JP2012217699A - 骨盤ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性に優れかつ樹脂が低密度であることから、着用者に心理的な圧迫感を与えることがなく、また、好みの顔料や染料を添加することにより鮮やかにかつ好みの色に着色することができ、一部が着衣から露出しても、ファッション性と明るさや場合によっては露出を目立たなくすることができ、さらにミシン穴から裂けが生じることがなく、着用中に該ベルトの位置がずれることが少ない骨盤ベルトを提供する。
【解決手段】スチレン系エラストマーからなる帯状体の両端部に面ファスナーを熱融着により取り付けた骨盤ベルト。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体の臀部や腰部に巻きつけて骨盤を締め付け、それにより骨盤を固定したり、サポートしたり、あるいは体型を整えたりするのに用いられる伸縮性の骨盤ベルトに関する。
骨盤の位置がずれたり緩んだりすることにより、腰痛が起きたり、体型が変化したりする。このような問題を解消するために、従来より、人体の臀部や腰部に巻き付けて骨盤を締め付ける、いわゆる骨盤ベルトが用いられている。また、骨盤ベルトにより、産後の骨盤の広がりを修正したり、ヒップアップして体型を修正している人もいる。
このような骨盤ベルトとして、従来は、天然ゴムで代表されるゴム系の弾性体からなる帯状体の両末端に面ファスナーを縫製により取り付けたものが公知であり(例えば特許文献1)、臀部や腰部に帯状体に巻きつけて、伸長した状態で両端の面ファスナーを係合させて締め付け状態を保持する構造となっている。
しかしながら、従来のゴム系の骨盤ベルトは、天然ゴムに由来する色のくすみがあり、かつ重量が大きくて、これらが原因で着用者に治療用の帯状体を装着しているという心理的な圧迫感を与え、着用者の活動性を心理的に抑制するという問題点を有し、またゴム特有の匂いや白粉を発するという問題点も有し、さらに、ゴム製の帯状体の表面に面ファスナーがミシン縫製により取り付けられているが、ミシン穴が原因で、伸長の際に穴から裂けを生じ、帯状体が裂断を来たすという問題点も有している。
実用新案登録第3146163号公報
本発明は、従来の天然ゴムを用いた骨盤ベルトのように、色がくすみ、かつ重量が大きいことから着用者に心理的圧迫感を与えることがなく、さらにゴム特有の匂いや白粉を発することもなく、さらに縫製により面ファスナーを取り付けるのではなく融着により取り付けられていることからミシン穴からのシートの裂断が起こらない骨盤ベルトを提供するものである。
すなわち、本発明は、スチレン系エラストマーからなる帯状体の両端部に面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする骨盤ベルトである。
好ましくは、上記骨盤ベルトにおいて、帯状体の一端部に面ファスナー(1)が、他端部に面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられている場合であり、また帯状体の両端部に、フック状係合素子とループ状係合素子の両方を有する面ファスナーが取り付けられている場合であり、また帯状体の長さ方向中間部に面ファスナー(1)が取り付けられており、帯状体の両端部に面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられている場合である。
また、好ましくはスチレン系エラストマーが、ポリスチレン/水素添加ポリイソプレン/ポリスチレンからなるトリブロック共重合体である場合であり、スチレン系エラストマーからなる帯状体の表面に面ファスナーが融着により取り付けられている場合である。
また本発明は、好ましくは、面ファスナーの係合素子を有する面とは反対側の面に、ポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層からなる積層フィルムが接着樹脂を介して一体化されており、該ポリオレフィン系樹脂層が融着してスチレン系エラストマーからなる帯状体の表面に取り付けられている場合であり、そして、このような場合において、面ファスナーが、フィラメントからなる係合素子を有しており、該係合素子は面ファスナー基布を構成している繊維と融着している場合や、面ファスナーが、織物からなる基布の表面にフィラメントからなる係合素子を有し、裏面にポリウレタン系のバックコート樹脂層を有している場合や面ファスナーが、プラスチック基板の表面に、同基板から立ち上がり基板と同一の樹脂からなるステムと同ステムからサイドに突出する係合用突起からなる係合素子を有している場合がより好ましい例として挙げられる。
また、帯状体の表面に取り付けられている面ファスナーの周囲にスチレン系エラストマーがはみ出して存在している場合も好ましい例として挙げられる。
本発明の骨盤ベルトは、同ベルト本体の帯状体を構成している樹脂がスチレン系エラストマーであることから、ゴム系のものと比べて、透明性に優れかつ樹脂が低密度であることから、着用者に心理的な圧迫感を与えることがない。さらに、好みの顔料や染料を添加することにより鮮やかにかつ好みの色に着色することができるため、該ベルトの一部が着衣から露出しても、ファッション性と明るさや場合によっては露出を目立たなくすることができる。
また、融着により容易に該ベルトの端部に面ファスナーを取り付けることができ、従来のゴム系の骨盤ベルトのように、縫製により生じたミシン穴から裂けが生じ、骨盤ベルトが損なわれることもない。また、スチレン系エラストマーは摩擦係数が高く、骨盤ベルトを着用しているうちに、該ベルトの位置がずれることが少ない。さらに、天然ゴムを用いた骨盤ベルトは長期間使用・保管しているとゴムが大きく劣化して伸縮性が大きく低下することとなるが、本発明の骨盤ベルトの場合には、スチレン系エラストマーがゴム系のものと比べてはるかに耐久性に優れていることから、長期保存に伴い生じる劣化を減少させることができる。
本発明の骨盤ベルトの好適な一例を示す平面模式図。 本発明の骨盤ベルトの他の好適な一例を示す平面模式図。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
図中、1が骨盤ベルトであり、2が骨盤ベルトを構成している帯状体で、本発明ではこの部分がスチレン系エラストマーから構成されている。
そして、図1において、3と4が帯状体の両末端部に係合素子面が外側となるように取り付けられた面ファスナーである。この場合には、片端部に取り付けられた面ファスナー(1)ともう一方の端部に取り付けられた面ファスナー(2)は、帯状体に対して、反対側の面に取り付けられており、人体の臀部に巻きつけた場合に両端部に取り付けられた面ファスナー(1)と(2)の係合素子面が重なり合うような位置に取り付けてある。
図2では、帯状体の長さ方向中間部に面ファスナー(1)が取り付けられており(図2の4)、そして帯状体の両端部には面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられており(図2の3)、面ファスナー(1)が取り付けられている面は、面ファスナー(2)が取り付けられている面と反対側である。図2では、人体の臀部に2回巻き付けて面ファスナー(1)と面ファスナー(2)が係合することとなる。なお、上記中間部は、厳密な意味での両端部から等距離の場所を意味するのではなく、どちらか一方に偏っていてもよい。また3回以上の巻きとする場合には、両端部の面ファスナー(2)が係合できる位置に面ファスナー(1)を取り付ければよい。
まず、本発明の骨盤ベルトを構成する主要部である帯状体は、上記したようにスチレン系のエラストマーから構成されている。
スチレン系エラストマーとしては、軟質相が共役ジエン単位で構成され、かつ硬質相がスチレン単位で構成されていれば特に限定されないが、なかでも、共役ジエン化合物とスチレンとのブロック共重合体、又はその水素添加物が好適に使用される。
このブロック共重合体の好適例としては、分子中にスチレンから得られた重合体ブロックAを2個以上有し、かつ共役ジエン化合物から得られた重合体ブロックBを1個以上有するブロック共重合体が挙げられる。特に好ましくは、重合体ブロックAが分子の両末端に存在しており、該重合体ブロックAで挟まれた中間部が重合体ブロックBであるトリブロック共重合体の場合である。
このようなブロック共重合体において、スチレンから得られた重合体ブロックは、スチレン単独から得られた重合体ブロックの他に、スチレンに、例えば、アルキル置換スチレン[例えば、ビニルトルエン(o−,m−又はp−メチルスチレン)、ビニルキシレン、p−エチルスチレン、p−イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、p−t−ブチルスチレンなど]、ハロゲン置換スチレン(例えば、クロロスチレン、ブロモスチレンなど)、α位にアルキル基が置換したα−アルキル置換スチレン(例えば、α−メチルスチレンなど)、ビニルナフタレン、ビニルアントラセンなどを共重合した重合体ブロックが挙げられる。
共役ジエン化合物としては、例えば、1,3−ブタジエン、クロロプレン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−又は1,4−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンなどが挙げられる。これらの共役ジエン化合物は、単独で又は二種以上の組み合わせて使用できる。これらの共役ジエン化合物のうち、1,3−ブタジエンおよびイソプレンが好ましく、なかでもイソプレンが特に好ましい。
芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との割合(重量比)は、例えば、芳香族ビニル化合物/共役ジエン化合物で、1/99〜80/20が好ましく、より好ましくは5/95〜75/25、更に好ましくは10/90〜65/35(特に15/85〜50/50)程度である。
本発明の骨盤ベルトを構成するスチレン系エラストマーとしては、共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物とのブロック共重合体の水素添加物(いわゆる水添ブロック共重合体)が特に好ましい。
水添ブロック共重合体においては、耐熱性、耐候性の観点から、水素添加前のブロック共重合体における共役ジエン化合物に由来する不飽和二重結合の70%以上(より好ましくは75〜99.9%、更に好ましくは80〜99%程度)が水素添加されているのが好ましい。
水添ブロック共重合体は、例えば、慣用のアニオン重合法によって製造したブロック共重合体を、更に、慣用の方法に従って不活性有機溶媒(炭化水素類など)中で、水素添加触媒(オクテン酸ニッケル−トリエチルアルミニウムなど)の存在下で、水素添加することにより得られる。
本発明の骨盤ベルトを構成するスチレン系エラストマーには、オレフィン系樹脂、非芳香族系ゴム用軟化剤などを含んでいてもよい。
添加していてもよいオレフィン系樹脂の好適例としては、例えば、プロピレン系樹脂、エチレン系樹脂などが挙げられる。これらのオレフィン系樹脂は、単独で又は二種以上の組み合わせで使用できる。
また、非芳香族系ゴム用軟化剤としては、慣用の非芳香族系ゴム用軟化剤のいずれもが使用でき、なかでも、鉱物油、または液状もしくは低分子量の合成軟化剤等が好適に使用できる。
さらに本発明において、スチレン系エラストマーには、必要により染料や顔料等の着色剤や各種安定剤、抗菌剤等が添加されていてもよい。
このような水添ブロック共重合体の市販品としては、例えば、(株)クラレ製「セプトン」、「ハイブラー」などが挙げられ、このような水添ブロック共重合体にポリオレフィン樹脂を配合した樹脂組成物として、クラレプラスチックス(株)製「セプトンコンパウンド」、リケンテクノス社製「レオストマー」、三菱化学(株)製「ラバロン」(いずれも商品名)などが挙げられる。
そして、このようなスチレン系エラストマーは帯状に成形される。骨盤ベルトとしては、帯状体の厚さが1〜4mm、特に1.5〜3mmの範囲が好ましい。さらに、骨盤ベルトの幅としては、50〜200mm、特に60〜150mmの範囲が好ましい。長さとしては、図1のような一重巻きの場合には、着用者の体型にもよるが、面ファスナー部を合わせて、一般的には800〜1500mmの範囲が、また図2のような二重巻きの場合には1200〜2500mmが採用される。短すぎても、あるいは長すぎても、両端部の面ファスナー同士を、あるいは両端部の面ファスナーと中間部の面ファスナーを強固に係合させて臀部を締め付けることが困難となる。消費者の体型に合わせて選択できるように、種々の長さや幅を有する骨盤ベルトを用意しておくのが好ましい。なお、ベルト幅に関しては均一な幅とするのではなく、後述するように、必要により、サポートする部分を広げることも可能である。
なお、骨盤ベルトの着用時に着用者の着用部が蒸れることを防ぐために、帯状体に穴を開けたり、あるいは人体に接する面に凹凸や溝等を設けることは好ましい。
また、本発明の骨盤ベルトの場合には、帯状体を構成する樹脂が無色透明であることにより、着衣から骨盤ベルトの一部がはみ出している場合や上に透ける淡い色調の薄い衣料を着用している場合に、骨盤ベルトを装着していることを目立たなくすることができ、逆に、帯状体を染料や顔料等で着色することにより、ファッション性を高めることもできる。
弾性を示す樹脂として、本発明に用いるスチレン系エラストマーの他に、ポリウレタン系を初めとする多くの種類の弾性樹脂が知られているが、スチレン系エラストマー樹脂が、特に透明性および軽量性に優れており、さらに後述する面ファスナーとの融着性と相まって、骨盤ベルトの帯状体の材料として特に好ましいこととなる。
そして、本発明において、図1の場合には、帯状体2の一端部に面ファスナー(1)が、他端部に面ファスナー(2)が、または該帯状体2の両端部に、一表面にフック状係合素子とループ状係合素子の両方を有する面ファスナーが取り付けられる。また、図2に場合には、帯状体2の幅方向中間部に面ファスナー(1)が、そして両端部には、面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられる。そして、面ファスナー(1)としてループ面ファスナーが、面ファスナー(2)としてフック面ファスナーを用いるのが好ましい。また、面ファスナーとして、フック状係合素子とループ状係合素子の両方を有する面ファスナーを用いる場合には、面ファスナー(1)および(2)として、同一の面ファスナーを用いることもできる。さらに、フック面ファスナー同士は契合し合うことから、面ファスナー(1)と面ファスナー(2)をともにフック面ファスナーとすることもできる。
本発明に使用できるフック面ファスナーとしては、布製の基布に鉤状係合素子を立設したフック面ファスナーのほかに、プラスチックからなる基板上にステムを立設し、その先端部を鉤状、キノコ状、矢じり状などのように係合可能な係合突起を設けたもの等を挙げることができる。なかでも、基布にモノフィラメント繊維からなる鉤状係合素子を立設した織フック面ファスナーが、係合・剥離の繰り返し使用に耐え得ること、スチレン系エラストマーとの接着性に優れていることや面ファスナー自体が柔軟で可撓性に富み、更に耐久性にも優れていることから好ましい。
特に、フック面ファスナーが、織物基布に織り込んだモノフィラメントを面ファスナー表面にループ状に存在させ、ループ形状を熱により固定した後、そのループの側部を切断して鉤としたフック面ファスナーである場合が、係合力が高く、形態が崩れ難く、さらに繰り返し使用に耐え得ることからもっとも好ましい。
面ファスナーの基布を構成する繊維としては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系等が好適例として挙げられる。なかでも、ポリエステル系やポリアミド系の繊維、例えばポリエチレンテレフタレート系やポリブチレンテレフタレート系やナイロン−6やナイロン−66系の繊維(マルチフィラメント繊維)を、基布を構成する経糸や緯糸、フック状係合素子用繊維およびループ状係合素子用繊維として用いたものが、フック状係合素子やループ状係合素子が倒れ難く、かつループ状係合素子が係合剥離の際に切断され難く、いつまでも高い係合力が得られる点から好ましい。
フック面ファスナーのフック状係合素子密度、ループ面ファスナーのループ状係合素子密度、フック面ファスナーとループ面ファスナーとの係合力としては、通常、一般的に販売されている織面ファスナーが有している程度のものを用いることができる。
また、ループ面ファスナーとしては、布製の基布にマルチフィラメントからなるループ状係合素子を立設したループ面ファスナーの他に、起毛状態の不織布や繊維絡合体などが挙げられる。なかでも、布製の基布にマルチフィラメントのループ状係合素子を立設した織ループ面ファスナーが好ましく、特に織物基布に経糸と平行に織り込んだマルチフィラメントを面ファスナー表面にループ状に立設させてループ状係合素子としたループ面ファスナーである場合には、係合・剥離の繰り返し使用に耐え得ることから最も好ましい。
また、面ファスナーとして、一表面にフック状係合素子とループ状係合素子の両方を有するフック・ループ混在型面ファスナーを使用することもできる。この場合には、1種類の面ファスナーの使用で事足りることより面ファスナーの誤用を避けることができる。しかし、その反面、係合力が若干低いという欠点を有しており、上記のフック状係合素子とループ状係合素子が別々に存在する面ファスナーを使用する場合と比べて広い係合素子面積を有する面ファスナーを使用するのが好ましい。フック・ループ混在型の面ファスナーを用いる場合も、該面ファスナーは織物基布の表面にモノフィラメントからなるフック状係合素子とマルチフィラメントからなるループ状係合素子を有するものが、係合・剥離の繰り返し使用に耐え得ることから好ましい。
このようなフック・ループ混在型面ファスナーの場合にも、面ファスナーを構成する繊維としては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系等が好適例として挙げられる。なかでも、ポリエステル系やポリアミド系の繊維、例えばポリエチレンテレフタレート系やポリブチレンテレフタレート系やナイロン−6やナイロン−66系の繊維からなるものが最も好適例として挙げられる。
このような面ファスナーは、スチレン系エラストマーからなる帯状体の両端部に取り付けられるが、ループ面ファスナーの場合には帯状体の端部または中間部20〜40cm程度を覆うのが好ましく、フック面ファスナーの場合には、もう一方の端部または両端部を5〜10cm程度覆うように帯状体の表面に一体化するのが好ましい。すなわち、ループ面ファスナーの帯状体長さ方向の長さがフック面ファスナーの帯状体長さ方向長さより長いのが、帯状体で人体を締めつけた場合に、フック状係合素子がループ状係合素子面からはみ出して人体表面に触れ、着用者にチクチク感を与えることを防ぐ上で、またループ面ファスナーの方がフック面ファスナーより柔軟性に優れていることから好ましい。
また、フック・ループ混在型の面ファスナーを用いる場合も、端部に取り付ける場合は5〜20cm、中間部に取り付ける場合は20〜40cmを覆う程度の長さが好ましい。
本発明の骨盤ベルトでは、スチレン系エラストマーからなる帯状体の両端部に面ファスナーが一体化されているが、その一体化方法としては、スチレン系エラストマー製帯状体の表面に、縫製による方法ではなく、熱融着による一体化方法により面ファスナーが重ね合わされ一体化されているのが好ましい。しかしながら、従来一般に市販されている面ファスナーでは、スチレン系エラストマーの上に面ファスナーを直接強固に融着固定することはできない。
従来一般に市販されている面ファスナーの場合は、係合素子が存在する面と反対側の基布裏面には、係合剥離の際に係合素子繊維が基布から引き抜かれることを防ぐためにポリウレタン系接着剤がバックコートされているが、このようなバックコート樹脂層を裏面に有する面ファスナーを、スチレン系エラストマーに直接融着させることは難しい。特に骨盤ベルトの場合には、腰に巻かれると面ファスナーは強い引張力を受けることとなり、スチレン系エラストマー製帯状体の表面から面ファスナーが剥離し易い。したがって、この引張力にも耐え得る高い接着力が求められ、具体的には、面ファスナーの係合素子を有する面とは反対側の面に、ポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層からなる積層フィルムを接着樹脂を介して一体化し、そして該ポリオレフィン系樹脂層を融着させてスチレン系エラストマーからなる帯状体の表面に取り付ける方法を用いることが高い接着力が得られる点で好ましい。
なお、ポリウレタンバックコート樹脂層の厚みとしては20〜50g/mの量が係合素子の引き抜き防止の面から好ましい。
上記したような積層フィルムをポリウレタンバックコート樹脂層に接着するために用いられる接着樹脂の好適例としては、バックコート樹脂とは相違するポリウレタン系の樹脂が挙げられ、このようなポリウレタン系樹脂として、ウレタンオリゴマー、ウレタンプレポリマーまたはポリマーを溶媒に溶解した溶液でポリウレタンバックコート樹脂層上に塗付乾燥させることによりポリウレタン系樹脂層(以下、接着樹脂層と称することもある。)として形成される。そして、熱融着処理することにより、塗付したポリウレタン系樹脂層は一部重合反応を起こしてバックコート樹脂層と強固な接着を形成する。ポリウレタン系樹脂層のポリウレタンは熱融着性を有するものであることが好ましく、例えば、非架橋性のもの(すなわち3次元架橋を実質的に有していないもの)であるか、バックコート樹脂層のポリウレタンに比してその架橋度が低いポリウレタンであることが好ましい。
接着樹脂層を形成するために塗布する樹脂の量としては、固形分で30〜80g/m2が好適である。なお、ポリウレタンバックコート樹脂層やポ接着樹脂層は厚さが均一である必要はなく、場合によってはドット状に点在していてもよい。
そして、接着樹脂層の表面に、上記したように、ポリアミド系樹脂層とポリオレフィン系樹脂層からなる融着用積層フィルムが重ね合わされ、融着一体化される。この融着一体化処理を、上記接着樹脂層の熱溶融処理と兼ねるのが好ましい。ポリアミド系樹脂と前記したポリウレタン系接着樹脂とは強固に接合される。
この融着用積層フィルムを構成するポリアミド系樹脂としては、融点120〜180℃のポリアミド系樹脂が好ましく、アジピン酸を酸成分とするポリアミドがその好ましい一例として挙げられる。もちろん共重合体や他の樹脂とのブレンド物でもよい。ポリアミド系樹脂層の厚さとしては10〜100μmが好適である。
ポリオレフィン系樹脂は、ポリエチレン系やポリプロピレン系の樹脂で、融点が80〜140℃のものが好ましい。もちろん、オレフィン系モノマーと他のモノマーとの共重合体でもよく、例えばエチレンと酢酸ビニルの共重合体(以下、EVAと記することがある)は好ましい一例である。またオレフィン系ポリマー以外の樹脂とのブレンド物でもよい。ポリオレフィン系樹脂層の厚さとしては10〜100μmが好適である。このような融着用積層フィルムは、上記2種のフィルムを熱融着するか、適当な接着剤により貼り合わせるか、共押出等により得られる。
このように、織物からなる基布の表面にフィラメントからなる係合素子を有し、裏面にポリウレタン系のバックコート樹脂層を有する織面ファスナーに対しては、接着樹脂を介してポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層からなる積層フィルムが同面ファスナーの裏面に一体化されていることが、スチレン系エラストマーからなる帯状体との接着力を高める上で極めて好ましいが、このような面ファスナーの他に、織物からなる基布の表面にフィラメントからなる係合素子を有し、係合素子は基布構成繊維と融着することにより固定されており、バックコート樹脂層を有していない織面ファスナーや、プラスチック基板の表面に、同基板から立ち上がり基板と同一の樹脂からなるステムと同ステムからサイドに突出する係合用突起からなる係合素子を有している成形面ファスナーも、強固な係合力が得られる上で好ましい。
このようなバックコート樹脂層なしの織面ファスナーや成形面ファスナーの場合も、裏面に前記した接着樹脂液を塗布し、乾燥した後、ポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層からなる積層フィルムを一体化し、このポリオレフィン系樹脂層をスチレン系エラストマーと融着させるのが好ましい。
このうち、バックコート樹脂層なしの織面ファスナーとは、係合素子を構成するフィラメントとして熱融着性のものを用い、そして基布を構成する経糸および緯糸の少なくとも一部として熱融着性の繊維を用い、これら熱融着性の繊維を融着させることにより係合素子用フィラメントが基布から引き抜かれないようにしたものであり、係合素子を構成するフィラメントおよび基布を構成する経糸および緯糸としてともにポリエステル系のものを用いるのが耐引抜性の点で好ましい。
また成形面ファスナーとしては、ポリエステル系やポリアミド系、ポリオレフィン系の樹脂溶融物をノズルから押し出して基板表面に係合素子用列条を有するテープ状物を得て、その係合素子用列条の先端から付根に至る切れ目をテープ状物の長さ方向と交わる方向に0.2〜2mm間隔で入れ、そして、テープ状物を2〜4倍延伸することにより、切れ目の間隔をあけて係合素子列条を独立した多数の係合素子からなる列に変える方法を用いて得られる面ファスナーが好適例として挙げられる。
このような融着用積層フィルムが裏面に一体化された面ファスナーは、スチレン系エラストマーからなる帯状体の端部または中間部に熱融着により一体化されるのが好ましい。そして、面ファスナーの幅は、帯状体の幅より若干狭い(例えば面ファスナーを一体化した場合に、面ファスナーの周りに3〜20mm程度スチレン系エラストマー帯状体がはみ出している)のが好ましい。スチレン系エラストマーがはみ出していることにより、フック面ファスナーが人体に触れることを低減させることが可能となり、フック面ファスナーのフック係合素子が皮膚を刺激して着用者がかゆみを生じることを防ぐことができ、快適性をもたらす。
面ファスナーをスチレン系エラストマー樹脂からなる帯状体の表面に熱融着により一体化する際の温度としては、面ファスナーの係合素子が熱により形状が損なわれない範囲の温度が好ましく、例えば100〜160℃の温度が好ましい。
なお、図1に記載された骨盤ベルトのように、スチレン系エラストマーからなる帯状体の両末端に面ファスナーが一体化されている場合には、一方の面ファスナーは帯状体の表面側に、もう一方の面ファスナーは帯状体の裏面側に取り付けられ、人体の臀部または腰部に該帯状体を巻きつけ、端部を重ね合わせた場合に、両面ファスナーの係合素子同士が係合し合うような位置に取り付けられる。また図2に記載された骨盤ベルトのように、スチレン系エラストマーからなる帯状体の中間部に面ファスナーが一体化されている場合には、中間部に一体化される面ファスナーは帯状体の表面側に、そして両端部に一体化される面ファスナーは帯状体の裏面側に取り付けられ、人体の臀部または腰部に該帯状体を二周巻きつけた場合に、中間部に取り付けた面ファスナーと両端部に取り付けた面ファスナーとが係合し合うような位置に取り付けられる。
本発明の骨盤ベルトには、必要により種々の変形や付属物を取り付けることができ、例えば帯状体の幅を帯状体の長さ方向で変更させることや、長さを調節できるような公知の付属物を取り付けることもできる。また図2のような構造の場合には、例えば、帯状体を螺旋状に巻きつけて、中央部で両端部と契合し合う方法によって取り付けることが可能である。また、帯状体の幅を広くした中間部で幅方向に水平にスリット(細い開口部)を設け、一方の端部を帯状体の内側から外側に該スリットを貫通させて中央部で契合し合う方法によって取り付け、もう一方の端部は、該スリットを貫通させることなく中央部で契合し合う方法によって取り付けることが可能である。そして、臀部を二重巻きした場合に重なった部分がずれることを防ぐことができる。また、臀部に当たる部分の幅を広げて、サポート性を高めることもできる。
さらに本発明の骨盤ベルトは、1本の帯状体からなるものだけではなく、複数本の帯状体が臀部を覆うような構造、あるいは臀部や腹部や腰部のみならず、股関節部までを覆うような構造とすることもできる。
また、図2のような骨盤ベルトにおいては、スチレン系エラストマーからなる帯状体は、中間部に、面ファスナー4が重ね合わされているが、面ファスナー4と重なっている部分では、スチレン系エラストマーからなる帯状体は途切れていてもよく、場合によっては重なり部分の大半ではスチレン系エラストマーからなる帯状体は存在しなくてもよい(すなわち、面ファスナー4を挟んでスチレン系エラストマーからなる帯状体は2つに分割されていてもよい)。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
スチレン系エラストマー[(株)クラレプラスチック(株)製JC−0510−01:イソプレン単位からなる重合体ブロックの両端部にスチレン単位からなる重合体ブロックが連結されているトリブロック共重合体であって、該イソプレン単位ブロックはその98%が水素添加されている。パラフィンオイルを該エラストマーに対して200重量%含有]を溶融押出し、幅120mm、厚さ2.0mmの帯状体を得た。この帯状体を長さ120cmに切断し、両端部を半径60mmの円弧状に丸く切断した。帯状体の長さ方向中央部を挟んで50cmの付近に図1に示すように、ムレ防止用の直径4mmの穴を40個開けた。
一方、長さ26cm、幅10cmで両端部を半径50mmの円弧状に切断した下記のループ面ファスナーと、長さ8cm、幅10cmで片端部を半径50mmの円弧状に切断した下記のフック面ファスナーをそれぞれ用意した。
そして、スチレン系エラストマーからなる上記帯状体の一方の端部に、フック面ファスナーを、帯状体の円弧状端部とフック面ファスナーの円弧状端部を合わせ、フック面ファスナーの円弧状端部が帯状体の円弧状端部から5mm内側に位置するように、そして帯状体の幅方向中央部とフック面ファスナー幅方向中央部が一致するように重ね合わせ、熱融着により一体化した。さらにスチレン系エラストマーからなる帯状体のもう一方の端部の裏面側に、下記ループ面ファスナーを、帯状体の円弧状端部とループ面ファスナーの円弧状端部を合わせ、ループ面ファスナーの円弧状端部が帯状体の円弧状端部から5mm内側に位置するように、そして帯状体の幅方向中央部とループ面ファスナー幅方向中央部が一致するように重ね合わせ、同様に熱融着により一体化し、骨盤ベルトを製造した。なお、面ファスナーと帯状体を一体化は超音波溶融機を用い、130℃で行った。
[ループ面ファスナー]
ループ糸がナイロン−66からなる210デニール/10フィラメントからなるマルチフィラメント糸、基布がナイロン−66からなる4.6デニールのフィラメントが24本集束したマルチフィラメント糸からなり、ループ糸が経糸と平行に織物基布に挿入され、所々ループを形成している面ファスナーの基布裏面にポリウレタン系バックコート層(クリスボンAH−825 大日本インキ化学工業(株):3次元架橋タイプ、塗布量(固形分): 35g/m2 )を有したものにポリウレタン系接着剤(セイカボンドU−507大日精化工業(株))を固形分で50g/m2 塗布して乾燥してポリウレタン樹脂層を形成した後、アジピン酸系のポリアミド系樹脂層(層厚さ:30μm、融点:140℃)とEVAからなるポリオレフィン系樹脂層(層厚さ:30μm、融点:100℃)からなる融着用積層フィルムを該ポリアミド系樹脂層面が該ウレタン系接着剤と接するようにして、温度135±5℃に設定した加熱ローラーに速度2.5m/分にて通し、熱融着を実施した。得られた面ファスナーは、積層フィルムが強固にウレタン系接着剤と融着し、またポリウレタンバックコート層とポリウレタン樹脂層も強固に接着していた。ループ係合素子密度は60個/cmである。
[フック面ファスナー]
上記ループ面ファスナーにおいて、ループ用マルチフィラメント糸を、ナイロン−66からなる330デニールのモノフィラメントに置き換える以外は同一の方法により面ファスナーを製造し、そして裏面側にポリウレタン系バックコート層、ポリウレタン樹脂層、ポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層を一体化した。但し、フック係合素子はバックコート樹脂を塗布乾燥したあとで、表面に突出したモノフィラメントのループの側面をカットすることにより製造した。フック係合素子密度は30個/cmである。
得られた骨盤ベルトを、腰痛を訴える人および産後の骨盤の広がりを矯正したいと希望する人合計4名に1週間着用してもらった結果、軽く、着用しているという心理的な圧迫感がなく、また透明であることから、人目を気にせず着用することができ、さらに面ファスナー一体部から帯状体が裂けることもなく、そして、フック面ファスナーの係合素子が着用者の肌を刺激することもなく、極めて好評であった。
実施例2
実施例1において、使用する面ファスナーをナイロン−66系のものからポリエチレンテレフタレート系のもの(実施例1の面ファスナーにおいて、構成されている繊維がポリエチレンテレフタレート繊維に置き換えたもの)に変更する以外は実施例1と同一の方法により、骨盤ベルトを作製した。そして、実施例1と同様に着用試験を行なったところ、実施例1と同様に、極めて好評であった。
比較例1
実施例1において、帯状体として、天然ゴムからなる厚さ2mmのシートから実施例1と同様の形状に切り出し、そして面ファスナーを実施例1と同様のものを用いて、ミシンを用いて実施例1と同一の場所に縫着した。得られた骨盤ベルトを実施例1と同様に着用テストした結果、骨盤ベルトの色調があめ色であり、かつ重たいことから着用者に着用中であるという心理上の圧迫感を与え、さらに、肌着との色の相違から着用が人目に分かり易く、さらに着用時に位置ズレを生じ、再々、巻きなおす必要があった。さらに、着用によりミシン目から裂け始め、着用中に使用不可能になるかもしれないという不安感を着用者に与える結果となった。
実施例3
実施例1に使用したのと同一のスチレン系エラストマーを用いて長さ170cm、幅75mm、厚さ2mmの帯状体を得て、両端部を円弧状に丸く切断した。
一方、長さ30cm、幅7cmで両端部を実施例1と同様に円弧状に切断した、実施例1と同一の熱融着用ループ面ファスナーを用意した。また、長さ8cm、幅7cmで片端部を実施例1と同様に円弧状に切断した、実施例1と同一の熱融着用フック面ファスナー2枚を用意した。
該ループ面ファスナーを該帯状体の長さ方向中間部に熱融着により一体化し、そして帯状体の裏面側両端部に熱融着により一体化した。一体化の際には、面ファスナーの周りが全てスチレン系エラストマーの帯状体で囲まれるような位置に置き、一体化した。
得られた骨盤ベルトを実施例1と同一の産後の骨盤の広がりを矯正したいと希望する2名に1週間着用してもらった結果、実施例1と同様に、軽く、着用しているという心理的な圧迫感がなく、また透明であることから、人目を気にせず着用することができ、さらに面ファスナー一体部から帯状体が裂けることもなく、そして、フック面ファスナーの係合素子が着用者の肌を刺激することもなく、極めて好評であった。
1:骨盤ベルト
2:スチレン系エラストマーからなる帯状体
3:フック面ファスナー
4:ループ面ファスナー

Claims (11)

  1. スチレン系エラストマーからなる帯状体の両端部に面ファスナーが取り付けられていることを特徴とする骨盤ベルト。
  2. 帯状体の一端部に面ファスナー(1)が、他端部に面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられている請求項1に記載の骨盤ベルト。
  3. 帯状体の両端部に、フック状係合素子とループ状係合素子の両方を有する面ファスナーが取り付けられている請求項1に記載の骨盤ベルト。
  4. 帯状体の長さ方向中間部に面ファスナー(1)が取り付けられており、帯状体の両端部に面ファスナー(1)と係合可能な面ファスナー(2)が取り付けられている請求項1に記載の骨盤ベルト。
  5. スチレン系エラストマーが、ポリスチレン/水素添加ポリイソプレン/ポリスチレンからなるトリブロック共重合体である請求項1〜4のいずれかに記載の骨盤ベルト。
  6. スチレン系エラストマーからなる帯状体の表面に面ファスナーが融着により取り付けられている請求項1〜5のいずれかに記載の骨盤ベルト。
  7. 面ファスナーの係合素子を有する面とは反対側の面に、ポリアミド系樹脂層およびポリオレフィン系樹脂層からなる積層フィルムが接着樹脂を介して一体化されており、該ポリオレフィン系樹脂層が融着してスチレン系エラストマーからなる帯状体の表面に取り付けられている請求項1〜6のいずれかに記載の骨盤ベルト。
  8. 面ファスナーがフィラメントからなる係合素子を有し、該係合素子は面ファスナー基布を構成している繊維と融着している請求項7に記載の骨盤ベルト。
  9. 面ファスナーが、織物からなる基布の表面にフィラメントからなる係合素子を有し、裏面にポリウレタン系のバックコート樹脂層を有している請求項7に記載の骨盤ベルト。
  10. 面ファスナーが、プラスチック基板の表面に、同基板から立ち上がり、基板と同一の樹脂からなるステムと同ステムからサイドに突出する係合用突起からなる係合素子を有している請求項7に記載の骨盤ベルト。
  11. 帯状体の表面に取り付けられている面ファスナーの周囲にスチレン系エラストマーがはみ出して存在している請求項1〜8のいずれかに記載の骨盤ベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015151653A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社プリオール サポーターとサポーターの製造方法
JP2020054743A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 日本シグマックス株式会社 エラストマー装具

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