JP2012205614A - 放射線画像表示装置および方法 - Google Patents

放射線画像表示装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】立体視画像を表示するための2つの放射線画像において、短時間で効率よく異常陰影を対応づけることができるようにする。
【解決手段】異常陰影検出部8cが、立体視画像を表示するための左目用、右目用の放射線画像から異常陰影を検出する。表示制御部8dが、2つの放射線画像間において互いに対応する異常陰影として取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、2つの放射線画像における、決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、異常陰影に3次元カーソルが付与されたカーソル付き立体視画像を表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検体の立体視画像を表示する放射線画像表示装置および方法に関するものである。
病院の検査では病変周辺の組織片を採取することがあるが、近年、患者に大きな負担をかけずに組織片を採取する方法として、中が空洞の組織採取用の針(以下、生検針と称する)を患者に刺し、針の空洞に埋め込まれた組織を採取するバイオプシが注目されている。そして、このようなバイオプシを行うための装置としてステレオバイオプシ装置が提案されている。
このステレオバイオプシ装置は、被検体に対して互いに異なる方向から放射線を照射して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視画像を表示するものであり、この立体視画像を観察しながら病変の3次元的な位置を特定することができ、生検針の先端をその特定位置に到達するよう制御することによって所望の位置から組織片を採取することができるものである。
一方、医療分野においては、画像中の異常陰影を自動的に検出し、検出された異常陰影の強調表示等を行うコンピュータ支援画像診断システム(CAD: Computer Aided Diagnosis)が知られている。医師は、このCADシステムによって検出された異常陰影を含む画像を読影し、画像中の異常陰影が腫瘤や石灰化等の病変を表す異常陰影であるかどうかを最終的に判断するようにしている。
異常陰影の検出手法としては、例えば、乳房や胸部の放射線画像に対して、アイリスフィルタによる画像処理を行い、その出力値を閾値処理することによって、ガン等の一形態である腫瘤陰影(異常陰影の一形態)の候補を自動的に検出する手法や、モフォロジーフィルタを用いた画像処理を行い、その出力値を閾値処理することによって、乳ガン等の他の一形態である微小石灰化陰影(異常陰影の一形態)の候補を自動的に検出する手法が知られている。
ところで、放射線画像は被検体内部の透過画像であることから、被検体の内部にある骨、各種組織および腫瘤や石灰化等の病変等の構造物が重なり合った状態で含まれている。このため、放射線画像の立体視画像を表示する場合、平面方向のみならず奥行き方向にも移動可能な3次元カーソルを用いて、異常陰影を指定する等の指示を、立体視画像上において行うようにしている。
ここで、検出された異常陰影を視認しやすくするために、異常陰影に矢印等のマークを自動で付与する手法が提案されている(特許文献1参照)。また、立体視画像を表示するための複数の放射線画像において、CADで検出した異常陰影に矢印等のマークを付与するとともに、一方の放射線画像で指定した異常陰影に対応する他方の放射線画像の異常陰影を特定し、さらに他方の放射線画像に異常陰影が検出できない場合に警告する手法が提案されている(特許文献2参照)。また、3次元表示するための複数の放射線画像から異常陰影を検出し、検出した異常陰影を対応づけてマークを付与するに際し、複数の放射線画像に対して視差をつけて、マークを立体視可能に付与する手法も提案されている(特許文献3参照)。
とくに、特許文献3に記載された手法は、検出した異常陰影を放射線画像間において対応づける際に、放射線画像間の視差を考慮して、幾何学的に対応しない異常陰影同士を除外し、その後、放射線画像間において、検出された異常陰影同士の距離の最小値を算出し、最小値に基づいて最も等しいと見なせる異常陰影同士を対応づけている。
ところで、図17に示すように被検体中に病変B21,B22が存在する場合、2つの線源位置PL,PRからの撮影により取得された左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRには、病変B21,B22がそれぞれ異常陰影BL21,BL22、異常陰影BR21,BR22として含まれる。しかしながら、このような場合、特許文献3に記載された手法では、病変B21,B22の紙面に垂直方向(Y方向)の位置が同一であると、画像上において、異常陰影BL21が異常陰影BR21,BR22のいずれと対応するのか、また異常陰影BL22が異常陰影BR21,BR22のいずれと対応するのかを特定することができない。
このように、対応する異常陰影を特定できないと、対応する異常陰影同士に同一のマークを付与することができないため、とくにステレオバイオプシにおいて、生検針の先端を異常陰影の位置に精度良く到達させることができない。
このため、2つの放射線画像を取得した撮影方向とは異なる1以上の撮影方向からさらなる撮影を行って放射線画像を取得し、この放射線画像を用いることにより、2つの放射線画像において異常陰影を精度よく対応づけることができる。しかしながら、異常陰影を対応づけることのみを目的として撮影を行うことは、被検体への被曝量が増大してしまうこととなる。また、操作者の作業が多くなり、検査や診断の時間が増え、被検体である患者の負担も大きくなる。このため、2つの放射線画像のうち、一方の放射線画像において検出した異常陰影の画像を用いて、他方の放射線画像から対応する異常陰影を検出することにより、被検体への被曝量を増大させることなく、異常陰影を精度よく対応づける手法が提案されている(特許文献4参照)。
また、2つの放射線画像のうちの一方の放射線画像を2次元表示し、2次元表示された画像上において異常陰影を特定し、特定した異常陰影を他方の放射線画像において探索し、探索結果を用いて対応する異常陰影にマークを付与して立体視画像を表示する手法も提案されている(特許文献5参照)。
特開2007−215727号公報 特開2010−137004号公報 特開2004−337200号公報 特開2010−187916号公報 特開2009−213519号公報
立体視画像を表示するための放射線画像から複数の異常陰影が検出された場合、特許文献2,3に記載された手法を用いることにより、複数の異常陰影にマークを付与してマークとともに立体視画像を表示できる。また、3次元カーソルを用いて異常陰影を指定する場合があるが、このような場合にも特許文献2,3の手法において、マークに代えて3次元カーソルを異常陰影に付与し表示することが可能である。
また、3次元カーソルを表示する場合においても、特許文献4,5に記載された手法を用いることにより、2つの放射線画像において対応する異常陰影を特定することができる。しかしながら、特許文献4,5に記載された手法は、2つの放射線画像において異常陰影を対応づけるために、一方の放射線画像において検出した異常陰影の画像を用いて、他方の放射線画像から異常陰影を検出する必要があるため、その処理に長時間を要するものとなっている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、立体視画像を表示するための2つの放射線画像において、短時間で効率よく異常陰影を対応づけることができるようにすることを目的とする。
本発明による放射線画像表示装置は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
前記立体視画像を表示する表示手段と、
複数の前記異常陰影が検出された場合、前記2つの放射線画像間において、互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、前記2つの放射線画像における、該決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、該カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、前記異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付き立体視画像を順次前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像表示装置においては、前記カーソルを付与する異常陰影の組合せ決定の指示入力を受け付ける入力手段をさらに備えるものとし、
前記表示制御手段を、前記決定された組合せの異常陰影を対応する異常陰影として特定する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記異常陰影の組合せのうち、幾何学的に存在し得ない組合せを除外して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記2つの放射線画像において、互いに近い位置にある異常陰影の組合せから前記カーソルを順次付与して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記異常陰影の組合せが決定された場合、該決定された組合せに基づく組合せを除外して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記2つの放射線画像の前記2方向に対応する方向に複数の前記異常陰影が並んで存在するか否かを判定し、該判定が肯定された場合にのみ、前記異常陰影の組合せの決定、および前記カーソル付き立体視画像の表示を行う手段としてもよい。
ここで、撮影時において2方向から撮影を行うことにより、2つの放射線画像に含まれる対応する物体は視差を有するものとなる。この視差の方向は、2つの方向のそれぞれに対応する線源位置を結ぶ直線を放射線画像上に投影した場合における、その直線が延在する方向となる。「2方向に対応する方向」とは、2つの放射線画像における視差の方向を意味する。
また、本発明による放射線画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記2つの放射線画像のうちのいずれか一方の放射線画像を前記表示手段に表示し、該表示された放射線画像において指定された異常陰影の組合せについてのみ、前記カーソルを順次付与して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段としてもよい。
本発明による放射線画像表示方法は、立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
前記立体視画像を表示する表示手段とを備えた放射線画像表示装置における放射線画像表示方法であって、
複数の前記異常陰影が検出された場合、前記2つの放射線画像間において、互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、
前記2つの放射線画像における、該決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、
該カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、前記異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付き立体視画像を順次前記表示手段に表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の異常陰影が検出された場合、2つの放射線画像間において互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せが決定され、2つの放射線画像における、決定した組合せの異常陰影に対してカーソルが順次付与され、カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付き立体視画像が順次表示される。
このため、操作者は、順次表示されるカーソル付き立体視画像を観察することにより、いずれの異常陰影の組合せが適切であるか、すなわちいずれの異常陰影が2つの放射線画像において対応するものであるかを確認することができる。したがって、2つの放射線画像において対応する異常陰影を探索するための処理を行う必要が無くなるため、短時間で効率よく、対応する異常陰影を特定し、対応する異常陰影に3次元カーソルが付与された立体視画像を表示することができる。
また、カーソルを付与する異常陰影の組合せ決定の指示入力を受け付け、決定された組合せの異常陰影を対応する異常陰影として特定することにより、2つの放射線画像における同一の病変についての異常陰影同士を対応づけることができる。
また、異常陰影の組合せのうち、幾何学的に存在し得ない組合せを除外することにより、対応する異常陰影として存在し得ない異常陰影の組合せにカーソルを付与してカーソル付き立体視画像を表示する必要が無くなるため、2つの放射線画像において対応する異常陰影の組合せをより迅速に決定することができる。
また、2つの放射線画像において、互いに近い位置にある異常陰影の組合せから順にカーソルを付与することにより、カーソル付き立体視画像を順次表示するに際し、早い段階で対応する異常陰影の組合せを決定することができる。
また、異常陰影の組合せが決定された場合、決定された組合せに基づく組合せを除外することにより、それ以降の異常陰影の組合せ数を低減することができるため、より短時間で効率よく対応する異常陰影の組合せを決定することができる。
また、2つの放射線画像の2方向に対応する方向に複数の異常陰影が並んで存在するか否かを判定し、判定が肯定された場合にのみ、異常陰影の組合せの決定、およびカーソル付き立体視画像の表示を行うことにより、対応する異常陰影の特定が容易な場合には、本願発明の処理を行う必要が無くなるため、対応する異常陰影にカーソルを付与するための処理を迅速に行うことができる。
また、2つの放射線画像のうちのいずれか一方の放射線画像を表示手段に表示し、表示された放射線画像において指定された異常陰影の組合せについてのみ、カーソルを順次付与して、カーソル付き立体視画像を順次表示することにより、所望とする異常陰影について、より迅速に効率よく対応する異常陰影の組合せを決定することができる。
本発明の放射線画像表示装置の一実施形態を用いたステレオ乳房画像撮影表示システムの概略構成図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムのアーム部を図1の右方向から見た図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムの撮影台を上方から見た図 図1に示すステレオ乳房画像撮影表示システムのコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1) 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その2) 対応する異常陰影が特定できない状態を示す図 複数の異常陰影の順序の決定を説明するための図 左右の放射線画像に含まれる異常陰影を示す図 バイオプシの場合の複数の異常陰影の順序の決定を説明するための図 決定された異常陰影の組合せおよび表示順序を示す図 決定した組合せからの幾何学的に存在し得ない組合せの除外を説明するための図 決定した組合せからの幾何学的に存在し得ない組合せの除外の他の例を説明するための図 放射線画像およびモニタに表示されるカーソル付きステレオ画像を示す模式図(その1) 放射線画像およびモニタに表示されるカーソル付きステレオ画像を示す模式図(その2) 本実施形態において行われる他の処理を示すフローチャート 対応する異常陰影が特定できない状態を示す図
以下、図面を参照して本発明の放射線画像表示装置の一実施形態を用いたステレオ乳房画像撮影表示システムについて説明する。本発明の実施形態による乳房画像撮影表示システムは、着脱可能なバイオプシユニットを取り付けることにより乳房用のステレオバイオプシ装置としても動作するシステムである。まず、本実施形態の乳房画像撮影表示システム全体の概略構成について説明する。図1は、バイオプシユニットが取り付けられた状態の本発明の実施形態における乳房画像撮影表示システムの概略構成を示す図である。
本実施形態の乳房画像撮影表示システム1は、図1に示すように、乳房画像撮影装置10と、乳房画像撮影装置10に接続されたコンピュータ8と、コンピュータ8に接続されたモニタ9および入力部7とを備えている。
そして、乳房画像撮影装置10は、図1に示すように、基台11と、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能であり、かつ回転可能な回転軸12と、回転軸12により基台11と連結されたアーム部13を備えている。なお、図2には、図1の右方向から見たアーム部13を示している。
アーム部13はアルファベットのCの形をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器15と、放射線検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。また、撮影台14の内部には、放射線検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部等が設けられた回路基板等も設置されている。
また、撮影台14はアーム部13に対し回転可能に構成されており、基台11に対してアーム部13が回転したときでも、撮影台14の向きは基台11に対し固定された向きとすることができる。
放射線検出器15は、放射線画像の記録と読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフさせることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16の中には放射線源17と、放射線源コントローラ32が収納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流、時間、管電圧等)を制御するものである。
また、アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房を押さえつけて圧迫する圧迫板18と、その圧迫板18を支持する支持部20と、支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19が設けられている。圧迫板18の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。図3は、図1に示す圧迫板18を上方から見た図であるが、同図に示すように、圧迫板18は、撮影台14と圧迫板18により乳房を固定した状態でバイオプシを行えるよう、約10×10cm四方の大きさの開口部5を備えている。
バイオプシユニット2は、その基体部分が圧迫板18の支持部20の開口部に差し込まれ、基体部分の下端がアーム部13に取り付けられることによって、乳房画像撮影表示システム1と機械的、電気的に接続されるものである。
そして、バイオプシユニット2は、乳房に穿刺される生検針21を有し、着脱可能に構成された生検針ユニット22と、生検針ユニット22を支持する針支持部23と、針支持部23をレールに沿って移動させ、あるいは針支持部23を出し入れさせることにより、生検針ユニット22を図1から図3に示すX、YおよびZ方向に移動させる移動機構24とを備える。生検針ユニット22の生検針21の先端の位置は、移動機構24が備える針位置コントローラ35により、3次元空間における位置情報(x,y,z)として認識され、制御される。なお、図1における紙面垂直方向がX方向、図2における紙面垂直方向がY方向、図3における紙面垂直方向がZ方向である。
コンピュータ8は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図4に示すような制御部8a、放射線画像記憶部8b、異常陰影検出部8cおよび表示制御部8dが構成されている。
制御部8aは、各種のコントローラ31〜35に対して所定の制御信号を出力し、システム全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後述する。
放射線画像記憶部8bは、放射線検出器15によって取得された撮影角度毎の放射線画像信号を記憶するものである。
異常陰影検出部8cは、撮影角度毎の放射線画像信号により表される放射線画像を解析し、放射線画像に含まれる乳房内における異常陰影の位置を自動的に検出するものである。なお、異常陰影の検出方法は、異常陰影の濃度分布の特徴や形態的な特徴に基づいて検出するようにすればく、具体的には、主として腫瘤陰影を検出するのに適したアイリスフィルタ処理(例えば特開平10−97624号公報参照)や、主として微小石灰化陰影を検出するのに適したモフォロジーフィルタ処理等(例えば特開平8−294479号公報参照)を利用して異常陰影を検出するようにすればよい。また、異常陰影検出部8cは、複数の異常陰影が検出された場合、異常陰影の順序を決定する。順序の決定については後述する。
表示制御部8dは、2つの放射線画像を用いたステレオ画像をモニタ9に表示したり、ステレオ画像における異常陰影の位置に、後述するように3次元カーソルを表示するものである。
入力部7は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、モニタ9に表示されたステレオ画像内の異常陰影等の位置をカーソルにより指定可能に構成されたものである。また、入力部7は、操作者による撮影条件等の入力や操作指示の入力、および後述する異常陰影の組合せの決定の指示等の入力を受け付けるものである。
モニタ9は、コンピュータ8から出力された2つの放射線画像を用いてステレオ画像を3次元表示可能なように構成されたものである。モニタ9の3次元表示の方式としては、例えば、2つの画面を用いて2つの放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラス等を用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に入射させ、他方の放射線画像は観察者の左目に入射させることによってステレオ画像を表示する方式を採用することができる。また、2つの放射線画像を重ね合わせ、これを偏光グラスで観察することでステレオ画像を表示する方式を用いてもよい。さらに、モニタ9を3D液晶により構成し、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、2つの放射線画像を立体視可能な方式を用いてもよい。
次に、本実施形態の乳房画像撮影表示システムの作用について、図5および図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、撮影台14の上に乳房Mが設置され、圧迫板18により乳房が所定の圧力によって圧迫される(ステップST1)。
次に、入力部7おいて、操作者によって種々の撮影条件が入力された後、撮影開始の指示が入力される。なお、このとき生検針ユニット22は上方に待避しており、まだ乳房には穿刺されていないものとする。
そして、入力部7において撮影開始の指示があると、乳房Mのステレオ画像の撮影に先だって、スカウト撮影が行われる(ステップST2)。具体的には、まず制御部8aが、バイオプシのスカウト撮影を行うべく、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。ここで、アーム部13は初期位置においては、アーム部13が撮影台14に対して垂直となる位置にあることから、この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を垂直方向(θ=0度)方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに、スカウト画像GSの放射線画像信号として記憶される。
スカウト撮影により取得されたスカウト画像GSはモニタ9に表示される。操作者はスカウト画像を観察しながら、スカウト画像において視認される異常陰影が圧迫板18の開口5の位置に位置するように、乳房Mの位置決めを行う。
次いで制御部8aは、予め設定されたステレオ画像の撮影のための輻輳角θを読み出し、その読み出した輻輳角θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、バイオプシを行うものであることから、このときの輻輳角θの情報としてθ=±15度が予め記憶されているものとするが、これに限らず、例えば、バイオプシを行わない場合には、立体視を良好に行うことが可能な±2度以上±5度以下の任意の角度を用いてもよい。
次に、入力部7において撮影開始の指示があると、乳房Mのステレオ画像の撮影が行われる(ステレオ撮影、ステップST3)。そして、アームコントローラ31において、制御部8aから出力された輻輳角の情報が受け付けられ、アームコントローラ31は、この輻輳角の情報に基づいて、図2に示すように、アーム部13が撮影台14に垂直な方向に対して+θ度回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して+15度回転するよう制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が+15度回転する。続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像信号の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を+15度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。なお、この撮影により放射線画像記憶部8bに記憶される放射線画像信号は、右目用の放射線画像GRを表すものとなる。
次に、アームコントローラ31は、図2に示すように、アーム部を初期位置に一旦戻した後、撮影台14に垂直な方向に対して−θ度回転するよう制御信号を出力する。すなわち、本実施形態においては、アーム部13を撮影台14に垂直な方向に対して−15度回転するよう制御信号を出力する。
そして、このアームコントローラ31から出力された制御信号に応じてアーム部13が−15度回転する。続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と放射線画像の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、放射線源17から放射線が射出され、乳房を−15度方向から撮影した放射線画像が放射線検出器15によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線画像信号が読み出され、所定の信号処理が施された後、コンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。なお、この撮影により放射線画像記憶部8bに記憶される放射線画像信号は、左目用の放射線画像GLを表すものとなる。
そして、乳房Mへの麻酔が行われ、再度ステレオ撮影が行われる。なお、麻酔前の乳房Mの位置決めと、麻酔後の乳房Mの位置決めとで、乳房Mの設置位置が異なるものとなった場合には、再度のステレオ撮影を行う。一方、麻酔前の乳房Mの位置決めと麻酔後の乳房Mの位置決めとで、乳房の設置位置が略同一となった場合には、被検体への被曝量低減のために、再度のステレオ撮影は行わない。
次に、異常陰影検出部8cにより、左目用の放射線画像GLおよび右目用の放射線画像GRから、乳房における石灰化や腫瘤等の病変の異常陰影が検出される(ステップST4)。なお、本実施形態においては、複数の異常陰影が検出されたものとする。
そして、異常陰影検出部8cは、放射線画像GL,GR上において、Y座標の値が略同一の異常陰影が存在するか否かを判定する(ステップST5)。ここで、図7に示すように、右目用の放射線画像GRに2つの異常陰影BR11,BR12が含まれており、かつそのY座標が等しい場合、異常陰影BR11について、左目用の放射線画像GLに存在する2つの異常陰影のいずれが対応するのかが分からない。このため、異常陰影特定部8cは、ステップST5が肯定されると、異常陰影を特定する処理を行うべく、まず検出された複数の異常陰影の順序を決定する(ステップST6)。具体的には、図8に示すように、左目用または右目用の放射線画像GL(GR)において右側から順に順序を決定する。なお、図8においては、3つの異常陰影が検出されているものとする。この場合、2つの放射線画像GL,GRのそれぞれにおいて3つの異常陰影が検出されていることから、図9に示すように、右目用の放射線画像GRにおいては、右側の異常陰影から順にBR1,BR2,BR3、左目用の放射線画像GLにおいては、右側の異常陰影から順にBL1,BL2,BL3の参照符号を付与するものとする。
なお、アイリスフィルタの出力値あるいはモフォロジーフィルタの出力値が高いほど、異常陰影の悪性度は高くなることから、悪性度の高い順に順序を決定してもよい。また、石灰化の順序を上げるようにしてもよく、逆に腫瘤の順序を上げるようにしてもよい。また、複数の石灰化が密集している集族石灰化が存在する場合には、集族石灰化の順序を上げる(例えば1番にする)ようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、バイオプシを行うものであるため、図10に示すように、放射線画像GL(GR)における圧迫板18の開口部5に対応する領域5′においてのみ、順序を決定するようにしてもよい。
一方、ステップST5が否定されると、放射線画像GL,GRにおいて、座標位置が最も近い異常陰影同士を対応づけ、放射線画像GL,GR上の対応づけられた異常陰影にカーソルを付与し、カーソルが付与された放射線画像GL,GRに基づくステレオ画像をモニタ9に表示し(ステップST18)、処理を終了する。
ステップST6に続き、表示制御部8dは、放射線画像GL,GRにおいてそれぞれ検出された複数の異常陰影について、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定するとともに、カーソルを付与して3次元表示する異常陰影の組合せの順序を決定する(ステップST7)。ここで、図9に示すように、右目用の放射線画像GRに異常陰影BR1,BR2,BR3が、左目用の放射線画像GLに異常陰影BL1,BL2,BL3がそれぞれ含まれる場合、図11に示すように異常陰影の組合せおよび表示順序を決定する。すなわち、放射線画像GL,GRのそれぞれにおいて、右側に存在する異常陰影の順にて、X方向の位置が近い位置にある異常陰影同士の組合せから順に表示順序を決定する。
次に、表示制御部8dは、決定した組合せから幾何学的に存在し得ない組合せを除外する(ステップST8)。図12は決定した組合せからの幾何学的に存在し得ない組合せの除外を説明するための図である。なお、ここでは説明のために、放射線画像GL,GRに含まれる異常陰影は2つであるものとする。また、以降の説明においては、放射線検出器15の検出面のZ座標を0とする。また、左目用の放射線画像GLにおける異常陰影をBL1,BL2、右目用の放射線画像GRにおける異常陰影をBR1,BR2、−15度の線源位置をPL、+15度の線源位置をPRとする。異常陰影特定部8dは、図12に示すように、−15度の線源位置PLから発せられて異常陰影BL1,BL2に到る放射線の経路と、+15度の線源位置PRから発せられて異常陰影BR1に到る放射線の経路との交点B1,B4、および−15度の線源位置PLから発せられて異常陰影BL1,BL2に到る放射線の経路と、+15度の線源位置PRから発せられて異常陰影BR2に到る放射線の経路との交点B2,B3を設定する。なお、交点B1〜B4が病変が存在する可能性がある位置となる。
ここで、異常陰影のZ座標は、圧迫板18の下面より高い位置となったり、撮影台14の上面より低い位置となったりすることはない。このため、算出した交点B1〜B4のZ座標を確認し、Z座標が圧迫板18の下面より高い位置となったり、撮影台14の上面より低い位置となったりする交点には、病変は存在しないと判断することができる。例えば、図12に示すように、交点B1のZ座標が圧迫板下面よりも高い位置にあり、交点B2のZ座標が撮影台上面よりも低い位置にある場合、交点B1,B2には病変は存在しないこととなる。この場合、決定した組合せから、交点B1,B2の位置が病変となる異常陰影の組合せを除外する。
図13は決定した組合せからの幾何学的に存在し得ない組合せの除外の他の例を説明するための図である。なお、図13においては、線源位置PL,PRからの撮影により取得された放射線画像GL,GRのそれぞれに、3つの異常陰影BL1,BL2,BL3、BR1,BR2,BR3が含まれているものとする。図13に示す例においては、線源位置PLから発せられて異常陰影BL1,BL2,BL3に到る放射線の経路と、線源位置PRから発せられて異常陰影BR1,BR2,BR3に到る放射線の経路との交点はB11〜B16の6つ存在する。
ここで図13に示す交点B11の位置は、放射線画像GL,GRのそれぞれに含まれる異常陰影BL1,BR1から決定される病変の位置であるが、異常陰影BL1,BR1が実際には異なる病変に対応するものである場合、次に考えられる異常陰影の組合せは、異常陰影BL1,BR2となり、その組合せにより決定される病変の位置は交点B12となる。この場合、異常陰影BL2は異常陰影BR3とのみ対応し、その組合せにより決定される病変の位置は交点B15となる。さらに、この場合、異常陰影BL3は異常陰影BR1とのみ対応することとなるが、異常陰影BL3,BR1の組合せは図13に示すように幾何学的に存在し得ない。したがって、このような場合には、決定した組合せから、異常陰影BL1,BR2の組合せ、異常陰影BL2,BR3の組合せ、および異常陰影BL3,BR1の組合せを除外する。
そして、表示制御部8dは、表示順を初期値に設定し(i=1、ステップST9)、放射線画像GL,GRにそれぞれ含まれる異常陰影BL1,BL2,BL3、BR1,BR2,BR3に対して、決定した組合せの順にカーソルを付与する(ステップST10)。そして、カーソルを付与した放射線画像GL,GRに基づくカーソル付きステレオ画像をモニタ9に表示する(ステップST11)。これにより、モニタ9に表示されたステレオ画像には、異常陰影の位置にカーソルが表示されることとなる。
ここで、2つの放射線画像GL,GRにおいてカーソルが付与された異常陰影が、乳房Mに含まれる同一の病変の異常陰影である場合、すなわちカーソルが付与された異常陰影が対応するものである場合、図14に示すように、モニタ9に表示されたカーソル付きステレオ画像には、対応する異常陰影(B33とする)の位置に、異常陰影B33と同様の立体感を有する3次元カーソルC1が表示されることとなる。しかしながら、カーソルが付与された異常陰影が対応しないものである場合、図15に示すようにモニタ9に表示されたカーソル付きステレオ画像においては、異常陰影B31〜B33を立体視することができるものの、カーソルは立体視することができない。このため、操作者はモニタ9に表示されたステレオ画像を観察することにより、現在カーソルが付与されている異常陰影の組合せが適切な組合せであるか否かを判断することができる。
このため、表示制御部8dは、次の組合せの変更指示が入力されたか否かを判定し(ステップST12)、ステップST12が肯定されると、表示順を次の組合せに変更し(i=i+1,ステップST13)、ステップST10に戻り、ステップST10以降の処理を繰り返す。ステップST12が否定されると、表示制御部8dは、現在の組合せの確定指示が入力されたか否かを判定する(ステップST14)。ステップST14が否定されると、ステップST12の処理に戻る。ステップST14が肯定されると、現在の組合せの異常陰影を対応する異常陰影として特定する(ステップST15)。なお、特定した異常陰影の組合せの情報はコンピュータ8のストレージデバイスに記憶される。次いで、現在までにカーソルを付与しての表示が行われていない異常陰影の組合せから、現在表示されているカーソルの組合せを除くと存在し得ない組合せを除外する(ステップST16)。
すなわち、図11に示す組合せにおいて、現在カーソルが付与されている組合せが異常陰影BL1,BR1であり、異常陰影BL1,BR1が同一の病変に対応するものである場合、図11に示す表示順から、異常陰影BL1,BR1を含むものを除外する。このように、現在までにカーソルを付与しての表示が行われていない異常陰影の組合せから、現在表示されているカーソルの組合せを除くと存在し得ない組合せを除外することにより、その後にカーソルを付与する異常陰影の組合せの数を大幅に低減することができる。
そして、表示制御部8dは、すべての組合せについてカーソルを付与する異常陰影の組合せが確定したか否かを判定し(ステップST17)、ステップST17が否定されると、ステップST13、さらにはステップST10に戻る。ステップST17が肯定されると、処理を終了する。
このように、3次元カーソルを順次表示して、バイオプシのターゲットとする異常陰影が指定されると、ターゲットの位置情報(x,y,z)が制御部8aによって取得され、制御部8aはその位置情報をバイオプシユニット2の針位置コントローラ35に出力する。
この状態で、入力部7において所定の操作ボタンが押されると、制御部8aから針位置コントローラ35に対し、生検針21を移動させる制御信号が出力される。針位置コントローラ35は、先に入力された位置情報の値に基づき、生検針21の先端が、その座標が示す位置の上方に配置されるように、生検針21を移動する。
その後、操作者により、生検針21の穿刺を指示する所定の操作が入力部7において行われると、制御部8aと針位置コントローラ35の制御の下で、生検針21の先端が座標が示す位置に配置されるように生検針21が移動させられて、生検針21による乳房の穿刺が行われる。
このように、本実施形態においては、放射線画像GL,GR間において、互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、放射線画像GL,GRにおける、決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、カーソルが付与された放射線画像GL,GRに基づいて、異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付きステレオ画像を順次表示するようにしたものである。
このため、操作者は、順次表示されるカーソル付きステレオ画像を観察することにより、いずれの異常陰影の組合せが適切であるか、すなわちいずれの異常陰影が放射線画像GL,GRにおいて対応するかを確認することができる。したがって、放射線画像GL,GRにおいて対応する異常陰影を探索するための処理を行う必要が無くなるため、短時間で効率よく対応する異常陰影を特定し、対応する異常陰影に3次元カーソルが付与されたステレオ画像を表示することができる。
また、異常陰影の組合せのうち、幾何学的に存在し得ない組合せを除外することにより、対応する異常陰影として存在し得ない異常陰影の組合せにカーソルを付与してカーソル付きステレオ画像を表示する必要が無くなるため、放射線画像GL,GRにおいて対応する異常陰影の組合せをより迅速に決定することができる。
また、放射線画像GL,GRにおいて、互いに近い位置にある異常陰影の組合せから順にカーソルを付与することにより、カーソル付きステレオ画像を順次表示するに際し、早い段階で効率よく対応する異常陰影の組合せを決定することができる。
また、異常陰影の組合せが決定された場合、決定された組合せに基づく組合せを除外することにより、それ以降の異常陰影の組合せ数を低減することができるため、より短時間で効率よく対応する異常陰影の組合せを決定することができる。
また、Y座標が同一の異常陰影が存在する場合にのみ、ステップST6以降の処理を行っているため、対応する異常陰影の特定が容易な場合には、ステップST6以降の処理を行う必要が無くなり、これにより、カーソルの付与のための処理を迅速に行うことができる。
なお、上記実施形態において、2つの放射線画像のうちのいずれか一方の放射線画像をモニタ9に表示し、表示された放射線画像において指定された異常陰影の組合せについてのみ、順にカーソルを付与するようにしてもよい。以下の処理を本発明の他の実施形態として説明する。
図16は本発明の他の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、他の実施形態においては、図5,6に示すフローチャートとステップST9以降の処理のみが異なるものである。ステップST8に続き、表示制御部8dは、放射線画像GL,GRのうちのいずれか一方の放射線画像(例えば放射線画像GR)をモニタ9に表示する(ステップST21)。なお、この放射線画像の表示は、立体視できない2次元表示である。そして、操作者によるカーソルを付与する異常陰影の指定を受け付ける(ステップST22)。そして指定された異常陰影を含む組合せ以外の組合せを除外し(ステップST23)、表示順を初期値に設定し(i=1、ステップST24)、放射線画像GL,GRにそれぞれ含まれる異常陰影に対して、除外後の組合せの順にカーソルを付与する(ステップST25)。そして、カーソルを付与した放射線画像GL,GRに基づくカーソル付きステレオ画像をモニタ9に3次元表示する(ステップST26)。これにより、モニタ9に表示されたステレオ画像には、異常陰影の位置にカーソルが表示されることとなる。
表示制御部8dは、次の組合せの変更指示が入力されたか否かを判定し(ステップST27)、ステップST27が肯定されると、表示順を次の組合せに変更し(i=i+1,ステップST28)、ステップST25に戻り、ステップST25以降の処理を繰り返す。これにより、操作者が異常陰影BR2を指定した場合には、(BR2,BL1)、(BR2,BL2)、および(BR2,BL3)の組合せについて、この順に異常陰影にカーソルが付与されて、カーソル付きステレオ画像が順次表示される。ステップST27が否定されると、表示制御部8dは、現在の組合せの確定指示が入力されたか否かを判定する(ステップST29)。ステップST29が否定されると、ステップST27の処理に戻る。ステップST29が肯定されると、現在の組合せの異常陰影を対応する異常陰影として特定する(ステップST30)。なお、特定した異常陰影の組合せの情報はコンピュータ8のストレージデバイスに記憶される。次いで、現在までにカーソルを付与しての表示が行われていない異常陰影の組合せから、現在表示されているカーソルの組合せを除くと存在し得ない組合せを除外する(ステップST31)。
そして、表示制御部8dは、すべての組合せについてカーソルを付与する異常陰影の組合せが確定したか否かを判定し(ステップST32)、ステップST32が否定されると、次の異常陰影の指定の指示を受けるべくステップST22に戻る。ステップST32が肯定されると、処理を終了する。
なお、上記実施形態は、本発明の放射線画像表示装置の一実施形態をステレオ乳房画像撮影表示システムに適用したものであるが、本発明の被写体としては乳房に限らず、例えば、胸部や頭部等を撮影する放射線画像撮影表示システムにも本発明を適用することができる。
1 乳房画像撮影表示システム
2 バイオプシユニット
7 入力部
8 コンピュータ
8a 制御部
8b 放射線画像記憶部
8c 異常陰影検出部
8d 表示制御部
9 モニタ
10 乳房画像撮影装置
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線検出器
17 放射線源
18 圧迫板
21 生検針
22 生検針ユニット
31 アームコントローラ
32 放射線源コントローラ
33 検出器コントローラ
34 圧迫板コントローラ
35 針位置コントローラ

Claims (8)

  1. 立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
    前記立体視画像を表示する表示手段と、
    複数の前記異常陰影が検出された場合、前記2つの放射線画像間において、互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、前記2つの放射線画像における、該決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、該カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、前記異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付き立体視画像を順次前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする放射線画像表示装置。
  2. 前記カーソルを付与する異常陰影の組合せ決定の指示入力を受け付ける入力手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記決定された組合せの異常陰影を対応する異常陰影として特定する手段であることを特徴とする請求項1記載の放射線画像表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記異常陰影の組合せのうち、幾何学的に存在し得ない組合せを除外して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記2つの放射線画像において、互いに近い位置にある異常陰影の組合せから前記カーソルを順次付与して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記異常陰影の組合せが決定された場合、該決定された組合せに基づく組合せを除外して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記2つの放射線画像の前記2方向に対応する方向に複数の前記異常陰影が並んで存在するか否かを判定し、該判定が肯定された場合にのみ、前記異常陰影の組合せの決定、および前記カーソル付き立体視画像の表示を行う手段であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記2つの放射線画像のうちのいずれか一方の放射線画像を前記表示手段に表示し、該表示された放射線画像において指定された異常陰影の組合せについてのみ、前記カーソルを順次付与して、前記カーソル付き立体視画像を順次表示する手段であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の放射線画像表示装置。
  8. 立体視画像を表示するために異なる2方向から被検体を撮影することにより取得された、2つの放射線画像のそれぞれから異常陰影を検出する異常陰影検出手段と、
    前記立体視画像を表示する表示手段とを備えた放射線画像表示装置における放射線画像表示方法であって、
    複数の前記異常陰影が検出された場合、前記2つの放射線画像間において、互いに対応する異常陰影として、取り得るすべての異常陰影の組合せを決定し、
    前記2つの放射線画像における、該決定した組合せの異常陰影に対してカーソルを順次付与し、
    該カーソルが付与された2つの放射線画像に基づいて、前記異常陰影にカーソルが付与されたカーソル付き立体視画像を順次前記表示手段に表示することを特徴とする放射線画像表示方法。
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