JP2012202335A - インピンジメント冷却構造、及び、それを用いたガスタービン静翼 - Google Patents

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佳昭 山口
Masaaki Matsuura
正昭 松浦
Daigo Fujimura
大悟 藤村
Tatsuo Ishiguro
達男 石黒
Satoshi Mizukami
聡 水上
Shunsuke Torii
俊介 鳥井
Yukinori Machida
幸則 町田
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Abstract

【課題】インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させるための技術を提供する。
【解決手段】インピンジメント冷却構造が、冷却媒体を冷却対象1に向けて吹き付けるインピンジメント孔3を備えるインピンジメント板2を具備する。インピンジメント孔3は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、インピンジメント冷却構造、及び、それを用いたガスタービン静翼に関し、特に、インピンジメント冷却に用いる冷媒を冷却対象に吹き付けるための構造に関する。
インピンジメント冷却とは、冷却対象に近接して設けられる部材(しばしば、インピンジメント板とも呼ばれる)に設けられた孔から冷媒を冷却対象に吹き付ける冷却方法であり、高温媒体(例えば、燃焼ガス)に接する部品を冷却するために広く使用される方法である。インピンジメント冷却によって冷却される部品としては、例えば、ガスタービン静翼、ガスタービン静翼を支持する分割環(シュラウド、リングセグメント等とも呼ばれる)、燃焼器のライナー(内筒や尾筒)等が挙げられる。ガスタービン静翼におけるインピンジメント冷却については、例えば、特表2003−532821号公報、特開2010−38141号公報、特開平7−145702号公報、特開昭60−93203号公報、特許第3774491号に開示されている。
図1、図2は、インピンジメント冷却の模式図である。図1に図示されているように、冷却対象101の板に対向するようにインピンジメント板102が設けられ、そのインピンジメント板102に設けられた孔(インピンジメント孔103)から冷却媒体(図1、図2では、冷却空気)の噴流が冷却対象101に吹き付けられる。
インピンジメント冷却においては、インピンジメント板102の配置や構造、特に、孔103の孔径Dや配置が冷却効率に多大な影響を及ぼす。図1を参照して、冷却媒体のインピンジメント孔103からの噴流流速Ujが大きい程、また、クロスフロー流速Ucが小さい程、冷却対象101から冷却媒体への熱伝達率が大きくなる。ここで、クロスフロー流速Ucは、クロスフロー(冷却媒体が噴出される方向と垂直な方向の冷却媒体の流れ)の流速である。噴流流速Ujは、孔径Dによって影響をうける。一般には、孔径Dが小さい程、噴流流速Ujが大きくなる。また、通路高さZ(図1では冷却対象101とインピンジメント板102の距離)が大きいとクロスフロー流速Ucは小さくなるが、その一方で、通路高さZの孔径Dに対する比Z/Dが大きすぎると、冷却媒体の噴流が冷却対象101に到達しなくなり、冷却対象101から冷却媒体への熱伝達率が低下する。
一つの問題は、インピンジメント冷却構造の設計の自由度(例えば、インピンジメント板102の配置や構造、及び、孔103の孔径Dや配置)は、現実には、それほど大きくないことである。インピンジメント板102の孔103に供給される冷却媒体の圧力は、当該冷却媒体を供給する機構(圧縮機等)の設計によって決まり、自在に調節することはできない。このような状況で、必要な冷却能力を満足するように冷却媒体の流量を調節しようとすると、変更できるパラメータは、基本的に、孔径D、インピンジメント孔103のピッチ(X1、X2)と孔径Dとの比X/D、通路高さZと孔径Dの比Z/Dしかない。ここで、ピッチ(X1、X2)と孔径Dとの比X/Dは冷却対象101の温度ムラの観点から制約があり、通路高さZと孔径Dの比Z/Dはクロスフロー流速Ucと冷却対象101に到達する冷却媒体の量の観点から制約があり、更に、孔径Dはゴミづまりの問題から、特定の孔径より小さくすることはできない。
このような背景から、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させるための技術の提供が望まれる。
特表2003−532821号公報 特開2010−38141号公報 特開平7−145702号公報 特開昭60−93203号公報 特許第3774491号
したがって、本発明の目的は、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させるための技術を提供することにある。
本発明の基本的な技術的思想は、インピンジメント孔の形状をインピンジメント冷却構造の設計パラメータとすることにより、設計の自由度を向上させることにある。特に、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状を有するインピンジメント孔を採用することで、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。
本発明の一の観点では、インピンジメント冷却構造が、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1インピンジメント孔を備える部材を具備する。第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有している。
該部材が、更に、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第2インピンジメント孔を備えている場合、第2インピンジメント孔の形状を第1インピンジメント孔の形状と相違させることで、更にインピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。
一例としては、第2インピンジメント孔は、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有していてもよい。
この場合、冷却対象の第1位置の熱負荷が第2位置の熱負荷よりも高いときに、第1インピンジメント孔が、冷却対象の第1位置の近傍に位置し、第2インピンジメント孔が、冷却対象の第2位置の近傍に位置することが好ましい。
該部材が、更に、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有する第3インピンジメント孔を備えていてもよい。この場合、該部材の第2インピンジメント孔を有する部分の厚さの第2インピンジメント孔の孔径に対する比を、該部材の第3インピンジメント孔を有する部分の厚さの第3インピンジメント孔の孔径に対する比と相違させることで、更にインピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。
他の例としては、第2インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に増大するような形状を有していてもよい。この場合、冷却対象の第1位置の熱負荷が第2位置の熱負荷よりも高いときに、第1インピンジメント孔が、冷却対象の第1位置の近傍に位置し、第2インピンジメント孔が、冷却対象の第2位置の近傍に位置することが好ましい。
入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状の第1インピンジメント孔は、その側壁が、第1インピンジメント孔の入口と出口を結ぶ円錐面に対して内側に凸であるような形状を有していてもよい。
また、該部材が、更に、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第4インピンジメント孔を具備し、且つ、第4インピンジメント孔が、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有している場合、該部材の冷却対象に対向する面は、第1インピンジメント孔と第4インピンジメント孔の間の位置において、第1インピンジメント孔及び第4インピンジメント孔の出口よりも冷却対象から離れていてもよい。このような構造は、クロスフローを低減させるために有効である。
本発明の他の観点では、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1インピンジメント孔及び第2インピンジメント孔を備える部材を具備する。第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が一定の形状を有し、第2インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に増大するような形状を有する。このような構造は、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。
冷却対象の第1位置の熱負荷が第2位置の熱負荷よりも高い場合、第1インピンジメント孔が冷却対象の第1位置の近傍に位置し、第2インピンジメント孔が、冷却対象の第2位置の近傍に位置することが好ましい。
本発明の更に他の観点において、インピンジメント冷却構造が、冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1及び第2インピンジメント孔を備える部材を具備する。第1及び第2インピンジメント孔は、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有する。部材の第1インピンジメント孔を有する部分の厚さの第1インピンジメント孔の孔径に対する比は、部材の第2インピンジメント孔を有する部分の厚さの第2インピンジメント孔の孔径に対する比と異なっている。
本発明の更に他の観点においては、ガスタービン静翼が、翼壁と、翼壁の内部空間に挿入されたインサートとを具備する。インサートには、冷却媒体を翼壁の内面に向けて吹き付ける第1インピンジメント孔が設けられる。第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有する。
本発明の更に他の観点においては、複数のインピンジメント孔を有する部材を備えるインピンジメント冷却構造の設計方法が、冷却対象の複数のインピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷を算出するステップと、熱負荷に応じて、複数のインピンジメント孔の形状を決定するステップとを具備する。複数のインピンジメント孔のうちの第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有している。
複数のインピンジメント孔のうちの第2インピンジメント孔の形状を、入口から出口にかけて断面積が一定であるように設計してもよい。第1インピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷が、第2インピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷よりも高い場合に、このような設計は有効である。
本発明によれば、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。
インピンジメント冷却構造の概念図である。 インピンジメント冷却の概念図である。 本発明の一実施形態におけるインピンジメント孔の形状と、熱負荷、Cd値、噴流流速、熱伝達率の関係を示す概念図である。 インピンジメント板の厚さtとインピンジメント孔の孔径Dとの比t/DとCd値の関係を示すグラフである。 一実施形態におけるインピンジメント孔の形状を示す断面図である。 他の実施形態におけるインピンジメント孔の形状を示す断面図である。 更に他の実施形態におけるインピンジメント孔の形状を示す断面図である。 更に他の実施形態におけるインピンジメント板の形状を示す断面図である。 本発明の一実施形態におけるガスタービン静翼の構造を示す断面図である。
図3は、本発明の一実施形態におけるインピンジメント冷却構造を示す断面図である。本実施形態では、冷却対象1に対向するようにインピンジメント板2が設けられ、そのインピンジメント板2にインピンジメント孔3が設けられる。インピンジメント孔3から冷却媒体(最も典型的には冷却空気)が冷却対象1に噴射され、これにより、冷却対象1がインピンジメント冷却によって冷却される。
本実施形態においては、インピンジメント冷却構造の設計パラメータの一つとして、インピンジメント孔3の形状が採用される。図3(a)〜(d)に、インピンジメント孔3の形状の例が図示されている。図3(a)では、インピンジメント孔3の断面積が、入口から出口に向けて連続的に減少するようなインピンジメント孔3の構造が図示されている。図3(b)、(c)では、インピンジメント孔3の断面積が、入口から出口にわたって一定であるようなインピンジメント孔3の構造が図示されている。図3(d)では、インピンジメント孔3の断面積が、入口から出口に向けて連続的に増大するようなインピンジメント孔3の構造が図示されている。
以下では、インピンジメント孔3の(インピンジメント板2の冷却対象1に対向する面2aに平行な断面における)断面形状が円形であり、インピンジメント孔3の径の最大値Dが図3(a)〜(d)について同一である場合について議論する。最大値Dとは、図3(a)のインピンジメント孔3aについては入口の径、図3(d)のインピンジメント孔3dについては出口の径、図3(b)、(c)については、インピンジメント板2の冷却対象1に対向する面に平行な任意の断面における径を意味している。ただし、本発明においてインピンジメント孔の断面形状が円形に限定されると解釈してはならない。
図3に図示されているように、インピンジメント孔3の形状によってCd値(流量係数)が変化する。インピンジメント孔3の径の最大値Dが同一である場合には、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するようなインピンジメント孔3a(図3(a))が最もCd値が大きく、断面積が入口から出口に向けて連続的に増大するようなインピンジメント孔3d(図3(d))が最もCd値が小さくなる。断面積が入口から出口にわたって一定であるようなインピンジメント孔3(3b、3c)(図3(b)、(c))は、Cd値が中間的な値になる。
噴流流速も、Cd値の変化に応じて変化する。Cd値が最も高い図3(a)のインピンジメント孔3aでは噴流流速が最も高くなり、Cd値が最も小さい図3(d)のインピンジメント孔3dでは噴流流速が最も低くなる。図3(b)、(c)のインピンジメント孔3b、3cでは、中間の噴流流速が得られる。噴流流速が変化すると、冷却対象1から冷却媒体への熱伝達率が変化し、冷却効率も変化する。
ここで、断面積が入口から出口にわたって一定である場合でも、インピンジメント板2の板厚tとインピンジメント孔3の径Dの比t/DによってCd値及び噴流流速を調節可能である。図4は、比t/DとCd値の関係を概念的に示すグラフである。Cd値は、比t/Dが特定値t/Dmaxをとるときに最大値をとる。比t/Dが特定値t/Dmaxより小さい領域では、比t/Dの増加と共にCd値が増加し、比t/Dが特定値t/Dmaxより大きい領域では、比t/Dの増加と共にCd値が減少する。図3は、比t/Dが特定値t/Dmaxより小さい領域にあるとして提示されており、この場合、比t/Dが大きいインピンジメント孔3b(図3(b))ではCd値が相対的に大きくなり、比t/Dが小さいインピンジメント孔3c(図3(c))ではCd値が相対的に小さくなる。なお、比t/Dが特定値t/Dmaxより大きい領域でCd値を制御してもよい。ただし、この領域でCd値を制御するためには、インピンジメント板2の板厚を大きくする必要が生じ、これは、実際の設計上は好ましくない。
以上に議論されているように、インピンジメント孔3の形状によってインピンジメント冷却の冷却効率が変化する。これは、インピンジメント孔3の形状を設計パラメータの一つとして採用することで、インピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができることを意味している。
ここで、Cd値が大きくなる形状のインピンジメント孔3(例えば、インピンジメント孔3a)は、噴流流速を増大させ冷却媒体への熱伝達率を増大させることができるので、インピンジメント冷却構造の設計において冷却対象1の熱負荷が大きい位置に採用することが好ましい。逆に、Cd値が小さくなる形状のインピンジメント孔3(例えば、インピンジメント孔3d)は、冷却対象1の熱負荷が小さい位置に採用することが好ましい。このようなインピンジメント冷却構造の設計は、冷却対象1の各位置の熱負荷をシミュレーションその他の方法で算出し、当該位置の近傍に設けられるインピンジメント孔3の形状を熱負荷に応じて決定することで実現できる。
一例として、冷却対象1の第1位置、第2位置、第3位置、第4位置の熱負荷が、それぞれ、C、C、C、Cであり、且つ、C>C>C>Cとする。このような場合、第1位置の近傍に図3(a)のインピンジメント孔3a、第2位置の近傍に図3(b)のインピンジメント孔3b、第3位置の近傍に図3(c)のインピンジメント孔3c、第4位置の近傍に図3(d)のインピンジメント孔3dを設けることが好ましい。
特に、インピンジメント板2の少なくとも一のインピンジメント孔3として、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔3aを採用することが設計の自由度を向上させるために有効であることに留意されたい。このような形状のインピンジメント孔3aは、噴流流速を増大させ、熱伝達率、即ち、冷却効率を増大させる作用を持つ。このような形状のインピンジメント孔3aを採用することでインピンジメント孔3の必要最小数が少なくなり、インピンジメント孔3の必要最小径が小さくなる。このように、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔3aを採用することでインピンジメント冷却構造の設計の自由度を向上させることができる。全てのインピンジメント孔3として断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔3aを採用しても、設計の自由度を向上させる効果が得られることに留意されたい。
図5乃至図7は、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔3aのバリエーションを示している。図5に示されているように、インピンジメント板2の断面におけるインピンジメント孔3aの側壁11の形状が直線であってもよい。この場合には、インピンジメント孔3aの入口から出口に向けての断面積の変化dS/dxは一定である。ここで、Sは、インピンジメント孔3のインピンジメント板2の冷却対象1に対向する面2aに平行な断面における断面積であり、xは、面2aに垂直な方向における位置である。ここで「連続的」とは、断面積Sがxの関数であるとしたときに、入口から出口の間のxの区間において断面積Sが連続であることを意味している。
図6に示されているように、インピンジメント板2の断面におけるインピンジメント孔3aの側壁11の形状が曲線であってもよい。このとき、側壁11は、インピンジメント孔3aの入口と出口を結ぶ円錐面12に対して内側に凸であることが好ましい。このような形状では、インピンジメント孔3aの入口から出口に向けての断面積の変化dS/dxの絶対値は、出口に近い程小さくなる。図6に示された形状では、噴流流速が一層に加速されるため、熱伝達率、即ち、冷却効率を増大させる作用を持つ。
図7に図示されているように、インピンジメント板2の断面におけるインピンジメント孔3aの側壁11の形状が折れ線形状になっていてもよい。図7では、側壁11の部分11a、11bが稜線13で接続されている一方で、部分11a、11bそれぞれの形状は直線になっている。このようなインピンジメント孔3aの形状でも、図6の形状よりも程度は劣るものの、噴流流速が加速される効果が得られる。加えて、図7の形状では、図6と比較して作製が容易であるという利点がある。
図8は、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔の更に他のバリエーションを示す図である。図8のインピンジメント冷却構造においても、冷却対象21に対向してインピンジメント板22が設けられ、そのインピンジメント板22にインピンジメント孔23が設けられている。図8のインピンジメント冷却構造においては、図6の構造と同様に、インピンジメント孔23の側壁41は、インピンジメント孔23の入口と出口を結ぶ円錐面に対して内側に凸になっている。
図8の構造では、インピンジメント孔23の出口(図8では符号23aが付されている)は平面24aの上にあり、入口は平面24bの上にある。ここで、図8のインピンジメント板22の冷却対象21に対向する面22aは湾曲しており、面22aは、2つの出口23aの間において、当該出口23aよりも冷却対象21よりも離れている。面22aと平面24aで囲まれる空間25は、クロスフローの低減に寄与する。冷却対象21に噴射された冷却媒体は、冷却対象21に衝突した後、空間25に導入される。これにより、各出口23aの近傍におけるクロスフローを低減させることができる。
上述のインピンジメント冷却構造は、例えば、ガスタービン静翼、ガスタービン静翼を支持する分割環(シュラウド、リングセグメント等とも呼ばれる)、燃焼器のライナー(内筒や尾筒)に適用可能である。以下、インピンジメント冷却構造の適用例の一例を説明する。
図9は、上述のインピンジメント冷却構造を採用するガスタービン静翼30の構造を示す断面図である。
ガスタービン静翼30は、翼壁31を備えている。翼壁31の内部の空間は、3つに分割されており、そのそれぞれに、インサート32、33、34が挿入されている。インサート32、33、34には、それぞれ、インピンジメント孔35、36、37が設けられており、翼壁31は、インピンジメント孔35、36、37を用いたインピンジメント冷却によって冷却される。詳細には、インサート32の内部に冷却空気が供給され、その冷却空気が、インピンジメント孔35から翼壁31の内面に噴射される。これにより、翼壁31が冷却される。インピンジメント孔35から噴射された冷却空気は、冷却孔38から翼壁31の外側に流出され、翼壁31の外面のフィルム冷却に使用される。インサート33、34に設けられたインピンジメント孔36、37も同様にインピンジメント冷却に使用される。
インピンジメント孔35、36、37の形状は、ガスタービン静翼30の各位置における熱負荷に応じて決められている。例えば、熱負荷が高いガスタービン静翼30の前縁の近傍では、断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状(図3(a))のインピンジメント孔35aがインピンジメント冷却に使用される。他の位置では、例えば、断面積が入口から出口に向けて一定である形状のインピンジメント孔が使用される。ガスタービン静翼30の前縁の近傍では、インピンジメント冷却構造の設計の自由度が低く、このような位置に断面積が入口から出口に向けて連続的に減少するような形状のインピンジメント孔35aを設けることは、設計の自由度を向上するために有効である。
1:冷却対象
2:インピンジメント板
2a:面
3、3a、3b、3c、3d:インピンジメント孔
11:側壁
11a、11b:部分
12:円錐面
13:稜線
21:冷却対象
22:インピンジメント板
22a:面
23:インピンジメント孔
24a、24b:平面
25:空間
41:側壁
30:ガスタービン静翼
31:翼壁
32、33、34:インサート
35、35a、36、37:インピンジメント孔
101:冷却対象
102:インピンジメント板
103:インピンジメント孔

Claims (16)

  1. 冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1インピンジメント孔を備える部材を具備し、
    前記第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有する
    インピンジメント冷却構造。
  2. 請求項1に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記部材が、更に、前記冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第2インピンジメント孔を備えており、
    前記第2インピンジメント孔は、前記第1インピンジメント孔と形状が異なる
    インピンジメント冷却構造。
  3. 請求項2に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記第2インピンジメント孔は、前記入口から前記出口にかけて断面積が一定の形状を有する
    インピンジメント冷却構造。
  4. 請求項3に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記冷却対象の第1位置の熱負荷が前記冷却対象の第2位置の熱負荷よりも高く、
    前記第1インピンジメント孔が、前記第1位置の近傍に位置し、
    前記第2インピンジメント孔が、前記第2位置の近傍に位置する
    インピンジメント冷却構造。
  5. 請求項2に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記部材が、更に、前記冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第3インピンジメント孔を備えており、
    前記第3インピンジメント孔は、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有し、
    前記部材の前記第2インピンジメント孔を有する部分の厚さの前記第2インピンジメント孔の孔径に対する比は、前記部材の前記第3インピンジメント孔を有する部分の厚さの前記第3インピンジメント孔の孔径に対する比と異なっている
    インピンジメント冷却構造。
  6. 請求項2に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記第2インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に増大するような形状を有する
    インピンジメント冷却構造。
  7. 請求項6に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記冷却対象の第1位置の熱負荷が前記冷却対象の第2位置の熱負荷よりも高く、
    前記第1インピンジメント孔が、前記第1位置の近傍に位置し、
    前記第2インピンジメント孔が、前記第2位置の近傍に位置し、
    インピンジメント冷却構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記第1インピンジメント孔は、その側壁が、前記第1インピンジメント孔の入口と出口を結ぶ円錐面に対して内側に凸であるような形状を有している
    インピンジメント冷却構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記部材は、更に、前記冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第4インピンジメント孔を具備し、
    前記第4インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有し、
    前記部材の前記冷却対象に対向する面は、前記第1インピンジメント孔と前記第4インピンジメント孔の間の位置において、前記第1インピンジメント孔及び前記第4インピンジメント孔の出口よりも前記冷却対象から離れている
    インピンジメント冷却構造。
  10. 冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1及び第2インピンジメント孔を備える部材を具備し、
    前記第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が一定の形状を有し、
    前記第2インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に増大するような形状を有する
    インピンジメント冷却構造。
  11. 請求項10に記載のインピンジメント冷却構造であって、
    前記冷却対象の第1位置の熱負荷が前記冷却対象の第2位置の熱負荷よりも高く、
    前記第1インピンジメント孔は、前記第1位置の近傍に位置し、
    前記第2インピンジメント孔は、前記第2位置の近傍に位置する
    インピンジメント冷却構造。
  12. 冷却媒体を冷却対象に向けて吹き付ける第1及び第2インピンジメント孔を備える部材を具備し、
    前記第1及び第2インピンジメント孔は、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有し、
    前記部材の前記第1インピンジメント孔を有する部分の厚さの前記第1インピンジメント孔の孔径に対する比は、前記部材の前記第2インピンジメント孔を有する部分の厚さの前記第2インピンジメント孔の孔径に対する比と異なっている
    インピンジメント冷却構造。
  13. 翼壁と、
    前記翼壁の内部空間に挿入されたインサート
    とを具備し、
    前記インサートには、冷却媒体を前記翼壁の内面に向けて吹き付ける第1インピンジメント孔が設けられ、
    前記第1インピンジメント孔は、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有する
    ガスタービン静翼。
  14. 請求項13に記載のガスタービン静翼であって、
    前記インサートが、更に、前記冷却媒体を前記翼壁の内面に向けて吹き付ける第2インピンジメント孔を備えており、
    前記第2インピンジメント孔は、前記第1インピンジメント孔と形状が異なる
    ガスタービン静翼。
  15. 複数のインピンジメント孔を有する部材を備えるインピンジメント冷却構造の設計方法であって、
    冷却対象の前記複数のインピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷を算出するステップと、
    前記熱負荷に応じて、前記複数のインピンジメント孔の形状を決定するステップ
    とを具備し、
    前記複数のインピンジメント孔のうちの第1インピンジメント孔が、入口から出口に向かって、断面積が連続的に減少するような形状を有する
    インピンジメント冷却構造の設計方法。
  16. 請求項15に記載の設計方法であって、
    前記複数のインピンジメント孔のうちの第2インピンジメント孔は、入口から出口にかけて断面積が一定の形状を有し、
    前記第1インピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷は、前記第2インピンジメント孔の近傍の位置の熱負荷よりも高い
    インピンジメント冷却構造の設計方法。
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