JP2012204976A - リモートコントロール装置および信号送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮する。
【解決手段】マクロボタンの操作を受け付けたときにそのマクロボタンに対応付けて記憶部に記憶された複数の信号のうち先頭の信号を送信し(S300,310)、次の信号があるときには(S320)、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には通信フォーマットで規定された送信間隔や無信号期間などの経過を待って次の信号を送信し(S330,340)、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する(S330,350)。これにより、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。
【選択図】図6
【解決手段】マクロボタンの操作を受け付けたときにそのマクロボタンに対応付けて記憶部に記憶された複数の信号のうち先頭の信号を送信し(S300,310)、次の信号があるときには(S320)、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には通信フォーマットで規定された送信間隔や無信号期間などの経過を待って次の信号を送信し(S330,340)、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する(S330,350)。これにより、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、リモートコントロール装置および信号送信方法に関し、詳しくは、通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能なリモートコントロール装置およびそのリモートコントロール装置における信号送信方法に関する。
従来より、この種のリモートコントロール装置としては、ディスプレイ装置やDVDプレーヤー,AVレシーバーなどの複数の作動機器を操作可能なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、ディスプレイ装置およびDVDプレーヤーの電源オンやAVレシーバーにおける入力選択のDVDプレーヤーへの切り替えなどの複数の操作の信号を予め一つのマクロボタンに対応付けて登録しておき、ユーザーによりそのマクロボタンが操作されると、ディスプレイ装置の電源オン信号やDVDプレーヤーの電源オン信号,AVレシーバーの入力選択の切替信号をそれぞれ読み出して順次送信する。これにより、一つのマクロボタンで複数の作動機器を操作できるものとしている。
しかしながら、上述した装置では、一つ一つの信号を順に送信する必要があるため、登録される信号の数が多くなるほど、信号全体の送信に時間が掛かることになる。ここで、近年においては、作動機器の種類が増加して各作動機器の機能も多様化していることから、そのようなマクロボタンに登録される信号の数が多くなる傾向にあり、全体の送信時間が長くなってしまう。
本発明のリモートコントロール装置および信号送信方法は、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することを主目的とする。
本発明のリモートコントロール装置および信号送信方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のリモートコントロール装置は、
通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能なリモートコントロール装置であって、
前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段と、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する信号送信手段と
を備えることを要旨とする。
通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能なリモートコントロール装置であって、
前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段と、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する信号送信手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明のリモートコントロール装置では、ユーザーの所定操作がなされたときにその所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合にはその通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って次の信号を送信し、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する。これにより、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。ここで、所定操作とは、リモートコントロール装置が有する操作用のボタンのうち、一つのボタンに対する操作でもよいし、いくつかのボタンの組み合わせに対する操作でもよい。
こうした本発明のリモートコントロール装置において、前記複数の信号のうち少なくとも一部の信号の送信順を、一つ前に送信する信号と次の信号とが異なる通信フォーマットになるよう定めて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、通信フォーマットで規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する機会を増やすことができるから、複数の信号をさらに効率よく送信することができる。
また、前記通信フォーマットとして、信号の末尾に無信号の期間を規定するフォーマットを含む本発明のリモートコントロール装置において、前記信号送信手段は、前記規定された間隔の経過を待たずに前記次の信号を送信する場合であっても、前記無信号の期間を定める通信フォーマットのうち最も長い期間に相当する時間が前記一つ前に送信した信号から経過した後に、前記次の信号を送信する手段であるものとすることもできる。こうすれば、いずれかの作動機器が無信号期間を規定する通信フォーマットに対応する機器である場合に、信号の終了を正常に判定できないなどの不都合が生じるのを防止しつつ全体の送信時間を短縮することができる。
本発明の信号送信方法は、
通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能で、前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段を備えるリモートコントロール装置における信号送信方法であって、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する
ことを特徴とする。
通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能で、前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段を備えるリモートコントロール装置における信号送信方法であって、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する
ことを特徴とする。
この本発明の信号送信方法によれば、ユーザーの所定操作がなされたときにその所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合にはその通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って次の信号を送信し、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する。これにより、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。なお、この信号送信方法において、上述したリモートコントロール装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明のリモートコントロール装置50を含むAVシステム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のAVシステム10は、図示するように、テレビジョン放送の電波や外部接続機器から入力される映像や音声を表示(出力)するTV受像器20(以下、TV20)と、開閉可能なトレイ32に載置されるブルーレイディスク(Blu-ray Disc)などの光ディスクに記憶された映像や音声を読み出してTV20などに出力するブルーレイディスクプレーヤー30(以下、BDプレーヤー30)と、BDプレーヤー30などから入力される音声やその音声にサラウンド効果を加えた音声を複数のスピーカー42から出力するAVアンプ40と、ユーザーの操作に応じた赤外線方式のリモートコントロール信号(以下、リモコン信号または信号)を送信してTV20やBDプレーヤー30,AVアンプ40などの各機器を操作可能なリモートコントロール装置50(以下、リモコン50)とを備える。これらのTV20やBDプレーヤー30,AVアンプ40の構成の詳細については省略するが、それぞれリモコン50から送信されるリモコン信号を受光する赤外線受光部20a,30a,40aを備え、赤外線受光部20a,30a,40aを介して受光したリモコン信号に応じて作動するよう構成されている。また、本実施形態では、AVシステム10の各機器は、種類の異なる通信フォーマット(信号の様式)に対応しており、TV20がSONY(登録商標)フォーマットに対応し、BDプレーヤー30が家電協(家電製品協会)フォーマットに対応し、AVアンプ40がNEC(登録商標)フォーマットに対応するものとした。
リモコン50は、リモコン全体を制御する制御部51と、ユーザーからの入力操作を受け付ける各種ボタンが配置された入力部52と、各種ボタンに対応した信号のコマンドデータを上述した3種類の通信フォーマット毎にそれぞれ記憶する記憶部53と、赤外線方式の信号を発光する赤外線発光部54とを備える。入力部52は、各種ボタンとして、各機器の電源をオンオフする電源ボタン52aと、各種設定登録に用いる登録ボタン52bと、外部入力機器を切り替える入力切替ボタン52cと、操作対象の機器を切り替える操作切替ボタン52dと、予め登録された複数の操作を1つのボタン操作で行なわせるマクロボタン52eと、各種項目を選択したり選択した項目を決定したりするカーソル/決定ボタン52fと、値1〜12の数字を入力したり各機器のチャンネルを入力したりする数字ボタン52gと、BDプレーヤー30や図示しないレコーダー機器の再生や録画を操作する再生録画ボタン52hと、BDプレーヤー30のトレイ32を開閉する開閉ボタン52iと、AVアンプ40のサラウンド効果の有無を切り替えるサラウンドボタン52jと、各機器の音量を調整する音量ボタン52kと、各機器のチャンネルを切り替えたりAVアンプ40に登録されている「ムービー」や「スポーツ」なのサラウンド効果を切り替えたりするチャンネル/サラウンド切替ボタン52mとを備える。登録ボタン52dは、その中心に、登録中に点灯して登録中であること示す登録ランプが組み込まれている。また、操作切替ボタン52dとしては、最大で4つの機器を切り替えて操作できるよう4つの操作切替ボタン52d(A),(B),(C),(D)が配置されている。さらに、マクロボタン52eとしては、最大で3種類のマクロ操作を登録して操作できるよう3つのマクロボタン52e(1),(2),(3)が配置されている。なお、以下の説明では、マクロボタン52e(1)〜(3)の各ボタンを番号と称することがある。
このリモコン50では、操作切替ボタン52d(A)〜(D)に一つずつ機器を対応付けて登録することで、操作対象の機器を切り替えて個別に操作することができる。機器の登録は、例えば、まず登録ボタン52dを数秒長押ししてその登録ランプを点灯状態にし、操作切替ボタン52d(A)〜(D)のいずれかを押してから各機器のメーカー番号や機器番号などの登録に必要な情報を数字ボタン52gを介して入力し、最後に再び登録ボタン52dを長押しすることなどにより行なわれる。なお、登録が完了すると登録ボタン52dの登録ランプが消灯する。本実施形態では、4つの操作切替ボタン52d(A)〜(D)のうち操作切替ボタン52d(A)にTV20を登録し、操作切替ボタン52d(B)にBDプレーヤー30を登録し、操作切替ボタン52d(C)にAVアンプ40を登録するものとした。このため、操作切替ボタン52d(A)を押してから入力部52の各種ボタンを操作することにより、そのボタン操作に応じてSONYフォーマットに対応した信号が送信されて、TV20を個別に動作させることができる。操作切替ボタン52d(B),(C)も同様である。なお、マクロボタン52e(1)〜(3)を用いた処理は後述するが、マクロ操作は1つの機器あるいは複数の機器に対する複数の操作を予め記憶部53に登録して行なわれる。
ここで、図2は、リモコン信号の概要を説明する説明図である。リモコン信号は、各通信フォーマットにより詳細は異なるが、図示するように、信号の開始を示すリーダーコードと、入力部52の各種ボタン操作に対応した信号などが格納されるデータコードと、信号の終了を示すストップビットが格納されるトレーラーコードとにより構成される。また、リモコン信号は、通信フォーマット毎に、データコードだけでなく、リーダーコードやトレーラーコードの内容が異なるものとなる。図3は、リーダーコードやトレーラーコードの違いを示す説明図である。図示するように、通信フォーマット毎に、リーダーコードのオンオフ信号の時間やトレーラーコードのストップビットの有無,トレーラーコードにおいて信号が送信されない期間である無信号期間の規定の有無,一つ前に送信した信号の先頭(リーダーコード)から次に送信する信号の先頭(リーダーコード)までの時間である送信間隔(図2参照)の規定の有無などが異なっている。このため、各機器における信号の受信完了の判定は、NECフォーマットではトレーラーコードのストップビットを受信したか否かにより行なわれ、家電協フォーマットではストップビットを受信してから8ms以上の無信号期間が成立するか否かにより行なわれ、SONYフォーマットでは送信間隔の経過により行なわれるなど、それぞれ異なるものとなる。ここで、各機器は、自機が対応していない異なる通信フォーマットの信号には反応しないため、異なる通信フォーマットの信号を受信しても通常は不具合が生じることはない。ただし、受信完了の判定に無信号期間を規定する家電協フォーマットなどの通信フォーマットにおいては、異なる通信フォーマットの信号であっても信号の受信により無信号期間が成立しないことになるため、受信完了を正常に判定することができず、誤判定する場合がある。一方、信号の受信完了の判定前に、同じ通信フォーマットの次の信号を受信すると、受信完了の判定や新たに受信した次の信号の読み込みなどを正常に行なうことができず、信号を誤判定する場合がある。なお、そのように信号の誤判定をすると、機器が誤作動することもある。
次に、こうして構成された本実施形態のAVシステム10の動作、特に、リモコン50のマクロボタン52eを用いたマクロ操作について説明する。まず、前提となるマクロ操作の登録について説明し、次に、マクロボタン52eが押された際のリモコン50の動作について説明する。図4は、マクロ登録処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、登録ボタン52bが長押しされてから、マクロボタン52e(1)〜(3)のいずれかが押されたときに制御部51により実行される。なお、登録ボタン52bが押されるため、このルーチンの実行時には登録ランプが点灯している。
このルーチンが実行されると、リモコン50の制御部51は、まず、マクロボタン52e(1)〜(3)のうち押された番号を記憶部53に保存して(ステップS100)、機器と動作の指定がなされるのを待つ(ステップS110)。ここで、操作切替ボタン52d(A)〜(D)により機器が指定され、入力部52の各種ボタンのうち押されたボタンにより動作が指定される。例えば、操作切替ボタン52d(B)が押されてから電源ボタン52aが押されると、機器にBDプレーヤー30が指定されると共に動作に電源オンが指定され、操作切替ボタン52d(B)が押されてから開閉ボタン52iが押されると、機器にBDプレーヤー30が指定されると共に動作にトレイ32の開閉動作が指定されることになる。ステップS110で機器と動作の指定がなされたときには、指定された機器と動作とを記憶部53に仮保存して(ステップS120)、登録ボタン52bが長押しされるまで(ステップS130)、ステップS110,120の処理を繰り返す。ここで、図5は、マクロ操作の内容の一例を示す説明図である。図5(a)に、ステップS110,120の処理が繰り返されたときに仮保存された内容を示す。図示するように、SONYフォーマットに対応したTV20の2つの動作と、NECフォーマットに対応したAVアンプ40の4つの動作と、家電協フォーマットに対応したBDプレーヤー30の2つの動作とがユーザーの指定を受け付けた受付順に従って仮保存される。
そして、ステップS130で登録ボタン52bが押されたときには、記憶部53に仮保存したマクロ操作の内容(図5(a))から、同じ通信フォーマットの信号が連続する場合があるか否かを判定する(ステップS140)。同じ通信フォーマットの信号が連続する場合がないときには、ステップS100で保存したマクロボタン52eの番号と仮保存したマクロ操作の内容とを対応付けて記憶部53に登録して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。この場合、図5(a)で示した受付順がそのまま信号の送信順となる。一方、ステップS140で同じ通信フォーマットの信号が連続する場合があるときには、前後の信号が異なる通信フォーマットになるよう信号の送信順を並べ替えてから(ステップS160)、ステップS100で保存したマクロボタン52eの番号と並べ替えた内容とを対応付けて記憶部53に登録して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。図5(b)に並べ替え後の様子を示す。図示するように、送信順が前後となる信号がそれぞれ異なる通信フォーマットになるよう並べ替えている。なお、ステップS150やステップS170の登録処理が完了すると、登録ボタン52bの登録ランプが消灯される。
次に、信号の送信処理について説明する。図6は信号送信処理ルーチンの一例を示す説明図であり、図7は一つ前の信号と次の信号とが送信される様子を示す説明図である。図6のルーチンは、マクロボタン52e(1)〜(3)のうち上述した登録処理ルーチンにおいてマクロ操作が登録されたボタンが押されたときに制御部51により実行される。このルーチンが実行されると、制御部51は、まず、押されたマクロボタン52eの番号に対応付けて記憶部53に登録されているマクロ操作の内容を読み込んで(ステップS300)、送信順に従って先頭の信号を送信する(ステップS310)。即ち、図5(b)の例では、NECフォーマットに対応した電源オンの信号が送信される。そして、先頭の信号を送信すると、次の信号があるか否かを判定し(ステップS320)、次の信号があるときには、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットであるか否かを判定する(ステップS330)。同じ通信フォーマットのときには、その通信フォーマットで規定された送信間隔または無信号期間の経過を待って次の信号を送信して(ステップS340,図7(a)参照)、ステップS320に戻り処理を繰り返す。ここで、ステップS340では、送信間隔が規定されたNECフォーマットやSONYフォーマットであればその送信間隔の経過を待って次の信号を送信し、無信号期間が規定された家電協フォーマットであればその無信号期間の経過を待って次の信号を送信する。これにより、同じ通信フォーマットの信号が続くときには、誤判定などを防止して適切に信号を送信することができる。ここで、例えば、NECフォーマットでは、送信間隔が比較的長い108msに規定されており(図3参照)、リーダーコードとデータコードとの送信時間は通常60〜70msであるため、ストップビットから次の信号が送信されるまでに、図7(a)に示すように、40〜50ms程度の空き時間(送信待ち時間)が生じることになる。なお、SONYフォーマットでは、送信間隔が比較的短い45msに規定されているため(図3参照)、NECフォーマットほど長い空き時間は生じない。
一方、ステップS330で、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットのときには、一つ前の信号の通信フォーマットで規定された時間の経過を待つことなく、一つ前の信号の送信が完了してから9msの経過後に次の信号を送信して(ステップS350,図7(b)参照)、ステップS320に戻り処理を繰り返す。なお、ステップS320で、次の信号がないと判定したときには本ルーチンを終了する。ここで、ステップS350では、上述したように、受信完了の判定前に異なる通信フォーマットの信号を受信しても通常は誤判定しないため、規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信するのである。一方で、無信号期間を規定する家電協フォーマットなどの通信フォーマットにおいては、異なる通信フォーマットの信号であっても無信号期間中の受信により誤判定する場合がある。本実施形態では、無信号期間を規定するのは家電協フォーマットだけであるが、これ以外にも無信号期間を規定する通信フォーマットはいくつか存在し、その無信号期間としては6.0ms〜9.0ms程度に定められることが多い。このため、規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する場合であっても、それらの無信号期間のうち最も長い期間に相当する9msの経過後に信号を送信することで、無信号期間を確保して誤判定を防止するのである。これらのことから、図7(b)に示すように、一つ前の信号を送信してから次の信号を送信するまでの空き時間を図7(a)に比して短くすることができる。なお、一つ前の信号が、無信号期間が規定されないNECフォーマットなどの場合には、ストップビットを送信してから9msの経過を待つ必要はないが、簡易な処理とするために通信フォーマットに拘わらず一律に9msの経過を待つのである。このようにしても、図7(a)の場合の40〜50ms程度の空き時間を30〜40ms程度減少させることができる。したがって、前後の信号の通信フォーマットが異なる場合には、複数の信号をその誤判定を防止しつつ空き時間を短縮して連続的に送信することができる。この結果、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。また、上述したマクロ登録処理ルーチンにおいては、前後の信号が異なる通信フォーマットになるよう送信順を定めるから、規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する機会を増やすことができ、さらに効率よく送信することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の記憶部53が本発明の「記憶手段」に相当し、図6の信号送信処理ルーチンを実行する制御部51と赤外線発光部54とが「信号送信手段」に相当する。また、図4のマクロ登録処理ルーチンのステップS140,S160,S170の処理を実行する制御部51が「記憶制御手段」に相当する。
以上詳述した本実施形態のAVシステム10によれば、マクロボタン52eの操作を受け付けたときにそのマクロボタン52eに対応付けて記憶部53に記憶された複数の信号を読み出して、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って次の信号を順次送信し、一つ前に送信した信号と次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には規定された間隔の経過を待たずに次の信号を順次送信する。これにより、複数の信号を効率よく送信して全体の送信時間を短縮することができる。また、前後の信号が異なる通信フォーマットになるよう送信順を定めるから、通信フォーマットで規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する機会を増やすことができる。さらに、規定された間隔の経過を待たずに次の信号を送信する場合であっても、最も長い無信号期間に相当する時間の経過後に次の信号を送信するから、無信号期間を規定する通信フォーマットに対応する機器において、信号の終了を正常に判定できないなどの不都合を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施態様に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、ユーザーからマクロ操作の機器と操作との指定を受け付けて記憶部53に記憶させるものとしたが、これに限られず、マクロ操作の内容を自動的に記憶部53に記憶させるものとしてもよい。その場合、例えば、すべての機器の電源をオンまたはオフするマクロ操作が予め登録されている場合に、操作切替ボタン52dに新たな機器が対応付けらたときに、その機器をマクロ操作の対象に自動的に追加するものなどとしてもよい。また、そのように自動的に追加する場合においても、一つ前に送信する信号と次の信号とが異なる通信フォーマットになるよう送信順を定めるものとしてもよい。
上述した実施形態では、ユーザーから指定を受け付けたすべての信号の順序を前後の信号が異なる通信フォーマットになるよう変更して送信順を定めるものとしたが、これに限られず、一部の信号の順序だけを変更して送信順を定めるものとしてもよい。あるいは、そのような送信順の変更を行なわずに受付順のまま登録するものとしてもよい。
上述した実施形態では、通信フォーマットで規定された間隔を待たずに次の信号を送信する場合であっても無信号期間うち最も長い時間の経過後に次の信号を送信するものとしたが、これに限られず、一つ前の信号の通信フォーマットが例えばNECフォーマットなどのストップビットを用いて受信完了を判定するものであればそのような時間の経過を待たずに次の信号を送信するものとしてもよい。
上述した実施形態では、信号の送信間隔として一つ前に送信した信号のリーダーコードから次に送信する信号のリーダーコードまでの時間が規定されている通信フォーマットを例示したが、これに限られず、一つ前に送信した信号のストップビットから次に送信する信号のリーダーコードまでの間隔が規定されている通信フォーマットであってもよい。
上述した実施形態では、リモコン50のマクロボタン52eのいずれか一つを押すことによりマクロ操作が可能なものとしたが、これに限られず、いくつかのボタンの組み合わせによりマクロ操作が可能なものとしてもよい。この場合、例えば、数字ボタン52gの組み合わせによる2桁や3桁の数字によりマクロ操作が可能なものなどとすればよい。
上述した実施形態では、本発明のリモートコントロール装置がAVシステム10において用いられるものとして説明したが、これに限られず、通信フォーマットが異なる複数種の機器とそれらの機器を操作可能なリモートコントロール装置とから構成されるシステムであればどのようなシステムで用いられるものとしてもよい。その場合、機器として、プリンターやスキャナー、複合機、デジタルカメラなどを含むシステムとしてもよい。
10 AVシステム、20 テレビ受像器(TV)、20a,30a,40a 赤外線受光部、30 ブルーレイディスクプレーヤー(BDプレーヤー)、32 トレイ、40 AVアンプ、42 スピーカー、50 リモートコントロール装置(リモコン)、51 制御部、52 入力部、52a 電源ボタン、52b 登録ボタン、52c 入力切替ボタン、52d 操作切替ボタン、52e マクロボタン、52f カーソル/決定ボタン、52g 数字ボタン、52h 再生録画ボタン、52i 開閉ボタン、52j サラウンドボタン、52k 音量ボタン、52m チャンネル/サラウンド切替ボタン、53 記憶部、54 赤外線発光部。
Claims (4)
- 通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能なリモートコントロール装置であって、
前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段と、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する信号送信手段と
を備えるリモートコントロール装置。 - 前記複数の信号のうち少なくとも一部の信号の送信順を、一つ前に送信する信号と次の信号とが異なる通信フォーマットになるよう定めて前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備える請求項1記載のリモートコントロール装置。
- 前記通信フォーマットとして、信号の末尾に無信号の期間を規定するフォーマットを含む請求項1または2記載のリモートコントロール装置であって、
前記信号送信手段は、前記規定された間隔の経過を待たずに前記次の信号を送信する場合であっても、前記無信号の期間を定める通信フォーマットのうち最も長い期間に相当する時間が前記一つ前に送信した信号から経過した後に、前記次の信号を送信する手段であるリモートコントロール装置。 - 通信フォーマットが異なる複数種の作動機器を操作可能で、前記複数種の作動機器の各通信フォーマットに応じた複数の信号がユーザーの所定操作に対応付けて記憶された記憶手段を備えるリモートコントロール装置における信号送信方法であって、
前記所定操作がなされたときに該所定操作に対応付けて記憶された複数の信号を順次送信し、該送信時において、一つ前に送信した信号と次の信号とが同じ通信フォーマットの場合には該通信フォーマットで規定された間隔の経過を待って該次の信号を送信し、前記一つ前に送信した信号と前記次の信号とが異なる通信フォーマットの場合には前記規定された間隔の経過を待たずに該次の信号を送信する
ことを特徴とする信号送信方法。
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2011
- 2011-03-24 JP JP2011066088A patent/JP2012204976A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140603 |