容量が格納されている。「ハードディスク容量」84には、その機種に搭載されているハードディスクドライブの記憶容量が格納されている。「LANドライバ」85には、その機種のLANドライバの種類または名称が格納されている。
図11は、第2の実施形態における代表端末判定テーブルの一例を示す。代表端末判定テーブル52は、各端末4から送信されるファイル保有テーブル63に基づいて、代表端末決定部58によって、グループ単位で作成される。代表端末判定テーブル52は、グループ内のどの端末を代表端末とすれば、グループ内の総バックアップデータが最小となるか判断するためのテーブルである。
代表端末判定テーブル52は、例えば、「ファイル属性情報」91、「端末名(メンバー)」92、「保有数」93、「ファイルサイズ×保有数」94等のデータ項目を含む。「ファイル属性情報」91は、「ファイル名」91aと「ファイルサイズ」91bを含む。代表端末判定テーブル52の詳細については後述する。
図12は、第2の実施形態におけるグループ管理テーブルの一例を示す。グループ管理テーブル53は、例えば「グループ番号」101、「OS名」102、「修正プログラム番号」103、「OSバージョン」104、「マルチキャストアドレス」105、「基本イメージ名」106のデータ項目等を含む。
「グループ番号」101には、ネットワーク5上において分類されたグループを識別する情報が格納される。「OS名」102には、グループ番号で識別されるグループで用いられているOSの名称が格納される。「修正プログラム番号」103には、OSの修正プログラムの名称が格納される。「OSバージョン」104には、OSのバージョンが格納される。「マルチキャストアドレス」105には、グループ番号で特定されるグループに対して割り当てられたマルチキャストアドレスが格納される。「基本イメージ名」106には、グループ番号で特定されるグループの代表端末の基本イメージを識別する情報が格納される。
図13は、第2の実施形態における端末管理テーブルの一例を示す。端末管理テーブル54は、例えば、「端末番号」111、「機種名」112、「グループ番号」113、「IPアドレス」114、「差分イメージ名」115等のデータ項目を含む。
「端末番号」111には、各端末4を識別する情報が格納される。「端末番号」112には、各端末4の機種名が格納される。「グループ番号」113には、各端末4が属するグループのグループ番号が格納される。「IPアドレス」114には、端末のIP(Internet Protocol)アドレスが格納される。「差分イメージ名」115には、差分イメージを識別する情報が格納される。なお、端末4が代表端末である場合には、その端末4は差分イメージを作成しないから、「差分イメージ名」115には差分イメージ名は格納されない。
図14は、第2の実施形態におけるファイル属性テーブルの一例を示す。ファイル属性テーブル62は、記憶部17に格納される。ファイル属性テーブル62には、ファイルシステムで管理されているファイルの属性情報(ファイル属性情報)が格納される。
ファイル属性テーブル62は、例えば、「ファイル名」121、「ファイルサイズ」122、「更新日」123、「CRC値」124等のデータ項目を含む。CRCは、Cyclic Redundancy Check(巡回冗長検査)の略称である。
「ファイル名」121には、ファイルの名称が格納される。「ファイルサイズ」122には、ファイルのサイズ(Byte)が格納される。「更新日」123には、ファイルの更新日が格納される。CRC値には、各端末4において、各ファイルより生成された、誤り検出のためのCRC値が格納される。
図15は、第2の実施形態におけるファイル保有テーブルの一例を示す。ファイル保有テーブル63は、グループ内に存在するファイルのうち、どのファイルが自端末の有しているファイルであるかを判定するために用いられる。
ファイル保有テーブル63は、例えば、「ファイル名」131、「ファイルサイズ」132、「保有フラグ」133等のデータ項目を含む。「ファイル名」131には、ファイルの名称が格納される。「ファイルサイズ」132には、ファイルのサイズが格納される。
「保有フラグ」133には、自端末の記憶部17に格納されているファイルについては、「〇」が格納される。また、他の端末より送信されたファイルと同一のファイルが、自端末の記憶部17に存在しない場合には、「保有フラグ」133には「×」が格納される。なお、他の端末より送信されたファイルと同一のファイルが、自端末の記憶部17に存在する場合、「保有フラグ」133には、既に「〇」が格納されている。
図16は、第2の実施形態におけるバックアップシステムの処理の一例を示す。まずは、サーバ2は、ネットワーク5上の端末4から性能情報を取得し、その性能情報に応じて、端末4をグループに分類する(S41)。それから、サーバ2は、各グループの端末4(メンバー)にグループ単位でマルチキャストアドレスを割り当てる。S41の処理の詳細については、図17で説明する。
次に、各グループにおいて、各メンバーは、保持しているファイルに基づいて、ファイル属性情報を生成する。各メンバーは、そのファイル属性情報をメンバー相互間で交換して、各メンバーが有するファイル属性情報を共有する。各メンバーは、その共有したファイル属性情報から、自身が有しているファイルと自身が有していないファイルとを判定する。各メンバーは、その判定結果を格納したファイル保有テーブル63をサーバ2へ送信する。サーバ2は、各端末4から送信されたファイル保有テーブル63に基づいて、グループ単位で、代表端末判定テーブル52を作成する。サーバ2は、代表端末判定テーブル52を用いて、グループ毎に、基本イメージ及び差分イメージを含むバックアップイメージの総和が最小となるように、グループ内のメンバーから代表端末を選定する(S42)。S42の処理の詳細については、図19で説明する。
サーバ2は、所定のタイミングで、またはユーザからの指示により、各グループの代表端末に対して、バックアップ命令を通知する。これにより、本実施形態のバックアップ処理が実行される(S5)。S5の処理については、第1の実施形態(図7)と同様であるので、その説明を省略する。
図17は、第2の実施形態における端末をグループ化する処理フローを示す。本フローは、図16のS41の処理の詳細を示す。
まず、サーバ2では、制御部15aは、各端末4と通信を行って、サーバ2と各端末4との間の通信速度を計測する(S51)。それから、性能情報受信部55は、ネットワーク5に接続された全端末4に対して、性能情報を送信するように要求情報を送信する(S52)。各端末4は、その要求情報を受けると、自身の性能情報をサーバ2に送信する(S53)。
グループ分類部56は、各端末4から送られた性能情報を用いて、端末4をグループに分類する(S54)。このとき、グループ分類部56は、グループ管理テーブル53及び端末管理テーブル54を作成する。ここで、グループ管理テーブル53の「グループ番号」101、「OS名」102、「修正プログラム番号」103、「バージョン」104に値がセットされる。また、端末管理テーブル54の「端末番号」111、「機種名」112、「グループ番号」113に値がセットされる。S54の処理の詳細については、図19を用いて説明する。
次に、グループ分類部56は、各グループに、マルチキャストアドレスを割り当てる。そして、グループ分類部56は、グループ管理テーブル53及び端末管理テーブル54を用いて、各グループに属する端末(メンバー)を特定する。それから、グループ分類部56は、各グループの端末4をマルチキャストのグループのメンバーとして設定する。グループ分類部56は、グループ毎に割り当てたマルチキャストアドレスを、グループ管理テーブル53の「マルチキャストアドレス」105に設定する(S55)。
ここで、マルチキャスト設定の一例として、グループ分類部56は、グループ管理テーブル53及び端末管理テーブル54に基づいて、各グループの各端末4に対し、そのグループに対応するマルチキャストアドレスを通知する。各端末4は、スイッチ3に対して、IGMPを用いて、通知されたマルチキャストアドレスのグループへの参加要求情報(join)を送信する。これにより、各端末4は、通知されたマルチキャストアドレスのグループに参加することができる。このようにして、各グループの各メンバーにマルチキャストアドレスが設定される(S56)。
また、マルチキャスト設定の他の例として、グループ管理テーブル53及び端末管理テーブル54に基づいて、サーバ2がMADCAPを用いて、各グループの各メンバーに動的にマルチキャストアドレスを割り当てるようにしてもよい。なお、マルチキャストの設定は上記方法に限定されず、様々なプロトコルや方法を用いて、マルチキャストの設定を行ってもよい。
図18は、グループ分類処理を説明するための図である。図19は、グループ分類処理(S54)の詳細を示す。本実施形態におけるグループ分類処理は、第1の実施形態において手動で行ったグループ分類を自動で行う。すなわち、(i)OS、(ii)修正プログラム及びOSのバージョン、(iii)処理能力の順で、端末4をグループ化する。以下では、図18を用いて、図19のグループ分類処理を説明する。
まず、性能情報受信部55は、各端末4から送られた性能情報を取得する(S61)。このとき、性能情報受信部55は、各端末4のIPアドレスも各端末4から取得する。
グループ分類部56は、その端末4の性能情報をOS毎に分類する(S62)。性能情報に、修正プログラム番号及びOSのバージョンに関する情報がない場合、図18に示すように、上記(i)の分類処理により、グループ141,143,144が得られる。
次に、グループ分類部56は、OS毎に分類した端末の性能情報を、さらに、修正プログラム及びOSのバージョン毎に分類する(S63)。これにより、図18に示すように、上記(ii)の分類処理により、グループ145,146が得られる。
さらに、グループ分類部56は、分類した端末の性能情報から、処理能力の低い端末の性能情報を除き、その除いた端末の性能情報を、別グループにする(S64)。これにより、グループ分類部56は、図18において、グループ143から処理能力の低い端末を、上記(iii)の分類処理により、グループ142として独立させることができる。
ここで、分類した端末の性能情報から、処理能力の低い端末の性能情報を除く方法としては、例えば、図17のS51で計測した各端末の通信速度を用いる方法がある。具体的には、例えば、グループ分類部56は、各グループの通信速度の平均μと標準偏差σを算出し、通信速度がμ±σ、μ±2σ、またはμ±3σの範囲内にあるかどうかを判定する。その判定の結果、グループ分類部56は、その範囲外の通信速度を有する端末を、当該グループから除くようにしてもよい。
なお、分類した端末の性能情報から、処理能力の低い端末の性能情報を除く他の方法としては、例えば、メモリ容量、ハードディスク容量を用いる方法を採用してもよい。具体的には、例えば、グループ分類部56は、グループ内の各端末のメモリ容量またはハードディスク容量の平均μと標準偏差σを算出し、容量がμ±σ、μ±2σ、またはμ±3σの範囲内にあるかどうかを判定する。その判定の結果、グループ分類部56は、その範囲外の通信速度を有する端末を、当該グループから除くようにしてもよい。このとき、グループ分類部56は、各端末のメモリ容量またはハードディスク容量を、性能情報として各端末から取得してもよいし、機種名をキーとして性能管理テーブル51から取得してもよい。
または、分類した端末の性能情報から、処理能力の低い端末の性能情報を除く他の方法としては、例えば、性能管理テーブル51を用いる方法を採用してもよい。例えば、性能管理テーブル51に機種の処理能力が低い端末であることを示す情報が予め登録されているとする。そして、グループ分類部56は、分類した各端末を、性能管理テーブル51と照合する。照合の結果、その端末が処理能力の低い端末である場合には、グループ分類部56は、その端末をそのグループから除くようにしてもよい。
グループ分類部56は、分類した端末を、グループ管理テーブル53、端末管理テーブル54に登録する(S65)。すなわち、グループ分類部56は、分類の結果、形成されたグループそれぞれに、一意の番号(グループ番号)を付与する。グループ分類部56は、グループ化した性能情報のグループ番号、OS名、修正プログラム番号、OSのバージョンをグループ管理テーブル53に登録する。また、グループ分類部56は、各グループを形成する端末(メンバー)の端末番号、機種名、その端末が属するグループのグループ番号、その端末のIPアドレスを端末管理テーブル54に登録する。
図20A及び図20Bは、第2の実施形態における代表端末選定処理(S42)のフローを示す。サーバ2の制御部15aは、ネットワーク5上の全端末4に、代表端末選定命令を送信する(S71)。
各端末4は、代表端末選定命令を受信すると、各端末4のファイル属性テーブル作成部64は、記憶部17に格納されたファイルに基づいて、ファイル属性テーブル62を作成する。ファイル属性テーブル62には、ファイルの属性を示す情報(ファイル属性情報)が格納されている。ファイル属性テーブル作成部64は、ファイル属性テーブル62のファイル属性情報を、ファイルサイズ順にソートする(S72)。
サーバ2では、制御部15aは、各端末4からファイル属性テーブル62の作成が終了したことを示す通知を受ける。すると、制御部15aは、グループ毎に、端末管理テーブル54の端末情報をIPアドレスの小さい順にソートする。
制御部15aは、各グループにおいて、未処理の端末のうち、最小のIPアドレスの端末が存在するかを判定する(S73)。ここで、未処理の端末とは、まだS75−S81の処理がされていない端末をいう。未処理の端末のうち、最小のIPアドレスの端末が存在する場合、制御部15aは、グループ毎に、その最小のIPアドレスの端末4を、処理対象端末(対象端末)として選択する(S74)。制御部15aは、グループ毎に選択した端末に対して対象端末であること及び対象端末が属するグループのマルチキャストアドレスを通知する。このとき、グループ内において、その選択した対象端末がk台目(k:整数)である場合、制御部15aは、その対象端末に対して、k台目の対象端末であることも通知する。
対象端末は、グループ内においてk台目の対象端末であること及び対象端末が属するグループのマルチキャストアドレスを示す通知を受ける。このとき、グループ内において、その選択した対象端末が1台目(k=1)である場合(S75で「Yes」)、対象端末のファイル属性共有部65は、自身のファイル属性テーブル62から全てのファイル属性情報を抽出する(S77)。
S75において、その選択した対象端末が2台目以降(k≧2)である場合(S75で「No」)、対象端末のファイル属性共有部65は、次の処理を行う。すなわち、対象端末のファイル属性共有部65は、自身のファイル属性テーブル62から、これまでに受信した他のメンバーのファイルと異なるファイル属性情報を抽出する(S76)。
次に、対象端末のファイル属性共有部65は、S76またはS77で抽出したファイル属性情報を、通知されたマルチキャストアドレスを用いて、グループ内の全メンバーに対してマルチキャスト送信する(S78)。マルチキャスト送信処理は、図8で説明した処理と同様のフローでマルチキャスト送信を行う。このとき、対象端末もマルチキャストアドレスのメンバーなので、自身が送信したファイル属性情報が自身に対しても送信されるが、例えば、自身に対して送信されたファイル属性情報は受信後に削除されるようにしてもよい。また、例えば、マルチキャスト送信する前に、次の処理を行ってもよい。すなわち、対象端末は、IGMPを用いてスイッチ3に離脱要求情報を送信し、一時的にマルチキャストアドレスのメンバーから離脱する。マルチキャスト送信後に、対象端末は、スイッチ3に対して、IGMPを用いて、離脱したマルチキャストアドレスのグループへの参加要求情報(join)を送信する。これにより、当該グループに再参加するようにしてもよい。また、例えば、IGMPによる送信元のフィルタ機能が使用できる場合には、マルチキャスト送信の送信元が対象端末自身である場合には受信できないようにフィルタ機能を設定してもよい。
次に、対象端末以外の、各メンバーのファイル保有判定部66は、ファイル保有テーブル63を作成する(S79)。まず、ファイル保有判定部66は、各メンバー自身が作成した自己のファイル属性テーブル62に含まれる各ファイル属性情報のファイル名、ファイルサイズを、ファイル保有テーブル63に登録する。ファイル保有判定部66は、ファイル保有テーブル63において、その登録したファイル属性情報に対応する「保有フラグ」133に「〇」を登録する。
それから、ファイル保有判定部66は、各メンバー自身が作成したファイル属性テーブル62に含まれる各ファイル属性情報と、S78で受信した他のメンバーの各ファイル属性情報とを比較する。具体的には、ファイル属性情報のファイル名、ファイルサイズ、更新日、及びCRC値を比較する。比較の結果、ファイル属性情報が一致しない場合、すなわち、受信した他のメンバーのファイル属性情報が自己のファイル属性テーブル62にない場合、ファイル保有判定部66は、次の処理を行う。すなわち、ファイル保有判定部66は、ファイル属性テーブル62にないそのファイル属性情報のファイル名、ファイルサイズをファイル保有テーブル63に登録し、「保有フラグ」133に「×」を登録する。一方、比較の結果、ファイル属性情報が一致する場合、受信した他のメンバーのファイル属性情報が自己のファイル属性テーブル62に既に存在している。このとき、ファイル保有テーブル63にも既にそのファイル属性情報のファイル名、ファイルサイズ、保有フラグが登録されている。S79の処理については、図21を用いて詳述する。
各メンバーのファイル保有判定部66は、ファイル保有テーブル63の作成処理終了を対象端末に通知する(S80)。グループ内の全メンバーからS80の通知を受信したら、対象端末は、サーバ2に、自己の処理終了を通知する(S81)。
すると、サーバ2において、制御部15aは、S73、S74の処理を行い、グループ内の全メンバーにおいてS75−S81の処理が繰り返し行われる。ここで、S79の処理について説明する。
図21は、第2の実施形態における各メンバーのファイル保有テーブルの作成・更新を説明するための図である。図21の最上段に、グループ内のメンバーである端末h,n,n+1,n+2,n+3,n+4それぞれの、ファイル属性情報(説明の都合上、ファイル名のみが表示されている)が示されている。すなわち、端末hは、「ファイル1」、「ファイル2」、「ファイル3」のファイル属性情報を有する。端末nは、「ファイル1」、「ファイル4」、「ファイル5」、「ファイル6」のファイル属性情報を有する。端末n+1は、「ファイル1」、「ファイル2」、「ファイル3」、「ファイル5」、「ファイル6」、「ファイル7」のファイル属性情報を有する。端末n+2は、「ファイル3」、「ファイル5」、「ファイル6」、「ファイル8」のファイル属性情報を有する。端末n+3は、「ファイル2」、「ファイル3」、「ファイル6」、「ファイル7」、「ファイル8」のファイル属性情報を有する。端末n+4は、「ファイル1」、「ファイル2」、「ファイル4」、「ファイル5」、「ファイル6」のファイル属性情報を有する。
図21において、(1)−(6)は、グループ内の各メンバーのファイル保有テーブル63の作成・更新の過程を示す。なお、説明の都合上、ファイル保有テーブル63は、ファイル名(番号のみ)と保有フラグのみが表示されている。また、端末は、h,n,n+1,n+2,n+3,n+4の順で対象端末を担当するものとする。
まず、図21の(1)に示すように、端末hが対象端末である場合、対象端末hは、自身のファイル属性テーブルから全てのファイル1,2,3のファイル属性情報を抽出し、抽出したファイル1,2,3のファイル属性情報をマルチキャストで送信する。すると、例えば、端末nは、自身が保有しているファイル1,4,5,6について、ファイル保有テーブル63の保有フラグを「○」にセットする。それから、端末nは、対象端末hから受信したファイル1,2,3のファイル属性情報のうち、自身が保有していないファイル3,4についてファイル保有テーブル63にレコードを追加し、その保有フラグを「×」にセットする。他の端末n+1,n+2,n+3,n+4も同様に、処理を行う。
次に、図21の(2)に示すように、端末nが対象端末である場合、対象端末nは、次の処理を行う。すなわち、対象端末nは、自身のファイル属性テーブル62から、これまでに受信した他のメンバーのファイル属性情報(ファイル1−3)と異なるファイル属性情報であるファイル4,5,6のファイル属性情報を抽出する。対象端末nは、抽出したファイル4,5,6のファイル属性情報をマルチキャストで送信する。すると、例えば、端末n+1は、対象端末nから受信したファイル4,5,6のファイル属性情報のうち、自身が保有していないファイル4についてファイル保有テーブル63にレコードを追加し、その保有フラグを「×」にセットする。他の端末h,n+2,n+3,n+4も同様に、処理を行う。なお、前回、対象端末であった端末hについては、ファイル保有テーブル63を作成していなかったので、今回新たに作成される。
次に、図21の(3)に示すように、端末n+1が対象端末である場合、対象端末n+1は、次の処理を行う。すなわち、対象端末n+1は、自身のファイル属性テーブル62から、これまでに受信した他のメンバーのファイル属性情報(ファイル1−6)と異なるファイル属性情報であるファイル7のファイル属性情報を抽出する。対象端末n+1は、抽出したファイル7のファイル属性情報をマルチキャストで送信する。すると、例えば、端末n+2は、対象端末n+1から受信したファイル7のファイル属性情報を有していないから、ファイル7についてファイル保有テーブル63にレコードを追加し、その保有フラグを「×」にセットする。他の端末h,n,n+3,n+4も同様に、処理を行う。
次に、図21の(4)に示すように、端末n+2が対象端末である場合、対象端末n+2は、次の処理を行う。すなわち、対象端末n+2は、自身のファイル属性テーブル62から、これまでに受信した他のメンバーのファイル属性情報(ファイル1−7)と異なるファイル属性情報であるファイル8のファイル属性情報を抽出する。対象端末n+2は、抽出したファイル8のファイル属性情報をマルチキャストで送信する。すると、例えば、端末n+3は、対象端末n+1から受信したファイル8のファイル属性情報のを有しているから、ファイル保有テーブル63の更新を行わない。他の端末h,n,n+1,n+4も同様に、処理を行う。
次に、図21の(5)に示すように、端末n+3及びn+4がそれぞれ対象端末になった場合、端末n+3及びn+4が保有するファイル属性情報は、これまでに受信したファイル属性情報と相違するものがない。したがって、対象端末n+3及びn+4は、自身のファイル属性情報の送信を行わない。
グループ内の全メンバーが対象端末としての処理が終了した後、各メンバーのファイル保有テーブル63は、図21の(6)に示すように更新されている。それでは、再び、図20A及び図20Bの説明に戻る。
各グループにおいて、未処理の端末が存在しなくなった場合(S73で「No」)、制御部15aは、全端末4へ各自のファイル保有テーブル63を送信するように要求情報を送信する(S82)。各端末4のファイル保有テーブル送信部67は、その要求情報を受信すると、ファイル保有テーブル63をサーバ2に送信する(S83)。
サーバ2のファイル保有テーブル受信部57は、各端末4から送られたファイル保有テーブル63を受信する。代表端末決定部58は、各端末4から送られたファイル保有テーブル63から、グループ毎に代表端末判定テーブル52を作成する(S84)。たとえば、あるグループのメンバーから送信されたファイル保有テーブル63が図21の(6)で示す内容である場合、代表端末決定部58は、次の処理を行う。すなわち、代表端末決定部58は、各端末4から送られたファイル保有テーブル63を、ファイル名を用いて結合させて、図11に示すような代表端末判定テーブル52を生成する。
このとき、代表端末判定テーブル52の「ファイル名」91aには、グループ内で共有されたファイル属性情報のファイル名が格納される。「ファイルサイズ」91bには、「ファイル名」91aに格納されたファイルに対応するファイルサイズが格納される。「端末名(メンバー)」92には、グループ内のメンバーの端末名と、その端末より送信されたファイル保有テーブル63の「保有フラグ」133の内容が、ファイル名に対応付けられて格納される。
「保有数」93には、そのファイルを保有している端末の数が格納される。例えば、ファイル1について、保有フラグの「〇」の数を数えると、端末h,n,n+1,n+4で示される4台の端末がファイル1を有している。したがって、「保有数」93には、「4」が格納される。
「ファイルサイズ×保有数」94には、「ファイルサイズ」91bに格納された値に、「保有数」93に格納された値を乗じた値が格納される。
次に、代表端末決定部58は、代表端末判定テーブル52を用いて、代表端末を決定する(S85)。これについては、図22を用いて説明する。
なお、代表端末の決定後、図16のS5の処理、具体的には、S7のS14において、代表端末がマルチキャストで基本イメージを送信しても、自身に対してもその基本イメージが送信されることがないように、制御部15aは対処してもよい。すなわち、制御部15aは、第1の実施形態で説明したように、代表端末として決定された端末に対して、IGMPを用いてスイッチ3に離脱要求情報を送信し、マルチキャストアドレスのメンバーから離脱するように命令情報を送信してもよい。ただし、S7のS14において、IGMPによる送信元のフィルタ機能を用いる場合には、代表端末として決定された端末は、マルチキャストアドレスのメンバーから離脱しなくてもよい。すなわち、S7のS14において、マルチキャスト送信の送信元が代表端末自身である場合には、IGMPによる送信元のフィルタ機能を用いて受信できないようにしてもよい。また、制御部15aは、グループ管理テーブル53及び端末管理テーブル54に基づいて、MADCAPを用いて、各グループの各メンバーに動的にマルチキャストアドレスを割り当てるようにしてもよい。
これにより、S42の処理が終了する。
図22は、第2の実施形態における代表端末判定テーブル52を用いて代表端末を決定する方法について説明するための図である。ここで、ファイル名をi、ファイルサイズをsi,グループ内のメンバー(端末)をj、保有数をriで表す。また、「端末名(メンバー)」92における保有フラグを式(1)に示すように、Bijで表す。
すると、バックアップデータ総量は、式(2)で表される。ここで、以下の式において、「m」はメンバー数を示す。
式(2)の前半の項は、例えば、j=n+4の場合、図22の代表端末判定テーブル52上において、破線で囲んだ部分のファイルサイズの合計を示す。式(2)の後半の項は、例えば、j=n+4の場合、図22の代表端末判定テーブル52上において、実線で囲んだ部分のファイルサイズの合計を示す。
式(2)を展開すると、式(3)が得られる。
式(3)の前半の項は、全てのファイルをバックアップした場合の総量Tを示す。式(3)の後半の項は、メンバー間において重複しているファイルのデータ総量(重複データ総量Dj)を示す。Djが最大となれば、総バックアップデータ量が最小となる。よって、Djが最大となるjが代表端末として最適である。例えば、図22の代表端末判定テーブル52では、重複データ総量Dn+4が147と最大なのは端末(n+4)であるので、代表端末決定部58は、端末(n+4)を代表端末として選択する。
このように、各メンバーの保有する全ファイル属性情報がメンバー間で相互にマルチキャスト送信されて、メンバー相互間で共有される。各メンバーは、共有されたファイル属性情報のうち各メンバーが保有するファイルがどれかを判定する処理を行う。サーバは、その判定結果を各メンバーから取得し、全メンバーのバックアップデータを合計したときに、重複データの量が最も多い代表端末を決定することができる。なお、S42の処理は、例えば、端末4を使用しない時間帯に行うようにするのが好ましい。
図23は、サーバ2または端末4のハードウェア環境の構成ブロック図である。サーバ2または端末4は、CPU152、ROM153、RAM156、通信I/F154、記憶装置157、出力I/F151、入力I/F155、読み取り装置158、バス159、出力機器161、入力機器162によって構成されている。
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス159には、CPU152、ROM153、RAM156、通信I/F154、記憶装置157、出力I/F151、入力I/F155、及び読み取り装置158が接続されている。読み取り装置158は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。出力機器161は、出力I/F151に接続されている。入力機器162は、入力I/F155に接続にされている。
記憶装置157としては、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ装置、磁気ディスク装置など様々な形式の記憶装置を使用することができる。
記憶装置157またはROM153には、例えば、上記第1または第2の実施形態で説明した処理を実現するサーバ2側のプログラムまたは端末4側のプログラムが格納されている。また、記憶部11としての記憶装置157またはROM153は、イメージ格納域12、性能管理テーブル51、代表端末判定テーブル52、グループ管理テーブル53、端末管理テーブル54等を含む。記憶部17としての記憶装置157またはROM153は、イメージ格納域61、ファイル属性テーブル62、ファイル保有テーブル63、ファイル等を含む。
CPU152は、記憶装置157等に格納した上記第1または第2の実施形態で説明した処理を実現するプログラムを読み出し、当該プログラムを実行する。具体的には、CPU152は、当該プログラムを実行することにより、制御部15,15a,18,18aとして機能する。
第1または第2の実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワーク160、および通信I/F154を介して、例えば記憶装置157に格納してもよい。また、第1または第2の実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読み取り装置158にセットされて、CPU152によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置など様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読み取り装置158によって読み取られる。
また、入力機器162には、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネルなどを用いることが可能である。また、出力機器161には、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどを用いることが可能である。また、ネットワーク160は、インターネット、LAN、WAN、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、さらに次の効果を得ることができる。すなわち、グループ内において、重複データ総量Djが最大となる端末が代表端末として選択されるので、バックアップシステム1全体としてバックアップデータの総量が低減される。その結果、バックアップシステム1は、バックアップデータ送信のためのデータ伝送量を低減させることができる。また、サーバ2へ送信するデータ量、サーバ2が記憶するデータ量が低減することより、サーバ2の処理の負担が低減するので、サーバ2への一極集中的な負荷を低減させることができる。また、複数の端末間で共通なデータの転送がより不要になるので、全端末のバックアップに必要な時間を短縮することができる。
以上より、情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムは、以下の処理を情報処理端末に実行させる。情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、一例としてS13に示すように、第1端末は第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを情報処理装置に送信する。それと共に、第1端末は、一例としてS14に示すように、第1端末以外の情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する。情報処理端末が第2端末である場合、一例としてS17に示すように、第2端末は、差分イメージを取得する。差分イメージは、第1端末から送信された第1バックアップイメージと、第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である。第2端末は、一例としてS18に示すように、差分イメージを、情報処理装置に送信する。
このように構成することにより、サーバとネットワークに対する負荷、及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減することができる。
また、バックアッププログラムは、さらに、以下の処理を情報処理端末に実行させる。情報処理端末は、一例としてS72に示すように、記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を取得する。情報処理端末は、一例として、S78に示すように、他の情報処理端末へ全てのファイルデータの属性情報を送信する。それと共に、情報処理端末は、一例としてS78に示すように、他の情報処理端末の記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を受信する。これにより、情報処理端末は、情報処理端末間で相互にファイルデータの属性情報を共有する。情報処理端末は、一例としてS79に示すように、共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、情報処理端末自身が有するファイルデータがどれであるかの判定を行う。情報処理端末は、一例としてS83に示すように、判定した結果を情報処理装置へ送信する。
このように構成することにより、サーバへファイル保有テーブルを送信することができる。
また、第1バックアップイメージの送信において、情報処理端末が任意のグループに分類された複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、第1端末は、一例としてS13−S14に示すように、次の処理を行う。すなわち、第1端末は、記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを情報処理装置に送信する。それと共に、第1端末は、グループと同一のグループに分類された、第1端末以外の情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する。
また、各情報処理端末とネットワークを介して接続された情報処理装置に、該情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御処理を実行させるバックアッププログラムは、以下の処理を情報処理装置に実行させる。
情報処理装置は、一例としてS84に示すように、判定結果を各情報処理端末から受信する。ここで、判定結果とは、グループ内の情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち各情報処理端末が有するファイルデータがどれであるかが判定されたものである。情報処理装置は、一例としてS84−S85に示すように、受信した判定結果を用いて、グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、グループ内のいずれかの情報処理端末を第1端末として決定する。情報処理装置は、一例としてS13に示すように、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信する。さらに、情報処理装置は、一例としてS19に示すように、第1端末の属するグループに分類された、第1端末以外の情報処理装置である第2端末から、差分イメージを受信する。差分イメージとは、第1端末から第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である。情報処理装置は、一例としてS19に示すように、第1バックアップイメージと差分イメージを記憶部に格納する。
このように構成することにより、サーバとネットワークに対する負荷、バックアップ全体のデータ量、及びバックアップ処理全体にかかる時間を軽減することができる。
また、情報処理装置は、一例として、S54(S61)に示すように、各情報処理端末から各情報処理端末の性能情報を取得する。情報処理装置は、一例としてS54(S62−S64)に示すように、性能情報に応じて各情報処理端末をグループに分類する。性能情報は、情報処理端末で用いられているオペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報を含む。一例としてS62−S63に示すように、情報処理装置は、オペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、およびオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報に基づいて、各情報処理端末をグループに分類する。
このように構成することにより、端末の処理能力に応じて、グループに分類することができる。
また、情報処理端末をグループに分類する場合、情報処理装置は、一例として、S64に示すように、分類した情報処理端末を、さらに、通信速度に応じて分類する。
このように構成することにより、分類した端末の性能情報から、処理能力の低い端末の性能情報を除き、その除いた性能情報に対応する端末を別グループにすることができる。
また、一例としてS85に示すように、各情報処理端末から受信した判定結果を用いて、情報処理装置は、グループ内の各情報処理端末で重複して保有されたファイルデータのうち、保有するファイルのデータ量が最も大きい情報処理端末を第1端末として決定する。
このように構成することにより、全メンバーのバックアップデータを合計したときに、重複データの量が最も多くなる代表端末を決定することができる。これにより、グループ単位で差分バックアップを行う場合、グループ内での総バックアップデータ量を最小にすることができる。
なお、本明細書で説明した技術は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、当該技術の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムであって、
前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信し、
前記情報処理端末が前記第2端末である場合、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する
処理を情報処理端末に実行させるバックアッププログラム。
(付記2)
前記バックアッププログラムは、さらに、
前記記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を取得し、
他の前記情報処理端末へ全ての前記ファイルデータの属性情報を送信すると共に、該他の情報処理端末の記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を受信して、前記情報処理端末間で相互に全ての前記ファイルデータの属性情報を共有し、
全ての前記共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、当該情報処理端末自身が有する前記ファイルデータがどれであるかの判定を行い、
前記判定した結果を前記情報処理装置へ送信する
処理を情報処理端末に実行させることを特徴とする付記1に記載のバックアッププログラム。
(付記3)
前記第1バックアップイメージの送信において、前記情報処理端末が任意のグループに分類された複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記グループと同一のグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する
処理を情報処理端末に実行させることを特徴とする付記1に記載のバックアッププログラム。
(付記4)
情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムであって、
複数の前記情報処理端末のうち第1端末から、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、
前記受信した第1バックアップイメージと、前記複数の情報処理端末のうち第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する
処理を情報処理端末に実行させるバックアッププログラム。
(付記5)
各情報処理端末とネットワークを介して接続された情報処理装置に、該情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御処理を実行させるバックアッププログラムであって、
任意のグループに分類された前記情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち前記各情報処理端末が有する前記ファイルデータがどれであるかが判定された判定結果を前記各情報処理端末から受信し、
前記受信した判定結果を用いて、前記グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、前記グループ内のいずれかの前記情報処理端末を第1端末として決定し、
前記第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、前記第1端末の属するグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末から、前記第1端末から該第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、該第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを受信し、
前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを記憶部に格納する
処理を情報処理装置に実行させることを特徴とするバックアッププログラム。
(付記6)
前記各情報処理端末から該各情報処理端末の性能情報を取得し、
前記性能情報に応じて該各情報処理端末をグループに分類し、
前記性能情報は、前記情報処理端末で用いられているオペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報を含み、
前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記オペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報に基づいて、前記各情報処理端末をグループに分類する
ことを特徴とする付記5に記載のバックアッププログラム。
(付記7)
前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記分類した情報処理端末を、さらに、通信速度に応じて分類する
ことを特徴とする付記6に記載のバックアッププログラム。
(付記8)
前記第1端末を決定する場合、前記各情報処理端末から受信した判定結果を用いて、前記グループ内の各情報処理端末で重複して保有されたファイルデータのうち、保有するファイルのデータ量が最も大きい情報処理端末を前記第1端末として決定する
ことを特徴とする付記5に記載のバックアッププログラム。
(付記9)
情報処理装置とネットワークを介して接続され、記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを行う情報処理端末であって、
前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する第1バックアップイメージ送信部と、
前記情報処理端末が前記第2端末である場合、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出する差分イメージ作成部と、
前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する差分イメージ送信部と、
を備えることを特徴とする情報処理端末。
(付記10)
前記情報端末装置は、さらに、
前記記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を取得するファイル属性取得部と、
他の前記情報処理端末へ全ての前記ファイルデータの属性情報を送信すると共に、該他の情報処理端末の記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を受信して、前記情報処理端末間で相互に全ての前記ファイルデータの属性情報を共有する共有部と、
全ての前記共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、当該情報処理端末自身が有する前記ファイルデータがどれであるかの判定を行う判定部と、
前記判定した結果を前記情報処理装置へ送信する判定結果送信部と、
を備えることを特徴とする付記9に記載の情報処理端末。
(付記11)
情報処理装置とネットワークを介して接続され、記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを行う情報処理端末であって、
複数の前記情報処理端末のうち第1端末から、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信する受信部と、
前記受信した第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出する差分イメージ作成部と、
前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する差分イメージ送信部と、
を備えることを特徴とする情報処理端末。
(付記12)
情報処理端末とネットワークを介して接続され、該情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御を行う情報処理装置であって、
任意のグループに分類された前記情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち前記各情報処理端末が有する前記ファイルデータがどれであるかが判定された判定結果を前記各情報処理端末から受信する判定結果受信部と、
前記受信した判定結果を用いて、前記グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、前記グループ内のいずれかの前記情報処理端末を第1端末として決定する決定部と、
前記第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、前記第1端末の属するグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末から、前記第1端末から該第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、該第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを受信するイメージ受信部と、
前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを格納する記憶部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記13)
前記情報処理装置は、さらに、
前記各情報処理端末から該各情報処理端末の性能情報を受信する性能情報受信部と、
該受信した性能情報に応じて該各情報処理端末をグループに分類するグループ分類部と、
を備え、
前記性能情報は、前記情報処理端末で用いられているオペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報を含み、
前記グループ分類部は、前記オペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報に基づいて、前記各情報処理端末をグループに分類する
ことを特徴とする付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記グループ分類部は、前記分類した情報処理端末を、さらに、通信速度に応じて分類する
ことを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記決定部は、前記各情報処理端末から取得した判定結果を用いて、前記グループ内の情報処理端末相互で重複して保有されたファイルデータのうち、保有するファイルのデータ量が最も大きい情報処理端末を前記第1端末として決定する
ことを特徴とする付記12に記載の情報処理装置。
(付記16)
情報処理装置と、ネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末とを含むバックアップシステムのバックアップ方法であって、
前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末は、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信し、
前記情報処理端末が前記第2端末である場合、該第2端末は、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、受信した前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを記憶部に格納する
ことを特徴とするバックアップ方法。
(付記17)
前記バックアップ方法は、さらに、
前記情報処理端末は、
前記記憶部に格納された前記全てのファイルデータの属性情報を取得し、
前記グループ内の他の前記情報処理端末へ前記全てのファイルデータの属性情報を送信すると共に、該他の情報処理端末の記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を受信して、前記情報処理端末間で相互に前記ファイルデータの属性情報を共有し、
前記共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、当該情報処理端末自身が有する前記ファイルデータがどれであるかの判定を行い、
前記判定した結果を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記各情報処理端末から前記判定結果を受信し、
前記受信した判定結果を用いて、前記グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、前記グループ内のいずれかの前記情報処理端末を第1端末として決定する
ことを特徴とする付記17に記載のバックアップ方法。
(付記18)
前記情報処理装置は、
前記各情報処理端末から該各情報処理端末の性能情報を取得し、
前記性能情報に応じて該各情報処理端末をグループに分類し、
前記性能情報は、前記情報処理端末で用いられているオペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報を含み、
前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記情報処理装置は、前記オペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報に基づいて、前記各情報処理端末をグループに分類する
ことを特徴とする付記17に記載のバックアップ方法。
(付記19)
前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記情報処理装置は、前記分類した情報処理端末を、さらに、通信速度に応じて分類する
ことを特徴とする付記18に記載のバックアッププログラム。
(付記20)
前記第1端末を決定する場合、前記情報処理装置は、前記各情報処理端末から受信した判定結果を用いて、前記グループ内の各情報処理端末で重複して保有されたファイルデータのうち、保有するファイルのデータ量が最も大きい情報処理端末を前記第1端末として決定する
ことを特徴とする付記19に記載のバックアップ方法。
1 バックアップシステム
2 サーバ
3 スイッチ
4 端末
5 ネットワーク
11 記憶部
12 イメージ格納域
13 グループ管理テーブル
14 端末管理テーブル
15,15a 制御部
16 バックアップイメージ受信部
17 記憶部
18,18a 制御部
19 バックアップイメージ作成部
20 基本イメージ送信部
21 基本イメージ受信部
22 差分イメージ作成部
23 差分イメージ送信部
51 性能管理テーブル
52 代表端末判定テーブル
53 グループ管理テーブル
54 端末管理テーブル
55 性能情報受信部
56 グループ分類部
57 ファイル保有テーブル受信部
58 代表端末決定部
61 イメージ格納域
62 ファイル属性テーブル
63 ファイル保有テーブル
64 ファイル属性テーブル作成部
65 ファイル属性共有部
66 ファイル保有判定部
67 ファイル保有テーブル送信部

Claims (11)

  1. 情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムであって、
    前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信し、
    前記情報処理端末が前記第2端末である場合、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
    前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する
    処理を情報処理端末に実行させるバックアッププログラム。
  2. 前記バックアッププログラムは、さらに、
    前記記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を取得し、
    他の前記情報処理端末へ全ての前記ファイルデータの属性情報を送信すると共に、該他の情報処理端末の記憶部に格納された全てのファイルデータの属性情報を受信して、前記情報処理端末間で相互に全ての前記ファイルデータの属性情報を共有し、
    全ての前記共有したファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち、当該情報処理端末自身が有する前記ファイルデータがどれであるかの判定を行い、
    前記判定した結果を前記情報処理装置へ送信する
    処理を情報処理端末に実行させることを特徴とする請求項1に記載のバックアッププログラム。
  3. 前記第1バックアップイメージの送信において、前記情報処理端末が任意のグループに分類された複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記グループと同一のグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する
    処理を情報処理端末に実行させることを特徴とする請求項1に記載のバックアッププログラム。
  4. 情報処理装置とネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末に、該情報処理端末が記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを実行させるバックアッププログラムであって、
    複数の前記情報処理端末のうち第1端末から、第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、
    前記受信した第1バックアップイメージと、前記複数の情報処理端末のうち第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
    前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する
    処理を情報処理端末に実行させるバックアッププログラム。
  5. 各情報処理端末とネットワークを介して接続された情報処理装置に、該情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御処理を実行させるバックアッププログラムであって、
    任意のグループに分類された前記情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち前記各情報処理端末が有する前記ファイルデータがどれであるかが判定された判定結果を前記各情報処理端末から受信し、
    前記受信した判定結果を用いて、前記グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、前記グループ内のいずれかの前記情報処理端末を第1端末として決定し、
    前記第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、前記第1端末の属するグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末から、前記第1端末から該第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、該第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを受信し、
    前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを記憶部に格納する
    処理を情報処理装置に実行させることを特徴とするバックアッププログラム。
  6. 前記各情報処理端末から該各情報処理端末の性能情報を取得し、
    前記性能情報に応じて該各情報処理端末をグループに分類し、
    前記性能情報は、前記情報処理端末で用いられているオペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報を含み、
    前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記オペレーティングシステムの種類、オペレーティングシステムのバージョン、及びオペレーティングシステムの修正プログラムのバージョンに関する情報に基づいて、前記各情報処理端末をグループに分類する
    ことを特徴とする請求項5に記載のバックアッププログラム。
  7. 前記情報処理端末を前記グループに分類する場合、前記分類した情報処理端末を、さらに、通信速度に応じて分類する
    ことを特徴とする請求項6に記載のバックアッププログラム。
  8. 前記第1端末を決定する場合、前記各情報処理端末から受信した判定結果を用いて、前記グループ内の各情報処理端末で重複して保有されたファイルデータのうち、保有するファイルのデータ量が最も大きい情報処理端末を前記第1端末として決定する
    ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか1項に記載のバックアッププログラム。
  9. 情報処理装置とネットワークを介して接続され、記憶部に記憶しているファイルデータのバックアップを行う情報処理端末であって、
    前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信する第1バックアップイメージ送信部と、
    前記情報処理端末が前記第2端末である場合、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出する差分イメージ作成部と、
    前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信する差分イメージ送信部と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  10. 情報処理端末とネットワークを介して接続され、該情報処理端末のファイルデータのバックアップの制御を行う情報処理装置であって、
    任意のグループに分類された前記情報処理端末間で相互に送受信されて共有されたファイルデータの属性情報に対応するファイルデータのうち前記各情報処理端末が有する前記ファイルデータがどれであるかが判定された判定結果を前記各情報処理端末から受信する判定結果受信部と、
    前記受信した判定結果を用いて、前記グループ内で重複して保有されたファイルデータのデータ量に応じて、前記グループ内のいずれかの前記情報処理端末を第1端末として決定する決定部と、
    前記第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを受信し、前記第1端末の属するグループに分類された、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末から、前記第1端末から該第2端末へ送信された第1バックアップイメージと、該第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを受信するイメージ受信部と、
    前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを格納する記憶部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 情報処理装置と、ネットワークを介して接続された2以上の情報処理端末とを含むバックアップシステムのバックアップ方法であって、
    前記情報処理端末が複数の情報処理端末のうち第1端末として指定された場合、該第1端末は、該第1端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第1バックアップイメージを前記情報処理装置に送信すると共に、前記第1端末以外の前記情報処理装置である第2端末に該第1バックアップイメージを送信し、
    前記情報処理端末が前記第2端末である場合、該第2端末は、前記第1端末から送信された第1バックアップイメージと、前記第2端末の記憶部に格納された全てのファイルデータについての第2バックアップイメージとの差分である差分イメージを抽出し、
    前記差分イメージを、前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、受信した前記第1バックアップイメージと前記差分イメージを記憶部に格納する
    ことを特徴とするバックアップ方法。
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