JP2012201858A5 - - Google Patents

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JP2012201858A5
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即ち、本発明は親水性基含有ポリウレタン(a1)とビニル重合体(a2)とがポリシロキサン(a3)を介して結合した複合樹脂(A)、下記の条件にて測定した塗膜の25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)及び、水系媒体を含有する水性硬化性樹脂組成物であって、前記親水性基含有ポリウレタン(a1)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記親水性基含有ポリウレタン(a1)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されるものであり、かつ前記ビニル重合体(a2)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記ビニル重合体(a2)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されるものであり、かつ、前記複合樹脂(A)全体に対する前記ポリシロキサン(a3)由来の構造の質量割合が15〜55重量%の範囲であることを特徴とする水性硬化性樹脂組成物を提供する。
塗膜の25℃における伸度の測定条件
測定機器;(株)島津製作所製オートグラフAGS−1kNG
試験塗膜;10mm×70mm
チャック間距離;20mm
引っ張り速度;300mm/分
本発明に用いる水性硬化性樹脂組成物は、例えば、親水性基含有ポリウレタン(a1)とビニル重合体(a2)とがポリシロキサン(a3)を介して結合した複合樹脂(A)、25℃における伸度が100%以上の樹脂(D)、及び、水系媒体、必要に応じてその他の添加剤を含有するものであって、前記複合樹脂(A)全体に対する前記ポリシロキサン(a3)由来の構造の重量割合が15〜55重量%が好ましい。
また、前記水性硬化性樹脂組成物中のポリシロキサン(a3)由来の構造の重量割合が、複合樹脂(A)と25℃における伸度が100%以上の樹脂(D)の合計の5〜50重量%であることが好ましく、10〜40重量%がより好ましい。
また、25℃における伸度が100%以上の樹脂(D)は、前記複合(A)100重量部に対して10〜1000重量部含有していることが好ましく、35〜450重量部含有していることがより好ましい。
次に、本発明に用いる25℃における伸度が100%以上の樹脂(D)について説明する。
本発明の25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)は、25℃における伸度が100%以上であればよく、各種樹脂を使用することができる。樹脂種としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル変性ウレタン樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、石油樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができ、これらは1種を単独でまたは2種以上混合して使用することができる。
また、本発明の25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)は予め水性媒体中に溶解または分散した水性化物が好ましく、その際使用される水系媒体としては、水のみを使用してもよいし、水と水溶性溶剤の混合溶液を使用してもよい。水溶性溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルカルビトール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類、N−メチルピロリドン等の極性溶剤が挙げられ、これらの1種または2種以上の混合物が使用できる。
前記25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)の水性化物は、複合樹脂(A)との混合の際の急激な粘度上昇を抑制し、かつ、水性硬化性樹脂組成物の塗工のしやすさや乾燥性等を向上する観点から、20〜70質量%の不揮発分を有するものであることが好ましく、30〜60質量%の範囲であることがより好ましい。
また、本発明の25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)の水性化物は、必要に応じて乳化剤や分散安定剤を含んでいても良いが、塗膜の耐水性の低下を抑制する観点から、前記樹脂(D)の固形分に対して5質量%以下であることが好ましい。
次に、本発明で使用する水性複合樹脂組成物の製造方法について説明する。
本発明の水性複合樹脂組成物の製造方法は、主として、(i)複合樹脂(A)を製造する工程、(ii)該複合樹脂(A)を水系媒体中に分散する工程、(iii)25℃における伸度が100%以上である(D)を(i)または(ii)の工程後に添加する工程とからなる。
前記複合樹脂(A)を製造する工程、または、複合樹脂(A)を水性媒体中に分散する工程の後に、前記樹脂(D)を添加することで、本発明の水性硬化性樹脂組成物を得ることができる。


Claims (4)

  1. 親水性基含有ポリウレタン(a1)とビニル重合体(a2)とがポリシロキサン(a3)を介して結合した複合樹脂(A)、下記の条件にて測定した塗膜の25℃における伸度が100%以上である樹脂(D)及び、水系媒体を含有する水性硬化性樹脂組成物であって、前記親水性基含有ポリウレタン(a1)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記親水性基含有ポリウレタン(a1)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されるものであり、かつ前記ビニル重合体(a2)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記ビニル重合体(a2)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されるものであり、かつ、前記複合樹脂(A)全体に対する前記ポリシロキサン(a3)由来の構造の質量割合が15〜55重量%の範囲であることを特徴とする水性硬化性樹脂組成物。
    塗膜の25℃における伸度の測定条件
    測定機器;(株)島津製作所製オートグラフAGS−1kNG
    試験塗膜;10mm×70mm
    チャック間距離;20mm
    引っ張り速度;300mm/分
  2. 水性硬化性樹脂組成物中のポリシロキサンセグメント含有量が、前記複合樹脂(A)と前記樹脂(D)の合計の5〜50重量%である請求項1記載の水性硬化性樹脂組成物。
  3. 前記樹脂(D)が、アクリル構造を有する樹脂、ウレタン構造を有する樹脂からなる群から選ばれる1種以上の樹脂である請求項記載の水性硬化性樹脂組成物。
  4. 前記樹脂(D)が、ウレタン変性アクリル樹脂、アクリル変性ウレタン樹脂からなる群から選ばれる1種以上の樹脂である請求項記載の水性硬化性樹脂組成物。
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