JP2012228444A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主制御基板200は、第1の始動入賞口111aへの遊技球の入賞に応じて第1の抽選処理を実行する第1の抽選部201と、第1の抽選処理において直撃大当たりBに当選したことに応じて時短状態を生起し、時短中において第2の始動入賞装置112の開閉部材112aの開放時間を通常時よりも延長する遊技状態制御部207と、第2の始動入賞口112bへの遊技球の入賞に応じて第2の抽選処理を実行する第2の抽選部204と、を含む構成とし、第2の抽選処理において、羽根部材を所定開放時間で開閉動作させる小当たりBと、時短状態を終了させる直撃大当たりCとを設定した。
【選択図】 図3
Description
このように、旧第一種及び旧第二種に属するパチンコ機では、遊技球が始動入賞口等の所定の入賞口に入賞することで抽選が行われ、該抽選の当選結果に応じて遊技状態が大きく変化(遊技者に有利な状態に変化)する。
かかるパチンコ機においては、前記羽根部材の開放は、遊技盤上の始動入賞口に遊技球が入賞することを契機とする場合が多い。このとき、LCDを用いた画像表示による演出を絡め、この演出中の特定の画像が表示されたときに羽根部材を開くようにすることで、遊技の趣向性を高めることができる。
これにより、補助遊技状態が生起してから所定条件が成立するまでの期間における遊技において、第2の当選内容が存在することによって、遊技者に、ハラハラ感やドキドキ感を与えることができ、間延びしがちな遊技内容に張りを与えることができる。
ここで、上記第1の始動入賞口は、例えば、旧第一種に属するパチンコ機における始動入賞口(以下、第一種始動入賞口と称す)、又は旧第二種に属するパチンコ機における遊技球が入賞することでハネモノのハネを開放するスタートチャッカー等の始動口(以下、第二種始動入賞口と称す)などが該当する。
また、上記第2開閉部材、上記特定の遊技領域及び上記特定の領域を含んでなる役物は、例えば、旧第二種又は複合型に属するパチンコ機における、例えば、スタートチャッカーと呼ばれる入賞口への遊技球の入賞に応じて開閉部材を所定開放時間でかつ所定開閉回数だけ開閉して、開放時に遊技球を役物内に入賞可能とし、役物内に設けられた特定の領域であるVゾーンと呼ばれる入賞口に遊技球が入賞することで大当たり(特賞状態)を生起する開閉入賞装置などが該当する。なお、この開閉入賞装置を有する遊技機は、一般に「ハネモノ」、「ヒコーキ」などと呼ばれている。
このような構成であれば、時間短縮処理(以下、時短と称す)が実行されている間は、第1の開閉部材が通常よりも長い開放時間で開閉する状態となるので、所定条件が成立するまでの期間を遊技者に明示することができる。
そして、前記所定の開放条件は、前記第3の抽選処理の当選結果に基づき成立する。
これによって、遊技内容に変化を持たせることができると共に、第2の当選内容の存在によって補助遊技状態に移行後における間延びしがちな遊技内容に張りを持たせることができる。
以上のことから、遊技内容に変化を持たせることができると共に、補助遊技状態に移行後における間延びしがちな遊技内容に張りを持たせることができる。
このような構成であれば、補助遊技状態の生起前においては、第1の始動入賞口への遊技球の入賞を狙った打ち方を行い、第1の始動入賞口への入賞によって、第1の大当たりに当選して補助遊技状態が生起すると、第2の始動入賞口に遊技球を入賞させて第2開閉部材を解放し、特定の領域の遊技球の通過を狙う打ち方に移行するといった遊技の流れを、より形成し易くすることができる。
また、第1の小当たり及び第2の小当たりは、第1の当選内容よりも低い当選確率でしか当選しないので、補助遊技状態の生起後に、第2の始動入賞口に遊技球を入賞させて第2開閉部材を解放し、特定の入賞口への入賞を狙うといった打ち方に移行する流れも維持できる。
本実施形態は、本発明に係る遊技機を、図1に示すように、パチンコ機に適用したものである。
(遊技盤面の構成)
まず、図1に基づき、本発明に係るパチンコ機の遊技盤面の構成を説明する。
ここで、図1は、本発明に係るパチンコ機1の遊技盤面102の正面部を示す図である。なお、図1は、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
第1の始動入賞口111aは、遊技球が入賞すると、パチンコ機1内部の第1の始動口入賞検出器251(図2参照)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、第1の抽選の契機を与える。
開閉入賞装置130の右側でかつ、普通図柄始動ゲート122の下方には、普通電動役物(いわゆる電動チューリップ)として第2始動入賞装置112が設けられている。第2始動入賞装置112は、左右一対の開閉部材112aと、第2の始動入賞口112bとを有している。一対の開閉部材112aは図1中の矢印の方向に回動して、第2の始動入賞口112bを開放及び閉鎖する。開閉部材112aは、通常時は、第2の始動入賞口112bに遊技球が入賞することができないように閉鎖状態となり、普通図柄による抽選に当選した場合に、所定パターンで開放状態となって遊技球の入賞を可能とする。そして、第2の始動入賞口112bは、遊技球が入賞すると、パチンコ機1内部の第2の始動口入賞検出器253(図2参照)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、第2の抽選の契機を与える。
特別図柄表示器107aは、特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、特別図柄表示器107aは、停止表示された特別図柄の態様によって、当たり抽選の結果を表示する。この際、特別図柄表示器107aは、第1の始動入賞口111aへの遊技球の入賞を契機として行われた第1の当たり抽選の結果及び第2の始動入賞口112bへの遊技球の入賞を契機として行われた第2の当たり抽選の結果を、それぞれ個別に表示する。
始動情報記憶数表示器107cは、連続して特別図柄及び演出図柄の変動表示を行うことが可能な回数(いわゆる、保留数)と、連続して普通図柄の変動表示を行うことが可能な回数とを、それぞれ個別に表示する。この際、始動情報記憶数表示器107cは、第1の始動入賞口111aへの遊技球の入賞に基づく始動情報記憶数及び第2の始動入賞口112bへの遊技球の入賞に基づく始動情報記憶数を、それぞれ個別に表示する。
なお、遊技盤面102においては、各入賞口に遊技球を導くように複数の釘が配置されている。
次に、図2に基づき、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図2は、パチンコ機1の制御系の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、パチンコ機1は、第1の始動口入賞検出器251と、普通図柄ゲート入賞検出器252と、第2の始動口入賞検出器253と、大入賞口入賞検出器254と、Vゾーン入賞検出器255とを備えている。
特別電動役物ソレノイド400は、大入賞口108を開閉動作させる駆動源である。普通電動役物ソレノイド500は、第2の始動入賞装置112の左右一対の開閉部材112aを開閉動作させる駆動源である。羽根部材ソレノイド550は、開閉入賞装置130の羽根部材130aを開閉動作させる駆動源である。
また、パチンコ機1は、制御部として、主に、主制御基板200及び演出制御基板300を備えている。不正行為防止等のため、主制御基板200及び演出制御基板300は、それぞれ別々の基板に実装される。また、主制御基板200から演出制御基板300への一方向にのみデータの送信が可能となっている。
入力ポート250は、第1の始動口入賞検出器251、普通図柄ゲート入賞検出器252、第2の始動口入賞検出器253、大入賞口入賞検出器254及びVゾーン入賞検出器255のそれぞれから出力された検出信号をCPU210に出力する。
RAM220は、主制御基板200に対する入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等を一時的に記憶する。また、RAM220は、特別図柄用の始動情報記憶領域及び普通図柄用の始動情報記憶領域を有する。
ROM230には、主制御基板200で実行されるパチンコ機1を制御するためのプログラム、遊技制御用のデータ等が記憶されている。遊技制御用のデータには、演出制御基板300を制御するための各種演出制御コマンドが含まれる。
賞球払出制御基板600は、主制御基板200からの制御信号に応じて、遊技球の貸出し、賞球の払出しなどを行う払出装置610の動作制御を行う基板である。払出装置610は、例えば、入賞口の種類に応じた賞球(例えば、第1の始動入賞口111a、第2の始動入賞口112b、特定遊技領域130bであれば3個、大入賞口108であれば10個など)の払い出しなどを行う。
特別図柄表示基板800は、主制御基板200からの制御信号に応じて、特別図柄表示器107aの特別図柄の表示又は非表示(例えば、図柄を形成する各画素に対応する発光手段の点灯又は消灯)の制御を行う基板である。
電飾制御基板310は、演出制御基板300からの制御信号に応じて、電飾用ランプ62を構成する発光手段の点灯、消灯、点滅等を制御する基板である。
音声制御基板320は、演出制御基板300からの制御信号に応じて、スピーカ装置64の各スピーカからの音声等の効果音の出力を制御する基板である。
演出制御基板300は、主制御基板200から送信された演出制御コマンドに応じて、電飾制御基板310、音声制御基板320、並びに演出図柄表示基板330を制御して、各種演出における、演出図柄表示装置104の表示、電飾用ランプ62における発光手段の点灯、点滅等、並びにスピーカ装置64の各スピーカからの効果音の出力を制御する。
次に、図3に基づき、パチンコ機1の制御系の機能構成を説明する。
図3は、パチンコ機1の制御系の機能構成の一例を示すブロック図である。
なお、図3は、パチンコ機1を構成する各種デバイスを制御するための主制御基板200のCPU210などによって実現される各機能のうち、特に本発明に関連する主な機能の構成を示したものである。
図3に示すように、本発明に係る制御系の機能構成として、第1の抽選部201と、普通図柄抽選部202と、第1の開閉制御部203と、第2の抽選部204と、第2の開閉制御部205と、大入賞口開閉制御部206と、遊技状態制御部207とを備えている。
本実施形態において、第1の抽選処理では、直撃大当たりとなる当選内容と、小当たりAとなる当選内容とが設定されており、直撃大当たりには、更に、直撃大当たりAと直撃大当たりBとの2種類の当選内容が設定されている。
直撃大当たりの当選確率は、例えば、「7/400」、小当たりAの当選確率は、例えば、「10/400」となっている。従って、ハズレとなる確率は、「383/400」となる。そして、直撃大当たりAの当選確率は、例えば、「2/400」、直撃大当たりBの当選確率は、例えば、「5/400」となっている。
また、直撃大当たりBに当選した場合は、開放条件等は一緒でV入賞大当たりAよりも少ないラウンド数の特賞状態へと移行すると共に、特賞状態の終了後に、時短状態へと移行する遊技状態が生起する。
普図抽選処理では、所定種類(本実施形態では1種類)の当たりの当選内容が設定されており、当たりに当選すると、時短状態(補助遊技状態)時とそれ以外時とで異なる開放時間により、第2の始動入賞口112bを開放状態とする遊技状態に移行する。一方、普図抽選に落選した(ハズレた)場合は、第2の始動入賞口112bを閉鎖状態のままとする。
第1の開閉制御部203は、普図抽選に当選したことに応じて、普通電動役物ソレノイド500を駆動制御して開閉部材112aを作動させ、所定開放時間で、第2の始動入賞口112bを開放状態とする機能を有している。開放状態時は、第2の始動入賞口112bへの遊技球の入賞が可能となる。
本実施形態において、第2の抽選処理では、小当たりBとなる当選内容(第1の当選内容)と、直撃大当たりCとなる当選内容(第2の当選内容)との2種類の当選内容が設定されている。
小当たりBに当選した場合は、所定開放時間で羽根部材130aを所定回数、開放状態とする遊技状態に移行する。このとき、遊技球が特定遊技領域130b内に入り、かつ振分装置130cを介してVゾーン130dに入賞すると、V入賞大当たりB(特賞状態)が生起する。なお、V入賞大当たりAによる特賞状態とV入賞大当たりBによる特賞状態とは、同じ内容としてもよいし、ラウンド数、開放時間の少なくとも一方を異ならせるなど、双方の特賞状態の内容を異なる内容としてもよい。
直撃大当たりCに当選した場合は、所定ラウンド数(例えば、直撃大当たりAと同様)、極めて短い開放時間(数[ms])で大入賞口108を開放動作させ、かつ所定ラウンド数の開放動作の終了後に、時短状態を終了させる遊技状態へと移行する。直撃大当たりCは、賞球がほぼ無い大当たりとなるため、直撃大当たりAと同様に、いわゆるハズレに見せかけた大当たりとなる。しかも、時短状態の強制終了が行われるため、直撃大当たりAの当選よりも遊技者にとっては嬉しくない事象となる。
大入賞口開閉制御部206は、直撃大当たりA〜C、またはV入賞大当たりAもしくはBのいずれか1の生起に応じて、大入賞口108の開閉制御を行う機能を有している。
具体的に、大入賞口開閉制御部206は、直撃大当たりA〜Cのいずれか1が生起した場合、各直撃大当たりの種類に応じた制御内容に従って特別電動役物ソレノイド400を駆動制御して、所定ラウンド数(例えば、2ラウンド)の大入賞口108の開閉動作を制御する。
具体的に、各種直撃大当たり、各種小当たり、各種V入賞大当たりに対応する各種演出制御コマンドを演出制御基板300に送信することによって、演出制御基板300に、演出図柄の変動表示による表示演出制御処理、効果音の出力による音声演出制御処理、ランプ点灯によるランプ演出制御処理、時短処理等を実行させる。
また、遊技状態制御部207は、普通図柄及び特別図柄の変動表示に対する時短処理を実行し、時短処理の開始を指定する演出制御コマンドを演出制御基板300に送信して、演出制御基板300に演出図柄の変動表示に対する時短処理を実行させる。
以下、主制御基板200から演出制御基板300に出力される演出制御コマンドの内容を説明する。
演出制御コマンドとしては、図柄指定コマンド、変動パターンコマンド、図柄停止コマンド、事前判定情報コマンド、始動情報記憶数コマンド、大当たり演出開始コマンド、状態指定コマンド等がある。
図柄指定コマンドは、演出図柄表示装置104において停止表示される演出図柄の組み合わせや当たり種別、停止表示する図柄の一部(例えば、第一停止図柄のみを指定する)等を指定するコマンドである。
図柄停止コマンドは、演出図柄の停止表示を指定するためのコマンドである。
事前判定情報コマンドは、事前判定情報を通知するためのコマンドである。
ここで、事前判定情報とは、始動情報が指定する各種抽選(当たり抽選、当たり種別抽選、リーチ抽選、変動パターン抽選等)の結果を示す情報をいう。
大当たり演出開始コマンドは、各種大当たりの演出開始及び各種小当たりの演出開始をそれぞれ指定するためのコマンドである。
状態指定コマンドは、時短の終了及び開始のそれぞれを指定するためのコマンドである。
次に、図4に基づき、主制御基板200で実行される遊技制御処理の1つである第1の遊技制御処理の処理手順を説明する。
図4は、主制御基板200で実行される第1の遊技制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU210は、ROM230の所定領域に格納されている、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な第1の遊技制御処理プログラムを起動させ、第1の遊技制御処理を実行して、図4に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS102に移行した場合は、第1の抽選部201において、演出図柄の変動表示中か否かを判定し、変動表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS104に移行し、そうでないと判定し場合(No)は、ステップS114に移行する。
ステップS106に移行した場合は、第1の抽選部201において、現在の保留数は上限数か否かを判定し、上限数であると判定した場合(Yes)は、ステップS108に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS110に移行する。
ステップS108に移行した場合は、第1の抽選部201において、現在の保留数を維持して(加減算なし)、ステップS112に移行する。
ステップS112に移行した場合は、第1の抽選部201において、演出図柄の変動表示が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(Yes)は、ステップS114に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS104に移行する。
ステップS114に移行した場合は、第1の抽選部201において、現在の保留数から1を減算して、ステップS118に移行する。
ステップS118に移行した場合は、第1の抽選部201において、第1の抽選処理を実行して、ステップS120に移行する。
具体的に、第1の抽選部201は、各種乱数カウンタから、当たり決定乱数、当たり種別決定乱数、リーチ決定乱数、変動パターン決定乱数、停止図柄決定乱数等を取得し、各乱数値(始動情報)を、RAM220の始動情報記憶領域における所定の記憶部に記憶する。
具体的に、主制御基板200は、読み出した当たり決定乱数の値が当たり値と一致しているか否かを判定する。
ステップS126に移行した場合は、第1の抽選部201において、直撃大当たりAの当たり種別を設定して、設定した当たり種別及び停止図柄決定乱数の値に基づいて停止表示する演出図柄の組み合わせを決定する。更に、第1の抽選部201において、当たり種別、リーチ決定乱数及び変動パターン決定乱数に基づいて演出図柄の変動パターンを決定して、ステップS128に移行する。
具体的に、決定した停止図柄の組み合わせに対応する停止図柄指定コマンド、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンド等を含む直撃大当たりA用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS130では、大入賞口開閉制御部206において、演出制御基板300の演出処理の進行内容に基づき、特別電動役物ソレノイド400を駆動制御して、直撃大当たりA用に設定された作動パターンで大入賞口108を作動し、ステップS132に移行する。
具体的に、決定した停止図柄の組み合わせに対応する停止図柄指定コマンドと、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンド等を含む直撃大当たりB用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS138では、遊技状態制御部207において、時短開始フラグをONに設定して、ステップS100に移行する。
設定した当たり種別及び停止図柄決定乱数の値に基づいて停止表示する演出図柄の組み合わせを決定する。更に、第1の抽選部201において、当たり種別、リーチ決定乱数及び変動パターン決定乱数に基づいて演出図柄の変動パターンを決定して、ステップS142に移行する。
具体的に、決定した停止図柄の組み合わせに対応する停止図柄指定コマンドと、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンド等を含む小当たりA用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS146では、遊技状態制御部207において、遊技球がVゾーン130dに入賞したか否かを判定し、入賞したと判定した場合(Yes)は、ステップS148に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS158に移行する。
具体的に、Vゾーン入賞演出A用の演出内容に対応する変動パターンコマンド等を含むVゾーン入賞演出A用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS152では、遊技状態制御部207において、時短開始フラグをONに設定して、ステップS100に移行する。
ステップS156では、遊技状態制御部207において、ハズレ演出用の演出パターンコマンドを、演出制御基板300に送信して、ステップS158に移行する。
ステップS158では、遊技状態制御部207において、後述する時短遊技フラグに基づき時短処理中か否かを判定し、時短中であると判定した場合(Yes)は、ステップS160に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS100に移行する。
ステップS162では、遊技状態制御部207において、時短回数が0になったか否かを判定し、0になったと判定した場合(Yes)は、ステップS164に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS100に移行する。
ステップS164に移行した場合は、遊技状態制御部207において、時短終了フラグをONに設定して、ステップS100に移行する。
次に、図5に基づき、主制御基板200で実行される遊技制御処理の1つである普図遊技制御処理の処理手順を説明する。
図5は、主制御基板200で実行される普図遊技制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU210は、ROM230の所定領域に格納されている、所定の動作クロック(例えば、2[ms])で1サイクルを実行可能な普図遊技制御処理プログラムを起動させ、普図遊技制御処理を実行して、図5に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS202に移行した場合は、普通図柄抽選部202において、普通図柄の変動表示中か否かを判定し、変動表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS204に移行し、そうでないと判定し場合(No)は、ステップS214に移行する。
ステップS206に移行した場合は、普通図柄抽選部202において、現在の保留数は上限数か否かを判定し、上限数であると判定した場合(Yes)は、ステップS208に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS210に移行する。
ステップS208に移行した場合は、普通図柄抽選部202において、現在の保留数を維持して、ステップS212に移行する。
ステップS212に移行した場合は、普通図柄抽選部202において、演出図柄の変動表示が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(Yes)は、ステップS214に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS204に移行する。
ステップS214に移行した場合は、普通図柄抽選部202において、現在の保留数から1を減算して、ステップS218に移行する。
具体的に、普通図柄抽選部202は、各種乱数カウンタから、当たり決定乱数等を取得し、各乱数値(始動情報)を、RAM220の始動情報記憶領域における所定の記憶部に記憶する。
ステップS224に移行した場合は、第1の開閉制御部203において、第1開放時間(5.6[s])で開閉部材112aが第2の始動入賞口112bを開放状態とするように、普通電動役物ソレノイド500を駆動制御して、ステップS230に移行する。
また、ステップS220において、落選してステップS228に移行した場合は、遊技状態制御部207において、後述する時短遊技フラグに基づき時短処理中か否かを判定し、時短処理中であると判定した場合(Yes)は、ステップS230に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS200に移行する。
ステップS232では、遊技状態制御部207において、時短回数が0になったか否かを判定し、0になったと判定した場合(Yes)は、ステップS234に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS200に移行する。
ステップS234に移行した場合は、遊技状態制御部207において、時短終了フラグをONに設定して、ステップS200に移行する。
次に、図6に基づき、主制御基板200で実行される遊技制御処理の1つである第2の遊技制御処理の処理手順を説明する。
図6は、主制御基板200で実行される第2の遊技制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU210は、ROM230の所定領域に格納されている、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な第2の遊技制御処理プログラムを起動させ、第2の遊技制御処理を実行して、図4に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS302に移行した場合は、第2の抽選部204において、演出図柄の変動表示中か否かを判定し、変動表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS304に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS314に移行する。
ステップS306に移行した場合は、第2の抽選部204において、現在の保留数は上限数か否かを判定し、上限数であると判定した場合(Yes)は、ステップS308に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS308に移行した場合は、第2の抽選部204において、現在の保留数を維持して、ステップS312に移行する。
ステップS312に移行した場合は、第2の抽選部204において、演出図柄の変動表示が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合(Yes)は、ステップS314に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS304に移行する。
ステップS314に移行した場合は、第2の抽選部204において、現在の保留数から1を減算して、ステップS318に移行する。
ステップS318に移行した場合は、第2の抽選部204において、第2の抽選処理を実行して、ステップS320に移行する。
具体的に、第2の抽選部204は、各種乱数カウンタから、当たり決定乱数、当たり種別決定乱数、変動パターン決定乱数等を取得し、各乱数値(始動情報)を、RAM220の始動情報記憶領域における所定の記憶部に記憶する。
ステップS322に移行した場合は、第2の抽選部204において、小当たりBの当たり種別を設定し、設定した当たり種別及び変動パターン決定乱数に基づいて演出図柄の変動パターンを決定して、ステップS324に移行する。
具体的に、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンド等を含む小当たりB用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS326では、第2の開閉制御部205において、羽根部材ソレノイド550を駆動制御して、小当たりB用に設定された作動パターンで羽根部材130aを作動し、ステップS328に移行する。この羽根部材130aの作動によって、所定開放時間、特定遊技領域130bの入口が開放され、特定遊技領域130b内への遊技球の受け入れが可能となる。
ステップS330に移行した場合は、遊技状態制御部207において、Vゾーン入賞演出B用の演出パターンコマンドを、演出制御基板300に送信して、ステップS332に移行する。
ステップS332では、大入賞口開閉制御部206において、特別電動役物ソレノイド400を駆動制御して、Vゾーン入賞演出B用に設定された作動パターンで大入賞口108を作動し、ステップS334に移行する。
ステップS334では、遊技状態制御部207において、時短開始フラグをONに設定して、ステップS300に移行する。
ステップS338では、遊技状態制御部207において、直撃大当たりC用の演出パターンコマンドを、演出制御基板300に送信して、ステップS340に移行する。
具体的に、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンド等を含む直撃大当たりC用の演出パターンコマンドを演出制御基板300に送信する。
ステップS342では、遊技状態制御部207において、時短終了フラグをONに設定して、ステップS300に移行する。
次に、図7に基づき、ステップS130、S136、S150、S332、S340で実行される大入賞口作動処理の処理手順を説明する。
図7は、大入賞口作動処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU210は、ステップS130、S136、S150、S332、S340のいずれかに移行すると、ROM230の所定領域に格納されている、大入賞口作動処理プログラムを起動させ、大入賞口作動処理を実行して、図7に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS402に移行した場合は、大入賞口開閉制御部206において、特別電動役物ソレノイド400を駆動制御して、直撃大当たりA又はCにそれぞれ設定された所定ラウンド数、数[ms]の開放時間で大入賞口108を開閉動作して、一連の処理を終了し、元の処理に復帰する。
ステップS408に移行した場合は、大入賞口開閉制御部206において、特別電動役物ソレノイド400を駆動制御して、大入賞口108を閉鎖し、ステップS410に移行する。
次に、図8に基づき、主制御基板200で実行される遊技制御処理の1つである時短制御処理の処理手順を説明する。
図8は、時短制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU210は、ROM230の所定領域に格納されている、所定の動作クロック(例えば、2[ms])で1サイクルを実行可能な時短制御処理プログラムを起動させ、時短制御処理を実行して、図8に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS502に移行した場合は、遊技状態制御部207において、普通図柄及び特別図柄に対する時短処理を開始し、時短の開始を指定する状態指定コマンドを、演出制御基板300に送信して、ステップS504に移行する。
ステップS504では、遊技状態制御部207において、時短遊技フラグをONに設定して、ステップS506に移行する。ここで、時短遊技フラグは、ONに設定されている状態のときに時短処理が行われていることを示し、OFFに設定されている状態のときに時短処理が行われていないことを示すフラグである。
ステップS506では、遊技状態制御部207において、時短開始フラグをOFFに設定して、ステップS500に移行する。
演出制御基板300では、主制御基板200から時短の停止を指定する状態指定コマンドを受信すると、演出図柄の変動表示に対する時短処理を終了する。
ステップS514では、遊技状態制御部207において、時短終了フラグをOFFに設定して、ステップS500に移行する。
なお、各種フラグのON・OFFは、例えば、ONを「1」、OFFを「0」として数値を対応付けて管理することが可能である。
次に、演出制御基板300で実行される処理を説明する。
演出制御基板300のCPUは、所定の動作クロック(例えば、2[ms])で1サイクルを実行可能な制御プログラムに基づいて動作し、ROMの所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、演出制御処理を繰り返し実行する。
また、演出制御基板300は、主制御基板200から状態指定コマンドを受信した場合、時短の開始を指定するコマンド内容の場合は時短処理を開始し、時短の停止を指定するコマンド内容の場合は時短処理を停止する。
次に、本実施の形態に係るパチンコ機1の動作を説明する。以下の説明においては、説明の便宜上、各種保留については保留無し(保留数=0)として説明する。
まず、パチンコ機に電源が投入されると、主制御基板200により、遊技制御処理が実行され、遊技可能な状態となる。遊技者は、貸し出しを受けた遊技球をパチンコ機に装填し、発射ハンドル(不図示)を操作して遊技球を遊技盤面102に発射することにより遊技を行うことができる。
この判定処理において、直撃大当たりAの判定値と一致していると判定されると(S124のYes)、直撃大当たりAの当たり種別が設定され、設定された当たり種別、リーチ決定乱数、変動パターン決定乱数、停止図柄決定乱数等に基づき、直撃大当たりA用の停止図柄の組み合わせや、変動パターン等が決定される(S126)。
そして、これら決定内容に対応する各種演出制御コマンドを含む直撃大当たりA用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S128)。
そして、これら決定内容に対応する各種演出制御コマンドを含む直撃大当たりB用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S134)。
そして、これら決定内容に対応する各種演出制御コマンドを含む小当たりA用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S142)。
また、取得された当たり決定乱数値が当たりの乱数範囲外である場合は(S120のNo)、ハズレが設定され、停止図柄決定乱数に基づき、ハズレ停止図柄の組み合わせが決定される(ステップS154)。
これにより、演出図柄表示装置104において、当たり種別、ハズレ等の設定内容に応じた所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動パターンに対応した時間が経過した後に、演出図柄が決定された組み合わせで停止する。このとき、図柄の変動表示に合わせて、スピーカ装置64からの効果音の出力、及び電飾用ランプ62のLEDの点滅による演出処理が実行される。
演出図柄の停止後は、当選している場合に、「直撃大当たりA」、「直撃大当たりB」及び「小当たりA」のいずれかが生起する。
但し、直撃大当たりAの場合は、極めて短い開放時間(数[ms])で大入賞口108を開閉する開閉態様となっており(S400(Yes)〜S402)、この場合の大入賞口108への遊技球の入賞は略不可能となる。一方、直撃大当たりBの場合は、大入賞口108への遊技球の入賞が可能な遊技態様(S400(No),S404〜S412)となっており、多数(例えば、300発)の賞球の獲得が可能な状態となる。
これにより、所定時短回数(例えば、最大100回)、主制御基板200において普通図柄及び特別図柄の変動時間を所定回数だけ短縮し、かつ演出制御基板300において演出図柄の変動時間を短縮する時短状態が生起する。
そして、特定遊技領域130bへの入口が開放時に、特定遊技領域130b内に遊技球が進入すると、進入した遊技球が振分装置130cによって捕獲され、捕獲された遊技球がVゾーン130dとハズレゾーンとのいずれかのゾーンに振り分けられる。この振分によって、遊技球がVゾーン130dに入賞すると、Vゾーン入賞検出器255により検出信号が出力される。主制御基板200では、Vゾーン入賞検出器255から検出信号が入力されると、遊技状態制御部207によって入賞が検出される(S146のYes)。第1の抽選部201では、検出信号の入力タイミングとほぼ同じタイミングで、V入賞大当たりAの当たり種別が設定され、設定された当たり種別に対応する各種コマンドを含むVゾーン入賞演出A用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S148)。
V入賞大当たりAが生起すると、大入賞口108が所定の開閉態様で開放制御され(S150、S400(No),S404〜S412)、大入賞口108に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。ここでは、V入賞大当たりAの場合、大入賞口108の10ラウンドの開放制御が行われる。
いま、直撃大当たりB又はV入賞大当たりAが生起したことによって時短状態が生起し、遊技者が左打ちから右打ちへと打ち方を変化させたとする。
これにより、遊技球が遊技盤面102の盤面右寄りに打ち出され、この打ち出された遊技球が普通図柄始動ゲート122を通過すると、普通図柄ゲート入賞検出器252により検出信号が出力される。主制御基板200では、普通図柄ゲート入賞検出器252から検出信号が入力されると、普通図柄抽選部202によって入賞が検出される(S216のYes)。
更に、普通図柄抽選部202において、取得された当たり決定乱数値が当たりの判定値と一致しているか否かが判定される(S220)。
この判定処理において、当たりの判定値と一致していると判定されると(S220のYes)、第1の開閉制御部203において、時短遊技フラグの設定内容に基づき、時短処理が行われているか否かが判定される(S222)。
ここでは、時短遊技フラグがONに設定されているので(S222のYes)、第1の開閉制御部203によって、普通電動役物ソレノイド500が駆動制御され、第1開放時間(5.6[s])の期間、第2の始動入賞口112bが開放状態となるように開閉部材112aが作動される(S224)。
第1開放時間で、第2の始動入賞口112bが開放状態となっているときに、遊技盤面102の盤面に発射された遊技球が第2の始動入賞口112bに入賞すると、第2の始動口入賞検出器253により検出信号が出力される。主制御基板200では、第2の始動口入賞検出器253から検出信号が入力されると、第2の抽選部204によって入賞が検出される(S316のYes)。第2の抽選部204では、検出信号の入力タイミングとほぼ同じタイミングで、第2の抽選処理が実行され、各種乱数カウンタから、当たり決定乱数、変動パターン決定乱数等が取得される。そして、取得された各乱数値(始動情報)が、RAM220の始動情報記憶領域における所定の記憶部に記憶される(S318)。
そして、これら決定内容に対応する各種演出制御コマンドを含む小当たりB用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S324)。
そして、これら決定内容に対応する各種演出制御コマンドを含む直撃大当たりC用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S338)。
演出パターンコマンドに応じた演出図柄等による当選結果の報知が終了すると、「小当たりB」、「直撃大当たりC」のいずれかが生起する。
小当たりBが生起した場合は、第2の開閉制御部205によって、羽根部材ソレノイド550が駆動制御され、羽根部材130aが特定遊技領域130bへの入口を所定開放時間、開放するように作動される(S326)。
この振分によって、遊技球がVゾーン130dに入賞すると、Vゾーン入賞検出器255により検出信号が出力される。主制御基板200では、Vゾーン入賞検出器255から検出信号が入力されると、遊技状態制御部207によって入賞が検出される(S328のYes)。遊技状態制御部207では、検出信号の入力タイミングとほぼ同じタイミングで、V入賞大当たりBの当たり種別が設定され、設定された当たり種別に対応する各種コマンドを含むVゾーン入賞演出B用の演出パターンコマンドが演出制御基板300に送信される(S330)。
V入賞大当たりBが生起すると、大入賞口108が所定の開閉態様で開放制御され(S332、S400(No),S404〜S412)、大入賞口108に遊技球が入賞すると、1個当たりの入賞につき所定数の賞球が払い出される。ここでは、V入賞大当たりBの場合、大入賞口108の15ラウンドの開放制御が行われる。
一方、振分装置130cの振分によって、遊技球がハズレゾーンへ振り分けられた(Vゾーン130dに入賞しなかった)場合、遊技者は、遊技球がVゾーン130dに入賞するまで、または時短状態が終了するまで、同じ手順で行われる一連の遊技を繰り返し行う。
上記一連の遊技における第2の抽選処理において、小当たりBではなく、直撃大当たりCが生起すると、遊技状態制御部207において、上記した直撃大当たりAと同様の大入賞口108の開放動作が行われる(S340、S400(Yes)〜S402)。更に、大入賞口108の開放動作の終了後に、遊技状態制御部207において、時短終了フラグがONに設定される(S342)。
従って、直撃大当たりCが生起した場合、時短回数が残っている(1以上の)状態であっても、時短処理が強制的に終了される。
上記実施形態において、第1の抽選部201は、第1の抽選手段に対応し、第2の抽選部204は、第2の抽選手段に対応し、普通図柄抽選部202は、第3の抽選手段に対応する。
また、上記実施形態において、第1の開閉制御部203及び普通電動役物ソレノイド500は、第1の開閉手段に対応し、第2の開閉制御部205及び羽根部材ソレノイド550は、第2の開閉手段に対応し、遊技状態制御部207は、遊技状態制御手段に対応する。
また、上記実施形態において、特別図柄表示基板800及び特別図柄表示器107aは、報知手段に対応する。
また、上記実施形態において、直撃大当たりBは、第1の大当たりに対応し、直撃大当たりCは、第2の大当たりに対応する。
また、上記実施形態において、小当たりBは、第1の当選内容に対応し、直撃大当たりCは、第2の当選内容(第2の大当たり)に対応する。
なお、上記実施形態において、Vゾーン130dへの遊技球の入賞に応じて、所定ラウンド数、大入賞口108を所定の開閉態様で開放動作させる特賞状態を生起する構成を説明したが、この構成に限らない。
旧第二種の遊技機のように、所定開放時間で羽根部材130aを開放する動作を所定開放回数(例えば18回)行うか、またはVゾーン130dへの遊技球の入賞数が所定個数(例えば10個)となるまで所定開放時間で羽根部材130aを開放する動作を繰り返し行う遊技処理を1ラウンドとして該遊技処理を所定ラウンド(例えば、最大16ラウンド(Vゾーン130dへの遊技球の入賞が1個も無い場合は終了))繰り返す特賞状態を生起する構成としてもよい。Vゾーン130dへの遊技球の入賞に対しては、例えば、10個の賞球が払い戻されるようになっており、大入賞口108の開放動作による特賞状態と同様に、多数の賞球を獲得できる。
例えば、賞球有り(大入賞口108の所定ラウンド数の開放動作有り)で時短状態を終了させる直撃大当たりDや、賞球無しで時短状態あり(時短回数を所定回数に更新)の直撃大当たりEなど、時短を終了させる直撃大当たりを含むのであれば、他の直撃大当たりを含む構成としてもよい。
特定遊技領域130b内に受け入れられた遊技球が、Vゾーン130dに入賞する確率が所望の確率(例えば、1/10)となるように構成されていれば、別の構成の振分機構であってもよい。
また、上記実施形態において、第2の抽選処理で直撃大当たりC(第2の当選内容)に当選した場合に、必ず時短状態を終了させる構成(時短状態の終了確率100[%])としたが、この構成に限らず、所定確率P2[%](P2<100)で時短状態を終了させる構成としてもよい。なお、第1の当選内容において時短状態を所定確率P1[%]で終了させる場合は、第2の当選内容における時短状態の終了確率P2[%]をP1[%]よりも高確率(P2>P1)に設定する。
また、上記実施形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、上記の説明で用いる図面は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
また、上記各実施の形態においては、パチンコ機である遊技機に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
62 電飾用ランプ
64 スピーカ装置
102 遊技盤面
104 演出図柄表示装置
107 遊技状態表示装置
107a 特別図柄表示器
107b 普通図柄表示器
108 大入賞口
111 第1の始動入賞装置
111a 第1の始動入賞口
112 第2の始動入賞装置
112a 開閉部材
112b 第2の始動入賞口
130 開閉入賞装置
130a 羽根部材
130b 特定遊技領域
130c 振分装置
130d Vゾーン
200 主制御基板
201 第1の抽選部
202 普通図柄抽選部
203 第1の開閉制御部
204 第2の抽選部
205 第2の開閉制御部
206 大入賞口開閉制御部
207 遊技状態制御部
210 CPU
220 RAM
230 ROM
240 タイマ
250 入力ポート
251 第1の始動口入賞検出器
252 普通図柄ゲート入賞検出器
253 第2の始動口入賞検出器
254 大入賞口入賞検出器
255 Vゾーン入賞検出器
260 出力ポート
300 演出制御基板
310 電飾制御基板
320 音声制御基板
330 演出図柄表示基板
400 特別電動役物ソレノイド
500 普通電動役物ソレノイド
550 羽根部材ソレノイド
700 普通図柄表示基板
800 特別図柄表示基板
Claims (6)
- 第1の始動入賞口に遊技球が入賞することで第1の抽選を行い、当該第1の抽選の当選結果に基づいて所定条件が成立するまでの期間において第1開閉部材を通常よりも長い開放時間で開閉動作する補助遊技状態を生起し、前記第1開閉部材の開放中に入賞が可能となる第2の始動入賞口に遊技球が入賞することで第2の抽選を行い、当該第2の抽選の当選結果に基づいて第2開閉部材を所定開放時間で開閉動作させて、前記第2開閉部材の開放中に遊技球を特定の遊技領域に流入可能とし、前記特定の遊技領域内に設けられた特定の領域を遊技球が通過することで遊技者にとって有利となる遊技状態である特賞状態を生起する遊技機であって、
前記第1の始動入賞口への遊技球の入賞に応じて前記第1の抽選を行う第1の抽選手段と、
前記第2の始動入賞口への遊技球の入賞に応じて前記第2の抽選を行う第2の抽選手段と、
所定の開放条件の成立に応じて前記第1開閉部材を所定開放時間で開閉動作させる第1の開閉手段と、
前記第2の抽選の当選結果に基づき前記第2開閉部材を所定開放時間で開閉動作させる第2の開閉手段と、
前記第1の抽選の当選結果に基づき前記補助遊技状態を含む当選内容に応じた遊技状態を生起させる遊技状態制御手段と、を備え、
前記第2の抽選において、所定の当選確率で当選して前記第2の開閉手段に前記第2開閉部材を所定開放時間で開閉動作させる第1の当選内容と、前記第1の当選内容の当選確率よりも低い当選確率で当選して前記第1の当選内容において設定する場合の確率よりも高い確率で前記遊技状態制御手段に前記補助遊技状態を終了させる第2の当選内容とを設定したことを特徴とする遊技機。 - 前記第1の抽選及び前記第2の抽選の当選結果を図柄の変動表示によって報知する報知手段を備え、
前記補助遊技状態は、前記報知手段による報知処理の処理時間を所定の報知回数だけ通常よりも短縮する時間短縮処理を伴って生起し、
前記所定条件は、前記所定報知回数の前記時間短縮処理の消化又は前記第2の当選内容の当選によって成立することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 遊技盤上に設けられた、該遊技盤上を流下する遊技球が通過可能な通過ゲートと、
前記通過ゲートの遊技球の通過を検出する検出手段と、
前記検出手段によって前記通過ゲートの遊技球の通過が検出されたことに応じて第3の抽選処理を行う第3の抽選手段と、を備え、
前記所定の開放条件は、前記第3の抽選処理の当選結果に基づき成立することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 - 前記第1の抽選において、所定の当選確率で当選して前記特賞状態を生起すると共に該特賞状態の終了後に前記補助遊技状態を生起する第1の大当たりの当選内容を少なくとも設定し、
前記第2の抽選において、前記第2の当選内容として、前記特賞状態を生起せずかつ前記遊技状態制御手段に前記補助遊技状態を終了させる第2の大当たりの当選内容を設定したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。 - 前記第1の大当たりの当選によって生起する第1の特賞状態と、前記特定の領域の遊技球の通過によって生起する第2の特賞状態とは、該第2の特賞状態の方が前記第1の特賞状態よりも遊技者にとって有利となるように遊技状態が設定されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記第1の抽選において、前記第1の当選内容よりも低い当選確率で当選して前記第2の開閉手段に前記第2開閉部材を所定開放時間で開閉動作させる第1の小当たりの当選内容と、該第1の小当たりの当選確率よりも低い当選確率で当選して前記第2の開閉手段に前記第2開閉部材を所定開放時間で開閉動作させると共に、該開閉動作の終了後に前記遊技状態制御手段に前記補助遊技状態を生起させる第2の小当たりの当選内容とを設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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