JP2012207664A - ロータリー圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、吐出穴への流体流入に起因する流体騒音および振動騒音を低減できるロータリー圧縮機を得る。
【解決手段】ロータリー圧縮機の圧縮機構部は、シリンダ室13を有するシリンダ12と、シリンダ12を挟んで配置された主軸受14および副軸受と、駆動軸に取り付けられてシリンダ室13内に偏芯回転可能に配設されたローリングピストン16と、シリンダ室13とローリングピストン16とで画成される空間17を吸入側空間17aと吐出側空間17bとに仕切るベーン18と、吐出側空間17bと外部とを連通するように主軸受14に形成された吐出穴26と、を備えている。吐出穴26は、その開口の全部が、駆動軸の軸方向から見て、シリンダ室13と重なり合うように吐出側空間17bのベーン側に形成され、その断面形状が、シリンダ室13の内周壁面の曲率半径と略等しい曲率半径の円弧からなる外周辺を有する周方向に細長い形状である。
【選択図】図9

Description

本発明は、空調機や冷蔵庫に使用されるロータリー圧縮機に関するものである。
従来のロータリー圧縮機は、シリンダの端部に軸受プレートを固定してシリンダ室を形成し、軸受プレートには開口の一部がシリンダ室に重なり合うように吐出ポートを形成し、シリンダには吐出ポートとシリンダ室とを連通するように切り欠きを形成していた。そして、シリンダ室に重なり合わない部分の吐出ポートの面積に対して切り欠きの面積を、20%〜60%に設定していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−103275号公報
従来のロータリー圧縮機では、シリンダ室と切り欠きとの両者に重なり合わない吐出ポートの部分が存在する。そこで、切り欠きと重なっている吐出ポートの部分では、流体がシリンダ室から切り欠きのテーパー部を流れて徐々に広がって吐出ポートに流入するので、吐出ポートへの流体流入に起因する騒音や圧力変動の発生が抑制される。しかし、切り欠きと重なっていない吐出ポートの部分では、流体はシリンダ室の内周壁面に沿って流れて広がりを抑えられて吐出ポートに流入する。この時、流体の通路面積は、吐出ポートに流入した時点で、シリンダ室と切り欠きとの両者に重なり合わない吐出ポートの部分の面積分だけ増大する。そこで、広がりを抑えられて吐出ポートに流入した流体は急激に拡大し、流体がこの拡大部で剥離を起こす。これにより、渦が発生し、或いは吐出ポートの管路途中で剥離した流体が再付着して、流体乱れが発生する。この流体乱れの発生部分では、流体騒音となって音を放射し、或いは圧力変動となって流体を伝播し、圧縮機内部や圧縮機からの排出配管などを振動させる加振力となり、振動騒音が発生する。特に、吐出ポートへの流体の流入速度が大きいほど、圧力変動が大きくなり、振動騒音が大きくなる。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、吐出穴への流体流入に起因する流体騒音および振動騒音を低減できるロータリー圧縮機を得ることを目的としている。
この発明によるロータリー圧縮機は、密閉シェルと、該密閉シェル内に収納された圧縮機構部と、該密閉シェル内に収納され、圧縮機構部を駆動するモータと、を備え、流体を上記圧縮機構部で圧縮する。上記圧縮機構部は、シリンダ室を有するシリンダと、上記シリンダ室を閉塞するように上記シリンダを挟んで配置された主軸受および副軸受と、上記モータに連結され、上記シリンダ室を挿通して上記主軸受と上記副軸受とに軸支された駆動軸と、上記駆動軸に取り付けられて上記シリンダ室内に偏芯回転可能に配設されたローリングピストンと、上記ローリングピストンの外周壁面に当接して上記シリンダ室と該ローリングピストンとで画成される空間を吸入側空間と吐出側空間とに仕切るベーンと、上記吐出側空間と外部とを連通するように上記主軸受および上記副軸受の少なくとも一方の軸受に形成された吐出穴と、を備えている。上記吐出穴は、その開口の全部が、上記駆動軸の軸方向から見て、上記シリンダ室と重なり合うように上記吐出側空間の上記ベーン側に臨むように形成され、上記吐出穴の断面形状が、上記シリンダ室の内周壁面の曲率半径と略等しい曲率半径の円弧からなる外周辺を有する周方向に細長い形状である。
この発明によれば、吐出穴の開口の全部が、駆動軸の軸方向から見て、シリンダ室と重なり合うように形成されているので、流体がシリンダ室から吐出穴に流入したときに、流路断面積の拡大がない。そこで、流体は急激に拡大することなく吐出穴の入口から流入するので、流体の急激な拡大による剥離の発生が抑制される。そこで、吐出穴の入口での渦の発生が抑えられ、或いは剥離した流体が吐出穴の途中で再付着することもなく、流体乱れが少なくなるので、流体騒音や振動騒音が低減される。
この発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機を示す上面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部の主軸受を省略した状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図である。 図5のVI−VI矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機におけるローリングピストンの回転角と吐出穴での圧縮流体の平均速度との関係を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図である。 この発明の実施の形態3に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図である。 この発明の実施の形態4に係るロータリー圧縮機における主軸受を軸方向から見た上面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 この発明の実施の形態4に係るロータリー圧縮機における吐出穴から吐出した圧縮流体の流れを説明する図である。 比較例のロータリー圧縮機における主軸受を軸方向から見た上面図である。 図13のXIV−XIV矢視断面図である。 比較例のロータリー圧縮機における吐出穴から吐出した圧縮流体の流れを説明する図である。 この発明の実施の形態4に係るロータリー圧縮機における流体騒音を測定した結果を示す図である。 他の比較例のロータリー圧縮機における主軸受の吐出穴周りを示す要部断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機を示す正面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機を示す上面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部の主軸受を省略した状態を示す上面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図、図6は図5のVI−VI矢視断面図である。ここで、図5中、駆動軸は省略されている。
図1乃至図6において、ロータリー圧縮機100は、縦型の密閉シェル1を備えている。そして、モータ2が密閉シェル1内の上方に配設され、圧縮機構部3がモータ2の下方に配設されている。モータ2と圧縮機構部3とが軸方向を鉛直方向とする駆動軸4を介して連動連結されている。この駆動軸4には、ローリングピストン16が駆動軸4の中心軸に対して偏心して取り付けられている。
モータ2は、リング状に形成されたステータ10と、このステータ10の内部で回転し得るように支持されたロータ11とから構成されている。そして、駆動軸4の一端部がロータ11の軸心位置に圧入されている。
圧縮機構部3は、断面円形のシリンダ室13が貫通してあけられた所定厚みを有する平板リング状のシリンダ12と、シリンダ室13の上端側開口を閉塞するようにシリンダ12の上面に取り付けられた主軸受14と、シリンダ室13の下端側開口を閉塞するようにシリンダ12の下面に取り付けられた副軸受15と、シリンダ室13内に配設されたローリングピストン16と、ローリングピストン16の外周壁面に当接し、シリンダ室13とローリングピストン16とで形成される空間17を吸入側空間17aと吐出側空間17bとに仕切るベーン18と、ベーン18をローリングピストン16の外周壁面に押圧するように付勢するバネ19と、吸入側空間17aのベーン18近傍とシリンダ12の外周部とを連通するようにシリンダ12に形成された吸入穴20と、吐出側空間17bのベーン18近傍と主軸受14の上部側とを連通するように、かつシリンダ12と重なり合わないように主軸受14に形成された主軸受14の軸心と平行な穴中心を有する断面円形の吐出穴21と、を備えている。吐出穴の断面とは主軸受14の軸心と直交する断面である。
さらに、液体が流体に混じった場合の液圧縮を防止するための安全機構としての切り欠き22が、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むようにシリンダ12の上端側にテーパー状に形成されている。また、板バネ製のバルブ23が吐出穴21の出口を塞口するように主軸受14に配設され、流体が圧縮により所定圧力まで上昇すると、バルブ23を押し上げて吐出されるようになっている。
駆動軸4の他端側には、偏心軸部4aが設けられている。そして、駆動軸4が、偏心軸部4aをシリンダ室13内に収容されて、主軸受14と副軸受15とにより回転自在に支持されている。ローリングピストン16は、軸嵌入穴16aが同心にあけられ、シリンダ12と同等の高さを有する円筒状に作製されている。そして、ローリングピストン16は、軸嵌入穴16aに偏心軸部4aを嵌め込んで、駆動軸4の軸心に対して偏心して取り付けられてシリンダ室13内に収容され、シリンダ室13の内周壁面に密接しつつ駆動軸4の回転により偏芯回転するようになっている。
流体を吸入するための吸入管5が吸入穴20を介して吸入側空間17aに連結され、圧縮した流体を吐出するための吐出管6が密閉シェル1の上部に設けられている。吸入管5には、アキュームレータ7が連結されている。
つぎに、このように構成されたロータリー圧縮機100の動作について説明する。なお、ロータリー圧縮機100に適用される流体としては、例えば、空気、フロン系冷媒や、二酸化炭素や炭化水素などの自然冷媒がある。
電力がモータ2に供給され、モータ2が駆動されると、主軸受14および副軸受15に軸支された駆動軸4が回転駆動される。そして、ローリングピストン16がシリンダ室13内でシリンダ室13の内周壁面に密接しつつ偏芯回転する。この時、ローリングピストン16の上下面は、潤滑油によりシールされている。
このローリングピストン16の回転により、吸入側空間17aの容積が増え、流体が、アキュームレータ7、吸入管5および吸入穴20を介して吸入側空間17a内に吸入される。同時に、吐出側空間17bの容積が減少し、吐出側空間17b内の流体が圧縮される。そして、圧縮された流体が所定圧力まで上昇すると、バルブ23が持ち上がり、吐出穴21から密閉シェル1内に吐出され、吐出管6から吐出される。
この実施の形態1によれば、吐出穴21が、駆動軸4の軸方向から見て、その開口の全てをシリンダ室13に重なり合うように主軸受14に設けられているので、圧縮された流体は、流路面積を変えることなく吐出側空間17bから吐出穴21を流通して吐出される。つまり、流体が吐出穴21の入口から吐出穴21内に流入した時点での流路面積の拡大がない。従って、吐出穴21の一部がシリンダ12と重なり合うように構成された場合に発生していた流体の急激な拡大がなくなり、吐出穴21の入口での流体の剥離の発生が抑えられる。これにより、流体の剥離に起因する渦の発生、或いは剥離した流体の再付着が抑えられ、流体乱れの発生が抑制される。その結果、吐出穴21の入口での流体騒音や圧力変動による振動騒音が低減される。
また、吐出穴21が断面円形に形成されているので、吐出穴21を簡易に形成できる。
つぎに、このロータリー圧縮機100におけるローリングピストン16の回転角と吐出穴21での圧縮流体の平均速度との関係を数値解析で求めた結果を図7に示す。流体には、R404Aの冷媒を用い、吐出時の静圧は3.1MPaとした。また、ローリングピストン16の回転角度は、ベーン18の位置を基準とし、その基準位置からローリングピストン16とシリンダ室13の内周壁面との接触位置までの角度とした。圧縮流体の平均速度は、吐出する圧縮流体の体積流量を吐出穴21の断面積で除して求めた速度とした。
図7から、回転角が220deg付近で吐出が始まり、255deg付近で最高速度となり、その後流速が減少することがわかる。なお、吐出穴21から吐出する圧縮流体が最高速度となるローリングピストン16の回転角は、流体の種類、バルブ23のバネ定数などにより変わる。
ここで、吐出穴21は、吐出穴21の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室13と重なり合い、かつ吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16と重なり合わないように、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むように主軸受14に形成されることが好ましい。
また、流体が吐出穴21を流れることにより発生する流体騒音は流速の4乗から8乗に比例する。そして、吐出穴21の断面積を大きくすることは吐出穴21での流体の平均流速を下げることにつながり、流体の流通により発生する流体騒音を低減できる。そこで、吐出穴21の断面積を大きくするという観点から、吐出穴21の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、シリンダ室13の内周壁面と接するように吐出穴21を形成することが好ましい。さらに、吐出穴21の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16の外周壁面と接するように吐出穴21を形成することが特に好ましい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図である。ここで、図8中、駆動軸は省略されている。
図8において、吐出穴25は、断面楕円形に形成されている。そして、吐出穴25の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室13と重なり合うように、断面楕円の長軸方向を周方向に向けて、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むように主軸受14に形成されている。
なお、この実施の形態2は、吐出穴21に代えて吐出穴25を形成している点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2においても、吐出穴25の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室13と重なり合うように主軸受14に形成されているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、この実施の形態2では、吐出穴25が断面楕円形に形成されているので、断面円形の吐出穴21に比べて吐出穴25の断面積を大きくでき、流体の流通により発生する流体騒音を一層低減できる。
なお、この実施の形態2においても、吐出穴25は、その開口が、駆動軸4の軸方向から見て、吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16と重なり合わないように、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むように主軸受14に形成されることが好ましい。
また、吐出穴25の断面積を大きくするという観点から、吐出穴25の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、シリンダ室13の内周壁面と接するように吐出穴25を形成することが好ましい。さらに、吐出穴25の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16の外周壁面と接するように吐出穴25を形成することが特に好ましい。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3に係るロータリー圧縮機における圧縮機構部を示す上面図である。ここで、図9中、駆動軸は省略されている。
図9において、吐出穴26は、シリンダ室13の内周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる外周辺26aとローリングピストン16の外周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる内周辺26bとを有し、外周辺26aと内周辺26bとの間の径方向幅が回転方向にむかって漸次増大し、かつ周方向に細長い断面形状に形成されている。そして、吐出穴26の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室13と重なり合うように、外周辺26aをシリンダ室13の内周壁面に沿わせて、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むように主軸受14に形成されている。ここで、吐出穴26は、外周辺26aと内周辺26bとの間の径方向幅がベーン18にむかって漸次増大するように配置される。
なお、この実施の形態3は、吐出穴21に代えて吐出穴26を形成している点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3においても、吐出穴26の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室13と重なり合うように主軸受14に形成されているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、この実施の形態3では、吐出穴26がシリンダ室13の内周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる外周辺26aとローリングピストン16の外周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる内周辺26bとを有し、外周辺26aと内周辺26bとの間の径方向幅が回転方向にむかって漸次増大し、かつ周方向に細長い断面形状に形成されているので、断面円形の吐出穴21に比べて吐出穴26の断面積を大きくでき、流体の流通により発生する流体騒音を一層低減できる。
なお、この実施の形態3においても、吐出穴26は、その開口が、駆動軸4の軸方向から見て、吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16と重なり合わないように、吐出側空間17bのベーン18近傍に臨むように主軸受14に形成されることが好ましい。
また、上記実施の形態3では、吐出穴26の内周辺26bがローリングピストン16の外周壁面の曲率半径と略一致する曲率半径の円弧に形成されているものとしているが、内周辺26bは、ローリングピストン16の外周壁面の曲率半径と略一致する曲率半径の円弧に限定されるものではない。
また、吐出穴26の断面積を大きくするという観点から、吐出穴26の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、シリンダ室13の内周壁面と接するように吐出穴26を形成することが好ましい。さらに、吐出穴26の開口が、駆動軸4の軸方向から見て、吐出流体が最高速度となる位置まで回転したローリングピストン16の外周壁面と接するように吐出穴26を形成することが特に好ましい。この時、吐出穴26の外周辺26aがシリンダ室13の内周壁面に一致し、内周辺26bがローリングピストン16の外周壁面に一致している。
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4に係るロータリー圧縮機における主軸受を軸方向から見た上面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図、図12はこの発明の実施の形態4に係るロータリー圧縮機における吐出穴から吐出した圧縮流体の流れを説明する図である。尚、図10中、駆動軸、バルブ、およびストップバルブは省略されている。
図10および図11において、吐出穴27は、シリンダ室の内周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる外周辺27aとローリングピストンの外周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる内周辺27bとを有し、外周辺26aと内周辺26bとの間の径方向幅が回転方向にむかって漸次増大し、かつ周方向に細長い断面形状に形成されている。そして、吐出穴27の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室と重なり合うように、主軸受14に形成されている。さらに、弁座28は、吐出穴27の吐出側開口縁部から離れた位置で、該吐出側開口を囲繞するように円環状に主軸受14に突設されている。
このように構成された主軸受14は、吐出穴27の外周辺27aをシリンダ室の内周壁面に沿わせて、吐出側空間のベーン近傍に臨むように圧縮機構部に組み込まれる。ここで、吐出穴27は、外周辺27aと内周辺27bとの間の径方向幅がベーンにむかって漸次増大するように配置される。
なお、他の構成は、上記実施の形態3と同様に構成されている。
ここで、この実施の形態4における吐出穴27から吐出される流体の流れについて、比較例と対比して説明する。なお、比較例では、図13および図14に示されるように、弁座40がその内周を吐出穴27の吐出側開口縁部に接して、該吐出側開口を囲繞するように環状に主軸受14に突設されている。
まず、板バネ製のバルブ23が弁座28,40に当接し、吐出穴27を塞口するように主軸受14に取り付けられている。また、ストップバルブ29が弁座28,40に対して所定の隙間を有するように主軸受14に取り付けられている。そして、流体が圧縮されて所定圧力まで上昇すると、バルブ23が弾性変形しつつストップバルブ29に当接するまで押し上げられる。
そこで、比較例では、圧縮された流体は、図15中矢印で示されるように、吐出穴27を通過し、バルブ23に衝突して曲げられ、バルブ23と弁座40との間を通り、さらに縮流して速度が増大する。これにより、弁座40の下流側に発生する乱れ41が大きくなり、弁座40で発生する流体騒音は大きなものとなる。
一方、実施の形態4では、圧縮された流体は、図12中矢印で示されるように、吐出穴27を通過し、バルブ23に衝突して曲げられ、バルブ23と弁座28との間を通る。このとき、弁座28が吐出穴27の吐出側開口縁部から離反しているので、弁座40が吐出穴27の吐出側開口縁部に接している比較例に比べて、弁座28とバルブ23の端部23aとの間の距離が短くなる。そこで、流体はバルブ23と弁座28との間を流れた後、すぐにバルブ23の端部23aに到達し、流路が広がる。これにより、バルブ23と弁座28との間を流れた流体は縮流しようとするが、すぐに流路が拡大し、速度の増大が抑えられるので、比較例に比べ、弁座28の下流側に発生する乱れ30が減少し、弁座28で発生する流体騒音が小さくなる。
また、実施の形態4では、弁座28が吐出穴27の吐出側開口縁部に接していないので、弁座40が吐出穴27の吐出側開口縁部に接している比較例に比べ、吐出穴27の吐出側開口縁部での流路が広くなる。例えば、弁座40の高さが0.1mm、弁座40とストップバルブ29との間の距離が2.0mmのオーダーとすると、弁座40を省略することで、吐出穴27の吐出側開口縁部での流路が約5%大きくなる。そのため、実施の形態4では、比較例に比べ、吐出穴27から吐出した流体の速度が遅くなる。これにより、バルブ23と弁座28との間を流れた流体の速度が遅くなり、弁座28の下流側に発生する乱れ30が減少し、弁座28で発生する流体騒音が小さくなる。
また、実施の形態4では、円環状の弁座28が吐出穴27の吐出側開口縁部から離れて、該吐出側開口を囲繞しているので、弁座28と吐出穴27の吐出側開口縁部と間の距離が一定となっていない。ここでの距離とは、上面図において、弁座28の任意の点から吐出穴27の外形へ引いた垂線の長さを言う。また、圧縮機の吐出は1回転に1回と間欠的であるため、弁座28の下流側での乱れ30の発生に時間差が生じ、エネルギーが時間的に分散し、乱れ30に起因する流体騒音が低減される。なお、弁座28と吐出穴27の吐出側開口縁部との間の距離とは、吐出穴27を通過した流体がバルブ23に衝突して曲げられて流れる方向における吐出穴27の吐出側開口縁部から弁座28に至る距離である。
ここで、実施の形態4および比較例における流体騒音を測定した結果を図16に示す。なお、圧縮される流体は空気であり、吐出圧力は4.8KPa、吐出流量は5.3m/minとした。
図16から分かるように、実施の形態4は、比較例に比べて、流体騒音を1.0dB低減できる結果が得られた。
この実施の形態4においても、吐出穴27は、シリンダ室の内周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる外周辺27aとローリングピストンの外周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる内周辺27bとを有し、外周辺26aと内周辺26bとの間の径方向幅が回転方向にむかって漸次増大し、かつ周方向に細長い断面形状に形成されており、さらに、吐出穴27の開口の全てが、主軸受14の軸心方向から見て、シリンダ室と重なり合うように、主軸受14に形成されているので、上記実施の形態3と同様に効果を奏する。
この実施の形態4によれば、弁座28が吐出穴27の吐出側開口縁部から離れて該吐出側開口を囲繞するように形成されているので、圧縮された流体の吐出穴27からの吐出速度が低減し、また弁座28とバルブ23との間を通過後の流体速度の増大が抑えられる。これにより、弁座28の下流で発生する流体の乱れ30が小さくなり、流体騒音を低減することができる。
また、吐出穴27の吐出側開口縁部から弁座28までの距離が一定とならないように弁座28が形成されているので、弁座28の下流での流体の乱れ30の発生に時間差が生じ、流体騒音を低減することができる。
また、弁座28が円環状に形成されているので、例えば弁座28の仕上げ断面形状の雌型に形成された研磨材を用いた回転による研磨加工により、弁座28を高い加工精度で形成することができる。そこで、バルブ23が閉じた際に、弁座28とバルブ23との間に隙間の発生が抑えられるので、圧縮が十分に行え、優れた性能を確保することができる。
ここで、他の比較例として、図17に示されるように、弁座42が吐出穴27の吐出側開口縁部とテーパー面或いはR面でつながっている場合があるが、実施の形態4のように、弁座28を吐出穴27の吐出側開口縁部から離して形成した方が、流体騒音の低減効果が大きいことは明らかである。
なお、上記実施の形態4では、弁座が円環状に形成されているものとしているが、流体騒音の低減の観点からは、弁座を吐出穴の吐出側開口縁部から離反して形成すればよく、弁座の形状は円環状に限定されない。
また、上記実施の形態4では、吐出穴が、シリンダ室の内周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる外周辺とローリングピストンの外周壁面の曲率半径に略一致する曲率半径の円弧からなる内周辺とを有する穴形状に形成されているものとしているが、吐出穴の穴形状はこれに限定されるものではなく、例えば、上記実施の形態1,2における断面円形や断面楕円形の穴形状の吐出穴でもよい。
また、上記各実施の形態では、切り欠きが圧縮機構部に設けられているものとして説明しているが、本発明は、切り欠きが省略された圧縮機構部に適用しても、同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態では、ローリングピストンが同心に形成された軸嵌入穴に駆動軸の偏心軸部を嵌め込んで外嵌状態に取り付けられているものとしているが、軸嵌入穴の穴中心をローリングピストンの中心からずらして形成されたローリングピストンを、偏心軸部をなくした駆動軸に外嵌状態に取り付けて、駆動軸に回転に連動してローリングピストンを偏心回転させるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、主軸受に吐出穴があるものとして説明しているが、本発明は、副軸受に吐出穴を設けてもよいし、主軸受と副軸受とに吐出穴を設けてもよい。
また、上記各実施の形態では、縦型のシェルを備えたロータリー圧縮機に適用するものとして説明しているが、本発明は、縦型の密閉シェルを備えたロータリー圧縮機に限定されるものではなく、例えば駆動軸を水平とする横型のシェルを備えたロータリー圧縮機に適用してもよい。
1 密閉シェル、2 モータ、3 圧縮機構部、4 駆動軸、12 シリンダ、13
シリンダ室、14 主軸受、15 副軸受、16 ローリングピストン、17a 吸入側空間、17b 吐出側空間、18 ベーン、21 吐出穴、23 バルブ、25 吐出穴、26 吐出穴、26a 外周辺、27 吐出穴、27a 外周辺、28 弁座、100 ロータリー圧縮機。

Claims (6)

  1. 密閉シェルと、該密閉シェル内に収納された圧縮機構部と、該密閉シェル内に収納され、圧縮機構部を駆動するモータと、を備え、流体を上記圧縮機構部で圧縮するロータリー圧縮機であって、
    上記圧縮機構部は、
    シリンダ室を有するシリンダと、
    上記シリンダ室を閉塞するように上記シリンダを挟んで配置された主軸受および副軸受と、
    上記モータに連結され、上記シリンダ室を挿通して上記主軸受と上記副軸受とに軸支された駆動軸と、
    上記駆動軸に取り付けられて上記シリンダ室内に偏芯回転可能に配設されたローリングピストンと、
    上記ローリングピストンの外周壁面に当接して上記シリンダ室と該ローリングピストンとで画成される空間を吸入側空間と吐出側空間とに仕切るベーンと、
    上記吐出側空間と外部とを連通するように上記主軸受および上記副軸受の少なくとも一方の軸受に形成された吐出穴と、を備えており、
    上記吐出穴は、その開口の全部が、上記駆動軸の軸方向から見て、上記シリンダ室と重なり合うように上記吐出側空間の上記ベーン側に臨むように形成され、
    上記吐出穴の断面形状が、上記シリンダ室の内周壁面の曲率半径と略等しい曲率半径の円弧からなる外周辺を有する周方向に細長い形状であることを特徴とするロータリー圧縮機。
  2. 上記吐出穴が、上記駆動軸の軸方向から見て、上記シリンダ室の内周壁面に接するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のロータリー圧縮機。
  3. 上記吐出穴は、上記外周辺と内周辺との間の径方向幅が上記ローリングピストンの回転方向にむかって漸次増大する形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロータリー圧縮機。
  4. 上記吐出穴の吐出側開口縁部から離反して、かつ該吐出穴の吐出側開口を囲繞するように上記吐出穴が形成されている軸受に突設された弁座と、
    上記弁座に接離可能に配設されたバルブと、をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のロータリー圧縮機。
  5. 上記弁座は、上記圧縮機構部で圧縮された流体が上記吐出穴を通り上記バルブで曲げられて流れる方向における上記吐出穴の吐出側開口縁部と該弁座との間の距離が一定とならないように形成されていることを特徴とする請求項4記載のロータリー圧縮機。
  6. 上記弁座が円環状に形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のロータリー圧縮機。
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