JP2012220223A - 障害物検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 障害物検知装置において、車両と障害物との距離を測定して使用者に報知するだけでなく、使用者が自在に設定した距離が、車両と障害物との距離の報知を妨げることなく報知されるようにすることである。
【解決手段】 車両1の障害物検知装置100は、領域P1〜P4に対応する報知形態で、そのときの衝突回避距離を使用者に報知するという従来の機能(第1の機能)に加えて、使用者が自在に設定した距離(例えば、バックドア開放距離L)を報知する機能(第2の機能)を有する。しかも、バックドア開放距離Lの報知は、衝突回避距離の報知に重ねて、しかも両者が混同しないような報知形態で報知される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に搭載され、障害物との距離を検出してそれを運転者に報知する障害物検知装置に関するものである。
近時の車両(例えば、自動車)には、車両と障害物との距離を検知してそれを車両の使用者(特に運転者)に報知する障害物検知装置が搭載されているものがある。この障害物検知装置は、「クリアランスソナー」等と称されている。
従来の障害物検知装置では、車両の前後のバンパに取り付けられた超音波ソナーから超音波を発信し、発信してから障害物に当たって反射する超音波を受信するまでの時間を計測することにより、車両から障害物までの距離を検出し、それを段階的に異なる報知形態(例えば、遅い断続音→早い断続音→連続音のように変化する。)で運転者に報知している。ところが、この距離は、車両の前後のバンパからの距離(即ち、超音波ソナーが取り付けられている部分からの距離)であって、しかも使用者が調整することは不可能である。
ここで、使用者の車両がワゴンタイプであり、その後部に跳上げ式のバックドアが設けられている場合を考える。使用者が自車両を駐車しようとする場合、そのバックドアを全開させるために必要な距離を確保して駐車することを希望する。しかし、従来の障害物検知装置は、バックドアを開閉するために必要な距離を検知できるようには設けられていない。このため、使用者が障害物検知装置を使用して自車両を駐車させた場合、障害物との衝突を回避することはできても、バックドアを開くことができなくなる場合もある。この場合、使用者は、再度車両を移動させなければならず、手間が掛かっている。
上記の不具合を防止するため、特許文献1の技術が開示されている。この技術では、車両の各ドアにソナーセンサを取り付け、ドアを開いたときに障害物との距離が一定以下になると警告を発するようにしている。しかし、この技術では、各ドアにソナーセンサを取り付ける必要があるため、コストアップとなってしまう。
特開2005−76408号公報
本発明は上記の事情に鑑み、障害物検知装置において、車両と障害物との距離を測定して使用者に報知するだけでなく、使用者が自在に設定した距離が、車両と障害物との距離の報知を妨げることなく報知されるようにすることを課題としている。
上記の課題を解決するための本発明は、
車両に取り付けられ、車両の後方に検知媒体を送信する検知媒体送信手段と、
前記車両の後方に存する障害物に当たって反射する前記検知媒体を受信する検知媒体受信手段と、
前記検知媒体送信手段による送信から前記検知媒体受信手段による受信までの時間差から、前記車両から前記障害物までの距離を計測する距離計測手段と、
前記車両の後退時に、前記距離計測手段が前記障害物までの距離として予め設定された衝突回避距離を計測したときに、前記車両の乗員に衝突のおそれを報知する衝突報知手段と、
前記距離計測手段の計測可能距離内で、前記衝突回避距離より大きな任意の距離を報知距離として設定する報知距離設定手段と、
前記距離計測手段によって計測された距離が前記報知距離に接近するときに、その接近状態に合わせて、前記衝突報知手段とは異なる報知形態によって、前記車両の乗員にその接近を報知する接近報知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る障害物検知装置は、上記したように構成され、従来の障害物検知装置の機能に加えて、車両の使用者が自在に設定した報知距離が報知される。この報知距離は、障害物検知装置の従来の機能である衝突回避距離に重ねて報知されるため、使用者は、異なる2つの距離を同時に知覚することができる。これにより、使用者は、車両を使用するときの利便性が向上する。例えば、障害物検知装置の従来の機能では報知されなかったバックドア開放距離を、既存の機能を損なうことなく報知させることができるため、車両の駐車を終了したがバックドアを開くことができないために再度車両を移動させなければならなかったり、いちいち降車して後方のスペースを確認しながら後退しなければならなかったりするといった手間を省くことができる。この結果、運転の初心者であっても安心して車両を駐車することができる。
前記接近報知手段は、前記車両が後退して前記障害物までの距離が前記報知距離に一定距離を加えた値に達したときに報知を開始し、前記障害物までの距離が前記報知距離に達したときに報知を終了する。これにより、使用者は、報知距離の知覚と衝突回避距離の知覚とをスムーズに切り換えることができ、安心感が増す。
前記衝突報知手段は、所定の音声を発する音声発生手段であり、前記接近報知手段は、前記所定の音声に別の音声を付加するようにすることが望ましい。この操作は、新たな部材を付加することなく、制御方法の変更のみで行うことができるため、簡単で、かつ安価である。
前記衝突報知手段は、所定の記号、マークその他の図柄を視覚的に表示する表示手段であり、前記接近報知手段は、前記所定の記号、マークその他の図柄に別の図柄を付加するようにしてもよい。これにより、使用者は、音声だけでなく視覚的にも距離を知覚できる。
前記車両の後部に開閉扉が設けられ、前記報知距離は、前記開閉扉の開放可能な距離として、前記車両の乗員によって任意に設定されることが望ましい。例えば、車両のバックドアを開閉するための距離を、衝突回避距離とは別に報知する場合に好適に使用できる。
障害物検知装置100が搭載された車両1の後部の平面図である。 障害物検知装置100の構成を示すブロック図である。 車両1が後退して障害物4に接近した状態を示す図である。 (a)〜(c)は、使用者がバックドア開放距離Lを設定する状態のモニタ13の表示を示す図である。 (a)は障害物検知装置100が衝突回避距離を報知する音声15を示す図、(b)は、報知音16が報知音15に重ねてバックドア開放距離Lを報知する状態を示す図である。 障害物検知装置100の作用を示すフローチャートである。 (a),(b)は、超音波ソナー3a,3bとECU5との結線を示す図である。 障害物4との距離をイラスト17で表示した図である。 車両1がトレーラ18の連結部18aに接近した状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は障害物検知装置100が搭載された車両1の後部の平面図、図2は障害物検知装置100の構成を示すブロック図、図3は車両1が後退して障害物4に接近した状態を示す図である。
本実施例の障害物検知装置100は、車両1の後退時に障害物4までの距離に応じて段階的に報知する機能(第1の機能)と、使用者が設定した距離に応じて報知する機能(第2の機能)とを備えている。最初に、障害物検知装置100の第1の機能について説明する。この第1の機能は、従来の障害物検知装置(クリアランスソナー)が有している機能である。図1に示されるように、車両1の後部のバンパ(リアバンパ2)には、車両1の幅方向に所定の間隔をおいて2つの超音波ソナー3a,3bが取り付けられている。車両1の使用者(多くの場合、運転者である。)が障害物検知装置100を作動させると、各超音波ソナー3a,3bから検知媒体(本実施例の場合、超音波)が発信される。この超音波が車両1の後方に存する障害物4(壁や他の車両等)に当たって反射する。そして、各超音波ソナー3a,3bが反射した超音波を受信する。各超音波ソナー3a,3bが超音波を発信してから、受信するまでの時間を計測することにより、車両1から障害物4までの距離が検知され、所定の報知形態によって使用者に報知される。
このときの報知形態は、車両1から障害物4までの距離によって異なっている。例えば、最も遠い領域P1(例えば1m〜50cm)に障害物4が存する場合、「ピー、ピー、ピー」という遅い連続音で報知される。車両1が後退して障害物4に接近し、障害物4が領域P2(例えば50cm〜37.5cm)に配置されるようになると、「ピッ、ピッ、ピッ」という断続音で報知される。さらに車両1が後退して、障害物4が領域P3(例えば37.5cm〜25cm)に配置されるようになると、「ピピピ」という速い断続音で報知される。さらに車両1が後退して、障害物4が領域P4(例えば25cm以下)に配置されるようになると、「ピー」という連続音で報知される。これにより、使用者は、車両1と障害物4までの距離を段階的に知覚できる。なお、車両1に搭載されている障害物検知装置100の場合、その検知媒体は超音波であることが多いが、それ以外の検知媒体(例えば、赤外線、レーザ、光等)であってもよい。また、超音波ソナー3a,3bは、車両1の前部のバンパ(フロントバンパ)や、リアバンパ2のコーナ部にも取り付けられている場合があるが、本明細書ではその説明を省略する。
本実施例の障害物検知装置100の構成について説明する。図2に示されるように、障害物検知装置100を構成するECU5に、検知媒体送信手段6と、検知媒体受信手段7と、使用者が希望する報知距離を設定するための報知距離設定手段9と、車両1の後退時に予め段階的に設定された距離(予め、車両1に設定されている距離で、衝突回避距離という。)を計測したときに、使用者にその距離を報知する衝突報知手段8と、車両1の後退時に使用者によって設定された距離(報知距離という。)を計測したときに、衝突報知手段8とは異なる報知形態で報知する接近報知手段11とが接続されている。以下、それらについて説明する。
ECU5は、CPU,ROM,RAM,I/O(入出力部)等よりなるマイクロコンピュータを主要部品として構成されている。ROMには、段階的に設定された衝突回避距離と、衝突報知手段8が衝突回避距離に応じて報知するときの各報知形態と、接近報知手段11が報知するときの報知形態とが記憶されている。
検知媒体送信手段6は、例えば超音波ソナー3a,3bであり、ECU5からの検知要求に基づき、車両1の後方に超音波を発信する機能を有する。
検知媒体受信手段7は、例えば超音波ソナー3a,3bである。即ち、本実施例の超音波ソナー3a,3bは、超音波を発信する機能と反射して戻ってくる超音波を受信する機能の両方を備えていて、検知媒体送信手段6と検知媒体受信手段7とを兼用している。各超音波ソナー3a,3bが超音波を発信してから受信するまでの時間(検知結果)はECU5に送られる。ECU5では、検知結果に基づいて、車両1から障害物4までの距離を計測する。
衝突報知手段8は、車両1が後退して障害物4までの距離が衝突回避距離に接近したときに、そのことを所定の報知形態で報知するものである。衝突報知手段8は、例えば衝突回避距離を音声報知するためのスピーカ(図示せず)や、衝突回避距離をイラスト表示するためのナビゲーション装置のモニタ等である。
次に、障害物検知装置100の第2の機能の構成について説明する。報知距離設定手段9は、車両1の使用者が、ECU5のROMに記憶されている衝突回避距離の最大値(即ち、超音波ソナー3a,3bによって計測可能な最大距離)よりも短い距離で、各衝突回避距離とは異なる距離(ただし、同一であってもよい。)における報知を希望するときに、使用者自身がその距離(報知距離)を設定できるようにするものである。報知距離設定手段9は、例えば車両1に搭載されているナビゲーション装置(図示せず)のモニタである。使用者は、モニタ上の画面を操作することにより(例えば、指でタッチする。)、報知距離を入力する。入力された報知距離は、ECU5のRAMに記憶され、使用者によって新たな報知距離が入力されるまで有効となる。
接近報知手段11は、車両1が後退して障害物4までの距離が、使用者が設定した報知距離に接近したときに、そのことを衝突報知手段8が衝突回避距離を報知するときの報知形態とは異なる報知形態で報知するものである。接近報知手段11は、例えば衝突回避距離を音声報知するためのスピーカ(図示せず)や、衝突回避距離をイラスト表示するためのナビゲーション装置のモニタ等であり、衝突報知手段8と同一のものであってもよい。
次に、障害物検知装置100の第2の機能の作用について説明する。車両1の使用者は、障害物検知装置100に予め設定されている距離(衝突回避距離)とは別に、車両1から障害物4までの距離が所定の距離(報知距離)に接近したときに、報知を希望する場合がある。本明細書では、そのような報知距離の例として、車両1の後部に設けられた跳上げ式のバックドア12を全開させるために必要な距離の場合を説明する。図3に示されるように、使用者が車両1のバックドア12を全開させる場合、車両1と障害物4との間に所定の距離(以下、この距離をバックドア開放距離Lと記載する。)が必要である。このバックドア開放距離Lは、車両1によって異なっていて、障害物検知装置100の第1の機能による衝突回避距離とは異なる場合が多い。このため、使用者は、バックドア開放距離Lを自身で設定することを望む。
本実施例の障害物検知装置100では、予め設定されている衝突回避距離とは別に、使用者が、報知距離設定手段9によって自在にバックドア開放距離Lを設定できるようになっている。即ち、図3に示されるように、使用者が、障害物4に対してバックドア12が全開可能な最小距離(バックドア開放距離L)を設定する。この設定は、図4の(a)に示されるように、例えばナビゲーション装置のモニタ13に「バックドアを開くための距離を設定する」ことを表示し、その状態で使用者が設定ボタン13aを操作(例えば、画面にタッチする。)したら設定されるようにすることができる。また、図4の(b)に示されるように、複数の設定項目を表示して、使用者に選択させるようにすることもできる。図4の(b)の場合、「通常の距離」(バックドア開放距離)と「通常よりも長い距離」を使用者に選択させるようになっている。さらに、図4の(c)に示されるように、モニタ13にテンキー14を表示させ、使用者に希望する距離を設定させるようにしてもよい。この場合、使用者は、自身の運転の熟練度等に応じて最適な距離を設定することができる。
バックドア開放距離Lが設定されると、ECU5は、設定されたバックドア開放距離Lに、図3に示す一定距離L’を加えた値を、RAMに記憶させる。そして、車両1が後退して、障害物4までの距離がバックドア開放距離Lと一定距離L’との和(L+L’)の領域P5に到達すると、衝突回避距離とは異なる報知形態で使用者にそのことを報知する。この報知形態は、衝突回避距離の報知形態とは異なっているため、使用者が区別できるようになっている。例えば、図5の(a)に示されるように、車両1が領域P1に進入した場合、「ピー、ピー、ピー」という遅い断続音からなる報知音15で報知される。さらに車両1が後退して領域P5(図3に示されるように、領域P1内でもある。)に進入すると、上記の報知音15に加えて、別の報知音16が混入する。この報知音16は、図5の(b)に示されるように、最初の報知音15と区別できるように、音階や周期を変えて(例えば、「ポー、ポー、ポー」という長い周期の断続音とする。)、しかも衝突回避距離の報知形態に重ね合わせる(即ち、衝突回避距離と同時に報知する。)ことが望ましい。これにより、使用者は、衝突回避距離とバックドア開放距離Lとを同時に、かつ両者を混同することなく知覚することができる。
本実施例の障害物検知装置100の作用を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。使用者によって車両1にバックドア開放距離Lが設定された(ステップS10)車両1が後退する(ステップS20)。車両1から障害物4までの距離が接近し、図3に示す衝突回避距離の領域P1に進入し、障害物検知装置100が障害物4を検知すると(ステップS30における「Yes」)、衝突報知手段8が作動を開始し、使用者に対して領域P1に対応する音声でそのことを報知する(ステップS40)。さらに車両1が後退し、バックドア開放距離Lに一定距離L’を加えた領域P5に進入すると(ステップS50)、衝突報知手段8に加えて接近報知手段11が作動を開始し、使用者に対して衝突報知手段8の報知形態とは異なる報知形態でそのことを報知する(ステップS60)。
車両1がバックドア開放距離Lを通過した場合(ステップS70における「Yes」)、接近報知手段11は作動を停止する(ステップS80)。この状態で、使用者が車両1のエンジンをオフにする(ステップS90。或いは、シフトレバーをニュートラル又はパーキングにセットする。)と、衝突報知手段8が作動を停止する(ステップS100)。これは、例えば使用者が、バックドア12を全開できなくてもよいから、できるだけ障害物4に接近させた状態で車両1を停止させることを希望した場合である。
また、車両1がバックドア開放距離Lを通過しない状態(ステップS70における「No」)で、使用者が車両1のエンジンをオフにする(ステップS110。或いは、シフトレバーをニュートラル又はパーキングにセットする。)と、衝突報知手段8が作動を停止する(ステップS100)。これは、例えば使用者が、バックドア12を全開できるように、障害物4からバックドア開放距離Lだけ離れた状態で車両1を停止させた場合である。
図7に示されるように、2つの超音波ソナー3a,3bとECU5とを結線する形態は、図7の(a)に示すデイジーチェーン結線と、図7の(b)に示すスター結線の2つの形態がある。本実施例の障害物検知装置100では、結線のためのハーネスを短くできることからデイジーチェーン結線を採用しているが、スター結線にしてもよい。
本実施例の障害物検知装置100では、音声(報知音15,16)をもって使用者に報知する形態であるが、図8に示されるように、イラスト17で報知してもよい。このイラスト17は、例えばナビゲーション装置のモニタ13に表示させることができる。
本明細書では、使用者が設定できる報知距離として、バックドア開放距離Lの場合を説明したが、それ以外の距離であってもよい。例えば、図9に示されるように、車両1がキャンピングカー等で使用されるトレーラ18を牽引するために、車両1の連結器1aとトレーラ18の被連結器18aとの間で、最適な連結距離L”が設定される場合であってもよい。また、これら以外の距離、例えば人が通行できるスペースを確保するための距離や、大きな荷物を積んだり、降ろしたりするために必要な距離であってもよい。さらに、本明細書に記載したバックドア12は、その回動支点が車両の後部の上方に設けられ、上方へ跳ね上がって開く形態であるが、下方又は側方へ開く形態のものであってもよい。
本実施例の障害物検知装置100の第1の機能は、使用者が障害物検知装置100の作動スイッチをオンにし、かつ車両1が低速(例えば、時速10km以下)で後退しているときにのみ作動する。このため、第2の機能についても、第1の機能と同様な作動要件を加重してもよい。また、障害物検知装置100の第1の機能をオンするスイッチと、第2の機能をオンするスイッチとをそれぞれ独立して設け、第1の機能と第2の機能とが別々に作動できるようにしたり、第1の機能が作動しているときにのみ第2の機能が作動できるようにしたりしてもよい。
本実施例の障害物検知装置100では、使用者にバックドア開放距離Lを設定させるようになっているが、衝突報知距離(障害物検知装置100における通常の報知距離)とともに、バックドア開放距離Lが最初から設定されている形(即ち、使用者ではなく、車両メーカーが設定する)であってもよい。
本発明は、車両における障害物検知装置の機能を拡張させる装置として利用することができる。
100 障害物検知装置
1 車両
3a,3b 超音波ソナー(検知媒体送信手段、検知媒体受信手段)
4 障害物
5 ECU(距離計測手段)
6 検知媒体送信手段
7 検知媒体受信手段
8 衝突報知手段
9 報知距離設定手段
11 接近報知手段
12 バックドア(開閉扉)
13 モニタ(表示手段)
15,16 報知音(音声)
17 イラスト(図柄)
18a 被連結器(障害物)
L バックドア開放距離(衝突回避距離)
L’ 一定距離

Claims (5)

  1. 車両に取り付けられ、車両の後方に検知媒体を送信する検知媒体送信手段と、
    前記車両の後方に存する障害物に当たって反射する前記検知媒体を受信する検知媒体受信手段と、
    前記検知媒体送信手段による送信から前記検知媒体受信手段による受信までの時間差から、前記車両から前記障害物までの距離を計測する距離計測手段と、
    前記車両の後退時に、前記距離計測手段が前記障害物までの距離として予め設定された衝突回避距離を計測したときに、前記車両の乗員に衝突のおそれを報知する衝突報知手段と、
    前記距離計測手段の計測可能距離内で、前記衝突回避距離より大きな任意の距離を報知距離として設定する報知距離設定手段と、
    前記距離計測手段によって計測された距離が前記報知距離に接近するときに、その接近状態に合わせて、前記衝突報知手段とは異なる報知形態によって、前記車両の乗員にその接近を報知する接近報知手段と、
    を備えることを特徴とする障害物検知装置。
  2. 前記接近報知手段は、前記車両が後退して前記障害物までの距離が前記報知距離に一定距離を加えた値に達したときに報知を開始し、前記障害物までの距離が前記報知距離に達したときに報知を終了することを特徴とする請求項1に記載の障害物検知装置。
  3. 前記衝突報知手段は、所定の音声を発する音声発生手段であり、
    前記接近報知手段は、前記所定の音声に別の音声を付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の障害物検知装置。
  4. 前記衝突報知手段は、所定の記号、マークその他の図柄を視覚的に表示する表示手段であり、
    前記接近報知手段は、前記所定の記号、マークその他の図柄に別の図柄を付加することを特徴とする請求項1又は2に記載の障害物検知装置。
  5. 前記車両の後部に開閉扉が設けられ、
    前記報知距離は、前記開閉扉の開放可能な距離として、前記車両の乗員によって任意に設定されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の障害物検知装置。
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