JP2012214993A - 地盤補強工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】木製杭1と、木製杭1に付設した拘束材とを具備した支持杭であって、拘束材は、線材を木製杭1の外周に巻き回して付設して形成した。この木製杭1の先端に掘削刃と、スリーブ菅2と係合する係止片を有する掘削具3を装着し、クリーブ菅2の内部に挿入してスリーブ管2内部の係止片と係合する。スリーブ菅2を回転させながら地盤に圧入し、所定深度に到達後スリーブ菅2は回収し、掘削具3と木製杭1を残置する。
【選択図】図1
Description
一方で鋼管杭は無振動施工が可能で騒音や振動の問題は少ないがコストが高いという問題があった。
<1>木杭はねじり力に弱いため、木杭を回転圧入しようとすると、杭頭部に集中するねじり力によって、杭頭部が破壊してしまう。このため、回転圧入ができなかった。
<2>圧入のみでの貫入は推進力に乏しく、打設に手間がかかった。
<3>圧入のみでの貫入は推進力に乏しく、杭を安定支持層まで到達させることは困難であった。
本願の第2発明は、木杭によって地盤の補強を行う地盤補強工法であって、先端に掘削具を設けた鋼製のスリーブ管を回転しながら地盤中に貫入し、地盤中の前記スリーブ管に木杭を挿入し、前記掘削具と前記スリーブ管を地盤中で分離し、前記スリーブ管のみを地盤から引き抜き、前記木杭を地盤中に残置することを特徴とする、地盤補強工法を提供するものである。
本願の第3発明は第1発明又は第2発明の地盤補強工法において、前記掘削具は、外周に抵抗翼を有することを特徴とする、地盤補強工法を提供するものである。
<1>重錘により貫入していた木杭を回転貫入可能なスリーブ管を用いて施工することにより、先行掘りが不要となり、排土の発生をなくすことができる。
<2>本発明の地盤補強工法は支持杭として木杭を用いるものであり、環境への影響を軽減することができるほか、コストの軽減を図ることができる。
本発明の地盤補強工法は木杭1を支持杭として用いるものである(図1)。
木杭1は鋼管からなるスリーブ管2を用いて地盤Aに貫入して支持杭とする。
木杭1の下端には掘削具3を有する。
以下に各構成部品を説明する。
木杭1は、本発明を実施するにあたって特別な加工を要しないため、従来の松杭をそのまま流用することができる。
スリーブ管2は、木杭1を内挿可能な内径を有する鋼管からなる。
スリーブ管2は、地盤中に配置する木杭1よりも長尺とする。
スリーブ管2の下端には掘削具3を内挿する。
掘削具3は、スリーブ管2の先端に配置する鉄製の部材である。
掘削具3はスリーブ管2に内挿可能な外径を有し、かつ、木杭1を内挿可能な内径を有する円筒状の部材であり、先端または内部に底板31を設けて封止する。
掘削具3の底板31には掘削刃32を設けても良い(図2a、b)。掘削刃32を設けることにより掘削時の推進力が向上する。掘削刃32の形状としてはY字状や一文字状が採用できる。先端からのみ掘削刃32が突出する場合には、地盤貫入時にスリーブ管周囲の地盤を乱すことがない。
また、掘削具3には、外周の周方向に抵抗翼33を設けてもよい(図2c)。
スリーブ管2の下端部内周には係止溝21を設ける。係止溝21は、スリーブ管2の下端から軸方向に所定の長さ形成する(図3a)。
そして、掘削具3の外周に係止溝21に嵌合可能な係止片34を設け、掘削具3をスリーブ管2に内挿する際に係止溝21と係止片34を嵌合する。
また、スリーブ管2の係止溝21の上端部には、スリーブ管2の回転方向とは逆方向に、係止片34を収容可能な係止空間22を設ける。
スリーブ管2を地盤に貫入する際には、掘削具3がスリーブ管2に内挿され、掘削具3の係止片34とスリーブ管2の係止溝21とが嵌合し、係止溝21の上端と掘削具3の係止片34とが接触する。
スリーブ管2を回転すると、係止片34が係止空間22に移動し、係止空間22の側端(受圧面)に接触する。そして、係止片34を介して掘削具3も回転し、地盤を掘削する(図3b)。
地上において、スリーブ管2の先端に掘削具3を設けた状態で、スリーブ管2に木杭1を内挿する(図4a)。
木杭1の下端は掘削具3に内挿され、掘削具3の底板31に当接する。
次に木杭1を挿入したスリーブ管2のうち、スリーブ管2のみを杭打ち機によって把持し、地盤A中に回転圧入して貫入する。木杭1はスリーブ管2に内挿された状態で、スリーブ管2と共に貫入される(図4b)。
スリーブ管2は鋼管からなるため、ねじり力によって変形、破損することがなく、回転圧入できる。回転圧入であるため、先行掘りが不要となり、排土が発生することなく、無騒音、無振動で施工することができる。
また、掘削具3の先端に掘削刃32を設ける場合には、より容易に貫入を行うことができる。
地盤A中の所定の深さまで木杭1を挿入したスリーブ管2を貫入した後、スリーブ管2のみを地盤Aから引き抜く(図4c)。
そして、地盤中に残置した木杭1と掘削具3が、木杭1を支持杭とした支持構造となる(図4d)。
木杭1を用いるため、環境への影響を軽減することができるほか、コストの軽減を図ることができる。
木杭1の先端が安定支持層Bに到達する場合には、安定支持層B及び木杭1の周面摩擦により支持する。
また、掘削具3に抵抗翼33を設ける場合には、先端が安定支持層Bに到達しない場合でも、掘削具3の抵抗翼33によって支持する(図5)。
スリーブ管2は鋼管からなるため、ねじり力によって変形、破損することがなく、回転圧入できる。回転圧入であるため、先行堀りが不要となり、排土が発生することなく、無騒音、無振動で施工することができる。
そして、地盤A中のスリーブ管2に木杭1を挿入する(図6b)。スリーブ管2に挿入するのみであるため、容易に木杭1を地盤A中に配置することができる。
木杭1を挿入した後、スリーブ管2のみを地盤Aから引き抜く(図6c)。木杭1はスリーブ管2に内挿したのみであり、また、掘削具3とスリーブ管2は一体としていないため、木杭1と掘削具3は地盤A中に残したまま、スリーブ管2のみが引き抜かれる。
そして、地盤中の木杭1と掘削具3が支持構造となる(図6d)。
2 スリーブ管
21 凹部
3 掘削具
31 底面
32 掘削刃
33 抵抗翼
34 凸部
Claims (3)
- 木杭によって地盤の補強を行う地盤補強工法であって、
先端に掘削具を設けた鋼製のスリーブ管に木杭を挿入し、
前記木杭を挿入した前記スリーブ管を回転しながら地盤中に貫入し、
前記掘削具と前記スリーブ管を分離し、前記スリーブ管のみを地盤から引き抜き、前記木杭を地盤中に残置することを特徴とする、
地盤補強工法。 - 木杭によって地盤の補強を行う地盤補強工法であって、
先端に掘削具を設けた鋼製のスリーブ管を回転しながら地盤中に貫入し、
前記スリーブ管に木杭を挿入し、
前記掘削具と前記スリーブ管を分離し、前記スリーブ管のみを地盤から引き抜き、前記木杭を地盤中に残置することを特徴とする、
地盤補強工法。 - 請求項1又は請求項2に記載の地盤補強工法において、
前記掘削具は、外周に抵抗翼を有することを特徴とする、
地盤補強工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011079790A JP2012214993A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 地盤補強工法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011079790A JP2012214993A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 地盤補強工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012214993A true JP2012214993A (ja) | 2012-11-08 |
Family
ID=47267982
Family Applications (1)
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JP2011079790A Pending JP2012214993A (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 地盤補強工法 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
- 2011-03-31 JP JP2011079790A patent/JP2012214993A/ja active Pending
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