JP2012215262A - 円すいころ軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】円すいころ軸受の組み付け時に、内輪、保持器、円すいころの三位一体の仮組み状態を分離しにくい構造とするとともに、潤滑油が流通しやすい円すいころ軸受とする。
【解決手段】内輪32と、外輪36と、円すいころ44と、保持器48とを備え、保持器48は、小径側端部から内径方向に向かって鍔部38dが延出形成される円すいころ軸受装置において、保持器48の鍔部38dの先端部位は内輪32の小径側の内周面位置まで延出形成されて係合部位38eとされており、係合部位38eは内輪32の小径側内周面の全周に形成された被係合溝部32bと係合して、保持器48と内輪32が軸方向に対して一体に組み合わされ、係合部位38eは、鍔部38dから軸方向内側に延びる弾性片38fと、径方向外側に延びる係合片38gから成る。
【選択図】図3

Description

本発明は、円すいころ軸受装置に関する。
従来、特許文献1のように、自動車等の車両の駆動経路に設置される汎用のデファレンシャル装置が知られている。図7に図示されるように、この特許文献1における四輪駆動車両のリヤデファレンシャル装置110は、デファレンシャルキャリア112内にデファレンシャルリングギヤ114とドライブピニオン116が噛み合って配置構成されている。このドライブピニオン116は、その端部に一体形成されたドライブピニオンシャフト118が構成されており、このドライブピニオンシャフト118に対して軸方向に間隔を置いて嵌合配置されたフロント軸受130及びリヤ軸受140によってデファレンシャルキャリア112に支持されている。
この両軸受130、140間には両軸受を潤滑する潤滑油Lのオイル溜り150が形成されている。また、リヤ軸受140のオイル溜り150側と反対側は、デファレンシャルリングギヤ114が配置される潤滑油室152が形成されている。一方、フロント軸受130のオイル溜り150側とは反対側にはオイル戻し溜り156が形成されている。また、オイル溜り150と潤滑油室152との間には潤滑油Lを導入するための導入流路154が形成されており、デファレンシャルリングギヤ114により掻き揚げられた潤滑油Lをオイル溜り150に導入するようになっている。この導入流路154は通常、デファレンシャルキャリア112の上方位置に潤滑油Lが流下する構造として形成されている。
潤滑油Lは、この導入流路154を通じてオイル溜り150に供給されて、軸受のポンプ作用と呼ばれる油の引き込み現象によって、フロント軸受130およびリヤ軸受140内に流入して潤滑を行う。そして、リヤ軸受140内を潤滑した潤滑油Lは、このリヤ軸受140の外に排出されて潤滑油室152に戻る。また、フロント軸受130を潤滑した潤滑油Lは、このフロント軸受130の外に排出されてオイル戻し溜り156に貯留される。このオイル戻し溜り156に貯留された潤滑油Lは、ドライブピニオンシャフト118の他端に駆動連結状態として取付けられるコンパニオンフランジ120のスリーブ122に嵌合配設されるオイルシール158を潤滑する。その後、フロント軸受130及びオイルシール158を潤滑した潤滑油Lは、図示を省略するリターン流路に導かれてオイル戻し溜り156から潤滑油室152に戻る構造となっている。
ここで、このフロント軸受130及びリヤ軸受140は、円すいころ軸受が使用されている。このフロント軸受130及びリヤ軸受140は、共に同様の構成であるため、代表してフロント軸受130について説明する。このフロント軸受130は、内輪132と、外輪136と、円すいころ134と、保持器138と、から構成されている。内輪132は外周面が円すい面状に形成された内輪軌道を備えており、この内輪軌道における小径端部側には鍔状の小鍔部132a、大径端部側には鍔状の大鍔部132bが形成されている。そして、外輪136は、この内輪132の外周面の円すい面状に対向して内周面が円すい面状に形成された外輪軌道を備えている。そして、円すいころ134は、内輪132と外輪136の間に挟み込まれた状態で転動可能な円すい状に形成されており、小径に形成された小径部134aと大径に形成された大径部134bが形成されている。
保持器138は、円すいころ134を収容するポケットを備えた環状部材である。また、保持器138は、小径側端部から内径方向に向かって延出形成される鍔部が構成されている。
このフロント軸受130の組み付けは、先ず外輪136が、予めデファレンシャルキャリア112に圧入して嵌め込まれる。次に、保持器138のポケットに円すいころ134を収容した状態で内輪132の内輪軌道に配設する。この内輪132、保持器138、円すいころ134の三位一体の仮組み状態でドライブピニオンシャフト118に圧入する。
その上で、ドライブピニオンシャフト118に装着された内輪132、保持器138、円すいころ134を外輪136の外輪軌道に嵌め込む。ここで、内輪132、保持器138、円すいころ134の三位一体の仮組み状態は分離しやすい。そのため、内輪132には、小径側に小鍔部132aが形成されおり、この小鍔部132aに円すいころ134の小径部134aの端面を係合させて三位一体の仮組状態の分離を防いでいる。
上記のように、内輪の小鍔部に円すいころの小径部の端面を係合させない構成として特許文献2が知られている。図示を省略するが、この特許文献2では、三位一体の分離を防ぐために次のような構成とされている。まず、保持器は、その大径側端部に円筒形伸長部とその先端に係止部を設けている。これに対し、内輪は、その大径側の外周面に、保持器の係止部を係合する周段部を設けている。これら係止部と周段部が嵌め合わされることで、内輪の外周面に配設された円すいころ及び保持器を配置させて三位一体の仮組状態の分離を防止する構成とされている。
特開2003−206938号公報 実開昭61−20920号公報
しかしながら、特許文献1においては、フロント軸受130が貧潤滑状況下では、円すいころ134の両端と、内輪132の小鍔部132a及び大鍔132bとの間のすべり部で焼き付きが発生するおそれある。また、小鍔部132aは、内輪132、外輪136の間の潤滑油の導入経路を塞ぐ傾向にあり、更なる貧潤滑状況を招くおそれがある。
また、特許文献2における保持器の大径側端部は、円筒形伸長部とその先端の係止部の構成によって潤滑油の排出経路が狭くなり、潤滑油の滞留を招いて軸受内の攪拌抵抗の増大に繋がる懸念があった。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、円すいころ軸受の組み付け時に、内輪、保持器、円すいころの三位一体の仮組み状態を分離しにくい構造とするとともに、潤滑油が流通しやすい円すいころ軸受とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の円すいころ軸受装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明に係る円すいころ軸受装置は、内輪と、外輪と、該内輪と外輪との間に転動可能に配置される複数個の円すいころと、該円すいころを収容するポケットを備えた保持器と、を備え、該保持器は、該保持器の小径側端部から内径方向に向かって鍔部が延出形成される円すいころ軸受装置において、前記内径方向に向かって延出形成される鍔部の先端部位は内輪の小径側の内周面位置まで延出形成されて係合部位とされており、該係合部位は前記内輪の小径側内周面の全周に形成された被係合溝部と係合することで、前記保持器と前記内輪が軸方向に対して一体に組み合わされる構成とされており、
前記係合部位は、前記鍔部から軸方向内側に延びる部位と、径方向外側に延びる部位から成ることを特徴とする。
この第1の発明によれば、保持器の係合部位と、内輪の被係合溝部とが係合することで、軸方向に対して一体に組み合わされる構成とされている。これにより、円すいころ軸受の組み付け時に、内輪、保持器、円すいころの三位一体の仮組み状態が、分離しにくい構造とすることができる。
また、上記三位一体の仮組み状態の構成は、保持器の小径側端部の鍔部の係合部位と、内輪の小径側内周面に形成される被係合溝部との係合による構成であるため、保持器の大径側端部には、鍔部は構成されない。そのため、潤滑油の排出経路が狭くなる構成ではなくなるため、潤滑油の滞留を招いて軸受内の攪拌抵抗の増大するといったおそれがなく潤滑油が流通しやすい。
次に、第2の発明に係る円すいころ軸受装置は、第1の発明の円すいころ軸受装置であって、前記鍔部には、軸方向外側端面と内側端面とを連通する貫通部が形成されており、前記内輪の外周面小径側の小径肩部は、軸方向に対して内輪の軌道面と連続した滑らかな面形状で形成されていることを特徴とする。
なお、上記手段における内輪の外周面小径側の小径肩部の形状が、軸方向に対して内輪の軌道面と連続した滑らかな面形状で形成されているとは、潤滑油の流通が阻害されるような段差等の突起形状が形成されていなく、スムースに潤滑油が流れることのできる連続した面形状を意味するものである。そして、この面形状としては、軸方向断面でみて直線形状面、曲線形状面、折れ線形状面等がある。
この第2の発明によれば、保持器の鍔部には、軸方向外側端面と内側端面とを連通する貫通部が形成されている。
上記三位一体の仮組み状態の構成は、保持器の小径側端部の鍔部の係合部位と、内輪の小径側内周面に形成される被係合溝部との係合による構成であるため円すいころ軸受装置内に流入する潤滑油の導入経路が狭くなって軸受内の貧潤滑状況を招くおそれがある。そこで、保持器の鍔部に貫通部を構成することで潤滑油がこの貫通部を通じて軸受内に流入しやすい。これにより、良好に潤滑油が流通しやすくなる。また、内輪の外周面小径側の小径肩部は、軸方向に対して内輪の軌道面と連続した滑らかな面形状で形成されている。そのため、軸受内に流入した潤滑油が、内輪の軌道面に円滑に流入することができる。
次に、第3の発明に係る円すいころ軸受装置は、第2の発明の円すいころ軸受装置であって、前記内輪の小径肩部の滑らかな面形状は、前記内輪の軌道面と連続した円すい面が、前記内輪の外周面小径側の端面まで形成された形状とされていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、内輪の小径肩部の滑らかな面形状は、内輪の軌道面と連続した円すい面が、内輪の外周面小径側の端面まで形成されているため、従来のような、内輪の小径鍔部が存在せず、複雑な形状にすることなく内輪を構成することができる。また、内輪の小径鍔部が存在しないため、円すいころと内輪との焼きつきの発生を防止することができる。また、内輪は、潤滑油の導入経路を塞がない形状のため潤滑油が流入しやすい。
次に、第4の発明に係る円すいころ軸受装置は、第2の発明又は第3の発明の円すいころ軸受装置であって、前記保持器の鍔部に形成される貫通部は、円周方向に複数個かつ等配に形成されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、保持器の鍔部に形成される貫通部は、円周方向に複数個かつ等配に形成されている。そのため、潤滑油がより均等に流入しやすい構成となる。
なお、この貫通部は、円すいころの構成数と同数が形成され、各貫通部が円すいころの小径側端面と対向する配置位置関係で形成されている場合には、より一層潤滑油が流入しやすい構成となる。
次に、第5の発明に係る円すいころ軸受装置は、第2の発明から第4の発明のいずれかの円すいころ軸受装置であって、前記内輪の小径肩部の径方向位置は、前記保持器に形成される貫通部の径方向最外径位置より径方向内方位置として配置構成されていることを特徴とする。
この第5の発明によれば、内輪の小径肩部の径方向位置は、保持器に形成される貫通部の径方向最外径位置より径方向内方位置として配置構成されるため、潤滑油が、より一層効率的に軸受内に流入しやすい。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、円すいころ軸受の組み付け時に、内輪、保持器、円すいころの三位一体の仮組み状態を分離しにくい構造とするとともに、潤滑油が流通しやすい円すいころ軸受とすることができる。
本実施例としてのデファレンシャル装置の全体構成を概略的に示す軸方向断面図である。 本実施例としてのデファレンシャル装置のドライブピニオンシャフトを支持するフロント軸受の構成を示した分解斜視図である。 本実施例としてのデファレンシャル装置のドライブピニオンシャフトを支持するフロント軸受の軸方向断面図である。 本実施例としてのデファレンシャル装置のドライブピニオンシャフトとリヤ軸受の組み付け構成の概略を示した軸方向断面図である。 本実施例としてのデファレンシャル装置のドライブピニオンシャフトとフロント軸受の組み付け構成の概略を示した軸方向断面図である。 図1のVI部を拡大した軸方向断面図である。 従来におけるデファレンシャル装置の全体構成を概略的に示す軸方向断面図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1から図6にしたがって説明する。
この実施例1は、四輪駆動の駆動形態自動車に適用されたデファレンシャル装置のフロントデファレンシャル装置を例にして説明する。図1は、本発明の実施例1として、デファレンシャル装置の全体構成を概略的に示した軸方向断面図である。図1において、デファレンシャルリングギヤ14には差動機構が装備されているが図示を省略している。なお、図1において矢印F方向は自動車の前進時における進行方向を示している。図1に図示されるように、本実施例1のデファレンシャル装置10は、デファレンシャルキャリア12内にデファレンシャルリングギヤ14とドライブピニオン16が噛み合せて配置されて構成されている。ドライブピニオン16はドライブピニオンシャフト18の図1で見て左端に一体的に形成されている。ドライブピニオンシャフト18の図1で見て右端はコンパニオンフランジ20のスリーブ22がナット24により締め付けられて連結されている。コンパニオンフランジ20は不図示の継手やプロペラシャフトを介してフロントエンジンに駆動連結されており、フロントエンジンの駆動力が伝達されるようになっている。なお、デファレンシャルリングギヤ14には不図示の差動機構が装備されており、差動機構から左右の車輪に駆動力が伝達されるようになっている。
図1に図示されるように、ドライブピニオンシャフト18はフロント軸受30及びリヤ軸受40によりデファレンシャルキャリア12に支持されている。このフロント軸受30及びリヤ軸受40は共に円すいころ軸受として形成されている。
フロント軸受30は、概略、内輪32、円すいころ34、外輪36、保持器38から構成されている。この内輪32は、外周面が円すい面状に形成された内輪軌道面32aを備えている。外輪36は、内輪32の内輪軌道面32aに対向して、内周面が円すい面状に形成された外輪軌道面36aを備えている。円すいころ34は、内輪32と外輪36の間に挟み込まれた状態で転動可能な円すい状に形成されており、小径に形成された小径部34aと大径に形成された大径部34bが形成されている。この円すいころ34は、保持器38に保持された状態で内輪32と外輪36の間に挟みこまれて複数配列されており、ドライブピニオンシャフト18の外周面上を自転かつ公転可能とされている。保持器38は、円すいころ34が内輪32と外輪36の間の円すい面上を自転かつ公転可能な状態で保持するものである。
デファレンシャルキャリア12内にフロント軸受30を介してドライブピニオン16を支持するにあたり、フロント軸受30は、内輪32、保持器38、円すいころ34を三位一体で仮組み状態としてドライブピニオン16のドライブピニオンシャフト18に嵌め込まれる。ここで、三位一体の仮組み状態とする構成では、内輪32と保持器38に特徴を有しているため、かかる構成について説明する。図2は、本発明の実施例1として、デファレンシャル装置10のドライブピニオンシャフト18(図1参照)を支持するフロント軸受30の構成を示した分解斜視図である。図3は、本発明の実施例1として、デファレンシャル装置10のドライブピニオンシャフト18(図1参照)を支持するフロント軸受30の軸方向断面図である。ここで図2及び図3は、フロント軸受30の構成のみ図示しており、デファレンシャルキャリア12、デファレンシャルリングギヤ14、ドライブピニオン16等の図示を省略している。
保持器38について説明する。
図2及び図3に図示されているように、保持器38は、円すいころ34が内輪32と外輪36の間の円すい面上を自転かつ公転可能な状態で保持するものである。この保持器38は、円すいころ34の軸方向両側に環状部位38aが配設されている。この両側の環状部位38aの間は柱部位38bを架け渡して連結されている。この環状部位38aと柱部位38bによって、円すいころ34を収容するポケット38cが矩形状の開孔として区画形成されている。更に、この保持器38の小径側の端部から内径方向に向かって鍔部38dが延出形成されている。この鍔部38dの内径側の先端部位は、内輪32の内径32−1より大きい径で形成されている。そして、この鍔部38dの内径側の先端部位の円周方向2箇所には、保持器38の大径側の端部に向かって延出形成される係合部位38eが形成されている。この係合部位38eは、帯板状の部材が鍔部38dと一体として延出形成されている。詳しくは、係合部位38eは、保持器38の鍔部38dの内径側の先端部位から大径側の端部に向かって軸方向に延出した弾性片38f(軸方向内側に延びる部位)と、この弾性片38fの先端から径方向外方に向かって屈曲して延出する係合片38g(径方向外側に延びる部位)から構成されている。
このように構成される係合部位38eは、後述する内輪32と仮組みされた状態では、内輪32の小径側の内輪内周面32e位置まで延出形成される構成となる。詳しくは、弾性片38fは、内輪32の小径側の内輪内周面32e位置まで延出して形成されており、係合片38gは、この弾性片38fの先端から内輪32の内輪内周面32eの被係合溝部32bに向かって屈曲して延出形成されている。この弾性片38fは、径方向に弾性変形可能な構成とされている。また、鍔部38dには、軸方向において外側端面と内側端面とを連通する貫通部38hが形成されている。この貫通部38hは、鍔部38dの円周方向に複数個かつ等配に形成されている。なお、フロント軸受30内への潤滑油Lの流入を鑑みると、貫通部38hの等配に形成される構成は、円すいころ34の構成数と同数が形成され、各貫通部38hが円すいころ34の小径部34a側の端面と対向する配置位置関係で形成されていることが好ましい。また、係合部位38eは、鍔部38dに等配に2箇所構成されるものについて説明したが、少なくとも2箇所構成されていればよく、2箇所以上構成されるものであってもよい。
次に内輪32について説明する。
先ず、内輪32の内輪内周面32eの小径側の端部には、全周にわたって内輪32の内径32−1より大きい内径32d−1の段部32dが形成されている。
この段部32dから見て、軸方向内側には、全周にわたって保持器38の係合部位38eの係合片38gと係合可能な被係合溝部32bが形成されている。被係合溝部32bは、段部32dの内径32d−1より大きい内径32b−1を有する。これにより、保持器38と内輪32が軸心を同一にして嵌め込まれると、保持器38の係合片38gが、内輪32の小径側の段部32dと当接した後、保持器38の弾性片38fが弾性変形することで軸方向に進入して被係合溝部32bと係合する構成とされている。
内輪32の外周面は、円すい面状に形成された内輪軌道面32aと、この内輪軌道面32aから延設されて、内輪32の小径側の端面と外周面を結ぶ小径肩部32cが構成されている。この内輪32の小径肩部32cは、内輪軌道面32aの面に対し軸方向に連続した滑らかな面形状で形成されている。好ましくは、内輪軌道面32aの面に対し軸方向に連続した円すい面が内輪32の外周面の小径側の端面まで形成された構成とされている。
図3に図示されるように、内輪32の小径肩部32cの径方向位置は、軸方向断面でみて保持器38に形成される貫通部38hの径方向最外径位置38iより径方向内方位置として配置構成されている。
図3に図示されるように、保持器の係合部位38eと内輪32の関係は次のとおりである。
鍔部38dの内径側の先端部位は、内輪32の内径32−1より大きい径で形成されている。
また、係合部位38eの弾性片38f(軸方向内側に延びる部位)の内径38f−1は、内輪32の内径32−1より大きい径で形成されている。
また、係合部位38eの弾性片38f(軸方向内側に延びる部位)の外径38f−2は、内輪32の段部32dの内径32d−1より小さい径で形成されている。
また、係合部位38eの係合片38g(径方向外側に延びる部位)の外径38g−2は、被係合溝部32bの内径32b−1より小さい径で形成されている。
リヤ軸受40は、概略、内輪42、円すいころ44、外輪46、保持器48から構成されている。なお、リヤ軸受40の内輪42の各構成は、フロント軸受30の内輪32の各構成と実質的に同様である。また、リヤ軸受40の円すいころ44、外輪46、保持器48の各構成は、フロント軸受30の円すいころ34、外輪36、保持器38の各構成と実質的に同様である。よって、これらの詳細構成については、上記のフロント軸受30の詳細説明を援用し再度の説明は省略する。
次に、デファレンシャルキャリア12内にフロント軸受30及びリヤ軸受40を介してドライブピニオン16を支持する組み付け手順について説明する。
図4に図示されるように、フロント軸受30の外輪36及び、リヤ軸受40の外輪46が、予めデファレンシャルキャリア12に圧入して嵌め込まれる。次に、リヤ軸受40の保持器48のポケットに円すいころ44を収容した状態で内輪42の内輪軌道面42aに配設する。この内輪42、保持器48、円すいころ44の三位一体の仮組み状態でドライブピニオンシャフト18に圧入して、ドライブピニオン16と隣接する位置まで嵌め込む。かかる状態で、ドライブピニオンシャフト18をデファレンシャルキャリア12の外輪46内に挿入して、ドライブピニオンシャフト18に装着された内輪42、保持器48、円すいころ44を外輪46の外輪軌道面46aに嵌め込む。次に、図5に図示されるように、フロント軸受30の保持器38のポケット38cに円すいころ34を収容した状態で内輪32の内輪軌道面32aに配設する。この内輪32、保持器38、円すいころ34の三位一体の仮組み状態でドライブピニオンシャフト18に圧入して、予めデファレンシャルキャリア12に圧入されている外輪36の外輪軌道面36aに嵌め込む。そして、ドライブピニオン16をデファレンシャルリングギヤ14に噛み合わせる。また、ドライブピニオンシャフト18の右端は、コンパニオンフランジ20のスリーブ22及びこのスリーブ22に嵌合配設されるオイルシール58を嵌め込んでナット24によって締結する。
次に、実施例1の上記構成における潤滑作用を説明する。
図1に図示されるように、先ず、デファレンシャル装置10は、デファレンシャルリングギヤ14とドライブピニオン16が噛合って駆動回転することにより、主にデファレンシャルリングギヤ14により潤滑油室52内の潤滑油Lが攪拌されて飛散し、この飛散した潤滑油Lによりデファレンシャル装置10内の各潤滑箇所の全体の潤滑が行われる。
上記潤滑油室52の潤滑において、デファレンシャルリングギヤ14により上方まで掻き揚げられた飛散状態の潤滑油Lが導入流路54を通ってオイル溜り50に導入される。
オイル溜り50に供給された潤滑油Lは、軸受のポンプ作用と呼ばれる油の引き込み現象によって、フロント軸受30およびリヤ軸受40内に流入して潤滑を行う。そして、リヤ軸受40内を潤滑した潤滑油Lは、このリヤ軸受40の外に排出されて潤滑油室52に戻る。また、フロント軸受30を潤滑した潤滑油Lは、このフロント軸受30の外に排出されてオイル戻し溜り56に貯留される。このオイル戻し溜り56に貯留された潤滑油Lは、ドライブピニオンシャフト18の他端に駆動連結状態として取付けられるコンパニオンフランジ20のスリーブ22に嵌合配設されるオイルシール58を潤滑する。その後、フロント軸受30及びオイルシール58を潤滑した潤滑油Lは、図示を省略するリターン流路に導かれてオイル戻し溜り56から潤滑油室52に戻る構造となっている。ここで、潤滑油Lが軸受内に流入する構成について説明するに際し、リヤ軸受40もフロント軸受30と実質的に同様の構成のため、フロント軸受30を代表して説明する。図6に図示されるように、このフロント軸受30の保持器38は、円すいころ34の転動に伴って、内輪32の外周を回転する構成とされている。ここで、この保持器38には、鍔部38dが構成されている。この鍔部38dは、内輪32と外輪36の間に配設されるためため潤滑油L流入の妨げとなるおそれがある。しかしながらこの鍔部38dには、貫通部38hが形成されている。この貫通部38hは、鍔部38dの円周方向に複数個かつ等配に形成されているため、この貫通部38hから潤滑油Lの流入を誘導しやすい構成とされている。これにより、円すいころ34と、内輪32、外輪36間の異常磨耗や焼きつきが抑制される構成となる。
なお、保持器38の係合部位38eと内輪32の被係合溝部32bの構成は、内輪32、保持器38、円すいころ34の三位一体の仮組み状態においてドライブピニオンシャフト18の外周に嵌め込まれるときのみ機能し、フロント軸受30が装着が完了後は機能しない。すなわち、内輪32と外輪36の間において、保持器38のポケット38cに円すいころ34を嵌め込んだ状態で組み込まれると、保持器38の係合部位38e(弾性片38f及び係合片38g)と、内輪32の被係合溝部32bの間には、すきまが形成されるので、保持器38と内輪32間には異常摩擦が生じない構成とされている。
これらの構成によれば、保持器38の係合部位38eと、内輪32の被係合溝部32bとが係合することで、軸方向に対して一体に組み合わされる構成とされている。これにより、フロント軸受30の組み付け時に、内輪32、保持器38、円すいころ34の三位一体の仮組み状態が、分離しにくい構造とすることができる。また、上記三位一体の仮組み状態の構成は、保持器38の小径側端部の鍔部38dの係合部位38eと、内輪32の小径側の内輪内周面32eに形成される被係合溝部32bとの係合による構成であるため、保持器38の大径側端部には、鍔部は構成されない。そのため、潤滑油Lの排出経路が狭くなる構成ではなくなるため、潤滑油Lの滞留を招いてフロント軸受30内の攪拌抵抗の増大するといったおそれがなく潤滑油Lが流通しやすい。
また、保持器38の鍔部38dには、軸方向外側端面と内側端面とを連通する貫通部38hが形成されている。
上記三位一体の仮組み状態の構成は、保持器38の小径側端部の鍔部38dの係合部位38eと、内輪32の小径側の内輪内周面32eに形成される被係合溝部32bとの係合による構成であるためフロント軸受30内に流入する潤滑油Lの導入経路が狭くなってフロント軸受30内の貧潤滑状況を招くおそれがある。そこで、保持器38の鍔部38dに貫通部38hを構成することで潤滑油Lがこの貫通部38hを通じてフロント軸受30内に流入しやすい。これにより、より一層潤滑油Lの流通がしやすくなる。また、内輪32の外周面小径側の小径肩部32cは、軸方向に対して内輪軌道面32aと連続した滑らかな面形状で形成されている。そのため、フロント軸受30内に流入した潤滑油Lが、内輪軌道面32aに円滑に流入することができる。
また、内輪32の小径肩部32cは、内輪軌道面32aと連続した円すい面が、内輪32の外周面小径側の端面まで形成されているため、従来のような、内輪32の小径鍔部が存在せず、複雑な形状にすることなく内輪32を構成することができる。また、内輪32の小径鍔部が存在しないため、円すいころ34と内輪32との焼きつきの発生を防止することができる。また、内輪32は、潤滑油Lの導入経路を塞がない形状のため潤滑油Lが流入しやすい。
また、保持器38の鍔部38dに形成される貫通部38hは、円周方向に複数個かつ等配に形成されている。そのため、潤滑油Lがより均等に流入しやすい構成となる。また、この貫通部38hは、円すいころの構成数と同数が形成され、各貫通部38hが円すいころの小径側端面と対向する配置位置関係で形成されている場合には、より一層潤滑油Lが流入しやすい構成となる。
また、内輪32の小径肩部32cの径方向位置は、保持器38に形成される貫通部38hの径方向最外径位置38iより径方向内方位置として配置構成されるため、潤滑油Lが、より一層効率的にフロント軸受30内に流入しやすい。以上フロント軸受30を代表して作用効果について示したがリヤ軸受40においても同様である。
以上、本発明の実施例1について説明したが、この発明は実施例1に限定するものではなく、その他各種の実施形態において実施することができるものである。
例えば、実施例1では、デファレンシャル装置10は四輪駆動の駆動形態自動車に適用されたデファレンシャル装置のうちリヤデファレンシャル装置を例にして説明したが、フロントデファレンシャル装置にも適用できる。また、フロントエンジンフロントドライブの駆動形態やフロントエンジンリヤドライブの駆動形態等、その他各種の駆動形態に適用可能なものである。また、トランスファー装置にも適用可能である。
また、実施例1では、保持器38の貫通部38hは、円周方向に複数個かつ等配に形成されている構成について説明したが、これに限定されることなく、本発明における円すいころ軸受装置は、保持器の鍔部において軸方向外側端面と内側端面とを連通する貫通部が形成される構成として等配に形成されないものであっても良い。
10 デファレンシャル装置
12 デファレンシャルキャリア
14 デファレンシャルリングギヤ
16 ドライブピニオン
18 ドライブピニオンシャフト
20 コンパニオンフランジ
22 スリーブ
24 ナット
30 フロント軸受
32 内輪
32−1 内輪の内径
32a 内輪軌道面
32b 被係合溝部
32b−1 被係合溝部の内径
32c 小径肩部
32d 段部
32d−1 段部の内径
32e 内輪内周面
34 円すいころ
34a 小径部
34b 大径部
36 外輪
36a 外輪軌道面
38 保持器
38a 環状部位
38b 柱部位
38c ポケット
38d 鍔部
38e 係合部位
38f 弾性片(軸方向内側に延びる部位)
38f−1 弾性片の内径
38f−2 弾性片の外径
38g 係合片(径方向外側に延びる部位)
38g−2 係合片の外径
38h 貫通部
38i 径方向最外径位置
40 リヤ軸受
42 内輪
44 円すいころ
46 外輪
48 保持器
52 潤滑油室
54 導入流路
56 オイル戻し溜り
58 オイルシール
L 潤滑油
F 自動車の前進時における進行方向

Claims (5)

  1. 内輪と、外輪と、該内輪と外輪との間に転動可能に配置される複数個の円すいころと、該円すいころを収容するポケットを備えた保持器と、を備え、該保持器は、該保持器の小径側端部から内径方向に向かって鍔部が延出形成される円すいころ軸受装置において、
    前記内径方向に向かって延出形成される鍔部の先端部位は内輪の小径側の内周面位置まで延出形成されて係合部位とされており、
    該係合部位は前記内輪の小径側内周面の全周に形成された被係合溝部と係合することで、前記保持器と前記内輪が軸方向に対して一体に組み合わされる構成とされており、
    前記係合部位は、前記鍔部から軸方向内側に延びる部位と、径方向外側に延びる部位から成ることを特徴とする円すいころ軸受装置。
  2. 請求項1に記載の円すいころ軸受装置であって、
    前記鍔部には、軸方向外側端面と内側端面とを連通する貫通部が形成されており、
    前記内輪の外周面小径側の小径肩部は、軸方向に対して内輪の軌道面と連続した滑らかな面形状で形成されていることを特徴とする円すいころ軸受装置。
  3. 請求項2に記載の円すいころ軸受装置であって、
    前記内輪の小径肩部の滑らかな面形状は、前記内輪の軌道面と連続した円すい面が、前記内輪の外周面小径側の端面まで形成された構成とされていることを特徴とする円すいころ軸受装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の円すいころ軸受装置であって、
    前記保持器の鍔部に形成される貫通部は、円周方向に複数個かつ等配に形成されていることを特徴とする円すいころ軸受装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の円すいころ軸受装置であって、
    前記内輪の小径肩部の径方向位置は、前記保持器に形成される貫通部の径方向最外径位置より径方向内方位置として配置構成されていることを特徴とする円すいころ軸受装置。
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