JP2012207026A - 疲労改善内服剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な理由により疲れやすい、怠い、体力が低下しているものに対して、生薬、アミノ酸及びビタミン類を同時に摂取することにより、配合成分が有する様々な生理活性作用を互いに補充し、高め合うことで、少ない配合量であっても、優れた疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用を有する処方を提供すること。
【解決手段】桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜からなる生薬群より選ばれる1種又は2種以上、ビタミン類及びアミノ酸類を含有する疲労改善内服剤。本発明により優れた疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用を示す処方を提供できる。効能・効果としては、肉体疲労、病中病後、食欲不振、栄養障害、発熱性消耗性疾患、妊娠授乳期や貧血、冷え症などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質などを挙げることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、生薬、ビタミン及びアミノ酸を含む内服剤に関する。更に詳しくは、抗疲労作用、滋養強壮作用を有する内服剤に関する。
疲労とは、身体的あるいは精神的作業を行ったときに生じる、活動力や作業能率の量的または質的な低下であり、さらには倦怠感、不快感、脱力感等の疲労感の自覚を伴うものである。これらの機能的低下と疲労感の発生は同時に生じる場合もあるが、時間差を持って生じたり、個別に独立して発生したりする場合もある。この疲労は誰もが日常的に経験する生理現象の一つであり、生体機能の破綻を警告する生体信号として考えられているため、完全に取り除くことは危険性が高いと考えられている。しかし、疲労の度合いによってはQOLを妨げ、さらには、作業能率の低下を引き起こすため、安全性や経済性へも影響を及ぼす可能性もあり、睡眠、休養、栄養摂取等により、疲労の軽減や早期回復の措置が試みられている。一方で、疲労に関する原因、メカニズムに関しては多くの研究者により解明が試みられているが、全体像の把握には至っておらず、さらにそれらは多種多様で、多岐に渡ると考えられているため、明確な治療方法は確立されていない。そのため、上記措置以外にも、ミニドリンク剤、ドリンク剤、ビタミン剤やアミノ酸製剤を含めた様々な医薬品、栄養機能食品、サプリメントを、疲労の改善を期待して、服用している。つまり、従来、抗疲労作用、疲労回復作用、体力増進作用、抗ストレス作用、滋養強壮作用等が期待される、様々な生薬、ビタミン類、アミノ酸類が様々な配合比で配合された内服剤が飲用されてきた。しかしながら、他の医薬品と異なり、抗疲労作用、滋養強壮作用がどの程度期待できるか或は効果が得られるのかは、配合される素材の組合せが多岐に渡るため、全ての組合せが明らかではない。
桂皮はクスノキ科のCinnamomum cassia(シンナモムウム カシア)又はその他同属植物の樹皮、又は周皮の一部を除いたものであり、鎮静作用、発汗解熱作用、抗血栓作用、鎮痙作用、抗潰瘍作用等が報告されている。また、スパイスや香料としても用いられている。芍薬はボタン科のシャクヤクPaeonia lactiflora(パエオニア ラクチフローラ)又はその他近縁植物の根であり、多くの漢方処方に配合される重要な生薬の一つであり、鎮痛作用、抗炎症作用、鎮静、鎮形作用、抗血栓形成作用を有する。甘草はマメ科のGlycyrrhiza uralensis(グリチリジア ウラレンシス)、Glycyrrhiza glabra(グリチリジア グラブラ)又はその他同属植物の根及びストロンで、ときには周皮を除くものであり、抗潰瘍作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、肝機能改善作用、鎮形作用、鎮咳作用、抗血栓形成作用等を有する。また、甘味料として用いられる。大棗はクロウメモドキ科のナツメZizyphus jujuba(ジジプス ジュジュバ)又はその他の近縁植物の果実であり、抗アレルギー作用や免疫賦活作用等が知られている。また、成熟した果実は食することも出来る。生姜はショウガ科のショウガZingiber officinale(ジンジバル オフィシナル)の根茎であり、鎮吐作用、鎮痙作用、抗潰瘍作用、消化促進作用等が報告されている(非特許文献1参照)。また、これら5生薬が配合されている漢方処方として、「小健中湯(桂枝3〜4、生姜3〜4、大棗3〜4、芍薬6、甘草2〜3、膠飴20)」があり、この効能効果は「体質虚弱で疲労しやすく、血色がすぐれず、腹痛、動悸、手足のほてり、冷え、頻尿及び多尿などのいずれかを伴う次の諸症:小児虚弱体質、疲労倦怠、神経質、慢性胃腸炎、小児夜尿症、夜なき」とある(非特許文献2参照)。
バリン、ロイシン、イソロイシンはBCAA(分岐鎖アミノ酸)と称され、骨格筋のタンパク質合成を促進し、タンパク質分解を抑制するタンパク質である。さらに、運動時に利用しやすいエネルギー源として働くアミノ酸群である(非特許文献3〜5参照)とともに、グルコース・アラニンサイクルを構成しており、運動時の血糖値の維持にも利用されている(非特許文献6参照)。また、動物試験にて抗疲労作用が報告される(非特許文献7参照)など、運動に重要なアミノ酸類であり、運動前や運動時に服用されるようになってきたアミノ酸である。アルギニンは成長ホルモン分泌作用を有し、内皮由来血管拡張因子であるNOの供与体として知られ、必須アミノ酸ではないが生体にとって重要なアミノ酸である。さらに、運動によって生じる疲労感の原因とされているアンモニアをアルギニンは血中から除くことも知られている(非特許文献8参照)。
また、ビタミンB1はチアミンとも称される生理活性物質であり、生体内で変換されたチアミン2リン酸が糖代謝に関わるピルビン酸デヒドロゲナーゼの補酵素として働いており、欠乏すると脚気、ウェルニッケ脳症、多発性神経炎、神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎等を発症する。ビタミンB2はリボフラビンとも称される生理活性物質であり、フラビンモノヌクレオチド(FMN)及びフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)として、エネルギー代謝に関与するクエン酸回路及び電子伝達系において補酵素として働いており、欠乏すると成長の停止、口角炎、角膜炎、舌炎、咽頭痛、皮膚炎(脂漏性)、シビ・ガッチャキ症などが見られる。ビタミンB6はピリドキシン、ピリドキサール、ピキドキサミンとも称される生理活性物質であり、ピリドキサールリン酸として、アミノ酸のアミノ基転移酵素、アミノ酸脱炭酸酵素などアミノ酸代謝系の補酵素として働いており、欠乏すると皮膚炎、口内炎、貧血、食欲不振などが見られる。イノシトール及びニコチン酸アミドはニコチン酸と共にナイアシンと総称されるビタミンB3群の一つであり、ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド(NAD)、ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP)として、糖質・脂質・タンパク質の代謝系の補酵素として働き、欠乏すると皮膚炎、口内炎、神経炎や下痢などの症状を生じる(非特許文献9、10参照)。
鳥居塚和生編集、モノグラフ 生薬の薬効・薬理、医歯薬出版、東京、2003年、p59-73(甘草)、p919-101(桂皮)、p215-223(芍薬)、p239-249(生 姜) 日薬連漢方専門委員会編、一般用漢方処方の手引き、じほう、東京、1998年、p137-139 吉川敏一,桜井 弘著、サプリメントデータブック、オーム社、東京、2005年、p398-408 Goldberg ALら、Federation Proc., 1978, 37, 2301 Gamrin Lら、Crit.Care.Med., 1996, 24, 575 Harper AEら、Ann.Rev.Nutr., 1984, 4, 409 Calders Pら、Med Sci Sports Exerc, 1999, 31, 583 Eto Bら、Archi.Internaional Physiol., 1994, 102, 161 吉川敏一,桜井 弘著、サプリメントデータブック、オーム社、東京、2005年、p20-26 J. S. Garrowら編集、ヒューマンニュートリション 基礎、食事、臨床、医歯薬出版社、東京、2005、p266-281
本発明の課題は、生薬、ビタミン及びアミノ酸を同時に摂取することにより、配合成分が有する様々な生理活性作用を互いに補充し、高め合うことで、少ない配合量であっても、優れた疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用を有する処方を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、生薬群、ビタミン群及びアミノ酸群を併用することにより、優れた疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用を示すことを新たに見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜からなる生薬群、ビタミン及びアミノ酸を含有し、ビタミンがビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、イノシトール及びニコチン酸アミドからなるビタミン群より選ばれる1種又は2種以上であり、アミノ酸がタウリン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びアルギニンからなるアミノ酸群より選ばれる1種又は2種以上である疲労改善内服剤、又は
(2)桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜からなる生薬群、ビタミンB6及びタウリンを含有する請求項1に記載の疲労改善内服剤、
である。
本発明により、疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用がより高まった内用液剤を提供することができる。
生薬、アミノ酸及びビタミン類の自発行動量に及ぼす作用を示すグラフである。 生薬、アミノ酸及びビタミン類の強制歩行負荷後の自発行動量に及ぼす作用を示すグラフである。
本発明に配合する生薬は、エキスであることが好ましく、生薬末であってもよい。エキスには、生薬抽出物、濃縮エキス、乾燥エキス、流エキス、チンキなど何れの形態のものも含まれる。抽出溶媒としては、水、アルコール類(メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなど)、酢酸エチル、アセトン、ヘキサン又はそれらの混液などを用い、通常用いられる方法で製造することができる。
本発明に用いる生薬の投与量は、年齢、性別等を考慮して適宜増減できるが、通常成人に対し、原生薬換算量で、それぞれ10mg〜5gの範囲で用いることができ、好ましくは、桂皮は30mg〜1.2g、芍薬は60mg〜0.6g、甘草20mg〜1g、大棗は60mg〜1.5g、生姜は30mg〜0.6gである。また、その配合比は桂枝1:生姜0.2〜4:大棗0.2〜4:芍薬0.2〜4:甘草0.2〜4の範囲で用いることができ、好ましくは桂枝1:生姜0.5〜2:大棗0.5〜2:芍薬1〜3:甘草0.5〜1.5である。
ビタミンはそれぞれ0.1mg〜0.5gの範囲で用いることができ、好ましくは、ビタミンB1(チアミン、ジセチアミン、フルスルチアミン、チアミンジスルフィド、ビスベンチアミン、ビスイブチチアミン、ベンフォチアミン、シコチアミン、オクトチアミン及びプロスルチアミン等のチアミン誘導体及びその塩を含む)は塩酸チアミンとして2.5〜100mgであり、ビタミンB2(リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、酪酸リボフラビン等を含む)はリボフラビンとして1〜20mg、ビタミンB6は塩酸ピリドキシンあるいはリン酸ピリドキサールとして2.5〜100mg、イノシトール(イノシトールヘキサニコチネート)10〜400mg、ニコチン酸アミド12mg〜60mgである。
アミノ酸はそれぞれ10mg〜1.5gの範囲で用いることができ、好ましくは、バリンは40mg〜600mg、ロイシン120mg〜750mg、イソロイシン50mg〜600mg及びアルギニン(塩酸塩等の塩を含む)100mg〜1gである。
また、必要に応じて他の生理活性成分、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛等のミネラル、ビタミンA、B12、C、D、E、K、P、葉酸、ニコチン酸、パントテン酸、リポ酸、ユビキノン等のビタミン(誘導体も含む)、タウリン、プロリン、テアニン等のアミノ酸、ホルモン、栄養成分等を配合することができる。さらには、医薬品及び医薬部外品で用いられている生薬成分の末あるいはその抽出エキスを配合することもできる。また、香料等を配合することにより嗜好性をもたせることもできる。さらに、本発明の内服剤には、必要に応じて他の公知の添加剤、例えば、賦形剤、抗酸化剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、可塑剤等を添加することができる。
本発明の内服剤は、常法により、液剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、ドライシロップ剤、チュアブル錠などの経口製剤とすることができる。
以下に実施例及び試験例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する。なお、各生薬のエキス配合量は、原生薬相当量で記載する。
実施例1
〔生薬群〕
ケイヒエキス 60mg
シャクヤクエキス 120mg
タイソウエキス 120mg
ショウキョウエキス 100mg
カンゾウエキス 50mg
〔ビタミン及びアミノ酸群〕
ビタミンB1 5mg
ビタミンB2 5mg
ビタミンB6 10mg
ニコチン酸アミド 20mg
イノシトール 50mg
タウリン 1000mg
L−イソロイシン 100mg
L−ロイシン 240mg
L−バリン 80mg
L−塩酸アルギニン 300mg
無水カフェイン 50mg
上記成分について、分量をとり、精製水に溶解し、日本薬局方製剤総則、液剤の項に準じて50mLに調整し、濾過及び殺菌して着色ガラス瓶に充填した。
試験例1
検体:
LA1(− −);実施例1から生薬群、ビタミン及びアミノ酸群を除いた液剤(対照群)
LA2(+H−);実施例1からをビタミン及びアミノ酸群除いた液剤(生薬群からなる液剤)
LA3(−+VA);実施例1から生薬群を除いた液剤(ビタミン及びアミノ酸群からなる液剤)
LA4(+H+VA);実施例1の液剤
試験動物:体重24±2gのddy系雄性マウスを1群10匹用いた。
試験方法:自発運動量測定試験
検体を10mL/kgの投与容量にて経口投与した試験動物をプラスチックケージ(縦24cm×横17cm×高さ12cm)に1匹ずつ入れた後、環境に適応させるため、15分後間放置した。その後、試験動物の自発運動量を自発運動測定装置(Animex Auto MK−110;室町機械)を用いて90分間の測定した。
[実験結果]
結果を図1に示した。LA1(−−)に比較し、LA3(−+VA)及びLA4(+H+VA)の投与は有意に自発行動量を増加させたが、LA2(+H−)群は影響しなかった。
まず、LA1(−−)投与群の自発行動量とLA2(+H−)投与群の自発行動量に差がないことから、実施例1処方に配合される生薬群は自発行動量に直接影響を示さないことが明らかとなった。一方、エネルギー代謝に影響を及ぼすビタミン及びアミノ酸が配合されているLA3(−+VA)の投与は対照群(LA1(−−))に比較し、自発運動量を4倍以上に増加させたことから、ビタミンとアミノ酸の本組合せは興奮的に自発運動量を亢進することが解った。また、LA3(−+VA)とLA4(+H+VA)の効果を比較すると、LA3(−+VA)の効果を生薬群が有意に抑制しており、アミノ酸とビタミンによる異常興奮を桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜の組合せが抑えていると考察された。
試験例2
検体:試験例1記載の検体を用いた。
試験動物:体重24±2gのddy系雄性マウスを1群10匹用いた。
試験方法:強制歩行後の自発運動量測定試験
自動回転籠(3.0rpm)にマウスを入れ、3m/分のスピードで3時間あるいは6時間強制的に歩行させた。強制歩行負荷終了後、検体を10mL/kgの投与容量にて経口投与し、15分間放置後、自発運動量を試験例1の方法にて90分間測定した。なお、正常動物の行動量は、強制歩行を負荷せずにLA1(−−)を投与し、自発運動量を測定した(非歩行群)。
[実験結果]
結果を図2に示した。非歩行群に比較し、3時間あるいは6時間強制歩行すると有意に自発運動量は低下した。LA1(−−)に比較し、LA3(−+VA)及びLA4(+H+VA)の投与は有意に自発行動量を増加させたが、LA2(+H−)投与群は影響しなかった。また、LA4(+H+VA)はLA2(+H−)あるいはLA3(−+VA)と比較しても、有意に自発運動量が増加した。
このことから、実施例1処方に配合される生薬群にはそれだけでは疲労回復作用はなく、一方、エネルギー代謝に影響を及ぼすビタミン及びアミノ酸群は疲労回復作用を有することが示された。さらに、LA3(−+VA)処方に生薬群を配合した製剤(LA4(+H+VA))を投与すると、自発運動量が有意に増加することから、疲労時において、桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜を組合せた生薬群がビタミンとアミノ酸とによる疲労回復効果をさらに促進することが明らかとなった。
本発明により、生薬、アミノ酸、ビタミン類を同時に摂取することにより、優れた疲労回復効果、抗疲労作用、滋養強壮作用を有する医薬品、医薬部外品及び食品の開発が期待される。効能・効果としては、肉体疲労、病中病後、食欲不振、栄養障害、発熱性消耗性疾患、妊娠授乳期や貧血、冷え症などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質などを挙げることができる。

Claims (2)

  1. 桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜からなる生薬群、ビタミン及びアミノ酸を含有し、ビタミンがビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、イノシトール及びニコチン酸アミドからなるビタミン群より選ばれる1種又は2種以上であり、アミノ酸がタウリン、バリン、ロイシン、イソロイシン及びアルギニンからなるアミノ酸群より選ばれる1種又は2種以上である疲労改善内服剤。
  2. 桂皮、芍薬、甘草、大棗及び生姜からなる生薬群、ビタミンB6及びタウリンを含有する請求項1に記載の疲労改善内服剤。
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