JP2012222906A - 電動モータ - Google Patents

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哲平 時崎
Yoshichika Kawashima
義親 川島
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Abstract

【課題】放熱性を充分に高められるようにして、装置全体の小型化とモータ性能の確保を両立させることのできる電動モータを提供する。
【解決手段】ヨーク5の周壁5bの断面を多角形状に形成する。ネオジム磁石14を平板状に形成して、ヨーク5の周壁5bの内側の平坦面13に取り付ける。ヨーク5の内側には、ネオジム磁石14との間にエアギャップを持たせてアーマチュア6を回転自在に配置する。ヨーク5の外表面に黒色塗装を施す。
【選択図】図3

Description

この発明は、ネオジム磁石等の希土類磁石が用いられる電動モータに関するものである。
電動モータとして、有底筒状のヨークの内周面に複数の永久磁石が配置され、永久磁石の内側にアーマチュアがエアギャップを介して配置されたブラシ付きの電動モータが知られている。
近年、この種の電動モータにおいて、永久磁石としてネオジム磁石等の希土類磁石を用いることにより、装置全体の小型化を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−33843号公報
しかし、希土類磁石を用いる電動モータにおいては、希土類磁石が高温時に不可逆減磁(高温減磁)を発生し易い特性であることから、装置全体の充分な小型化を図ることが難しい。つまり、装置の小型化を進めると、モータ内部の放熱性が悪化するため、モータの連続運転等によって内部の温度が高まったときに、希土類磁石に不可逆減磁が発生し、モータ性能を維持できなくなる。
そこでこの発明は、放熱性を充分に高められるようにして、装置全体の小型化とモータ性能の確保を両立させることのできる電動モータを提供しようとするものである。
この発明に係る電動モータでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、有底筒状のヨークと、このヨークの周壁の内面に設置された複数の希土類磁石と、前記ヨークの周壁の内側に、前記希土類磁石との間にエアギャップを持たせて回転自在に配置されたアーマチュアと、を備えた電動モータにおいて、前記ヨークの周壁の断面が多角形状に形成され、前記希土類磁石が平板状に形成されるとともに、前記ヨークの周壁の内側の平坦面に取り付けられ、前記ヨークの外表面が黒色に着色されていることを特徴とするものである。
この発明の場合、ヨークの周壁が多角形状であることから、周壁が円形である場合に比較して表面積が増大し、さらにヨークの外表面が黒色であることから、ヨーク外表面の放射率が1に近づく。また、平板状の希土類磁石はヨークの周壁の平坦面に密着し、ヨーク側に熱を効率良く伝達する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る電動モータにおいて、前記ヨークにはブラシホルダ収納部が一体に形成され、前記ブラシホルダ収納部の外表面が黒色に着色されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、ヨークの周壁が多角形状で表面積が大きいことと、ヨークの外表面が黒色で放射率が1に近いことから、ヨークからの放熱性を確実に高めることができる。そして、請求項1に係る発明によれば、このようにしてヨークの放熱性を高めることができるうえ、平板状の希土類磁石をヨークの平坦面に密着させて希土類磁石の熱をヨークを通して効率良く放熱することができるため、装置全体を小型化しても、希土類磁石に不可逆減磁が生じにくくなる。したがって、装置全体の小型化とモータ性能の確保を両立させることができる。
請求項2に係る発明によれば、ヨークと一体に形成されるブラシホルダ収納部の外表面も黒色に着色されているため、連続運転によってブラシ部分で発生する熱を、ブラシホルダ収納部を通して外部に効率良く放熱させることができる。
この発明の一実施形態の電動モータを用いた駆動ユニットの斜視図である。 この発明の一実施形態の電動モータを軸線方向に沿って切った断面図である。 この発明の一実施形態の電動モータの図2のA−A断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の電動モータと比較例の電動モータの各部の温度を示すグラフである。 この発明の一実施形態の電動モータの第1の変形例の図3に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の電動モータの第2の変形例の図3に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の電動モータの第3の変形例の図3に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る電動モータ1を用いた駆動ユニット100の斜視図である。
駆動ユニット100は、電動モータ1と減速ギヤ装置2が一体に組み付けられたものであり、例えば、車両のワイパー駆動部等に用いられる。減速ギヤ装置2は、ギヤケース3内にウォームギヤを含む減速ギヤ(図示せず)が内蔵され、電動モータ1の動力を減速して出力軸4を回転させる。
図2は、電動モータ1を軸線方向に沿って切った断面図であり、図3は、図2のA−A断面に対応する電動モータ1の断面図である。
電動モータ1は、ハウジングを兼ねるヨーク5の内側にアーマチュア6が回転自在に収容されたブラシ付きのモータであり、アーマチュア6の回転軸7がモータ軸として減速ギヤ装置2の入力部に連結されている。
ヨーク5は、鉄等の金属によって有底円筒状に形成され、周壁5bの開口側の縁部にブラシホルダ収納部8が一体に形成されている。ヨーク5の底壁5aには軸方向外側に突出するボス部9が設けられ、そのボス部9の内側に回転軸7の端部を支持するためのメタル軸受10が圧入固定されている。なお、ボス部9の底面とメタル軸受10の間にはスラストプレート11と、回転軸7の端面に当接するスチールボール12とが収容されている。
ヨーク5の周壁5bは、図1,図3に示すように、断面が正六角形状(多角形状)に形成され、ブラシホルダ収納部8は、断面がコーナ部に丸みを帯びた略長方形状に形成されている。ブラシホルダ収納部8の短辺側は、ヨーク5の周壁5bの相互に平行な二面と段差無く連続するように形成され、長辺側は、ヨーク5の周壁5bに対して段差状に外側に張り出して形成されている。
ヨーク5の周壁5bの内側の6つの平坦面13には、希土類磁石である平板状のネオジム磁石14がそれぞれ取り付けられている。ネオジム磁石14は、ヨーク5の中心側に向くN極とS極の磁極面が円周方向に沿って交互になるように配置されている。
そして、ブラシホルダ収納部8を含むヨーク5の外表面には黒色塗装が施されている。なお、図1においては、黒色塗装面に符号bを付してある。
また、ヨーク5に一体に形成されたブラシホルダ収納部8の端部にはフランジ部15が設けられ、そのフランジ部15が減速ギヤ装置2のギヤケース3に一体に結合されている。ブラシホルダ収納部8には、図2に示すように、通電用の一対のブラシ(図示せず)を保持するブラシホルダ16が蓋体を兼ねて取り付けられている。
ブラシホルダ16には、ブラシの他、電気系統を外部電源と接続するためのターミナル(図示せず)や、電流ノイズの抑制や過熱防止するための回路部品(図示せず)が実装されている。ブラシホルダ16の軸心部には球面滑り軸受17が設置され、ブラシホルダ16を貫通して減速ギヤ装置2側に突出するアーマチュア6の回転軸7が、この球面滑り軸受17を介してブラシホルダ16に支持されている。
アーマチュア6は、軸心部に配置される前記回転軸7と、放射方向に突出する複数のティース18を有し回転軸7の外周面に嵌合固定されたアーマチュアコア19と、このアーマチュアコア19の各ティース18に巻回されたアーマチュアコイル20(図3においては、図示都合上省略)と、回転軸7上のアーマチュアコア19から軸方向に離間した位置に固定設置されたコンミテータ21と、を備えている。
アーマチュアコア19は、複数の電磁鋼板または圧延鋼板が積層されて成り、各ティース18は、図3に示すように、アーマチュアコイル20が巻回される巻胴部18aと、巻胴部18aの先端部側から円周方向にT字状に張り出す円弧壁18bと、備えている。各ティース18の巻胴部18aには、樹脂製のインシュレータ(図示せず)が被着されており、アーマチュアコイル20は、このインシュレータを介して各ティース18に巻回されている。各ティース18の円弧壁18bの外周面は、ヨーク5の内周面に固定設置されたネオジム磁石14に対し、微少なエアギャップを持って対向している。
なお、この電動モータ1は、アーマチュアコア19に設けられているティース18の数が9個であり、ネオジム磁石14の数が6個、スロットの数が9個の6極9スロットの直流モータとなっている。
また、コンミテータ21は、図2に示すように、外周面に金属板から成る複数のセグメント22が等間隔に離間して配置され、その各セグメント22が対応するアーマチュアコイル19に結線されている。セグメント22が配置されるコンミテータ21の外周面にはブラシホルダ15に保持された一対のブラシが当接し、アーマチュア6の回転に応じてブラシに接触接続されるセグメント22が連続的に変化するようになっている。
以上のように構成されたこの電動モータ1は、ヨーク5の周壁5bの断面が六角形状であるため、同外径のアーマチュア6を同じエアギャップを持って収容できる円形断面のヨークに比較して、内表面と外表面の表面積が増大する。そして、この電動モータ1では、ネオジム磁石14が平板状に形成されて、ヨーク5の周壁5bの内側の平坦面13に取り付けられているため、ネオジム磁石14の熱をヨーク5に効率良く伝達することができる。
さらに、この電動モータ1においては、ヨーク5の周壁5bの断面が六角形状で表面積が大きいことに加え、ヨーク5の外表面が黒色に塗装され、ヨーク5の外表面側の放射率がほぼ1、反射率がほぼ0となっているため、ネオジム磁石14から伝達された熱を外部に効率良く放熱することができる。
したがって、この電動モータ1においては、磁力の強いネオジム磁石14を用いて装置全体を小型化しつつも、運転中にネオジム磁石14が高温化されて不可逆減磁を生じるのを未然に防止することができる。このため、装置全体の小型化とモータ性能の確保を両立させることができる。
また、この実施形態の電動モータ1の場合、ヨーク5と一体に形成されるブラシホルダ収納部8の外表面にも同様に黒色塗装が施されているため、連続運転によってブラシ部分で発生する熱もブラシホルダ収納部8を通して外部に効率良く放熱させることができる。
図4は、この実施形態の電動モータ1(「ヨーク黒塗装」)と、ヨークの周壁が円形断面で外表面に黒色塗装が施されていない比較例の電動モータ(「ノーマル」)を同様の条件下で運転したときの、各部の最大温度を計測した結果を示すグラフである。
このグラフから明らかなように、この実施形態の電動モータ1においては、正負の両ブラシとヨーク表面の最大温度が確実に低下する。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、以上では、ヨーク5の周壁の断面が六角形状で、ネオジム磁石14の数が6個、スロットの数が9個の6極9スロットの磁気回路を持つ電動モータ1について説明したが、図5〜図7に示す各変形例のような異なる磁気回路を持つ電動モータ1A,1B,1Cであっても良い。
図5に示す第1の変形例の電動モータ1Aは、ヨーク5の周壁の断面が六角形状で、ネオジム磁石14の数が6個、スロットの数が10個の6極10スロットの磁気回路を持つものであり、図6に示す第2の変形例の電動モータ1Bは、ヨーク5の周壁の断面が八角形状で、ネオジム磁石14の数が4個、スロットの数が10個の4極10スロットの磁気回路を持つものである。また、図7に示す第3の変形例の電動モータ1Cは、ヨーク5の周壁の断面が八角形状で、ネオジム磁石14の数が4個、スロットの数が6個の4極6スロットの磁気回路を持つものである。
また、上記の実施形態においては、ヨーク5の外表面の全域に黒色塗装を施したが、黒色塗装はヨーク5の外表面の一部のみに施すようにしても良い。
1…電動モータ
5…ヨーク
6…アーマチュア
8…ブラシホルダ収納部
13…平坦面
14…ネオジム磁石(希土類磁石)

Claims (2)

  1. 有底筒状のヨークと、
    このヨークの周壁の内面に設置された複数の希土類磁石と、
    前記ヨークの周壁の内側に、前記希土類磁石との間にエアギャップを持たせて回転自在に配置されたアーマチュアと、を備えた電動モータにおいて、
    前記ヨークの周壁の断面が多角形状に形成され、
    前記希土類磁石が平板状に形成されるとともに、前記ヨークの周壁の内側の平坦面に取り付けられ、
    前記ヨークの外表面が黒色に着色されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記ヨークにはブラシホルダ収納部が一体に形成され、前記ブラシホルダ収納部の外表面が黒色に着色されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
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