JP2012217560A - 縫製ガイド治具 - Google Patents

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文男 山下
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Abstract

【課題】ダブルステッチが蛇行してしまうことを防止する縫製ガイド治具を提供する。
【解決手段】少なくとも二枚の布地90を縫い合わせた後、この縫い目90aの一方側および他方側に位置する布地90の本体部分91に各布地90の縫い代部分92を縫い合わせるときにミシン80に取り付けて使用する治具であって、ミシン台81の上側に位置する、前記各布地90の縫い代部分92同士の間に先細に形成された上側縁31が入り込むガイド部30を有し、このガイド部30は、先端部分の側方視形状がミシンが有する押さえ金82の先端部分の側方視形状に沿った形状である縫製ガイド治具1とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、縫製ガイド治具に関し、さらに詳しくは、布地の本体部分に布地の縫い代部分を縫い合わせるときに、ミシンに取り付けて用いる縫製ガイド治具に関する。
下記特許文献1には、少なくとも二枚の布地を縫い合わせた後、この縫い目(いわゆる地縫いの縫い目のこと。以下、単に「縫い目」と称するものはこの縫い目のことをいうものとする)の一方側および他方側に位置する布地の本体部分に各布地の縫い代部分を縫い合わせる(以下、このような縫製を「ダブルステッチ」と称することもある)ときに使用する縫製ガイド治具が記載されている。この特許文献1に記載の縫製ガイド治具は、縫い目の下方に沿うセンター突起と、縫い目の側方に沿うサイド突起とを備え、この両突起によって布地を案内することによりダブルステッチの蛇行を防止しようとするものである。
特開平6−198092号公報
しかし、上記特許文献1に記載の構成は、縫製ガイド治具と、この治具が取り付けられるミシンの押さえ金(先端が上方に湾曲した縫製位置で布地を押さえるための部材)との間隔が大きく、ダブルステッチ時の蛇行を確実に防止することができなかった。つまり、上記縫製ガイド治具を用いて布地を案内しても、ダブルステッチを施す縫製位置(以下、単に「縫製位置」と称するものは、このダブルステッチを施す縫製位置のことをいうものとする)に移動するまで(押さえ金によって押さえられる位置に移動するまで)に布地が位置ずれしてしまう問題があった。かかる問題は、曲線状のダブルステッチを施す際などに特に顕著となる。
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、少なくとも二枚の布地を縫い合わせた後、この縫い目の一方側および他方側に位置する布地の本体部分に各布地の縫い代部分を縫い合わせるダブルステッチが蛇行してしまうことを防止する縫製ガイド治具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる縫製ガイド治具は、少なくとも二枚の布地を縫い合わせた後、この縫い目の一方側および他方側に位置する布地の本体部分に各布地の縫い代部分を縫い合わせるときにミシンに取り付けて使用する縫製ガイド治具であって、ミシン台の上側に位置する、前記各布地の縫い代部分同士の間に先細に形成された上側縁が入り込むガイド部を有し、このガイド部は、先端部分の側方視形状がミシンが有する押さえ金の先端部分の側方視形状に沿った形状であることを要旨とする。
上記本発明にかかる縫製ガイド治具は、縫い代部分の間に入り込むガイド部を有する。つまり、ダブルステッチが施される布地は、ガイド部により縫い目に沿って案内される。このガイド部の先端部分の側方視形状は、ミシンの押さえ金の先端部分に沿った形状となっているため、ガイド部とミシンの押さえ金との距離が近く、ガイド部によって案内された布地が実際の縫製位置に移動するまで(押さえ金によって押さえられる位置に移動するまで)の間に位置ずれしてしまうことはほとんどない。したがって、本発明にかかる縫製ガイド治具を用いれば、ダブルステッチを縫い目に沿って施すことができる。すなわち、ダブルステッチが蛇行してしまうことを防止することができる。特に、上記構成は、曲線状の縫い目に沿って曲線状のダブルステッチを施す場合などに有効である。
またこの場合、ミシン台の側面に密着して取り付けられる第一のベース部と、この第一のベース部におけるミシン台に密着した面の反対側の面に第一のベース部に対して上下方向に移動可能に取り付けられる、前記ガイド部と一体的に構成された第二のベース部と、を備え、前記第一のベース部と前記第二のベース部との間には、テープ状の布材を通される挿通孔が形成されていればよい。
かかる構成とすれば、第一のベース部に対する第二のベース部の取付位置を調整することにより、ガイド部の上下方向位置を自在に調整することができる。また、ダブルステッチを施す際、すなわち布地の本体部分に各布地の縫い代部分を縫い合わせる際には、一緒にテープ状の布材(縫合部分近傍の補強や、縫い目から布地内部が見えないように隠すためなどに用いられる)を縫い合わせることがある。上記構成では、第一のベース部と第二のベース部との間に上記テープ状の布材が通される挿通孔が形成されているため、この挿通孔にテープ状の布材を通して縫製位置まで案内させることができる。つまり、上記構成は、ガイド部の上下方向位置を調整可能とするため第一のベース部と第二のベース部に分割されていることを巧みに利用して、テープ状の布材を通すことのできる挿通孔を設けたものである。
また、前記ガイド部の先端部分には、ミシンが有する送り歯同士の間に位置する突起が形成されていればよい。
ダブルステッチを施す場合、縫い合わせる部分が二箇所になることから、ミシンには二箇所の送り歯が設けられることが多い。上記構成では、ガイド部に送り歯同士の間に位置する突起が形成されているため、送り歯とガイド部の干渉を防止しつつ、ガイド部をできる限り縫製位置に近づけて配置することができる。したがって、ダブルステッチが蛇行してしまうことをより確実に防止することができる。
本発明によれば、ガイド部とミシンの押さえ金との距離が近く、ガイド部によって案内された布地が縫製位置に移動するまでに位置ずれすることはほとんどないから、ダブルステッチの蛇行が防止される。
本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具を手前側から見た平面図である。 本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具の側面図である。 本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具の外観斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具を上方から見た平面図であり、縫製ガイド治具が有するガイド部に形成された突起と、ミシンの送り歯との位置関係を説明するための図である。 別の本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具の外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態にかかる縫製ガイド治具1について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、単に上下方向(高さ方向)とは図1および図2に示したZ方向をいい、幅方向とは図1に示したY方向をいい、前後方向とは図2に示したX方向をいう。真っ直ぐ縫製する(ダブルステッチを施す)場合、その縫製方向は前後方向に沿う。
本実施形態にかかる縫製ガイド治具1は、図1に示すように少なくとも二枚の布地90を縫い合わせた後、この縫い目90aの一方側および他方側に位置する布地90の本体部分91に各布地90の縫い代部分92を縫い合わせるときにミシン80に取り付けて使用する治具である。この縫製ガイド治具1は、第一のベース部10と、この第一のベース部10に取り付けられる第二のベース部20と、この第二のベース部20と一体的に構成されたガイド部30と、を備える。
第一のベース部10は、ミシン台81の側面(縫製作業を行う者にとっての手前側の面)に密着して取り付けられる、治具の土台となる部分である。第一のベース部10には、幅方向に延びる二つの長孔11が形成されており、かかる長孔11に挿通されたボルトによりミシン台81の側面に固定される。このように、第一のベース部10を取り付けるための長孔11は幅方向に長いから、幅方向における第一のベース部10の取付位置を調整することができる。また、第一のベース部10の上方は、上端に向かって段々と厚みが小さくなるように傾斜している(傾斜面12が形成されている)。さらに、本実施形態では、後述するテープ状の布材95を案内する布材案内部13が設けられている。布材案内部13は、幅方向に長い上下方向に貫通した孔である。
第二のベース部20は、第一のベース部10に取り付けられる。具体的には、第一のベース部10におけるミシン台81に密着した面の反対側の面に取り付けられる。したがって、第二のベース部20とミシン台81の側面(手前側の面)との間には、第一のベース部10の厚み分の隙間が存在する。第二のベース部20には、上下方向に延びる二つの長孔21が形成されており、かかる長孔21に挿通されたボルトにより第一のベース部10に固定される。このように、第二のベース部20を取り付けるための長孔21は上下方向に長いから、上下方向における第一のベース部10に対する第二のベース部20の取付位置を調整することができる。上述したように、第一のベース部10に形成された幅方向に延びる長孔11により、幅方向における第一のベース部10の取付位置を調整することができ、第二のベース部20に形成された上下方向に延びる長孔21により、上下方向における第一のベース部10に対する第二のベース部20の取付位置を調整することができる。したがって、本実施形態にかかる縫製ガイド治具1は、これらの取付位置を調整することにより、第二のベース部20と一体的に構成された詳細を後述するガイド部30の位置を調整することができる構成である。
また、第二のベース部20の下方(長孔21の間)には、下端に向かって段々と厚みが小さくなるように傾斜した部分(傾斜面22)が形成されている。第一のベース部10に対して第二のベース部20が取り付けられると、第一のベース部10に形成された傾斜面12と、第二のベース部20に形成された傾斜面22が所定の間隔で対向する。つまり、傾斜面12と傾斜面22の間には、幅方向に延びる孔が形成された構造となる。この幅方向に延びる孔が、テープ状の布材95が通される挿通孔20aとなる。図2に示すように、挿通孔20aは、第一のベース部10の手前側から、第二のベース部20の奥側に向かって貫通した孔である。この挿通孔20aは、上述した第二のベース部20とミシン台81の側面との間の隙間に連なる。
ガイド部30は、第二のベース部20と一体的に構成された部分である。具体的には、第二のベース部20の平面方向(縫製ガイド治具1が所定位置に取り付けられた状態におけるYZ平面方向)に対して直交する方向(縫製ガイド治具1が所定位置に取り付けられた状態におけるX平面方向)に延びる部分である。つまり、ガイド部30は、ミシン台81の上側に位置する。ガイド部30の下面とミシン台81の上面の間には、後述するテープ状の布材95が挿通可能となるような隙間が存在する。
図1から図4に示すように、ガイド部30は、その側方から見た形状(側方視形状)が「イルカ」のような形状である。具体的には、ガイド部30の上側縁31は、第二のベース部20側から段々と上方に向かって傾斜し、先端部分が湾曲しつつ下降するような形状となっている。そして、当該下降した先端部分(図2において太線Xで示す部分)の側方視形状が、ミシン80の押さえ金82における先端部分の湾曲した形状に沿った形状となっている。つまり、側方から見ると、ミシン80の押さえ金82の先端部分の曲線とガイド部30の先端部分の曲線は、微少な隙間を隔てて対向している。この隙間は、縫製対象物である二枚の布地90を縫い合わせた糸(縫い目90aを構成する糸)の太さよりも大きく設定されている。
また、ガイド部30は、その前方(後方)から見た形状(前方(後方)視形状)が上方に向かって段々と細くなるような形状である。つまり、ガイド部30の上側縁31は、先細となっている。この先細である上側縁31が、布地90の縫い代部分92同士の間に入り込む。
さらに、ガイド部30の先端部分には、ミシン80が有する送り歯83同士の間に位置する突起32が形成されている。かかる突起32は、ミシン80が有する送り歯83同士の間に位置する。通常、ダブルステッチを施す場合、一方側のステッチを施す布と、他方側のステッチを施す布を送る送り歯83が二箇所に設けられたミシン80を使用する。本実施形態にかかる縫製ガイド治具1のガイド部30には、この送り歯83同士の間に位置するような突起32が設けられている。この突起32の幅は、送り歯83同士の隙間よりも小さく、突起32が送り歯83に干渉しないように設定されている。
以上の構成を備える縫製ガイド治具1は、次のように用いられる。上述のように第一のベース部10がミシン台81の側面(手前側の面)に固定される。この第一のベース部10の取付位置や、第一のベース部10に対する第二のベース部20の取付位置を調整することにより、ガイド部30の高さ方向位置および幅方向位置を調整する。ガイド部30の高さ方向位置は、ダブルステッチに際しテープ状の布材95を一緒に縫い付ける場合には、ガイド部30の下面とミシン台81の上面との間に当該布材が通ることのできるような隙間を確保する。また、ガイド部30の幅方向位置は、ガイド部30の上側縁31がミシン80の中心線(一方のミシン針84と他方のミシン針84から等距離にある線)に沿うように設定する。
本実施形態にかかる縫製ガイド治具1を用いてダブルステッチを施す対象は、少なくとも二枚の布地90を縫い合わせたものである。この布地90の各本体部分91に対し、縫い目90aで折り返された縫い代部分92が縫い合わされることによってダブルステッチが施される。このような布地90としては、クッション材(パッド)を覆う車両用シートのシートカバー(表皮)が例示できる。
上記縫製ガイド治具1のガイド部30は、先細に形成された上側縁31がミシン80の中心線に沿うように配置されているから、布地90の縫い代部分92同士の間にガイド部30の上側縁31が入り込む。つまり、ガイド部30の上側縁31が縫い目90aの下側に接触した状態となる。
実際に縫製作業を行う際には、布地90を手前側から奥側に送る。このとき、ガイド部30の上側縁31が縫い代部分92同士の間に入り込んでいるから、少なくともこの入り込んだ部分においては各縫い代部分92が縫い目90aで折り返された状態が確実に維持される。上述したようにガイド部30の先端部分の形状(側方視形状)は、ミシン80の押さえ金82における先端部分の湾曲した形状に沿った形状となっているから、ガイド部30をミシン80の押さえ金82に近接させることができる。このようにガイド部30と押さえ金82が近接していれば、ガイド部30の上側縁31が縫い代部分92同士の間に入り込んだ状態が解消されてすぐに布地90は押さえ金82によって押さえられた状態となる。すなわち、各縫い代部分92が縫い目90aで折り返された状態がそのまま維持されて押さえ金82によって押さえられることになるから、縫い目90aに沿ったダブルステッチ(縫い目90aまでの距離が一定であるダブルステッチ)を施すことができる。つまり、ダブルステッチが蛇行することを防止することができる。
ただし、上述したように、ガイド部30とミシン80の押さえ金82の隙間(ガイド部30とミシン80の押さえ金82の最も近接した部分の距離)は、二枚の布地90を縫い合わせた糸(縫い目90aを構成する糸)の太さよりも大きく設定されている。このようにしなければ、ガイド部30とミシン80の押さえ金82との間に縫い目90aの部分が挟み込まれて、縫い目90aを構成する糸が切れてしまうおそれがあるからである。
このようなダブルステッチの縫製作業において、テープ状の布材95を同時に縫い付ける場合について説明する。テープ状の布材95は、第一のベース部10に形成された布材案内部13を通されて、第一のベース部10と第二のベース部20の間に形成された挿通孔20aを通される。挿通孔20aを通ったテープ状の布材95は、ミシン台81の側面と第二のベース部20の前面との間、ミシン台81の上面とガイド部30の下面との間を通って縫製位置まで導かれる。このようにして縫製位置まで導かれたテープ状の布材95が、ダブルステッチと同時にテープ状の布材95が縫い付けられる。縫い付けられたテープ状の布材95は、縫合部分近傍の補強や、縫い目90aから布地90内部が見えないように隠すためなどに用いられる。車両用シートのシートカバーとして用いられる布地90の場合には、上記テープ状の布材95を縫い付けることによって、カバー内部のクッション材(パッド)が縫い目90aから見えないようになる。
以上説明した本発明の一実施形態にかかる縫製ガイド治具1によれば、次のような作用効果が奏される。
上述したように、本実施形態にかかる縫製ガイド治具1は、縫い代部分92の間に入り込み縫い目90aに沿って布地90を案内するガイド部30を有する。このガイド部30の先端部分の側方視形状は、ミシン80の押さえ金82の先端部分に沿った形状となっているため、ガイド部30をミシン80の押さえ金82と近接させることができる。そのため、ガイド部30によって案内された布地90が実際の縫製位置に移動するまで(押さえ金82によって押さえられる位置に移動するまで)の間に位置ずれしてしまうことはほとんどない。したがって、本実施形態にかかる縫製ガイド治具1を用いれば、ダブルステッチを縫い目90aに沿って施すことができる。すなわち、ダブルステッチが蛇行してしまうことを防止することができる。特に、上記構成は、曲線状の縫い目90aに沿って曲線状のダブルステッチを施す場合などに有効である。
また、本実施形態にかかる縫製ガイド治具1は、ミシン台81の側面に密着して取り付けられる第一のベース部10と、この第一のベース部10におけるミシン台81に密着した面の反対側の面に第一のベース部10に対して上下方向に移動可能に取り付けられる、ガイド部30と一体的に構成された第二のベース部20とを備える。そして、第一のベース部10と第二のベース部20との間には、テープ状の布材95が通される挿通孔20aが形成されている。そのため、第一のベース部10に対する第二のベース部20の取付位置を調整することにより、ガイド部30の上下方向位置を自在に調整することができる。また、第一のベース部10と第二のベース部20との間に形成された挿通孔20aにテープ状の布材95を通して縫製位置まで案内させることができる。つまり、ガイド部30の上下方向位置を調整可能とするため第一のベース部10と第二のベース部20に分割されていることを巧みに利用して、テープ状の布材95を通すことのできる挿通孔20aを設けた構成である。
また、本実施形態にかかる縫製ガイド治具1におけるガイド部30の先端部分には、ミシン80が有する送り歯83同士の間に位置する突起32が形成されている。そのため、送り歯83とガイド部30の干渉を防止しつつ、ガイド部30をできる限り縫製位置に近づけて配置することができる。したがって、ダブルステッチが蛇行してしまうことをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる縫製ガイド治具1は、第一のベース部10に対してガイド部30と一体的に構成された第二のベース部20が取り付けられた構成であることを説明したが、図5に示すように、全ての部分(上記実施形態における第一のベース部10に相当する構成10′、上記実施形態における第二のベース部20に相当する構成20′、および、ガイド部30)が一体的に構成された構造(縫製ガイド治具1′)とすることもできる。
1 縫製ガイド治具
10 第一のベース部
20 第二のベース部
20a 挿通孔
30 ガイド部
31 上側縁
32 突起
80 ミシン
81 ミシン台
82 押さえ金
83 送り歯
90 布地
90a 縫い目
91 本体部分
92 縫い代部分
95 テープ状の布材

Claims (3)

  1. 少なくとも二枚の布地を縫い合わせた後、この縫い目の一方側および他方側に位置する布地の本体部分に各布地の縫い代部分を縫い合わせるときにミシンに取り付けて使用する縫製ガイド治具であって、
    ミシン台の上側に位置する、前記各布地の縫い代部分同士の間に先細に形成された上側縁が入り込むガイド部を有し、
    このガイド部は、先端部分の側方視形状がミシンが有する押さえ金の先端部分の側方視形状に沿った形状であることを特徴とする縫製ガイド治具。
  2. ミシン台の側面に密着して取り付けられる第一のベース部と、
    この第一のベース部におけるミシン台に密着した面の反対側の面に第一のベース部に対して上下方向に移動可能に取り付けられる、前記ガイド部と一体的に構成された第二のベース部と、を備え、
    前記第一のベース部と前記第二のベース部との間には、テープ状の布材が通される挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縫製ガイド治具。
  3. 前記ガイド部の先端部分には、ミシンが有する送り歯同士の間に位置する突起が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の縫製ガイド治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108251975A (zh) * 2016-12-28 2018-07-06 Juki株式会社 被缝制物输送装置

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