JP2012215207A - 流体制御器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 厚みが異なるパネルに対しても同じものが使用可能であり、また、パネルの上に突出した部分を小さくすることができる流体制御器を提供する。
【解決手段】 ケーシング3に嵌められる環状のめねじ部材6と、ボディ2の外周に配置される環状のスペーサ10と、2種類のボルト8,9とを備えている。第1ボルト8は、ボディ2の外周縁部およびスペーサ10を貫通してめねじ部材6にねじ合わされることで、ボディ2とめねじ部材6とを結合する。第2ボルト9は、ボディ2の外周縁部に設けられた上下にのびる貫通ねじ孔29にねじ合わされて上端がスペーサ10に当接することで、スペーサ10をパネルPに押し付ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、流体制御器に関し、特に、流体制御器を挿入するための貫通孔が設けられたパネルに取り付けられる流体制御器に関する。
流体制御器として、パネルの上方からおよびパネルの下方からそれぞれ部材を突き合わせてこれらの部材同士を結合することで流体制御器全体をパネルに取り付けることが行われている(特許文献1など)。
図6には、この発明による流体制御器が対象とする従来の流体制御器を示す。
同図に示すように、従来の流体制御器(51)は、上方に開口する凹所(52a)、凹所(52a)を囲んで上方に突出する円筒状突出部(52b)および凹所(52a)底面に通じる流体通路(図示略)が設けられたボディ(52)と、ボディ(52)の突出部(52b)に下部が嵌め入れられてねじ合わされたケーシング(53)と、ケーシングの内周に回転可能かつ上下移動可能にねじ合わされたステム(54)と、ステム(54)下端部に一体に設けられてステム(54)が下方位置にあるときに流体通路を閉じる弁体(55)と、下面から上方にのびる複数のねじ孔が設けられておりボディ(52)の突出部の外周に嵌め合わされた環状のめねじ部材(56)と、ステム(54)の上端部に固定されステム(54)を回転させることで上下移動させるハンドル(57)と、ボディ(52)の外周縁部とめねじ部材(56)とを結合する複数のボルト(58)とを備えている。
この流体制御器(51)は、パネル(P)に取り付けるのに適した構成とされており、めねじ部材(56)の下面とボディ(52)の外周縁部上面とが突き合わされた際に、めねじ部材(56)の外周縁部下面とボディ(52)の外周縁部上面との間に、パネル(P)を挟み込み可能な空間(S)が形成されるようになされている。したがって、パネル(P)の下方から、ボディ(52)をパネル側に移動させ、ボディ(52)の突出部(52b)をパネル(P)に設けられた貫通孔に嵌め入れて、ボディ(52)の外周縁部上面をパネル(P)の下面に当接させるとともに、パネル(P)の上方から、めねじ部材(56)をボディ(52)の突出部(52b)外周に嵌め合わせた後、ボルト(58)を締め付けていくことで、パネル(P)を挟み込んだ状態でめねじ部材(56)とボディ(52)とが結合され、この後、ハンドル(57)が取り付けられることにより、流体制御器(51)が組み立てられるとともに、これがパネル(P)に固定される。
実開平7−38841号公報
上記図5に示す流体制御器では、パネルの厚みに応じて、ボディおよびめねじ部材の寸法が決定されており、このようにして製作された流体制御器を異なる厚みのパネルに取り付けることは困難であるという問題があった。また、パネルの厚みが厚くなる場合には、めねじ部材の厚みを厚くすることになるが、これにより、パネルの上に突出した部分が大きくなるという問題もあった。
上記の流体制御器(流体通路を開閉する開閉弁)の他に、流体の吐出圧、速度、流れ方向などを変更するノズルについても、パネルを挟むようにして取り付けることが行われており、同様の問題がある。
特許文献1には、流体制御器のパネルへの取付けに際し、スペーサを使用することが記載されているが、特許文献1に開示されている構成によって上記問題を解消することはできない。
この発明の目的は、厚みが異なるパネルに対しても同じものが使用可能であり、また、パネルの上に突出した部分を小さくすることができる流体制御器を提供することにある。
この発明による流体制御器は、パネルの下側からパネルに取り付けられる本体と、下面の所定箇所に複数のねじ孔が設けられておりパネルの上側から本体に嵌められる環状のめねじ部材とを備えており、本体とめねじ部材とをパネルの下側からねじ合わされた複数のボルトによって結合することにより、パネルを挟むように取り付けられる流体制御器において、パネルの下側において本体の外周に配置される環状のスペーサをさらに備えているとともに、複数のボルトとして、複数の第1ボルトおよび複数の第2ボルトを備えており、第1ボルトは、本体の外周縁部およびスペーサを貫通してめねじ部材にねじ合わされることで、本体とめねじ部材とを結合し、第2ボルトは、本体の外周縁部に設けられた上下にのびる貫通ねじ孔にねじ合わされて上端がスペーサに当接することで、スペーサをパネルに押し付けることを特徴とするものである。
この流体制御器は、パネルを挟むように取り付けるのに適した構成とされており、パネルに取り付けた状態で、見えがかり面に取付け部(ボルト)が存在せず、その反対側に取付け部(ボルト)があるようにすることで、見栄えをよくすることができる。
流体制御器は、その本体が、流体通路が設けられたボディと、流体通路を開閉する開閉手段が取り付けられてボディに結合されたケーシングとを有しているもの(開閉弁)とされることがある。このような流体制御器は、例えば、開閉手段として、ハンドル、ステムおよび弁体を有しており、ハンドルを回転させることで、ステムおよび弁体を上下移動させる手動開閉弁とされるが、これに限定されるものではなく、手動のダイヤフラム弁であってもよく、また、自動弁であってもよい。ボディに形成される流体通路は、特に限定されないが、入口通路および出口通路は、いずれも、一端がボディの底面に、他端がボディの凹所に開口していることが好ましい。
流体制御器は、パネルを挟むように取り付けるものであれば、上記の開閉弁に限られるものではなく、その本体が、流体入口通路を有する流体導入管と、流体導入管に結合された流体吐出管とを有しており、流体の吐出圧、速度、流れ方向などを変更するために使用されるノズルであってもよい。要するに、流体通路が設けられた部材を含む複数の部材によって流体制御器の本体が形成され、この本体がめねじ部材、複数のボルトおよびスペーサによってパネルに取り付けられているものであれば、「本体」の構成や形状については、限定されることはない。
この流体制御器の取付けは、次のようにして行われる。
まず、本体が、スペーサが第2ボルトの上面で支持された状態でパネルの下方から宛がわれ、パネルの上方から、めねじ部材が本体に嵌められる。これにより、めねじ部材の下面がパネルの貫通孔の周縁部上面に当接する。スペーサは、第2ボルトの上面で支持されていることで、下方への移動は不可能で上方への移動および回転は可能となっている。次いで、スペーサを若干回すことで、めねじ部材に設けられたねじ孔とスペーサに設けられたボルト挿通孔とを位置合わせして、第1ボルトを締め付ける。これにより、本体とめねじ部材とが結合される。この結果、パネルに対して、本体およびめねじ部材は、移動不可能となり、スペーサは、下方への移動および回転は不可能で上方への移動は可能となっている。次いで、第2ボルトを締め付ける。これにより、スペーサが上方に(パネルに向かって)移動し、パネルに押圧される。この結果、パネルの貫通孔の周縁部がスペーサとめねじ部材とによって挟持され、スペーサの上下移動も不可能となり、本体、めねじ部材およびスペーサがパネルに固定される。この後、追加の部材(手動弁の場合のハンドルなど)がパネルの上方から取り付けられることにより、流体制御器が組み立てられ、これがパネルに固定される。
上記において、スペーサが第2ボルトの上面で支持されていることによって、第2ボルトは、直接パネルに当接することはなく、これによって、パネルへのねじの食い込みを防ぎ、パネルが傷むことが防止される。
なお、本体が複数の部材から形成されている場合、例えば、流体制御器本体が、流体通路が設けられたボディと、流体通路を開閉する開閉手段が取り付けられてボディに結合されたケーシングとを有している構成の場合、ケーシングおよび開閉手段の一部のボディへの取付けをパネルへ取り付ける前に行ってもよく、ボディを先にパネルに取り付けて、この後、ケーシングおよび開閉部材の一部をボディに取り付けるようにしてもよい。
第1のパネルに比べて厚みが大きい第2のパネルに上記の流体制御器を取り付ける場合、パネルを介してめねじ部材とスペーサとが対向することから、めねじ部材とスペーサとの距離が大きくなるが、本体とめねじ部材と第1ボルトとの位置関係は変わらない。そして、スペーサが下方にある分、第2ボルトは、第1のパネルへの取付け時に比べて、より下方位置でスペーサをパネルに押圧することになる。したがって、この発明の流体制御器によると、パネルの厚みが異なる場合でもめねじ部材の厚みの変更が必要なく、第2ボルトの締付け位置を変更するだけで、構成部品の形状を変更することなく、厚みが異なるパネルへの取付けに対応できる。
めねじ部材は、パネルナットと称されているもののうち、中央部の貫通孔にねじ孔が設けられたタイプではなく、下面に複数の有底のねじ孔が設けられたタイプのものとされる。
パネルの貫通孔は、本体の上端部を挿通可能な大きさ(本体の上端部の外径以上の径)とされ、貫通孔の周縁部には、必要に応じて、ボルト挿通孔が形成される。めねじ部材およびスペーサは、例えば、いずれも円板状とされて、パネルの貫通孔の周縁部を介して対向させられる形状とされる。めねじ部材およびスペーサは、円板状の他、四角形や六角形の板状とされてもよい。この場合には、パネルの貫通孔は、本体の上端部をちょうど挿通可能な大きさとされ、ボルト挿通孔が、この貫通孔とは別に形成される。
めねじ部材は、外周縁部がパネルの貫通孔の周縁部上面に当接する円板部と、円板部の下面に設けられてパネルの貫通孔内に挿入される環状の下方突出部とを有しているものとされることがある。これに対応して、パネルの貫通孔は、めねじ部材の下方突出部を挿通可能な大きさ(めねじ部材の下方突出部の外径に等しいかわずかに大きい径)とされ、この場合には、貫通孔の周縁部のボルト挿通孔は不要とされる。下方突出部は、その下面(先端面)がパネルの下面と面一とされることがあり、また、パネルの下面よりも下方に突出させられるようになされていることがある。
スペーサの形状は、めねじ部材の形状に対応して、適宜調整され、例えば、めねじ部材が下方突出部を有し、その下面がパネルの下面と面一であれば、円板状(本体挿通用の貫通孔が形成されている円板)とされて、その外周縁部がパネルの貫通孔の周縁部に当接し、その内周縁部がめねじ部材に当接させられる。スペーサは、めねじ部材に当接する必要はなく、スペーサは、本体の上端部が挿通される貫通孔を有する円板部と、円板部の外周縁部に設けられてパネルの貫通孔の周縁部下面に当接する環状の上方突出部とを有しているものとされてもよい。
めねじ部材およびスペーサの好ましい形状は、めねじ部材は、外周縁部がパネルの貫通孔の周縁部上面に当接する円板部と、円板部の下面に設けられてパネルの貫通孔内に挿入され下端部がパネルの下面よりも下方に突出させられる環状の下方突出部とを有し、スペーサは、本体の上端部が挿通される中央貫通孔を有する円板部と、円板部の外周縁部に設けられかつパネル下面の貫通孔周縁に当接する上面およびめねじ部材の下方突出部の外周面に嵌め合わせられる内周面を有する環状の上方突出部とからなり、めねじ部材の下方突出部に、第1ボルトにねじ合わされるねじ孔が設けられ、スペーサの円板部に、第1ボルトが挿通されるボルト挿通孔が設けられているものとされる。このようにすると、めねじ部材は、その下方突出部がパネルの貫通孔内に挿入されることで位置決めされ、スペーサは、その上方突出部がめねじ部材の下方突出部に嵌め合わせられることで位置決めされ、めねじ部材とスペーサとをボルトにより結合する作業が容易になる。しかも、第1ボルトがねじ込まれるねじ孔をめねじ部材の下方突出部に設けることで、パネルよりも上にあるめねじ部材の部分を薄くすることができ、見栄えの点でもまた作業性の点でも優れたものとなる。また、厚みが厚いパネルに取り付けるに際しては、めねじ部材とスペーサとの距離が大きくなるが、この場合でも、スペーサの上方突出部とめねじ部材の下方突出部との嵌め合わせによる位置決めが確保され、厚みが異なるパネルへの取付けに際しても、作業が容易になるという効果が維持される。
なお、この明細書において、上下は例えば図3の上下をいうものとするが、この上下は、便宜的なものであり、上下が逆になったり、上下が左右になったりして使用されることもある。
この発明の流体制御器によると、パネルの下側において本体の外周に配置される環状のスペーサを備えているとともに、複数のボルトとして、複数の第1ボルトおよび複数の第2ボルトを備えており、第1ボルトは、本体の外周縁部およびスペーサを貫通してめねじ部材にねじ合わされることで、本体とめねじ部材とを結合し、第2ボルトは、本体の外周縁部に設けられた上下にのびる貫通ねじ孔にねじ合わされて上端がスペーサに当接することで、スペーサをパネルに押し付けるので、第1ボルトを締め付けることにより、本体とめねじ部材とが結合されて、パネルに対して、本体およびめねじ部材が移動不可能となり、第2ボルトを締め付けることにより、スペーサがパネルに押圧されて、スペーサの移動も不可能となり、本体、めねじ部材およびスペーサがパネルに固定される。そして、パネルの厚みが異なる場合には、第2ボルトの締付け位置を変更するだけで対応でき、汎用性が向上するとともに、パネルの厚みが厚くなった際に、パネルの上に突出した部分が大きくなることを防止でき、見栄えの点でも向上する。また、スペーサによって、パネルへのねじの食い込みを防ぎ、パネルが傷むことを防止することができる。
この発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下の説明において、上下は、図1の上下をいうものとする。
図1から図3までに示すように、この流体制御器(1)の第1実施形態は、パネル(P)に取り付けるのに適した構成のもので、これを取り付けるパネル(P)には、流体制御器(1)の中間部分を挿入するための貫通孔(H)が設けられている。なお、図1は、流体通路(2c)(2d)を含んだ断面図、図3は、この発明の要部である2種類の複数のボルト(8)(9)を含んだ断面図となっている。
流体制御器(1)は、上方に開口する凹所(2a)、凹所(2a)を囲んで上方に突出する円筒状突出部(2b)および凹所(2a)底面に通じる流体通路(2c)(2d)が設けられたボディ(2)と、ボディ(2)の突出部(2b)に下部が嵌め入れられてねじ合わされたケーシング(3)と、ケーシング(3)の内周に回転可能かつ上下移動可能にねじ合わされたステム(4)と、ステム(4)下端部に一体に設けられてステム(4)が下方位置にあるときに流体通路(流体入口通路)(2c)を閉じる弁体(5)と、ボディ(2)の突出部(2b)の外周に嵌め合わされた環状のめねじ部材(6)と、ステム(4)の上端部に固定されステム(4)を回転させることで上下移動させるハンドル(7)と、ボディ(2)の下方から締付け可能とされた複数のボルト(8)(9)と、ボディ(2)の外周に配置された環状のスペーサ(10)とを備えている。
ボディ(2)、ケーシング(3)、ステム(4)および弁体(5)によって、流体制御器(1)の本体が形成され、この本体がめねじ部材(6)、複数のボルト(8)(9)およびスペーサ(10)によってパネル(P)に取り付けられている。
ステム(4)、弁体(5)およびハンドル(7)によって、流体通路(2c)(2d)を開閉する開閉手段が構成されている。ここで、ステム(4)、弁体(5)およびハンドル(7)を主たる構成要素とする開閉手段は、公知のものであるので、その詳細な説明は省略する。
ボディ(2)の底面(水平断面)形状は、図2に示すように、略六角形とされている。ボディ(2)の底面には、計4カ所に、ボルト(8)(9)の頭部を収納する凹所(2e)が形成されており、複数のボルト(8)(9)として、2本の第1ボルト(8)と、第1ボルト(8)よりも長さが短い2本の第2ボルト(9)とが使用されている。第1ボルト(8)および第2ボルト(9)は、いずれも、六角孔付きボルトとされて、180°離れて対向するように配置されている。なお、ボディ(2)の底面形状が略六角形とされていることによって、ボディ(2)をバイスで固定しやすいものとなっている。ボディ(2)をバイスで固定できる形状であれば、略六角形に限定されないことはもちろんである。
めねじ部材(6)は、外周縁部がパネル(P)の貫通孔(H)の周縁部上面に当接する円板部(21)と、円板部(21)の下面に設けられてパネル(P)の貫通孔(H)内に挿入され下端がパネル(P)の下面よりも下方に突出させられる環状の下方突出部(22)とからなる。
円板部(21)の外径は、パネル(P)の貫通孔(H)の径よりも大きくなされ、円板部(21)の内径は、ボディ(2)の突出部(2b)の内径と外径との中間の大きさとされている。円板部(21)の内周縁部上面には、ケーシング(3)の上部外周面を囲むように、環状の上方突出部(23)が設けられている。円板部(21)の外周縁部下面がパネル(P)の貫通孔(H)の周縁部上面に当接した際、円板部(21)の内周縁部(下方突出部(22)が設けられていない部分)下面がボディ(2)の突出部(2b)の上面に当接するようになされている。
下方突出部(22)の外径は、パネル(P)の貫通孔(H)の径に等しくなされており、下方突出部(22)の内径は、ボディ(2)の突出部(2b)の外径に等しくなされている。下方突出部(22)には、下面から上方にのびる複数(2本)の有底のねじ孔(24)が設けられている。これらのねじ孔(24)には、第1ボルト(8)がねじ合わされるようになっている。
スペーサ(10)は、ボディ(2)の突出部(2b)が挿通される中央貫通孔を有する円板部(25)と、円板部(25)の外周縁部に設けられかつパネル(P)の貫通孔(H)の周縁部下面に当接する上面(26a)およびめねじ部材(6)の下方突出部(22)の外周面に嵌め合わせられる内周面(26b)を有する環状の上方突出部(26)とからなる。円板部(25)には、第1ボルト(8)が挿通されるボルト挿通孔(27)が180°離れて対向するように設けられている。
第1ボルト(8)は、ボディ(2)に設けられたボルト挿通孔(28)に下方から挿通されて、スペーサ(10)の円板部(25)のボルト挿通孔(27)に挿通され、その先端部(上端部)がめねじ部材(6)の下方突出部(22)のねじ孔(24)にねじ合わされるようになされている。また、第2ボルト(9)は、ボディ(2)に設けられた上下にのびる貫通ねじ孔(29)に下方からねじ合わされて、その先端部(上端部)が円板部(25)の下面に当接するようになされている。
上記流体制御器(1)は、パネル(P)に取り付けるのに適した構成とされており、パネル(P)に取り付けた状態で、ハンドル(7)(ケーシング(3)の上面)側が見えがかり面となり、その反対側に取付け部(ボルト(8)(9))があるようにすることで、見栄えをよくすることができる。流体制御器(1)の取付けは、次のようにして行われる(図3参照)。
まず、ケーシング(3)および開閉手段の一部(ステム(4)、弁体(5)およびシール部材など)が取り付けられたボディ(2)が、スペーサ(10)が第2ボルト(9)の上面で支持された状態で、パネル(P)の下方から宛がわれ、パネル(P)の上方から、めねじ部材(6)がボディ(2)に嵌められる。これにより、めねじ部材(6)の円板部(21)の外周縁部下面がパネル(P)の貫通孔(H)の周縁部上面に当接する。このとき、めねじ部材(6)の円板部(21)の内周縁部下面がボディ(2)の突出部(2b)の上端面に当接する。スペーサ(10)は、第2ボルト(9)の上面で支持されていることで、下方への移動は不可能で上方への移動および回転は可能となっている。次いで、スペーサ(10)を若干回すことで、めねじ部材(6)に設けられたねじ孔(24)とスペーサ(10)に設けられたボルト挿通孔(27)とを位置合わせして、スペーサ(10)の上方突出部(26)の上面(26a)をめねじ部材(6)の円板部(21)の外周縁部下面にパネル(P)の貫通孔(H)の周縁部を介して対向させ、第1ボルト(8)を締め付ける。これにより、ボディ(2)とめねじ部材(6)とが結合される。この結果、パネル(P)に対して、ボディ(2)およびめねじ部材(6)は、移動不可能となり、スペーサ(10)は、下方への移動および回転は不可能で上方への移動は可能となっている。次いで、第2ボルト(9)を締め付ける。これにより、スペーサ(10)が上方に(パネル(P)に向かって)移動し、パネル(P)に押圧される。この結果、パネル(P)の貫通孔(H)の周縁部がスペーサ(10)の上方突出部(26)とめねじ部材(6)の円板部(21)の外周縁部とによって挟持され、スペーサ(10)の移動も不可能となり、ボディ(2)、めねじ部材(6)およびスペーサ(10)がパネル(P)に固定される。この後、追加の部材としてハンドル(7)がステム(4)に取り付けられることにより、流体制御器(1)が組み立てられ、これがパネル(P)に固定される。
図3に示したパネル(P)に比べて厚みが大きいパネル(P')に上記の流体制御器(1)を取り付ける場合、図4に示すように、パネル(P')を介してめねじ部材(6)とスペーサ(10)とが対向することから、めねじ部材(6)とスペーサ(10)との距離が大きくなるが、ボディ(2)とめねじ部材(6)と第1ボルト(8)との位置関係は変わらない。そして、スペーサ(10)が下方にある分、第2ボルト(9)は、図3に示すパネル(P)への取付け時に比べて、より下方位置でスペーサ(10)をパネル(P')に押圧することになる。したがって、パネル(P)(P')の厚みが異なる場合でもめねじ部材(6)の厚みを変更する必要がなく、第2ボルト(9)の締付け位置を変更するだけで、厚みが異なるパネル(P)(P')への取付けに対応できる。
図5に、この流体制御器(31)の第2実施形態を示す。この流体制御器(31)もパネル(P)に取り付けるのに適した構成のもので、これを取り付けるパネル(P)には、流体制御器(31)の中間部分を挿入するための貫通孔(H)が設けられている。
流体制御器(31)は、ノズルと称されているもので、上下に開口する流体通路(32a)が設けられた流体導入管(32)と、流体導入管(32)の外周に嵌められて流体導入管(32)に設けられた段差(32b)によって上方への移動が阻止されているリング(33)と、流体導入管(32)の上端部内周に嵌め合わされた流体吐出管(34)と、流体導入管(32)の上端部外周に設けられたおねじ部(32c)にねじ合わされて流体吐出管(34)に設けられた段差(34a)によって下方への移動が阻止されているナット(35)と、流体導入管(32)の上端部外周に設けられたおねじ部(32c)にナット(35)の下方でねじ合わされた環状のめねじ部材(36)と、リング(33)の下方から締付け可能とされた複数のボルト(38)(39)と、流体導入管(32)の外周に嵌められてリング(33)の上方で上下移動可能な環状のスペーサ(40)とを備えている。
流体導入管(32)、リング(33)、流体吐出管(34)およびナット(35)によって、流体制御器(31)の本体が形成され、この本体がめねじ部材(36)、複数のボルト(38)(39)およびスペーサ(40)によってパネル(P)に取り付けられている。
複数のボルト(38)(39)として、2本の第1ボルト(38)と、2本の第2ボルト(39)とが使用されている。第1ボルト(38)および第2ボルト(39)は、いずれも、六角孔付きボルトとされて、180°離れて対向するように配置されている。図5では、第1ボルト(38)を左側に、これから90°離れた第2ボルト(39)を右側に示している。
リング(33)は、中央部に貫通孔を有する円板状とされている。リング(33)には、第1ボルト(38)を挿通するボルト挿通孔(41)と、第2ボルト(39)がねじ合わされる貫通ねじ孔(42)とが形成されている。
めねじ部材(36)は、中央部に貫通孔を有する円板状とされており、パネル(P)の貫通孔(H)の周縁部上面に当接するようになされている。めねじ部材(36)には、下面から上方にのびる複数(2本)の有底のねじ孔(43)が設けられている。これらのねじ孔(43)には、第1ボルト(38)がねじ合わされるようになっている。
スペーサ(40)は、中央部に貫通孔を有する円板状とされており、パネル(P)の貫通孔(H)の周縁部下面に当接するようになされている。スペーサ(40)には、第1ボルト(38)が挿通されるボルト挿通孔(44)が設けられている。
第1ボルト(38)は、リング(33)に設けられたボルト挿通孔(41)に下方から挿通されて、スペーサ(40)のボルト挿通孔(44)およびパネル(P)のボルト挿通孔に挿通され、その先端部(上端部)がめねじ部材(36)のねじ孔(43)にねじ合わされるようになされている。また、第2ボルト(39)は、リング(33)に設けられた貫通ねじ孔(42)に下方からねじ合わされて、その先端部(上端部)がスペーサ(40)の下面に当接するようになされている。
この第2実施形態の流体制御器(31)によると、第1ボルト(38)によって、パネル(P)上側のめねじ部材(36)とパネル(P)下側のリング(33)とが結合され、第2ボルト(39)によってスペーサ(40)がパネル(P)下面に押し付けられることにより、第1実施形態のものと同様にして、パネル(P)に取り付けることができる。そして、パネル(P)に取り付けた状態で、見えがかり面となるパネル(P)の上面側では、ボルト(38)(39)が存在しておらず、見栄えをよくすることができる。また、第2ボルト(39)の締付け位置を変更するだけで、厚みが異なるパネルへの取付けに対応できる。
なお、図5に示す第2実施形態では、めねじ部材(36)およびスペーサ(40)がいずれも円板状とされているが、これらを第1実施形態に示すめねじ部材(6)およびスペーサ(10)の形状とすることもできる。
この発明による流体制御器の第1実施形態を示す垂直断面図である。 同底面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 この発明による流体制御器の第1実施形態のパネル厚みが異なる場合の取付け形態を示す図3に対応する断面図である。 この発明による流体制御器の第2実施形態を示す垂直断面図である。 従来の流体制御器を示す垂直断面図である。
(1) 流体制御器
(2) ボディ
(2c)(2d) 流体通路
(3) ケーシング
(6) めねじ部材
(8) 第1ボルト
(9) 第2ボルト
(10) スペーサ
(21) 円板部
(22) 下方突出部
(24) ねじ孔
(25) 円板部
(26) 上方突出部
(27) ボルト挿通孔
(29) 貫通ねじ孔
(36) めねじ部材
(38) 第1ボルト
(39) 第2ボルト
(40) スペーサ
(41) ボルト挿通孔
(42) 貫通ねじ孔
(43) ねじ孔
(P)(P') パネル
(H) 貫通孔

Claims (4)

  1. パネルの下側からパネルに取り付けられる本体と、下面の所定箇所に複数のねじ孔が設けられておりパネルの上側から本体に嵌められる環状のめねじ部材とを備えており、本体とめねじ部材とをパネルの下側からねじ合わされた複数のボルトによって結合することにより、パネルを挟むように取り付けられる流体制御器において、
    パネルの下側において本体の外周に配置される環状のスペーサをさらに備えているとともに、複数のボルトとして、複数の第1ボルトおよび複数の第2ボルトを備えており、第1ボルトは、本体の外周縁部およびスペーサを貫通してめねじ部材にねじ合わされることで、本体とめねじ部材とを結合し、第2ボルトは、本体の外周縁部に設けられた上下にのびる貫通ねじ孔にねじ合わされて上端がスペーサに当接することで、スペーサをパネルに押し付けることを特徴とする流体制御器。
  2. 本体は、流体通路が設けられたボディと、流体通路を開閉する開閉手段が取り付けられてボディに結合されたケーシングとを有していることを特徴とする請求項1の流体制御器。
  3. 本体は、流体入口通路を有する流体導入管と、流体導入管に結合された流体吐出管とを有していることを特徴とする請求項1の流体制御器。
  4. めねじ部材は、外周縁部がパネルの貫通孔の周縁部上面に当接する円板部と、円板部の下面に設けられてパネルの貫通孔内に挿入され下端部がパネルの下面よりも下方に突出させられる環状の下方突出部とを有し、スペーサは、本体の上端部が挿通される中央貫通孔を有する円板部と、円板部の外周縁部に設けられかつパネルの貫通孔の周縁部下面に当接する上面およびめねじ部材の下方突出部の外周面に嵌め合わせられる内周面を有する環状の上方突出部とからなり、めねじ部材の下方突出部に、第1ボルトにねじ合わされるねじ孔が設けられ、スペーサの円板部に、第1ボルトが挿通されるボルト挿通孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の流体制御器。
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