JP2012201885A - ワークの乗せ換え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】めっき処理を終わってサブコンベアに乗せ換えられたときの治具に装着されたワークの順番が、最初に治具に装着したときのワークの順番と異なることがない単純な構成のワークの乗せ換え装置を提供する。
【解決手段】2個のフック2、2を備える多数のハンガー3、3を間歇的に循環移送してめっき処理するめっき処理ライン1と、多数のフック5、5を間歇的に循環移送する単列のサブコンベア4との上方間にレール6を設け、該レール6上に往復動するワークの乗せ換え装置本体7を支承させ、該ワークの乗せ換え装置本体7の昇降枠9に前後方向に移動する第1の搬送機16と左右方向に移動する第2の搬送機23とを設け、第1の搬送機16及び第2の搬送機23の下方に治具受け20、20及び27、27を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、めっき処理ラインとワークの供給取出を行うサブコンベアとの間でワークを乗せ換えるワークの乗せ換え装置に関するものである。
めっき装置では、ワークを治具に着脱してワークの供給、取出を行うためのサブコンベアを設け、めっき処理前のワークが装着された治具をサブコンベアからめっき処理ラインに乗せ換え、めっき処理済みのワークが装着された治具をめっき処理ラインからサブコンベアに乗せ換えるように構成されることがよくある。ところが、サブコンベアはワークを治具に着脱する際の作業性の点からほとんどが単列であり、めっき処理ラインは同時に2個ずつの治具が処理できるように2列にされていることが多く、2個ずつの治具を単純に乗せ換えると、処理を終わってサブコンベアに載せかえられたときの治具に装着されたワークの順番が、最初に装着したときの順番と異なってしまうことになる。
このように最初にサブコンベアの治具にセットしたときとめっき処理後にサブコンベアに治具が取り出されたときとでワークの順番が異なってしまうと先入先出ができず、同種のワークを連続的に処理する場合には問題とならないが、多品種を混合して処理する場合には大きな障害となっていた。こうした問題を解決し、サブコンベアにセットしたときと、めっき処理後にワークをめっき処理ラインからサブコンベアへ乗せ換えたときとでワークの順番が異なることがないようにした、例えば特許文献1に示されるようなワークの乗り換え装置が実用化されている。なお、この特許文献には治具を単純に乗せ換えた場合にワークの順番がどのように異なってしまうかについて詳細に説明されている。
特公平6−86249号公報
以上述べたように、サブコンベアとめっき処理ラインとの間で2個ずつの治具を単純に乗せ換えると、めっき処理を終わってサブコンベアに乗せ換えられたときの治具に装着されたワークの順番が、最初に治具に装着したときのワークの順番と異なってしまうという問題があった。そのため、例えば特許文献1に示されるような、第2移送装置であるサブコンベアから走行台車に設けられたアームに支持される移送ハンガーにより治具を2個同時に取出し、アームを90度回転させることで単列から複列に変換して第1移送装置であるめっき処理ラインに乗せかえるようにしたワークの乗り換え装置が実用化されている。ところが、アームを回転させるためにモータやカムを使用しているため調整に手間を要するという問題があり、運転中に回転角やカムの調整が狂うと乗せ換えができないだけでなくワークの乗り換え装置がサブコンベアあるいはめっき処理ラインと衝突し、装置の損傷を招くことがあるという問題があった。
本発明は上記の問題点を解決しようとするものであり、めっき処理を終わってサブコンベアに乗せ換えられたときの治具に装着されたワークの順番が、最初に治具に装着したときのワークの順番と異なることがなく、カムによる回転機構を使用せずに機構を単純にすることにより複雑且つ精密な調整を必要としない、ワークの乗せ換え装置を実現することを目的とするものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために、治具を吊り下げる2列のフックを間歇的に循環移送してめっき処理するめっき処理ラインと、このフックの移送方向と逆方向に治具を間歇的に循環移送する単列のサブコンベアとの上方間にレールを設け、該レール上に往復動するワークの乗せ換え装置本体を支承させ、ワークの乗せ換え装置本体にフックの移送方向と平行する方向に移動する第1の搬送機と、第1の搬送機と直交する方向に移動する第2の搬送機と、第1の搬送機及び第2の搬送機を同時に上下動させる昇降機構とを設け、第1の搬送機及び第2の搬送機の下方に治具を保持する治具受けを設け、ワークの乗せ換え装置本体がサブコンベア側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と平行する方向に並んだ状態になり、ワークの乗せ換え装置本体がめっき処理ライン側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と直交する方向に並んだ状態になるように第1の搬送機及び第2の搬送機を移動させる移動手段を設けたものである。
上記の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、ワークの乗せ換え装置本体がサブコンベア側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と平行する方向に並んだ状態になり、サブコンベア上の前後2個の治具が1組として吊り上げあるいは吊り下ろしされる。また、めっき処理ライン側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と直交する方向に並んだ状態になり、めっき処理装置の2列のフックに吊り下げられている2個の治具が1組として吊り上げあるいは吊り下ろしされる。このように治具は常に2個1組で乗せ換えられ、サブコンベア上で2個1組の前側であった治具はめっき処理ラインに乗せ換えられてめっき処理後にめっき処理ラインからサブコンベアに乗せ換えられたときにも2個1組の前側となる。
以上述べたたように、本発明ワークの乗せ換え装置では、治具が常に2個1組で乗せ換えられ、サブコンベア上で2個1組の前側であった治具はめっき処理ラインに乗せ換えられてめっき処理後にめっき処理ラインからサブコンベアに乗せ換えられたときにも2個1組の前側となる。したがって、めっき処理を終わってサブコンベアに乗せ換えられたときの治具に装着されたワークの順番が、最初に治具に装着したときのワークの順番と異なることはない。また、ワークの乗せ換え装置本体、第1の搬送機、第2の搬送機、昇降機構はいずれも直線的な動作をするものであり、単純な機構で構成することができるので複雑で精密な調整を必要とせず、また、経年変化による調整のずれ等によって故障や事故が起きることがない利点がある。
本発明のワークの乗せ換え装置が設置される部分を示す正面図である。 めっき装置全体の配置を示す配置図である。 本発明のワークの乗せ換え装置本体を一部切り欠いて示す正面図である。 本発明のワークの乗せ換え装置本体の左側面図である。 図3のA−A部における横断面図である。 第2の搬送機を移動させたときの図3のA−A部における横断面図である。 ワークの乗せ換え装置本体がサブコンベア側にあるときの要部の正面図である。 第1の搬送機を移動させたときの図3のA−A部における横断面図である。 ワークの乗せ換え装置本体がめっき処理ライン側にあるときの要部の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図において1はめっき処理ラインであって、治具Rを吊り下げるフック2、2を各2個備えた多数のハンガー3、3を矢印方向に間歇的に移動させてワークWが装着された治具Rを循環移送し、ワークWをめっき処理するものである。4は単列のサブコンベアであって、多数のフック5、5を備え、フック5、5に治具Rを吊り下げて矢印方向に間歇的に移動させて治具Rを循環移送するものであり、治具RにワークWを着脱する作業エリアが設けられている。サブコンベア4はめっき処理ライン1のロード、アンロード位置においてめっき処理ライン1と平行に配置されており、サブコンベア4におけるフック5、5の移送方向は矢印で示すようにめっき処理ライン1と並行する部分においてハンガー3の移送方向と逆になっている。
めっき処理ライン1とサブコンベア4の間にはハンガー3、3及びフック5、5の進行方向と直交する方向にレール6が設けられている。本発明のワークの乗せ換え装置本体7はその走行台車8がレール6によって支承されており、めっき処理ライン1側とサブコンベア4側との間を左右に移動する。走行台車8の下部には昇降枠9が昇降動自在に設けられており、該昇降枠9の下部左端側には第1の搬送機支持枠10が取り付けられ、第1の搬送機支持枠10の下部後退端側には第2の搬送機支持枠11が取り付けられている。図中12は走行台車8の車輪を回転させて走行台車8を左右に移動させる走行モータ、13は昇降枠9を上下動させる昇降モータであって、それぞれ走行台車8に取り付けられている。
第1の搬送機支持枠10には前後方向の直動ガイド14、14が取り付けられ、直動ガイド14、14と平行にラック15が取り付けられている。第1の搬送機16は直動ガイド14、14に支承されており、第1の搬送機16にはラック15と噛み合う歯車17が設けられている。18は歯車17を駆動するモータであり、モータ18によって歯車17が回転させられると第1の搬送機16が前後に移動することになる。また、第1の搬送機16には下部が左方に延長されたL字状のアーム19、19が設けられており、該アーム19、19の下部先端には治具受け20、20が取り付けられている。治具Rは上端の治具バーRbの部分を吊り上げられ移送されるので、治具受け20、20は治具バーRbを保持するものである。
第2の搬送機支持枠11には左右方向の直動ガイド21、21が取り付けられ、直動ガイド21、21と平行にラック22が取り付けられている。第2の搬送機23は直動ガイド21、21に支承されており、第2の搬送機23にはラック22と噛み合う歯車24が設けられている。25は歯車24を駆動するモータであり、モータ25によって歯車24が回転させられると第2の搬送機23が左右に移動することになる。また、第2の搬送機23には下部が左方に延長されたL字状のアーム26、26が設けられており、該アーム26、26の下部先端には治具受け27、27が取り付けられている。
したがって、第1の搬送機16が前進端側にある状態で第2の搬送機23を左端側に移動させれば、図6に示すように治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並ぶことになり、第2の搬送機23が右端側にある状態で第1の搬送機16を後退端側に移動させれば、図8に示すように治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並ぶことになる。ここにおいて、治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並んだときはその間隔がサブコンベア4のフック5、5のピッチと同一になり、治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだときはその間隔がハンガー3の2個のフック2、2の間隔と同一になるように第1の搬送機16及び第2の搬送機23の移動範囲が設定されている。
走行モータ12により走行台車8を移動させれば、ワークの乗せ換え装置本体7が移動し、治具受け20、20と治具受け27、27もともに移動するので、治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並んだ状態でワークの乗せ換え装置本体7が左方向に移動したときは治具受け20、20及び治具受け27、27がフック5、5の位置に、治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態でワークの乗せ換え装置本体7が右方向に移動したときは治具受け20、20及び治具受け27、27がそれぞれフック2、2の位置にそれぞれ位置するように走行台車8の移動範囲が設定されている。
また、昇降モータ13により昇降枠9を上下動させれば、治具受け20、20と治具受け27、27は揃って上下動するので、昇降枠9が下降したときは治具受け20、20及び治具受け27、27の上端がフック2、2及びフック5、5により支承される治具バーRb、Rbの下端より下方に位置し、昇降枠9が上昇したときは治具受け20、20及び治具受け27、27により吊り上げられる治具バーRb、Rbの下端がフック2、2及びフック5、5の上端より上方に位置するように昇降枠9の上下動の範囲が設定されている。
このように構成された本発明のワークの乗せ換え装置が設置されためっき装置でめっき処理を始める場合には、ワークの乗せ換え装置本体7をめっき処理ライン1とサブコンベア4の中間の待機位置におき、昇降枠9は下降した位置においておく。従来と同様にサブコンベア4の作業エリアでワークを治具に装着し、図2に示す矢印方向に治具を移送させる。最初にワークを装着した治具と2番目にワークを装着した治具がS1、S2の位置に来たとき、図6に示すように第1の搬送機16を前進端側、第2の搬送機23を左端側に順次移動させて治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並んだ状態とし、ワークの乗せ換え装置本体7を左側に移動させると図7に示すように治具受け20、20と治具受け27、27はそれぞれS2の位置にある治具バーRbとS1の位置にある治具バーRbの下方に位置することになる。
ここで昇降枠9を上昇させると、S1の位置にあった治具バーRbは第2の搬送機23の治具受け27、27により吊り上げられ、S2の位置にあった治具バーRbは第1の搬送機16の治具受け20、20により吊り上げられることになる。この治具バーRb、Rbが吊り上げられた状態を図4及び図7では(Rb)、(Rb)として示しており、治具バーRb、Rbの下端はフック5、5の上端より上方に位置するので、ワークの乗せ換え装置本体7を右方向に移動させても治具バーRb、Rbの移動がフック5、5により妨げられることはない。
ワークの乗せ換え装置本体7を右側に移動させ、治具バーRb、Rbがサブコンベア4から離れた後、図8に示すように第2の搬送機23を右端側、第1の搬送機16を後退端側に順次移動させて治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態とし、ワークの乗せ換え装置本体7を右側に移動させると図9に一点鎖線で示すように治具受け20、20及び治具受け27、27はそれぞれハンガー3の2個のフック2、2の上方に位置することになる。このとき、治具バーRb、Rbの下端はフック2、2の上端より上方に位置するので、治具バーRb、Rbの移動がフック2、2により妨げられることはない。
ここで昇降枠9を下降させると、治具受け20、20により吊り上げられていた治具バーRbはP2の位置のフック2に、治具受け27、27により吊り上げられていた治具バーRbはP1の位置のフック2にそれぞれ保持されることになる。このようにして、サブコンベア4上でS1の位置にあった治具バーRbはめっき処理ライン1のP1の位置に、サブコンベア4上でS2の位置にあった治具バーRbはめっき処理ライン1のP2の位置
にそれぞれ乗せ換えられ、ワークの乗せ換え装置本体7が待機位置まで移動して1回のサブコンベア4からめっき処理ライン1への治具の乗せ換えが終了することになる。その後タクトタイムの経過後めっき処理ライン1ではハンガー3、3の1ピッチ分の移送が行われ、サブコンベア4ではフック5の2ピッチ分の治具の移送が行われる。
以後同様に前後の2個を1組としてサブコンベア4上を移送されてくる治具Rは、前側の治具Rがハンガー3のサブコンベア4から遠い側のフック2、後側の治具Rが同じハンガー3のサブコンベア4に近い側のフック2にそれぞれ乗せ換えられ、2個1組としてめっき処理ライン1でめっき処理が行われる。めっき処理ライン1を一巡してめっき処理を終わった治具RがP1、P2の位置に来たとき、昇降枠9を下降した状態とし、治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態としてワークの乗せ換え装置本体7を右側へ移動させると図9に示すように治具受け20、20と治具受け27、27はそれぞれP2の位置にある治具バーRbとP1の位置にある治具バーRbの下方に位置することになる。
ここで昇降枠9を上昇させると、P1の位置にある治具バーRbは治具受け27、27に、P2の位置にある治具バーRbは治具受け20、20により吊り上げられるので、ワークの乗せ換え装置本体7を左側に移動させる。ワークの乗せ換え装置本体7を移動させて治具バーRb、Rbがめっき処理ライン1から離れた後、図6に示すように第1の搬送機16と第2の搬送機23をそれぞれ移動させて治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並んだ状態とし、ワークの乗せ換え装置本体7を左側に移動させると図7に一点鎖線で示すように治具受け20、20と治具受け27、27はそれぞれフック5、5の上方に位置することになる。
つぎに昇降枠9を下降させると、治具受け20、20により吊り上げられていた治具バーRbはS2の位置のフック2に、治具受け27、27により吊り上げられていた治具バーRbはS1の位置のフック2にそれぞれ保持されることになる。このようにして、めっき処理ライン1上でP1の位置にあった治具バーRbはサブコンベア4のS1の位置に、めっき処理ライン1上でP2の位置にあった治具バーRbはサブコンベア4のS2の位置にそれぞれ乗せ換えられ、ワークの乗せ換え装置本体7が待機位置まで移動して1回のめっき処理ライン1からサブコンベア4への治具Rの乗せ換えが終了することになる。したがって、めっき処理を終わってサブコンベア4に乗せ換えられた治具Rの順番は、めっき処理前にサブコンベア4を移送されたときの順番と同一となる。
以上の説明は最初にワークWを装着した治具Rと2番目にワークWを装着した治具Rがめっき処理を終わってサブコンベア4に乗せ換えられるまでの動作についてのものであるが、これ以後はめっき処理ライン1のめっき処理を終わって治具Rが取り外されたフック2、2にめっき処理前の治具Rを乗せ換え、継続してめっき処理が行われることになる。上記の説明では、1回のサブコンベア4からめっき処理ライン1への治具Rの乗せ換えが終了してタクトタイムが経過するとめっき処理ライン1でハンガー3、3の、サブコンベア4でフック5の移送が行われるとしているが、実際にはこの時点ではまずめっき処理ライン1でハンガー3、3の1ピッチ分の移送だけが行われる。
これにより、P1、P2の位置にはめっき処理を終わった次の2個の治具Rが来るので、めっき処理ライン1からサブコンベア4への治具Rの乗せ換えを行うと、この2個の治具Rは直前にサブコンベア4からめっき処理ライン1へ乗せ換えられて空きとなっているサブコンベア4のフック5、5に乗せ換えられる。その後サブコンベア4でフック5の2ピッチ分の治具Rの移送が行われると、S1、S2の位置にはめっき処理前の次の2個の治具Rが来ることになる。以後サブコンベア4からめっき処理ライン1への乗せ換え、めっき処理ライン1でのハンガー3、3の移送、めっき処理ライン1からサブコンベア4へ
の乗せ換え、サブコンベア4でのフック5の移送を繰り返し、サブコンベア4には装着したときと同じ順番でめっき処理を終わったワークWが取り出される。
サブコンベア4からめっき処理ライン1への乗せ換えを終わった待機状態で、ワークの乗せ換え装置本体7は昇降枠9が下降した状態、治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態となっているので、めっき処理ライン1からサブコンベア4への乗せ換えを行う際はそのまま右側に移動するだけでよく、また、めっき処理ライン1からサブコンベア4への乗せ換えを終わった待機状態でワークの乗せ換え装置本体7は昇降枠9が下降した状態、治具受け20、20と治具受け27、27が左端側で一線上に並んだ状態となっているので、サブコンベア4からめっき処理ライン1への乗せ換えを行う際はそのまま左側に移動するだけでよい。
以上説明したように、本発明ワークの乗せ換え装置では、走行台車8、昇降枠9、第1の搬送機16、第2の搬送機23等すべて直線的な動作をする単純な機構で構成されており、複雑な機構がないため調整不良による故障や事故が起こることがない利点がある。また、サブコンベア4からめっき処理ライン1への乗せ換えを終わった後めっき処理ライン1からサブコンベア4への乗せ換えを行うとき、めっき処理ライン1からサブコンベア4への乗せ換えを終わった後サブコンベア4からめっき処理ライン1への乗せ換えを行うときは、昇降枠9、第1の搬送機16、第2の搬送機23等を移動させる必要がない利点がある。
なお、前記の構成では第2の搬送機23はワークの乗せ換え装置本体7の後退端側に設けられており、ワークの乗せ換え装置本体7を右側へ移動させる際には治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態としているが、第2の搬送機23をワークの乗せ換え装置本体7の前進端側に設けることにより治具受け20、20と治具受け27、27を前進端側で一線上に並んだ状態とすることも可能である。そうした場合には、サブコンベア4からめっき処理ライン1へ治具を乗せ換えるときはサブコンベア4上でS1とS2の位置にあった治具バーRb、Rbがそれぞれはめっき処理ライン1のP2とP1の位置に乗せ換えられることになり、めっき処理ライン1からサブコンベア4へ治具を乗せ換えるときはめっき処理ライン1のP1とP2の位置にあった治具バーRb、Rbがそれぞれサブコンベア4のS2とS1の位置に乗せ換えられることになる。したがって、このようにワークの乗せ換え装置本体7を右側へ移動させる際に治具受け20、20と治具受け27、27が後退端側で一線上に並んだ状態としても、サブコンベア4に取り出されるワークの順番が装着したときと変わることはない。
また、前記の構成では第1の搬送機16及び第2の搬送機23がそれぞれ直動ガイド14及び21により支承され、ラック15及び22と歯車17及び24を噛み合わせて移動するようにしているが、これに限るものではなく、エアシリンダ、パンタグラフ機構等任意の構成とすることができることはいうまでもない。
1 めっき処理ライン
2 フック
3 ハンガー
4 サブコンベア
5 フック
6 レール
7 ワークの乗せ換え装置本体
8 走行台車
9 昇降枠
10 第1の搬送機支持枠
11 第2の搬送機支持枠
12 走行モータ
13 昇降モータ
14 直動ガイド
15 ラック
16 第1の搬送機
17 歯車
18 モータ
19 アーム
20 治具受け
21 直動ガイド
22 ラック
23 第2の搬送機
24 歯車
25 モータ
26 アーム
27 治具受け
R 治具
Rb 治具バー
W ワーク

Claims (1)

  1. 治具を吊り下げる2列のフックを間歇的に循環移送してめっき処理するめっき処理ラインと、このフックの移送方向と逆方向に治具を間歇的に循環移送する単列のサブコンベアとの上方間にレールを設け、該レール上に往復動するワークの乗せ換え装置本体を支承させ、ワークの乗せ換え装置本体にフックの移送方向と平行する方向に移動する第1の搬送機と、第1の搬送機と直交する方向に移動する第2の搬送機と、第1の搬送機及び第2の搬送機を同時に上下動させる昇降機構とを設け、第1の搬送機及び第2の搬送機の下方に治具を保持する治具受けを設け、ワークの乗せ換え装置本体がサブコンベア側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と平行する方向に並んだ状態になり、ワークの乗せ換え装置本体がめっき処理ライン側に移動するときは第1の搬送機と第2の搬送機の治具受けがフックの移送方向と直交する方向に並んだ状態になるように第1の搬送機及び第2の搬送機を移動させる移動手段を設けたことを特徴とするワークの乗せ換え装置。
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