JP2012209065A - Ledランプ用の口金部材、及びledランプ - Google Patents

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【課題】誤挿入を防ぐことのできるLEDランプ用の口金部材、及びLEDランプを提供する。
【解決手段】LEDランプ1の管部材2の外面に接続されるLEDランプ用の口金部材10において、嵌合部のソケット20に対向する面に、LEDランプ1への電圧印加用の2本の端子ピン4と、LEDランプ1の接地用の1本のアース端子7と、が突設される。また、LEDランプ1において、口金部材10の端子ピン4は、管部材2に挿通され、LED6を点灯させる駆動回路に電気的に接続されており、端子ピン4を介してソケット20から駆動回路へ電圧が印加されることによってLED6が点灯される。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LED)を光源とするLEDランプ用の口金部材、及びLEDランプに関する。
近年、省エネルギー用の光源として、様々なLEDランプが提案されている。例えば特許文献1には、環形蛍光ランプの代替として用いることができるLEDランプが開示されている。
特開2010−15713号公報
特許文献1に開示されているLEDランプは、既存の蛍光灯照明器具のソケットに取り付けることが可能となるように、口金、端子ピンの形状を蛍光灯と同一の形状としている。しかしながら、蛍光灯の点灯回路とLEDランプの点灯回路とは構造が異なっており、蛍光灯用に設計されたソケットに、対応していないLEDランプを誤挿入すると、ランプが点滅したり、エネルギーロスが生じる等の問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、誤挿入を防ぐことのできるLEDランプ用の口金部材、及びLEDランプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係るLEDランプ用の口金部材は、
LEDランプの管部材の外面に接続され、
照明機器のソケットに嵌合する嵌合部を有し、
前記嵌合部の前記ソケットに対向する面に、前記ソケットに接続されるLEDランプへの電圧印加用の2本の端子ピンと、前記ソケットに接続されるLEDランプの接地用の1本のアース端子と、が突設される、
ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の第2の観点に係るLEDランプは、
透光性部材から構成されている管部材と、
前記管部材の内部に収容されている基板と、
前記基板の表面に実装されているLEDと、
前記LEDを点灯させる駆動回路と、
第1の観点に係るLEDランプ用の口金部材と、を備え、
前記口金部材の前記端子ピンは、前記管部材に挿通され、前記駆動回路に電気的に接続されており、
前記端子ピンを介して前記ソケットから前記駆動回路へ電圧が印加されることによってLEDが点灯される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、誤挿入を防ぐことのできるLEDランプ用の口金部材、及びLEDランプを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るLEDランプを下側から視た簡略構成図である。 本発明の一実施形態に係るLEDランプの口金部を示すA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るLEDランプの概略回路図である。 本発明の一実施形態に係るLEDランプの口金部を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るLEDランプの口金部を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態に係るソケットを示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るソケットを示す概略側面図である。 本発明の他の実施形態に係るLEDランプの口金部を示す概略正面図である。 本発明の他の実施形態に係るLEDランプの口金部を示す概略正面図である。 本発明の他の実施形態に係るLEDランプの口金部を示す概略正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、環状のLEDランプ1を例に、図面を参照しながら説明する。
LEDランプ1は、図1に示すように、環状の管部材2と、照明機器のソケット20に接続される口金部材10と、管部材2に内部に収容された光源基板5と、光源基板5上に実装されたLED6とを備えている。また、口金部材10は、管部材2に固着されている台部3と、台部3に設けられている端子ピン4と、から構成されている。
管部材2は、透光性を有するポリカーボネート等の樹脂材料から構成されており、円形断面を有し環状に形成されている。また、管部材2は中空部を有し、内部に光源基板5、LED6を収容している。さらに、管部材2には、図2に示すように、口金10部材の端子ピン4、アース端子7が挿通される孔2aが設けられている。
台部3は、絶縁性を有する樹脂材料から構成され、管部材2の内周面の外面に接着剤等によって固着されている。図2に示すように、台部3のソケット20と嵌合する面には、ソケット20に設けられた凹部に対応する凸部3aが設けられている。図3aに示すように、凸部3aには、2本の端子ピン4(4a、4b)、及び接地用のアース端子7が突設されている。
端子ピン4は導電性の金属から構成されており、一端がソケット20へと接続される。また、端子ピン4の他端は、ソケット20は電気配線31を介して商用電源32に接続しており、ソケット20を介して口金部材10の端子ピン4へ電圧が印加される。端子ピン4へは、商用電源32に配電される交流電圧がそのまま印加される。また、電気配線31には、商用電源32からLEDランプ1への電圧の印加を制御するスイッチ33が設けられている。
アース端子7は導電性の金属から構成されており、一端がソケット20へと接続される。また、他端は管部材2の孔2aを通って管部材2の中空部へ挿通され、LEDランプ1の光源基板5に接続されている。ソケット20にはアース線30が接続されており、アース端子7とソケット20を介してLEDランプ1の光源基板5は接地されている。
光源基板5は、樹脂材料等から構成されており、管部材2の全周に亘って環状に設けられている。また、光源基板5の表面には配線パターンが形成されており、口金部材10の端子ピン4、アース端子7と電気的導通が図られている。
LED6は、LEDランプ1の光源であり、白色LEDが好適に用いられる。複数のLED6が光源基板5の下面に実装されており、光源基板5の全周に亘って所定間隔を隔てて配置されている。LED6同士は図示しない配線によって直列に繋がれている。
さらに、図2に示すように、光源基板5の上面にはLED6を点灯させる駆動回路8が形成されている。また、光源基板5の両縁は管部材2の内壁面に接着剤9等によって接合されている。口金部材10の端子ピン4、アース端子7の一端は光源基板5の配線パターンの一端と接続されており、駆動回路8と電気的に接続されている。また、端子ピン4、アース端子7の他端は、管部材2の孔2aを通って管部材2の外面へと突出している。
駆動回路8は、図3に示すように、整流回路80とDC/DCコンバータ81とを備えている。ソケット20と口金部材10とを介して、商用電源32から駆動回路8に交流電圧が印加されると、駆動回路8の整流回路80によって交流電圧は直流電圧に変換され、DC/DCコンバータ81によって、一定の電圧に変換される。駆動回路8で直流定電圧に変換された電圧はLED6に印加され、LED6が点灯する。LED6から発せられた光は、管部材2を透過して外部に照射される。また、アース端子7は、直流回路のグラウンドに接続されており、光源基板5の駆動回路8は、アース端子7、アース線30を介して接地されている。
次に、図4a、図4b、図5a、図5bを用いて、口金部材10とソケット20の嵌合部分について詳述する。
図4a、図4bに示すように、口金部材10の台部3は略直方体形状であり、ソケット20と嵌合する面、つまり図4bにおける上面には凸部3aが形成されている。また、凸部3aには、2本の端子ピン4a、4bと1本のアース端子7が突設されている。端子ピン4a、4bは、共に細平板状に形成されており、端子ピン4aは台部3の長手方向に直角な方向、つまり図4aにおける上下方向に延びるよう配置され、端子ピン4bは台部3の長手方向に水平な方向、つまり図4aにおける左右方向に延びるよう配置されている。アース端子7は円柱状に形成されている。
また、端子ピン4a、4bは極性を有しており、それぞれ陰極と陽極になっている。2本の端子ピン4a、4bと1本のアース端子7とで3極端子構造となっている。
一方、図5a、図5bに示すように、ソケット20は口金部材10の台部3と同様に略直方体形状であり、口金部材10と嵌合する面、つまり図5bにおける上面には凹部20aが形成されている。また、凹部20aには、口金部材10の端子ピン4a、4b、アース端子7にそれぞれ対向する位置に、3つの差込溝24a、24b、27が形成されている。ソケット20の差込溝24a、24b、27に口金部材10の端子ピン4a、4b、アース端子7が差し込まれ、口金部材10の台部3の凸部3aとソケット20の凹部20aとが嵌合することによって、口金部材10とソケット20とが接続される。ソケット20には、図1、図3に示すように、電気配線31、アース線30が接続されており、ソケット20、口金部材10を介して、商業電源32からLEDランプ1の光源基板5の駆動回路8へ電圧が印加され、またLEDランプ1の光源基板5の駆動回路8の接地が行われる。
上述の実施の形態では、口金部材10の端子ピン4a、4bは細平板状に形成され、互いに直角に配置されている。また、口金部材10には端子ピン4a、4bに加え、円柱状のアース端子7が突設されている。そして、ソケット20には対応する差込溝24a、24b、27が形成されている。したがって、口金部材10は、3本の端子に対応する形状を有するソケット20にのみ嵌合可能であり、4本の端子に対応する既存の蛍光灯のソケットへの口金部材10の誤挿入を防ぐことができる。
また、端子ピン4a、4b、アース端子7は、ソケット20側、つまり図4aにおける正面から見た場合、台部3のソケット20と嵌合する面の中心点Mに対して非点対称に配置されている。同様に、端子ピン4a、4b、アース端子7に、それぞれ対応する位置に形成されている差込溝24a、24b、27も、口金部材10側、つまり図5aにおける正面から見た場合、口金部材10と嵌合する面の中心点Nに対して非点対称に配置されている。したがって、ソケット20を上下逆向き等の誤った向きで口金部材10に嵌合させようとしても、端子ピン4a、4b、アース端子7と、ソケット20の差込溝24a、24b、27とが対応せず、ソケット20を口金部材10に嵌合させることはできない。したがって、ソケット20を誤った向きで口金部材10に誤挿入することを、防ぐことができる。
また、上述の実施の形態では、端子ピン4は細平板状に形成され、口金部材10の台部3の長手方向に水平または直角に配置されていたが、端子ピン4の形状、配置位置は上述の実施の形態には限られない。例えば図6a乃至図6cに、他の端子ピン41、42、43の形状、配置位置を示す。基本的な構成は上述の実施の形態と同一である。したがって、図6a乃至図6cにおいて、図3aの構成部分と対応する各部には同一の番号を付す。
図6aでは、端子ピン41bの形状、配置位置、端子ピン41aの配置位置は、本発明の実施の形態と同一であるが、端子ピン41aの形状は本発明の実施の形態と異なっており、四角柱状に形成されている。
図6bでは、端子ピン42aの形状、配置位置、端子ピン42bの形状は、本発明の実施の形態と同一であるが、端子ピン42bの配置位置は本発明の実施の形態と異なっており、口金部材10の台部3の長手方向に直角な方向、つまり図6bにおける上下方向に延びるよう配置されている。
図6cでは、端子ピン43a、端子ピン43bの形状はともに、本発明の実施の形態と異なっており、端子ピン43aは円柱状、端子ピン41bはソケット側、つまり図6aにおける正面から見て、円弧状に形成されている。
ちなみに、図6a乃至図6cにおける口金部材10に嵌合するソケット20の差込溝24a、24b、27は、それぞれ端子ピン41、42、43に対応した形状となっている。
図6a乃至図6cに示す口金部材10においても、対応する形状を有するソケット20にのみ嵌合可能である。したがって、既存の蛍光灯のソケットへの口金部材10の誤挿入を防ぐことができる。また、端子ピン41、42、43、アース端子7は、ソケット20側、つまり図6a乃至図6cにおける正面から見た場合、台部3のソケット20と嵌合する面の中心点Mに対して非点対称であるため、ソケット20を誤った向きで口金部材10に嵌合させることは不可能である。したがって、ソケット20を誤った向きで口金部材10へ誤挿入することを防ぐこともできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
例えば、上述の実施の形態では、口金部材10は管部材2の内周面の外面に固着されていたが、口金部材10の位置は管部材2の外面であればどこでもよく、使用する照明機器の設計、ソケット20の位置に合わせて適宜決定すればよい。
また、上述の実施の形態では、LED6は光源基板5の下面のみに設けられていたが、上面に設けてもよい。LED6は光源基板5上であればどこにどのように配置されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、管部材2の内部には、光源基板5やLED6が収容されていたが、放熱部材等の部材が収容されていてもよい。その場合、光源基板5は放熱部材等に、接着剤やネジによって固定されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、駆動回路8は光源基板5上に設置されていたが、駆動回路8の一部は、管部材2の外部に設置されていてもよい。例えば、整流回路80を管部材2の外部に設置した場合、商用電源32に接続されている電気配線31は、整流回路80を介してソケット20に接続される。したがって、口金部材10の端子ピン4には、直流電圧が印加される。口金部材10の端子ピン4に印加された直流電圧は、管部材2の内部の光源基板5に設けられているDC/DCコンバータ81によって、一定の電圧に変換される。直流定電圧に変換された電圧はLED6に印加され、LED6が点灯する。
また、上述の実施の形態では、管部材2を環状に形成したが、例えば、直管状としてもよい。その場合、口金部材10は管部材2の両端に設けてもよいし、一端のみに設けてもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)LEDランプの管部材の外面に接続され、
照明機器のソケットに嵌合する嵌合部を有し、
前記嵌合部の前記ソケットに対向する面に、前記ソケットに接続されるLEDランプへの電圧印加用の2本の端子ピンと、前記ソケットに接続されるLEDランプの接地用の1本のアース端子と、が突設される、
ことを特徴とするLEDランプ用の口金部材。
(付記2)前記管部材は、環状であり、
前記管部材の内周面に接続されている、
ことを特徴とする付記1に記載のLEDランプ用の口金部材。
(付記3)前記管部材は、直管状であり、
前記管部材の端面に接続されている、
ことを特徴とする付記1に記載のLEDランプ用の口金部材。
(付記4)前記端子ピンと、前記アース端子とが、前記嵌合部の前記ソケットに対向する面の中心点に対し、非点対称となるように配置されている、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材。
(付記5)前記端子ピンの形状は、細平板状である、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材。
(付記6)透光性部材から構成されている管部材と、
前記管部材の内部に収容されている基板と、
前記基板の表面に実装されているLEDと、
前記LEDを点灯させる駆動回路と、
付記1乃至5のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材と、を備え、
前記口金部材の前記端子ピンは、前記管部材に挿通され、前記駆動回路に電気的に接続されており、
前記端子ピンを介して前記ソケットから前記駆動回路へ電圧が印加されることによってLEDが点灯される、
ことを特徴とするLEDランプ。
(付記7)前記口金部材の前記アース端子は、前記管部材に挿通され、前記駆動回路に電気的に接続されており、
前記アース端子を介して前記駆動回路が接地されている、
ことを特徴とする付記6に記載のLEDランプ。
1 LEDランプ
2 管部材
2a 孔
3 台部
3a 凸部
4、41、42、43 端子ピン
5 光源基板
6 LED
7 アース端子
8 駆動回路
10 口金部材
20 ソケット
30 アース線
31 電気配線
32 商用電源
33 スイッチ
80 整流回路
81 DC/DCコンバータ

Claims (7)

  1. LEDランプの管部材の外面に接続され、
    照明機器のソケットに嵌合する嵌合部を有し、
    前記嵌合部の前記ソケットに対向する面に、前記ソケットに接続されるLEDランプへの電圧印加用の2本の端子ピンと、前記ソケットに接続されるLEDランプの接地用の1本のアース端子と、が突設される、
    ことを特徴とするLEDランプ用の口金部材。
  2. 前記管部材は、環状であり、
    前記管部材の内周面に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ用の口金部材。
  3. 前記管部材は、直管状であり、
    前記管部材の端面に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ用の口金部材。
  4. 前記端子ピンと、前記アース端子とが、前記嵌合部の前記ソケットに対向する面の中心点に対し、非点対称となるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材。
  5. 前記端子ピンの形状は、細平板状である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材。
  6. 透光性部材から構成されている管部材と、
    前記管部材の内部に収容されている基板と、
    前記基板の表面に実装されているLEDと、
    前記LEDを点灯させる駆動回路と、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のLEDランプ用の口金部材と、を備え、
    前記口金部材の前記端子ピンは、前記管部材に挿通され、前記駆動回路に電気的に接続されており、
    前記端子ピンを介して前記ソケットから前記駆動回路へ電圧が印加されることによってLEDが点灯される、
    ことを特徴とするLEDランプ。
  7. 前記口金部材の前記アース端子は、前記管部材に挿通され、前記駆動回路に電気的に接続されており、
    前記アース端子を介して前記駆動回路が接地されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のLEDランプ。
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