JP2012226266A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012226266A
JP2012226266A JP2011096226A JP2011096226A JP2012226266A JP 2012226266 A JP2012226266 A JP 2012226266A JP 2011096226 A JP2011096226 A JP 2011096226A JP 2011096226 A JP2011096226 A JP 2011096226A JP 2012226266 A JP2012226266 A JP 2012226266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrier cover
cover
barrier
imaging apparatus
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011096226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012226266A5 (ja
JP5713783B2 (ja
Inventor
Takeya Nishiwaki
健也 西脇
Yoichi Osada
陽一 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011096226A priority Critical patent/JP5713783B2/ja
Priority to US13/450,234 priority patent/US8807851B2/en
Priority to CN201210118635.2A priority patent/CN102749787B/zh
Publication of JP2012226266A publication Critical patent/JP2012226266A/ja
Publication of JP2012226266A5 publication Critical patent/JP2012226266A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5713783B2 publication Critical patent/JP5713783B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】 閉状態でのバリアカバーとフロントカバーの一体感を高め、外圧に強くする。
【解決手段】 撮像装置の開口部を除く前面を撮像装置に固定された状態で覆うフロントカバー2と、開口部を開閉可能に覆うバリアカバー8と、バリアカバーを前方かつ横方向に移動可能にフロントカバーに取り付ける取付手段4,5と、バリアカバーの開状態ではフロントカバーより前方に突出した状態にロックするロック手段9,10、11とを有し、取付手段は、バリアカバーの閉状態ではバリアカバーをフロントカバーと連続的な面を形成する第一位置に位置させ、バリアカバーに前方への外力が加えられたことによってフロントカバーより前方へ突出する第二位置へ前記バリアカバーを導き、さらにロック手段によるロックがなされる第三位置へバリアカバーを導き、第三位置からバリアカバーの横方向の移動を可能にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、開閉可能なバリアカバーを有する撮像装置に関するものである。
カメラの様に、内側に精密部品を有する小型の撮像装置においては、非使用状態での携帯中における内側機構を保護するため、撮像装置外面を開閉可能なバリアカバーで覆って防塵や保護を行うものがある。またこの様な開閉可能なバリアカバーは、撮像装置の美観を維持し、デザイン品位を高める上でも、重要な役割を担う事が多い。
従来の方式としては、特許文献1の様に、前面の撮影レンズを覆う様に、横スライド可能なバリアカバーを配置し、それをスライドさせることで、撮影レンズを前面に露出させる方法がある。これは、カメラ筐体の上下側面に一対のレールを設け、そのレールに沿ってバリアカバーを摺動できる様に構成したものである。バリアカバーは常に上下のレールで摺動方向に長い幅で保持されるので、カメラ外面から浮き上がることなく、安定した取付状態を維持できる。
また特許文献2の様に、前述の上下側面レールに代えて、カメラ前面の中央付近にバリアカバーをスライド可能に保持する機構を設けたものもある。これはバリアカバーの裏面にラックレールを設け、それをカメラ筐体の前面に設けたピニオンギアに係合させて、バリアカバーを横スライドできる様に構成したものである。バリアカバーを開いた時にピニオンギア軸を中心にバリアカバーが揺動して、ギア軸から離れた側がカメラ前面から浮き上がるのを防ぐため、バリアカバーを開いた位置でカメラ前面に設けた係止爪に係止して浮き上がらない様、工夫されている。
特開2003−121903号公報 特開平9−185102号公報
前述の様に特許文献1の方法は安定性にすぐれているが、バリアカバーは閉じ位置でもカメラ表面に浮上した状態にあり、邪魔である。常に摺動部分が外側に露出しており、美観を損ないやすく、さらには外圧を受けると、摺動部分を破損したり、摺動部分にゴミや異物を招いてバリアカバーの摺動を妨げやすい。さらに、バリアカバーが開けられたことを検知する検知部材がバリアカバーを開けると見えてしまい、外観品位の低下を招く。また、特許文献2の方法では摺動機構が隠されているので防塵性に優れるものの、ピニオンギア軸だけでバリアカバーを保持しているため、ギア軸を中心にバリアカバーが揺動してガタつきやすい。そのため、バリアカバーを全開した時にバリアカバーが浮き上がり防止用の係止爪の上に乗り上げやすい。また、機構が複雑で部品点数も多く、さらなる撮像装置の小型化には不向きである。
(発明の目的)
本発明の目的は、閉状態でのバリアカバーとフロントカバーの一体感を高めることができ、外圧に強い撮像装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像装置の開口部を除く前面を前記撮像装置に固定された状態で覆うフロントカバーと、前記開口部を開閉可能に覆うバリアカバーと、前記バリアカバーを前方かつ横方向に移動可能にフロントカバーに取り付ける取付手段と、前記バリアカバーの開状態では前記フロントカバーより前方に突出した状態にロックするロック手段とを有し、前記取付手段が、前記バリアカバーの閉状態では前記バリアカバーを前記フロントカバーと連続的な面を形成する第一位置に位置させ、前記バリアカバーに前方への外力が加えられたことによって前記フロントカバーより前方へ突出する第二位置へ前記バリアカバーを導き、さらに前記ロック手段によるロックがなされる第三位置へ前記バリアカバーを導き、前記第三位置から前記バリアカバーの横方向の移動を可能にすることを特徴とするものである。
本発明によれば、閉状態でのバリアカバーとフロントカバーの一体感を高めることができ、外圧に強くすることができる
本発明の実施例1であるカメラを示す外観図である。 実施例1の分解図である。 バリアカバーおよびシャフトの動作を示す図である。 バリアカバーおよびシャフトの動作を示す裏面図である。 バリアカバーの動きを示す斜視図である。 バリアカバーの動きを示す断面図である。 本発明の実施例2であるカメラを示す図である。 実施例2の分解図である。 本発明の実施例3であるカメラの分解図である。 シャフトの詳細を示す斜視図である。 実施例3の拡大分解図である。 スイッチおよびその周辺を示す拡大正面図である。 スイッチの動作の状態変化を示す図である。 スイッチの動作タイミングを示すタイムチャートである。 スイッチとレンズユニットの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 バリアカバーの詳細を示す図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例1ないし3に記載される通りである。
図1に、本発明の撮像装置の実施例1であるカメラ1の外観図を示す。カメラ1は図1の三面図の様に横長で扁平な形状で、側面から見ると、図1(C)の様に前面1aが円弧状に湾曲した形状になっている。
図2にカメラ1の分解図を示す。2はカメラ1の前半分を覆うフロントカバーで、樹脂材で形成されている。2a及び2bは長寸軸受部、2c及び2dは長寸軸受部入口、2eはレンズ開口部である。2f、2gは長寸軸受部2a及び2bに連通する案内溝である。次に、3はフロントメタルで、ステンレス等の板金を絞り加工して形成され、フロントカバー2の前面に接着して覆うものである。3aは斜面部で、フロントカバー2のレンズ開口部2eに向かって傾斜している。
次に、4及び5はバリアカバーを前方かつ横方向に移動可能にフロントカバー2に取り付ける取付手段となるシャフトで、2つとも同一形状のものであり、フロントカバー2及びバリアカバーの上下端部に位置する。シャフト4及び5は同一部材で、円形断面の棒材を、長寸軸部4a及び5aと、短寸軸部4b及び5bとが互いに平行な位置になる様に、折返し部4c及び5cで曲げ、略「J」字型になる様に形成されている。長寸軸部4a及び5aの先端には緊定溝4d及び5dが設けてある。このシャフト4及び5の長寸軸部4a及び5aを、フロントカバー2の長寸軸受部2a及び2bに挿入して横方向摺動可能に支持させ、案内溝2f及び2gにのぞいた緊定溝4d及び5dに緊定リング6及び7を挿入する。すると、シャフト4及び5は、フロントカバー2に対し、長寸軸部4a及び5aを中心に回転可能で、かつ、折返し部4c及び5cから緊定リング6及び7までの長さから長寸軸受部2a及び2bの長さを差し引いた距離を軸方向に摺動可能な状態に取り付けられる。図3はフロントカバー2にシャフト4及び5を取り付けた正面図と側面図で、説明のためレンズ開口部2eを半分切欠いて示している。ここで、後述するロック機構の働きにより、短寸軸部4b及び5bがレンズ開口部2eの前面側に来る様に摺動させた状態では図3(A1)(A2)(B1)(B2)の様に回転可能である。そして、短寸軸部4b及び5bがフロントカバー2から浮上する様に回転させた状態では図3(B1)(B2)(C1)(C2)の様に摺動可能な状態となる。これについては後ほど詳細を説明する。
次に、8はレンズ開口部2eの前面を開閉可能に覆うバリアカバーで、弾性を有する樹脂材で形成され、閉状態で側面から見ると、フロントカバー2と同一曲面になる様に全体が円弧状になっていて、短寸軸受部8a及び8bが設けてある。ここにバネ9及び10を挿入し、さらにシャフト4及び5の短寸軸部4b及び5bを挿入する。次に、11はストッパー部材である。これはバネ9及び10に押されて短寸軸受部8a及び8bからシャフト4及び5が外れない様に規制するもので、バリアカバー8と同じく樹脂材で形成され、同じく全体が円弧状になっている。そして取付部11aにバリアカバー8の取付爪8cを引掛け、接着させて固定する。
ここで、バリアカバー8に対する、シャフト4及び5のロック機構(ロック手段)について説明する。図4はバリアカバー8にシャフト4及び5を取り付けた裏面図で、バネ9及び10は短寸軸受部8a及び8bの中にあるので本来は見えないが、説明のため図示してある。まず、図4(A1)(A2)はバリアカバー8を閉じた状態で、図3(A1)(A2)に相当する状態である。なお、図4(A2)は折返し部5c周辺の拡大図だが、折返し部4cにおいても同様の挙動である。このときは、バネ9、10に押されたシャフト4、5の折返し部4c及び5cが、ストッパー部材11の第1突当て部11b及び11cに突き当たって係止している。
次に、バリアカバー8を浮上させて図4(B1)(B2)の状態にすると、前述の様にシャフト4及び5が回転するので、折返し部4c及び5cがストッパー部材11の第1突当て部11b及び11cから外れる。図4(B2)は折返し部5cが第1突当て部11cから外れた状態で、折返し部4cにおいても同様である。外れると、図4(C1)(C2)の様にバネ9及び10の付勢力によって、シャフト4及び5は折返し部4c及び5cがストッパー部材11の第2突当て部11d及び11eに当たるまで横移動する。この状態では、第1突当て部11b及び11cが折返し部4c及び5cの回転を規制するため、シャフト4及び5は回転して図4(A1)(A2)の状態に戻すことができない。すなわち、バリアカバー8を図4(A1)(A2)の状態から図4(B1)(B2)の状態に浮上させると、バネ9,10のバネ力で自動的に図4(C1)(C2)の状態となって浮上させたまま戻せなくなる。
なお、本実施例1においては、第1突当て部11b、11cよりも第2突当て部11d、11eの方がストッパー部材11の裏面からの高さが高くなっている。すなわち、第1突当て部11b、11cと第2突当て部11d、11eは段状になっている。これは、図4(A2)のように、折返し部4c及び5cが第1突当て部11b及び11cに当たっているときよりも、第2突当て部11d及び11eに当たっているときの方が、係止のための高さが折り返しの分だけ必要だからである。しかしながら、第2突当て部11d及び11eにきちんと係止される高さであれば、第1突当て部11b、11cと第2突当て部11d、11eが同じ高さでも良い。
また、8dは斜面部で、フロントメタル3に設けた斜面部3aと略並行になる様に設けてある。そして12はバリアメタルで、ステンレス等の板金を絞り加工して形成され、バリアカバー8とストッパー部材11の前面に接着して覆うものである。
最後に、13はリアカバーで、フロントカバー2と結合してカメラ1の後半分を覆うものである。その中には、カメラ1を構成するレンズユニットやその他構造物が収納されるが、ここでは省略する。
実施例1によるカメラ1は以上の様に形成されている。
次に、図5にてカメラ1のバリアカバー8を開閉する操作について説明する。図5(A)はバリアカバー8の閉状態を示し、この閉状態ではバリアカバー8はフロントカバー2と連続的な面を形成する第一位置に位置する。ここからバリアメタル12及びバリアカバー8を前方への外力にて前面方向に引張ってフロントカバー2より前方へ突出させる。すると、シャフト4及び5は、引張る力によって長寸軸部4a及び5aを中心に短寸軸部4b及び5bが回転し、バリアメタル12と共にバリアカバー8がレンズ開口部2eから浮上して図5(B)の第二位置に位置する。
図6にこのときのバリアカバー8の状態を示す。図6(A)はバリアカバー8を閉じた状態で、このときシャフト4及び5の短寸軸部4bと5bとの距離はL1である。図6(B)はバリアカバー8が中間位置まで浮上した状態で、短寸軸部4bと5bとの距離L2はL1より大きくなるが、バリアカバー8及びストッパー部材11は前述の様に全体が円弧状になっているので、たわんで短寸軸受部8bと8cの距離を伸ばすことができる。さらに、バリアカバー8が完全に浮上した図6(C)の状態になると、短寸軸部4bと5bとの距離L3はL1と等しくなる。このたわみによるバネ性のおかげで、L3=L1の状態に戻る復元力、つまり中間位置から第一位置もしくは第二位置へ移行する復元力を得て安定する。
さて、バリアカバー8が浮上して図5(B)の第二位置になると、図4で説明した様に、バリアカバー8に対するシャフト4及び5のロック機構が働き、バリアカバー8は図4(C1)(C2)の様に浮上させた状態で維持され、バリアメタル12の表面を押しても閉じることができなくなる。また、このときシャフト4及び5は、緊定リング6及び7が図3(B1)の様に長寸軸受部2a及び2bに当たっているので、バリアカバー8がバネ9及び10の付勢力によって横方向摺動し、図5(C)の第三位置に至る。
あとはバリアメタル12を横にスライドさせれば、シャフト4及び5の長寸軸部4a及び5aが長寸軸受部2a及び2bを摺動して、バリアカバー8をレンズ開口部2eの前面からフロントメタル3の前面に移動できる。これは、図3(B1)(B2)から図3(C1)(C2)の様に、シャフト4及び5の折返し部4c及び5cが長寸軸受部入口2c及び2dに当たるまで移動できるので、従来例の様な機構と比べてはるかに大きい移動量を得ることができる。また、この間、前述のロック機構によってバリアカバー8は図4(C1)(C2)のロックされた状態を維持するので、スライド操作時にバリアメタル12の表面を押してもバリアカバー8の裏面がフロントメタル3にぶつかることがない。図5(D)はバリアカバー8の開状態を示す。
また、もう1つの開き方として、図5(A)の状態からバリアメタル12を引張らず、始めから横にスライドさせてもよい。この様にすると、バリアカバー8の裏に設けた傾斜面8dが、フロントメタル3の傾斜面3aに当たるので、バリアカバー8は傾斜面3aに沿って斜めに浮上し、図5(A)から図5(B)を経由せず直接に図5(C)の様になる。あとはそのままバリアメタル12をさらに横へスライドさせて開けばよい。すなわち、バリアメタル12を横にスライドさせる操作だけで、バリアカバー8をレンズ開口部2eの前面からフロントメタル3の前面に移動できるので、操作性が大変良い。
次に、バリアカバー8を閉じる際は、上記と逆に、バリアメタル12を横にスライドさせてバリアカバー8をフロントメタル3の前面からレンズ開口部2eの前面に移動させる。すると途中まではロック機構が維持されたままなので、バリアメタル12の表面を押しても沈み込むことはない。そして図5(C)の状態に至ると、図3(B)の様に緊定リング6及び7が長寸辺軸受部2a及び2bに当たるので、シャフト4及び5はそれ以上スライドできず、バリアカバー8だけが移動して図5(B)の状態になる。すると、バリアカバー8に対するシャフト4及び5の状態も図4(C1)(C2)から図4(B1)(B2)の様に変わり、第1突当て部11b及び11cの上に折返し部4c及び5cが乗り上げなくなってロックが解除される。そのままバリアメタル12及びバリアカバー8をレンズ開口部2eに向かって押し込めば図5(A)の状態に戻り、バリアカバー8を閉じることができる。
以上の構成により、本実施例1では、バリアカバー8を閉じるとバリアカバー8がフロントカバー2と一体的になって筐体前面を維持でき、機構部分が露出せず外観を綺麗に維持することができる。また内部機構を隠す為に、バリアカバー8を閉じても開いても常時筐体の前面をバリアカバー8が覆い続ける「オーバーラップ部分」の幅は、J字型シャフト4、5の折返し部4c、5cを覆うだけの量で済むので、バリアカバー8の移動量を従来例より大きく取ることができる。そして従来例より構造がシンプルで場所をとらず、部品も少ないので、限られたスペースにより多くの構造物を収納することができる。さらに、バリアカバー8が筐体から浮上するとロックがかかるので、バリアカバー8を横スライドさせている間は、前から押されてもバリアカバー8はフロントカバー2の前面に浮いた状態を維持できる。
次に、本発明の実施例2によるカメラ21を説明する。これは実施例1に対して機構を追加し、より操作性や安定性を高める様に改善したものである。以下、実施例1と同じ部品は同じ符号を用い、実施例2での新しい部品は新しい符号を用いる。
まず図7の様に、フロントカバー22とリアカバー23に貫通穴22h及び23aを設け、ここにボタン24をバネ25と共に取り付け、リアカバー23の背面から押せる様になっている。ボタン24とバネ25は操作部を構成する。ボタン24を押すと、押し部24aが、バリアカバー8を前に押し出す働きをする。次に、図8に示す様に、長寸軸受部入口22c及び22dに、切欠き部22i及び22jを設け、ここに防塵部材26及び27を配置している。防塵部材26及び27は、フェルト布材をリング状に形成したもので、シャフト4、5の長寸軸部4a、5aに常時接触している。また、長寸軸受部22a及び22bの中間に隙間部22k及び22lを設け、長寸軸部4a、5aと接触しない様に所定量の隙間が生じる設定としている。つまり、長寸軸受部22a及び22bは入口付近と出口付近の2ヶ所で長寸軸部4a、5aを支持している。22f、22gは案内溝である。
他の構成は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
実施例2によるカメラ21は以上の様に形成されている。従って、このカメラ21のバリアカバー8を開くには、実施例1と同様、バリアカバー8を前面方向に引張るか、あるいはバリアカバー8を始めから横にスライドさせてもよい。しかし、バリアカバー8を直接操作しなくても、ボタン24を押すことによって、バリアカバー8を前面方向に押し出して開くことができるので、操作性をより向上させることができる。
あとは実施例1と同様,バリアカバー8を横にスライドさせればバリアカバー8をフロントメタル3の前面に移動できる。この際、長寸軸受部22a、22bの入口に防塵部材26及び27を配置しているので、長寸軸部4a、5aに付着したゴミや異物が長寸軸受部22a及び22bに侵入するのを防止でき、摺動性が向上する。また、防塵部材26及び27はフェルト布材で形成されているので、ここに潤滑剤を浸潤させておけば、バリアカバー8をスライドさせるたびに、潤滑剤がシャフト4及び5の長寸軸部4a及び5aに塗布されるので、摺動性をより向上できる。さらに、長寸軸部4a及び5aの中間に隙間部22k及び22lを設けて長寸軸部4a及び5aと接触しない様にしたので、長寸軸部4a及び5aとの接触面積を減らしたり、異物や摺動カスを逃がして排除したりでき、摺動性をより向上できる。
次に、本発明の実施例3であるカメラ31を説明する。これは実施例1に加えて、バリアカバー8の開閉に伴ったスイッチ操作や、バリアカバー8を開いた状態で保持させるための係止手段等、バリア本体の動作以外のところを特徴とする発明に関するものである。以下、実施例1と同じ部品は同じ符号を用い、実施例3での新しい部品には新しい符号を用いる。
まず、図9に実施例3によるカメラ31の分解図を示す。まず、カメラ31の前半分を覆うフロントカバー32は、樹脂材で形成されている。また、実施例1のフロントカバー2と同様に、シャフトを通すための2つの長寸軸受部32a、32bが形成されている。さらに、ステンレス等の板金を絞り加工して形成されたフロントメタル3が、フロントカバー32の前面に接着されて覆っている。
次に、2本のシャフト4及び5であるが、詳細は図10に示す。2本のシャフト4及び5は円形断面の棒材を、長寸軸部4a及び5aと、短寸軸部4b及び5bとが平行になる様に、折返し部4c及び5cで曲げ、略「J」字型になる様に形成されている。その長寸軸部4a及び5aの先端4e、5e付近には緊定溝4d及び5dと、傾斜面4f、5f及びシャフト4、5の径より一段細い小径部面4g、5gが形成されている。しかし、2つのシャフト4、5の形状はまったくの同一形状ではなく、長寸軸部4a及び5aの先端4e、5eの長さが、一方が長く他方は短くなっている。これは後述するスイッチの動作タイミングを所望に制御するために異ならせている。
続いて、レンズ開口部の前面を覆うバリアカバー8について説明する。バリアカバー8は弾性を有する樹脂材で形成され、2つの短寸軸受部8a及び8bが設けてある。ここに同一形状のバネ9及び10と、シャフト4及び5の短寸軸部4b及び5bをそれぞれ挿入する。ここで、バネ9及び10に押されてシャフト4及び5が、バリアカバー8から外れてしまうので、これを防止するために実施例1では、ストッパー部材11が取り付けられていた。しかし、本実施例3では図16(A)に示すように、ストッパー部8e、8fはバリアカバー8と一体に形成され、ストッパー強度を高めている。ただし、バリアカバー8にストッパー部8e、8fを一体形成させたことにより、バリアカバー8に設けられている短寸軸受部8a及び8bは、図16(B)の矢印方向に金型を離型させる必要が起こり、半円弧状にしか形成できなくなり、軸受の効果が低下してしまう。これを防止するために、補助軸受部材8g、8hで残りの半円弧分をガイドする構成をとっている。この補助軸受部材8g、8hは接着によりバリアカバー8と一体に固定されている。また、バリアカバー8の内側の面には摺動部材34a及び34bが張り合わせられており、バリアカバー8を開閉する際の、フロントメタル3への摺動傷が入り難くいようにしている。この摺動部材34a及び34bは傷防止の効果を高めるためにフェルト材や高分子ポリマー材等から成っている。そして、このバリアカバー8の上にステンレス等の板金を絞り加工して形成されたバリアメタル12が、バリアカバー8の前面に接着されて覆っている。
最後に、33はリアカバーで、フロントカバー32と結合してカメラ31の後半分を覆うものである。その中には、カメラ31を構成するレンズユニットやその他構造物が収納されるが、ここでは省略する。
続いて、図11に2つの角度から見た実施例3であるカメラ31の拡大分解図を示す。フロントカバー32に、2つのバネ収納部32c、32dが形成され、それぞれにバネ42と52が中間部材であるスライダー41、51と共に収納される。また、このバネ42、52及びスライダー41、51が脱落しないようカバー部材43、53が、ねじ44、54及び爪部の係合によりバネ収納部32c、32dを覆っている。この時、2つのスライダー41、51は2つのバネ42、52により、シャフト4及び5の方向へ付勢されながら、スライド可能に取り付けられている。また、このフロントカバー32には2対の突起部32e、32f及び32g、32hが形成されており、詳細は後述するが、2本のシャフト4及び5の直進移動により、一方と一対ずつ係合するように形成されている。次に同図において配線基板61が透視状態で示されており、この配線基板61上に2つのスイッチ62及び63が実装されている。この2つのスイッチ62、63はシャフト4、5の直進移動に連動し、スライダー41及び51を介して、オン及びオフの動作が実行される。即ち、バリアカバー8の開閉動作に連動し、2つのスイッチ62、63のオン及びオフが実行される構成となっている。実施例3であるカメラ31は以上の様に構成されている。
以下に、バリアカバー8の開閉動作に連動した各部材の動作及びスイッチ62及び63の状態について説明する。バリアカバー8自体の動作については実施例1と同じであるため、ここでは省略する。
まず、バリアカバー8が閉じられた状態から開き方向にバリアカバー8の移動を開始していくと、図12の状態に至る。この時、バリアカバー8は全開き量の3/4程度開いており、シャフト4、5の長寸軸部4a及び5aの先端4e、5eがスライダー41及び51に近接した状態になる。この状態ではいずれのシャフト4、5の先端4e、5eもスライダー41、51を押す状態には至っておらず、2つのスイッチはいずれもオフの状態のままである。この状態は図13(A)で示す状態と同じである。また図14に、2つのスイッチ62、63のオンとオフの状態をバリアカバー8の開き量との関係で示している。同図で(A)の位置が図13(A)の状態と対応しており、(B)から(D)についても同様に図13の(B)から(D)に対応している。同図からも(A)の位置においては2つのスイッチ62、63ともにオフであることが分かる。また、バリアカバー8が完全に閉じられた状態から3/4程度まで開く間には、シャフト4及び5が連動して直進運動していくだけであり、これ以前に内部の部品への作用は行われていない。
この状態からさらにバリアカバー8を開いていき、図13(B)で示す位置にある時、シャフト4の先端4eはまだスライダー41には届いておらず、スイッチ62はまだオフの状態である。一方、もう1つのシャフト5の先端5eはシャフト4の先端4eよりも長いため、スライダー51の軸当て面51aに到達しており、バネ52の付勢に抗してスライダー51を図13における右方向へ移動させている。しかし、この状態ではまだスライダー51から延出したリブ51bがスイッチ63のノブ63aに接触し始めた状態であり、スイッチ63はまだオフの状態である。図14からも(B)の位置ではまだ2つのスイッチ62、63ともオフの状態であることが読み取れる。
引き続きバリアカバー8を開いていき、図13(C)に示す位置にある時、シャフト4の先端4eはようやくスライダー41の軸当て面41aと接触し始める。しかしこの状態ではまだスライダー41から延出したリブ41bがスイッチ62のノブ62aには接触しておらす、スイッチ62はまだオフの状態である。一方、もう1つのシャフト5の先端5eはスライダー51の軸当て面51aをさらに図13で示す右方向へ押し進め、バリアカバー8が開いている最中の所定のタイミングでスライダー51から延出したリブ51bに押されてスイッチ63のノブ63aが倒れる。これによりスイッチ63がオンの状態になる。
図13(C)の位置からさらにバリアカバー8を開いていき、図13(D)で示す位置にある時、シャフト4の先端4eはスライダー41の軸当て面41aに到達しており、バネ52の付勢に抗してスライダー41を図13における右方向へ移動させている。この時、スライダー41から延出したリブ41bがスイッチ62のノブ62aを倒れさせており、スイッチ62がオンの状態となっている。一方、もう1つのシャフト5の先端5eは、図13(C)の状態からさらにスライダー51を右方向へ移動させている。この時、スライダー51から延出したリブ51bが、スイッチ63のノブ63aを通り越しており、スイッチ63のノブ63aが中立位置に復帰し、スイッチ63は再びオフの状態となっている。また、この位置では2つのスライダー41、51の軸当て面41a、51aのシャフト4、5と当接する面の反対側の面がフロントカバー32に当接しており、バリアカバー8がこれ以上開く方向には移動できない状態にある。即ち、バリアカバー8が全開であることを示している。
続いて、バリアカバー8が全開の状態から閉めていく際のスイッチ62、63の挙動について説明する。その時の実際の動作については、図13において(D)、(C’)、(B’)、(A)の順に示す。ここでいう(C’)、(B’)は、バリアカバー8が(C)、(B)と同じ位置にある状態となっている。同図よりスイッチ62の動作についてはバリアカバー8を開いていく時の全くの逆であり、全開時にはオンであったものが、図13(C’)の状態ではスライダー41のリブ41bがスイッチ62のノブ62aから退避し始め、スイッチ62がオフとなっている。以降(B’)、(A)とオフの状態を維持したままバリアカバー8が閉じられる。
続いてスイッチ63について説明する。図14にバリアカバー8を閉めていく際のスイッチ63の状態も図示しているが、これから分かるように、スイッチ63はバリアカバー8を閉じていく際には常にオフの状態である。これは、バリアカバー8の全開時にスライダー51から延出したリブ51bが、スイッチ63のノブ63aを通り越してしまっていたためである。このため、バリアカバー8を閉じていく際には図13(C’)及び(B’)で示すように、スライダー51から延出したリブ51bはスイッチ63のノブ63aを反対側から倒していく。この違いによりバリアカバー8を閉じていく際には、スイッチ63はオンにはならないようになっている。以降図13(A)の状態、即ちスライダー51から延出したリブ51bが、スイッチ63のノブ63aを通り越して、スイッチ63のノブ63aが中立位置に復帰した状態から、バリアカバー8が閉じられるまでスイッチ63はオフのままである。なお、シャフト4、5の先端部4e、5eはそれぞれスライダー41、51を介してスイッチ62、63を操作する構成をとっていることが示されてきているが、これはシャフト4,5の先端部4e、5eの作用で、確実にスイッチ62、63を操作させるためである。なぜなら、直接シャフト4,5の先端4e、5eでスイッチ62、63のノブ62a、63aを操作するには、シャフト4、5の先端4e、5eは小さくて丸く、また、スイッチ62、63のノブ62a、63aのほうも小さく、空振りする恐れがあるためである。この構成により、スイッチ62、63の操作の信頼性を高めることが可能となっている。また、2つのスイッチ62、63の動作タイミングをそれぞれ異ならせる手段として、シャフト4、5の先端4e、5eの長さを変えることで達成させていることが前述より分かる。しかし、スイッチ62、63のオンのタイミングを異ならせるためには、シャフト4及び5が同形状であって、スライダー41、51やスイッチ62、63の位置を変えることでも達成は可能である。しかしこの場合には、長い方のシャフトに合わせる必要があるため、2本のシャフトがともに長くなり、カメラ31が大きくなってしまうという課題が残り、本実施例3では採用しなかった。もし、カメラ31の大きさに余裕がある際には2本のシャフトを共通化させてももちろん構わない。
バリアカバー8の開閉動作に連動してオンとオフが切り替えられるこの2つのスイッチ62及び63であるが、これらは配線基板61上に実装され、不図示のカメラシステムへと信号を出力している。この2つのスイッチ62、63がオン及びオフする動作タイミングは図14に示されていることをすでに述べているが、この動作タイミングを発生させることが重要となっている。以下にスイッチ62,63の出力信号及びそのタイミングについて述べる。
バリアカバー8が閉じられている状態から開いていく際、スイッチ63はスイッチ62よりも先にオンする構成であることを先に述べたが、このスイッチ63は主電源スイッチであり、このスイッチ63がオンすることでカメラシステムが起動を開始する。即ち、スイッチ63よりもスイッチ62が先にオンしたとしてもカメラ31のシステムが起動していないため、スイッチ62からの出力信号が認識されることはない。このため、スイッチ63がスイッチ62よりも先にオンする構成をとっている。しかし一方で、スイッチ63がオンである間はカメラシステムに電流が流れ続けてしまうため、バリアカバー8が全開になった時にはスイッチ63がオフになっている必要がある。このため、図13(D)の位置ではスイッチ63がオフとなるように構成されている。この構成により、カメラシステムに電流が流れ続けてしまうという問題を回避することが可能となっている。
もう1つのスイッチ62はバリアカバーが全開ないしはほぼ全開であることをカメラシステムに伝達し、不図示の進退可能な沈胴式鏡筒が、収納状態である沈胴位置から使用状態である繰り出し位置まで繰り出せることを指示する。このスイッチ62のオンとオフとの状態と、レンズユニットの繰り出し及び沈胴の動作タイミングを図15に示す。同図における(α)位置は、バリアカバー8がレンズユニットの繰り出しによって干渉しなくなり始める開き量であり、この位置よりバリアカバー8が開かれている際には、レンズユニットが繰り出してきてもレンズユニットとバリアカバー8とが干渉することがないことを示している。このスイッチ62は、図15における(α)位置を超えたタイミングでオンになり、このスイッチ62からの信号入力を受け、レンズユニットの繰り出しが行われる。これにより、バリアカバー8が開ききる前にレンズユニットが繰り出されてしまうことによる、バリアカバー8とレンズユニットとの衝突を回避させることができる。
一方、バリアカバー8が全開の状態から閉めていく際には、まずスイッチ62がオンの状態からオフになり、この信号入力を受け、レンズユニットが沈胴位置へ収納される。この時、バリアカバー8の位置はまだ図15における(α)位置までは閉められていない。このため、レンズユニットが沈胴しきる前にバリアカバー8が閉じられてしまうことによる、バリアカバー8とレンズユニットとの衝突を回避させることができる。また、このスイッチ62のオフを受け、続けてカメラシステムがシャットダウン動作に入り、カメラの主電源がオフの状態へ遷移する。
続いてスイッチ63も図13(B’)で示すように、スイッチ63のノブ63aが、バリアカバーを開けていく時とは反対方向から倒されているが、前述のとおりスイッチ63はオンにはならないように構成されている。もしくは、別の信号が出力されていても構わないが、すでに電源がシャットダウンしているため、カメラシステムでは認識されなくなっている。即ち、バリアカバー8を閉める際にはスイッチ62からの信号だけで構成することができる。
続いてバリアカバー8を開いた状態での保持機構について以下、説明を行う。フロントカバー32には図11及び図12で示すように、2対の突起部32e、32f及び32g、32hが設けられていることをすでに述べた。この2対の突起部32e、32f及び32g、32hはバリアカバー8を開ききった時、即ち図13(D)の状態では、一方のシャフト4の径より一段細い小径部面4gに一対の突起部32e、32fが嵌っている。また、他方のシャフト5の径より一段細い小径部面5gにもう一対の突起部32g、32hが嵌りこんでいる。この状態からバリアカバー8を閉じる方向に動かそうとする際、突起部32e、32f及び32g、32hがシャフト4、5の外形を乗り越える必要があるため、バリアカバー8を閉じる方向に負荷が掛かっている。図14にクリック力が図示されているが、同図においてバリアカバー8を開ききった状態である(D)から、少し閉め始めた(C)の方向へ向かう際、クリック力が大きくなっており、これが前述の負荷に相当している。この負荷により、バリアカバー8を開いた状態での保持力を発生させることができる。更に本実施例3では、2本のシャフト4、5に均等に負荷が掛かるように前記2つのタイミングを2本のシャフト4、5で一致させ、バリアカバー8の開閉操作感を損ねないように配慮している。
以上説明を行ってきたように、カメラ31を非使用状態から使用状態へ、ないしはその逆の動作へ切り替えるために必要なスイッチ操作、即ち主電源の起動や停止、及びレンズユニットの繰り出しや沈胴を指示する信号を出力させることが、バリアカバー8の開閉だけで行える。また、このスイッチ操作やバリアカバー8の保持機構はシャフトの先端のみを介して行っているため、カメラ31の本体部とバリアカバー8から構成されるバリア部との連結部が2本のシャフト4、5のみで済み、スイッチの操作のためだけに別途部材を設ける必要がない。また、外観に不要な突起や穴等を設ける必要がないため、外観品位の低下を抑えることも可能となっている。さらに2本のシャフトそれぞれの先端で、それぞれ1つずつスイッチ62、63を動作させているため、所望のスイッチの動作タイミングを構成しやすい。
2 フロントカバー
2a及び2b 長寸軸受部
4及び5 シャフト
4a及び5a 長寸軸部
4b及び5b 短寸軸部
4c及び5c 折返し部
8 バリアカバー
8a及び8b 短寸軸受部
9及び10 バネ

Claims (16)

  1. 撮像装置の開口部を除く前面を前記撮像装置に固定された状態で覆うフロントカバーと、
    前記開口部を開閉可能に覆うバリアカバーと、
    前記バリアカバーを前方かつ横方向に移動可能にフロントカバーに取り付ける取付手段と、
    前記バリアカバーの開状態では前記フロントカバーより前方に突出した状態にロックするロック手段とを有し、
    前記取付手段は、前記バリアカバーの閉状態では前記バリアカバーを前記フロントカバーと連続的な面を形成する第一位置に位置させ、前記バリアカバーに前方への外力が加えられたことによって前記フロントカバーより前方へ突出する第二位置へ前記バリアカバーを導き、さらに前記ロック手段によるロックがなされる第三位置へ前記バリアカバーを導き、前記第三位置から前記バリアカバーの横方向の移動を可能にすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記取付手段は、互いに平行な長寸軸部と短寸軸部、及び折返し部から成り、前記フロントカバー及び前記バリアカバーの上下端部に位置する2本のシャフトで構成され、
    前記長寸軸部は前記フロントカバーの長寸軸受部に回転可能かつ横方向摺動可能に支持され、
    前記短寸軸部は前記バリアカバーの短寸軸受部に回転可能に支持され、
    前記シャフトは、前記長寸軸部を中心に、前記短寸軸部が前記フロントカバーの前面より前方へ突出するように回転することによって、前記バリアカバーを前記第一位置から前記第二位置へ導き、さらに、前記長寸軸部が前記長寸軸受部に対して横方向摺動することによって、前記バリアカバーを前記第二位置から前記第三位置へ導くことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記バリアカバーは、前記第一位置と前記第二位置の中間位置でたわみを生じ、該たわみにより前記中間位置から前記第一位置もしくは前記第二位置へ移行する復元力を得ることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記ロック手段は、前記第二位置に位置する前記バリアカバーを前記第三位置へ付勢するバネと、前記バリアカバーを第三位置に保持するストッパー部材とを有し、前記ロック手段によるロックを解除するためには、前記バネの付勢力に抗して前記バリアカバーを前記ストッパー部材から外すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記バリアカバーの前記短寸軸受部に、前記シャフトの前記短寸軸部を、回転可能で横方向へも移動可能に取り付け、
    前記短寸軸部を横移動するように付勢するバネを設け、
    前記バリアカバーが前記第一位置にある時は、前記バネの付勢によって前記シャフトの前記折返し部に当接することにより、前記バネの付勢力に抗して横移動を係止して回転のみ可能とし、前記バリアカバーが前記第二位置にある時は、前記バネの付勢力によって横移動した前記シャフトの前記折返し部を受けて、前記シャフトの前記短寸軸部が回転するのを規制して横移動のみ可能とするストッパー部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記フロントカバーと前記バリアカバーとを閉状態で前記撮像装置の前面に対して傾いた斜面にて接するようにし、
    前記バリアカバーが横方向へ移動することによって、前記バリアカバーは前記斜面に沿って前記フロントカバーの前面より前方へ浮き上がるように構成したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置の前記長寸軸受部の入口に、前記長寸軸部に接触する防塵部材を設けたことを特徴とする請求項2または5に記載の撮像装置。
  8. 前記防塵部材に潤滑剤を浸潤させることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記長寸軸受部の中間に、前記長寸軸部と接触しない隙間部を設け、前記長寸軸受部は入口付近と出口付近で前記長寸軸部を支持し、中間では前記長寸軸部との間に隙間を有するように構成したことを特徴とする請求項2、5または7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記バリアカバーを前記第一位置から前記第二位置へ押し出す操作部を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記シャフトの前記長寸軸部の先端の移動に連動して動作するスイッチを有することを特徴とする請求項2、5、7または9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記スイッチと前記シャフトはそれぞれ2つずつあり、一対の前記シャフトそれぞれの前記長寸軸部の先端は、1つずつ異なる動作タイミングで前記スイッチを動作させることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記シャフトそれぞれの前記長寸軸部の先端の長さを異ならせることによって、前記スイッチの動作タイミングを異ならせることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記2つのスイッチのうち少なくとも1つのスイッチは、前記バリアカバーを開いている最中の、所定のタイミングでオンになり、前記バリアカバーを開ききった時にはオフであることを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  15. 前記2つのスイッチのうちの一方のスイッチは、前記撮像装置の主電源スイッチであり、他方のスイッチは沈胴式鏡筒の進退を指示する信号を出力するスイッチであることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記スイッチは、前記シャフトの前記長寸軸部の先端により移動される中間部材を介して動作されることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1項に記載の撮像装置。
JP2011096226A 2011-04-22 2011-04-22 撮像装置 Expired - Fee Related JP5713783B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096226A JP5713783B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 撮像装置
US13/450,234 US8807851B2 (en) 2011-04-22 2012-04-18 Electronic device
CN201210118635.2A CN102749787B (zh) 2011-04-22 2012-04-20 电子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011096226A JP5713783B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012226266A true JP2012226266A (ja) 2012-11-15
JP2012226266A5 JP2012226266A5 (ja) 2014-06-05
JP5713783B2 JP5713783B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=47276466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011096226A Expired - Fee Related JP5713783B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5713783B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10170988A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Nikon Corp レンズカバーを有するカメラ
JP2000075358A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd バリアを有するカメラ
JP2009251080A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc ロック機構、スライド装置および携帯端末装置
US20100239242A1 (en) * 2007-10-30 2010-09-23 Amphenol Phoenix Co., Ltd. Safeguard apparatus for covering camera lens
US20110097071A1 (en) * 2007-09-18 2011-04-28 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Shutter arrangement for covering a camera lens

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10170988A (ja) * 1996-12-06 1998-06-26 Nikon Corp レンズカバーを有するカメラ
JP2000075358A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd バリアを有するカメラ
US20110097071A1 (en) * 2007-09-18 2011-04-28 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Shutter arrangement for covering a camera lens
US20100239242A1 (en) * 2007-10-30 2010-09-23 Amphenol Phoenix Co., Ltd. Safeguard apparatus for covering camera lens
JP2009251080A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc ロック機構、スライド装置および携帯端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5713783B2 (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090231786A1 (en) Connection mechanism and mobile terminal
US7554062B2 (en) Retractable display unit
US7872816B2 (en) Turning mechanism
CN110383808B (zh) 电子设备
JP5713783B2 (ja) 撮像装置
US8807851B2 (en) Electronic device
US20210195078A1 (en) Image-capturing apparatus
JP2005058287A (ja) スピーカー付きヘッドレスト
JP4961217B2 (ja) ベビーカーのロック機構
JP2017034974A (ja) 可動体用給電構造
JP2012226265A (ja) 撮像装置
JP3909774B2 (ja) チルト装置
WO2018151270A1 (ja) フットレスト装置
JP2006123751A (ja) 電子機器の表示パネル駆動機構
US11938994B2 (en) Stroller and reversible mechanism thereof
US20120162501A1 (en) Electronic device and imaging device
JP4073598B2 (ja) 撮像装置
JP2003222929A (ja) カメラのバリア移動機構
JP2005296315A (ja) 食器洗い機
JP2009017421A (ja) 撮像装置
JP2008176234A (ja) レンズバリア機構
US9720303B2 (en) Strobe mechanism
JP4544954B2 (ja) カメラ
JP2010119761A (ja) スタートレバー
JP2012021301A (ja) ダンパー機能付き蝶番

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150310

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees