JP2012213871A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ヘッド部を昇降させることなく、キャップをヘッド部に被覆させることが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】インクジェット記録装置1は、インクを吐出するノズルを有するヘッド部22と、ヘッド部22の垂直方向下側に近接した記録位置Ikとヘッド部22から離間した退避位置Itとに移動可能に配置されて用紙Tの搬送を行う搬送ユニット30と、搬送ユニット30を記録位置Ikと退避位置Itとに移動させる昇降機構40と、キャップユニット50とを備える。そして、キャップユニット50は、ヘッド部22を覆うキャップ52が、ヘッド部22と垂直方向において重ならない第1位置F1と、退避位置Itに位置した搬送ユニット30における垂直方向上側の位置である第2位置F2と、キャップ52がノズルを覆う第3位置F3と、に移動可能に構成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ヘッドのノズルからインクを噴射して用紙等の被画像形成材(記録媒体)上に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置は、インクを噴射する複数のインク噴射用ノズルを有するヘッド部と、ヘッド部を覆うキャップを有するキャップユニットと、を備える。
そして、キャップがヘッド部を覆う状態にするため、ヘッド部が上昇し、キャップユニットがヘッド部の下側に水平移動し、上昇したヘッド部がキャップユニットのキャップに被覆される位置まで降下するよう構成されたインクジェット記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−284257号公報
しかし、特許文献1のインクジェット記録装置は、ヘッド部を昇降させるよう構成されるため、インクタンクも同時に昇降させる必要があった。
特許文献1のインクジェット記録装置において、ヘッド部のノズル面とインクタンクの液面との高低差を一定に保つ必要があるため、ヘッド部だけでなく、インクタンクをヘッド部の昇降にあわせて昇降させることが必要であった。そのため、移動機構の構成が複雑になったり、移動対象が多くなったり、また、装置として大型化してしまう場合があった。
本発明は、ヘッド部を昇降させることなく、キャップをヘッド部に被覆させることが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、インクを吐出するノズルを有するヘッド部と、被画像形成材を搬送可能な搬送ユニットであって、前記ヘッド部の垂直方向下側に配置され、前記ヘッド部に近接した記録位置と、前記ヘッド部から離間した退避位置とに移動可能に配置される搬送ユニットと、前記搬送ユニットを前記記録位置と前記退避位置とに移動させる昇降部と、前記ヘッド部を覆うキャップを有するキャップユニットであって、前記ヘッド部における垂直方向下側であって前記ヘッド部と垂直方向において重ならない第1位置と、前記第1位置から水平方向に所定距離だけ離間した位置であって前記退避位置に位置した前記搬送ユニットにおける垂直方向上側の位置である第2位置と、前記第2位置における垂直方向上側であって前記キャップが前記ノズルを覆うように配置される位置である第3位置と、に移動可能なキャップユニットと、を備えるインクジェット記録装置に関する。
また、インクジェット記録装置において、前記キャップユニットは、前記退避位置から前記記録位置に移動する搬送ユニットに載置されて、前記第2位置から前記第3位置に移動されることが好ましい。
また、インクジェット記録装置は、前記キャップユニットにおける前記第1位置と前記第2位置との間の移動をガイドするガイド部と、前記キャップユニットを前記第1位置と前記第2位置とに移動させる移動機構と、を備えることが好ましい。
また、インクジェット記録装置において、前記ガイド部は、前記キャップユニットを水平方向に移動するようガイドすることが好ましい。
インクジェット記録装置は、前記搬送ユニットが前記記録位置に位置すると共に、前記キャップユニットが第1位置に位置する第1状態と、前記搬送ユニットが前記退避位置に位置すると共に、前記キャップユニットが前記第2位置に位置する第2状態と、前記搬送ユニットが前記退避位置と前記記録位置との間のキャップ装着位置に位置すると共に、前記キャップユニットが前記第3位置に位置する第3状態と、に状態変更可能であることが好ましい。
本発明によれば、ヘッド部を昇降させることなく、キャップをヘッド部に被覆させることが可能なインクジェット記録装置を提供することができる。
インクジェット記録装置1の概要を正面側から模式的に示す縦断面図である。 インクジェット記録装置1において、各ヘッド部22に対応してキャップユニット50が装着された状態における記録部20及び搬送ユニット30の周辺部を示す平面図である。 キャップユニット50が第1位置F1に配置されている状態の斜視図である。 キャップユニット50が第2位置F2に配置されている状態の斜視図である。 キャップユニット50が第3位置F3に配置されている状態の斜視図である。 ガイド部55及び第1移動機構57の構成を示す拡大斜視図である。 ガイド部55におけるユニット載置板部552cの突起部552dがストッパー部材58に当接して、第2位置F2に位置決めされた状態を示す拡大斜視図である。 第1移動機構57を構成するブラケット移動機構59の構成を示す拡大斜視図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。 インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、図1及び図2により、本実施形態のインクジェット記録装置1における全体構造の概要を説明する。
図1は、インクジェット記録装置1の概要を正面側から模式的に示す縦断面図である。図2は、インクジェット記録装置1において、各ヘッド部(記録ヘッド)22に対応してキャップユニット50が装着された状態における記録部20及び搬送ユニット30の周辺部を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置1は、本体2内に、記録部20と、クリーニング部25と、搬送ユニット30と、インク供給部100と、搬送ユニット30を昇降させる昇降部である後述の昇降機構40(図9A参照、第1移動機構57)と、キャップユニット50と、キャップユニット50を所定の位置に移動操作するための後述のガイド部55及びブラケット移動機構59(図3参照、第1移動機構57)と、クリーニング部25を水平移動させる第2移動機構(図示せず)とを備える。ガイド部55と、昇降機構40及びブラケット移動機構59を有する第1移動機構57とについては、後に詳述する。
本実施形態のインクジェット記録装置1は、更に、給紙カセット3と、給紙ローラー4と、用紙搬送路5と、レジストローラー対6と、乾燥部7と、搬送装置70と、排紙ローラー対8と、排紙口9と、排紙トレイ10と、を備える。上記の通り、本実施形態のインクジェット記録装置1は、各種動作部を有する。
図1及び図2に示すように、搬送ユニット30は、駆動ローラー32と、従動ローラー33と、駆動ローラー32及び従動ローラー33に掛け渡される搬送ベルト31と、搬送ベルト31のテンションを調整するテンションローラー34と、搬送ベルト31の搬送面の下側(記録部20とは反対側)に装備される空気吸引ユニット36とを有する。搬送ベルト31及び空気吸引ユニット36の上面には、それぞれ吸引用の貫通孔(図示せず)が多数設けられている。
駆動ローラー32及び従動ローラー33が正面視で反時計方向に回転することにより、搬送ベルト31の上面部分で形成される搬送面31Aは、水平面(X−Y平面)内の用紙搬送方向Pの一方から他方に向けて水平移動される。つまり、搬送ベルト31の搬送面31A上においては、用紙搬送方向Pは、水平方向Xとほぼ一致する。空気吸引ユニット36は、搬送面31A側の空気を吸引するファン(搬送用吸着ファン)を内蔵していて、被画像形成材(記録媒体)としての用紙Tを搬送面31Aに吸着させる吸引力を搬送ベルト31に作用させる。
搬送ベルト31としては、両端部を互いに重ね合わせて接合してエンドレス状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルト等を用いることができる。
搬送ユニット30は、記録部20のヘッド部22(記録ヘッド)の垂直方向下側に配置される。搬送ユニット30は、後述の昇降機構40によって、昇降移動可能に支持される。
搬送ユニット30は、ヘッド部22に近接した記録位置Ikと、ヘッド部22から離間した退避位置Itとに移動可能に配置される。
搬送ユニット30は、記録動作時(印刷処理時)には、後述の昇降機構40によって最上位の高さであってヘッド部22に近接した記録位置Ik(図1参照)に配置(上昇)される。
また、搬送ユニット30は、ヘッド部22と搬送ユニット30との間にキャップユニット50が配置(移動)可能なように、昇降機構40によりヘッド部22から垂直下方側に離間した退避位置It(図9B参照)に配置(降下)される。
図2に示すように、所定の記録時には、用紙Tは、搬送ベルト31の搬送面31A上に、用紙搬送方向Pの一方側から導入される。搬送面31Aには、空気吸引ユニット36の動作に伴って、前記の吸引用の貫通孔(図示せず)を介して搬送ベルト31に作用する吸引力が生じている。搬送ベルト31の搬送面31A上に導入された用紙Tは、前記吸引力により搬送面31Aに吸着されて、用紙搬送方向Pの他方側に向けて搬送される。このように搬送ベルト31の搬送面31Aに吸着された状態で搬送される用紙Tに向けて、後述する記録部20のヘッド部(記録ヘッド)22からインクが吐出されることにより、用紙Tに画像等が記録される(印刷される)。
図1に示すように、給紙カセット3は、用紙Tを積層状態で収容するものであり、本体2の内部の下方における搬送ユニット30の用紙搬送方向Pの上流側に配置されている。給紙ローラー4は、給紙カセット3の上方に配置されている。この給紙ローラー4により、用紙Tは、図1における給紙カセット3の右上方に向けて送り出される。
用紙搬送路5、レジストローラー対6、記録部20及び搬送ユニット30は、給紙カセット3の用紙搬送方向から搬送ユニット30までの搬送経路Lpの下流側に配置されている。給紙カセット3から送り出された用紙Tは、用紙搬送路5を通ってレジストローラー対6に到達する。レジストローラー対6は、用紙Tの斜め送りを矯正して用紙Tを再度送り出す。記録部20とレジストローラー対6との間の用紙搬送路5に設けられた用紙先端検出センサー(図示せず)により、用紙Tの先端部が検出され、その検出されたタイミングに基づいて、記録部20は、後述するようなインクの吐出動作を実行する。
図1に示すように、乾燥部7は、本体2の内部の上方における搬送ユニット30の用紙搬送方向Pの下流側に配置されている。乾燥部7は、記録部20において吐出されるインクにより記録された後における用紙Tのインクを乾燥させる。
乾燥部7の下方には、搬送装置70が装備される。搬送装置70は、搬送ユニット30から送り出された用紙Tを、用紙搬送方向Pに沿って搬送して排紙ローラー対8に渡す搬送ユニットである。この搬送装置70は、駆動ローラー72と、従動ローラー73と、駆動ローラー72及び従動ローラー73に掛け渡される搬送ベルト71と、搬送ベルト71の搬送面71Aの下側(乾燥部7とは反対側)に装備される空気吸引ユニット76とを有する。搬送ベルト71及び空気吸引ユニット76の上面には、それぞれ吸引用の貫通孔(図示せず)が多数設けられている。
駆動ローラー72及び従動ローラー73が正面視で反時計方向に回転することにより、搬送ベルト71の上面部分で形成される搬送面71Aは、水平面(X−Y平面)内の用紙搬送方向Pの一方から他方に向けて水平移動される。つまり、搬送ベルト71の搬送面71A上においては、用紙搬送方向Pは、水平方向Xとほぼ一致する。空気吸引ユニット76は、搬送面71A側の空気を吸引するファン(搬送用吸着ファン)を内蔵していて、用紙Tを搬送面71Aに吸着させる吸引力を搬送ベルト71に作用させる。
搬送ベルト71としては、搬送ユニット30における搬送ベルト31の場合と同様に、両端部を互いに重ね合わせて接合してエンドレス状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルト等を用いることができる。
排紙ローラー対8、排紙口9及び排紙トレイ10は、乾燥部7の用紙搬送方向Pの下流側に、この順で配置されている。乾燥部7によりインクの乾燥が終了した用紙Tは、排紙ローラー対8により用紙搬送方向Pの下流側に送られ、排紙口9を通して、本体2の外側に設けられた排紙トレイ10に送られて、本体2の外部に排出される。
図1及び図2に示すように、記録部20(ヘッドユニット)は、4色に対応するヘッド部22(ヘッド部)を有する。4色に対応するヘッド部22とは、ブラック用のヘッド部22K、シアン用のヘッド部22C、マゼンタ用のヘッド部22M、イエロー用のヘッド部22Yである。これら4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yは、用紙搬送方向P(水平方向X)に直交する用紙幅方向Yに沿って長く延びている。ヘッド部22K、22C、22M、22Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。
4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yは、インク噴射用ノズルが形成されたノズル面を有する。ノズル面は、4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yの下面である。各ヘッド部22K、22C、22M、22Yにおけるノズル面は、搬送ベルト31の搬送面31Aに対向する。4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yは、ノズル面に形成されたインク噴射用ノズルから噴射されたインクにより用紙Tに画像を記録する。
図1に示すように、インク供給部100は、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yと、4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yと、を含む。
4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yそれぞれに対応して、搬送ユニット30の下方に配置されている。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yに供給されるインクを収容する。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yに収容された各色のインクは、後述する4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yに供給される。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。
4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yそれぞれに対応して、搬送ユニット30の上方に配置されている。4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。
4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yに収容された各色のインクを一旦収容する。そして、4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yに収容された各色のインクは、4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yから4色のヘッド部22K、22C、22M、22Yへ供給される。
なお、以下の説明において、特に特定する必要がある場合を除いて、4色のヘッド部22K、22C、22M、22Y、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Y、及び4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yについては、それぞれの識別記号である「K」、「C」、「M」、「Y」を省略して、単に「ヘッド部22」、「インクタンク23」及び「ポンプ機構24」と記載する。
記録部20の各ヘッド部22は、例えば、外部コンピューター(図示せず)から受信した画像データー情報(例えば、文字、図形、模様)に対応して、搬送ベルト31の搬送面31A上に載置された用紙Tに向かって4色のインクを吐出する。図2に示すように、各ヘッド部22は、矩形板状のヘッド部支持部材21に支持されており、このヘッド部支持部材21と共に、本体2に固定されている。そして、搬送ベルト31の回転移動と共に、所定のタイミングで各ヘッド部22から4色のインクが順次吐出されることにより、用紙Tには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクが重ね合わせられ、カラーインク画像が印刷される。
ヘッド部22のインク吐出方式としては、例えば、ピエゾ素子(図示せず)を用いてインクを押し出すピエゾ方式や、発熱体(図示せず)によって気泡を発生させ、圧力を掛けてインクを吐出するサーマルインクジェット方式等の各種吐出方式を採用することができる。
図2に示すように、キャップユニット50は、各ヘッド部22に対応して設けられる複数のキャップ(キャップケース)52と、複数のキャップ52を所定の位置関係に固定支持したキャップベース部材53とを備える。
キャップユニット50は、通常状態(記録状態、第1状態)において、第1位置F1に配置される。この状態において、搬送ユニット30は用紙Tを搬送し、記録部20におけるヘッド部22は搬送ベルト31の搬送面31A上に載置された用紙Tに向けてインクを吐出することができる。
キャップユニット50は、後述するガイド部55及び第1移動機構57(ブラケット移動機構59、図3参照)により水平方向に移動可能に構成される。
具体的には、キャップユニット50は、記録部20の下方で且つ、第1移動機構57(昇降機構40)により退避位置Itに移動された搬送ユニット30の上方(記録部20と搬送ユニット30との間)に、ガイド部55及び第1移動機構57(ブラケット移動機構59)により水平方向に移動(配置)可能に構成される。
そして、キャップユニット50は、記録部20と搬送ユニット30との間に配置された状態において、搬送ユニット30の昇降に連動して昇降可能に構成される。
具体的には、キャップユニット50は、搬送ユニット30上に載置された状態で、第1移動機構57(昇降機構40)により搬送ユニット30が退避位置Itから記録位置Ik側のキャップ装着位置に上昇移動されることでヘッド部22のノズルを覆う後述の第3位置F3(図9Eに示した位置)に移動される。
そして、搬送ユニット30がキャップ装着位置から退避位置Itに降下することで、キャップユニット50は、ヘッド部22の垂直下方に離間した後述の第2位置F2(図9Bに示した位置)に移動される(戻される)。
なお、いわゆるパージ処理(吐出回復処理)は、キャップユニット50が後述の第3位置F3から第2位置F2に移動されてヘッド部22から離脱した状態においてヘッド部22のノズル面のインク噴射用ノズル(図示せず)からインクを噴射させることにより行われる。これにより、ノズル内に残留する高い粘度のインクが吐出され、インク詰まりが解消される。
クリーニング部25は、キャップユニット50の下方で且つ搬送ユニット30の上方(キャップユニット50と搬送ユニット30との間)に配置可能に構成される。クリーニング部25は、キャップユニット50と同様に、キャップユニット50と搬送ユニット30との間に配置された状態において、所定の移動機構(不図示)により搬送ユニット30の昇降に連動して昇降可能に構成される。
また、クリーニング部25は、第2移動機構(図示せず)により用紙搬送方向P(図1参照)に水平移動可能に構成される。クリーニング部25は、第2移動機構による移動操作により、各ヘッド部22の下方に配置されて各ヘッド部22をクリーニングすることが可能なワイプ位置、又はワイプ位置から水平方向に離れた退避位置に切り替えられる。記録部20における記録動作時や、キャップユニット50がヘッド部22のノズル面に装着される場合には、クリーニング部25は、退避位置に配置される。
続けて、図3から図8により、ガイド部55及び第1移動機構57について説明する。
図3は、キャップユニット50が第1位置F1に配置されている状態の斜視図である。図4は、キャップユニット50が第2位置F2に配置されている状態の斜視図である。図5は、キャップユニット50が第3位置F3に配置されている状態の斜視図である。図6は、ガイド部55及び第1移動機構57の構成を示す拡大斜視図である。図7は、ガイド部55におけるユニット載置板部552cの突起部552dがストッパー部材58に当接して、第2位置F2に位置決めされた状態を示す拡大斜視図である。図8は、第1移動機構57を構成するブラケット移動機構59の構成を示す拡大斜視図である。
ここで、第1位置F1は、図1及び図9Aに示すように、キャップユニット50(キャップベース部材53)が、ヘッド部22における垂直方向下側であって、且つ、ヘッド部22と垂直方向において重ならないようにヘッド部22の下方から水平方向に離間した位置である。
第2位置F2は、図9Cに示すように、第1位置F1から水平方向に所定距離だけ離間(移動)した位置であって、退避位置Itに位置した搬送ユニット30における垂直方向上側の位置である。
第3位置F3は、図2及び図9Eに示すように、第2位置F2における垂直方向上側であって、且つ、キャップ52がヘッド部22のノズルを覆うように配置される位置である。
まず、ガイド部55は、図3から図6に示すように、キャップユニット50を水平方向に移動可能に支持するガイド機構であって、一対のガイドレール551、551と、該ガイドレール551、551に摺動可能に載置されるユニット支持ブラケット552、552とを備える。
ガイドレール551、551は、横断面形状がL字形のレール部材である。
ガイドレール551、551は、搬送ユニット30の用紙搬送方向Pに沿うように、水平方向に沿って配置される。ガイドレール551、551は、垂直方向において同じ高さに配置されると共に、所定距離をあけて互いに平行に配置される。
ユニット支持ブラケット552、552は、金属製の板状部材である。ユニット支持ブラケット552、552は、図6に示すように、搬送ユニット30における用紙搬送方向Pに沿って摺動可能にガイドレール551、551上に載置される摺動板部552a、552aと、摺動板部552a、552aから垂直下方に延出した垂直壁部552b、552bと、垂直壁部552bにおける下端部から互いに近づくように水平方向に延出したユニット載置板部552c、552cとを備える。
ユニット支持ブラケット552、552は、図3に示すように、ガイドレール551、551に対応して配置される。対向する一対のユニット支持ブラケット552、552は、一体的にガイドレール551、551上を摺動するように、不図示の連結部材により互いに連結される。
ユニット支持ブラケット552、552におけるユニット載置板部552c、552cは、キャップベース部材53の側縁部が載置される部分である。
ガイド部55は、対向する一対のユニット支持ブラケット552、552のユニット載置板部552c、552cにキャップベース部材53の両側縁部を載置させることで、キャップベース部材53を垂直方向における下面側から支持する。
ユニット載置板部552c、552cにおける突出長TLは、対向するユニット支持ブラケット552、552同士の間を搬送ユニット30が昇降可能となる(搬送ユニット30がぶつからないように)長さに設定される。
つまり、ユニット支持ブラケット552、552は、ユニット載置板部552c、552c同士の間の距離が搬送ユニット30の幅方向の長さよりも長くなるよう設定される。言い換えると、搬送ユニット30における幅方向の長さは、対向する一対のユニット載置板部552c、552c同士の間の距離よりも短く設定されている。
ここで、ユニット支持ブラケット552、522(垂直壁部552b、552b)は、搬送ユニット30の昇降移動によりキャップユニット50が第2位置F2と第3位置F3との間を移動する際には、キャップユニット50における垂直移動をガイドするガイド部として機能する。
また、ユニット支持ブラケット552、552におけるユニット載置板部552c、552cには、図7に示すように、位置決め用の突起部552dが設けられる。
突起部552dは、ユニット載置板部552cの下面から垂直下方に延出して設けられる。
突起部552dは、ガイド部55がキャップユニット50を図9Aに示す第1位置F1から図9Cに示す第2位置F2に移動する際に、図7に示すように、本体2側に固定された位置決め用のストッパー部材58に当接して、ガイド部55及びキャップユニット50を、第2位置F2に位置決めする。
第1移動機構57は、搬送ユニット30を記録位置Ikと退避位置Itとの間で昇降させる昇降機構40(図9A参照)と、ブラケット移動機構59(図3参照)とを有する。
昇降機構40は、図9Aに示すように、搬送ユニット30を記録部20の垂直下方で昇降可能に案内する垂直ガイド部材(不図示)と、垂直ガイド部材に案内される搬送ユニット30を吊持するワイヤー部材130と、ワイヤー部材130を巻き取り可能なロール部材120と、ロール部材120を回転駆動するためのモーター105と、モーター105の回転をロール部材120伝達可能なクラッチ110と、を備える。
昇降機構40は、ロール部材120におけるワイヤー部材130の巻き取り量を調整することで、搬送ユニット30をヘッド部22に対して、水平面(図1のX−Y平面)に垂直な垂直方向Z(以下「上下方向Z」ともいう)に昇降(移動)させる。
昇降機構40により搬送ユニット30が垂直方向Zに移動されることで、搬送ベルト31の搬送面31Aは、ヘッド部22のノズル面に対して相対的に接近又は離間される。
昇降機構40は、搬送ベルト31の搬送面31Aを、ヘッド部22に近接した記録位置Ik(図1又は後述の図9Aに示す高さ位置)と、ヘッド部22から離間した退避位置It(非記録位置で、後述の図9Bに示す高さ位置)とに移動可能に構成される。
ブラケット移動機構59(移動機構)は、キャップユニット50が載置されているユニット支持ブラケット552、552をガイドレール551、551上で摺動移動させることで、キャップユニット50を図9Aに示す第1位置F1と、図9Cに示す第2位置F2とに移動させる。
ブラケット移動機構59は、図8に示すように、駆動源としてのモーター591と、モーター591により回転駆動される伝達軸592と、ユニット支持ブラケット552の摺動板部552aの上面に固定されたラック593と、ラック593に噛合するように本体2に回転自在に支持されたピニオンギヤ594と、伝達軸592の回転をピニオンギヤ594に伝達する中継歯車595,596と、を備える。
ラック593と、ピニオンギヤ594と、中継歯車595,596とは、一対のユニット支持ブラケット552、552のそれぞれに対応して配置される。
伝達軸592は、棒状の軸部材であって、長手方向がユニット支持ブラケット552、552の移動方向に略直交するようにして配置される。伝達軸592は、対向配置された一対のユニット支持ブラケット552、552における垂直方向上側に配置されると共に、両端それぞれが一対のユニット支持ブラケット552、552それぞれの垂直方向上側の近傍に位置するよう配置される。伝達軸592は、不図示の軸受け機構により本体2に回転自在に支持されている。
伝達軸592におけるモーター591側の端部には、モーター591からの回転を受けるための入力歯車597が固定される。入力歯車597は、中継歯車598に噛合して配置される。入力歯車597は、中継歯車598を介して、モーター591の出力軸に固定された出力歯車599からの回転を受ける。
モーター591から出力された回転力は、出力歯車599、中継歯車598、入力歯車597を介して伝達軸592に伝達される。そして、伝達軸592は、出力歯車599、中継歯車598、入力歯車597を介して伝達されたモーター591からの回転力により回転駆動される。
また、伝達軸592の回転は、中継歯車595及び中継歯車596を介してピニオンギヤ594に伝達される。
中継歯車595は、伝達軸592に固定された歯車である。
中継歯車596は、中継歯車595とピニオンギヤ594との双方に噛合するように配置された歯車である。
ラック593、593は、摺動板部552a、552aに固定される。ラック593、593は、摺動板部552a、552aを介してガイドレール551、551に載置される。ラック593、593は、搬送ユニット30における用紙搬送方向Pに延在して配置される。
ラック593、593は、ピニオンギヤ594、594が回転駆動されると、用紙搬送方向Pに沿う水平方向に移動する。
これにより、ラック593、593に固定されるユニット支持ブラケット552、552は、搬送ユニット30の用紙搬送方向Pに沿う水平方向に移動される。
上述のブラケット移動機構59は、ラック593、593に噛合するピニオンギヤ594、594をモーター591により回転駆動することで、ラック593、593が固定されているユニット支持ブラケット552、552を、第1位置F1と第2位置F2とに移動させる。
上述の通り、第1移動機構57(昇降機構40)は、搬送ユニット30(搬送面31A)をヘッド部22に近接した記録位置Ik(図1又は後述の図9Aに示す高さ位置)と、ヘッド部22から離間した退避位置It(非記録位置で、後述の図9Bに示す高さ位置)とに移動可能に構成される。
また、ガイド部55及び第1移動機構57(ブラケット移動機構59)は、キャップユニット50(キャップベース部材53)を、図3及び図9Aに示す第1位置F1と、図4及び図9Cに示す第2位置F2と、図9Eに示す第3位置F3と、に移動可能に構成される。
続けて、図9Aから図9Hにより、インクジェット記録装置1の動作について説明する。
図9Aから図9Hは、インクジェット記録装置1の動作を説明する模式図である。
まず、図9Aに示すように、インクジェット記録装置1は、搬送ユニット30が記録位置Ikに位置すると共に、キャップユニット50が第1位置F1に位置する状態である(第1状態)。
この状態において、インクジェット記録装置1は、記録部20がヘッド部22からインクを用紙T上に吐出して記録処理を行うことができる。
次いで、図9Bに示すように、昇降機構40は、搬送ユニット30を矢印N1に示すように降下させて、搬送ユニット30を退避位置Itに移動させる。
これにより、記録部20と搬送ユニット30とは垂直方向において離間した状態になる。
この状態において、ブラケット移動機構59がユニット支持ブラケット552、552を水平移動させることで、第1位置F1に位置していたキャップユニット50を、搬送ユニット30と記録部20との間の第2位置F2に移動させることが可能となる。
ブラケット移動機構59によるユニット支持ブラケット552、552の水平移動は、搬送ユニット30が昇降機構40により退避位置Itに移動された状態において行われる。
続けて、図9Cに示すように、ブラケット移動機構59は、ユニット支持ブラケット552、552を矢印N2に示すように水平移動させて、キャップユニット50を第2位置F2に位置させる。
これにより、キャップユニット50は、搬送ユニット30の垂直方向上側に配置される。
図9Cにおける状態は、搬送ユニット30が退避位置Itに位置すると共に、キャップユニット50が第2位置F2に位置する第2状態である。
続けて、図9Dに示すように、昇降機構40は、退避位置Itに配置される搬送ユニット30を矢印N3に示すように上昇させる。
これにより、搬送ユニット30は、搬送面31Aが第2位置F2に配置されるキャップユニット50の下面に当接した状態となる。
また、キャップユニット50は、搬送ユニット30の搬送面31Aに載置された状態となる。
つまり、ユニット支持ブラケット552、552に載置されているキャップユニット50が第2位置F2に位置している状態で、搬送ユニット30が退避位置Itから記録位置Ikに向かって上昇した場合、キャップユニット50は、搬送ベルト31における搬送面31Aの高さがガイド部55に載置されるキャップユニット50の水平高さに達したときに、搬送ユニット30の搬送面31Aに載置された状態になる。
続けて、図9Eに示すように、昇降機構40は、搬送ユニット30を矢印N4に示すように更に上昇させる。
これにより、搬送ユニット30は、キャップユニット50を載置した状態で上昇して記録部20側に向かって移動する。
つまり、昇降機構40が更に搬送ユニット30を上昇させると、キャップユニット50は、搬送ユニット30に載置された状態で搬送ユニット30と一体的に記録部20側に向かって移動(上昇)される。
そして、キャップユニット50は、キャップユニット50上のキャップ52がヘッド部22のノズルを覆う第3位置F3(キャップ装着位置)に配置される。
この状態は、搬送ユニット30が退避位置Itと記録位置Ikとの間のキャップ装着位置に位置すると共に、キャップユニット50がヘッド部22を覆う第3位置F3に位置する第3状態である。
この状態において、ヘッド部22のノズルがキャップユニット50により覆われて、ヘッド部22におけるインクの凝縮等を抑止することができる。
続けて、図9Fに示すように、昇降機構40は、搬送ユニット30を矢印N5に示すように降下させる。
これにより、搬送ユニット30は、退避位置Itに移動される。
ここで、搬送ユニット30が退避位置Itに移動している状態(戻っている状態)において、キャップユニット50は、搬送ユニット30の搬送面31Aにおける高さ位置がユニット支持ブラケット552のユニット載置板部552c、552cの高さ位置になったとき、ユニット載置板部552c、552cに受け止められる。具体的には、キャップユニット50の両側縁は、ユニット載置板部552c、552cに載置される。キャップユニット50は、第2位置F2でユニット支持ブラケット552、552に支持されている第2状態(図9Cと同じ状態)に戻る。
この状態から更に搬送ユニット30が降下させられると、搬送ユニット30は、ユニット支持ブラケット552、552に載置されたキャップユニット50から垂直方向下側に離間した状態になる。
そして、搬送ユニット30は、更に降下して、退避位置Itに配置される。
続けて、図9Gに示すように、ブラケット移動機構59は、ユニット支持ブラケット552、552を矢印N6に示すように水平移動させる。
これにより、キャップユニット50は、第1位置F1に移動される(戻る)。
続けて、図9Hに示すように、昇降機構40は、搬送ユニット30を矢印N7に示すように上昇させる。
これにより、搬送ユニット30は、記録位置Ikに配置される(戻る)。
この状態は、昇降機構40によって搬送ユニット30が記録位置Ikに位置すると共に、ブラケット移動機構59によってキャップユニット50が第1位置F1に位置する第1状態である(図1と同じ状態)。
本実施形態によれば、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50がヘッド部22における垂直方向下側であってヘッド部22と垂直方向において重ならない第1位置F1と、第1位置F1から水平方向に所定距離だけ離間した位置であって退避位置Itに位置した搬送ユニット30における垂直方向上側の位置である第2位置F2と、第2位置F2における垂直方向上側であって前記キャップ52が前記ノズルを覆うように配置される位置である第3位置F3と、に移動可能に構成される。
そのため、インクジェット記録装置1は、搬送ユニット30を記録部20の垂直下方の退避位置Itへ移動させ、キャップユニット50を第1位置F1から第2位置F2へ移動させ、搬送ユニット30を退避位置Itから記録位置Ik側に上昇させることで、キャップ52をヘッド部22に被覆させることができる。
これにより、インクジェット記録装置1は、ヘッド部22を昇降させることなく、キャップ52をヘッド部22に被覆させることができる。
また、これにより、ヘッド部の昇降にあわせてインクタンクを昇降させる移動機構が不要であるので、移動機構の構成の単純化や、装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50を、退避位置Itから記録位置Ikに移動する搬送ユニット30に載置させて、第2位置F2から第3位置F3に移動させる。
これにより、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50を移動させる移動機構における単純化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50における第1位置F1と第2位置F2との間の移動をガイドするガイド部55と、キャップユニット50を第1位置F1と第2位置F2とに移動させる第1移動機構57(ブラケット移動機構59)と、を備える。
これにより、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50における第1位置と第2位置との間の移動を高い精度で行うことが可能である。
また、本実施形態によれば、インクジェット記録装置1は、ガイド部55がキャップユニット50を水平方向に移動するようにガイドする。
これにより、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50における第1位置F1と第2位置F2との間の移動を高い精度で行うことが可能であると共に、第2位置に配置されたキャップユニット50を水平な状態で維持できる。
また、これにより、インクジェット記録装置1は、キャップユニット50を、搬送ユニット30における搬送面31Aに位置ずれ等を生じさせずに載置させることができる。
また、本実施形態において、インクジェット記録装置1は、搬送ユニット30が記録位置Ikに位置すると共に、キャップユニット50が第1位置F1に位置する第1状態と、搬送ユニット30が退避位置Itに位置すると共に、キャップユニット50が第2位置F2に位置する第2状態と、搬送ユニット30が退避位置Itと記録位置Ikとの間のキャップ装着位置に位置すると共に、キャップユニット50が第3位置F3に位置する第3状態と、に状態変更可能である。
これにより、インクジェット記録装置1は、少ない駆動部により複数の状態に状態変更される。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、本発明のインクジェット記録装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンター、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
1……インクジェット記録装置、20……記録部(ヘッドユニット)、22……記録ヘッド(ヘッド部)、30……搬送ユニット、40……昇降機構(昇降部)、50……キャップユニット、52……キャップ(キャップケース)、53……キャップベース部材、55……ガイド部、57……第1移動機構、59……ブラケット移動機構(移動機構)、F1……第1位置、F2……第2位置、F3……第3位置、Ik……記録位置、It……退避位置、T……用紙(被画像形成材)

Claims (5)

  1. インクを吐出するノズルを有するヘッド部と、
    被画像形成材を搬送可能な搬送ユニットであって、前記ヘッド部の垂直方向下側に配置され、前記ヘッド部に近接した記録位置と、前記ヘッド部から離間した退避位置とに移動可能に配置される搬送ユニットと、
    前記搬送ユニットを前記記録位置と前記退避位置とに移動させる昇降部と、
    前記ヘッド部を覆うキャップを有するキャップユニットであって、
    前記ヘッド部における垂直方向下側であって前記ヘッド部と垂直方向において重ならない第1位置と、
    前記第1位置から水平方向に所定距離だけ離間した位置であって前記退避位置に位置した前記搬送ユニットにおける垂直方向上側の位置である第2位置と、
    前記第2位置における垂直方向上側であって前記キャップが前記ノズルを覆うように配置される位置である第3位置と、に移動可能なキャップユニットと、を備える
    インクジェット記録装置。
  2. 前記キャップユニットは、前記退避位置から前記記録位置に移動する搬送ユニットに載置されて、前記第2位置から前記第3位置に移動される
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記キャップユニットにおける前記第1位置と前記第2位置との間の移動をガイドするガイド部と、
    前記キャップユニットを前記第1位置と前記第2位置とに移動させる移動機構と、を備える
    請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ガイド部は、前記キャップユニットを水平方向に移動するようガイドする
    請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記搬送ユニットが前記記録位置に位置すると共に、前記キャップユニットが前記第1位置に位置する第1状態と、
    前記搬送ユニットが前記退避位置に位置すると共に、前記キャップユニットが前記第2位置に位置する第2状態と、
    前記搬送ユニットが前記退避位置と前記記録位置との間のキャップ装着位置に位置すると共に、前記キャップユニットが前記第3位置に位置する第3状態と、に状態変更可能である
    請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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