JP2012222457A - 伝送装置制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ内容の制御を実行する場合の制御コマンド入力作業の軽減や入力ミスを回避することができる伝送装置制御システムを提供する。
【解決手段】伝送装置は、制御履歴データベース、監視制御処理、実行番号生成処理、実行番号を含む制御履歴情報作成処理、制御履歴情報を監視装置および全伝送装置に送信する処理、制御履歴情報を制御履歴データベースに記憶する処理、監視装置から受信する実行番号に対応して制御確認応答情報を監視装置に送信する処理を行う伝送装置制御部302を有する。監視装置は、コマンドコードと実行番号を記憶するコマンド履歴データベース、コマンドコードがコマンド履歴データベースに記憶されている場合に実行番号を伝送装置に送信する処理、制御確認応答情報の中から制御対象およびコマンドパラメータを選択する処理、制御コマンドを伝送装置に送信する処理を行う監視装置制御部202を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は複数の伝送装置とそれらを監視するネットワーク監視装置とで構成される伝送装置制御システムに関する。
ネットワーク接続された複数の伝送装置を監視装置で制御するネットワークシステムが用いられている(例えば特許文献1参照)。このようなネットワークシステムの一例を図14に示す。図14において、ネットワークシステム900は、ネットワーク監視装置901と、伝送装置902aと、伝送装置902bと、伝送装置902cとを有し、伝送装置902aはLANなどでネットワーク監視装置901に接続され、さらに伝送装置902aは伝送装置902bおよび伝送装置902cと伝送路でそれぞれ接続されている。そして、各伝送装置は自装置状態を示す情報をネットワーク監視装置901に送信し、ネットワーク監視装置901は各伝送装置から受信する情報を基に各伝送装置の設定や制御を行い、ネットワークシステム900全体を監視する。また、各伝送装置には、様々な機能のパッケージ(以降、PKGと称する)が搭載されており、伝送装置毎に搭載されているPKGの種類や設定、実装位置などが異なる。尚、以降の説明において、3つの伝送装置(902a,902b,902c)に共通の場合は伝送装置902と表記し、特定の伝送装置を指す場合は伝送装置902aのようにアルファベット(a、b、c、・・・)を付加して表記する。
例えばネットワーク監視装置901から伝送装置902aに対して何らかの試験や保守および制御を行う場合、制御先の伝送装置902aに関する技術資料(伝送装置の実装図や取り説など)を参照して、対象PKGの実装位置や制御パラメータを手動で入力して伝送装置902aの制御を実行する。
図15(a)は、制御内容としてLPB(ループバックテスト)を行う場合のパラメータの入力例を示した図である。オペレータは技術資料を調べて、装置アドレス=902a、PKG種別:A、PKG実装位置(架番号(1)、シェルフ番号(1)、スロット番号(3))および制御パラメータ(方向(3:双方向)、系(3:両系))など多くの情報を入力しなければならない。
図15(b)は、制御内容としてHW_LPB(ハードウェアループバックテスト)を行う場合のパラメータの入力例を示した図である。尚、図15(a)と異なる部分は、制御内容と装置アドレス(902b)だけである。
ここで、図14の伝送装置902aと伝送装置902bとを制御する場合の従来のフローチャート例を図16に示す。尚、図16において、図14と同符号のものは同じものを示す。
(ステップS901)オペレータは、制御対象の装置アドレス、実装位置、コマンドパラメータなどを技術資料で調べてネットワーク監視装置901の入力インターフェース(キーボードなど)から入力する。
(ステップS902)ネットワーク監視装置901は、オペレータが入力した装置アドレスの伝送装置(図16の例では伝送装置902a)に制御コマンドを送信する(制御実行)。
(ステップS903)ネットワーク監視装置901から制御コマンドを受信した伝送装置902aは、制御コマンドの内容に従って制御を実行し、その結果をネットワーク監視装置901に送信する(制御結果応答)。
(ステップS904)伝送装置902aから結果応答を受信したネットワーク監視装置901は、制御結果をネットワーク監視装置901の出力インターフェース(モニタなど)に表示する(制御結果表示)。
このようにして、オペレータは、装置アドレス=902aの伝送装置に対して図16(a)の制御(LPB)を実行することができる。次に、図16(a)の制御を伝送装置902bに対して制御(HW_LPB)実行する場合もオペレータは以下のようにステップS901からステップS904までと同様の操作を行う。
(ステップS905)オペレータは、制御対象の伝送装置902bについて、装置アドレス、実装位置、コマンドパラメータなどを技術資料で調べて入力する。
(ステップS906)ネットワーク監視装置901は、オペレータが入力した装置アドレスの伝送装置(図16の例では伝送装置902b)に制御コマンドを送信する(制御実行)。
(ステップS907)ネットワーク監視装置901から制御コマンドを受信した伝送装置902bは、制御コマンドの内容に従って制御を実行し、その結果をネットワーク監視装置901に送信する(制御結果応答)。
(ステップS908)伝送装置902bから結果応答を受信したネットワーク監視装置901は、制御結果をネットワーク監視装置901の出力インターフェース(モニタなど)に表示する(制御結果表示)。
このようにして、従来のネットワークシステム900では、伝送装置の制御を行う毎にオペレータは技術資料を調べて制御パラメータを入力する作業を行っていた。
特開2003−069564号公報
ところが、図15(a)の制御と図15(b)の制御は装置アドレス(902b)と制御内容(HW_LPB)が異なるだけであり、PKG種別、PKG実装位置、制御パラメータなどは全く同じであるにも拘わらず、オペレータは技術資料を再び調べて同じ内容を入力しなければならなかった。
このように従来のネットワークシステム900では、同じような内容の制御を再び同じ伝送装置や別の伝送装置に対して実行する場合でも、毎回、オペレータが技術資料を調べて全ての内容を入力しなければならならず、膨大な時間が必要であった。また、パラメータ数が多い場合は入力ミスが起こりやすく、例えば図15(b)の制御を行おうとしてスロット番号を誤って図15(c)のように入力した場合、伝送装置902bは図16のステップS907で「実装位置エラー」の結果応答をネットワーク監視装置901に返し、ステップS908でモニタ画面に「実装位置エラー」が表示される。ここで、オペレータは、実装位置が間違っていることに気が付き、伝送装置902bのPKG種別:Aの実装位置を再び技術資料を参照して調べ直し、制御パラメータを再入力しなければならず、入力ミスによる無駄な制御操作が実行されるだけでなく、時間のロスが大きな問題であった。
また、伝送装置に対して試験や保守制御を行う場合、基本的には制御対象のPKGの状態を制御前に確認してから制御を実行するのが一般的だが、事前に対象PKGの状態を確認する作業を忘れて制御を実行してはいけない状態で制御を実行してしまい、ネットワーク運用に大きな影響を与えてしまうことがあった。
さらに、制御前に制御実行後の影響を予測する場合、過去の経験や運用マニュアル等により判断するが、保守担当者が変わった場合や運用マニュアルなどを紛失した場合、制御実行時の影響を十分に考慮せずに制御を実行してしまい、ネットワーク運用に影響を与えてしまうことがあった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、同じような内容の制御を実行する場合の制御コマンドの入力作業の軽減や入力ミスを回避し、制御前に対象PKGの状態や制御実行後の影響を予測することができる伝送装置制御システムを提供することである。
本発明に係る伝送装置制御システムは、監視装置と、前記監視装置に接続された複数の伝送装置とで構成され、前記監視装置からコマンドコードとコマンドパラメータと制御対象とを含む制御コマンドを送信して前記伝送装置を制御する伝送装置制御システムにおいて、前記伝送装置は、過去の制御履歴情報を記憶する制御履歴データベースと、前記監視装置から前記制御コマンドを受信して監視制御を行う処理と、監視制御を実行する毎に実行番号を生成する処理と、前記実行番号と前記制御コマンドとを少なくとも含む前記制御履歴情報を作成する処理と、前記制御履歴情報を前記監視装置および全ての前記伝送装置に送信する処理と、自装置が作成した前記制御履歴情報または他の前記伝送装置から受信する前記制御履歴情報を前記制御履歴データベースに記憶する処理と、前記監視装置から前記実行番号を受信した場合に前記制御履歴データベースにより前記実行番号に対応する前記制御コマンドを含む制御確認応答情報を作成して前記監視装置に送信する処理とを行う伝送装置制御部とを有し、前記監視装置は、過去の前記コマンドコードと前記実行番号とを対応付けて記憶するコマンド履歴データベースと、実行しようとする前記コマンドコードが前記コマンド履歴データベースに記憶されているか否かを判定する処理と、前記判定結果が真の場合に前記コマンド履歴データベースから前記コマンドコードに対応する前記実行番号を読み出して前記伝送装置に送信する処理と、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象および前記コマンドパラメータを選択する処理と、選択した制御対象およびコマンドパラメータを含む前記制御コマンドを作成して前記伝送装置に送信する処理とを行う監視装置制御部とを有することを特徴とする。
特に、前記制御コマンドの前記制御対象情報は、前記伝送装置のアドレスと、前記伝送装置に搭載されるパッケージの実装位置および種別とを少なくとも含むことを特徴とする。
また、前記伝送装置の前記制御履歴データベースに記憶される制御履歴情報は、前記制御コマンドを実行した時の実行結果および前記制御コマンドの実行に伴う影響情報の少なくとも1つを含み、前記伝送装置が作成して前記監視装置に送信する前記制御確認応答情報は、前記実行結果および前記影響情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
さらに、前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記制御確認応答情報に含まれる前記影響情報を表示媒体に表示することを特徴とする。
また、前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記制御確認応答情報に含まれる前記コマンドパラメータを表示媒体に表示することを特徴とする。
さらに、前記伝送装置が作成して前記監視装置に送信する前記制御確認応答情報は、前記パッケージの状態が正常であるか否かの状態情報を含み、前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記状態情報を表示媒体に表示することを特徴とする。
本発明に係る伝送装置制御システムは、過去に実行した制御を行う場合の制御コマンドの入力作業の軽減や入力ミスを回避し、さらに制御前に対象PKGの状態や制御実行後の影響を予測することができる。
本実施形態に係る伝送装置制御システム100の構成例を示す図である。 前回制御実行履歴TBL205の構成例を示す図である。 PKG管理TBL308の構成例を示す図である。 制御パラメータTBL309の構成例を示す図である。 制御履歴情報TBL310の構成例を示す図である。 伝送装置102のPKG実装例を示す図である。 制御コマンドの構成例を示す図である。 初回の制御実行時の処理例を示すフローチャートである。 制御履歴情報の構成例を示す図である。 影響範囲チェック条件表の一例を示す図である。 二回目以降の制御実行時の処理例を示すフローチャートである。 制御確認応答情報の構成例を示す図である。 制御画面例を示す図である。 一般的なネットワークシステムの構成例を示す図である。 一般的な制御パラメータ例を示す図である。 一般的な制御実行時の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る伝送装置制御システムの実施形態について詳しく説明する。
図1は、伝送装置制御システム100の構成例を示す図である。尚、伝送装置制御システム100は、従来技術で説明した図14のネットワークシステム900と同様に構成される。図1において、伝送装置制御システム100は、ネットワーク監視装置101と、複数の伝送装置102とを有する。尚、図1の例では伝送装置102a、伝送装置102bおよび伝送装置102cの3つの伝送装置102が描かれているが、さらに多くの伝送装置102を有しても構わない。ここで本明細書では、伝送装置102a、伝送装置102bおよび伝送装置102cに共通の内容を説明する場合は伝送装置102と表記し、特定の装置を指す場合は符号にアルファベットa,b,cを付加して例えば伝送装置102bのように表記する。
[ネットワーク監視装置101の構成例]
図1において、ネットワーク監視装置101は、通信IF(インターフェース)部201と、制御部202と、操作部203と、表示部204と、前回制御実行履歴TBL(テーブル)205とで構成される。
通信IF部201は、伝送装置102aにLAN(ローカルエリアネットワーク)で接続するための物理的なインターフェースである。
制御部202は、CPUなどで構成され、予め内部に記憶された監視制御プログラムに従ってネットワーク監視装置101全体の動作を制御する。例えば通信IF部201を介して制御コマンドを伝送装置102に送信したり、伝送装置102からレスポンスを受信する。また、オペレータは表示部204に表示される操作画面を見ながら操作部203から制御パラメータを入力して制御を実行したり、表示部204に表示される結果応答を確認する。さらに、制御部202は、過去の制御履歴情報を前回制御実行履歴TBL205に蓄積し、操作部203から入力されるコマンドと同じコマンドの履歴情報を検索して表示部204に表示する処理などを行う。
操作部203は、オペレータとのマンマシンインターフェースを提供し、キーボードやマウスなどで構成される。
表示部204は、液晶モニタなどで構成され、制御部302が出力する操作画面や結果応答の画面などを表示する。
前回制御実行履歴TBL205は、不揮発性メモリやハードディスクなどによるデータベースで、制御実行後に伝送装置102から実行結果として応答される実行番号をコマンドコードに対応させて記憶する。ここで、前回制御実行履歴TBL205に記憶される情報について図2を用いて説明する。図2において、前回制御実行履歴TBL205は、2byteの情報として記憶されている履歴数と、履歴数に応じた過去のコマンドコードと実行番号とをペアとする10byteの履歴情報が記憶される。例えば図2において、前回制御実行履歴TBL205の履歴421には、2byteのコマンドコードと、8byteの実行番号411とが記憶されている。ここで、コマンドコードは、例えば0x0001などである。また、実行番号411は、時刻414と装置アドレスとで表される。尚、実行番号411については後で詳しく説明する。
次に、制御部202の監視制御プログラムは、MMIF(マンマシンインターフェース)プログラム251と、通信IFプログラム252と、監視プログラム253と、制御プログラム254とを有する。
MMIFプログラム251は、操作部203および表示部204のインターフェース処理を行い、例えば操作部203から入力する情報を制御プログラム254に入力したり、制御プログラム254が出力する情報を表示部204に表示する処理を行うプログラムである。
通信IFプログラム252は、通信IF部201を介して伝送装置102との間でコマンドやレスポンスなどを送受信するための通信制御処理を行うプログラムである。
監視プログラム253は、各伝送装置102から送られくる監視情報のロギングなど監視処理を行う。
制御プログラム254は、制御コマンドを発行して伝送装置102に対して各種試験や保守制御の処理を行う。特に、新たに制御を実行する時に前回制御実行履歴TBL205に蓄積されている過去の制御履歴情報に同様の制御があるか否かを検索する処理を行う。そして、過去に実行した同じコマンドの場合は実行番号411を伝送装置102に送信して伝送装置102に保持されている履歴情報を参照して制御コマンドを発行する処理を行う。
このようにして、ネットワーク監視装置101は、制御コマンドや実行番号411により伝送装置102を制御する。
[伝送装置102の構成例]
次に伝送装置102の構成例について説明する。尚、図1は伝送装置102aの構成例を示しているが、伝送装置102bおよび伝送装置102cについても同様に構成される。
図1において、伝送装置102aは、通信IF部301と、制御部302と、PKG制御IF部303と、光IF部PKG304と、端末IF部PKG305と、端末IF部PKG306と、端末IF部PKG307と、PKG管理TBL308と、制御パラメータTBL309と、制御履歴情報TBL310とで構成される。
通信IF部301は、ネットワーク監視装置101にLAN(ローカルエリアネットワーク)で接続するための物理的なインターフェースである。
制御部302は、CPUなどで構成され、予め内部に記憶された伝送装置プログラムに従って伝送装置102a全体の動作を制御する。例えば通信IF部301を介してネットワーク監視装置101から受信する制御コマンドや実行番号411に対応する制御を実行し、ネットワーク監視装置101に結果応答を送信する。特にネットワーク監視装置101から実行番号411を受信した場合は、実行番号411に対応する過去の履歴情報を制御履歴情報TBL310の中から検索して制御確認応答情報を作成し、ネットワーク監視装置101に送信する。尚、制御確認応答情報については後で詳しく説明する。
PKG制御IF部303は、制御部302に各種PKGを接続するためのインタフェースである。
光IF部PKG304は、他の伝送装置102との間でデータを送受信するための光インターフェースである。
端末IF部PKG305、端末IF部PKG306および端末IF部PKG307は、端末を接続するためのインターフェースで端末との間でデータを入出力する。
PKG管理TBL308は、メモリやハードディスクなどによるデータベースで、伝送装置102毎に装置内の各PKGの状態が記憶されている。図3(a)は、PKG管理TBL308の構成例を示す図である。図3(a)において、PKG管理テーブル308は、自装置内の架番号と、各架毎のシェルフ番号と、各シェルフ番号毎のスロット番号と、各スロット番号毎に搭載されているPKGの状態とで構成される。例えば、架番号−1は720byteの情報でシェルフ−1からシェルフ−5までの5つのシェルフを有する。また、各シェルフは144byteの情報でスロット−1からスロット−18までの18のスロットを有する。そして、各スロットは8byteの情報で各スロットに搭載されているPKGの状態を示すPKG状態情報501が記憶されている。尚、PKG状態情報501は、伝送装置102の設置時にPKG管理TBL308に記憶され、保守時に変更があった場合に更新される。PKG状態情報501は、PKG種別と、PKGの状態と、対向先アドレスと、予備(0)とで構成される。尚、予備(0)は予備情報が無いことを示す2byteの情報で他のパラメータにも出現するが同様の意味なので以降の重複する説明は省略する。図3(b)は、PKG状態情報501の具体例を示す図で、PKG状態情報501aは、PKG種別:Aを示す2byteの情報0x0001と、PKGがALM有の状態であることを示す2byteの情報0x80(0x0080)と、対向先アドレスを示す2byteの情報0x0002とを有する。また、PKG状態情報501bは、PKG種別:Bを示す0x0002と、PKGがALM有の状態であることを示す0x80と、対向先アドレス:0x0002とを有する。同様に、PKG状態情報501cは、PKG種別:A(0x0001)、PKGが正常であることを示す0x01、対向先アドレス:0x0002の情報を有し、PKG状態情報501dは、PKG種別:D(0x0008)、PKGが正常(0x01)、対向先アドレス:0x0001の情報を有している。
このように、PKG管理TBL308には、自装置に搭載されている全てのPKGの種別、状態、対向先アドレスなどが記憶されている。
制御パラメータTBL309は、メモリやハードディスクなどによるデータベースで、PKG種別毎にそのPKGで制御可能なパラメータ情報が記憶されている。パラメータ情報は、コマンドコード毎に制御可能なパラメータの内容を示す情報である。図4(a)は、制御パラメータTBL309の構成例を示す図である。図4(a)において、制御パラメータTBL309は、格納されているPKG種別毎のPKGパラメータ情報の数と、情報数分のPKGパラメータ情報601とで構成される。そして、各PKGパラメータ情報601は、PKG種別と、そのPKG種別で使用可能なコマンド数と、コマンド数分のコマンド情報602とで構成される。さらに、コマンド情報602は、コマンドコードと、そのコマンドコードで使用するコマンドパラメータ403と、そのコマンドの実行による影響の及ぶ範囲を示す影響チェック情報603とで構成される。図4(b)は、制御パラメータTBL309の具体例を示す図で、PKGパラメータ情報数:8を示す2byteの情報0x0008と、この情報数に対応するPKGパラメータ情報−1からPKGパラメータ情報−8までの情報を有する。また、PKGパラメータ情報601の具体例として、PKG種別:Aを示す2byteの情報0x0001と、使用可能なコマンド数:5個を示す2byteの情報0x0005と、5個のコマンドに対応するコマンド情報−1からコマンド情報−5までの情報を有する。さらに、コマンド情報602の具体例として、コマンド情報602aでは、コマンドコードを示す2byteの情報:0x4000と、このコマンドで使用する12byteのコマンドパラメータ403aと、4byteの影響チェック情報603aとを有する。コマンドパラメータ403aの例では、パラメータ数は1個(0x01)で、パラメータ−1としてLED_TESTを示す1byteの情報0x01が記載されている。影響チェック情報603aの例では、チェックパターン:1を示す2byteの情報0x0001が記載されている。
同様に、コマンド情報602bでは、コマンドコード:0x8000と、このコマンドで使用するコマンドパラメータ403bと、影響チェック情報603bとを有する。コマンドパラメータ403bの例では、パラメータ数は3個(0x03)で、パラメータ−1としてHW_LPBを示す情報0x01と、双方向であることを示す1byteの情報0x03と、両系であることを示す1byteの情報0x03とが記載されている。影響チェック情報603bの例では、チェックパターン:1を示す2byteの情報0x0001が記載されている。
このように、制御パラメータTBL309には、PKGの種別毎にそのPKGで制御可能なパラメータ情報および影響チェック情報などが記憶されている。
制御履歴情報TBL310は、メモリやハードディスクなどによるデータベースで、制御履歴情報を保存する。保存する制御履歴情報は自装置で生成した制御履歴情報や他装置から受信した制御履歴情報である。図5は、制御履歴情報TBL310に記憶される情報例を示している。図5において、制御履歴情報TBL310は、2byteの情報として記憶されている履歴数と、履歴数に応じた過去の制御履歴情報−1から制御履歴情報−nが記憶される(図5の例では全制御履歴情報は38byteである)。尚、制御履歴情報−1から制御履歴情報−nは、別の図で説明する制御履歴情報410と同じフォーマットなのでここでの詳しい説明は省略する。
次に、制御部302の伝送装置プログラムは、伝送装置102の監視制御などを行うプログラムで、通信IFプログラム351と、監視プログラム352と、制御プログラム353とを有する。
通信IFプログラム351は、通信IF部301を介してネットワーク監視装置101との間でコマンドやレスポンスなどを送受信するための通信制御処理や、他の伝送装置102との間で制御確認応答情報などを送受信するための通信制御処理を行う。
監視プログラム352は、伝送装置102内の各PKGについてALM(アラーム:警報)や装置状態の収集などの監視処理を行う。
制御プログラム353は、ネットワーク監視装置101からの制御コマンドに応じて各種試験制御や保守制御などを行う。そして、制御結果を制御履歴情報TBL310に蓄積すると共に、ネットワーク監視装置101や他の伝送装置102に送信する。
このようにして、伝送装置102は、ネットワーク監視装置101からの制御コマンドに基づいて各PKGの試験や保守などを行い、制御結果などの応答情報をネットワーク監視装置101や他の伝送装置102に送信する。また、自装置や他装置から受信する制御情報(実行番号411を含む)や制御結果などを制御履歴情報TBL310に保存する。そして、ネットワーク監視装置101から実行番号411が送られてきた場合は、制御履歴情報TBL310に蓄積された履歴情報の中から当該実行番号411に対応する制御確認応答情報を作成してネットワーク監視装置101に送信する。
[伝送装置102の実装例]
次に、伝送装置102の実装例について図6を用いて説明する。図6(a)および図6(b)は、それぞれ伝送装置102aおよび伝送装置102bの実装例を示す図で、両装置共にスロット番号が1から18までの18個のスロットと、シェルフ1およびシェルフ2などの複数個のシェルフを有している。伝送装置102aの場合、シェルフ1でスロット18のPKG種別AのPKG、シェルフ1でスロット1のPKG種別CのPKG、シェルフ1でスロット2,3とシェルフ2でスロット18のPKG種別BのPKGの3種類のPKGが搭載されている。伝送装置102bの場合、シェルフ1でスロット18およびシェルフ2でスロット1,18のPKG種別DのPKG、シェルフ1でスロット1,3のPKG種別AのPKG、シェルフ1でスロット2およびシェルフ2でスロット2のPKG種別BのPKGの3種類のPKGが搭載されている。
そして、図6(a)において網掛けパターンで示したシェルフ1でスロット1のPKGとシェルフ1でスロット2のPKGは、正常なPKGである。網掛けパターンが施されていないシェルフ1でスロット3,10およびシェルフ2でスロット18のそれぞれのPKGは、ALM発生中のPKGである。
同様に、図6(b)において網掛けパターンで示したシェルフ1でスロット1のPKGとシェルフ1でスロット2のPKGは正常なPKGで、網掛けパターンが施されていない他のPKGはALM発生中のPKGである。
[制御コマンドフォーマット]
次に、ネットワーク監視装置101から伝送装置制御システム100に指令される制御コマンドのフォーマット(FMT)について、図7を用いて説明する。図7(a)は制御コマンド401の構成例を示す図である。制御コマンド401は、装置アドレスと、コマンドコードと、PKG種別と、PKG実装位置と、コマンドパラメータとで構成される。図7(b)は、具体的な数値例を示す図で、装置アドレスは2byteの情報で例えば0x0001、コマンドコードは2byteの情報で例えば0x8000、PKG種別は2byteの情報で例えば0x0001などが設定される。また、図7(a)に示すように、制御コマンド401のPKG実装位置402は、架番号と、シェルフ番号と、スロット番号とで構成される。図7(b)の数値例において、架番号は1byteの情報で例えば0x01、シェルフ番号は1byteの情報で例えば0x01、スロット番号は1byteの情報で例えば0x12のように設定される。さらに、図7(a)において、制御コマンド401のコマンドパラメータ403は、パラメータ数と、パラメータ数に対応する数のパラメータとで構成される。図7(b)の数値例において、パラメータ数は2byteの情報で例えば0x03、パラメータ−1は1byteの情報で例えばHW_LPB(ハードウェアループバックテスト)を示す0x01、パラメータ−2は1byteの情報で例えば双方向であることを示す0x03、パラメータ−3は1byteの情報で例えば両系を示す0x03の3つのパラメータを有する。ここで、0x****は16進数の数値であることを示す。
このように、従来は、図7(b)に示すようなパラメータの入力をオペレータが毎回、技術資料を調べて手入力で行っていた。これに対して、本実施形態に係る伝送装置制御システム100では、初回の監視制御を行うときは従来と同じように行うが、2回目以降に同様の監視制御を行うときは前回制御実行履歴TBL205に蓄積されている履歴情報を検索して、同様のコマンドに対応する実行番号411を各伝送装置102に送信し、伝送装置102から送られてくる制御情報の中から制御内容を選択して実行するのでオペレータの作業時間を大幅に削減することができると共に、入力ミスによる無駄な制御や時間のロスを無くすことができる。
[初回の処理]
次に、本実施形態に係る伝送装置制御システム100において、ネットワーク監視装置101の前回制御実行履歴TBL205に記憶されていない制御コマンド401を実行する場合の処理の流れについて説明する。図8は、ネットワーク監視装置101(マンマシンインターフェース(MMIF)の操作部203および表示部204)と、伝送装置102aと、伝送装置102bと、伝送装置102cとの間で送受信される情報と、各部の処理の流れを描いたフローチャートである。以下、ステップ番号に従って処理順に説明する。
(ステップS201)オペレータは、操作部203からコマンドを入力する。ここで、入力するコマンドは、図7(b)で説明したように、コマンドコード:0x0001のような数値であっても構わないし、HW_LPBのような文字コードであっても構わない。
(ステップS202)ネットワーク監視装置101の制御部302は、前回制御実行履歴TBL205に記憶されている履歴情報の中から同じコマンドコードの履歴情報を検索する。
(ステップS203)制御部302は、前回制御実行履歴TBL205に記憶されている履歴情報の中に同じコマンドコードの履歴情報があるか否かを判別し、Yesの場合は2回目以降の処理(後で詳しく説明)に進み、Noの場合は初回の処理なので次のステップS204に進む。
(ステップS204)制御部302は、詳細な制御情報を入力するようにオペレータに指示する画面を表示部204に表示する。例えば「過去の履歴はありません。詳細な制御情報を入力して下さい。」のようなメッセージを表示し、制御情報を入力する画面を表示する。
(ステップS205)オペレータは、表示部204に表示された制御情報の入力画面に従って図7で説明したような装置アドレス、PKG種別、PKG実装位置、コマンドパラメータなどを技術資料を調べて入力する。
(ステップS206)オペレータにより操作部203から制御情報が入力されると、ネットワーク監視装置101の制御部302は、図7で説明した制御コマンド401を制御対象の伝送装置102(図8では伝送装置102a)に送信して制御を実行する。
そして、ネットワーク監視装置101から制御コマンド401を受信した伝送装置102aの制御部302は、制御履歴情報を作成するために以下のステップS207からステップS210までの処理を実行する。
<制御履歴情報>
ここで、制御履歴情報について説明する。図9(a)において、制御履歴情報410は、実行番号411と、パラメータ情報412と、影響/結果情報413とで構成される。図9(b)の数値例において、実行番号411は、6byteの時刻414(年月日を含む)と2byteの装置アドレスとで構成される8byteの情報で、例えば時刻414が2010年11月1日5時0分30秒(2010年の2000を省略して10年とする)で装置アドレスが0x0001の場合、実行番号411は16進数で0x0a0b0105001e0001となる。また、図9(a)において、制御履歴情報410のパラメータ情報412は、装置アドレスと、コマンドコードと、PKG種別と、コマンドパラメータとで構成される。図9(b)の数値例において、装置アドレスは2byteの情報で例えば0x0001、コマンドコードは2byteの情報で例えば0x8000、PKG種別は2byteの情報で例えば0x0001のように設定される。尚、パラメータ情報412のコマンドパラメータについては、図7のコマンドパラメータ403と同じ12byteのフォーマットなので説明を省略する。さらに、図9(a)において、制御履歴情報410の影響/結果情報413は、実行結果コードと、チェックパターンと、チェック結果情報とで構成される。図9(b)の数値例において、実行結果コードは2byteの情報で例えば0x0001、チェックパターンは2byteの情報で例えばパターン1を示す0x0001、チェック結果情報415は8byteの文字情報で例えば「他」「装」「置」「影」「響」・・・のように1byteの文字が8文字格納できる。
図8のフローチャートにおいて、以下のステップS207からステップS210までの処理を行い、図9の制御履歴情報410を作成する。
(ステップS207)ネットワーク監視装置101から制御コマンド401(図7)を受信した伝送装置102aの制御部302は、パラメータ情報412を設定する。尚、パラメータ情報412に設定される情報は全て図7の制御コマンド401に記載されている情報なので、制御コマンド401の中から必要な情報を組み合わせてパラメータ情報412を作成する。
(ステップS208)制御部302は、制御を実行した結果に関する情報として、影響/結果情報413の実行結果コードを設定する。図9(b)の数値例において、実行結果コードは2byteの情報で例えば正常:0x0001、異常:0x0002などが設定される。
(ステップS209)制御部302は、制御を実行した結果、どのような影響があるかを示す情報として、影響/結果情報413のチェックパターンとチェック結果情報とを設定する。図9(b)の数値例において、チェックパターンは2byteの情報で例えば0x0001などが設定される。ここで、チェックパターンの数値はパターン番号を示し、各パターン番号に応じてチェック内容や条件、チェック結果情報などに対応する。
ここで、チェックパターンの一例を図10に示す。図10は、制御の実行により影響する範囲を示すチェック条件表で制御部302に予め記憶され、チェックパターン番号毎にチェック内容と、条件と、チェック結果情報とが記載されたテーブルである。例えばパターン−1のチェック内容は「パス対向先PKGは自装置に実装されているか否かをチェックすること」で、自装置に実装されている場合は条件がYesでチェック結果情報が「自装置に影響」となり、他装置に実装されている場合は条件がNoでチェック結果情報が「他装置も影響」となる。同様に、パターン−2のチェック内容は「光IF部の状態をチェックすること」で、状態が正常である場合は条件が「正常」でチェック結果情報が「他装置も影響」となり、状態が異常である場合は条件が「異常」でチェック結果情報が「詳細状態確認要」となる。尚、図10は一例であり、影響範囲チェック条件表は、チェックする内容と、チェック結果の条件に応じて影響する範囲を短文の文字情報で表し、この文字情報は図9の制御情報履歴410のチェック結果情報415に格納される。
このようにして、図8のフローチャートのステップS209では、図9の制御履歴情報410のチェックパターンと、チェック結果情報とを設定する。
(ステップS210)制御部302は、制御履歴情報410の実行番号411を設定する。尚、実行番号411については、図9で説明したように、時刻と、装置アドレスとで示される。
このようにして、ステップS207からステップS210までの処理により、図9の制御履歴情報410が作成される。
(ステップS211)制御部302は、作成した制御履歴情報410をネットワーク監視装置101に送信する。
(ステップS212)伝送装置102aから制御履歴情報410を受信したネットワーク監視装置101は、制御履歴情報410に記載された内容を表示部204の画面に表示する。
(ステップS213)ネットワーク監視装置101の制御部202は、この時の処理で使用したコマンドコードと実行番号411とを対応付けて前回制御実行履歴TBL205に記憶する。
(ステップS214)伝送装置102aの制御部302は、ステップS207からステップS210までで作成した制御履歴情報410を他の伝送装置102に送信する。
(ステップS215)伝送装置102aの制御部302は、作成した制御履歴情報410を制御履歴情報TBL310に記憶する。
(ステップS216)伝送装置102bの制御部302は、伝送装置102aから受信した制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310に記憶する。
(ステップS217)伝送装置102cの制御部302は、伝送装置102aから受信した制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310に記憶する。
このようにして、全ての伝送装置102の制御履歴情報TBL310に過去に実行した制御結果を示す図9の制御履歴情報410を蓄積することができる。特に、制御履歴情報410には実行番号411が付加されているので、ネットワーク監視装置101から実行番号411を指定するだけで、パラメータ情報412を知ることができ、さらに影響/結果情報413により制御結果と、どのような影響があるかを事前に知ることができる。
[2回目以降の処理]
次に、図8のステップS201でオペレータが入力したコマンドコードが前回制御実行履歴TBL205にある場合は、図11に示すフローチャートに従って処理を実行する。尚、図11において、ステップS201からステップS203までの処理は図8と同じである。
(ステップS301)ネットワーク監視装置101の制御部302は、前回制御実行履歴TBL205に記憶されている履歴情報の中からステップS201で入力されたコマンドコードに対応する実行番号411を検索する。
(ステップS302)制御部302は、前回制御実行履歴TBL205から読み出した実行番号411を全ての伝送装置102に送信する。
(ステップS303)ネットワーク監視装置101から実行番号411を受信した伝送装置102aは、実行番号411に対応する制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310の中から検索する。
以下のステップS304からステップS306までの処理は、制御履歴情報410に基づいて制御確認応答情報を作成する処理である。
<制御確認応答情報>
ここで、制御確認応答情報431について図12を用いて説明する。図12(a)において、制御確認応答情報431は、8byteの実行番号411と、18byteのパラメータ情報412と、12byteの影響/結果情報413と、対象PKG情報432とで構成される。尚、対象PKG情報432は、格納されるPKG数により情報量は可変する。また、実行番号411、パラメータ情報412および影響/結果情報413については、先に説明した図9の制御履歴情報410と同じフォーマット構成なので、重複する説明は省略する。図12(a)の制御確認応答情報431において、対象PKG情報432は、2byteのPKG数と、10byteのPKG情報433がPKG数だけ付加される。また、PKG情報433は、2byteのPKG種別と、4byteのPKG実装位置434と、2byteのPKGの状態と、2byteの対向先装置アドレスとで構成される。さらに、PKG実装位置434は、1byteの架番号と、1byteのシェルフ番号と、1byteのスロット番号とで構成される。図12(b)は、対象PKG情報432の具体例を示し、対象PKG情報432aのPKG数は0x0002で2つの対象PKGがあることを示す。そして、PKG情報−1は、PKG情報433aに示すように、PKG種別がAであることを示す値:0x0001、架番号は1(0x01)、シェルフ番号は1(0x01)、スロット番号は1(0x01)、PKGはALM有の状態を示す値:0x80、対向先のアドレスは0x0002である。また、PKG情報−2は、PKG情報433bに示すように、PKG種別、架番号、シェルフ番号および対向先アドレスは、PKG情報433aと同じであり、スロット番号が3(0x03)およびPKG状態が正常の状態を示す値:0x01であることがPKG情報433aと異なる。
以下、図11のフローチャートに戻って、制御確認応答情報431の生成手順について説明を続ける。
(ステップS304)伝送装置102aの制御部302は、制御確認応答情報431の作成を開始する。尚、制御確認応答情報431は、制御履歴情報TBL310に記憶されている制御履歴情報410に基づいて行われる。
(ステップS305)制御部302は、ステップS303で検索した実行番号411に対応する制御履歴情報410のPKG種別からPKG管理TBL308を参照して同じPKG種別のPKG実装位置、状態および対向先アドレスなどの情報を取得し、制御確認応答情報431の対象PKG情報432に設定する。
(ステップS306)制御部302は、制御履歴情報410のチェックパターンを基に自装置における影響内容を抽出し、制御確認応答情報431の影響/結果情報413に設定する。
このようにして、ステップS304からステップS306までの処理で制御確認応答情報431を生成する。
(ステップS307)制御部302は、生成した制御確認応答情報431をネットワーク監視装置101に送信する。
尚、ステップS303からステップS307までの処理は、全ての伝送装置102で実行され、各伝送装置102における制御確認応答情報431がネットワーク監視装置101に送信される。例えば、伝送装置102bではステップS307aで伝送装置102bにおける制御確認応答情報431がネットワーク監視装置101に送信され、伝送装置102cではステップS307bで伝送装置102cにおける制御確認応答情報431がネットワーク監視装置101に送信される。
(ステップS308)ネットワーク監視装置101の制御部202は、全ての伝送装置102から受信した制御確認応答情報431の内容を表示部204に表示する。
図13は、表示部204の制御画面501の一例を示す図である。制御画面501において、制御名(例えば、HW_LPBなど)に対応する全ての伝送装置102に搭載されている対象PKG一覧502が表示される。図13の例では、PKG種別がAのPKGが実装されている装置アドレス(例えば001、002など)と、実装位置(例えば、1−1−18は架番号−シェルフ番号−スロット番号に対応)と、PKG状態(正常、ALMなど)と、パラメータ(双方向、両系など)と、対向先アドレス(0x0001、0x0002、0x0003など)と、影響内容(他装置影響、自装置影響など)とが対象PKG一覧502に表示される。
(ステップS309)オペレータは、制御画面501において、操作部203のマウスなどによりカーソル503を移動させて、装置アドレスが001のPKG種別の欄のチェックボックスをチェックして対象装置および対象PKGを選択する。
(ステップS310)オペレータは、制御を実行する場合は、制御画面501において、適用ボタン504にカーソル503を移動させてクリックする。尚、終了ボタン505にカーソル503を移動させてクリックすれば制御が終了する。
(ステップS311)オペレータの制御実行操作を受けて、ネットワーク監視装置101の制御部202は、選択された伝送装置102(図11の例では伝送装置102b)に制御コマンド401が送信される。ここで、送信される制御コマンド401は、図7で説明した制御コマンド401と同じフォーマットである。
(ステップS312)伝送装置102bの制御部302は、先に図8で説明したステップS207からステップS211までと同様の処理を行って制御履歴情報410を生成してネットワーク監視装置101に送信する。
(ステップS313)伝送装置102bから制御履歴情報410を受信したネットワーク監視装置101の制御部202は、制御結果を表示部204の画面に表示する。
(ステップS314)ネットワーク監視装置101の制御部202は、制御履歴情報410に格納されている実行番号411と、コマンドコードとを対応させて、前回制御実行履歴TBL205に記憶する。
(ステップS315)伝送装置102bの制御部302は、ネットワーク監視装置101に送信した制御履歴情報410を他の全ての伝送装置102に送信する。
(ステップS316)伝送装置102bの制御部302は、生成した制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310に記憶する。
(ステップS317)伝送装置102aの制御部302は、伝送装置102bから受信した制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310に記憶する。
(ステップS318)伝送装置102cの制御部302は、伝送装置102bから受信した制御履歴情報410を自装置の制御履歴情報TBL310に記憶する。
このようにして、全ての伝送装置102の制御履歴情報TBL310に新たに制御を実行する毎に、その制御結果を示す図9の制御履歴情報410を蓄積することができる。特に、制御履歴情報410には実行番号411が付加されているので、ネットワーク監視装置101からステップS302で実行番号411を指定するだけで、伝送装置102はパラメータ情報412を知ることができ、さらに全ての伝送装置102は、自装置の過去の履歴情報から作成した制御確認応答情報431をネットワーク監視装置101に返信するので、制御を実行する前に、制御によってどのような結果や影響があるかをオペレータは知ることができる。特に、過去の履歴リストの中から選択するだけで制御を実行できるので、従来のように、制御を行う毎に技術資料を調べる必要がなく、また入力ミスも防止できる。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る伝送装置制御システム100は、以下の効果が得られる。
・全伝送装置102で使用している対象PKGが一括して表示部204の画面に表示されるので、対象PKGを調べる必要がない。
・制御対象のPKGの状態が制御実行前に確認できるので、実行の可否の判断を容易に行うことができる。
・制御パラメータを技術資料で制御する毎に調べる必要が無くなる。
・実行結果や実行時の影響を事前に予測することができ、保守や点検などの対応を迅速に図ることができる。
以上、本発明に係る伝送装置制御システムについて、各実施例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
900・・・ネットワークシステム
901・・・ネットワーク監視装置
902a、902b、902c・・・伝送装置
100・・・伝送装置制御システム
101・・・ネットワーク監視装置
102a、102b、102c・・・伝送装置
201・・・通信IF部
202・・・制御部
203・・・操作部
204・・・表示部
205・・・前回制御実行履歴TBL
251・・・MMIFプログラム
252・・・通信IFプログラム
253・・・監視プログラム
254・・・制御プログラム
301・・・通信IF部
302・・・制御部
303・・・PKG制御IF部
304・・・光IF部PKG
305・・・端末IF部PKG
306・・・端末IF部PKG
307・・・端末IF部PKG
308・・・PKG管理TBL
309・・・制御パラメータTBL
310・・・制御履歴情報TBL
351・・・通信IFプログラム
352・・・監視プログラム
353・・・制御プログラム

Claims (6)

  1. 監視装置と、前記監視装置に接続された複数の伝送装置とで構成され、前記監視装置からコマンドコードとコマンドパラメータと制御対象とを含む制御コマンドを送信して前記伝送装置を制御する伝送装置制御システムにおいて、
    前記伝送装置は、
    過去の制御履歴情報を記憶する制御履歴データベースと、
    前記監視装置から前記制御コマンドを受信して監視制御を行う処理と、監視制御を実行する毎に実行番号を生成する処理と、前記実行番号と前記制御コマンドとを少なくとも含む前記制御履歴情報を作成する処理と、前記制御履歴情報を前記監視装置および全ての前記伝送装置に送信する処理と、自装置が作成した前記制御履歴情報または他の前記伝送装置から受信する前記制御履歴情報を前記制御履歴データベースに記憶する処理と、前記監視装置から前記実行番号を受信した場合に前記制御履歴データベースにより前記実行番号に対応する前記制御コマンドを含む制御確認応答情報を作成して前記監視装置に送信する処理とを行う伝送装置制御部と
    を有し、
    前記監視装置は、
    過去の前記コマンドコードと前記実行番号とを対応付けて記憶するコマンド履歴データベースと、
    実行しようとする前記コマンドコードが前記コマンド履歴データベースに記憶されているか否かを判定する処理と、前記判定結果が真の場合に前記コマンド履歴データベースから前記コマンドコードに対応する前記実行番号を読み出して前記伝送装置に送信する処理と、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象および前記コマンドパラメータを選択する処理と、選択した制御対象およびコマンドパラメータを含む前記制御コマンドを作成して前記伝送装置に送信する処理とを行う監視装置制御部と
    を有する
    ことを特徴とする伝送装置制御システム。
  2. 請求項1に記載の伝送装置制御システムにおいて、
    前記制御コマンドの前記制御対象情報は、前記伝送装置のアドレスと、前記伝送装置に搭載されるパッケージの実装位置および種別とを少なくとも含むことを特徴とする伝送装置制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の伝送装置制御システムにおいて、
    前記伝送装置の前記制御履歴データベースに記憶される制御履歴情報は、前記制御コマンドを実行した時の実行結果および前記制御コマンドの実行に伴う影響情報の少なくとも1つを含み、
    前記伝送装置が作成して前記監視装置に送信する前記制御確認応答情報は、前記実行結果および前記影響情報の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする伝送装置制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の伝送装置制御システムにおいて、
    前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記制御確認応答情報に含まれる前記影響情報を表示媒体に表示する
    ことを特徴とする伝送装置制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の伝送装置制御システムにおいて、
    前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記制御確認応答情報に含まれる前記コマンドパラメータを表示媒体に表示する
    ことを特徴とする伝送装置制御システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の伝送装置制御システムにおいて、
    前記伝送装置が作成して前記監視装置に送信する前記制御確認応答情報は、前記パッケージの状態が正常であるか否かの状態情報を含み、
    前記監視装置制御部は、前記伝送装置から受信する前記制御確認応答情報の中から前記制御対象を選択する際に、前記状態情報を表示媒体に表示する
    ことを特徴とする伝送装置制御システム。
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