JP2012201108A - 印璽及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短時間かつ低コストで得られ、任意のデザインを有する印璽と、その製造方法を提供する。
【解決手段】 3Dプリンタと称される、レリーフ状の凹凸を形成可能なプリンタを用い、金属粉末、無機化合物粉末、高分子材料粉末などと、結合材を含む混相物を、対象面に噴き付ける操作を、少なくとも1回行うことにより、混和物の膜を積層し、任意の形状を有する凹凸を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、使用者の要望に応じて、任意の形状の印璽を簡単に製造する方法と、それによって得られるに印璽に関するものである。
一般に印璽や印鑑は、例えば実印の場合のように、偽造により大きな損害が生じることが想定される場合は、手彫りのものが使用されるが、安価な市販品は、機械により篆刻されたり、金型を用いて成形されたりすることが多い。
一方で、玩具や趣味までに亘る多様な分野で、各種キャラクター、デザイン文字などを篆刻した印璽が製造販売されているが、製造コストの制限から、プラスチックの成形品が殆どであり、個人的な要望に即した任意のデザインの印璽を得るには、手彫りや数値制御工作機械などで制作するしかないのが実状である。
そして、印璽の製造方法を概観すると、様々な技術が開示されていて、例えば特許文献1には、装飾保持体を透明な筒体に挿入し、次いで筒体に合成樹脂を充填して硬化させる装飾印鑑の製造方法が開示されている。また、特許文献2には、表面にアルマイト処理が施されたアルミニウム合金製印鑑とその製造方法が開示されている。
しかしながら、これらの技術は、製造工程が複雑で、少量多品種の製品には必ずしも適したものではなく、前記のような個別の要望に対しては、やはり手彫りなどで対応せざるを得ない。このため、発注から出来上がりまでに、相当の時間もしくは日数を要することになる。
特開2005−288877号公報 特開2010−214937号公報
従って、本発明の課題は、短時間かつ低コストで得られ、任意のデザインを有する印璽と、その製造方法を提供することにある。
パーソナルコンピュータの普及に伴い、これに用いられる、言わばパーソナルプリンタとして、インクの微小な液滴を、ノズルから対象面に噴き出して印刷を行う方式のプリンタが登場して、今なお様々な技術開発がなされている。その中には、三次元プリンタ、即ち3Dプリンタと称されるプリンタもある。
これは、一様な厚さに成膜した粉末に結合材の液滴を噴き付け、当該部分を固化させたり、粉末と液状の結合材の混和物からなる液滴を噴きつけたりすることを繰り返すことで、前記混和物を積層し、レリーフのような立体的な印刷を可能とするものである。本発明者は、この技術を印璽の制作に応用することを検討した結果、本発明をなすに至ったものである。
即ち、本発明は、高分子材料粉末及び無機物粉末の少なくともいずれかと結合材からなる混和物を用いて、一定の形状に形成した膜を、積層してなることを特徴とする印璽である。
また、本発明は、一定の厚さに形成した、高分子材料粉末及び無機物粉末の少なくともいずれかを含む粉末からなる膜の、一定形状の領域に液状の結合材を噴き付けて、当該領域の前記粉末からなる膜を固化することにより固化膜を形成する工程と、さらに前記固化膜を含む範囲に、一定の厚さの前記粉末からなる膜を形成して、前記固化膜上の領域にのみ前記結合材を吹き付ける操作を、少なくとも1回行う工程を有することを特徴とする、前記の印璽の製造方法である。
また、本発明は、前記混和物を、一定かつ同一の領域に、一定の厚みに噴き付ける工程を少なくとも1回行う工程を有することを特徴とする、前記の印璽の製造方法である。
本発明に用いる3D印刷によれば、前記のように、種々の材料からなる微粉末と結合材を用いて、対象面に任意のデザインの凹凸を形成できる。例えば金属やセラミックの粉末であれば、適当な液状の接着剤との混和物を用いれば良く、高分子材料であれば、接着剤の他に、当該高分子材料を溶解する溶媒との混和物を用いることができる。
そして、硫酸カルシウム・1/2水和物、即ち半水セッコウであれば、適正な比率で水と混合分散させた状態で用いることにより、印刷後に水と反応して二水セッコウとなって硬化し、しかも粉末を結合材で固めたものと異なり、内部が一様な凹凸面が得られる。
また、高分子材料の粉末を、当該高分子材料を溶解する溶媒に分散した状態で用いた場合でも、印刷後に溶媒が蒸発すれば、高分子材料が一体化された凹凸面が得られる。この場合は、前記のセッコウよりも靭性や可撓性に優れている。なお、一般に高分子を溶解した分散系は、粘性が高くなり、噴き付けが困難になるので、揮発性が高く当該高分子を溶解しない溶媒を、粘性の調整のために加えても良い。
なお、本発明においては、3D印刷を用いるので、形成する凹凸面の形状は、コンピュータのソフトウエアを用いて、印刷に使用するデータを得ることができる。従って、ソフトウエアの使用方法にある程度習熟すれば、コンピュータを用いて作図を行うのと同様に、簡単に立体的な形状をデザイン可能である。
本発明に係る製造方法により得られた印璽の一例の表面を示す斜視図。
次に本発明の実施の形態について、具体的な例に基づいて説明する。
200メッシュの篩を通過し、325メッシュの篩で止まる粒度のポリメタクリル酸メチルの粉末を厚さが100μmとなるように成膜し、ベンゼンを所要の形状の領域に噴き付け、乾燥により溶媒を十分に除き、厚さが約60μmのポリメタクリル酸メチルからなる膜を得た。この操作を繰り返すことにより、凸部の高さが2mmの印璽を得た。図1は、このようにして得られた印璽の表面を示す斜視図である。ここでは『3D』という文字を転写可能な印璽の例を示した。
水アトマイズ法で得られ、粒経が4〜7μmとなるように調製したステンレス粉末の、100重量部と、エポキシ系の接着剤6重量部に、希釈剤として、メチルエチルケトンを、24重量部を加え、十分に混合攪拌して印刷に用いる混和物を得た。実施例1と同様の形状が得られるように、この混和物を対象面に噴き付け、メチルエチルケトンを蒸発により除き、ステンレス粉末をエポキシ系の接着剤で固めるという一連の操作を繰り返し、凸部の高さが2mmの印璽を得た。
100重量部の半水セッコウに、60重量部の水を加えて攪拌して得られたスラリーを実施例2と同様に対象面に噴き付ける操作を、凸部の高さが2mmになるまで繰り返し、乾燥。硬化させて印璽を得た。
以上に説明したように、本発明によれば、様々な材質で、しかも任意のデザインが可能な印璽を、簡単に得ることができる。その中でも、前記のセッコウのような一定の硬さと耐熱性を有する材質の印璽であれば、例えば封蝋を用いて手紙の封緘を行う際に用いる、シーリングスタンプのような、趣味性の高い用途に適用できる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。

Claims (3)

  1. 高分子材料粉末及び無機化合物粉末の少なくともいずれかと結合材からなる混相物を用いて、一定の形状に形成した膜を、積層してなることを特徴とする印璽。
  2. 一定の厚さに形成した、高分子材料粉末及び無機化合物粉末の少なくともいずれかを含む粉末からなる膜の、一定形状の領域に液状の結合材を吹き付けて、当該領域の前記粉末からなる膜を固化することにより固化膜を形成する工程と、さらに前記固化膜を含む範囲に、一定の厚さの前記粉末からなる膜を形成して、前記固化膜上の領域にのみ前記結合材を吹き付ける操作を、少なくとも1回行う工程を有することを特徴とする、請求項1に記載の印璽の製造方法。
  3. 前記混和物を、一定かつ同一の領域に、一定の厚みに吹き付ける工程を少なくとも1回行う工程を有することを特徴とする、請求項1に記載の印璽の製造方法。
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