JP2012218109A - 切粉回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鉛直方向に延在しゲートバルブ12に接続される管体2と、管体2の上端部2aに取り付けられるフランジ3と、フランジ3を貫通する棒状に形成され下端部4bに切粉20を吸着可能なマグネット部5が取り付けられて上端部4a側を操作することでマグネット部5の位置を操作可能な切粉吸着手段4と、管体2の内部に設けられてマグネット部5に吸着された切粉20を収容する切粉収容部6と、フランジ3に形成されフランジ3の上方から下方を観察可能な観察窓7とを備える。
【選択図】図1
Description
この特許文献1に開示された切粉回収装置では、既存ガス管内のガス圧と、大気圧との圧力差を利用して、切粉を既存ガス管内のガスとともに外部に吸引・排出している。
しかしながら、ガス管に、例えばメタンガスなどの温室効果ガスが流通している場合、大気中に放散されるガスの量を極力少なくすることが望まれている。
また、切粉回収作業を簡便に行うことができる切粉回収装置が望まれている。
そして、管体内の切粉収容部に所定量の切粉を収容させてから切粉を外部へ排出することができることにより、管体やフランジを取り外す作業を少なくすることができるため、大気中に放散されるガスの量を抑制することができるとともに、作業を簡便化させることができる。
また、切粉収容部に収容された切粉を回収するときには、ゲートバルブを閉めてから、フランジや管体を取り外すため、大気中に放散されるガスの量をさらに抑制することができる。
このように構成されることにより、切粉収容部の位置を操作してマグネット部に吸着された切粉を容易に回収することができる。
また、切粉収容部に収容された切粉を回収するときには、ゲートバルブを閉めてから、フランジや管体を取り外すため、大気中に放散されるガスの量をさらに抑制することができる。
図1に示すように、本実施形態による切粉回収装置1は、ガス管10の活管分岐工法(ノーブロー工法)において、ガス管10を穿孔したときに発生した切粉20を回収するために使用されている。
ガス管10を穿孔するときには、ゲートバルブ12の上に穿孔機(不図示)が設置され、ゲートバルブ12のハンドル12aを回転させてゲートバルブ12を開き、穿孔機でガス管10の上部側を穿孔する。そして、ガス管10の上部側を穿孔することで切粉20が生じ、この切粉20がガス管10内に溜まっている。
本実施形態による切粉回収装置1は、穿孔機が取り外された後にゲートバルブ12の上に取り付けられている。
また、管体2のおよびフランジ3も分離可能に接続されている。
図2に示すように、本実施形態では、観察窓7は、フランジ3の平面部3aに互いに周方向に間隔をあけて3つ形成されている。なお、観察窓7の形状や個数は任意に設定されてよい。
本実施形態では、フランジ3に、管体2内部のガスの圧力を調整するワンタッチプラグ21が取り付けられている。
これにより、切粉吸着手段4の上端部4aを操作することにより、下端部4bに取り付けられたマグネット部5を所望の位置に移動させることができる。
マグネット収容部24は、非磁性体で形成されていて、切粉20は、マグネット収容部24を介してマグネット本体23に吸着されるように構成されている。
さらに、この状態で、マグネット本体23がマグネット収容部24の内部において上側に移動すると、マグネット収容部24の底部24aとマグネット本体23との間に間隔ができ、マグネット本体23の磁力がマグネット収容部24の底部24aの下面まで及ばず、マグネット部5から切粉20が脱落するように構成されている。
なお、使用者が切粉吸着手段4の上端部4aに取り付けられたレバー4cを操作することで、マグネット本体23をマグネット収容部の24内部において上下方向に移動させることができる。
なお、軸部25は、上下方向に移動可能に構成されていてもよい。
まず、図1に示すように、ゲートバルブ12の上に切粉回収装置1を設置し、ゲートバルブ12を開放する。
そして、図4に示すように、フランジ3に設けられた観察窓7からガス管10内の様子を確認しながら、切粉吸着手段4の上端部4a側を操作してマグネット部5をガス管10内の切粉20が溜まっている位置へ移動させる。
そして、マグネット部5のマグネット本体23をマグネット収容部24内における下側に移動させ、マグネット収容部24の底部24aを介して切粉20をマグネット本体23に吸着させる。
続いて、図5に示すように、切粉収容部6を回転させて、マグネット部5のに近接した状態とする。そして、切粉吸着手段4を操作して、切粉収容部6の上部にマグネット部5を移動させる。
この状態で、マグネット本体23をマグネット収容部24内において上方に引き上げて、マグネット本体23を切粉20から離間させ、切粉20をマグネット部5から脱落させる。
これにより、切粉20がマグネット部5から脱落して切粉収容部6内に収容される。
切粉収容部6の切粉20の収容量が所定量を超えたら、ゲートバルブ12を閉じて、フランジ3を切粉収容部6とともに管体2から外して、切粉収容部6内の切粉を排出する。
なお、続けて切粉20の回収を行う場合は、フランジ3および切粉収容部6を元に戻して、再度上述した作業を行えばよい。
本実施形態による切粉回収装置1は、フランジ3の上方から切粉吸着手段4を操作してマグネット部5にガス管10内の切粉20を吸着させ、この切粉吸着手段4を引き上げてマグネット部5に吸着された切粉20を切粉収容部6に入れることでガス管10内の切粉20を回収している。
そして、切粉収容部6に所定量の切粉20を収容させてから 切粉20を外部へ排出することができることにより、管体2やフランジ3を取り外す作業を少なくすることができるため、大気中に放散されるガスの量を抑制することができるとともに、作業を簡便化させることができる。
例えば、上述した実施形態では、マグネット部5は、マグネット本体23がマグネット収容部24の内部を上下に移動することで、切粉20を吸着したりマグネット部5から脱落させたりしているが、マグネット部5に電磁石を用いて、磁力のオン・オフを操作してもよい。
2 管体
3 フランジ
4 切粉吸着手段
5 マグネット部
6 切粉収容部
7 観察窓
10 ガス管
11 フィッティング
12 ゲートバルブ
25 軸部(切粉収容部操作部)
26 把持部(切粉収容部操作部)
Claims (2)
- ガス管にフィッティングが取り付けられ、該フィッティングにゲートバルブが取り付けられて行われる前記ガス管の活管分岐工法において、該ガス管を穿孔したときに発生した切粉を回収するための切粉回収装置であって、
鉛直方向に延在し前記ゲートバルブに接続される管体と、
該管体の上端部に取り付けられるフランジと、
該フランジを貫通する棒状に形成され下端部に前記切粉を吸着可能なマグネット部が取り付けられて上端部側を操作することで該マグネット部の位置を操作可能な切粉吸着手段と、
前記管体の内部に設けられて前記マグネット部に吸着された前記切粉を収容する切粉収容部と、
前記フランジに形成され該フランジの上方から下方を観察可能な観察窓とを備えていることを特徴とする切粉回収装置。 - 前記フランジの外部から前記切粉収容部の位置を操作可能な切粉収容部操作部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の切粉回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011086423A JP2012218109A (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 切粉回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011086423A JP2012218109A (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 切粉回収装置 |
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JP2012218109A true JP2012218109A (ja) | 2012-11-12 |
Family
ID=47270200
Family Applications (1)
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2011
- 2011-04-08 JP JP2011086423A patent/JP2012218109A/ja active Pending
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